JP6686722B2 - 印刷装置、吐出タイミング調整方法 - Google Patents

印刷装置、吐出タイミング調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置及び吐出タイミング調整方法に関する。
従来から、液体(カラーインク)を液滴に吐出する吐出ヘッドを記録媒体の幅方向に移動させて記録媒体に画像などを形成するインクジェット方式の印刷装置が知られている。これらの印刷装置には、カラーインクに加えて透明なクリアインクを液滴に吐出するものが知られている。例えば、特許文献1には、クリアインクとしてのプレコート液を吐出し、プレコート液が適切に着弾したか否かを評価できるインクジェット記録装置が開示されている。
特開2012−111173号公報
綿、絹、ウール、化学繊維、混紡などの布帛を媒体として模様などの捺染を行う印刷装置では、媒体の表面に着弾したカラーインクを媒体の裏面に浸透させるクリアインクとしての浸透インクが使用されている。また、捺染などに使用される大型の印刷装置は、カラーインクを吐出する複数の吐出ヘッドを組み合わせたヘッドユニットを備えている。このような印刷装置では、カラーインクを吐出する吐出ヘッドに吐出不良が生じた際に、当該の吐出ヘッドを個別に交換する場合がある。しかしながら、この交換により、浸透インクの着弾位置に対して交換した吐出ヘッドから吐出されるカラーインクの着弾位置にずれが生じて、印刷品質を低下させる恐れがあった。また、この着弾位置ずれを容易に修正することが困難であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成させ、第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、を特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置は、第1の往動にて形成された所定の長さの間隙に、第2の往動にて所定の長さの往動パターンを形成させるようにカラーインクを吐出させる。第2の往動で吐出されたカラーインクが第1の往動で吐出した浸透インクの着弾位置に対して着弾ずれした場合、往動パターンの一部が所定の長さの間隙を形成する2つの浸透パターンのうちの一方の浸透パターンと重なる。重なった部分のインクは、媒体の裏面に浸透するので、裏面に浸透した往動パターンの主走査方向における位置及び寸法から往動においてカラーインクが着弾ずれしたずれ量を求めることができる。印刷装置は、裏面に浸透した往動パターンの主走査方向における位置及び寸法に基づいて往動時にカラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整する制御部を有している。これにより、吐出ヘッドの往動時だけで印刷を行う片方向印刷における浸透インクに対するカラーインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の印刷装置において、前記制御部は、前記第1の往動にて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、浸透パターンを介して往動パターンと対向する間隙に、第1の復動にて所定の長さの復動パターンを形成させるようにカラーインクを吐出させる。第1の復動で吐出されたカラーインクが第1の往動で吐出した浸透インクの着弾位置に対して着弾ずれした場合、復動パターンの一部が所定の長さの間隙を形成する2つの浸透パターンのうちの一方の浸透パターンと重なる。重なった部分のインクは、媒体の裏面に浸透するので、裏面に浸透した復動パターンの主走査方向における位置及び寸法から復動においてカラーインクが着弾ずれしたずれ量を求めることができる。印刷装置は、裏面に浸透した復動パターンの主走査方向における位置及び寸法に基づいて復動時にカラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整する制御部を有している。これにより、吐出ヘッドの往動時及び復動時に印刷を行う両方向印刷における浸透インクに対するカラーインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置を提供することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の印刷装置は、前記位置及び前記寸法を検出する検出部を備え、前記制御部は、前記検出部から出力される出力信号により前記吐出タイミングを調整させる調整値を算出すること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置に備えられている検出部は、媒体の裏面に浸透した往動パターン及び復動パターンの少なくとも一方の位置及び寸法を検出した出力信号を出力する。制御部は、検出部から出力された信号によりカラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整させる調整値を算出するので、浸透インクに対するカラーインクの着弾位置ずれをこの調整値により容易に修正することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の印刷装置において、前記媒体は、検査媒体であり、前記検査媒体を載置し、前記検出部を内包する検査台を備えていること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、検出部を内包する検査台を備えているので、検査媒体の裏面に浸透した往動パターンや復動パターンの位置及び寸法を容易に検出することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の印刷装置において、前記検出部は、撮像素子を備えたスキャナーであること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置の検出部には、撮像素子を備えたスキャナーが使用されているため、媒体の裏面に浸透した往動パターンや復動パターンの位置及び寸法を好適に検出することができる。
[適用例6]本適用例に係る吐出タイミング調整方法は、媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備えた印刷装置の吐出タイミング調整方法であって、第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成する第1の往動ステップと、第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第2の往動ステップと、前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップと、を含んでいること、を特徴とする。
本適用例によれば、吐出タイミング調整方法は、第1の往動ステップにて形成された所定の長さの間隙に、第2の往動ステップにて所定の長さの往動パターンを形成させるようにカラーインクを吐出する。第2の往動ステップで吐出したカラーインクが第1の往動ステップで吐出した浸透インクの着弾位置に対して着弾ずれした場合、往動パターンの一部が所定の長さの間隙を形成する2つの浸透パターンのうちの一方の浸透パターンと重なる。重なった部分のインクは、媒体の裏面に浸透するので、裏面に浸透した往動パターンの主走査方向における位置及び寸法から往動においてカラーインクが着弾ずれしたずれ量を求めることができる。吐出タイミング調整方法は、裏面に浸透した往動パターンの主走査方向における位置及び寸法に基づいて往動時にカラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップを含んでいる。これにより、吐出ヘッドの往動時だけで印刷を行う片方向印刷における浸透インクに対するカラーインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷装置の印刷品質を向上させる吐出タイミング調整方法を提供することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の吐出タイミング調整方法において、前記第1の往動ステップにて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第1の復動ステップと、前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップと、をさらに含んでいること、が好ましい。
本適用例によれば、吐出タイミング調整方法は、浸透パターンを介して往動パターンと対向する間隙に、第1の復動ステップにて所定の長さの復動パターンを形成させるようにカラーインクを吐出する。第1の復動ステップで吐出したカラーインクが第1の往動ステップで吐出した浸透インクの着弾位置に対して着弾ずれした場合、復動パターンの一部が所定の長さの間隙を形成する2つの浸透パターンのうちの一方の浸透パターンと重なる。重なった部分のカラーインクは、媒体の裏面に浸透するので、裏面に浸透した復動パターンの主走査方向における位置及び寸法から復動においてカラーインクが着弾ずれしたずれ量を求めることができる。吐出タイミング調整方法は、裏面に浸透した復動パターンの主走査方向における位置及び寸法に基づいて復動時にカラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップを含んでいる。これにより、吐出ヘッドの往動時及び復動時に印刷を行う両方向印刷における浸透インクに対するカラーインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷装置の印刷品質を向上させる吐出タイミング調整方法を提供することができる。
実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図。 印刷部及び検査部の構成を示す平面図。 印刷部及び検査部の構成を示す側面図。 印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図。 インクの吐出タイミングを説明する図。 カラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図。 第1の往動によって形成される浸透パターンを説明する図。 第2の往動によって形成される往動パターンを説明する図。 検査媒体の裏面に浸透する往動パターンを説明する図。 変形例に係るカラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図。 カラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図。 カラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図。 第1の往動によって形成される浸透パターンを説明する図。 第2の往動によって形成される往動パターンを説明する図。 第1の復動によって形成される復動パターンを説明する図。 検査媒体の裏面に浸透する往動パターン及び復動パターンを説明する図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
また、図1〜図3、図5、図7〜図9、及び図11〜図14では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示しており、軸方向を図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」としている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。
(実施形態)
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。図2は、印刷部及び検査部の構成を示す平面図である。図3は、印刷部及び検査部の構成を示す側面図である。まず、本実施形態に係る印刷装置100の概略構成について図1から図3を参照して説明する。なお、本実施形態では、媒体としての記録媒体95に捺染を行うインクジェット式の印刷装置100を例に上げて説明する。
図1に示すように、印刷装置100は、媒体搬送部20、媒体密着部60、印刷部40、乾燥ユニット27、洗浄ユニット50、及び検査部70などを備えている。そして、これらの各部を制御する制御部1を有している。印刷装置100の各部は、フレーム部90に取り付けられている。
媒体搬送部20は、記録媒体95を搬送方向(印刷部40において+X軸方向)に搬送させるものである。媒体搬送部20は、媒体供給部10、搬送ローラー21,22、搬送ベルト23、ベルト回転ローラー24、ベルト駆動ローラー25、搬送ローラー26,28、及び媒体回収部30を備えている。まず、媒体供給部10から媒体回収部30に至る記録媒体95の搬送経路について説明する。
媒体供給部10は、画像を形成させる記録媒体95を印刷部40側に供給するものである。記録媒体95としては、例えば、綿、ウール、ポリエステルなどの布帛が用いられる。媒体供給部10は、供給軸部11及び軸受部12を有している。供給軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。供給軸部11には、帯状の記録媒体95がロール状に巻かれている。供給軸部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、予め供給軸部11に巻かれた状態の記録媒体95は、供給軸部11と共に軸受部12に取り付けできるようになっている。
軸受部12は、供給軸部11の軸方向の両端を回転可能に支持している。媒体供給部10は、供給軸部11を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、記録媒体95が送り出される方向に供給軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。搬送ローラー21,22は、記録媒体95を媒体供給部10から搬送ベルト23まで中継する。
搬送ベルト23は、記録媒体95を搬送方向(+X軸方向)に搬送させる。詳しくは、搬送ベルト23は、帯状のベルトの両端部が接続されて無端状に形成されており、ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25に掛けられている。搬送ベルト23は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分が床面99に対して平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。搬送ベルト23の表面(支持面)23aには、記録媒体95を粘着させる粘着層29が設けられている。搬送ベルト23は、搬送ローラー22から供給され、後述する媒体密着部60で粘着層29に密着された記録媒体95を支持(保持)している。これにより、伸縮性のある布帛などを記録媒体95として扱うことができる。
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト23の内周面23bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、搬送ベルト23を支持する支持部が設けられた構成であってもよい。
ベルト駆動ローラー25は、ベルト駆動ローラー25を回転駆動させるモーター(図示せず)を有している。ベルト駆動ローラー25が回転駆動されるとベルト駆動ローラー25の回転に伴って搬送ベルト23が回転し、搬送ベルト23の回転によりベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト23の回転により、搬送ベルト23に支持されている記録媒体95が所定の搬送方向(+X軸方向)に搬送され、後述する印刷部40で記録媒体95に画像が形成される。
本実施形態では、搬送ベルト23の表面23aが印刷部40と対向する側(+Z軸側)において記録媒体95が支持され、記録媒体95が搬送ベルト23と共にベルト回転ローラー24側からベルト駆動ローラー25側(+X軸方向)に搬送される。また、搬送ベルト23の表面23aが洗浄ユニット50と対向する側(−Z軸側)においては、搬送ベルト23のみがベルト駆動ローラー25側からベルト回転ローラー24側(−X軸方向)に移動する。なお、搬送ベルト23は、記録媒体95を密着させる粘着層29を備えているものと説明したが、これに限定するものではない。例えば、搬送ベルトは、静電気で媒体をベルトに吸着させる静電吸着式の搬送ベルトであってもよい。
搬送ローラー26は、画像の形成された記録媒体95を搬送ベルト23の粘着層29から剥離させる。搬送ローラー26,28は、記録媒体95を搬送ベルト23から媒体回収部30まで中継する。
媒体回収部30は、媒体搬送部20によって搬送された記録媒体95を回収する。媒体回収部30は、巻取り軸部31及び軸受部32を有している。巻取り軸部31は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。巻取り軸部31には、帯状の記録媒体95がロール状に巻き取られている。巻取り軸部31は、軸受部32に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、巻取り軸部31に巻き取られた状態の記録媒体95は、巻取り軸部31と共に取り外せるようになっている。
軸受部32は、巻取り軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持している。媒体回収部30は、巻取り軸部31を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、記録媒体95が巻き取られる方向に巻取り軸部31を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。
次に、媒体搬送部20に沿って設けられている各部について説明する。
媒体密着部60は、記録媒体95を搬送ベルト23に密着させるものである。媒体密着部60は、印刷部40より上流側(−X軸側)に設けられている。媒体密着部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有している。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、軸線方向が搬送方向と交差するように配置されている。ローラー支持部63は、搬送ベルト23を挟んで押圧ローラー61と対向する搬送ベルト23の内周面23b側に設けられている。
押圧ローラー駆動部62は、押圧ローラー61を鉛直方向の下方側(−Z軸側)に押圧しながら搬送方向(+X軸方向)、及び搬送方向と逆向きの方向(−X軸方向)に押圧ローラー61を移動させる。搬送ベルト23に重ね合された記録媒体95は、押圧ローラー61とローラー支持部63との間で搬送ベルト23に押し当てられる。これにより、搬送ベルト23の表面23aに設けられている粘着層29に記録媒体95を確実に粘着させることができ、搬送ベルト23上での記録媒体95の浮きの発生を防止することができる。
図1から図3に示すように、印刷部40は、搬送ベルト23の配置位置に対して上方(+Z軸側)に配置されている。
印刷部40は、ヘッドユニット42、ヘッドユニット42が搭載されるキャリッジ43などを有している。ヘッドユニット42は、複数のサブユニット41で構成され、本実施形態では、5つのサブユニット41で構成されたヘッドユニット42を例示している。5つのサブユニット41は、搬送方向と交差する主走査方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。各サブユニット41には、記録媒体95の表面に着弾したカラーインクを記録媒体95の裏面に浸透させる浸透インク(P)又はカラーインク(例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K))を吐出する吐出ヘッド44(Y),44(C),44(M),44(K),44(P)が備えられている。さらに、各吐出ヘッド44は、搬送方向(X軸方向)に並ぶ複数のノズルを備えており、インク供給部(図示せず)から供給されるカラーインク、又は浸透インクがノズルから吐出されるようになっている。
印刷部40は、吐出ヘッド44(キャリッジ43)を主走査方向(Y軸方向)に往復移動させるヘッド移動部45を備えている。ヘッド移動部45は、搬送ベルト23の上方(+Z軸側)に設けられている。ヘッド移動部45は、Y軸方向に沿って延在する一対のガイドレール45a,45bを有している。ガイドレール45a,45bは、搬送ベルト23の外側に立設しているフレーム部90a,90bの間に架設されている。吐出ヘッド44は、キャリッジ43と共にY軸方向に沿って往復移動可能な状態でガイドレール45a,45bに支持されている。
ヘッド移動部45は、図示しない移動機構及び動力源を備えている。移動機構としては、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。さらに、ヘッド移動部45は、キャリッジ43をガイドレール45a,45bに沿って移動させるための動力源として、モーター(図示せず)を有している。モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモーターなどの種々のモーターを採用することができる。制御部1の制御によりモーターが駆動されると、ヘッドユニット42は、キャリッジ43と共にY軸方向に沿って移動する。
印刷部40は、Y軸方向に沿って移動するキャリッジ43(吐出ヘッド44)の位置を検出するリニアエンコーダー46(図4参照)を有している。リニアエンコーダー46は、ガイドレール45a,45bに沿って延在するリニアスケールと、キャリッジ43と共に移動しリニアスケールの目盛を読み取るエンコーダーとを備え、エンコーダーから出力される信号によりキャリッジ43(吐出ヘッド44)のY軸方向における位置を把握することができる。
また、印刷部40は、吐出ヘッド44から吐出されたインクの着弾位置を検査する検査部70を備えている。検査部70は、媒体としての検査媒体75を載置する検査台71、及び検査台71に内包されている検出部72を有している。検査台71の上面(+Z軸側の面)は、検査台71の内部から検査媒体75の裏面が透視可能な部材で形成されている。検出部72は、検査媒体75に着弾し、検査媒体75の裏面に浸透したインクで形成されたパターン(後述する、往動パターン及び復動パターン)の位置及び寸法を検出するものである。検出部72は、撮像素子を備えた所謂スキャナーであり、制御部1の制御により図示しないモーターが駆動されると、撮像素子がY軸方向に沿って移動し、検査媒体75の裏面に形成されている画像が出力信号に変換される。
図1に示すように、乾燥ユニット27は、搬送ローラー26と搬送ローラー28との間に設けられている。乾燥ユニット27は、記録媒体95上に吐出されたインクを乾燥するものであり、乾燥ユニット27には、例えば、IRヒーターが含まれ、IRヒーターを駆動させることにより記録媒体95上に吐出されたインクを短時間で乾燥させることができる。これにより、画像などの形成された帯状の記録媒体95を巻取り軸部31に巻き取ることができる。
洗浄ユニット50は、X軸方向においてベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25の間に配置されている。洗浄ユニット50は、洗浄部51、押圧部52及び移動部53を有している。移動部53は、床面99に沿って洗浄ユニット50を一体的に移動させて所定の位置に固定させる。
押圧部52は、例えば、エアーシリンダー56とボールブッシュ57とで構成された昇降装置であり、その上部に備えられている洗浄部51を搬送ベルト23の表面23aに当接させるものである。洗浄部51は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間で所定の張力が作用した状態で掛けられ、ベルト駆動ローラー25からベルト回転ローラー24に向かって移動する搬送ベルト23の表面(支持面)23aを下方(−Z軸方向)から洗浄する。
洗浄部51は、洗浄槽54、洗浄ローラー58及びブレード55を有している。洗浄槽54は、搬送ベルト23の表面23aに付着したインクや異物の洗浄に用いる洗浄液を貯留する槽であり、洗浄ローラー58及びブレード55は洗浄槽54の内側に設けられている。洗浄液としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)を用いることができ、必要に応じて界面活性剤や消泡剤を添加させてもよい。
洗浄ローラー58が回転すると、洗浄液が搬送ベルト23の表面23aに供給されると共に、洗浄ローラー58と搬送ベルト23とが摺動する。これにより、搬送ベルト23に付着したインクや記録媒体95としての布帛の繊維などが洗浄ローラー58で取り除かれる。
ブレード55は、例えば、シリコンゴムなどの可撓性の材料で形成することができる。ブレード55は、搬送ベルト23の搬送方向において洗浄ローラー58よりも下流側に設けられている。搬送ベルト23とブレード55とが摺動することにより、搬送ベルト23の表面23aに残っている洗浄液が除去される。
<電気的構成>
図4は、印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置100の電気的構成について図4を参照して説明する。
印刷装置100は、入力装置7や各部の制御を行う制御部1などを備えている。入力装置7としては、デスクトップ型あるいはラップトップ型のパーソナルコンピューター(PC)や、タブレット型端末、携帯型端末等を使用することができる。入力装置7は、印刷装置100と別体で設けられていてもよい。
制御部1は、インターフェイス部(I/F)2、CPU(Central Processing Unit)3、記憶部4、制御回路5、駆動信号生成部6、などを含んで構成されている。インターフェイス部2は、入力信号や画像を取り扱う入力装置7と制御部1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU3は、リニアエンコーダー46、検出部72、及び図示しない各種検出器群からの入力信号処理や、印刷装置100の印刷動作の制御を行うための演算処理装置である。
記憶部4は、CPU3のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するための記憶媒体であり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶素子を有している。
駆動信号生成部6は、吐出ヘッド44のノズルからインクを液滴に吐出させるための駆動信号を生成する。
制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によって媒体搬送部20に備えられている各種モーターの駆動を制御して記録媒体95を搬送方向(+X軸方向)に移動させる。制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によってヘッド移動部45に備えられているモーターの駆動を制御して吐出ヘッド44が搭載されているキャリッジ43を主走査方向(Y軸方向)に往復移動させる。制御部1は、制御回路5から出力する制御信号によって検査媒体75をスキャンする検出部72の動作を制御する。また、制御部1は、図示しない各装置を制御する。
制御部1は、浸透インク及びカラーインクの吐出を制御する。詳しくは、制御部1は、制御回路5から出力する制御信号と駆動信号生成部6から出力する駆動信号とによって吐出ヘッド44の駆動を制御して記録媒体95や検査媒体75に向かってインクを吐出させる。また、制御部1は、リニアエンコーダー46から出力される信号に基づいて、インクを吐出させる吐出動作(吐出タイミング)を制御する。
制御部1が、ヘッド移動部45及び吐出ヘッド44を制御してノズルからインクを吐出させながら吐出ヘッド44(キャリッジ43)を移動させる主走査と、媒体搬送部20を制御して記録媒体95を搬送方向に搬送させる副走査と、を交互に繰り返すことで記録媒体95に画像などが形成される。
<吐出タイミング>
図5は、インクの吐出タイミングを説明する図である。次に、吐出ヘッド44からインク滴を吐出させる吐出タイミングについて説明する。
図5に示すように、印刷装置100の記憶部4には、インク滴を所定の着弾位置Aに着弾させるための吐出タイミングが格納されている。例えば、+Y軸方向に移動する吐出ヘッド44の吐出タイミングは、所定の着弾位置Aと、所定の着弾位置Aに着弾させるように吐出ヘッド44からインク滴を吐出させる位置Bとの差を吐出タイミングとし、距離L0で示している。
吐出ヘッド44から吐出されるインク滴は、吐出ヘッド44の経時変化や、ヘッド交換などにより着弾ずれを生じることがある。図5では、着弾ずれを生じたインク滴の飛行軌跡を2点鎖線の矢印で示している。
例えば、距離L0の吐出タイミングで吐出されたインク滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ手前(−Y軸側)に着弾する場合、吐出タイミングを距離L0から距離L1だけ遅らせる必要がある。すなわち、吐出タイミングは、制御部1により距離(L0−L1)に調整される。
また、例えば、距離L0の吐出タイミングで吐出されたインク滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ先(+Y軸側)に着弾する場合、吐出タイミングを距離L0から距離L1だけ早くさせる必要がある。すなわち、吐出タイミングは、制御部1により距離(L0+L1)に調整される。
<吐出タイミング調整方法1>
図6は、カラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図である。図7は、第1の往動によって形成される浸透パターンを説明する図である。図8は、第2の往動によって形成される往動パターンの一例を説明する図である。図9は、検査媒体の裏面に浸透する往動パターンの一例を説明する図である。次に、吐出タイミング調整方法について図6から図8を参照して説明する。なお、本説明では、一例としてブラック(K)インクを吐出する吐出ヘッド44を有するサブユニット41を交換した後に行う吐出タイミング調整方法について説明する。
ステップS1は、第1の往動によって浸透パターン81a,81bを形成する第1の往動ステップである。図7に示すように、制御部1は、第1の往動(主走査)にて、吐出ヘッド44(P)から浸透インクを吐出して主走査方向に沿う長さX1の浸透パターン81a,81bと所定の長さX2の間隙とを形成させる。検査媒体75の表面に着弾した浸透インクは、検査媒体75の裏面に浸透し、検査媒体75の表裏に同一の浸透パターン81a,81bが形成される。なお、浸透インクは透明であるため、浸透パターン81a,81bを視認することはできない。
ステップS2は、第2の往動によって往動パターン82を形成する第2の往動ステップである。図8に示すように、制御部1は、浸透パターン81aと浸透パターン81bとで形成される所定の長さX2の間隙に所定の長さX2の往動パターン82を形成させるように吐出ヘッド44(K)からカラーインクとしてのKインクを吐出する。Y軸方向において、Kインクが着弾ずれした場合には、浸透パターン81a、及び浸透パターン81bのうちのいずれか一方のパターンと、往動パターン82とが重なる。なお、図8は、吐出ヘッド44(K)から吐出されたKインクの液滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ手前(−Y軸側)に着弾し、往動パターン82が浸透パターン81aと重複した様子を図示している。
図9に示すように、浸透パターン81aと重複した部分の往動パターン82aは、浸透インク(浸透パターン81a)によって検査媒体75の裏面まで浸透し、検査媒体75の裏面からの視認が可能になる。なお、距離L1は、往動パターン82aの主走査方向における寸法であり、往動における着弾ずれ量でもある。
ステップS3は、検査媒体75の裏面を撮像するスキャンステップである。制御部1は、検出部72を駆動し、検査媒体75の裏面に形成された往動パターン82aを撮像する。
ステップS4は、往動パターン82の着弾ずれの有無を判断する。制御部1は、検出部72で検出された往動パターン82aから往動パターン82の着弾ずれ量L1を求める。着弾ずれ量L1=0の場合(ステップS4:Yes)、すなわち往動での着弾ずれが無かった場合は、吐出タイミングの調整を終了する。着弾ずれ量L1≠0の場合(ステップS4:No)は、ステップS5に進む。
ステップS5は、往動パターン82aから往動パターン82の着弾ずれ量L1の検出位置を判断する。着弾ずれ量L1の検出位置が浸透パターン81a側の場合(ステップS5:Yesの場合)は、ステップS6に進む。着弾ずれ量L1の検出位置が浸透パターン81b側の場合(ステップS5:Noの場合)は、ステップS7に進む。
ステップS6は、検査媒体75の裏面に浸透した往動パターン82aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L1に基づいて、往動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップである。制御部1は、往動パターン82の着弾ずれ量L1とその検出位置とから往動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L1の検出位置は、浸透パターン81a側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「−L1」とする。調整値の「−」(マイナス)符号は、Kインクを液滴に吐出させる吐出タイミングを遅らせることを意味する。制御部1は、吐出ヘッド44の往動における吐出タイミングを距離(L0−L1)に調整する。
ステップS7は、検査媒体75の裏面に浸透した往動パターン82aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L1に基づいて、往動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップである。制御部1は、往動パターン82の着弾ずれ量L1とその検出位置とから往動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L1の検出位置は、浸透パターン81b側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「+L1」とする。調整値の「+」(プラス)符号は、Kインクを液滴に吐出させる吐出タイミングを早くすることを意味する。制御部1は、吐出ヘッド44の往動における吐出タイミングを距離(L0+L1)に調整する。
以上のステップにより、吐出ヘッド44の往動時だけで印刷を行う片方向印刷(Uni−D印刷)において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
なお、本実施形態では、浸透インクに対するブラックインクの吐出タイミング調整方法を説明したが、これに限定するものではない。稼働中の印刷装置100において、定期的に、すべてのカラーインクに対して吐出タイミングの調整を行うことで、浸透インクに対する各色の着弾位置ずれを容易に修正することができる。逆に、カラーインクに対する浸透インクの着弾位置ずれを検出することもできる。これにより、浸透インクとカラーインクとの着弾位置ずれによって、記録媒体95の表裏に形成される画像が異なることで生じる品質低下が抑制される。また、浸透インクとカラーインクとの着弾位置ずれによって生じる、記録媒体95の表面に着弾したカラーインクの浸透性の差異、及びこれによって生じる発色性の差異による品質低下が抑制される。
また、本実施形態の印刷装置100は、検査台71を備え、検査台71に載置された検査媒体75に吐出させた浸透インク及びカラーインクを用いて吐出タイミングの調整を行うものと説明したが、これに限定するものではない。例えば、印刷装置100は、媒体搬送部20で搬送される記録媒体95を裏面から撮像する検査部を備え、記録媒体95に吐出させた浸透インク及びカラーインクを用いて吐出タイミングの調整を行う構成としてもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷装置100の制御部1は、第1の往動にて長さX1の浸透パターン81a,81bで形成される所定の長さX2の間隙に、第2の往動にて所定の長さX2の往動パターン82を形成させるようにカラーインクとしてのKインクを吐出させる。往動によるKインクの着弾位置ずれが生じた場合には、往動パターン82の一部が浸透パターン81a,81bのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する往動パターン82aが検出部72で検出される。制御部1は、この往動パターン82aの位置及び寸法に基づいて、往動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整するので、Uni−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置100を提供することができる。
吐出タイミング調整方法は、長さX1の浸透パターン81a,81bと所定の長さX2の間隙とを形成する第1の往動ステップと、所定の長さX2の間隙に所定の長さX2の往動パターン82を形成させるようにカラーインクとしてのKインクを吐出させる第2の往動ステップとを含んでいる。Kインクの着弾位置ずれが生じた場合には、往動パターン82の一部が浸透パターン81a,81bのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する往動パターン82aが検出部72で検出される。さらに、吐出タイミング調整方法は、この往動パターン82aの位置及び寸法に基づいて、往動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップを含んでいる。これにより、Uni−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させる吐出タイミング調整方法を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
図10A、図10B及び図10Cは、変形例に係るカラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図である。図11は、第1の往動によって形成される浸透パターンを説明する図である。図12は、第2の往動によって形成される往動パターンの一例を説明する図である。図13は、第1の復動によって形成される復動パターンの一例を説明する図である。図14は、検査媒体の裏面に浸透する往動パターン及び復動パターンの一例を説明する図である。本変形例では、実施形態で説明した吐出タイミング調整方法とは異なる、吐出タイミング調整方法を図10Aから図14を参照して説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
<吐出タイミング調整方法2>
ステップS11は、第1の往動によって浸透パターン81a,81b,81cを形成する第1の往動ステップである。図11に示すように、制御部1は、第1の往動(主走査)にて、吐出ヘッド44(P)から浸透インクを吐出して主走査方向に沿う長さX1の浸透パターン81a,81b,81cと所定の長さX2の複数(2つ)の間隙とを形成させる。検査媒体75の表面に着弾した浸透インクは、検査媒体75の裏面に浸透し、検査媒体75の表裏に同一の浸透パターン81a,81b,81cが形成される。なお、浸透インクは透明であるため、浸透パターン81a,81b,81cを視認することはできない。
ステップS12は、第2の往動によって往動パターン82を形成する第2の往動ステップである。制御部1は、長さX2の2つの間隙のうちのいずれか一方の間隙に長さX2の往動パターン82を形成させるように吐出ヘッド44(K)からKインクを吐出する。図12は、浸透パターン81aと浸透パターン81bとで形成される間隙に向かって吐出ヘッド44(K)から吐出されたKインクの液滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ手前(−Y軸側)に着弾し、往動パターン82が浸透パターン81aと重複した場合の様子を図示している。
ステップS13は、第1の復動によって復動パターン83を形成する第1の復動ステップである。制御部1は、浸透パターン81bを介して往動パターン82と対向する所定の長さX2の間隙(他方の間隙)に所定の長さX2の復動パターン83を形成させるように吐出ヘッド44(K)からKインクを吐出する。図13は、浸透パターン81bと浸透パターン81cとで形成される間隙に向かって吐出ヘッド44(K)から吐出されたKインクの液滴が、所定の着弾位置よりも距離L2だけ先(−Y軸側)に着弾し、復動パターン83が浸透パターン81bと重複した場合の様子を図示している。図14に示すように、浸透パターン81aと重複した部分の往動パターン82a、及び浸透パターン81bと重複した部分の復動パターン83aは、浸透インク(浸透パターン81a,81b)によって検査媒体75の裏面まで浸透し、検査媒体75の裏面からの視認が可能になる。なお、本変形例では、第2の往動ステップの後に第1の復動ステップを行うものと説明したが、第1の復動ステップの後に第2の往動ステップを行ってもよい。また、なお、距離L2は、復動パターン83aの主走査方向における寸法であり、復動における着弾ずれ量でもある。
ステップS14は、検査媒体75の裏面を撮像するスキャンステップである。制御部1は、検出部72を駆動し、検査媒体75の裏面に形成された往動パターン82a、及び復動パターン83aを撮像する。
ステップS15は、往動パターン82の着弾ずれの有無を判断する。制御部1は、検出部72で検出された往動パターン82aから往動パターン82の着弾ずれ量L1を求める。着弾ずれ量L1=0の場合(ステップS15:Yes)、すなわち往動での着弾ずれが無かった場合は、ステップS16に進む。着弾ずれ量L1≠0の場合(ステップS15:No)は、ステップS20に進む。
ステップS16は、復動パターン83の着弾ずれの有無を判断する。制御部1は、検出部72で検出された復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2を求める。着弾ずれ量L2=0の場合(ステップS16:Yes)、すなわち復動での着弾ずれが無かった場合は、吐出タイミングの調整を終了する。着弾ずれ量L2≠0の場合(ステップS16:No)は、ステップS17に進む。
ステップS17は、復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2の検出位置を判断する。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81b側の場合(ステップS17:Yesの場合)は、ステップS18に進む。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81c側の場合(ステップS18:Noの場合)は、ステップS19に進む。
ステップS18は、検査媒体75の裏面に浸透した復動パターン83aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L2に基づいて、復動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップである。制御部1は、復動パターン83の着弾ずれ量L2とその検出位置とから復動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L2の検出位置は、浸透パターン81b側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「+L2」とする。調整値の「+」(プラス)符号は、Kインクを液滴に吐出させる吐出タイミングを早くすることを意味する。制御部1は、吐出ヘッド44の復動における吐出タイミングを距離(L0+L2)に調整する。
制御部1は、ステップS18にて復動の吐出タイミングを距離(L0+L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、吐出ヘッド44の往動と復動の両方で印刷を行う両方向印刷(Bi−D印刷)において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS19は、検査媒体75の裏面に浸透した復動パターン83aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L2に基づいて、復動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップである。制御部1は、復動パターン83の着弾ずれ量L2とその検出位置とから往動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L2の検出位置は、浸透パターン81c側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「−L2」とする。調整値の「−」(マイナス)符号は、Kインクを液滴に吐出させる吐出タイミングを遅らせることを意味する。制御部1は、吐出ヘッド44の復動における吐出タイミングを距離(L0−L2)に調整する。
制御部1は、ステップS19にて復動の吐出タイミングを距離(L0−L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれが修正される。
ステップS20は、往動パターン82aから往動パターン82の着弾ずれ量L1の検出位置を判断する。着弾ずれ量L1の検出位置が浸透パターン81a側の場合(ステップS20:Yesの場合)は、ステップS21に進む。着弾ずれ量L1の検出位置が浸透パターン81b側の場合(ステップS20:Noの場合)は、ステップS28に進む。
ステップS21は、復動パターン83の着弾ずれの有無を判断する。制御部1は、検出部72で検出された復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2を求める。着弾ずれ量L2=0の場合(ステップS21:Yes)、すなわち復動での着弾ずれが無かった場合は、ステップS22に進む。着弾ずれ量L2≠0の場合(ステップS21:No)は、ステップS23に進む。
ステップS22は、検査媒体75の裏面に浸透した往動パターン82aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L1に基づいて、往動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップである。制御部1は、往動パターン82の着弾ずれ量L1とその検出位置とから往動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L1の検出位置は、浸透パターン81a側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「−L1」とし、吐出ヘッド44の復動における吐出タイミングを距離(L0−L1)に調整する。
制御部1は、ステップS22にて往動の吐出タイミングを距離(L0−L1)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS23は、復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2の検出位置を判断する。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81b側の場合(ステップS23:Yesの場合)は、ステップS24に進む。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81c側の場合(ステップS23:Noの場合)は、ステップS26に進む。
ステップS24は、ステップS22と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS25は、ステップS18と同じであるので、その説明を省略する。
制御部1は、ステップS24にて往動の吐出タイミングを距離(L0−L1)に、ステップS25にて復動の吐出タイミングを距離(L0+L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS26は、ステップS22と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS27は、ステップS19と同じであるので、その説明を省略する。
制御部1は、ステップS26にて往動の吐出タイミングを距離(L0−L1)に、ステップS27にて復動の吐出タイミングを距離(L0−L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS28は、復動パターン83の着弾ずれの有無を判断する。制御部1は、検出部72で検出された復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2を求める。着弾ずれ量L2=0の場合(ステップS28:Yes)、すなわち復動での着弾ずれが無かった場合は、ステップS29に進む。着弾ずれ量L2≠0の場合(ステップS28:No)は、ステップS30に進む。
ステップS29は、検査媒体75の裏面に浸透した往動パターン82aの主走査方向における位置及び寸法(着弾ずれ量)L1に基づいて、往動にてKインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップである。制御部1は、往動パターン82の着弾ずれ量L1とその検出位置とから往動時の吐出タイミングの調整値を算出する。本ステップの着弾ずれ量L1の検出位置は、浸透パターン81b側にあるので、制御部1は、往動時の吐出タイミングの調整値を「+L1」とし、吐出ヘッド44の往動における吐出タイミングを距離(L0+L1)に調整する。
制御部1は、ステップS29にて往動の吐出タイミングを距離(L0+L1)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS30は、復動パターン83aから復動パターン83の着弾ずれ量L2の検出位置を判断する。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81b側の場合(ステップS30:Yesの場合)は、ステップS31に進む。着弾ずれ量L2の検出位置が浸透パターン81c側の場合(ステップS30:Noの場合)は、ステップS33に進む。
ステップS31は、ステップS29と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS32は、ステップS18と同じであるので、その説明は省略する。
制御部1は、ステップS31にて往動の吐出タイミングを距離(L0+L1)に、ステップS32にて復動の吐出タイミングを距離(L0+L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
ステップS33は、ステップS29と同じであるので、その説明は省略する。
ステップS34は、ステップS19と同じであるので、その説明は省略する。
制御部1は、ステップS33にて往動の吐出タイミングを距離(L0+L1)に、ステップS34にて復動の吐出タイミングを距離(L0−L2)に調整し、吐出タイミングの調整を終了する。これにより、Bi−D印刷において、浸透インクに対するブラックインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。
なお、本変形例では、第2の往動ステップの後に第1の復動ステップを行うものと説明したが、第1の復動ステップの後に第2の往動ステップを行ってもよい。
以上述べたように、本変形例に係る印刷装置100によれば、実施形態の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
印刷装置100の制御部1は、第1の往動にて所定の長さX1の浸透パターン81a,81b,81cを形成し、浸透パターン81b,81cで形成される所定の長さX2の間隙に、長さX2の復動パターン83を形成させるように吐出ヘッド44(K)からKインクを吐出する。復動によるKインクの着弾位置ずれが生じた場合には、復動パターン83の一部が浸透パターン81b,81cのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する復動パターン83aが検出部72で検出される。制御部1は、実施形態における往動の吐出タイミングの調整に加えて、この復動パターン83aの位置及び寸法に基づいて、復動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整する。これにより、Bi−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置100を提供することができる。
吐出タイミング調整方法は、所定の長さX1の浸透パターン81a,81b,81cを形成する第1の往動ステップと、浸透パターン81b,81cで形成される所定の長さX2の間隙に、長さX2の復動パターンを形成させるように吐出ヘッド44(K)からKインクを吐出する第1の復動ステップと、を含んでいる。復動によるKインクの着弾位置ずれが生じた場合には、復動パターン83の一部が浸透パターン81b,81cのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する復動パターン83aが検出部72で検出される。さらに、吐出タイミング調整方法は、実施形態における往動の吐出タイミングの調整に加えて、この復動パターン83aの位置及び寸法に基づいて、復動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップを含んでいる。これにより、Bi−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた吐出タイミング調整方法を提供することができる。
1…制御部、2…インターフェイス部、3…CPU、4…記憶部、5…制御回路、6…駆動信号生成部、7…入力装置、10…媒体供給部、20…媒体搬送部、23…搬送ベルト、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト駆動ローラー、27…乾燥ユニット、30…媒体回収部、40…印刷部、41…サブユニット、42…ヘッドユニット、43…キャリッジ、44…吐出ヘッド、45…ヘッド移動部、46…リニアエンコーダー、50…洗浄ユニット、60…媒体密着部、70…検査部、71…検査台、72…検出部、75…検査媒体、81a,81b,81c…浸透パターン、82,82a…往動パターン、83,83a…復動パターン、90,90a,90b…フレーム部、95…記録媒体、100…印刷装置。

Claims (7)

  1. 媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、
    前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成させ、
    第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、
    前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、を特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の往動にて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、
    第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、
    前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記位置及び前記寸法を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部から出力される出力信号により前記吐出タイミングを調整させる調整値を算出すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記媒体は、検査媒体であり、
    前記検査媒体を載置し、前記検出部を内包する検査台を備えていること、を特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記検出部は、撮像素子を備えたスキャナーであること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷装置。
  6. 媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備えた印刷装置の吐出タイミング調整方法であって、
    第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成する第1の往動ステップと、
    第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第2の往動ステップと、
    前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップと、
    を含んでいること、を特徴とする吐出タイミング調整方法。
  7. 前記第1の往動ステップにて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、
    第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第1の復動ステップと、
    前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップと、
    をさらに含んでいること、を特徴とする請求項6に記載の吐出タイミング調整方法。
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