JP5233580B2 - 導通経路設定方法,通信システム,光伝送装置および光送受信装置 - Google Patents

導通経路設定方法,通信システム,光伝送装置および光送受信装置 Download PDF

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Description

本案件は、導通経路設定方法,通信システム,光伝送装置および光送受信装置に関する。
現在の光伝送装置では、信号を疎通させるために光ファイバーを接続して通信経路を設定することが行なわれる。例えば、光伝送装置に光送受信装置を収容するととともに、収容先の光伝送装置の異なる光送受信装置間において通信経路の設定を行なう。この場合には、信号が通過する全ての光伝送装置において通信経路設定を、人的作業を通じて行なう。
この作業は煩雑であり、設定ミス等の発生や、又設定にかかる時間やコストの増大を招きやすい。このため、当該作業者は、光伝送装置としての装置構成及びネットワーク構成を熟知した上で作業に取り掛かっている。
特開平8−331047号公報 特開2003−174432号公報
本案件の目的の一つは、通信経路設定の自動化を進めることにある。
さらに、設定に要する時間を短縮化させることも目的とすることができる。
また、作業負荷を軽減させ、設定ミス等の発生を抑制することも目的とすることができる。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成又は作用により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本案件の他の目的として位置づけることができる。
たとえば、以下の手段を用いる。
(1)多重通信を行なう伝送路に接続される第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、前記第1および第2光伝送装置および前記伝送路を介し信号光が伝搬する通信経路を設定する方法であって、前記第1光送受信装置は、多重伝送における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置に出力し、前記第1光送受信装置および前記第2光送受信装置間において設定すべき通信経路上の途中箇所において、前記導通確認光の導通を確認するとともに、前記第1光送受信装置から前記導通確認光の導通を確認した箇所に続く経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう一方、前記導通確認光の導通の確認および前記経路についての設定を、前記第1光送受信装置の側から前記第2光送受信装置に至るまで複数個所で順次行ない、前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出する通信経路設定方法を用いる。
(2)第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と、前記第1および第2光伝送装置と、を介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムであって、前記第1光送受信装置が、前記多重通信における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置,前記伝送路および前記第2光伝送装置を介して前記第2光送受信装置に送信する導通確認光送信部をそなえ、前記第1光伝送装置および前記第2光伝送装置は、それぞれ、当該光伝送装置において前記通信経路として設定される経路の箇所において、前記導通確認光の導通を確認する導通確認部と、該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう設定部と、をそなえ、前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出する通信システムを用いる。
(3)異なる光伝送装置に収容される光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と各収容先の光伝送装置とを介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムにおける前記通信経路上にそなえられる光伝送装置であって、当該光伝送装置において、一の光送受信装置から出力された導通確認光の導通を確認する導通確認部と、該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の伝搬経路を前記通信経路の部分として設定する設定部と、をそなえ、前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出する光伝送装置を用いる。
(4)上記(2)の光通信システムにおける光送受信装置であって、該導通確認光送信部をそなえた光送受信装置を用いる。
開示の技術によれば、通信経路設定の自動化を進めることができる。
さらに、設定に要する時間を短縮化させることもできる。
また、作業負荷を軽減させ、設定ミス等の発生を抑制することもできる。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。但し、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図は無い。即ち、本実施形態は、その趣旨に逸脱しない範囲において種々変形して実施することができる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は第1実施形態にかかる光伝送装置を示す図である。この図1に示す光伝送装置10は、例えば波長多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送システムにおけるOADMノードとして適用される。即ち、光伝送装置10は、多重通信を行なう伝送路の一例であるWDM光伝送路11a,11bを介して図示しない他の光伝送装置に接続可能である。
また、光伝送装置10は、配下に光送受信装置の一例であるOLC(Optical Line Card)20を接続することができる。これにより、WDM光伝送路11(11a,11b)を介して接続される光伝送装置20間において、それぞれが収容するOLC20間での通信経路が設定され、OLC間通信が行なわれる。このとき、OLC間通信のための通信経路は、例示的に後述するような自動化された手順で設定することができる。
ここで、光伝送装置10は、一例として、光増幅部1a,1b,分岐部2,波長分離部3,波長多重部4,光スイッチ5,信号光/制御光分離部6a,信号光/制御光合流部6b,OSC(Optical Supervisory Channel)部7および制御部8を含めることができる。
信号光/制御光分離部6aは、入力側WDM光伝送路11aから入力される光のうちで、例えば制御情報を含む制御光に割り当てられる波長の光と主信号光に割り当てられる波長の光とを分離する。プリアンプは光増幅部1aの一例であり、入力側WDM光伝送路11aから分離部6aを介して入力される光を増幅する。
分岐部2は、光増幅部1aで増幅された光を分岐して、一方を光スイッチ5に、他方を波長分離部3にそれぞれ導く。また、波長分離部(DEMUX:Demultiplexer)3は、分岐部2からの光についてWDMのチャンネルに対応する波長成分ごとに分離し、分離された各チャンネル対応の波長を有する光は、配下に収容される一つのOLC20に導くことができる。波長多重部(MUX:Multiplexer)4は、配下のOLC20からのチャンネル単位の波長を有する光について波長多重して光スイッチ5に出力する。
したがって、波長分離部3は、伝送路から入力される信号光をチャンネルごとの光に分離する分離部の一例であり、波長多重部4は、光送受信装置からのチャンネルごとの光を多重する多重部の一例である。
これにより、波長分離部3に接続されるOLC20は、WDM光伝送路11aからの光(例えば、導通確認光や信号光)を受信することができる。又、波長多重部4に接続されるOLC20は、WDM光伝送路11bを通じて光(例えば、導通確認光や信号光)を送信することができる。尚、波長分離部3および波長多重部4に接続されるOLC20としては、図中においては別個に示しているが、光送受信のために一体にパッケージングされることを妨げるものではない。
光スイッチ5は、WDM光伝送路11aから入力される光又は波長多重部4からの光について、チャンネルごとの光単位に選択的に出力する。具体的には、WDM光伝送路11aからの光について分岐部2を介して入力されるとともに、波長多重部4からの光を入力されて、チャンネル単位に出力側WDM伝送路11bに出力される光を選択的に切り換える。
信号光/制御光合流部6bは、光スイッチ5から出力される光とOSC部7からの制御光とを合流して光増幅部1bに出力する。ポストアンプは光増幅部1bの一例であり、合波部6bから出力側WDM光伝送路11bに出力される光を増幅する。
OSC部7は、分離部6aからの制御光に含まれる制御情報(監視情報)に基づく処理を行ない、処理結果について制御部8に出力するとともに、出力側WDM光伝送路11bを通じて伝送すべき制御情報を含む制御光を生成し出力する。図6は、OSC部7の一例を示す図である。OSC部7は、この図6に例示するように、O/E(Optical/Electrical)変換部7a,制御処理部7bよびE/O(Electrical/Optical)変換部7cを含む。
O/E変換部7aは、WDM光伝送路11aを介して接続される、隣接局である他の光伝送装置からの制御情報を含む制御光を受ける。又、制御処理部7bは、O/E変換部7aからの制御光に含まれる制御情報に基づく処理を行ない、処理結果を制御部8に渡す一方で、出力側WDM光伝送路11bを通じて伝送すべき制御情報をE/O変換部7cに出力する。更に、E/O変換部7cは、制御処理部7bにおける処理結果に基づく制御光を生成し、信号光/制御光合流部6bを通じてWDM光伝送路11bに送出する。
また、CPU(Central Processing Unit)は制御部8の一例であり、当該光伝送装置10におけるチャンネルごとの光経路を設定や管理等、光伝送装置10の動作を制御する。又、配下に収容されるOLC20に対しても出力光波長の設定や管理等を行なうことができる。
ここで、光伝送装置10に収容されるOLC20は、収容先である光伝送装置10にWDM光伝送における1チャンネルが割り当てられる。このとき、割り当てられたチャンネルを用いた通信経路を、他の光伝送装置に収容されるOLCとの間で設定して、OLC間の通信を実現する。
OLC20は、上述の通信経路として設定すべき経路を辿って伝搬する導通確認光を出力(送信)する導通確認光送信部21aおよび導通確認光を受信する導通確認光受信部21bを含む。尚、導通確認光送信部21aおよび導通確認光受信部21bは、導通確認光送受信部21として一体にそなえてもよい。
導通確認光は、OLC間で設定すべき通信経路を辿って伝搬させて、途中箇所において順次経路の導通を確認していくために用いることができる。このために、導通確認光は、設定すべき通信経路に割り当てられるチャンネルに該当する光波長を有しているが、通信の実運用段階での信号光とは区別される。例えば、導通確認光送信部21aから出力(又は導通確認光受信部21bで入力)される導通確認光は、図2において時間軸上のレベル変動として例示するように、主信号のビットレート相当の周波数よりも十分に低周波の揺らぎが与えられた光とすることができる。
そして、光伝送装置10においては、上述のごとく設定すべき通信経路の途中箇所において、OLC20の導通確認光送信部21aからの導通確認光の入力を確認する要素をそなえる。例えば、波長分離部3,波長多重部4および光スイッチ5に、上述の導通確認光送信部21aから出力される導通確認光について、その導通をそれぞれ確認する導通確認部9A〜9Cを含めることができる。
図3は、導通確認部(第2導通確認部)9Aを含む波長分離部3の一例を示す図である。波長分離部3は、この図3に例示するように、分離素子3aおよび導通確認部9Aをそなえる。
分離素子3aは、WDM光伝送路11aを伝搬してきた波長多重光について分岐部2から入力され波長多重におけるチャンネル単位の光に分離する。AWG(Arrayed Waveguide Gratings)は、分離素子3aの一例である。尚、波長多重光は、実運用の通信が行なわれているチャンネルでは主信号が変調された信号光が、通信経路の設定過程にあるチャンネルでは導通確認光が、それぞれ波長多重の要素となりうる。又、導通確認部9Aは、分離素子3aで分離された波長分離光の経路にそなえられ導通確認光の導通をチャンネルごとに確認するもので、図3に例示するように、PD(Photo Detecter)アレイ3bおよび確認処理部3cをそなえる。
PDアレイ3bは、分離素子3aで分離されてOLC20に導かれる波長分離光について、一つの経路についての光パワーをモニタするPDがアレイ状に配置される。そして、PDアレイ3bをなす各PDにおいては、導通確認光における低周波成分に追従する応答を得る。
確認処理部3cは、PDアレイ3bにおける各PDからの波長分離光についての光パワーのモニタ結果から、波長多重におけるチャンネルごとに導通確認光の導通を確認処理する。例えば、PDアレイ3bからの各モニタ信号について、上述の低周波成分を抽出することにより、導通確認光の入力について確認を行なう。
そして、確認処理部3cにおいて導通確認光の入力を確認すると、制御部8にその旨を出力する。制御部8においては、確認処理部3cにおいて導通確認光の入力を確認したチャンネルについて、通信経路の要素(一部分)の設定を行なうことができる。
また、図4は、導通確認部(第3導通確認部)9を含む波長多重部4の一例を示す図である。波長多重部4は、この図4に例示するように、多重素子4aおよび導通確認部9をそなえる。
多重素子4aは、OLC20から、割り当てられたチャンネルに相当する波長を有する光(経路設定時は導通確認光、通信の実運用時は主信号が変調された信号光)を入力され、各チャンネルの光を波長多重により束ねる。
一例として、多重素子4aは、光伝送装置10として収容可能なチャンネル数に相当する数の入力ポートをそなえるとともに、入力ポートに入力された光を波長多重して光スイッチ5に導く1つの出力ポートをそなえる。この場合において、多重素子4aにWSS(Wavelength Selective Switch)を要素として含めることで、OLC20の設定により与えられる任意のチャンネルに相当する波長の光を入力ポート位置によらず受けて、波長多重された光を光スイッチ5に導くことができる。
また、導通確認部9は、多重素子4aに入力される導通確認光の導通をチャンネルごとに確認するもので、図4に例示するように、PD(Photo Detecter)アレイ4bおよび確認処理部4cをそなえる。
PDアレイ4bは、多重素子4aに入力される光について、一つの経路についての光パワーをモニタするPDがアレイ状に配置される。そして、PDアレイ4bをなす各PDにおいては、導通確認光における低周波成分に追従する応答を得る。
確認処理部4cは、PDアレイ4bにおける各PDからの光についての光パワーのモニタ結果から、波長多重におけるチャンネルごとに導通確認光の導通を確認処理する。例えば、PDアレイ4bからの各モニタ信号について、上述の低周波成分を抽出することにより、導通確認光の入力について確認を行なう。
そして、確認処理部4cにおいて導通確認光の入力を確認すると、制御部8にその旨を出力する。制御部8においては、確認処理部4cにおいて導通確認光の入力を確認したチャンネルについて、通信経路の要素(一部分)の設定を行なうことができる。
さらに、図5は、導通確認部(第1導通確認部)9を含む光スイッチ5の一例を示す図である。光スイッチ5は、この図5に例示するように、スイッチ素子5aおよび導通確認部9をそなえる。
スイッチ素子5aは、WDM光伝送路11aを伝搬してきた光とともに、波長多重部4にて波長多重された光を入力されて、WDM光伝送路11bに導かれる光方路をチャンネルごとに切り換える。出力先として設定されるポートに対し、任意の入力ポートからの任意波長の光を選択的に出力するWSS(Wavelength Selective Switch)は、スイッチ素子5aの一例とすることができる。
これにより、スイッチ素子5aでは、例えば、WDM光伝送路11aからの第1のチャンネルの光と、波長多重部4からの第1のチャンネルの光と、のうち、WDM光伝送路11aを伝搬してきた光をWDM光伝送路11bに導かれる方路へ出力することができる。又、第1と異なる第2のチャンネルの光については、波長多重部4からの第2のチャンネルの光を選択的にWDM光伝送路11bに導かれる方路へ出力することもできる。
また、導通確認部9は、スイッチ素子5aから出力される導通確認光の導通をチャンネルごとに確認するもので、例えば、スプリッタ5b,OCM(Optical Channel Monitor)5cおよび確認処理部5dをそなえる。
スプリッタ5bは、スイッチ素子5aから出力される光(WDM光)の一部についてパワー分岐する。OCM5cは、スプリッタ5bにて一部がパワー分岐された光について、波長多重におけるチャンネル成分ごとにパワーをモニタする。確認処理部5dは、OCM5cからの光パワーのモニタ結果から、波長多重におけるチャンネルごとに導通確認光の導通を確認処理する。例えば、OCM5cからの各モニタ信号について、上述の低周波成分を抽出することにより、導通確認光の入力について確認を行なう。
そして、確認処理部5dにおいて導通確認光の入力を確認すると、制御部8にその旨を出力する。制御部8においては、確認処理部5cにおいて導通確認光の入力を確認したチャンネルについて、通信経路の要素(一部分)の設定を行なうことができる。
上述したような光伝送装置10が複数個WDM光伝送路11で連結接続される光通信システムを構築する場合を想定して、図7に例示するようなOLC間での通信経路の設定例について説明する。
なお、図7に例示する光通信システムでは、WDM光伝送路11を介して3つの光伝送装置10−1〜10−3を連結して接続される。又、光伝送装置10−1〜10−3においては、設定すべき通信経路に従ってOLC20を配下に接続する。
なお、図7中においては、光伝送装置10−1における分岐部2および波長分離部4の図示、ならびに、光伝送装置10−2,10−3の波長多重部3は省略している。又、集中監視局32は、各光伝送装置10−1〜10−3の制御部8の一例であるCPUに、それぞれDCN(データ通信ネットワーク:Data Communication Network)31を介して接続される。これにより、集中監視局32では、光通信システム全体におけるチャンネル単位での通信経路について集中監視することができる。
まず、上述のOLC20−1,20−3間での通信経路の設定を開始するにあたり、光通信システムにおける全ての光伝送装置10−1〜20−3の光伝送路(光ファイバ)11を接続しておく(図8のステップA1)。
そして、集中監視局32での各光伝送装置10−1〜10−3に対する集中監視の下で、例えば以下に示すように、光伝送装置10−1の配下に接続されるOLC20−1と、光伝送装置10−3の配下に接続されるOLC20−3と、の間で通信経路を設定する。
通信経路の設定は、例えば次のように行なわれる。OLC20−1では導通確認光を出力し、OLC20−1およびOLC20−3間において設定すべき通信経路上の途中箇所において、導通確認光の導通を確認するとともに、OLC20−1から導通確認光の導通を確認した箇所に続く経路について、通信経路として用いるための設定を行なう一方、導通確認光の導通の確認および経路についての設定を、OLC20−1の側からOLC20−3に至るまで複数個所で順次行なう。
上述のごとき通信経路の設定を開始するため、集中監視局32では、光伝送装置10−1の制御部8に対し、通信経路設定の開始コマンドを送信する(ステップA2)。コマンドを制御部8で受信した光伝送装置10−1においては、以下に示すように通信経路の設定が行なわれる(ステップA3〜A11)。
コマンドを受けた光伝送装置10−1の制御部8においては、第1光送受信装置である配下のOLC20−1に対し、波長多重通信における一のチャンネルにおいて、導通確認光を出力する指示を出力する。この指示を受けたOLC20−1では、導通確認光送信部21aから導通確認光を出力する(ステップA3)。このとき、OLC20−1から出力される導通確認光のチャンネルにおいては、接続先の波長多重部4の入力ポート位置によらず、OLC20−1として出力可能な任意のチャンネルの光とすることができる。
光伝送装置10−1において、OLC20−1に接続されている波長多重部4の導通確認部9B(検出ポイントA)では、OLC20−1からの導通確認光の導通を確認する(ステップA4)。即ち、導通確認部9Bにおいて、OLC20−1からの導通確認光を検出すると、その旨を、当該導通確認光を検出した接続ポート位置に関する情報とともに制御部8に出力する(ステップA4のYesルート)。
なお、制御部8においては、導通確認部9Bからの導通確認光の入力(導通)があった旨の通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA4のNoルートからステップA5)。
制御部8においては、導通確認部9Bでの導通確認光の検出と接続ポート位置に関する情報を受けると、当該導通箇所よりも先の経路について通信経路として用いるための設定を行なう。即ち、OLC20−1と波長多重部4との間の接続の設定を行なう。従って、第1光伝送装置10−1の制御部8は、導通確認部9Bで導通確認光の導通を確認した箇所から先の導通確認光の経路について、通信経路として用いるための設定を行なう設定部の一例である。
このとき、制御部8では、自身で管理する光スイッチ5の接続設定に関する情報を参照して、未使用(空き)の1つのチャンネルを選択する。即ち、制御部8では、波長多重部4について、当該OLC20−1が接続される入力ポートからの光については、当該選択したチャンネルの光を光スイッチ5に出力するように接続設定を行なう(ステップA6)。
さらに、制御部8においては、上述のごとく選択されたチャンネルの光を導通確認光として出力されるように、OLC20−1に対して導通確認光の波長の再設定を行なう(ステップA7)。このとき、例えばWSSを波長多重部4の要素としているので、OLC20−1の設定チャンネルの再設定に伴ってOLC20−1が接続される波長多重部4のポート位置を移動する等のオペレータの作業は省略できる。
ついで、制御部8においては、OLC20−1から導通確認光が出力されるチャンネルの光については、波長多重部4からルートの光が選択的に出力されるように、光スイッチ5の接続設定を行なう(ステップA8)。このとき、OLC20−1から出力される導通確認光の設定チャンネルは空きのものが設定されているので、ここでの光スイッチ5の接続設定は、伝送路11から入力される光が出力される設定となっているチャンネルに対する実質的な通信の影響を与えずにすむ。
このように光スイッチ5の接続設定が行なわれると、次に、光スイッチ5をなすWSS5aの出力側に配置される導通確認部9C(検出ポイントB)において、OLC20−1からの導通確認光の導通を確認する(ステップA9)。即ち、導通確認部9Cにおいて、OLC20−1からの導通確認光を検出すると、その旨を、当該導通確認光を検出したチャンネルに関する情報とともに制御部8に出力する(ステップA9のYesルート)。
なお、制御部8においては、導通確認部9Cからの導通確認光の入力(導通)があった旨の通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA9のNoルートからステップA10)。
制御部8においては、導通確認部9Cでの導通確認光の検出とそのチャンネルに関する情報を受けると、その導通確認光のチャンネルを、波長多重チャンネルの設定記憶領域にアド(挿入)チャンネルとして記憶する(ステップA11)。これにより、導通確認部9Cで導通確認光の導通を確認した箇所よりも先の経路である、第2光送受信装置20−3側の光伝送装置10−2に至る伝送路11を通信経路として用いるための設定を行なうことができる。従って、第1光伝送装置10−1の制御部8は、導通確認部9Cで導通確認光の導通を確認した箇所から先の導通確認光の経路について、通信経路として用いるための設定を行なう設定部の一例である。
また、OLC20−1からの導通確認光は、光伝送装置10−1において上述したような接続設定が完了した波長多重部4および光スイッチ5を経由して、光増幅部1bで増幅され、光伝送路11を介して光伝送装置10−2に送出される。尚、導通確認光を送出するチャンネル以外のチャンネルの光については、主信号が変調された信号光を送出することも可能である。
このとき、光伝送装置10−1のOSC7では制御情報光を生成し、生成した制御情報光を光伝送装置10−2に対して送出することを通じて、隣接局である光伝送装置10−2に、通信経路の設定開始を指示している(ステップA12)。即ち、光伝送装置10−1では、OSC7で生成した制御情報光についても、合流部6bを通じ、光伝送路11を介して光伝送装置10−2に送出している。尚、OSC7で生成する制御情報光に含まれている指示情報には、導通確認光を送出しているチャンネルの通知情報のほか、宛て先の光送受信装置20−3の収容先となる光伝送装置10−3に関する情報を含めることができる。
光伝送装置10−1からの導通確認光および制御情報光を受ける光伝送装置10−2においては、以下に示すように通信経路の設定が行なわれる(図9のステップA13〜A16,A21〜A26)。
すなわち、光伝送装置10−2のOSC部7において、光伝送装置10−1からの制御情報光を受けると(ステップA13)、受けた制御情報光から、導通確認光を送出しているチャンネルの通知情報を抽出して、制御部8に渡す。上述のチャンネルの通知情報を受けた制御部8では、波長分離部3にそなえられる導通確認部9Aから、光伝送装置10−1からの導通確認光を検出した旨の通知を所定のタイムアウト時間待つ。
すなわち、導通確認部9Aにおいては、光伝送装置10−1からの導通確認光を検出すると、その旨を、当該導通確認光を検出した接続ポート位置に関する情報とともに制御部8に出力する(ステップA14のYesルート)。一方、制御部8においては、導通確認部9Bからの導通確認光の入力(導通)があった旨の通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA14のNoルートからステップA15)。
制御部8においては、導通確認部9Aでの導通確認光の検出と接続ポート位置に関する情報を受けると、制御情報光に含まれる宛て先情報をもとに、導通確認光の宛て先となるOLCが、当該接続ポート位置に接続されるOLCか否かを判定する。この場合においては、当該接続ポート位置に接続されるOLCではないと判定される(ステップA16のNoルート)。
この場合には、制御部8においては、当該導通確認光のチャンネルを、光増幅部1b側に導かれるように(スルー設定)、光スイッチ5の接続設定を行なう(ステップA21のYesルートからステップ23)。尚、図7に例示するように、光伝送装置10−2にOLC20−2(点線表記)が収容されていない場合においては、制御部8では、このことをもって、光スイッチ5の該当チャンネルの方路をスルー設定とするようにしてもよい。
また、光伝送装置10−2の光スイッチ5において、当該導通確認光のチャンネルについてはアド設定されている等、スルー設定が不可の場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力して通信経路の設定処理を中断する(ステップA21のNoルートからステップA22)。
制御部8により、上述の光スイッチ5についての導通確認光のチャンネルのスルー設定が行なわれた場合には、制御部8では、次いで、導通確認部9Cからの導通確認光の検出通知を所定のタイムアウト時間待つ。導通確認部9Cは、光スイッチ5におけるWSS5a(図5参照)の後段にそなえられており、光伝送路11からの導通確認光がWSS5aを通過して、WSS5aの出力側(検出ポイントD)まで到達したことを検出する。
すなわち、導通確認部9Cにおいては、WSS5aを通過した導通確認光を検出すると、その旨を、当該導通確認光を検出したチャンネルに関する情報とともに制御部8に出力する(ステップA24のYesルート)。一方、制御部8においては、導通確認部9Bからの導通確認光の入力(導通)があった旨の通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA24のNoルートからステップA25)。
制御部8においては、導通確認部9Cでの導通確認光の検出とそのチャンネルに関する情報を受けると、その導通確認光のチャンネルを、波長多重チャンネルの設定記憶領域にスルー(通過)チャンネルとして記憶する(ステップA26)。これにより、導通確認部9Cで導通確認光の導通を確認した箇所よりも先の経路である、第2光送受信装置20−3側の光伝送装置10−3に至る伝送路11を通信経路として用いるための設定を行なうことができる。従って、光伝送装置10−2の制御部8は、導通確認部9Cで導通確認光の導通を確認した箇所から先の導通確認光の経路について、通信経路として用いるための設定を行なう設定部の一例である。
また、OLC20−1からの導通確認光は、上述したような接続設定が完了した光伝送装置10−1,10−2および光伝送路11を経由して、光伝送装置10−2に送出される。
このとき、光伝送装置10−2のOSC7では制御情報光を生成し、生成した制御情報光を光伝送装置10−3に対して送出することを通じて、隣接局である光伝送装置10−3に、通信経路の設定開始を指示している(ステップA27)。即ち、光伝送装置10−1では、OSC7で生成した制御情報光についても、合流部6bを通じ、光伝送路11を介して光伝送装置10−3に送出している。尚、OSC7で生成する制御情報光に含まれている指示情報には、光伝送装置10−1のOSC7で生成する制御情報光と同様、導通確認光を送出しているチャンネルの通知情報のほか、宛て先の光送受信装置20−3の収容先となる光伝送装置10−3に関する情報を含めることができる。
なお、図7に例示する場合においては、設定すべき通信経路のチャンネルにおいて中継のために用いられる光伝送装置10−2の数は1つとしているが、2つ以上の場合とすることもできる。この場合には、中継用の各光伝送装置では、上述した通信経路の設定のための処理(図9のステップA13〜A16,A21〜A27)が、導通確認光の伝搬とともに順次行なわれる。
光伝送装置10−2からの導通確認光および制御情報光を受ける光伝送装置10−3においては、以下に示すように通信経路の設定が行なわれる(図9のステップA13〜A16,A31〜A35)。
すなわち、光伝送装置10−3のOSC部7において、光伝送装置10−2からの制御情報光を受けると(ステップA13)、受けた制御情報光から、導通確認光を送出しているチャンネルの通知情報を抽出して、制御部8に渡す。上述のチャンネルの通知情報を受けた制御部8では、波長分離部3にそなえられる導通確認部9Aから、光伝送装置10−2からの導通確認光を検出した旨の通知を所定のタイムアウト時間待つ。
すなわち、導通確認部9Aにおいては、光伝送装置10−2からの導通確認光を検出すると、その旨を、当該導通確認光を検出した接続ポート位置に関する情報とともに制御部8に出力する(ステップA14のYesルート)。一方、制御部8においては、導通確認部9Bからの導通確認光の入力(導通)があった旨の通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA14のNoルートからステップA15)。
制御部8においては、導通確認部9Aでの導通確認光の検出と接続ポート位置に関する情報を受けると、制御情報光に含まれる宛て先情報をもとに、導通確認光の宛て先となるOLCが、当該接続ポート位置に接続されるOLCか否かを判定する。この場合においては、当該接続ポート位置に接続されるOLCであると判定される(ステップA16のYesルート)。
この場合には、制御部8においては、当該導通確認光のチャンネルを配下のOLC20−3に導かれるように波長分離部3の動作設定を行なう。更に、光増幅部1b側には導かれないように(ブロック設定)、光スイッチ5の接続設定を行なう(ステップA21のYesルートからステップ23)。尚、図示を省略した波長多重部4からの光を光増幅部1bに導かれるように光スイッチ5を設定してもよい(アド設定)。これにより、通信経路の外において導通確認光が疎通することを防いでいる。
したがって、第2光伝送装置10−3の制御部8は、導通確認部9Aで導通確認光の導通を確認した箇所から先の導通確認光の経路について、通信経路として用いるための設定を行なう設定部の一例である。
制御部8により、上述の光スイッチ5についての導通確認光のチャンネルのブロック設定が行なわれた場合には、制御部8では、次いで、宛て先となるOLC20−3の導通確認光受信部21bからの導通確認光の受信確認通知を所定のタイムアウト時間待つ。
すなわち、導通確認光受信部21bにおいては、波長分離部3を通過した導通確認光を受信すると、その受信を確認する通知(受信確認通知)を、制御部8に出力する(ステップA33のYesルート)。一方、制御部8においては、導通確認光受信部21bからの受信確認通知が所定のタイムアウト時間を経過してもなかった場合には、例えば集中監視局32にアラームを出力するとともに、通信経路の設定処理を中断する(ステップA33のNoルートからステップA34)。
制御部8においては、導通確認光受信部21bから上述の受信確認通知を受けると、その導通確認光のチャンネルを、波長多重チャンネルの設定記憶領域にドロップ(分岐)チャンネルとして記憶領域に記憶する(ステップA35)。これにより、通信経路の設定を完了させることができる。
なお、例えば、各光伝送装置10−1〜10−3において導通確認光の導通を確認している導通確認部9A〜9Cにおいての導通確認結果を再度確認して、信号経路が間違っていないか確認するようにしてもよい。又、信号が経由している全ての光伝送装置10−1〜10−3において制御部8からのアラームが発生していないことを例えば集中監視局32で確認することとしてもよい。
このように、上述した実施形態によれば、通信経路設定の自動化を進めることができる。
さらに、設定に要する時間を短縮化させることもできる。
また、作業負荷を軽減させ、設定ミス等の発生を抑制することもできる。
〔B〕その他
上述の実施形態においては、第1光伝送装置10−1,第2光伝送装置10−3において、複数個所で導通確認光の導通を確認するとともに、導通を確認した箇所に続く経路について通信経路として用いるための設定を行なっている。しかしながら、第1光送受信装置10−1および第2光送受信装置10−3において、それぞれ設定すべき通信経路上の途中箇所における少なくとも1箇所において、導通確認光の導通を確認するとともに、導通を確認した箇所に続く経路について、通信経路として用いるための設定を行なうようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、波長多重通信を行なう通信システムについて例示したが、例えば偏波多重等を組み合わせることとしてもよいし、その他の多重通信を行なうシステムにも適用することができる。
以上の〔A〕,〔B〕に例示した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔C〕付記
(付記1)
多重通信を行なう伝送路に接続される第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、前記第1および第2光伝送装置および前記伝送路を介し信号光が伝搬する通信経路を設定する方法であって、
前記第1光送受信装置は、多重伝送における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置に出力し、
前記第1光送受信装置および前記第2光送受信装置間において設定すべき通信経路上の途中箇所において、前記導通確認光の導通を確認するとともに、前記第1光送受信装置から前記導通確認光の導通を確認した箇所に続く経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう一方、
前記導通確認光の導通の確認および前記経路についての設定を、前記第1光送受信装置の側から前記第2光送受信装置に至るまで複数個所で順次行なうことを特徴とする、通信経路設定方法。
(付記2)
前記第1光伝送装置は、
前記第1送受信装置から入力される前記導通確認光をもとに、前記第1光送受信装置と当該第1光伝送装置との接続点から、前記伝送路と当該第1光伝送装置との接続点までの間の少なくとも1箇所で前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光のチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出し、
前記第2光伝送装置は、
前記伝送路から前記導通確認光および前記制御情報光を入力され、
前記入力された前記導通確認光および前記制御情報光をもとに、前記伝送路と当該第2光伝送装置との接続点から、当該第2光伝送装置と前記第2光送受信装置との接続点までの間の少なくとも1箇所で前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
前記第2光送受信装置において、前記伝送路および前記第2光伝送装置を経由した前記導通確認光の導通を確認してから、前記通信経路の設定を完了させることを特徴とする、付記1記載の通信経路設定方法。
(付記3)
前記第1および第2光伝送装置間を接続する前記伝送路に介装される他の光伝送装置は、
前記導通確認光および前記制御情報光を入力され、
前記入力された前記導通確認光および前記制御情報光をもとに、前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
かつ、前記第2光伝送装置側の伝送路に、前記導通確認光とともに、前記制御情報光を送出することを特徴とする、付記2記載の通信経路設定方法。
(付記4)
前記導通確認光は、主信号のビットレートに相当する周波数よりも低周波で変調された低周波変調光であることを特徴とする、付記1記載の通信経路設定方法。
(付記5)
前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含むことを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項記載の通信経路設定方法。
(付記6)
第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と、前記第1および第2光伝送装置と、を介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムであって、
前記第1光送受信装置が、前記多重通信における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置,前記伝送路および前記第2光伝送装置を介して前記第2光送受信装置に送信する導通確認光送信部をそなえ、
前記第1光伝送装置および前記第2光伝送装置は、それぞれ、当該光伝送装置において前記通信経路として設定される経路の箇所において、前記導通確認光の導通を確認する導通確認部と、該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう設定部と、をそなえたことを特徴とする、通信システム。
(付記7)
前記第1および第2光伝送装置間の伝送路に他の光伝送装置が介装され、
前記他の光伝送装置においても、該導通確認部および該設定部をそなえたことを特徴とする、付記6記載の通信システム。
(付記8)
異なる光伝送装置に収容される光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と各収容先の光伝送装置とを介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムにおける前記通信経路上にそなえられる光伝送装置であって、
当該光伝送装置において、一の光送受信装置から出力された導通確認光の導通を確認する導通確認部と、
該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の伝搬経路を前記通信経路の部分として設定する設定部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
(付記9)
該光伝送装置は、
前記伝送路から入力される光を多重通信におけるチャンネルごとの光に分離する分離部と、
光送受信装置からの前記多重通信におけるチャンネルごとの光を多重する多重部と、
前記伝送路から入力される光又は該多重部からの光について、前記チャンネルごとの光単位に選択的に出力する光スイッチと、をそなえたことを特徴とする、付記8記載の光伝送装置。
(付記10)
該導通確認部は、該光スイッチの出力側にそなえられ、前記導通確認光の導通を前記チャンネルごとに確認する第1導通確認部を含むことを特徴とする、付記9記載の光伝送装置。
(付記11)
該導通確認部は、前記分離部で波長分離された光の経路にそなえられ、前記導通確認光の導通を前記チャンネルごとに確認する第2導通確認部を含むことを特徴とする、付記9記載の光伝送装置。
(付記12)
該導通確認部は、前記多重部で多重される光経路にそなえられ、前記導通確認光の導通をチャンネルごとに確認する第3導通確認部をそなえたことを特徴とする、付記9記載の光伝送装置。
(付記13)
付記6記載の光通信システムにおける光送受信装置であって、該導通確認光送信部をそなえたことを特徴とする、光送受信装置。
第1実施形態にかかる光伝送装置を示す図である。 導通確認光の一例を示す図である。 波長分離部の一例を示す図である。 波長多重部の一例を示す図である。 光スイッチの一例を示す図である。 OSC部の一例を示す図である。 OLC間での通信経路の設定例について説明する図である。 OLC間での通信経路の設定例について説明するフローチャートである。 OLC間での通信経路の設定例について説明するフローチャートである。
符号の説明
1a,1b 光増幅部
2 分岐部
3 波長分離部
3a 分離素子
3b PDアレイ
3c 確認処理部
4 波長多重部
4a 多重素子
4b PDアレイ
4c 確認処理部
5 光スイッチ
5a スイッチ素子
5b スプリッタ
5c OCM
5d 確認処理部
6a 信号光/制御光分離部
6b 信号光/制御光合流部
7 OSC部
7a O/E変換部
7b 制御処理部
7c E/O変換部
8 制御部
9A〜9C 導通確認部
10,10−1〜10−3 光伝送装置
20,20−1〜20−3 OLC(光送受信装置)
21 導通確認光送受信部
21a 導通確認光送信部
21b 導通確認光受信部
31 DCN
32 集中監視局

Claims (8)

  1. 多重通信を行なう伝送路に接続される第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、前記第1および第2光伝送装置および前記伝送路を介し信号光が伝搬する通信経路を設定する方法であって、
    前記第1光送受信装置は、多重伝送における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置に出力し、
    前記第1光送受信装置および前記第2光送受信装置間において設定すべき通信経路上の途中箇所において、前記導通確認光の導通を確認するとともに、前記第1光送受信装置から前記導通確認光の導通を確認した箇所に続く経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう一方、
    前記導通確認光の導通の確認および前記経路についての設定を、前記第1光送受信装置の側から前記第2光送受信装置に至るまで複数個所で順次行ない、
    前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、
    前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出することを特徴とする、通信経路設定方法。
  2. 前記第1光伝送装置は、
    前記第1送受信装置から入力される前記導通確認光をもとに、前記第1光送受信装置と当該第1光伝送装置との接続点から、前記伝送路と当該第1光伝送装置との接続点までの間の少なくとも1箇所で前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
    前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記制御情報光とともに、前記伝送路に送出し、
    前記第2光伝送装置は、
    前記伝送路から前記導通確認光および前記制御情報光を入力され、
    前記入力された前記導通確認光および前記制御情報光をもとに、前記伝送路と当該第2光伝送装置との接続点から、当該第2光伝送装置と前記第2光送受信装置との接続点までの間の少なくとも1箇所で前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
    前記第2光送受信装置において、前記伝送路および前記第2光伝送装置を経由した前記導通確認光の導通を確認してから、前記通信経路の設定を完了させることを特徴とする、請求項1記載の通信経路設定方法。
  3. 前記第1および第2光伝送装置間を接続する前記伝送路に介装される他の光伝送装置は、
    前記導通確認光および前記制御情報光を入力され、
    前記入力された前記導通確認光および前記制御情報光をもとに、前記導通確認光の導通確認および前記経路についての設定を行ない、
    かつ、前記第2光伝送装置側の伝送路に、前記導通確認光とともに、前記制御情報光を送出することを特徴とする、請求項2記載の通信経路設定方法。
  4. 前記導通確認光は、主信号のビットレートに相当する周波数よりも低周波で変調された低周波変調光であることを特徴とする、請求項1記載の通信経路設定方法。
  5. 第1および第2光伝送装置にそれぞれ収容される第1および第2光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と、前記第1および第2光伝送装置と、を介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムであって、
    前記第1光送受信装置が、前記多重通信における一のチャンネルにおいて導通確認光を前記第1光伝送装置,前記伝送路および前記第2光伝送装置を介して前記第2光送受信装置に送信する導通確認光送信部をそなえ、
    前記第1光伝送装置および前記第2光伝送装置は、それぞれ、当該光伝送装置において前記通信経路として設定される経路の箇所において、前記導通確認光の導通を確認する導通確認部と、該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の経路について、前記通信経路として用いるための設定を行なう設定部と、をそなえ
    前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、
    前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出することを特徴とする、通信システム。
  6. 異なる光伝送装置に収容される光送受信装置間で、多重通信を行なう伝送路と各収容先の光伝送装置とを介して信号光が伝搬する通信経路を設定する通信システムにおける前記通信経路上にそなえられる光伝送装置であって、
    当該光伝送装置において、一の光送受信装置から出力された導通確認光の導通を確認する導通確認部と、
    該導通確認部で前記導通確認光の導通を確認した箇所から先の前記導通確認光の伝搬経路を前記通信経路の部分として設定する設定部と、をそなえ
    前記経路についての設定は、各光伝送装置において、前記導通確認を行なった箇所までの経路を前記通信経路として用いるための装置内要素の接続設定とともに信号光で使用するチャンネルの設定を含み、
    前記通信経路として用いるための設定が行なわれた経路を通じて入力される前記第1光送受信装置からの前記導通確認光を、前記導通確認光の前記設定したチャンネルに関するチャンネル情報を通知する制御情報光とともに、前記伝送路に送出することを特徴とする、光伝送装置。
  7. 該光伝送装置は、
    前記伝送路から入力される光を多重通信におけるチャンネルごとの光に分離する分離部と、
    光送受信装置からの前記多重通信におけるチャンネルごとの光を多重する多重部と、
    前記伝送路から入力される光又は該多重部からの光について、前記チャンネルごとの光単位に選択的に出力する光スイッチと、をそなえたことを特徴とする、請求項6記載の光伝送装置。
  8. 請求項5記載の光通信システムにおける光送受信装置であって、該導通確認光送信部をそなえたことを特徴とする、光送受信装置。
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