JP6684162B2 - サーモアクチュエータのケーシング構造 - Google Patents
サーモアクチュエータのケーシング構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6684162B2 JP6684162B2 JP2016120913A JP2016120913A JP6684162B2 JP 6684162 B2 JP6684162 B2 JP 6684162B2 JP 2016120913 A JP2016120913 A JP 2016120913A JP 2016120913 A JP2016120913 A JP 2016120913A JP 6684162 B2 JP6684162 B2 JP 6684162B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing body
- casing
- flange
- thermoelement
- thermo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 35
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 27
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 27
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 3
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G—SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G7/00—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
- F03G7/06—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using expansion or contraction of bodies due to heating, cooling, moistening, drying or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
図9に示すように、サーモアクチュエータ100は、ワックス101が収納されたエレメントケース102と、このエレメントケース102を後端側に支持すると共に、前端側においてリテーナ103を進退自在に保持する支持部104と、を備える。
前記エレメントケース102と支持部104とはカシメ加工により連結されてサーモエレメント105を構成し、このサーモエレメント105において温度変化がリフト量(リテーナ103の移動量)に変換される。
尚、前記サーモエレメント105(エレメントケース102、支持部104)は、例えば、真鍮により形成されている。
そして、前記ワックス101が温度変化によって膨張、収縮することにより、ダイヤフラム108が変形する。更に、前記ダイヤフラム108が変形に応じて前記ピストン107が前記ガイド部106に対して前後移動することにより、リテーナ103を進退させるように構成されている。
前記戻しばね110の前端はケーシング109の内側前端に着座し、後端はリテーナ103の後端において外方に突出した鍔部103aに固定されており、それによって戻しばね110は、リテーナ103及びシャフト111を後退方向に付勢している。
即ち、戻しばね110によりリテーナ103は、常に後進方向に付勢されるが、サーモエレメント105に対し、前記リテーナ103が前進する際には、戻しばね110を縮めるようになされている。
尚、ケーシング109の前端側の開口109eには、リング状のパッキン112が設けられており、リテーナ103の進退動作に拘わらずケーシング109内をシールしている。
また、前記ケーシング本体109aには、その後端側の開口109dから、支持部104の前部が圧入されて連結されており、前記開口109dの近傍が、支持部104の周面から外方に突出する鍔部104aの一面側(前面)に当接した状態になされている。
このようにサーモアクチュエータ100をエンジンに取り付けることにより、エンジン側の温度変化に伴うワックスの膨張、収縮によりシャフト111を進退させ、例えば、通風制御のための遮蔽板の開閉動作を実現している。
しかしながら、ケーシング本体はいわゆる深絞り加工となるため、加工のための設備が必要となり、コスト高になる虞れがあった。
また、前記支持部の端部が前記ケーシング本体に圧入されることにより、前記支持部が固定されている。このため、初期の圧入状態次第で振動等によって支持部とケーシング本体との圧入が緩む可能性があり、前記ケーシング本体の内部のシール性の確保が困難であった。
更に、前記支持部の端部を前記ケーシング本体に圧入するには、ケーシング本体の開口の内径寸法を高精度になす必要がある。しかしながら、深絞り加工のため、前記ケーシング本体の開口の内径寸法の高精度の加工が困難であるという技術的課題があった。
この合成樹脂製のケーシングを用いた場合においても、ステンレス(SUS)製のケーシングを用いた場合と同様に、支持部の端部を前記ケーシング本体に圧入する場合には、振動等によって支持部とケーシング本体との圧入が緩み、前記ケーシング本体の内部のシール性の確保が困難となる虞がある。
また、前記支持部の端部を前記ケーシング本体に圧入するには、ケーシング本体の開口の内径寸法を高精度になす必要がある。
特に、特許文献1に示される従来技術のように、ケーシングに支持部を圧入固定する場合には、ケーシングが当接する鍔部を支持部に形成しなければならない。この鍔部の形成のため、径はより大きくなり、よりコスト高となっていた。しかも切削する部分が多く、廃材が増え、コスト的に好ましいものではなかった。
加えて、位置決めのために支持部に鍔部を形成することなく、サーモエレメントをケーシングに位置決めする手段を検討した。
その結果、合成樹脂製のケーシング本体に支持部の端部を圧入することなく、支持部の端部を合成樹脂製のケーシング本体に係合させる、新たなケーシング構造を想到し得るに至り、本発明を完成するに至った。
そのため、従来の金属製のケーシングのようないわゆる深絞り加工を行う必要がなく、ケーシング本体に対して前記支持部が傾いて配置された場合にも、ケーシング本体とフランジとの間で前記傾きを吸収することができ、リテーナの進退動作によってケーシング本体とフランジとの間に外力が作用した際にも、ケーシングの破損を抑制することができる。
このように、サーモエレメントが前記パッキンを介してケーシング本体の内部に収容されているため、ケーシング本体の内部のシール性を確保することができる。
このような突起部が設けられているため、サーモアクチュエータの使用中において、振動等によって、ケーシング本体に下方に押し付ける力が作用しても、ケーシング本体の沈み込みが阻止され、第1の係合部はケーシング本体の第1の被係合部から外れにくく、第1の係合部の脱落を抑制することができる。即ち、一体化した、サーモアクチュエータの分解を防止できる。
尚、前記突起部の被取付け対象物に当接する寸法が、前記第1の被係合部の前記底面部の両端に上方に突出して形成された一対の前記突起の高さよりも小さな寸法に設定されていることが望ましい。
このように、フランジが、別個の左右対称の二つのフランジで形成されている場合には、ケーシング本体に対して、同一の二つのフランジを用いることができ、部品共通化によるコストの低減を図ることができる。
このように、ケーシング本体とフランジが合成樹脂により別体に形成され、フランジはサーモエレメントとケーシング本体に係合するため、従来の金属製のケーシングのようないわゆる深絞り加工を行う必要がなく、またサーモエレメントはフランジによって移動規制され、ケーシング本体はフランジによって移動規制されるため、サーモエレメントの支持部を、従来のようにケーシング本体に圧入する必要なく、ケーシング本体に収容(挿入)することによって、サーモエレメントとケーシング本体の位置決めをなすことができる。
その結果、合成樹脂製のケーシング本体であっても、割れを抑制することができる。また、ケーシング本体に対して前記支持部が傾いて配置された場合にも、ケーシング本体とフランジとの間で前記傾きを吸収することができ、リテーナの進退動作によってケーシング本体とフランジとの間に外力が作用した際にも、ケーシングの破損を抑制することができる。
更に、従来のサーモエレメントの支持部のように鍔部を形成する必要がないため、コストを削減することができる。
即ち、図3に示すように、サーモエレメント10は、ワックスが収納されたエレメントケース11と、このエレメントケース11を下端側に支持すると共に、上端側においてリテーナ12を進退自在に保持する支持部13とを備え、特許文献1に示したサーモエレメントと同様な動作、作用をなすように構成されている。
また、前記第2のパッキン収容溝16は、ケーシング本体20との間に装着される第2のパッキン4が収容される。この第2のパッキン4は、サーモエレメント10(支持部13)とケーシング本体20との間のシールを確保するためのOリングである。
尚、前記サーモエレメント10(エレメントケース11、支持部13)は、例えば真鍮により形成される。
このケーシング本体20は、特許文献1に示したサーモエレメントのケーシングと異なり、フランジ30,40がケーシング本体と一体に形成されておらず、別個に形成されている。
また、図3、図4に示すように、このケーシング本体20の下端部には、フランジ30,40の第1の係合部33,43と係合する第1の被係合部23と、フランジ30,40に形成された貫通孔34,44に挿通する突起部24が形成されている。
この第1の被係合部23は、底面部23aと、前記底面部の両端から上方に突出した一対の突起23bを有しており、いわゆる凹状に形成されている。この凹状の第1の被係合部23は、前記フランジ30,40に形成された第1の係合部33,43を収容し、位置決め、固定するものである。
このように、合成樹脂を用いて筒状のケーシング本体20を成形することにより、金属で形成する場合のような、いわゆる深絞りを行う必要がない。
また、前記リテーナ12とケーシング本体20(パッキンホルダ6)との間の隙間空間には、軸方向に伸縮自在な戻しバネ7が配置されている。
即ち、戻しバネ7によりリテーナ12は常に上方に付勢され、前記リテーナ12が戻しバネ7の反発力に抗しながら、サーモエレメント10に対して前進(上方に移動)するように構成されている。
前記したようにフランジは、図1乃至図4に示すように、ケーシング本体20と別体に形成されている。また、このフランジは二つのフランジ30,40に分割され、ケーシング本体20の下端部に取り付けられることにより、外方に環状に拡がる一つのフランジとして形成される。
また、この二つのフランジ30,40は、ケーシング本体20と同様に、合成樹脂を成形することによって製作される。
尚、前記フランジ30,40は左右対称の同一の構成であるため、一方のフランジ30を図5に図示すると共に、相当する部位の符号をすることで、他方のフランジ40の図示を省略する。
前記フランジ30、40は基体31、41を有し、フランジ30、40の一端部側(ケーシング本体20の配置側)には、この基体31、41から上方に位置するように、立設した第2の係合部32、42が形成されている。
即ち、第2の係合部32、42がサーモエレメント10の第2の被係合部15内に収容、配置されることにより、前記フランジ30、40とサーモエレメント10との間の上下方向及び横方向が規制される。
このように、前記フランジ30、40の第2の係合部32、42と、サーモエレメント10の第2の被係合部15によって、前記フランジ30、40とサーモエレメント10との間の移動が規制され、サーモエレメント10の位置決めが可能となる。
即ち、フランジ30,40の隣接する第1の係合部33,43が、図2、図6に示すように、ケーシング本体20の第1の被係合部23の突起23b、23bの間、即ち一つの凹状の第1の被係合部23に嵌ることにより、フランジ30,40が一つのフランジに形成される。また、前記フランジ30,40はケーシング本体20と一体になされ、かつ前記フランジ30,40とケーシング本体20との間の移動が規制される。
また、前記サーモエレメント10はケーシング本体20内に収容されるため、ケーシング本体20、フランジ30,40を組み立てた状態にあっては、一体物としてのサーモアクチュエータ1が形成される。
更に、前記フランジ30,40の他端部には、螺子留めの際に利用する貫通孔35,45が設けられている。
まず、サーモエレメント10に、第1のパッキン3、第2のパッキン4を装着する。
そして、ケーシング本体20内に、前記サーモエレメント10、前記リテーナ12、戻しバネ7、第3のパッキン5が装着されたパッキンホルダ6を収容する。このとき、ケーシング本体20の下端部は前記第2のパッキン4によってシールされ、上端部は前記第3のパッキン5によってシールされるため、ケーシング本体20の内部はシール性が確保される。
このように第2のパッキン4を介在して収容するため、前記開口部22近傍のケーシング本体20には、前記支持部13を圧入するような外力は作用しない。そのため、ケーシング本体20を合成樹脂で形成した場合であっても、ケーシング本体20の破損が抑制される。
そして、ケーシング本体20を下方に押し、ケーシング本体20の二つの突起部24を、フランジ30の貫通孔34、フランジ40の貫通孔44内に挿入し、ケーシング本体20を下方に押しながら、図中の矢印X方向に回動させる。
即ち、ケーシング本体20を下方に押しながら、フランジ30,40に対して回動させると、ケーシング本体20内の戻しバネ7は圧縮され、ケーシング本体20はフランジ30,40に対して沈み込む。このケーシング本体20がフランジ30,40から外れるまでの沈み込み量は、突起23bの高さである寸法D1である(図6参照)。
更に、前記ケーシング本体20の下方の押し下げを解除することにより、戻しバネ7によって、ケーシング本体20がフランジ30,40に対して上昇し、フランジ30の第1の係合部33及びフランジ40の第1の係合部43がケーシング本体20の凹状の第1の被係合部23に嵌まり込む(係合する)。
尚、図7に示すように、前記戻しバネ7によって、ケーシング本体20は矢印で示すように上方に付勢されているに過ぎないため、ケーシング本体20に下方に押し付ける力が作用した場合には、ケーシング本体20は下方向に移動する。
言い換えれば、ケーシング本体20に下方に押し付ける力が作用しない限り、ケーシング本体20の凹状の第1の被係合部23から、フランジ30の第1の係合部33及びフランジ40の第1の係合部43が外れ、脱落することはない。
まず、組み立てられたサーモアクチュエータ1のエレメントケース11及びこれを支持する支持部13の先端部を、エンジンEに形成された収納孔Ebに挿入する。
次に、フランジ30,40の貫通孔35,45を用いて、エンジンEに螺子固定する(図8において螺子は省略されている)。
このとき、ケーシング本体20の二つの突起部24は、フランジ30の貫通孔34内及びフランジ40の貫通孔44内に位置し、またエンジンEの壁部Ea近傍に配置される。
その結果、サーモアクチュエータ1に振動等が作用しても、ケーシング本体20の凹状の第1の被係合部23から、フランジ30の第1の係合部33及びフランジ40の第1の係合部43が外れ、脱落することはない。即ち、一体化したサーモアクチュエータ1が分解するのを防止することができる。
したがって、ケーシング本体20の凹状の第1の被係合部23から、フランジ30の第1の係合部33及びフランジ40の第1の係合部43が外れないようになすには、ケーシング本体20の二つの突起部24がエンジンEの壁部Eaに当接するまでの寸法D2を、前記沈み込み量D1よりも小さな寸法に設定する必要がある(図8参照)。
このようにケーシング本体20とフランジ30,40が合成樹脂により形成したため、従来の金属製のケーシングのようないわゆる深絞り加工を行う必要がない。
即ち、サーモエレメント10はフランジ30,40によって移動規制され、またケーシング本体20はフランジ30,40によって移動が規制されるため、サーモエレメント10の支持部13を、従来のようにケーシング本体20に圧入する必要なく、ケーシング本体20に収容(挿入)することによって、サーモエレメント10とケーシング本体20の位置決めがなされる。
その結果、合成樹脂製のケーシング本体20であっても、開口部22の内径が拡がり、ケーシング本体20の開口近傍に割れが発生するのを抑制することができる。
更に、従来のサーモエレメントの支持部のように鍔部を形成する必要がないため、コストの削減を図ることができる。
即ち、本発明のサーモアクチュエータのケーシング構造は、被取付物が限定されるものではないため、従来の様々なサーモアクチュエータに適用することが可能である。
2 シャフト
3 第1のパッキン
4 第2のパッキン
5 第3のパッキン
6 パッキンホルダ
7 戻しバネ(スプリング)
10 サーモエレメント
11 エレメントケース
12 リテーナ
13 支持部
14 第1のパッキン収容溝部
15 第2の被係合部
16 第2のパッキン収容溝部
20 ケーシング本体
22 開口部
23 第1の被係合部
23a 底面部
23b 突起
24 突起部
30、40 フランジ
32、42 第2の係合部
33、43 第1の係合部
34、44 貫通孔
E エンジン(被取付物)
Ea エンジン壁部
Eb エンジン収容孔
Claims (7)
- 温度変化により膨張または収縮するワックスを収容したサーモアクチュエータのケーシング構造であって、
前記ワックスを収容したエレメントケースと、前記エレメントケースを支持する支持部と、前記支持部に対して上下動するリテーナと、を少なくとも備えるサーモエレメントと、
前記サーモエレメントが収容される、合成樹脂からなる筒状のケーシング本体と、
前記ケーシング本体の下端部に設けられた第1の被係合部と、
前記ケーシング本体と別個に形成された合成樹脂からなるフランジと、
前記ケーシング本体内に収容され、前記ケーシング本体とサーモエレメントとの間に反発力を作用させるスプリングと、
前記フランジに設けられた、スプリングの反発力に抗しながら前記ケーシング本体を押し込みながら回動させることによって、前記ケーシング本体の第1の被係合部と係合する第1の係合部と、
を備えることを特徴とするサーモアクチュエータのケーシング構造。 - 前記ケーシング本体の下端部に設けられた第1の被係合部は、
ケーシング本体の外周面から径方向に突出して形成された底面部と、前記底面部の両端に上方に突出して形成された一対の突起とを有する、凹状に形成され、
前記フランジに設けられた第1の係合部が、前記凹状の第1の被係合部に係合することを特徴とする請求項1記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。 - 前記サーモエレメントの外周面に形成された溝と、前記溝内に収容されたパッキンを備え、
前記サーモエレメントが前記パッキンを介してケーシング本体の内部に収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。 - 前記ケーシング本体の下端部から下方に突出して形成された突起部と、
前記フランジに形成された、平面視上円弧状であって、幅が前記突起部の幅よりも大きく、前記突起部が挿入される貫通孔と、
を備えることを特徴とする請求項2または請求項2を引用する請求項3に記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。 - 前記突起部の被取付け対象物に当接する寸法が、前記第1の被係合部の前記底面部の両端に上方に突出して形成された一対の前記突起の高さよりも小さな寸法に設定されていることを特徴とする請求項4記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。
- 前記フランジが、別個の左右対称の二つのフランジで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。
- 前記フランジに第2の係合部が設けられ、前記サーモエレメントには前記フランジに設けられた第2の係合部と係合する第2の被係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のサーモアクチュエータのケーシング構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016120913A JP6684162B2 (ja) | 2016-06-17 | 2016-06-17 | サーモアクチュエータのケーシング構造 |
PCT/JP2017/006507 WO2017217017A1 (ja) | 2016-06-17 | 2017-02-22 | サーモアクチュエータのケーシング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016120913A JP6684162B2 (ja) | 2016-06-17 | 2016-06-17 | サーモアクチュエータのケーシング構造 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017223201A JP2017223201A (ja) | 2017-12-21 |
JP2017223201A5 JP2017223201A5 (ja) | 2019-01-17 |
JP6684162B2 true JP6684162B2 (ja) | 2020-04-22 |
Family
ID=60663142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016120913A Active JP6684162B2 (ja) | 2016-06-17 | 2016-06-17 | サーモアクチュエータのケーシング構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6684162B2 (ja) |
WO (1) | WO2017217017A1 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITTO20020709A1 (it) * | 2002-08-07 | 2004-02-08 | Eltek Spa | Dispositivo attuatore elettro-termico. |
US7157670B2 (en) * | 2004-09-22 | 2007-01-02 | Ark-Les Corporation | Adhesive system for attaching PTC heater to a wax motor |
JP5273918B2 (ja) * | 2006-12-06 | 2013-08-28 | 株式会社 クゼー | 感温式アクチュエータ |
JP5132633B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2013-01-30 | 本田技研工業株式会社 | 感温アクチュエータ取付構造 |
JP5863552B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2016-02-16 | 株式会社ユタカ技研 | サーモアクチュエータ |
JP6002099B2 (ja) * | 2013-07-25 | 2016-10-05 | 株式会社ユタカ技研 | 熱交換デバイス |
JP6161525B2 (ja) * | 2013-12-02 | 2017-07-12 | 日本サーモスタット株式会社 | サーモアクチュエータ及びその取付構造 |
JP6422392B2 (ja) * | 2015-04-27 | 2018-11-14 | 株式会社三五 | サーモアクチュエータ |
-
2016
- 2016-06-17 JP JP2016120913A patent/JP6684162B2/ja active Active
-
2017
- 2017-02-22 WO PCT/JP2017/006507 patent/WO2017217017A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2017217017A1 (ja) | 2017-12-21 |
JP2017223201A (ja) | 2017-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103026113B (zh) | 恒温器装置 | |
JP6125329B2 (ja) | 静止部シール構造 | |
US20100077583A1 (en) | Thermostat installing structure | |
JP2007157339A (ja) | コネクタの取付構造及び取付方法 | |
JP6684163B2 (ja) | サーモアクチュエータのケーシング構造 | |
JP6684162B2 (ja) | サーモアクチュエータのケーシング構造 | |
JP2020531304A (ja) | センタリングコーン及び嵌込装置 | |
KR20200047691A (ko) | 밀봉장치 및 그 조립방법 | |
JP6722274B2 (ja) | 電動弁および冷凍サイクルシステム | |
JP2019086086A (ja) | バルブ装置及びバルブ装置の組付方法 | |
JP5982354B2 (ja) | 流体制御弁 | |
JP6135326B2 (ja) | 密封構造及びガスケットの製造方法 | |
KR20170056453A (ko) | 다이어프램 밸브 및 그 제조 방법 | |
JP2008256167A (ja) | 軸受装置 | |
JP4698408B2 (ja) | 脚調整機構および電子機器 | |
JP6778141B2 (ja) | アクチュエータのシール構造 | |
JP6372160B2 (ja) | ガスケット及びガスケットの取付け構造 | |
JP6343537B2 (ja) | シールリング装着用治具およびそれを用いた光軸調整用スクリューの製造方法 | |
JP6248692B2 (ja) | シール機構 | |
JP2017223201A5 (ja) | ||
JP6086672B2 (ja) | 原子炉冷却材ポンプ | |
JP2005215503A (ja) | レンズ保持機構並びにレンズユニット | |
JP2006210370A (ja) | チャンバー接続装置 | |
JP6155070B2 (ja) | 樹脂配管の接合部構造 | |
JP5415874B2 (ja) | メカニカルシール装置および回転環の固定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181126 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200327 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6684162 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |