JP6689166B2 - ダンパーシステム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るダンパーシステム100の一例を示す説明図である。なお、各部は模式的に示すものであって、本発明は図示された形態(形状や相対的な大きさ)に限定されるものではない。また、添字で区別等している複数の同種の構成部品等について、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。各実施の形態において、橋梁に取り付けられたダンパーシステム100について説明するが、ダンパーシステム100は、構造物を構成する異なる構造部材の間に設置されていればよい。例えば、橋梁だけに限られず、水門、ビル、倉庫、塔などの土木構造物及び建築構造物(以下、土木構造物及び建築構造物をまとめて「構造物」と称する)にダンパーシステム100を適用しても良い。
取付部30aは、下部構造12aの下部構造側取付面18に固定される基板37aを備える。基板37aから取付板31aa及び取付板31abが立設されている。取付板31aa及び取付板31abとは同じ形状になるように形成されている。取付板31aa及び取付板31abは、互いに平行に並んで立設されている。取付板31aaと取付板31abとが向かい合っている内側の面である内側面34aaと内側面34abとの間は、ダンパー20の端部21aが挿入可能なように所定の隙間を有する。
取付板31aaの外側にある外側面35aaには、弾性部材40aa及び弾性部材40abが取り付けられている。弾性部材40aaは、スリット32aの当接部36aaと軸23aとの間に位置する。弾性部材40abは、スリット32aの当接部36abと軸23aとの間に位置する。取付板31abの外側にある外側面35abには、弾性部材40ba及び弾性部材40bbが取り付けられている。弾性部材40baは、スリット32bの当接部36baと軸23aとの間に位置する。弾性部材40bbは、スリット32bの当接部36bbと軸23aとの間に位置する。例えば、軸23aが下部構造12a側に移動したときに、軸23aは、当接部36aa及び当接部36baに当接する前に弾性部材40aa及び弾性部材40baに当たる。また、軸23aが上部構造11側へ移動したときに、軸23aは、当接部36ab及び当接部36bbに当接する前に弾性部材40ab及び弾性部材40bbに当たる。なお、上記に説明したように、取付板31aa側の構造と取付板31ab側の構造とは、ダンパーの中心軸に対し対称的な配置で、同じ構造になっている。
実施の形態1においては、ダンパー20は、座屈拘束型ダンパーである。座屈拘束型ダンパーは、両端に端部21a及び端部21bを備え、端部21a及び端部21bと連結された軸力材29と、軸力材29の外周面を包囲し軸力材29の座屈の発生を抑える補剛管25により構成される。ただし、ダンパー20は、座屈拘束型ダンパーだけに限定されず、例えば鋼材等の金属の塑性変形により上部構造11と下部構造12aとの相対変位を減衰させ、相対変位によるエネルギーを吸収するものであれば他の形式のダンパーを使用しても良い。
図4は、ダンパーシステム100の動作を説明する図であり、図2のダンパー20の端部21aの周辺を拡大した図である。図4に基づいてダンパーシステム100の動作について説明する。なお、ダンパーシステム100の動作の説明は、取付板31aa側の構造についてのみ説明をするが、取付板31ab側においても同様に動作する。
実施の形態1に係るダンパーシステム100は、橋梁(本願発明においては「構造物」に相当する)を構成する上部構造11と下部構造12aと(本願発明においては「2つの相対的に変位する異なる構造部材」に相当する)の間に設けられるダンパーシステム100であって、上部構造11と下部構造12aとの相対変位によるエネルギーを吸収するダンパー20と、上部構造11と下部構造12aとにそれぞれ取り付けられ、ダンパー20の端部を支持する取付部30a、30bと、ダンパー20と取付部30aとの相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbと、端部21a又は取付部30aのうち一方に設けられたスリット32a、32bと、スリット32a、32bに嵌合する端部21a又は取付部30bのうち他方に設けられた軸23aと、を備える。そして、スリット32は、軸23aがスリット32a、32bに沿って変位をすることにより当接する当接部36aa、36ab、36ba、36bbを備える。弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbは、軸23aと当接部36aa、36ab、36ba、36bbとの間に配置されている。
このように構成されることにより、大規模地震等により橋梁等の構造物に振動が加わった場合、弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbが緩衝部材として作用し、ダンパーシステム100に衝撃的な力が加わるのを抑制することができる。また、軸23aと当接部36aa、36ab、36ba、36bbとの間には隙間ができる構成になっているため、通常時においては、構造物の設置されている環境の温度による寸法変化や、構造物の設計範囲内の中小規模の地震などにより加わる振動によりダンパーシステム100に力が加わることがなく、ダンパー20が作動しないようになっている。よって、ダンパーシステム100は、長期にわたる使用によって、ダンパー20が疲労破壊したり、構造物に対し余分な荷重をかけて変形を生じさせることもない。
このように構成されることにより、大規模地震等により橋梁等の構造物に振動が加わった場合であっても、弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbが破損することなく緩衝部材として作用し続けることができる。例えば、大規模地震等の振動により上部構造11と下部構造12aとの間の距離Lが近づいたり離れたりを繰り返したときには、弾性部材40に軸23aが繰り返し当接することになるが、弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbが弾性変形できる変形量の範囲内で軸23aはスリット32a、32bの当接部36aa、36ba、36ab、36bbと当接する。これにより、弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbは、塑性変形や破損することが無く、緩衝部材として作用し続けることが可能となる。
このように構成されることにより、弾性部材40は、構造物に長期間設置された場合に、破損や劣化が生じても発見しやすく、また、弾性部材40aa、40ab、40ba、40bbの交換作業も容易になる。
また、実施の形態1に係るダンパーシステム100によれば、スリット32a、32bは、取付板31aa、31abに形成される。軸23aは、ダンパー20の端部21aに形成されている。
さらに、実施の形態1に係るダンパーシステム100によれば、軸23aは、スリット32a、32bの内部に位置する貫通部26a、26bと、取付板31aa、31abから外側に突出している突出部24a、24bとを備える。弾性部材40aa、40abは、取付板31aaの外側面35aaに取り付けられ、弾性部材40ba、40bbは、取付板31abの外側面35abに取り付けられ端部21aが取付部30aに対し相対的に変位することにより突出部24a、24bと当接する。なお、本願発明において、「外側面35」は、「取付板の外側の面」に相当する。
このように構成されることにより、ダンパーシステム100は、簡易な構造であり、製造、設置も容易でコストを低減することができる。
このように構成されることにより、スリット32の内側を軸23aが移動し、軸23aが弾性部材40に当接したときに、弾性部材40から軸23aに大きい反力を与えることができる。これにより、大規模地震等の振動が構造物に加わっても、軸23aの移動する速度vを緩和させることができるため、ダンパーシステム100の信頼性を向上させることができる。
このように構成されることにより、大規模地震等の振動が構造物に加わっても、簡易な構造で軸23aと当接部36との衝突を緩和させることができる。
このように構成されることにより、大規模地震等の振動が構造物に加わったときに、振動によるエネルギーを吸収することができ、構造物の耐震性を向上させることができる。
このように構成されることにより、軸23と当接部36aa、36ba、36ab、36bbとの間には適正な隙間ができる構成になっているため、通常時においては、構造物の設置されている環境の温度による寸法変化や、構造物の設計範囲内の中小規模の地震などにより加わる振動によりダンパーシステム100に力が加わることがなく、ダンパー20が作動しないようになっている。よって、ダンパーシステム100は、長期にわたる使用によって、ダンパー20が疲労破壊したり、構造物に対し余分な荷重をかけて変形を生じさせることもない。
本発明の実施の形態2に係るダンパーシステム200は、実施の形態1に係るダンパーシステム100に対し、ダンパー20の端部21aの周辺の構造を変更したものである。実施の形態2に係るダンパーシステム200においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態2に係るダンパーシステム200の各部については、各図面において同一の機能及び構造を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
実施の形態2に係るダンパーシステム200によれば、スリット232a、232bは、ダンパー220の端部221aに形成される。軸223aは、一対の取付板231aa、231abの対向している内側面の間に設けられ、ダンパー220の端部221aに形成されたスリット232a、232bを貫通している。
また、実施の形態2に係るダンパーシステム200によれば、ダンパー220の端部221aは、取付板231に略平行に配置される平板部225aa、225abを備える。平板部225aaのスリット232a、232bがそれぞれ開口している面に弾性部材240が取り付けられている。
さらに、実施の形態2に係るダンパーシステム200によれば、ダンパー220の端部221は、一対の平行に配置された平板部225を備える。一対の平板部225は、それぞれスリット232を有する。弾性部材240は、一対の平板部225の間に配置されている。
このように構成されることにより、取付部230が簡易な構成であり、既に構造物に取り付けられているダンパーシステムのダンパーのみを交換することにより、実施の形態2に係るダンパーシステム200を構造物に導入できる。また、長期間にわたってダンパーシステム200を設置した場合に、ダンパー220のみを交換することにより、弾性部材240も交換できる。さらには、上部構造11及び下部構造12aにアンカーなどにより固定されている取付部230aを取り外しすることなくダンパー220を新規なものに交換することができるため、交換作業が容易で、構造物に損傷を与えることもない。
本発明の実施の形態3に係るダンパーシステム300は、実施の形態1に係るダンパーシステム100に対し、ダンパー20の端部21aの周辺の構造を変更したものである。実施の形態3に係るダンパーシステム300においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態3に係るダンパーシステム300の各部については、各図面において同一の機能及び構造を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
実施の形態3に係るダンパーシステム300によれば、ダンパー320の端部321aは、一対の平行に配置された平板部325aa、325abを備え、取付部330aは、 下部構造12aの取付部330aを取り付ける面から上部構造11の取付部330bを取り付ける面に向かって立設される互いに平行な一対の取付板331aa、331abを備える。そして、一対の取付板331aa、331abは、一対の平板部325aa、325abの間に挿入される。
また、実施の形態3に係るダンパーシステム300によれば、スリット332aは、取付板331abに形成され、軸323aは、一対の平板部325aa、325abの間に固定される。
このように構成されることにより、実施の形態1のダンパーシステム100と同様な効果を得つつ、構造物に取付容易なダンパーシステム300を得ることができる。
Claims (19)
- 構造物を構成する2つの相対的に変位する異なる構造部材の間に設けられるダンパーシステムであって、
2つの前記構造部材の相対変位によるエネルギーを吸収するダンパーと、
2つの前記構造部材にそれぞれ取り付けられ、前記ダンパーの端部を支持する取付部と、
前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材と、
前記端部又は前記取付部のうち一方に設けられたスリットと、
前記端部又は前記取付部のうち他方に設けられ、該スリットと嵌合する軸と、を備え、
前記スリットは、
当該スリットの両端部に位置し、前記軸が前記スリットに沿って変位をすることにより当接する当接部を備え、
前記弾性部材は、
前記スリットの外に配置され、前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位の方向において、前記軸と前記当接部との間において前記軸と当接するように配置される、ダンパーシステム。 - 前記軸は、
前記端部が前記取付部に対し相対的に変位することにより前記弾性部材に当接して前記弾性部材を変形させ、前記弾性部材が弾性変形できる変形量の範囲内で当該軸と前記当接部とが当接する、請求項1に記載のダンパーシステム。 - 構造物を構成する2つの相対的に変位する異なる構造部材の間に設けられるダンパーシステムであって、
2つの前記構造部材の相対変位によるエネルギーを吸収するダンパーと、
2つの前記構造部材にそれぞれ取り付けられ、前記ダンパーの端部を支持する取付部と、
前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材と、
前記端部又は前記取付部のうち一方に設けられたスリットと、
前記端部又は前記取付部のうち他方に設けられ、該スリットと嵌合する軸と、を備え、
前記スリットは、
前記軸が前記スリットに沿って変位をすることにより当接する当接部を備え、
前記弾性部材は、
前記軸と前記当接部との間に配置されており、
前記軸は、
前記端部が前記取付部に対し相対的に変位することにより前記弾性部材に当接して前記弾性部材を変形させ、前記弾性部材が弾性変形できる変形量の範囲内で当該軸と前記当接部とが当接する、ダンパーシステム。 - 前記弾性部材は、
前記スリットが開口している面に設けられる、請求項1〜3の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 構造物を構成する2つの相対的に変位する異なる構造部材の間に設けられるダンパーシステムであって、
2つの前記構造部材の相対変位によるエネルギーを吸収するダンパーと、
2つの前記構造部材にそれぞれ取り付けられ、前記ダンパーの端部を支持する取付部と、
前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材と、
前記端部又は前記取付部のうち一方に設けられたスリットと、
前記端部又は前記取付部のうち他方に設けられ、該スリットと嵌合する軸と、を備え、
前記スリットは、
前記軸が前記スリットに沿って変位をすることにより当接する当接部を備え、
前記弾性部材は、
前記軸と前記当接部との間に配置されており、前記スリットが開口している面に設けられる、ダンパーシステム。 - 前記取付部は、
一方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面から他方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面に向かって立設される互いに平行な一対の取付板を備え、
前記端部は、
一対の前記取付板の間に挿入される、請求項1〜5の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 前記スリットは、
前記取付板に形成され、
前記軸は、
前記ダンパーの前記端部に形成されている、請求項6に記載のダンパーシステム。 - 前記軸は、
前記スリットの内部に位置する貫通部と、
前記取付板から外側に突出している突出部とを備え、
前記弾性部材は、
前記取付板の外側の面に取り付けられ、前記端部が前記取付部に対し相対的に変位することにより前記突出部と当接する、請求項7に記載のダンパーシステム。 - 前記スリットは、
前記ダンパーの前記端部に形成され、
前記軸は、
一対の前記取付板の対向している内側面の間に設けられ、前記ダンパーの前記端部に形成された前記スリットを貫通している、請求項6に記載のダンパーシステム。 - 前記ダンパーの前記端部は、
前記取付板に略平行に配置される平板部を備え、
前記平板部の前記スリットが開口している面に前記弾性部材が取り付けられている、請求項9に記載のダンパーシステム。 - 前記ダンパーの前記端部は、
一対の略平行に配置された平板部を備え、
前記取付部の一対の前記取付板は、
それぞれ前記スリットを有し、
前記弾性部材は、
一対の前記平板部の間に配置されている、請求項9に記載のダンパーシステム。 - 前記ダンパーの前記端部は、
一対の平行に配置された平板部を備え、
前記取付部は、
一方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面から他方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面に向かって立設される互いに平行な一対の取付板を備え、
一対の前記取付板は、
一対の前記平板部の間に挿入される、請求項1〜4の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 構造物を構成する2つの相対的に変位する異なる構造部材の間に設けられるダンパーシステムであって、
2つの前記構造部材の相対変位によるエネルギーを吸収するダンパーと、
2つの前記構造部材にそれぞれ取り付けられ、前記ダンパーの端部を支持する取付部と、
前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材と、
前記端部又は前記取付部のうち一方に設けられたスリットと、
前記端部又は前記取付部のうち他方に設けられ、該スリットと嵌合する軸と、を備え、
前記スリットは、
前記軸が前記スリットに沿って変位をすることにより当接する当接部を備え、
前記弾性部材は、
前記軸と前記当接部との間に配置されており、
前記ダンパーの前記端部は、
一対の平行に配置された平板部を備え、
前記取付部は、
一方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面から他方の前記構造部材の前記取付部を取り付ける面に向かって立設される互いに平行な一対の取付板を備え、
一対の前記取付板は、
一対の前記平板部の間に挿入される、ダンパーシステム。 - 前記スリットは、
前記取付板に形成され、
前記軸は、
一対の前記平板部の間に固定される、請求項12又は13に記載のダンパーシステム。 - 前記弾性部材は、
前記スリットの長手方向に反力を生ずるように配置されている、請求項1〜14の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 前記弾性部材は、
板バネにより構成される、請求項1〜15の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 構造物を構成する2つの相対的に変位する異なる構造部材の間に設けられるダンパーシステムであって、
2つの前記構造部材の相対変位によるエネルギーを吸収するダンパーと、
2つの前記構造部材にそれぞれ取り付けられ、前記ダンパーの端部を支持する取付部と、
前記ダンパーと前記取付部との相対的な変位に対して反力を生ずる弾性部材と、
前記端部又は前記取付部のうち一方に設けられたスリットと、
前記端部又は前記取付部のうち他方に設けられ、該スリットと嵌合する軸と、を備え、
前記スリットは、
前記軸が前記スリットに沿って変位をすることにより当接する当接部を備え、
前記弾性部材は、
前記軸と前記当接部との間に配置されており、
前記弾性部材は、
板バネにより構成される、ダンパーシステム。 - 前記ダンパーは、
座屈拘束型ダンパーである、請求項1〜17の何れか1項に記載のダンパーシステム。 - 前記軸から前記当接部までの距離は、
前記構造物の環境温度による2つの相対的に変位する異なる前記構造部材の変位及び小規模地震による2つの相対的に変位する異なる前記構造部材の変位よりも大きく設定されている、請求項1〜18の何れか1項に記載のダンパーシステム。
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