JP6686722B2 - 印刷装置、吐出タイミング調整方法 - Google Patents
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Description
また、図1〜図3、図5、図7〜図9、及び図11〜図14では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示しており、軸方向を図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」としている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。図2は、印刷部及び検査部の構成を示す平面図である。図3は、印刷部及び検査部の構成を示す側面図である。まず、本実施形態に係る印刷装置100の概略構成について図1から図3を参照して説明する。なお、本実施形態では、媒体としての記録媒体95に捺染を行うインクジェット式の印刷装置100を例に上げて説明する。
媒体密着部60は、記録媒体95を搬送ベルト23に密着させるものである。媒体密着部60は、印刷部40より上流側(−X軸側)に設けられている。媒体密着部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有している。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、軸線方向が搬送方向と交差するように配置されている。ローラー支持部63は、搬送ベルト23を挟んで押圧ローラー61と対向する搬送ベルト23の内周面23b側に設けられている。
印刷部40は、ヘッドユニット42、ヘッドユニット42が搭載されるキャリッジ43などを有している。ヘッドユニット42は、複数のサブユニット41で構成され、本実施形態では、5つのサブユニット41で構成されたヘッドユニット42を例示している。5つのサブユニット41は、搬送方向と交差する主走査方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。各サブユニット41には、記録媒体95の表面に着弾したカラーインクを記録媒体95の裏面に浸透させる浸透インク(P)又はカラーインク(例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K))を吐出する吐出ヘッド44(Y),44(C),44(M),44(K),44(P)が備えられている。さらに、各吐出ヘッド44は、搬送方向(X軸方向)に並ぶ複数のノズルを備えており、インク供給部(図示せず)から供給されるカラーインク、又は浸透インクがノズルから吐出されるようになっている。
図4は、印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置100の電気的構成について図4を参照して説明する。
記憶部4は、CPU3のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するための記憶媒体であり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶素子を有している。
駆動信号生成部6は、吐出ヘッド44のノズルからインクを液滴に吐出させるための駆動信号を生成する。
図5は、インクの吐出タイミングを説明する図である。次に、吐出ヘッド44からインク滴を吐出させる吐出タイミングについて説明する。
図5に示すように、印刷装置100の記憶部4には、インク滴を所定の着弾位置Aに着弾させるための吐出タイミングが格納されている。例えば、+Y軸方向に移動する吐出ヘッド44の吐出タイミングは、所定の着弾位置Aと、所定の着弾位置Aに着弾させるように吐出ヘッド44からインク滴を吐出させる位置Bとの差を吐出タイミングとし、距離L0で示している。
例えば、距離L0の吐出タイミングで吐出されたインク滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ手前(−Y軸側)に着弾する場合、吐出タイミングを距離L0から距離L1だけ遅らせる必要がある。すなわち、吐出タイミングは、制御部1により距離(L0−L1)に調整される。
また、例えば、距離L0の吐出タイミングで吐出されたインク滴が、所定の着弾位置よりも距離L1だけ先(+Y軸側)に着弾する場合、吐出タイミングを距離L0から距離L1だけ早くさせる必要がある。すなわち、吐出タイミングは、制御部1により距離(L0+L1)に調整される。
図6は、カラーインクの吐出タイミング調整方法を説明するフローチャート図である。図7は、第1の往動によって形成される浸透パターンを説明する図である。図8は、第2の往動によって形成される往動パターンの一例を説明する図である。図9は、検査媒体の裏面に浸透する往動パターンの一例を説明する図である。次に、吐出タイミング調整方法について図6から図8を参照して説明する。なお、本説明では、一例としてブラック(K)インクを吐出する吐出ヘッド44を有するサブユニット41を交換した後に行う吐出タイミング調整方法について説明する。
図9に示すように、浸透パターン81aと重複した部分の往動パターン82aは、浸透インク(浸透パターン81a)によって検査媒体75の裏面まで浸透し、検査媒体75の裏面からの視認が可能になる。なお、距離L1は、往動パターン82aの主走査方向における寸法であり、往動における着弾ずれ量でもある。
印刷装置100の制御部1は、第1の往動にて長さX1の浸透パターン81a,81bで形成される所定の長さX2の間隙に、第2の往動にて所定の長さX2の往動パターン82を形成させるようにカラーインクとしてのKインクを吐出させる。往動によるKインクの着弾位置ずれが生じた場合には、往動パターン82の一部が浸透パターン81a,81bのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する往動パターン82aが検出部72で検出される。制御部1は、この往動パターン82aの位置及び寸法に基づいて、往動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整するので、Uni−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置100を提供することができる。
ステップS11は、第1の往動によって浸透パターン81a,81b,81cを形成する第1の往動ステップである。図11に示すように、制御部1は、第1の往動(主走査)にて、吐出ヘッド44(P)から浸透インクを吐出して主走査方向に沿う長さX1の浸透パターン81a,81b,81cと所定の長さX2の複数(2つ)の間隙とを形成させる。検査媒体75の表面に着弾した浸透インクは、検査媒体75の裏面に浸透し、検査媒体75の表裏に同一の浸透パターン81a,81b,81cが形成される。なお、浸透インクは透明であるため、浸透パターン81a,81b,81cを視認することはできない。
印刷装置100の制御部1は、第1の往動にて所定の長さX1の浸透パターン81a,81b,81cを形成し、浸透パターン81b,81cで形成される所定の長さX2の間隙に、長さX2の復動パターン83を形成させるように吐出ヘッド44(K)からKインクを吐出する。復動によるKインクの着弾位置ずれが生じた場合には、復動パターン83の一部が浸透パターン81b,81cのいずれか一方と重複して検査媒体75の裏面に浸透する復動パターン83aが検出部72で検出される。制御部1は、実施形態における往動の吐出タイミングの調整に加えて、この復動パターン83aの位置及び寸法に基づいて、復動にてKインクを吐出させる吐出タイミングを調整する。これにより、Bi−D印刷における浸透インクに対するKインクの着弾位置ずれを容易に修正することができる。したがって、印刷品質を向上させた印刷装置100を提供することができる。
Claims (7)
- 媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、
前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成させ、
第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、
前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、を特徴とする印刷装置。 - 前記制御部は、
前記第1の往動にて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、
第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出させ、
前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出させる吐出タイミングを調整すること、を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記位置及び前記寸法を検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記検出部から出力される出力信号により前記吐出タイミングを調整させる調整値を算出すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。 - 前記媒体は、検査媒体であり、
前記検査媒体を載置し、前記検出部を内包する検査台を備えていること、を特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 前記検出部は、撮像素子を備えたスキャナーであること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷装置。
- 媒体の表面に着弾したカラーインクを前記媒体の裏面に浸透させる浸透インク又は前記カラーインクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動部と、前記浸透インク及び前記カラーインクの吐出を制御する制御部と、を備えた印刷装置の吐出タイミング調整方法であって、
第1の往動にて、前記吐出ヘッドから前記浸透インクを吐出して前記主走査方向に沿う浸透パターンと所定の長さの間隙とを形成する第1の往動ステップと、
第2の往動にて、前記間隙に所定の長さの往動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第2の往動ステップと、
前記裏面に浸透した前記往動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、往動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する往動タイミング調整ステップと、
を含んでいること、を特徴とする吐出タイミング調整方法。 - 前記第1の往動ステップにて、所定の長さの複数の前記間隙を形成させ、
第1の復動にて、前記浸透パターンを介して前記往動パターンと対向する前記間隙に所定の長さの復動パターンを形成させるように前記吐出ヘッドから前記カラーインクを吐出する第1の復動ステップと、
前記裏面に浸透した前記復動パターンの前記主走査方向における位置及び寸法に基づいて、復動にて前記カラーインクを吐出する吐出タイミングを調整する復動タイミング調整ステップと、
をさらに含んでいること、を特徴とする請求項6に記載の吐出タイミング調整方法。
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