JP6683248B2 - 光波長多重伝送システム、光波長多重装置、及び予備系確認方法 - Google Patents

光波長多重伝送システム、光波長多重装置、及び予備系確認方法 Download PDF

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Description

本発明は、光波長多重伝送システムと、光波長多重伝送システムにおいて用いられる光波長多重装置と、光波長多重伝送システムにおける予備系確認方法とに関する。
近年、インターネットなどの普及に伴って映像などの大容量コンテンツを扱うサービスが急速に拡大しており、大容量コンテンツを伝送するためにバックボーンネットワークにおいても大容量化が進んでいる。こうしたネットワークは、一般に、端局間を光ファイバで接続して波長分割多重を行う光波長多重伝送システムとして構成されており、光波長多重伝送システムにおいても高速大容量化と多機能化が進んでいる。光波長多重伝送システムにおけるネットワークのトポロジーも、これまでのポイント−ツー−ポイント(point-to-point;2地点間直接接続)からリング構成やメッシュ構成へのものへと需要が移行している。このような複雑化に伴い、光波長多重伝送システムでは、伝送路の監視の重要性も高まり、伝送路の切り替えを自動的に行い、信頼性を向上させることが求められている。
光波長多重伝送システムの特徴として、伝送路上の中継ノードにおいて、光信号を電気信号に変換することなく光信号のままで増幅することが挙げられる。そのため、光回線の品質を把握するための誤り率(エラーレート)などの情報は、伝送路の終端ポイントでしか把握することができない。これまでは、伝送路品質の監視としては、終端ポイントで光信号を電気信号に変換した後に誤り率を求める程度の管理で十分であったが、システムの複雑化に伴って冗長構成などを採用した光波長多重伝送システムでは、電気信号に変換することなく光信号のままで区間単位での回線品質の監視、あるいは予備系の回線の品質の監視が必要となっている。また、光波長多重伝送システムの複雑化、高機能化に伴って、光波長多重伝送システムに設けられる光多重伝送装置も多様化しており、多様化する光多重伝送装置では、複雑化する波長配置の監視のために、光検出器の一種であるOCM(Optical Channel Monitor;光チャネルモニタ)を用いたスペクトラムの監視も行われている。
伝送経路上で発生し得る障害に対応するために運用系と予備系とからなる冗長構成とし、運用系において障害が発生した場合には予備系に自動的に切り替えるようにした光波長多重伝送システムでは、運用系から予備系に切り替える前提として予備系において障害が発生していないことが必要であるから、運用系だけでなく予備系についても、常時、障害の発生の有無を監視することが必要である。特許文献1には、送信側の装置において予備系に対してダミー光を挿入し、運用系における障害を受信側の装置で検出したときに、受信側の装置は予備系からのダミー光を参照して運用系から予備系への切り替えの可否を判断することが開示されている。特許文献2には、複数の端局装置を有し、各端局装置が光クロスコネクト装置を有する光波長多重装置である光波長多重伝送システムにおいて、各光波長多重装置内にダミー光源を設け、光クロスコネクト装置を介してダミー光源からのダミー光を予備系に挿入することが開示されている。
国際公開第01/35582号 特開第2006−196938号公報
端局装置である光波長多重装置によりダミー光を予備系に挿入し、受信側でダミー光を検出することによって予備系での障害の有無を判定する場合、光波長多重伝送システムにおけるネットワーク構成によっては複数の端局装置からのダミー光が受信側に入射する可能性がある。複数の端局装置からのダミー光が受信側に入射する場合、予備系のどこかにおいて障害が発生しても、受信側は、障害が発生した箇所を経由しない経路で接続する端局装置からのダミー光を検出してしまうから、予備系に起きた障害を検出できないことになる。また単純に、送信端となる端局装置において予備系にダミー光を挿入した場合、受信側でダミー光を検出するだけでは、予備系のどの区間で障害が起きているかを判別することができない。
本発明の目的は、運用系と予備系とからなる冗長構成を採用するる光波長多重伝送システムであって、区間を特定して予備系における障害を検出できる光波長多重伝送システムと、この光波長多重伝送システムにおいて用いられる光波長多重装置とを提供することにある。
本発明の目的は、運用系と予備系とからなる冗長構成を採用した光波長多重伝送システムにおける予備系の障害を検出する予備系確認方法であって、区間を特定して予備系における障害を検出できる予備系確認方法を提供することにある。
本発明の光波長多重伝送システムは、第1の端局装置と第2の端局装置との間に運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムであって、第1の端局装置は、ダミー光を出力する光源と、予備系に対してダミー光を挿入するカプラと、ダミー光を変化させる制御部と、を有し、第2の端局装置は、予備系からダミー光を抽出するカプラと、抽出されたダミー光を検出する検出器と、を有し、検出器での検出結果に応じて第1の端局装置と第2の端局装置との間の予備系の経路を特定してその予備系の正常性を確認可能とする。
本発明の光波長多重装置は、運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムにおいて送信側の端局に設けられる光多重伝送装置であって、ダミー光を出力する光源と、予備系に対してダミー光を挿入するカプラと、ダミー光を変化させる制御部と、受信側の端局でのダミー光の検出結果に応じて送信側の端局と受信側の端局との間の予備系の経路を特定してその予備系の正常性を確認することと、を有する。
本発明の光波長多重伝送システムにおける予備系確認方法は、第1の端局装置と第2の端局装置との間に運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムにおける予備系確認方法であって、第1の端局装置において、変動するダミー光を予備系に挿入することと、第2の端局装置において、予備系からダミー光を抽出して検出することと、を有し、第2の端局装置での検出結果に応じて第1の端局装置と第2の端局装置との間の予備系の経路を特定してその予備系の正常性を確認可能とする。
本発明によれば、運用系と予備系とからなる冗長構成を採用するる光波長多重伝送システムにおいて、区間を特定して予備系における障害を検出できる。
本発明の第1の実施形態の光波長多重伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光波長多重伝送システムの構成の別の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光波長多重伝送システムの構成のさらに別の例を示すブロック図である。 第2の実施形態の光波長多重伝送システムにおけるネットワーク構成を示す図である。 第2の実施形態の光波長多重伝送システムの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の一形態の光波長多重伝送システムの構成を示している。なお、添付の図面において、光または光信号の伝送の方向を端的に示すために矢印が用いられているが、矢印の使用は、伝送の双方向性を排除するものではなく、特に、同一の光伝送路を用いる双方向の伝送を排除するものではない。
図1に示す光波長多重伝送システムは、2つの端局装置間11,12を光伝送路で接続したものであり、光伝送路は、運用系21と冗長系22とからなる冗長構成となっている。ここでは、光波長分割多重(WDM;wavelength division multiplexing)による光信号が第1の端局装置11から第2の端局装置12に向けて送られるものとする。第1の端局装置11は、冗長構成となっている光伝送路に対して光波長多重分割による光信号を送出するものであるので、光波長多重装置ということになる。図示されていないが光伝送路の途中には光中継装置や光分岐装置が設けられていてもよいし、光伝送路の途中に光中継装置や光分岐装置を設けなくてもよい。予備系22は、運用系21での障害発生時に運用系21に代わって光信号を伝送するので、運用系21で使用するのと同じチャネル数の光波長多重信号を伝送できるだけの伝送波長帯域幅を有している必要がある。もっとも、必要な伝送波長帯域幅を確保できるのであれば、光波長多重信号の伝送のために使用する波長は、運用系21と予備系22との間で異なっていてもよい。
第1の端局装置11には、運用系21と予備系22の光伝送路の一端が引き込まれており、通常動作時において運用系21には既に光信号が伝送されているものとする。第1の端局装置11は、ダミー光を出力する光源(S)31と、予備系22に対してダミー光を挿入するカプラ(CPL)32と、光源31を制御してダミー光を変化させる制御部(CTRL)40と、を備えている。一方、第2の端局装置12には、運用系21と予備系22の光伝送路の他端が引き込まれている。第2の端局装置12は、予備系からダミー光を抽出するカプラ33と、抽出されたダミー光を検出する検出器(DET)34と、を備えている。ダミー光としては、運用系21上で伝送される光波長多重信号(すなわち主信号)と同じ波長構成の多重波長光を用いてもよいし、主信号とは異なる波長構成の多重波長光であってもよい。さらに、ダミー光として、多重波長光ではなく、主信号と同じような波長帯域幅を有するブロードなスペクトル分布を有する光を用いてもよい。
本実施形態の光波長多重システムでは、第1の端局装置11において、制御部40によって光源31を制御し、ダミー光の例えば強度を意図的に変動させる。このようにダミー光を意図的に制御すると、それに応じて検出器34において検出されるダミー光も変動する。第1の端局装置11に固有の変化パターンを用いて第1の端局装置11においてダミー光を変化させれば、検出器34で検出されたダミー光の変化パターンと第1の端局装置11に対する変化パターンとを比較することにより、検出器34で検出されたダミー光に第1の端局装置11からのダミー光が含まれているかを判定することができる。したがって、複数の端局装置からのダミー光が予備系22を介して第2の端局装置12に到来するような場合であっても、第1の端局装置11からの予備系22を介したダミー光が第2の端局装置12に到達したかどうかを判定できる。したがって、検出器34での検出結果に応じて第1の端局装置11と第2の端局装置12との間の予備系22の経路を特定することが可能になる。このとき、第1の端局装置11と第2の端局装置12との間が単一区間であるとすれば、その区間における予備系22の正常性を確認できる。ダミー光の変化パターンとしては、例えば、ダミー光の強度変動における周波数や、ダミー光を断続的に発生させるとしてそのときの周期や継続時間を用いることができる。
第1の実施形態の光波長多重伝送システムを拡張したものとして、第1の端局装置11と第2の端局装置12との間の光伝送路に、第1の端局装置11と同様にダミー光を予備系22に挿入する他の端局装置あるいは中間装置を接続することもできる。このとき、端局装置あるいは中間装置ごとにダミー光の変化パターンを異ならせれば、第2の端局装置12においてダミー光を検出する際に、どの端局装置あるいは中間装置からのダミー光を検出できてどの端局装置あるいは中間装置からのダミー光を検出できなかったかを判断できる。予備系22の区間ごとにこのような端局装置あるいは中間装置を設けるとすれば、予備系22の区間ごとにその区間における予備系22の正常性を確認することが可能となる。言い換えれば、光波長多重伝送システムに複数の第1の端局装置を設けられる場合に、これらの第1の端局装置はそれぞれが固有のパターンでダミー光を変動させるようにすれば、第2の端局装置12において検出したダミー光からそれらの固有のパターンを検出することにより、検出したダミー光を生成した第1の端局装置がどれであるかを特定することが可能になる。
図1に示した光波長多重伝送システムでは、第1の端局装置11と第2の端局装置12との間の光伝送路の一方を運用系21に固定し、他方を予備系22に固定し、予備系22のみにダミー光を挿入している。しかしながら、光波長多重伝送システムの運用の柔軟性の観点からは、複数ある光伝送路あるいは光の中で運用系と予備系とを固定しないことが好ましい。図2及び図3に示した光波長多重伝送システムは、いずれも図1に示したものと同様のものではあるが、第1の端局装置11と第2の端局装置12との間で複数の光伝送路(図では2本の光伝送路23a,23b)が設定されているときに、一方を運用系とし他方を予備系として、運用系と予備系とを任意に切り替えられるようにしたものである。このため、どちらが予備系であるかに応じてダミー光が挿入される光伝送路を切り替え可能である必要がある。
図2に示したものでは、光波長多重装置である第1の端局装置11において、光伝送路23a,23bに対してそれぞれダミー光を挿入するためのカプラ32a,32bが設けられ、ダミー光を発生する光源31とカプラ32a,32bの間には、カプラ32a,32bのいずれかにダミー光を振り分けるためのスイッチ(SW)35が設けられている。スイッチ35は、制御部40によって制御される。第2の端局装置12においては、ダミー光を抽出するためのカプラ33a,33bが光伝送路23a,23bに対してそれぞれ設けられており、カプラ33a,33bに対して、抽出されたダミー光を検出する検出器34a,34bがそれぞれ設けられている。
図3に示したものでは、光波長多重装置である第1の端局装置11において、ダミー光を発生する2つの光源31a,31bが設けられている。どちらの光源でダミー光を発生するかは制御部40によって制御される。光伝送路23a,23bに対してそれぞれダミー光を挿入するためのカプラ32a,32bが設けられ、カプラ32a,32bに対してそれぞれ光源31a,31bが接続している。図3に示したシステムにおける第2の端局装置12の構成は、図2に示したものと同じである。
次に、第2の実施形態の光波長多重伝送システムについて説明する。第2の実施形態では、一例として、海底光ケーブルを用いて構成された光波長多重伝送システムについて説明する。まず、第2の実施形態の説明を行う前に、海底光ケーブルを用いる光波長多重伝送システムの概要について説明する。光波長多重伝送システムは、これまでの大陸間通信などに広く適用されており、海底光ケーブルを用いる光波長多重伝送システムでは、使用する回線数が少ない初期の導入時において、回線に割り当てられていない波長に対してダミー光を挿入し、これにより、設定される回線数が増えたときのパワー変動を抑える手法が一般的に用いられている。近年では、ASE(Amplified Spontaneous Emission;増幅自然放出光)光源とWSS(Wavelength Selective Switch;波長選択性スイッチ)とを組み合わせたフレキシブルな光源が用いられてるようになってきている。また光波長多重伝送システムにおいて海底に沈められる分岐装置においても、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer;再構成可能光分岐挿入装置)機能を有するような自由度のあるシステムとすることの要求が強く、将来的には、CDC(Colorless, Directionless and Contentionless)機能を有するCDC−ROADMの導入が検討されている。CDCは、任意の波長を出力可能(Colorless)であり、任意の方路へ出力可能(Directionless)であり、波長や方路の衝突がない(Contentionless)ことを意味する。
図4は、第2の実施形態の光波長多重伝送システムにおけるネットワーク構成を示している。例えば海底において光ファイバケーブルなどからなる光伝送路51がリング状に敷設されている。光伝送路51には、海底などに設置される複数の海中分岐装置が設けられている。ここでは、4つの海中分岐装置52A〜52Dが設けられている。海中分岐装置52A〜52Dとしては、上述したようなROADM機能を有するもの、あるいはCDC−ROADM機能を有するものが好ましい。海中分岐装置52A〜52Dには、それぞれ、光ファイバケーブルなどからなる接続用の光伝送路53A〜53Dを介して陸上の端局54A〜54Dが接続している。端局54A〜54Dには、それぞれ、端局装置である光波長多重装置55A〜55Dと、光波長多重装置55A〜55Dに接続する端局終端装置(TPDN;トランスポンダとも呼ぶ)56A〜56Dとが設けられている。光波長多重装置55A〜55Dは、光伝送路51,53A〜53Dの少なくとも1つを用いて、相手方となる端局の光波長多重装置との間で運用系と予備系とからなる冗長構成を採用した光波長分割多重(WDM)伝送を行う。
図5は、光波長多重装置55A〜55Dの構成を示している。光波長多重装置55A〜55Dの構成は、端局54A〜54Dによらずに同一のものとすることができるが、ここでは、端局54Aと端局54Bとの間での光信号の伝送を説明するために、端局54Aの光波長多重装置55Aと端局54Bの光波長多重装置55Bの両方が示されている。以下では、端局54Aを送信端とし、端局54Bを受信端とする伝送を主として説明する。
図4のネットワーク構成から分かるように、端局54Aと端局54Bとの間の経路としては、端局54Aから海中分岐装置52Aを通り、海中分岐装置52Cを経由して、海中分岐装置52Bから端局54Bに至る経路と、端局54Aから海中分岐装置52Aを通り、海中分岐装置52Dを経由して、海中分岐装置52Bから端局54Bに至る経路とがある。本実施形態では、このような2通りの経路を利用して冗長経路を構成するものとするが、端局54Aと海中分岐装置52Aの間は、多心の接続用光伝送路53Aにおける2つの物理経路を用いて冗長経路を構成し、同様に、端局54Bと海中分岐装置52Bの間は、多心の接続用光伝送路53Bにおける2つの物理経路を用いて冗長経路を構成するものとする。すると、光多重伝送装置55Aから光多重伝送装置55Bに向かう2つの光回線61A,62Aが形成され、光多重伝送装置55Bから光多重伝送装置55Aに向かう2つの光回線61B,62Bが形成されることになる。図4で示した例では、運用系の光回線が太実線で示されており、海中分岐装置52Dを経由している。これに対して予備系の光回線は、太点線で示されており、海中分岐装置52Cを経由して端局54Cの光波長多重装置55Cで折り返され、再び海中分岐装置52Cを経由して海中分岐装置52Bに向かっている。なお、図示される光波長多重伝送システムでは、端局54Aと端局54Cの間で伝送される主信号や、端局54Cと端局54Bの間で伝送される主信号が存在し得るが、これらの主信号の存在を考慮しても、端局54Aと端局54Bには、運用系と同じチャネル数分の予備系の帯域が確保されているものとする。
端局54Aの光波長多重装置55Aは、トランスポンダ56Aからの光波長多重信号を光回線61A,62Aのうちの運用系の光回線に送出するスイッチ71Aと、ダミー光を光回線に挿入するために光回線61,62にそれぞれ設けられたカプラ72A,73Aと、ASE光源(ASE)74Aと、ASE光源74Aからの光から波長を選択してダミー光とし、カプラ72A,73Aのうち予備系に対応するカプラに対してダミー光を供給する波長選択性スイッチ(WSS)75Aと、ASE光源74A及び波長選択性スイッチ75Aを制御してダミー光を制御し、さらにダミー光の送出す先となるカプラを選択する制御部76Aと、を備えている。スイッチ71A、カプラ72A,73A、ASE光源74A、波長選択性スイッチ75A及び制御部76Aは、送信端としての機能を実現するために設けられている。さらにこの光波長多重装置55Aは、光回線61B,62Bのうち運用系の回線を選択し、端局54Bから伝送されてきた光波長多重信号をトランスポンダ56Aに出力するセレクタ81Aと、光回線61B,62Bにそれぞれ接続して光回線61B,62Bからダミー光を抽出するカプラ82A,83Aと、カプラ82A,83Aにそれぞれ接続して抽出された光を検出する光チャネルモニタ(OCM)84A,85Aと、を備えている。光チャネルモニタ84A,85Aのうち運用系の光回線に対応するものは、運用系での光波長多重信号のスペクトラムを監視し、予備系の光回線に対応するものは、ダミー光の検出と監視を行う。セレクタ81A、カプラ82A,83A及び光チャネルモニタ84A,85Aは、受信端としての機能を実現するために設けられている。端局54Aの光波長多重装置55Aと同様に、端局54Bの光波長多重装置55Bは、スイッチ71B、カプラ72B,73B,82B,83B、ASE光源74B、波長選択性スイッチ75B、制御部76B、セレクタ81B及び光チャネルモニタ84B,85Bを備えている。
関連技術における冗長構成を有するシステムでは送信側を分岐して受信端側で選択する構成が一般的であるが、光波長分割多重による光波長多重伝送システムは、長距離伝送を前提とするため、冗長構成のための回路を通過する際の伝送損失を最小限にする必要がある。そのため、図4及び図5に示した光波長多重伝送システムでは、送信端において、冗長構成を形成する2つの光回線のうちの一方に対し、スイッチによりトランスポンダからの光波長多重信号を分岐させ、さらに、他方の光回線に対してASE光源からのダミー光を送出する構成となっている。これにより、通常時には運用系の光回線で主信号が伝送され、予備系の光回線にダミー光が挿入されることになる。図5に示したものでは、端局54Aにおいて、トランスポンダ56Aから光波長多重装置55Aに対して波長λ1,λ2,λ3からなる光波長多重信号が入力し、この光波長多重信号は、主信号として、この時点で運用系Wである光回線61Aを介して端局54B側に伝送される。一方、ASE光源74A及び波長選択性スイッチ75Aにより、波長λ1,λ2,λ3からなるダミー光が生成され、このダミー光は、この時点で予備系Pである光回線62Aを介して端局54B側に伝送されている。
運用系から予備系への切り替えを考えると、予備系において別の障害が発生している場合もあるので、不用意に切り替えを行うことを避けたほうが望ましい。受信端においてはダミー光の有無を検出するだけで予備系の正常性の一応の確認を行うことができるが、例えば、受信端である端局54Bに到着している予備系のダミー光が、送信端である端局54Aで生成したダミー光でない場合も考えられる。例えば図4に示した例において、予備系の回線は、端局54A→端局54C→端局54Bの経路を通過しているが、端局Aと端局54Cの間で障害が発生したとすると、端局54Cの光波長多重装置55Cが、端局54Cから端局54B方向への別回線への影響を考慮し、欠落した波長帯にダミー光を挿入することも考えられる。この場合、端局54Bの受信端で検出したダミー光が端局54Aで挿入されたものか端局54Cで挿入されたものかは、ダミー光の有無だけでは判断できない。したがって、端局54Bでの検出結果に応じて光回線の切り替えを実行しても、端局Aと端局Bの間の光回線が復旧しない場合もあり得る。
本実施形態の光波長多重伝送システムは、送信端において生成されるダミー光を変動させ、例えばダミー光のパワーを変動させ、受信端側の光チャネルモニターによってダミー光の変動を確認することにより、予備系の正常性を確認するものである。確認結果に応じて、運用系から予備系への切り替えを行うことができる。ここで、端局54Aにおいて挿入するダミー光と端局54Cにおいて挿入されるダミー光とについては、例えば挿入するダミー光の強度を変動させるときの変動の周波数などを端局54Aと端局54Cとで変えることによって、端局54Bでの判断を容易にすることができる。
このように本実施形態の構成を採用することにより、光波長多重伝送システムの構成が複雑になった場合であっても、光伝送路上の光回線が使用されているか否かの有無に関わらず、光伝送路での区間単位での監視が可能となる。これにより、関連技術の方法では十分には監視できなかった予備系の光回線の監視が可能となり、運用系から予備系へのスムーズな切り替えが実施可能となり、障害発生時の復旧時間を削減することが可能となる。
本実施形態の光波長多重伝送システムでは、以下に説明するような変更が可能である。例えば、ROADMなどを用いたシステムでは、光波長多重信号についてその波長ごとに別々の経路を伝送することが可能である。このようなシステムにおいて、複数の波長に対して同一のルートが設定されているのであれば、同一のルート上にある複数の波長を1グループと考えて、このグループ内の波長から1つの代表波長を選び、代表波長に対応するダミー光に対して変動を与えれば、グループの全ての波長を監視したことになる。これにより、複数の波長の全てについてダミー光の監視を行うことの必要がなくなるので、監視に要する時間を短縮することができる。
また上記では、端局54Aから端局54Bに向けた光回線の監視を中心に説明したが、当然のことながら、運用系と予備系からなる冗長構成を双方向に適用した光波長多重伝送システムにおいても本実施形態を適用することができる。例えば図4に示したネットワーク構成において、端局54Bから端局54Aへ向かう伝送を行う際に海底中継装置52Cを経由する経路が予備系であって予備系の光回線は端局54Cでいったん折り返される場合に、端局54Bにおいて端局54Cに向かう予備系の光回線に対し、上述と同様に強度を意図的に変動させたダミー光を挿入することができる。そして、受信端となる端局54Aにおいてダミー光の変動を正常に検出できた場合にのみ、端局54Aからのダミー光を変動させるようにすることにより、端局54Aと端局54Bとの間で双方向の光回線の監視を行うことが可能になる。図5に示した例では、光回線61Bが運用系W2、光回線62Bが予備系P2に設定されており、端局54Bでは、光回線62Bに対してダミー光が挿入されている。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年3月29日に出願された日本国特許出願:特願2016−065601を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られるものではない。
[付記1]
第1の端局装置と第2の端局装置との間に運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムであって、
前記第1の端局装置は、ダミー光を出力する光源と、前記予備系に対して前記ダミー光を挿入する第1のカプラと、前記ダミー光を変化させる制御部と、を有し、
前記第2の端局装置は、前記予備系から前記ダミー光を抽出する第2のカプラと、前記抽出されたダミー光を検出する検出器と、を有し、
前記検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重伝送システム。
[付記2]
第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
前記第1の端局装置は、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
前記第1及び第2のカプラに対してそれぞれ接続してダミー光を発生する第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源のうち前記予備系に対応する光源を作動させて該光源からのダミー光を変化させる制御部と、
を有し、
前記第2の端局装置は、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重伝送システム。
[付記3]
第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
前記第1の端局装置は、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
ダミー光を発生する光源と、
前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
を有し、
前記第2の端局装置は、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重伝送システム。
[付記4]
前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、付記3に記載の光波長多重伝送システム。
[付記5]
前記第1の端局装置は、前記第1及び第2の光回線のうち前記運用系に対応する光回線を選択して選択された光回線に対して光波長多重信号を送出するスイッチを備え、
前記第2の端局装置は、前記運用系に対応する前記光回線を選択して選択された光回線から前記光波長多重信号を取り出すセレクタを備える、付記2乃至4のいずれか1項に記載の光波長多重伝送システム。
[付記6]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長と一致する複数の波長の光を有する付記5に記載の光波長多重伝送システム。
[付記7]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長をカバーする波長帯域の光である、付記5に記載の光波長多重伝送システム。
[付記8]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長のうちの1つの波長の光である付記5に記載の光波長多重伝送システム。
[付記9]
複数の前記第1の端局装置を備え、前記制御部は、前記第1の端局装置ごとに異なるパターンで前記ダミー光を変化させる、付記1乃至8のいずれか1項に記載の光波長多重伝送システム。
[付記10]
前記ダミー光の変化は前記ダミー光の強度の変化である、付記1乃至9のいずれか1項に記載の光波長多重伝送システム。
[付記11]
前記光源はASE光源である、付記1乃至10のいずれか1項に記載の光波長多重伝送システム。
[付記12]
運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムにおいて送信側の端局に設けられる光多重伝送装置であって、
ダミー光を出力する光源と、
前記予備系に対して前記ダミー光を挿入するカプラと、
前記ダミー光を変化させる制御部と、を有し、
受信側の端局での前記ダミー光の検出結果に応じて前記送信側の端局と前記受信側の端局との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重装置。
[付記13]
第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムにおいて送信側の端局に設けられる光多重伝送装置であって、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
前記第1及び第2のカプラに対してそれぞれ接続してダミー光を発生する第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源のうち前記予備系に対応する光源を作動させて該光源からのダミー光を変化させる制御部と、
を有し、
受信側の端局での前記ダミー光の検出結果に応じて前記送信側の端局と前記受信側の端局との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重装置。
[付記14]
第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムにおいて送信側の端局に設けられる光多重伝送装置であって、
前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
ダミー光を発生する光源と、
前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
を有し、
受信側の端局での前記ダミー光の検出結果に応じて前記送信側の端局と前記受信側の端局との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とする、光波長多重装置。
[付記15]
前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、付記14に記載の光波長多重装置。
[付記16]
前記第1及び第2の光回線のうち前記運用系に対応する光回線を選択して選択された光回線に対して光波長多重信号を送出するスイッチを備える、付記13乃至15のいずれか1項に記載の光波長多重装置。
[付記17]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長と一致する複数の波長の光を有する付記16に記載の光波長多重装置。
[付記18]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長をカバーする波長帯域の光である、付記16に記載の光波長多重装置。
[付記19]
前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長のうちの1つの波長の光である付記16に記載の光波長多重装置。
[付記20]
前記制御部は、前記光波長多重装置に固有の異なるパターンで前記ダミー光を変化させる、付記12乃至19のいずれか1項に記載の光波長多重装置。
[付記21]
前記ダミー光の変化は前記ダミー光の強度の変化である、付記12乃至20のいずれか1項に記載の光波長多重伝送装置。
[付記22]
前記光源はASE光源である、付記13乃至21のいずれか1項に記載の光波長多重装置。
[付記23]
第1の端局装置と第2の端局装置との間に運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムにおける予備系確認方法であって、
前記第1の端局装置において、変動するダミー光を前記予備系に挿入することと、
前記第2の端局装置において、前記予備系から前記ダミー光を抽出して検出することと、
前記第2の端局装置での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とすることと、
を有する予備系確認方法。
[付記24]
第1の端局装置ごとに当該第1の端局装置に固有のパターンで前記ダミー光を変動させ、
前記第2の端局装置において前記ダミー光から前記固有のパターンを検出することにより、前記検出したダミー光を生成した前記第1の端局装置を特定する、付記23に記載の予備系確認方法。
[付記25]
前記ダミー光の変動は前記ダミー光の強度の変動である、付記23または24に記載の予備系確認方法。
11,12 端局装置
21 運用系
22 予備系
23a,23b,51,53A〜53D 光伝送路
31,31a,31b 光源(S)
32,32a,32b,33,33a,33b,72A,72B,73A,73B,82A,82B,83A,83B カプラ(CPL)
34,34a,34b 検出器(DET)
35,71A,71B スイッチ(SW)
40,76A,76B 制御部(CTRL)
54A〜54D 端局
55A〜55D 光波長多重装置
61A,61B,62A,62B 光回線
74A,74B ASE光源(ASE)
75A,75B 波長選択性スイッチ(WSS)
81A,81B セレクタ(SEL)
84A,84B,85A,85B 光チャネルモニター(OCM)

Claims (10)

  1. 第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
    前記第1の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
    ダミー光を発生する光源と、
    前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
    前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
    を有し、
    前記第2の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
    前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
    前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とし、
    前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、光波長多重伝送システム。
  2. 前記第1の端局装置は、前記第1及び第2の光回線のうち前記運用系に対応する光回線を選択して選択された光回線に対して光波長多重信号を送出するスイッチを備え、
    前記第2の端局装置は、前記運用系に対応する前記光回線を選択して選択された光回線から前記光波長多重信号を取り出すセレクタを備える、請求項1に記載の光波長多重伝送システム。
  3. 第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
    前記第1の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
    ダミー光を発生する光源と、
    前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
    前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
    を有し、
    前記第2の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
    前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
    前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とし、
    前記第1の端局装置は、前記第1及び第2の光回線のうち前記運用系に対応する光回線を選択して選択された光回線に対して光波長多重信号を送出するスイッチを備え、
    前記第2の端局装置は、前記運用系に対応する前記光回線を選択して選択された光回線から前記光波長多重信号を取り出すセレクタを備え、
    前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長と一致する複数の波長の光を有する、光波長多重伝送システム。
  4. 第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
    前記第1の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
    ダミー光を発生する光源と、
    前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
    前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
    を有し、
    前記第2の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
    前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
    前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とし、
    前記第1の端局装置は、前記第1及び第2の光回線のうち前記運用系に対応する光回線を選択して選択された光回線に対して光波長多重信号を送出するスイッチを備え、
    前記第2の端局装置は、前記運用系に対応する前記光回線を選択して選択された光回線から前記光波長多重信号を取り出すセレクタを備え、
    前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長をカバーする波長帯域の光である、光波長多重伝送システム。
  5. 前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、請求項3または4に記載の光波長多重伝送システム。
  6. 前記ダミー光は、前記光波長多重信号に含まれる複数の波長のうちの1つの波長の光である請求項に記載の光波長多重伝送システム。
  7. 第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムであって、
    前記第1の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
    ダミー光を発生する光源と、
    前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
    前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
    を有し、
    前記第2の端局装置は、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラと、
    前記第3及び第4のカプラにそれぞれ接続して前記抽出されたダミー光を検出する第1及び第2の検出器と、を有し、
    前記第1及び第2の検出器のうち前記予備系に対応する検出器での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とし、
    複数の前記第1の端局装置を備え、前記制御部は、前記第1の端局装置ごとに異なるパターンで前記ダミー光を変化させる、光波長多重伝送システム。
  8. 前記ダミー光の変化は前記ダミー光の強度の変化である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光波長多重伝送システム。
  9. 第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成が形成される光波長多重伝送システムにおいて送信側の端局に設けられる光多重伝送装置であって、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラと、
    ダミー光を発生する光源と、
    前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択して前記選択したカプラに対して前記ダミー光を供給する選択スイッチと、
    前記選択スイッチを制御するとともに前記ダミー光を変化させる制御部と、
    を有し、
    受信側の端局での前記ダミー光の検出結果に応じて前記送信側の端局と前記受信側の端局との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とし、
    前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、光波長多重装置。
  10. 第1の端局装置と第2の端局装置との間に、第1及び第2の光回線が設定されて前記第1及び第2の光回線により運用系及び予備系からなる冗長構成を備える光波長多重伝送システムにおける予備系確認方法であって、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられた第1及び第2のカプラを有する前記第1の端局装置において、前記第1及び第2のカプラのうち前記予備系に対応するカプラを選択スイッチで選択して前記選択したカプラに対して変動するダミー光を前記予備系に挿入することと、
    前記第1及び第2の光回線にそれぞれ設けられて前記ダミー光を抽出する第3及び第4のカプラを有する前記第2の端局装置において、前記第3及び第4のカプラのうち前記予備系から前記ダミー光を抽出して検出することと、
    前記第2の端局装置での検出結果に応じて前記第1の端局装置と前記第2の端局装置との間の前記予備系の経路を特定して当該予備系の正常性を確認可能とすることと、
    を有し、
    前記選択スイッチは波長選択性スイッチである、予備系確認方法。
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