JP6689530B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地図表示機能を有する電子装置に関し、特に、道路地図上に建造物等のランドマークを3次元表示または立体表示する技術に関する。
ナビゲーション装置は、道路地図を2次元表示または3次元表示することが可能であり、建造物等のランドマークを3次元表示することで、臨場感やリアル感を与えることができる。通常、道路地図の3次元表示は、狭域エリアを表示するときに実施される。
3次元表示に関する技術として、例えば、特許文献1は、建造物の外形、電話番号入力、名称(50音入力)により目的地点の建造物を検索し、検索した建造物を立体表示する案内装置を開示している。特許文献2は、立体的に表示された建物の特定の階数を識別可能なナビゲーション装置を開示している。特許文献3は、設定された高さ係数に基づいて地図上に表示する建造物の高さを決定して建造物の立体表示を行う表示装置を開示している。
特開平11−030952号公報 特開平11−065428号公報 特開2003−150045号公報
3次元表示するための建造物データは、実際の建造物の寸法に基づき作成され、建造物を3次元表示するとき、建造物データは、画面のスケールに応じた縮尺で表示される。例えば、図14(A)に示すような高層建造物であるランドマークKであれば、実際のランドマークKの寸法に基づきランドマークKの画像データが作成され、この画像データが、表示画面のスケールに応じた縮尺で表示される。通常、ナビゲーション装置は、表示画面のスケールに応じて、建造物を2次元表示または3次元表示に自動的に切替えることが可能であり、例えば、図14(B)に示すように、表示画面2のスケールが200mであるとき、すなわち比較的広域エリアを表示するとき、ランドマークKは3次元表示ではなく、ランドマークKの位置を線図で表した2次元表示となる。図14(C)に示すように、表示画面2のスケールが100m程度の狭域スケールになると、ランドマークKが3次元で表示される。しかしながら、表示画面2によって表示される範囲に対してランドマークKの高さが非常に大きいと、ランドマークJ1の部分までしか表示されず、ランドマークKの全景が表示画面2内に納まらなくなる。さらに図14(D)に示すように、表示画面2がさらに狭域スケールの50mになると、ランドマークKのJ2部分しか表示できなくなる。このように、ランドマークが3次元表示可能であっても、その全体が表示されないと、結局のところ、ユーザーは、ランドマークKが何であるのかを認識することができない。他方、ランドマークKの全体を表示させるためには、表示画面のスケールを手動で調整する等の作業が必要となり、利便性が十分とは言えなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、従来と比較して3次元表示される建造物の認識が容易となる電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、道路地図データに基づき道路地図を3次元表示可能な表示手段と、前記道路地図上に建造物を3次元表示する際に、建造物の全体が表示画面内に表示可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により表示可能でないと判定された場合、前記建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する変更手段とを有し、前記表示手段は、高さ方向の縮尺比率が変更された建造物データに基づき当該建造物を3次元表示する。
好ましくは前記変更手段は、前記建造物の高さが上に行くほど、建造物データの高さ方向の圧縮率を大きくする。好ましくは前記変更手段は、前記建造物の高さを複数に分割し、建造物データの高さ方向の圧縮率を前記複数の分割に応じて段階的に大きくする。好ましくは前記変更手段は、前記建造物の低層部分から一定の高さの範囲まで圧縮しない。好ましくは前記判定手段はさらに、前記変更手段により縮尺比率が変更された建造物の全体が前記表示画面内に表示可能か否かを判定し、表示可能でないと判定された場合、前記変更手段は、前記建造物データの高さ方向の全体の圧縮率が前回よりも大きくなるように前記建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する。好ましくは前記判定手段はさらに、前記変更手段により縮尺比率が変更された建造物の全体が前記表示画面内に表示可能か否かを判定し、表示可能でないと判定された場合、前記表示手段は、表示画面の表示範囲が広くなるように表示画面のスケールを変更する。
本発明によれば、3次元表示される建造物の全体が表示画面に表示可能か否かを判定し、表示可能でない場合には、建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更して建造物を3次元表示するようにしたので、建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更しない場合と比較して、3次元表示される建造物の全体を表示される可能性が高くなり、建造物の認識が容易になる。また、好ましい態様では、縮尺比率の変更は、建造物の高さが上に向かうほど圧縮率を大きくすることで、建造物の低層部分の縮尺は、近隣の他の建物や道路の縮尺との差が大きくならず、違和感を生じさせない。さらには、縮尺比率を変更しても建造物が表示画面内に納まらない場合には、表示画面のスケールを自動的に変更することで建造物の3次元表示が可能になり、利便性を図ることができる。
本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。 他の配信サイトから情報を取得する例を示す図である。 本発明の実施例に係るランドマーク情報を説明する図である。 図4(A)は、ランドマークの2次元表示の例、図4(B)は、ランドマークの3次元表示の例である。 他のランドマークの3次元表示の例である。 本発明の実施例に係る表示制御プログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施例に係るはみ出し判定部の具体的な判定方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る縮尺比率決定部の具体的な例を説明する図である。 本発明の実施例に係る表示制御プログラムの動作を示すフロー図である。 本発明の実施例によりランドマークが3次元表示されたときの効果を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る表示制御プログラムの機能的な構成を示す図である。 第2の実施例おける表示画面スケール変更部の動作を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る表示制御プログラムの動作を示すフロー図である。 従来のナビゲーション装置におけるランドマークの3次元表示の課題を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る電子装置は、自動車等の移動体上に固定的に搭載される車載装置や、車内に持ち込む携帯型端末等であることができる。本発明の電子装置は、コンピュータ装置であり、好ましくはナビゲーション機能、地図表示機能等を搭載するが、これ以外の機能、例えばオーディオ・ビデオデータを再生する機能、テレビ・ラジオ放送を受信する機能、アプリケーションソフトウエアを実行する機能などを統合的に備えるものであってもよい。さらに本発明の電子装置は、それ自身がナビゲーション機能を実行するための道路地図データを記憶装置に蓄積するものであってもよいし、無線等のデータ通信手段を介してインターネット上の配信サイトもしくは配信サーバーなどから必要な道路地図データを取得するものであってもよい。
図1は、本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。車載装置10は、例えば、入力部100、位置情報算出部110、ナビゲーション部120、表示部130、音声出力部140、通信部150、記憶部160、制御部170を含んで構成される。
入力部100は、入力キーデバイス、音声入力認識装置、タッチパネルなどにより、ユーザーからの指示を受け取り、これを制御部170へ提供する。位置情報算出部110は、GPS衛星から送信されるGPS信号、ジャイロセンサ等のセンサからの出力に基づき自車の現在地を算出する。
ナビゲーション部120は、例えば、位置情報算出部110によって算出された現在地から目的地までの経路を探索し、探索された経路を案内する。ナビゲーション部120は、例えば記憶部160から読み出された地図データに基づき表示部130に道路地図を表示させる。ナビゲーション部120は、道路地図を2次元表示または3次元表示することが可能であり、例えば、表示部130の画面のスケールに応じて2次元表示または3次元表示を自動的に切替えたり、あるいはユーザーからの設定に応じて2次元表示または3次元表示を選択する。
表示部130は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、投射ディスプレイ等の表示装置を含み、例えば、ナビゲーション部120によって生成された道路地図の画像データを表示したり、ユーザー設定を行うための設定画面やメニュー画面を表示したりする。音声出力部140は、ナビゲーション部120によって算出された経路を案内する音声案内を出力したり、運転者に対して運転支援情報の音声案内を行ったりする。
通信部150は、種々の外部装置との間でデータの送受を可能にする。通信部150は、車載装置10自身が通信機能を内蔵するものであってもよいし、そのような通信機能を有する端末を車載装置10に接続するものであってもよい。通信部150は、例えば、図2に示すように、ネットワークNWを介して、位置情報配信サイト152にアクセスし、そこから自車位置情報を取得したり、地図データ配信サイト154にアクセスし、そこから必要な地図データを取得したり、道路交通情報配信サイト156にアクセスし、そこから道路交通情報に関する詳細な情報を取得することができる。
記憶部160は、制御部170が実行するアプリケーションソフトウエアやプログラム、ナビゲーション部120が必要とする地図データ等を記憶することができる。地図データは、交差点等を示すノードデータ、ノード間の道路を示すリンクデータを含むことができる。さらに、地図データは、高層ビル、タワー、施設等の建造物のランドマークを3次元表示するためのランドマーク情報を含む。
図3は、ランドマーク情報の詳細を説明する図である。個々のランドマーク情報は、識別(ID)によって管理され、1つのランドマーク情報は、ランドマークの名称、種別、屋形情報、画像データ、属性情報等を含む。屋形情報は、ランドマークの高さ、位置座標を含む。画像データは、ランドマークの2次元画像データ、3次元画像データを含み、これら画像データは、道路地図データのスケールに応じて用意される。例えば、道路地図データが、50m、100m、200m、500m…のスケール毎に用意されていれば、ランドマークの画像データもこれと同様に、50m、100m、200m、500m…のスケールで用意される。3次元画像データは、後述するように、ランドマークをある角度から見下ろしたときの画像データである。属性情報は、例えば、ランドマークを説明するための情報、住所、ランドマークに含まれる施設等の情報を含むことができる。
ナビゲーション部120は、ランドマークを表示するとき、図3に示す座標を参照し、道路地図データ上にランドマークの画像データを合成して表示させる。図4(A)は、ランドマークLMの2次元表示の例であり、この場合、ランドマークLMの2次元画像データは、屋形情報に含まれる座標に従い道路地図データ上に合成される。例えば、屋形座標が中心座標Xa、Xbを含むならば、2次元画像データは、中心座標に従い道路地図データ上に合成される。屋形座標がコーナーの座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)を含むならば、それに従い2次元画像データが合成されるようにしてもよい。これにより、表示画面132の2次元道路地図には、2次元のランドマークLMが表示される。図4(B)は、ランドマークLMの3次元表示の例である。2次元表示の場合と同様に、屋形情報に含まれる座標に従い、ランドマークLMの3次元画像データが道路地図データ上に合成される。これにより、表示画面132の3次元道路地図には、3次元のランドマークLMが表示される。
ここで、ランドマークの3次元画像の詳細について説明する。ランドマークの立体的な形状は、屋形情報、すなわち、X−Y平面の座標と高さ情報とから表される。このランドマークの3次元画像は、ランドマークを上方の視点から見下ろすような鳥瞰画像である。言い換えれば、3次元画像データは、ランドマークのX、Y座標と高さを、X−Y平面に対して任意の角度(θ)を有する視点位置から見下ろすように視点変換された画像である。3次元画像データは、例えば、そのような視点位置から見下ろしたランドマークを撮像したデータ、あるいはポリゴンデータであることができる。好ましくは、3次元画像データは、道路地図データのスケール毎に用意され、ランドマークのIDと関連付けされて記憶部160に格納される。また、鳥瞰図への視点変換方法は、例えば、特許文献2に記載されている方法や、その他の公知の技術を用いることができる。なお、図4(B)には、ランドマークを簡易な形状が例示されているが、実際には、図5に示すような、複雑な形状(タワー)のようなランドマークLMも表示される。
制御部170は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、車載装置10の各部の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。本実施例では、制御部170は、記憶部160に記憶されたランドマークを3次元表示するための表示制御プログラム200を実行する。表示制御プログラム200は、表示部130によって道路地図が表示されるとき、つまりナビゲーション部120が動作されるとき、実行される。ランドマーク情報を3次元表示する際に、ランドマークが表示画面からはみ出すか否かを判定し、はみ出すと判定した場合には、ランドマークの3次元画像データの高さ方向の縮尺比率を変更する。
図6は、本実施例に係る表示制御プログラム200の機能的な構成例を示す図である。表示制御プログラム200は、ランドマーク情報取得部210、はみ出し判定部220、縮尺比率決定部230、ランドマーク画像変更部240、ランドマーク画像描画部250を含む。
ランドマーク情報取得部210は、道路地図上に表示すべきランドマークが存在するとき、該当するランドマーク情報(図3)を取得する。はみ出し判定部220は、取得したランドマークを3次元表示するとしたならば、当該ランドマークが表示画面からはみ出すか否か、すなわちランドマークの全景が表示されるか否かを判定する。
図7は、はみ出し判定部220の判定方法を具体的に示す図である。図7(A)、(B)は、視点Iと3次元表示するランドマークLMの中心またはほぼ中心を通る平面(以下、A−A平面と呼ぶ)を、X−Z平面で表した図である。視点Iは、X−Y平面を角度θで見下ろす地点であり、地点P1は、視点IとX−Y平面との交点を示し、地点P2は、ランドマークLMの中心座標を示し、地点P3は、地点P1と対を成す視点座標Iから視認可能な限界地点を示し、地点P4は、視点IからX−Y平面におろした垂線との交点を示し、地点P5は、視点Iと地点P1とを結ぶ線分と地点P2を通る垂線との交点を示す。地点P1ないしP5の座標は、表示画面の道路地図を表示するスケールの関数であり、スケールが異なれば、各座標の大きさも変化する。但し、地点P1ないしP5の相互間の関係は変わらない。
地点P5のZ成分の値は、視点IからランドマークLMを見下ろした場合に表示可能な限界の高さを示している。すなわち、Zh<Hならば、3次元表示のランドマークLMの全体は、表示画面に納まりきらず、一部がはみ出すと判定される。Zh≧Hならば、ランドマークの全体が表示可能であり、表示画面からランドマークLMがはみ出さないと判定される。図7(A)は、Zh<Hの場合を示しており、図7(B)は、Zh≧Hの場合を示している。
地点P5のZ成分の求め方は、例えば、△I・P1・P4と△P5・P1・P2との相似関係から算出することができる。また、他の方法として、線分P2−P5=線分P1−P2×tanθのように、三角関数を用いて算出しても良い。さらには、A−A平面上での線分I−P1の一次関数式を算出し、線分P2−P5との交点を算出するようにしても良い。
縮尺比率決定部230は、はみ出し判定部220の判定結果に基づき、ランドマークが表示画面からはみ出さないと判定された場合には、ランドマークの3次元画像データの高さ方向の縮尺比率は一定であるが、はみ出すと判定された場合には、ランドマークの3次元画像データの高さ方向の縮尺比率を変更する。好ましくは、ランドマークの高さ方向において上層に行くに従い圧縮率を大きくする。さらに好ましくは、ランドマークの低層部分の縮尺比率を変更せず、それより上層の部分を圧縮する。あるいは他の方法として、ランドマークの高さ方向を複数に分割し、段階的に縮尺比率を変更、つまり、段階的に圧縮率を大きくする。
図8は、縮尺比率決定部230の好ましい一例を説明する図である。縮尺比率決定部230は、例えば、はみ出し判定部220によりランドマークが表示画面をはみ出すと判定された場合には、図8(A)に示すように、ランドマークLMを高さ方向に複数の区分に分割する。ここでは、上から順に区分1、区分2、区分3、区分4に分割している。縮尺比率決定部230は、各区分に応じて縮尺比率を変更し、高さが上になるほど、高さ方向の圧縮率が大きくなるようにする。ここでは、区分1の高さ方向の圧縮率を60%に、区分2の高さ方向の圧縮率を70%、区分3の高さ方向の圧縮率を80%、区分4の高さ方向の圧縮率を100%(つまり、縮尺率を変更しない)に決定している。その結果、ランドマーク全体として、高さ方向の圧縮率が77.5%となる。なお、ランドマークを区分する数、区分内の高さ方向の圧縮率は、適宜選択することができる。
一方、はみ出し判定部220によりランドマークがはみ出さないと判定された場合には、ランドマークの縮尺比率は変更されず、図8(A)に示すように、縮尺比率が100%のランドマークが表示される。
ランドマーク画像変更部240は、縮尺比率決定部230の決定に従い、ランドマークの3次元画像データを変更する。ランドマーク画像描画部250は、縮尺比率が変更されたランドマークが画像データ、または縮尺比率が変更されていないランドマークの画像データを道路地図データに合成し、表示部130に合成された画像データを描画させる。
次に、本実施例の車載装置における道路地図の表示動作について説明する。図9は、道路地図の表示動作を示すフローである。ナビゲーション部120が動作され、表示部130により例えば自車位置周辺の道路地図が表示される。ランドマーク情報取得部210は、道路地図上に描画すべきランドマーク情報を記憶部160から取得する(S100)。なお、表示部130の表示画面のスケールは、ランドマークを3次元で表示する狭域スケールにあるものとする。
はみ出し判定部220は、取得されたランドマーク情報に基づき、ランドマークを3次元表示したならば、ランドマークが表示画面からはみ出すか否かを、図7に示すような方法により判定する(S102)。はみ出すと判定された場合には、縮尺比率決定部230は、ランドマークの高さ方向の縮尺比率が異なるように縮尺比率を決定し(S104)、この決定に従いランドマーク画像変更部240は、ランドマークの画像データを変更する(S106)。一方、はみ出さないと判定された場合には、縮尺比率決定部230は、ランドマーク画像データの縮尺比率を変更しない(S108)。そして、ランドマーク画像描画部250は、道路地図データ上にランドマークの3次元画像データを描画する(S110)。
図10は、本実施例によるランドマークの3次元表示の効果を説明する図である。図10(A)は、縮尺比率が変更されていないランドマークLMを示している。図10(B)は、本実施例により、ランドマークLMの高さ方向の縮尺比率を変更し、図8に示すように高さ方向の圧縮率を段階的に変更したときのランドマークLMの表示例である。ランドマークLMの高さ方向の全体の圧縮率は77.5%であるが、ランドマークLMの低層部分の圧縮率が100%であり、つまり高さ方向に圧縮されていない。高層の建造物では、下層部分に特徴を有し、上層部分が直線的に単調な形状となることが多く、ユーザーの視線も建造物の下層部分にいき易くなる。また、ランドマークLMの低層部分は、周囲に存在する他の施設や建造物と同じ圧縮率で表示される。このため、ランドマークLMの圧縮表示による違和感が少なくなる。これに対し、10(C)は、ランドマークの全体の圧縮率を一定(例えば、圧縮率77.5%)にした従来の表示方法である。この場合、ランドマークの土台部分も明らかに小さくなり、違和感を生じさせてしまう。
なお、上記実施例では、はみ出し判定部220によりランドマークが表示画面からはみ出すと判定された場合に、ランドマーク画像の高さ方向の縮尺比率を変更する例を示したが、高さ方向の縮尺比率を変更されたランドマーク画像が表示画面からはみ出すか否かを再度判定し、それでも依然としてはみ出す場合には、さらにもう一度、ランドマーク画像の高さ方向の縮尺比率を変更し、全体としての圧縮率が、前回の圧縮率を上回るようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。上記実施例では、ランドマーク画像データの高さ方向の縮尺比率を変更することにより、表示画面内にランドマークの3次元画像を納めるものであるが、表示画面のスケールに対してランドマークの高さが大きいと、ランドマークの高さ方向を圧縮しても表示画面内に納まらない場合もある。第2の実施例では、縮尺比率を変更してもランドマークの3次元表示が表示画面内に納まらない場合には、表示画面の地図表示全体のスケールを変更することにより、表示画面内にランドマークの全体が3次元表示されるようにする。
図11は、第2の実施例に係る表示制御プログラム200Aの機能的な構成を示す図である。表示制御プログラム200Aは、図6で示した機能に加え、表示画面スケール変更部260を含む。はみ出し判定部220は、高さ方向の縮尺比率が変更されたランドマークの3次元表示が表示画面からはみ出すか否かを判定し、はみ出すと判定されたとき、表示画面スケール変更部260は、現在の表示画面のスケールを変更し、つまり現在よりも広域のエリアが表示できるようにスケールを変更し、高さ方向が圧縮されたランドマークの全体が表示画面内に表示できるようにする。例えば、図12(A)に示す狭域スケールにおいて、ランドマークLMの高さ方向を圧縮しても、ランドマークLMの先端部分が表示画面132からはみ出してしまう。そこで、図12(B)に示すように表示画面のスケールを広域に変更することで、ランドマークLMの全体が表示されるようにする。Pは、図12(A)のスケールのときの表示画面の表示範囲である。
表示画面のスケールの変更方法が、複数のスケールの中から1つのスケールを選択する仕様である場合、表示画面スケール変更部260は、予め決められた回数(例えば、1回だけスケールを変更する)だけスケールを変更するようにしてもよいし、スケール変更された後に、再度、はみ出し判定部220によりランドマークがはみ出すか否かを判定させ、はみ出すと判定された場合には、さらに表示画面のスケール変更をするようにしてもよい。好ましくは、表示画面のスケールの調整範囲は、10%程度である。これ以上のスケール変更は、道路地図の大きさの変化が大きく、ユーザーに大きな違和感を与えてしまう。
図13は、第2の実施例に係る表示制御プログラムの動作を示すフロー図である。同図において、ステップS100〜S108までの動作は、図9のフローと同じであるため、説明を省略する。ランドマーク画像が変更された後、はみ出し判定部220により、変更後のランドマークが表示画面からはみ出すか否かが判定される(S200)。はみ出さないと判定された場合には、表示画面のスケールを変更することなく、変更されたランドマーク画像が描画される(S204)。一方、はみ出すと判定された場合には、表示画面スケール変更部260は、現在の表示画面のスケールを広域スケール側に変更し(S202)、その後、変更されたランドマーク画像が描画される(S204)。なお、上記したように、表示画面のスケールを変更した後に、はみ出し判定部220により、スケールが変更された表示画面においてもランドマークがはみ出すか否かを判定し、はみ出すと判定された場合には、さらに表示画面のスケールを広域スケール側に変更するようにしてもよい。
このように本実施例によれば、ランドマーク画像の高さ方向の圧縮率を変更しても表示画面からランドマークがはみ出すような場合には、表示画面のスケールを変更することで、ランドマークの全体を3次元表示させることが可能になる。
上記実施例では、ランドマークの画像データを記憶部160に格納する例を示したが、ランドマークの2次元または3次元の画像データは、ネットワークを介して外部から取得するようにしてもよいし、あるいは屋形情報に基づきランドマークの画像データを生成するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:車載装置 100:入力部
110:位置情報算出部 120:ナビゲーション部
130:表示部 140:音声出力部
150:通信部 160:記憶部
170:制御部 200、200A:表示制御プログラム
210:ランドマーク情報取得部 220:はみ出し判定部
230:縮尺比率決定部 240:ランドマーク画像変更部
250:ランドマーク画像描画部 260:表示画面スケール変更部

Claims (5)

  1. 道路地図データに基づき道路地図を3次元表示可能な表示手段と、
    前記道路地図上に建造物を3次元表示する際に、建造物の全体が表示画面内に表示可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により表示可能でないと判定された場合、前記建造物の建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する変更手段とを有し、
    前記変更手段は、前記建造物の高さが上に行くほど、建造物データの高さ方向の圧縮率を大きくし、
    前記表示手段は、高さ方向の縮尺比率が変更された建造物データに基づき当該建造物を3次元表示する、電子装置。
  2. 道路地図データに基づき道路地図を3次元表示可能な表示手段と、
    前記道路地図上に建造物を3次元表示する際に、建造物の全体が表示画面内に表示可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により表示可能でないと判定された場合、前記建造物の建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する変更手段とを有し、
    前記変更手段は、前記建造物の高さを複数に分割し、建造物データの高さ方向の圧縮率を前記複数の分割に応じて段階的に大きくし、
    前記表示手段は、高さ方向の縮尺比率が変更された建造物データに基づき当該建造物を3次元表示する、電子装置。
  3. 道路地図データに基づき道路地図を3次元表示可能な表示手段と、
    前記道路地図上に建造物を3次元表示する際に、建造物の全体が表示画面内に表示可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により表示可能でないと判定された場合、前記建造物の建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する変更手段とを有し、
    前記変更手段は、前記建造物の低層部分から一定の高さの範囲まで圧縮せず、
    前記表示手段は、高さ方向の縮尺比率が変更された建造物データに基づき当該建造物を3次元表示する、電子装置。
  4. 前記判定手段はさらに、前記変更手段により縮尺比率が変更された建造物の全体が前記表示画面内に表示可能か否かを判定し、表示可能でないと判定された場合、前記変更手段は、前記建造物データの高さ方向の全体の圧縮率が前回よりも大きくなるように前記建造物データの高さ方向の縮尺比率を変更する、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
  5. 前記判定手段はさらに、前記変更手段により縮尺比率が変更された建造物の全体が前記表示画面内に表示可能か否かを判定し、表示可能でないと判定された場合、前記表示手段は、表示画面の表示範囲が広くなるように表示画面のスケールを変更する、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
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