JP6682051B2 - 監視補助装置 - Google Patents
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Description
撮影の妨害では、監視対象の正常時の映像を映した衝立が監視対象の前に置かれ、監視対象が盗まれる。
映像のなりすましでは、伝送路において監視カメラからの映像が何かしらの方法で古い映像に差し替えられ、侵入者が監視モニタに表示されないように古い映像が監視モニタに繰り返し表示される。
しかし、特許文献1に開示された技術では、映像のなりすましを判定することはできない。
監視カメラの撮影範囲の周辺に照明器具が配置される。監視システムは、照明器具を点灯または消灯させることによって、撮影範囲の照度を変化させる。そして、監視システムは、輝度または色の時間変化に基づいて映像の差異を判定する。
そして、信号発生装置の購入を含め、信号発生装置を利用する環境を準備するには高い費用がかかる。
また、映像の画面全体に大きな変化を発生させた場合であっても、不正な映像の内容によっては、映像のなりすましを検出することができず、セキュリティが脆弱になってしまう。
静止物を撮影するカメラに撮影範囲を変化させる揺さ振り制御を行う揺さ振り部と、
前記揺さ振り制御の前に前記カメラによって得られた前回画像において前記静止物が映っている部分を代表する前回位置と、前記揺さ振り制御の後に前記カメラによって得られた今回画像において前記静止物が映っている部分を代表する今回位置と、を算出する位置算出部と、
前記揺さ振り制御による前記撮影範囲の変化量と、前記前回位置に対する前記今回位置の変化量とに基づいて、前記今回画像が不正な画像であるか判定する検証部とを備える。
映像のなりすましを検出する形態について、図1から図14に基づいて説明する。
図1に基づいて、監視システム100の構成を説明する。
監視システム100は、1台以上のカメラと1台以上のディスプレイとレコーダ300と監視補助装置400とを備える。
カメラを特定しない場合、それぞれをカメラ200と称する。
ディスプレイを特定しない場合、それぞれをディスプレイ103と称する。
時刻の同期は、例えば、NTP(Network Time Protocol)を利用して行われる。
レコーダ300と監視補助装置400とは、第2ネットワーク102を介して互いに通信を行う。
例えば、第1ネットワーク101と第2ネットワーク102とのそれぞれはLAN(Local Area Network)である。
レコーダ300と監視補助装置400と各ディスプレイ103とは、監視が行われる場所に設置される。
対象者111は、撮影される人である。対象者111は移動体の具体例である。
設備112は、撮影される物である。設備112は静止物の具体例である。
破線は、カメラ200の撮影範囲を示している。
監視システム100Aは、監視システム100の具体例である。
また、建物ネットワーク101Aは第1ネットワーク101の具体例であり、室内ネットワーク102Aは第2ネットワーク102の具体例である。建物ネットワーク101Aは、建物に設けられたネットワークを意味する。室内ネットワーク102Aは、監視室114に設けられたネットワークを意味する。
また、建物フロア113には、対象者111が存在している。具体的な対象者111は、建物の利用者または建物への侵入者である。
さらに、建物フロア113には、エレベータ112Aと自動扉112Bと窓112Cとシャッター112Dといった設備112が存在している。
レコーダ300と監視補助装置400とは室内ネットワーク102Aに接続されている。
カメラ200は、プロセッサ201とメモリ202とイメージセンサ203と通信装置204とモータ205といったハードウェアを備える。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
メモリ202は揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAM(Random Access Memory)である。
イメージセンサ203は、撮像素子の集合である。例えば、イメージセンサ203は、CMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサである。CMOSはComplementary Metal Oxide Semiconductorの略称である。CCDはCharge Coupled Deviceの略称である。
通信装置204はレシーバおよびトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
モータ205は、パンモータおよびチルトモータである。パンモータは、カメラ200の向きを左右に動かすためのモータである。チルトモータは、カメラ200の向きを上下に動かすためのモータである。
イメージセンサ203は撮影部212として機能する。
通信装置204は通信部213として機能する。
レコーダ300は、プロセッサ301とメモリ302と補助記憶装置303と通信装置304といったハードウェアを備える。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
メモリ302は揮発性の記憶装置である。メモリ302は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ302はRAMである。メモリ302に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置303に保存される。
補助記憶装置303は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置303は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)またはフラッシュメモリである。補助記憶装置303に記憶されたデータは必要に応じてメモリ302にロードされる。
通信装置304はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置304は通信チップまたはNICである。
通信装置304は通信部313として機能する。
監視補助装置400は、プロセッサ401とメモリ402と補助記憶装置403と通信装置404といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
メモリ402は揮発性の記憶装置である。メモリ402は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ402はRAMである。メモリ402に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置403に保存される。
補助記憶装置403は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置403は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置403に記憶されたデータは必要に応じてメモリ402にロードされる。
通信装置404はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置404は通信チップまたはNICである。
さらに、補助記憶装置403にはOSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ402にロードされて、プロセッサ401によって実行される。
つまり、プロセッサ401は、OSを実行しながら、監視補助プログラムを実行する。
監視補助プログラムを実行して得られるデータは、メモリ402、補助記憶装置403、プロセッサ401内のレジスタまたはプロセッサ401内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
通信装置404は通信部422として機能する。
記憶部421および通信部422は、監視補助プログラムによって制御される。つまり、監視補助プログラムは、さらに、記憶部421と通信部422としてコンピュータを機能させる。
記憶部421は、主に、カメラ管理ファイル431と設備管理ファイル432と設備画像群433とパターンファイル434とを記憶する。
カメラ管理ファイル431は、No.とカメラIDと設備IDとを互いに対応付けている。IDは識別子を意味する。
No.は、番号を示す。
カメラIDは、カメラ200を識別する。
設備IDは、設備112を識別する。
設備管理ファイル432は、No.と設備IDと設備種類と利用可能時間と画像群IDとを互いに対応付けている。
設備種類は、設備112の種類である。
利用可能時間は、設備112を利用することが可能な時間として予め決められた時間である。
画像群IDは、設備画像群433を識別する。
複数の設備画像は、設備112を複数の方向から撮影して得られた複数の画像である。
揺さ振りパターンは、揺さ振り制御の内容を示す。
揺さ振り制御は、カメラ200に撮影範囲を変化させるための制御である。
具体的な揺さ振り制御は、パン制御、チルト制御およびズーム制御である。
パン制御によって、カメラ200の向きが左右に動く。その結果、カメラ200の撮影範囲が左右に移動する。
チルト制御によって、カメラ200の向きが上下に動く。その結果、カメラ200の撮影範囲が上下に移動する
具体的なズーム制御は、ズームイン制御およびズームアウト制御である。
ズームイン制御によってカメラ200の撮影範囲が狭まり、ズームアウト制御によってカメラ200の撮影範囲が広がる。
パターンファイル434は、パターンIDと揺さ振りパターンとを互いに対応付けている。
パターンIDは、揺さ振りパターンを識別する。
揺さ振りパターンは、例えば、カメラ200の向きを動かす方向をx座標とy座標とで指定する。
破線の枠は、撮影範囲を示している。
破線内の四角は、設備112を表している。
横位置はx座標で表され、縦方向はy座標で表される。
揺さ振りパターンP002は、カメラ200の向きを左上に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が左上に移動する。そして、設備112が映る部分が右下に移動する。
揺さ振りパターンP003は、カメラ200の向きを左に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が左に移動する。そして、設備112が映る部分が右に移動する。
揺さ振りパターンP004は、カメラ200の向きを左下に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が左下に移動する。そして、設備112が映る部分が右上に移動する。
揺さ振りパターンP005は、カメラ200の向きを下に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が下に移動する。そして、設備112が映る部分が上に移動する。
揺さ振りパターンP006は、カメラ200の向きを右下に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が右下に移動する。そして、設備112が映る部分が左上に移動する。
揺さ振りパターンP007は、カメラ200の向きを右に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が右に移動する。そして、設備112が映る部分が左に移動する。
揺さ振りパターンP008は、カメラ200の向きを右上に動かす。その結果、カメラ200の撮影範囲が右上に移動する。そして、設備112が映る部分が左下に移動する。
監視補助装置400の動作は監視補助方法に相当する。また、監視補助方法の手順は監視補助プログラムの手順に相当する。
ステップS110において、揺さ振り部411は、揺さ振りパターンと揺さ振り周期とに合わせて揺さ振り制御を行う。
まず、揺さ振り部411は、揺さ振りパターンを示す揺さ振り命令を生成する。
次に、揺さ振り部411は、前回の命令時刻から揺さ振り周期が経過するまで待機する。
そして、揺さ振り部411は、レコーダ300を介して、揺さ振り命令をカメラ200へ送信する。つまり、監視補助装置400の通信部422が揺さ振り命令をレコーダ300へ送信する。レコーダ300の通信部313は、揺さ振り命令を受信し、揺さ振り命令をカメラ200へ送信する。
カメラ200において、通信部213が揺さ振り命令を受信する。そして、制御部211が、イメージセンサ203またはモータ205を制御することによって、揺さ振り制御を行う。
撮影画像は、カメラ200において撮影によって得られる画像である。
カメラ200において、撮影部212が撮影を行い、通信部213が撮影画像をレコーダ300へ送信する。
レコーダ300において、通信部313が撮影画像を受信し、制御部311が撮影画像をメモリ302に記憶する。さらに、制御部311は、通信部313を介して、撮影画像を監視補助装置400へ送信する。
照合は、撮影画像から設備112が映っている部分を検出するために行われる。設備112が映っている部分を設備部分と呼ぶ。
まず、照合部412は、撮影画像のカメラIDと同じカメラIDに対応付けられた設備IDをカメラ管理ファイル431から取得する。
次に、照合部412は、取得した設備IDと同じ設備IDに対応付けられた画像群IDを設備管理ファイル432から取得する。
次に、照合部412は、取得した画像群IDで識別される設備画像群433を記憶部421から読み出す。
そして、照合部412は、設備画像群433の各設備画像と撮影画像を照合する。
但し、照合部412は、その他の画像解析手法によって照合を行ってもよい。
つまり、照合は、一般的な公知技術を用いて行うことができる。
撮影画像に設備112が映っている場合、処理はステップS200に進む。
撮影画像に設備112が映っていない場合、処理はステップS150に進む。
なりすまし検出処理は、映像のなりすましを検出するための処理である。つまり、なりすまし検出処理は、撮影画像が不正な画像であるか判定するための処理である。なりすまし検出処理の詳細については後述する。
ステップS200の後、処理はステップS110に進む。
障害通知は、障害の発生を知らせるための通知である。例えば、障害通知によって、カメラ200の故障が通知される。
通知先は、予め決められている。例えば、通知先は、監視室114の端末または監視員の端末である。端末の具体例は、パーソナルコンピュータ、携帯端末およびタブレット端末である。
なりすまし検出処理(S200)において、今回の撮影画像を今回画像と呼び、前回の撮影画像を前回画像と呼ぶ。
今回位置は、今回画像における代表位置である。
代表位置は、設備112が映っている部分を代表する位置である。
前回位置は、前回画像のうちの設備112が映っている部分を代表する座標値である。
撮影画像の中の四角は、設備112を表している。
座標値(X1,Y1)は、第1の設備112の代表位置を示している。
座標値(X2,Y2)は、第2の設備112の代表位置を示している。
ステップS220において、変化判定部414は、画像変化の有無を判定する。つまり、変化判定部414は、今回画像が前回画像から変化しているか否かを判定する。
少なくともいずれかの設備112について今回位置が前回位置と異なる場合、今回画像が前回画像から変化している。
動きベクトルは、MPEG(Moving Picture Experts Group)のような映像符号化方式で標準化されている。
画像変化が無い場合、処理はステップS260に進む。
具体的には、検証部415は、範囲変化量と位置変化量とを比較する。
範囲変化量は、揺さ振り制御による撮影範囲の変化量である。
位置変化量は、前回位置に対する今回位置の変化量である。
変化量はベクトルで表される。つまり、変化量は、変化の大きさと変化の方向とで表される。
まず、検証部415は、揺さ振り制御の揺さ振りパターンに基づいて、範囲変化量を算出する。
次に、検証部415は、前回位置と今回位置とを用いて、位置変化量を算出する。
そして、検証部415は、範囲変化量と位置変化量とを比較する。
位置変化量の大きさが範囲変化量の大きさと異なる場合、今回画像は不正な画像である。
位置変化量の方向が範囲変化量の逆方向でない場合、今回画像は不正な画像である。
今回画像が不正な画像である場合、処理はステップS280に進む。
通常画像は、揺さ振り制御が行われなかった場合に得られる撮影画像に相当する画像である。つまり、通常画像は、今回画像の各画素を位置変化量だけ移動することによって得られる画像である。
レコーダ300において、通信部313が編集命令を受信する。そして、編集部312が、メモリ302または補助記憶装置303に記憶されている撮影画像の中から今回画像を選択し、今回画像を元に通常画像を生成し、今回画像を通常画像に更新する。
通常画像は、通信部313によってディスプレイ103に送信される。そして、通常画像が監視映像としてディスプレイ103に表示される。
具体的には、パターン選択部416は、パターンファイル434から前回選択した揺さ振りパターンを除き、残りの揺さ振りパターンからランダムに揺さ振りパターンを選択する。
例えば、図9のパターンファイル434において、前回の揺さ振りパターンが揺さ振りパターンP001であったものとする。この場合、パターン選択部416は、残りの揺さ振りパターン(P002〜P008)の中から、ランダムに1つの揺さ振りパターンを選択する。
具体的には、周期決定部417は、設備112の利用可能時間と現在時刻との関係に基づいて、揺さ振り周期を決定する。
まず、周期決定部417は、今回画像のカメラIDと同じカメラIDに対応付けられた設備IDをカメラ管理ファイル431から取得する。
次に、周期決定部417は、取得した設備IDと同じ設備IDに対応付けられた利用可能時間を設備管理ファイル432から取得する。
次に、周期決定部417は、現在時刻が利用可能時間に含まれるか否かを判定する。
そして、周期決定部417は、判定結果に基づいて、揺さ振り周期を決定する。
現在時刻が利用可能時間に含まれる場合、周期決定部417は、利用可能時間用の揺さ振り周期を選択する。
現在時刻が利用可能時間に含まれない場合、周期決定部417は、利用可能時間外用の揺さ振り周期を選択する。
なりすまし通知は、映像のなりすましを知らせるための通知である。つまり、なりすまし通知は、今回画像が不正な画像であることを知らせるための通知である。
通知先は、予め決められている。例えば、通知先は、監視室114の端末または監視員の端末である。端末の具体例は、パーソナルコンピュータ、携帯端末およびタブレット端末である。
映像のなりすましを検出することができる。
さらに、揺さ振り制御の実施と画像変化の検出とにより、映像のなりすましを検出する精度が向上する。
カメラとレコード間の通信接続時のパスワードによる認証の場合、パスワードがブルートフォース攻撃または他の手法によって解析される可能性がある。解析されたパスワードが悪用された場合、映像のなりすましが発生する可能性が高くなる。さらに、監視員が映像のなりすましに気づかない可能性がある。
一方、実施の形態1は、物理的なチャレンジアンドレスポンスの効果を奏するため、映像のなりすましを検出する手法として優れている。
レコーダ300と監視補助装置400とを統合してもよい。
つまり、監視補助装置400の機能をレコーダ300に搭載してもよいし、レコーダ300の機能を監視補助装置400に搭載してもよい。
図14に基づいて、SSL/TLSによる暗号化通信の手順を説明する。
SSLはSecure Sockets Layerの略称であり、TLSはTransport Layer Securityの略称である。
ハンドシェイクプロトコルにより、通信相手の相互認証と共通鍵の交換とが行われる。
ハンドシェイクプロトコルにおいて、カメラ200がクライアントであり、レコーダ300がサーバである。
(1)カメラ200がレコーダ300に接続を要求する。
(2)レコーダ300がサーバ証明書をカメラ200に送信する。
(3)カメラ200がサーバ証明書を検証する。
(4)カメラ200がクライアント証明書をレコーダ300に送信する。
(5)レコーダ300がクライアント証明書を検証する。
(6)カメラ200とレコーダ300との間で共通鍵が交換される。
(7)カメラ200とレコーダ300との間でTLS暗号化通信が行われる。
(8)レコーダ300が、監視補助装置400から受けた揺さ振り命令をカメラ200へ送信する。
(9)カメラ200が撮影画像をレコーダ300へ送信する。撮影画像は、レコーダ300から監視補助装置400へ送信される。
(10)監視補助装置400がなりすまし検証を行う。
SSL/TLS暗号化通信にセキュリティの脆弱性が発見された場合、つまり、暗号化通信が一時的に脆弱な状態となった場合であっても、監視補助装置400を継続して利用することができる。これにより、監視システム100を多層的に守ることが可能となる。したがって、監視システム100のセキュリティをより高めることが可能である。
具体的には、揺さ振り制御はソフトウェア処理によって行われてもよい。例えば、カメラ200の制御部211による撮影画像の加工処理が揺さ振り制御として行われてもよい。
カメラ200の機能コマンド等によって撮影範囲の指定が可能である場合、撮影範囲の位置を数画素変更することで、撮影画像の撮影範囲を変化させることができる。これにより、カメラ200を物理的に駆動しなくても、なりすまし検知を行うことができる。さらに、対象者111が監視されていることに気付きにくくなる、という効果が得られる。
図15に基づいて、監視補助装置400のハードウェア構成を説明する。
監視補助装置400は処理回路409を備える。
処理回路409は、揺さ振り部411と照合部412と位置算出部413と変化判定部414と検証部415とパターン選択部416と周期決定部417と通知部418と編集部419と記憶部421とを実現するハードウェアである。
処理回路409は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ402に格納されるプログラムを実行するプロセッサ401であってもよい。
ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
監視補助装置400は、処理回路409を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路409の役割を分担する。
Claims (3)
- 静止物を撮影するカメラに撮影範囲を変化させる揺さ振り制御の前に前記カメラによって得られた前回画像において前記静止物が映っている部分を代表する前回位置と、前記揺さ振り制御の後に前記カメラによって得られた今回画像において前記静止物が映っている部分を代表する今回位置と、を算出する位置算出部と、
前記揺さ振り制御による前記撮影範囲の変化量と、前記前回位置に対する前記今回位置の変化量とに基づいて、前記今回画像が不正な画像であるか判定する検証部と、
複数の揺さ振りパターンから前回選択した揺さ振りパターンを除き、残りの揺さ振りパターンからランダムに揺さ振りパターンを選択するパターン選択部と、
選択された揺さ振りパターンに合わせて前記揺さ振り制御を行う揺さ振り部と、
を備える監視補助装置。 - 静止物を撮影するカメラに撮影範囲を変化させる揺さ振り制御の前に前記カメラによって得られた前回画像において前記静止物が映っている部分を代表する前回位置と、前記揺さ振り制御の後に前記カメラによって得られた今回画像において前記静止物が映っている部分を代表する今回位置と、を算出する位置算出部と、
前記揺さ振り制御による前記撮影範囲の変化量と、前記前回位置に対する前記今回位置の変化量とに基づいて、前記今回画像が不正な画像であるか判定する検証部と、
前記揺さ振り制御を行う揺さ振り周期を現在時刻に基づいて決定する周期決定部と、
前記揺さ振り周期に合わせて前記揺さ振り制御を行う揺さ振り部と、
を備える監視補助装置。 - 前記静止物は、利用可能時間が決められた設備であり、
前記周期決定部は、前記利用可能時間と前記現在時刻との関係に基づいて、前記揺さ振り周期を決定する
請求項2に記載の監視補助装置。
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