JP4314943B2 - 監視システムにおける認証方法、監視カメラ - Google Patents

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本発明は、監視カメラの実働状態を把握する監視システムにおける認証方法監視カメラに関する。
店舗、交通機関、街角で窃盗などの犯罪を防止するために監視カメラを設置し、この監視カメラで撮像した映像信号を管理事務所などに送って監視、記録を行う監視システムが広く使われている。監視カメラで撮像した映像信号はNTSC(National Television System Committee)などの標準テレビジョン信号に変換され、同軸ケーブルを通して管理事務所に送られ、この標準テレビジョン信号に変換された映像信号をモニターで目視による監視を行ったりVTR(Video Tape Recorder)に記録している。
また映像信号をディジタル圧縮してパケット化し、ネットワークを通して伝送するネットワーク監視システムについては本出願人から出願されている(特許文献1参照)。
このようなネットワーク監視システムをインターネットに接続して、店舗内の管理事務所で監視や記録を行うだけでなく、離れた場所にある警備保障会社に伝送して集中監視を行ったり、遠隔地のPCで監視することが広く行われている。
しかしこのような監視システムにおいては、画面上で変わった動きがないかを人間が目視でチェックしており、モニターに映っている画像が実際に現在の監視カメラで撮像した画像かどうかを知る手段はない。
そのため、犯罪者が事前に監視カメラで撮像した映像信号をひそかにVTRに記録して偽装用ビデオカセットを作成しておき、犯罪を実行するときには現場でこの偽装ビデオカセットをVTRで再生して監視カメラからの映像信号と入れ換えるということや、インターネットに監視カメラを接続する場合、監視カメラと同じIPアドレスを持った偽端末を設置して監視カメラからの映像信号を偽装することも出来る。実際にこの様な手口の犯罪も発生している。
特願平08―307412号公報 特願平10―191311号公報
犯罪者が故意に監視カメラからの映像信号を偽装した映像信号に入れ換えた場合、入れ換えた瞬間を見逃すと偽装に気が付かずに犯行を見逃してしまうという問題点があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、標準時刻情報を監視カメラで撮像した映像信号に重畳して送出し、監視装置ではこの重畳された標準時刻情報を実際の時刻と照合して映像信号を認証することにより、監視カメラの映像信号の入れ換えを検知し、不正行為を直ちに防止することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第の発明の監視システムにおける認証方法は、監視すべき被写体光像を撮像することにより得られた映像信号を伝送する監視カメラ(Camera502)と、前記監視カメラから伝送される前記映像信号をネットワーク(ネットワーク503)経由で伝送し画像表示するモニター装置(モニター505)でモニターして監視する監視システムにおける認証方法であって、前記監視カメラ及び前記モニター装置において公的に認証されている標準時刻情報をネットワーク上のタイムサーバ(Time Server501)から受信する第1のステップ(S101')と、前記監視カメラ側において前記標準時刻情報と公開鍵暗号方式による秘密鍵(秘密鍵201)を用いて前記標準時刻情報の証明書を作成する第2のステップ(S102)と、前記監視カメラにおいて撮像して得た前記映像信号に、前記標準時刻情報と前記証明書とを重畳する第3のステップ(S104)と、前記モニター装置側で前記映像信号に重畳されている前記証明書を前記公開鍵暗号方式による公開鍵(公開鍵202)を用いて解読して得た前記標準時刻情報と前記映像信号に重畳されている前記標準時刻情報とを比較する第4のステップ(S204)と、前記第4のステップで比較した結果、両者が一致している場合には真と判定して前記モニター装置に前記映像信号による画像を表示し、両者が不一致の場合は偽と判定して前記モニター装置に警告を表示する第5のステップ(S205,S209)と、前記モニター装置側で前記映像信号に重畳されている前記標準時刻情報と、前記モニター側で受信している前記標準時刻情報とを比較する第6のステップ(S207)と、前記第6のステップで比較した結果、両者が一致している場合には真と判定して前記モニター装置に前記映像信号による画像を表示し、両者が不一致の場合は偽と判定して前記モニター装置に警告を表示する第7のステップ(S208,S209)と、を備えるものである。
上記の目的を達成するため、第の発明の撮像装置は、公的に認証されている標準時刻情報を受信する標準時刻受信部(ANT303)と、前記標準時刻情報と公開鍵暗号方式による秘密鍵(秘密鍵201)を用いて前記標準時刻情報の証明書を作成する証明書作成部(暗号化305)と、前記撮像して得た前記映像信号に、前記標準時刻情報と前記証明書とを重畳する信号重畳部(DSP308)と、を有する。
本発明の監視システム認証方法、監視カメラは、標準時刻情報を監視カメラで撮像した映像信号に重畳して送出し、監視装置ではこの重畳された標準時刻情報を監視側で受信した標準時刻情報と照合して映像信号を認証することにより、監視カメラの映像信号の入れ換えを検知し、不正行為を直ちに防止出来る効果がある。
本発明の監視システムにおける認証方法、監視カメラは、同一の発信源の標準時刻情報を監視カメラ側と監視装置側で別々に入手して照合すると共に、データの受け渡しを公開鍵暗号方式により暗号化して行うことにより機密性を高めて、不正行為を防止する。



図3に公開鍵暗号方式の認証の原理を示す。作成者の手元には公の認証局から認証された2つのそれぞれ異なる鍵として秘密鍵201と公開鍵202との一組の鍵がある。そして公開鍵は誰にでも公開するものとする。作成者は秘密鍵201を使って元データ203を電子署名すると共に暗号化し、証明書204を作成する(S11)。第三者は作成者が公開している公開鍵202を入手する。
そして作成者が元データ203と証明書204を第三者に渡す。受け取った第三者は、証明書204を公開されている公開鍵202を用いて復号化し、同じく作成者から送られた元データと認証する。データに改ざん、偽造がなければ、作成した秘密鍵201と対である公開鍵202で認証される。即ち、作成者が秘密鍵により作成した証明書と、第三者に公開されている公開鍵により元データの認証が完了するこのような公開鍵暗号方式を基本にして本発明の監視システムは構成されている。
このようにすれば元データは秘密鍵を持つ本人ではなく第三者によって、改ざんされることなく容易に認証される。
以下、本発明の第1実施例の監視システムにおける認証システムについて、添付図面を参照して説明する。図1は監視システムの構成図、図2はフローチャート、図4は監視カメラのブロック図、図5は監視端末のブロック図である。なお、図1、図2、図4、図5を説明するに当たり、他の図の符号を参照することがある。
図1に示すように監視カメラ102(102a、102b、102c…)と監視端末103は同軸ケーブル104(104a、104b、104c…)で接続されていて、監視端末103の出力はモニタ105に接続されている。また標準時刻局101は標準時刻情報W0を無線で送出しており、監視カメラ102と監視端末103はそれぞれ内蔵した受信装置で標準時刻情報を取得している。
公的に認証されている標準時刻情報を発信するものは、長波を用いた標準電波や、人工衛星を用いたものが知られている。以下に詳細に説明する。
長波を用いた標準電波は、独立行政法人 通信総合研究所が標準電波(JJY(登録商標))として長波(40kHzおよび60kHz)で提供しているものが知られている。標準電波の時計精度は、電離層の影響を入れても24時間の周波数比較平均値で 1×10-11とされている。標準電波は屋内でもある程度の電波強度があれば利用できるという利点があるので、特に屋内の監視システム、日本国内の監視システムには好適である。
人工衛星を用いて時刻を送出するものとしては、GPS(Global Positioning System)が知られている。GPSとは、アメリカ合衆国によって航空機・船舶等の航法支援用として開発された、人工衛星からの電波を受信して緯度経度を測定し、現在位置の地図上に表示するシステムである。
GPSは地上約2万kmを周回する24個のGPS衛星を用いている。GPS衛星には電子時計が装備されていて、2つの周波数1575.42MHz,1227.60MHzの電波によってGPS時刻情報を始めとする種々の情報が送られている。ただ、実際にはGPSの時計精度はあまり高くないため、複数の衛星からの電波を受信して時計精度を校正し、おおよそ12マイクロ秒程度の時刻精度が得られている。
GPSで用いている電波は周波数が高いため、屋外で衛星が受信できるようアンテナ上方の視界が広がっている必要があるが、受信さえできれば世界中で同一のシステム、同一の時刻情報を用いることが出来るという利点がある。従ってGPSは海外などに映像を送出する場合や屋外で監視を行う場合などに好適である。
監視システムにはカメラ1台につき1組のカメラ秘密鍵、カメラ公開鍵がある。カメラ秘密鍵、カメラ公開鍵は例えばDSA(Digital Signature Algorithm)方式の鍵で構成されている。カメラ秘密鍵は監視カメラの書き換え不可能なROMに書き込まれており、カメラ公開鍵は監視端末のEPROMに書き込まれている。
そしてカメラにはあらかじめカメラ秘密鍵を記憶させたROMを搭載して生産し、監視システムを組む際に監視端末のEPROMに該当するカメラ公開鍵のデータを転送して初期設定を行う。
監視カメラ102は図4に示すようにレンズ301、撮像素子CCD302(撮像素子にはCCDとCMOSが有りどちらを用いても良い)、ANT303:アンテナ,Tuner304:時刻情報受信部、時刻情報を暗号化し証明書を作成する暗号化305、ROM306に記憶されたKEY307:秘密鍵、DSP308:信号処理部から構成されている。
図4を用いて監視カメラ102の動作説明をする。
まずレンズ301を通った監視用の被写体光像をCCD302で電気信号V0に変換しDSP308に加える。一方Tuner304はANT303を通して標準電波を受信し、標準時刻W0を取得する。監視カメラ102のROM306にはカメラ秘密鍵KEY307が記憶されているので、このKEY307を用いて、標準時刻W0を暗号化305で暗号化し、証明書S0を作成する。
CCD302で撮像された映像信号V0と暗号化305で暗号化された証明書S0は、信号処理部DSP308に送られる(DSP:Digitan Signal Procceser)。DSP308は映像信号をNTSCなどの標準テレビジョン信号とするとともに、その垂直同期部分に標準時刻と証明書を重畳する。そのときの信号の様子を図11に示す。このようにして生成された映像信号V1を出力端子309から出力する。
図1に示すように監視カメラ102から出力された映像信号V1は、同軸ケーブル104を通して監視端末103に送られる。
監視端末103は図5に示すように入力端子401(図では401a、401b、401c、401dの4つの端子が設けられているがこの端子の数はシステムの大きさに応じて適宜選択すればよい)、SW402:スイッチャ部、Sep403:信号分離部、認証1−404:第1認証部、ANT405:アンテナ、Tuner406:時刻情報部、EPROM407、KEY408:カメラ公開鍵、認証2−409:第2認証部、Display410:表示部、出力端子411から構成されている。
次に動作を説明すると、入力端子401から入力された映像信号はまずSW402に送られ4つの映像信号からひとつを選択する。映像信号の選択はSW402で設定され、ひとつの映像信号のみの選択、4つの映像信号を所定の時間毎に切り換えて順次表示する選択、モニタ画面を4分割して4つの映像信号を並べて表示する選択など、監視に適した表示方法を適宜選択することが出来る。
SW402で選択された映像信号VsはSep403に送られる。Sep403は映像信号Vsから標準時刻W0と証明書S0を分離する。分離された映像信号Voutは出力端子411から出力され、モニター105に映像が表示される。
一方分離された標準時刻W0と証明書S0は認証1−404に送られる。認証1−404はEPROM407に記憶されているKEY408を用いて証明書S0を復号化し、標準時刻W0と比較する。両者が一致しない場合はデータに偽造・改ざんなどが行われたものと判断し、Display410に異常信号J0を送り警告を表示する。両者が一致した場合は、監視カメラの認証を完了し、標準時刻W0を更に認証2−409に送る。
一方アンテナANT405に接続されたTuner406は、標準電波から標準時刻W0‘を取得し、認証2−409に送る。認証2−409は、認証1−404から送られた標準時刻W0と、Tuner406で受信した標準時刻W0’とを比較する。
比較の結果、両者の差が所定の誤差範囲よりも大きければ時刻に偽造・改ざんなどが行われたものと判断し、Display410に異常信号J1を送り警告を表示する。
この際、誤差以外の理由でカメラからの時刻情報が標準時刻よりも早くなることはあり得ない。しかし伝送の遅延、信号処理回路の遅延など、カメラからの時刻情報が標準時刻からも遅くなる原因はいくつか考えられるので、所定の認証の基準となる所定の誤差範囲は標準時刻を基準として早くなる方向には小さな値例えば0.1秒を、標準時刻を基準として遅くなる方向は大きな値、例えば0.5秒を設定しておくと好適である。
なお比較の結果両者の差が所定の誤差範囲よりも小さい場合は標準時刻の認証を完了し、すべての認証作業を終了する。
このようにして、映像信号から監視カメラの認証と撮影した標準時刻の認証を行うことができるので、偽の監視カメラを設けたり、映像信号を過去のものとすげ替えたりしても容易に発見でき、偽造・改ざんに強い監視システムとすることが出来る。
標準電波を用いて認証を行う例として図2に公開鍵を用いない場合の認証システムのフローチャート、図6に公開鍵を用いた場合のフローチャートを示す。
次に、本発明の第2実施例の監視システムにおける認証方法について、添付図面を参照して説明する。図7は第2実施例の監視システムの構成図、図8は第2実施例の監視カメラのブロック図、図9は第2実施例の監視端末のブロック図である。なお、図7、図8、図9を説明するに当たり、他の図の符号を参照することがある。
図7に示す監視システムはTime Server501、監視カメラ502(502a、502b、503c…)、ネットワーク503、Ctl504:監視用端末、モニター505から構成されている。
この監視システムの監視カメラ502はインターネットや構内LANなどのネットワーク503に接続されている。またCtl504、Time server501も同じくネットワーク503に接続されている。Time Server501は標準時刻情報Wsをネットワーク503を通して送出しており、監視カメラ502とCtl504はそれぞれネットワーク503を通して標準時刻情報Wsを取得している。Ctl504はまたモニター505に接続されている。
監視システムにはカメラ1台につき1組のカメラ秘密鍵、カメラ公開鍵がある。カメラ秘密鍵、カメラ公開鍵は例えばDSA方式の鍵で構成されている。カメラ秘密鍵は監視カメラのROMに書き込まれており、カメラ公開鍵は監視端末のEPROMに書き込まれている。
実際にはカメラにはあらかじめカメラ秘密鍵を記憶させたROMを搭載して生産し、監視システムを組む際に監視端末装置にカメラ公開鍵のデータを転送して初期設定を行う。
この監視カメラ502は、図8に示すようにレンズ601、CCD602、MPEG603:データ圧縮部、暗号化604、NIC605:ネットワークインターフェース、ROM606、KEY607:カメラ秘密鍵、DSP608から構成されている。
図8により監視カメラ502を説明すると、まずレンズ601を通った監視用の被写体光像はCCD602に結像され電気信号に変換され次にMPEG603でディジタル圧縮する。圧縮には例えばMPEG−4(Moving Picture Expert Group)やJPEG(Joint Photograph Expert Group)などの方式を用いる。
一方暗号化604はNIC605を通してTime Server501から標準時刻情報Wsを取得する。監視カメラ502のROM606にはカメラ秘密鍵KEY607が記憶されているので、このKEY607を用いて、標準時刻情報Wsを暗号化604で暗号化し、証明書S1を作成する。
MPEG603で圧縮された映像信号M0と暗号化604で暗号化された証明書S1と標準時刻情報Wsは、DSP608に送られる。DSP608は映像信号Moと証明書S1と標準時刻情報Wsをパケット化してNIC605に送る。NIC605はこれらのパケットをネットワーク503を通して監視端末Ctl504に出力する。
監視端末Ctl504は図9に示すようにEPROM701、カメラ公開錠KEY702、NIC703、認証1−704、Display705、認証2−706、出力端子707、映像伸張部Decode708から構成されている。
次に動作について説明する。EPROM701にはあらかじめ監視を行う監視カメラ502のためのカメラ公開鍵KEY702が記憶されている。Ctl504はNIC703を通してネットワーク503に接続されている。
監視を行う場合は、まず監視したい監視カメラ502のIPアドレスなどを用いて、監視カメラ502に送出を要求すると、監視カメラ502から映像信号M0、標準時刻信号Ws、証明書S1のパケットが送られてくる。
映像信号のパケットはDecode708に送られ、Decode708は圧縮された映像信号M0を伸張しディスプレイ信号Vout‘を生成する。ディスプレイ信号Vout’はNTSCなどの標準テレビジョン信号や、VGA、SVGAなど、映像を表示する信号である。生成されたディスプレイ信号Vout‘は出力端子707から出力され、モニター505に映像が表示される。
一方、監視カメラ502から送られた標準時刻信号Ws、証明書S1は認証1−704に送られる。認証1−704はEPROM701に記憶されているカメラ公開鍵KEY702を用いて証明書S1を復号化し、標準時刻信号Wsと比較する。両者が一致しない場合はデータに偽造・改ざんなどが行われたものと判断し、表示部Display705に異常信号J0‘を送り警告を表示する。両者が一致した場合は、監視カメラ502の認証を完了し、標準時刻信号Wsを更に認証2−706に送る。
認証2−706はまたNIC703を通してTime Server501からの標準時刻信号Ws‘を受信している。認証2−706は、認証1−704から送られた標準時刻信号Wsと、タイムサーバー501から受信した標準時刻信号Ws’とを比較する。
比較の結果、両者の差が所定の誤差範囲よりも大きければ標準時刻に偽造・改ざんなどが行われたものと判断し、Display705に異常信号J1‘を送り警告を表示する。
この際、カメラからの標準時刻情報Wsは信号処理回路DSP608での遅延のほか、ネットワークを通じたパケットの伝送では必ず遅延が発生するので、時刻情報Wsが遅くなる原因となる一方、Time Server501からの標準時刻信号Ws‘も遅延が発生することが想定される。
従って、所定の認証の基準となる所定の誤差範囲はTime Server501の標準時刻信号を基準として早くなる方向には比較的小さな値、例えば0.5秒を、標準時刻を基準として遅くなる方向は大きな値、例えば1.0秒を設定しておくと好適である。
それにパケットの遅延時間はイントラネットかインターネットか、国内か海外かといった使用するネットワークの状況によっても変化するので、ネットワークの状況に応じて最適な値を選択することが好ましい。比較の結果両者の差が所定の誤差範囲よりも小さい場合は、時刻の認証を完了し、すべての認証作業を終了する。
このようにして、映像信号から監視カメラの認証と撮影した時刻の認証を行うことができるので、偽の監視カメラを設けたり、映像信号を過去のものとすげ替えたりしても容易に発見でき、偽造・改ざんに強い監視システムとすることができる。
また、秘密鍵を省略し時刻のみの認証による監視システムとしても良いのはもちろんである。
タイムサーバーを標準時刻に用いた場合の認証システムのフローチャートを図10に示す。図6の標準電波を用いたものと同様の動作を行うから用途によって標準時刻の入手手段を選択すれば良い。いずれにしろ標準時刻は同一の発信源から入手することが重要である。
なお本実施例ではカメラで取得した標準時刻は認証にのみ使用しているがこれにこだわることなく、カメラで取得した標準時刻を映像信号に重畳してオンスクリーン表示することも可能である。インターネットを通じて海外に送出する場合、このようにカメラ側で標準時刻を表示すれば監視場所の実際の時刻がわかり、好適である。
本発明の第1実施例の監視システム構成を示す図である。 本発明の監視システムの第1フローチャートを示す図である。 公開鍵暗号方式による署名と認証を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例における監視カメラのブロック図である。 本発明の第1実施例における監視端末のブロック図である。 本発明の監視システムの第2フローチャートを示す図である。 本発明の第2実施例の監視システム構成を示す図である。 本発明の第2実施例における監視カメラのブロック図である。 本発明の第2実施例における監視端末のブロック図である。 本発明の監視システムの第3フローチャートを示す図である。 本発明の第1実施例における時刻を重畳した映像信号を示す図である。
符号の説明
101 CRL :標準時間局
102 Camera:監視カメラ (監視カメラ)
103 Ctl :監視端末 (判定部)
104 同軸ケーブル
105 モニター (モニター装置)
201 秘密鍵 (秘密鍵)
202 公開鍵 (公開鍵)
203 元データ
204 証明書
303 ANT :アンテナ (標準時刻受信部)
305 暗号化 (証明書作成部)
307 KEY :秘密鍵 (秘密鍵を用いる手段)
308 DSP :信号処理部 (時刻情報重畳部)(信号重畳部)
404 認証1 (標準時刻比較部)
405 ANT (標準時刻受信部)
408 KEY :公開鍵
409 認証2 (標準時刻比較部)
410 Display
501 Time Server (タイムサーバー)
502 Camera (監視カメラ)
503 ネットワーク (ネットワーク)
505 モニター (モニター装置)

Claims (2)

  1. 監視すべき被写体光像を撮像することにより得られた映像信号を伝送する監視カメラと、前記監視カメラから伝送される前記映像信号をネットワーク経由で伝送し画像表示するモニター装置でモニターして監視する監視システムにおける認証方法であって、
    前記監視カメラ及び前記モニター装置において公的に認証されている標準時刻情報をネットワーク上のタイムサーバから受信する第1のステップと、
    前記監視カメラ側において前記標準時刻情報と公開鍵暗号方式による秘密鍵を用いて前記標準時刻情報の証明書を作成する第2のステップと、
    前記監視カメラにおいて撮像して得た前記映像信号に、前記標準時刻情報と前記証明書とを重畳する第3のステップと、
    前記モニター装置側で前記映像信号に重畳されている前記証明書を前記公開鍵暗号方式による公開鍵を用いて解読して得た前記標準時刻情報と前記映像信号に重畳されている前記標準時刻情報とを比較する第4のステップと、
    前記第4のステップで比較した結果、両者が不一致の場合は偽と判定して前記モニター装置に警告を表示する第5のステップと、
    前記モニター装置側で前記映像信号に重畳されている前記標準時刻情報と、前記モニター側で受信している前記標準時刻情報とを比較する第6のステップと、
    前記第6のステップで比較した結果、両者が一致している場合には真と判定して前記モニター装置に前記映像信号による画像を表示し、両者が不一致の場合は偽と判定して前記モニター装置に警告を表示する第7のステップと、
    を備えたことを特徴とする監視システムにおける認証方法。
  2. 公的に認証されている標準時刻情報を受信する標準時刻受信部と、
    前記標準時刻情報と公開鍵暗号方式による秘密鍵を用いて前記標準時刻情報の証明書を作成する証明書作成部と、
    前記撮像して得た前記映像信号に、前記標準時刻情報と前記証明書とを重畳する信号重畳部と、
    を有することを特徴とする監視カメラ。
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