JP6680665B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、表示制御の処理負担を抑制することを目的として、いわゆる滑り演出(識別情報を視認容易化した後、該視認容易化した識別情報を別の識別情報に変更する演出)の実行の有無について、所定の演出モード、大当り当選の有無等に基づいて決定する遊技機が記載されている。
特開2016−10654号公報
特許文献1に記載されている滑り演出は、同文献の図56等に示されているように、キャラクターの登場に伴って、表示領域内に一旦は表示された(仮停止した)図柄が再変動して次の図柄が表示されるだけの単純なものであり、遊技興趣を向上させる観点から未だ改善の余地があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、表示領域内に図柄を表示する演出の実行によって、遊技興趣を向上させる遊技機を提供するものである。
本発明によれば、遊技者が認識可能な区切りを、一回の遊技の中途において少なくとも一回行う演出を実行しうる演出制御手段と、前記演出制御手段による演出の実行期間の少なくとも一部において、一連の図柄群が表示領域の外から内へとスクロールしているように視認される演出動画を表示する演出表示装置と、を備え、前記一連の図柄群には、互いの図柄を識別する識別部分として数字を有する図柄が含まれており、前記演出表示装置の表示領域内に表示された一又は複数の図柄に対して、当該表示領域内において動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われて、前記一又は複数の図柄が有する前記識別部分である数字を、他の図柄が有する前記識別部分である数字として視認可能になる特定演出の実行をもって、演出の区切りとして遊技者が認識可能に構成されており、前記特定演出は、図柄をリーチ状態にすること又は大当りの当選を報知する図柄の組合せにすることのうちいずれかを、演出の区切りとして遊技者に認識させるものであり、前記特定演出において動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われた第一図柄は、当該特定演出において前記第一図柄が仮停止している列とは異なる列に仮停止している第二図柄と比べて、少なくとも前記演出の区切りのタイミングにおいて形状が異なりうるものであり、前記一連の図柄群の中で前記識別部分として一桁の数字を有している図柄の全てが、前記第一図柄または前記第二図柄のうち少なくとも一方になる場合がある遊技機が提供される。
本発明によれば、表示領域内に図柄を表示する演出の実行によって、遊技興趣を向上させる遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。 図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 遊技機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。 図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画の一具体例を示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画に係るタイムチャートを示す図である。 メイン表示部に表示される演出動画に係るタイムチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
<遊技機10の概要について>
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図6、図10を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。図10は、メイン表示部81に表示される演出動画の一具体例を示す図である。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であって、演出制御手段と、演出表示装置と、を備える。
演出制御手段は、遊技者が認識可能な区切りを、一回の遊技の中途において少なくとも一回行う演出を実行しうる。
本実施形態における演出制御手段は、例えば、演出制御部210によって実現される。
ここで演出の区切りの実行態様については、遊技者が認識可能になっていれば特に制限されず、画面表示によるものであってもよいし、音声出力によるものであってもよいし、ランプ(LED等)の発光によるものであってもよいし、これらのうち複数の組合せによるものであってもよい。
ここで演出の区切りとして実行される特定演出の実行タイミングは、一回の遊技の中途(一回の特別図柄の変動期間に含まれるタイミング)であれば特に制限されず、単一の演出の中途に発生するものであっても、一の演出と他の演出の間に発生するものであってもよい。但し、特定演出は、遊技者にとって有利な展開になるタイミングで実行されることが好ましい。
特定演出の実行タイミングの具体例としては、一の演出から他の演出に発展するタイミング、いわゆる非リーチ状態からリーチ状態になるタイミング、いわゆる擬似連演出における再変動のタイミング、ステップアップ演出においてステップアップするタイミング等が挙げられる。
演出表示装置は、演出制御手段による演出の実行期間の少なくとも一部において、一連の図柄群が表示領域の外から内へとスクロールしているように視認される演出動画を表示する。
本実施形態における演出表示装置は、例えば、演出表示装置80によって実現される。
また、本実施形態において上記の演出動画が表示される表示領域は、演出表示装置80に含まれる構成要素のうちメイン表示部81の表示領域によって実現され、本実施形態において演出動画の中で表示される図柄は演出図柄と呼称される。
演出表示装置の表示領域内に表示された一又は複数の図柄に対して、当該表示領域内における動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われて、一又は複数の図柄が他の図柄として視認可能になる特定演出の実行をもって、演出の区切りとして遊技者が認識可能に構成されていることを特徴とする。
即ち、仮停止している図柄が再変動して別の図柄に置き換わるような従来の遊技機にも見られるような単純な演出ではなく、演出表示装置の表示領域内において図柄が動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われることによって別の図柄として認識可能になる特定演出を実行する。
ここで「表示領域内に表示された図柄に対して、当該表示領域内における動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われる」とは、次の(イ)から(ハ)までの態様のいずれも含まれる。
(イ)図柄が表示領域内を動作する態様
(ロ)図柄が表示領域内で変形する態様
(ハ)図柄が表示領域内を動作すると共に変形する態様
また、図柄の動作や図柄の変形に該当する具体例については、後に詳述する。
本実施形態の遊技機10は、上記のような特徴を有する斬新な演出を実行するため、従来の遊技機に比べて遊技者の興趣を強く喚起させることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
<遊技機10の構造について>
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、遊技中に発生する演出を切り替える又は遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができるプッシュボタン37の他、それぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38(38a、38b、38c、38d)、玉貸操作を受け付ける玉貸ボタン39a、及び、プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン39bなどが含まれる。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構36が設けられている。この球抜き機構36を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34a、34bは光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されているメイン表示部81と、メイン表示部81の上方に配設されている上サブ表示部82と、メイン表示部81の左側に配設されている左サブ表示部83と、メイン表示部81の右側に配設されている右サブ表示部84と、を含んでいる。メイン表示部81は固定式の液晶装置であり、上サブ表示部82・左サブ表示部83・右サブ表示部84は可動式の液晶装置である。
メイン表示部81は、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92における図柄変動ゲームに連動して行われる演出図柄の変動表示を表示することができ、さらに他の各種の演出も表示することができる。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
メイン表示部81は演出図柄の表示の他にも、いわゆる保留表示(図示せず)を表示画面の一部に表示することができる。保留表示が表示される表示領域と、演出図柄が表示される表示領域とは、離間してもよいし重複してもよい。ここで保留表示とは、いわゆる保留玉と称される演出画像のことであり、始動口への入球を契機として取得された乱数のうち、現時点において実行されている図柄変動ゲームに用いられた乱数又は現時点において保留されている乱数を模している。保留表示は、その形状や色彩等によって特典(例えば、大当り遊技)が付与される可能性を示唆しうる。
上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は、主として演出に関連する演出画像を表示するために設けられるものであり、特定の演出の実行時に移動しうる。それぞれの原位置はメイン表示部81を基準として上側、左側又は右側であり、これらの原位置からメイン表示部81における演出図柄の表示領域に重なる位置まで上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は移動しうる。
なお、本実施形態における演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84)には、いずれも液晶表示装置が採用されているが、本発明の実施はこれに限るものではない。例えば、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を演出表示装置80として採用しうる。
メイン表示部81の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下LEDと称す)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されている。図柄表示装置90はメイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域はメイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
ここで特別図柄とは、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
ここで普通図柄とは、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
以下の説明において、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特別図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっている。また、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、ゲート63、普通入賞口67(67a、67b)を図示する。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部に配置されている。第1始動口57にはカウントスイッチSW1が付設されており、カウントスイッチSW1の検知に応じて第1始動口57に係る入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた賞球が付与される。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部に配置されている。第2始動口59にはカウントスイッチSW2が付設されており、カウントスイッチSW2の検知を契機として第2始動口59に係る入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた賞球が付与される。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59には普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL4の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に配置されている。大入賞口55にはカウントスイッチSW7が付設されており、カウントスイッチSW7の検知を契機として大入賞口55に係る入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた賞球が付与される。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への遊技球の入球が許容される。なお、本実施形態における特別電動役物65は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。普通入賞口67aには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW51が付設されており、カウントスイッチSW51の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。普通入賞口67bには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW52が付設されており、カウントスイッチSW52の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
ここまで、本実施形態における遊技機10の構造について説明してきたが、これらは一具体例であって、別の構成によって本発明を実施することもできる。
<遊技機10の制御構成について>
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
遊技機10は、メイン制御基板100、サブ制御基板200などの制御基板を自機の内部に備えており、種々の機能を各基板と当該各基板に電気的に接続されている部品とによって実現している。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
メイン制御基板100は、遊技を統括的に制御し、遊技に関連する演出等について、サブ制御基板200にコマンドを伝送する。メイン制御基板100は、遊技の結果に影響を及ぼす又は及ぼす虞がある機能を実現する基板であり、サブ制御基板200は、メイン制御基板100から送られるコマンドに従って、各種制御を行う基板である。
図6には、メイン制御基板100で実現される主要な機能構成として、始動口入球時処理部110、特図遊技制御部120、普図遊技制御部130、遊技状態制御部140、図柄表示制御部150、情報伝送部190が例示されている。また、同図には、サブ制御基板200で実現される主要な機能構成として、演出制御部210が例示されている。
始動口入球時処理部110は、第1始動口57又は第2始動口59に遊技球が入球した時に大当り遊技の当否判定に用いる乱数を取得すると共に所定の処理を実行する。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、情報伝送部190を介してメイン制御基板100で実現される各種機能構成にて生成された制御情報(コマンド)を受け、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、演出表示装置80に表示させる。例えば、演出制御部210は、図柄変動ゲームの実行中に演出図柄を演出表示装置80に変動表示又は停止表示させる。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
<始動口の入球時処理について>
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
特図保留制御部111は、第1始動口57に遊技球が入球した時、即ち第1始動口57に入賞した時に、保留されている乱数M1の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M1を取得して保留させる。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
特図保留制御部111は、保留されている乱数の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150を要求してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部190を介して演出制御部210にコマンドを出してもよい。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留表示を、演出表示装置80に表示させてもよい。
事前判定部112は、特図保留制御部111が乱数M1又は乱数M2を保留させた場合の少なくとも一部において、保留させた乱数M1又は乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを、当否判定部121による判定の事前に判定する事前判定を実行する。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
なお、「事前判定の結果に基づく演出」は、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有する構成になっていることがあり、当該構成である場合には後述する連続演出に該当する。
<特別図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
当否判定部121は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御又は大当り遊技に係る制御が行われていないとき、保留されている乱数M1又は乱数M2を所定の周期で読み出す。このとき、当否判定部121は、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、乱数M2が乱数M1より優先的に読み出される。その結果、当否判定部121は、乱数M1よりも乱数M2を優先的に判定することになる。
特図選択部122は、当否判定部121による当否判定の結果に基づいて特別図柄を選択する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M1が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151によって第1特別図柄表示装置91に表示される。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
リーチ抽選部123は、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定結果を示す特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に、リーチ演出をするか否かを乱数抽選で選択する。ここでリーチ演出とは、メイン表示部81における演出図柄の変動表示において、最後に仮停止する列を除く複数の列に演出図柄が仮停止しており、仮停止している各々の演出図柄が同種である状態に行われる演出をいう。なお、当該状態について、本実施形態においてはリーチ状態と称する場合がある。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを決定する。なお、変動パターン決定部124によって決定される変動パターン(変動時間情報)は、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲーム(遊技)の実行期間とも換言できる。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様及びそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
なお、リーチ演出を実行する場合は、リーチ演出が非実行である場合に比べて長い時間を要するので、変動パターン決定部124は、リーチ抽選部123によってリーチ演出の実行が選択された場合には、リーチ演出の非実行が選択された場合に比べて、長い時間を示す変動パターン(変動時間情報)を決定する割合が高くなるように構成されている。
<普通図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普図保留制御部131は、ゲート63に遊技球が入球した時に、保留されている乱数M3の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M3を取得して保留させる。
普図抽選部132は、普通図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出し、読み出された乱数M3を用いて普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの抽選を行う。なお、普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、後述する変短状態であるときは通常遊技状態であるときより高くなっている。
普図抽選部132による抽選結果は、後述する普通図柄表示制御部153に伝送される。普通図柄表示装置93に対応している二つのLEDは一方が当選、他方が落選に対応しており、普通図柄表示制御部153は伝送された抽選結果に応じていずれかのLEDを発光させる。
普通電役制御部133は、普図抽選部132による抽選に当選したとき、ソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。ここで所定の開放条件には、普図抽選部132による一回の当選に応じて普通電動役物61が開放される時間(以下、開放時間と称する)や開放される回数(以下、開放回数と称する)等が含まれる。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
<遊技状態制御について>
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで大当り遊技とは、特別電動役物65を連続して作動させることができる特別の遊技状態をいう。ここで「特別電動役物を連続して作動」とは、後述のラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が複数回であることをいう。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
確変制御部143は、特定の特別図柄(当選図柄)が図柄表示装置90に停止表示されたことに起因する大当り遊技の終了を契機として確変状態を付与する。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、いわゆるVゾーンと称される特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
確変制御部143は、確変状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、又は所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、確変状態を解除する。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
変短制御部144は、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合のすべてを契機として、変短状態を付与する。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
変短制御部144は、変短状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、又は所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、変短状態を解除する。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
大当り制御部141は、当否判定部121によって当選が判定された場合に、大当り遊技を実行する。本実施形態における大当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
大当り制御部141は、上記のラウンド回数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を含む制御情報を特別電役制御部142に伝送する。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
大当り制御部141は、ラウンド遊技中に係る演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従ってラウンド演出を実行する。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
<各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について>
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、又は普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄を図柄表示装置90に表示させる。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
演出制御部210は、予告演出を実行する。ここで予告演出とは、その実行時より後の遊技展開を示唆する演出であり、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出である。
演出制御部210は、予告演出を実行する場合、予告演出に係る演出表示を演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、複数列の演出図柄群がスクロールした後に確定停止した演出図柄の組合せによって、大当り遊技に当選したか否かを、演出表示装置80に報知させる。
演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中において、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は連続演出と称される予告演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
ここで連続演出とは、数回の遊技(特別図柄に係る図柄変動ゲーム)にわたって連続性を有する演出である。また、ここで擬似連演出とは、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて一連の演出図柄群をスクロールさせ、一回の遊技(特別図柄に係る図柄変動ゲーム)において複数回の変動サイクルを含める演出である。
なお、上記の説明において、演出制御部210は、演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83、右サブ表示部84)の演出表示を制御する旨を説明したが、演出制御部210の制御対象はこれに限られない。その他にも、演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
<各種処理の処理手順について>
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図7又は図8を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図7は、始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。図8は、図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部又は全部が互いに重複していてもよい。
また、図7又は図8に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
まず、始動口入球時処理について説明する。ここで「始動口入球時処理」とは、第1始動口57又は第2始動口59に対して遊技球が入球した後に実行される一連の処理である。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されて(ステップS102のYES)、かつ特図保留制御部111による保留数が上限に達していないとき(ステップS104のNO)、特図保留制御部111による保留数が加算される(ステップS106)。また、特図保留制御部111によって乱数M1又は乱数M2が取得されて、専用の記憶領域に保留記憶される(ステップS108)。
事前判定部112が事前判定を行う場合(ステップS110のYES)、事前判定部112は、ステップS108において保留記憶された乱数M1又は乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを判定する(ステップS112)。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
ステップS102からステップS112までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200へ出力されて(ステップS114)、その始動口入球時処理は終了となる。
続いて、図柄変動開始処理の処理手順について説明する。ここで「図柄変動開始処理」とは、特別図柄に係る図柄変動ゲームを開始させる際に行われる一連の処理である。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS202の判定が肯定されるとき(ステップS202のYES)、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留されている乱数M1又は乱数M2を読み出す(ステップS204)。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ステップS204で乱数が読み出されることを契機として各判定処理が実行される(ステップS206)。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
そして、特図保留制御部111は、そのとき保留されている乱数M1又は乱数M2の数を特定する(ステップS208)。これにより、本処理手順で実行される図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数の数が保留数として特定される。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
ステップS202からステップS210までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200に対して出力されて(ステップS212)、その図柄変動開始処理は終了となる。当該コマンドには、図柄変動ゲームの実行の有無や遊技状態などをサブ制御基板200で判断可能とするための各種情報、例えば、変動パターンを示す情報、保留数、確変状態の有無、変短状態の有無などが含まれる。
<本発明に係る特定演出を含む演出図柄の変動表示について>
次に、本発明に係る特定演出を含む演出図柄の変動表示について、図9から図21を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図9から図19は、メイン表示部81に表示される演出動画の一具体例を示す図である。なお、図9から図19に示す破線矢印は、演出図柄が変動(スクロール)する態様を示している。これらの破線矢印が示すとおり、本実施形態に係る演出図柄の変動方向(スクロール方向)は上下方向を一例として描いているが、左右方向や奥行き方向等の別の方向であってもよい。
図20及び図21は、メイン表示部81に表示される演出動画に係るタイムチャートを示す図である。なお、図20及び図21において最上段に示している秒数は、遊技の開始時を基準(零秒)とした場合の経過時間である。
図9から図19において、メイン表示部81の表示領域をスクロールする一連の演出図柄群に含まれる演出図柄は、互いに識別する識別情報を表す識別部分を含んでおり、当該識別部分は原則として数字によって表される。
但し、数字で表す識別部分は一具体例であって、数字とは異なる形式によって識別部分を表す演出図柄のスクロールに、本発明に係る特定演出を適用してもよい。例えば、図16に示す「V」を表す演出図柄は、アルファベットの「ブイ」を表す演出図柄ともいえるし、ローマ数字の「5」を表す演出図柄ともいえる。
なお、本実施形態では、演出制御部210によって特定演出が実行される場合の少なくとも一部において、一又は複数の図柄に含まれる識別部分に対して、メイン表示部81の表示領域内における動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われることによって、当該識別部分が表していた識別情報が異なる識別情報に変化する態様について述べる。
但し、演出図柄が上記の識別部分とは異なる別の部分(例えば、キャラクター等を示す装飾部分)を含むものとして認識できる表示態様である場合には、識別部分及び別の部分のそれぞれに対して動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われる態様で、特定演出が実行されてもよい。
図9は、上記の特定演出を伴わずに大当り遊技の当選を報知する演出図柄の組合せが確定停止する場合における演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンAは、図9に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロールが表示される(図9(a)参照)。即ち、メイン表示部81の表示領域には、複数列において一連の演出図柄群がスクロールする演出動画が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左側の列(左列)に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「7」を表す演出図柄)が仮停止する(図9(b)参照)。なお、左列が仮停止することについて、図20及び図21においては「左停止」と表記している。
ここで仮停止とは、確定停止に至る前における演出図柄の表示形態であり、演出の展開によっては再変動しうる状態をいう。なお、仮停止している演出図柄は、微小動作(例えば、揺動)を伴うように表示されることによって、確定停止している演出図柄とは識別可能に表示されることが好ましい。
次に、12秒経過時から13秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の右側の列(右列)に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「7」を表す演出図柄)が仮停止する(図9(c)参照)。なお、右列が仮停止することについて、図20及び図21においては「右停止」と表記している。
図9(c)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが同種であって、最後に仮停止する中央の列(中央列)が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当する。なお、パターンAに係るタイムチャートにおいて、リーチ状態になる前を「通常変動」と表記し、リーチ状態になった後を「リーチ」と表記する。なお、図20及び図21において「リーチ」と表記している期間が単一であるかのように図示されている場合であっても、当該期間において実行されるリーチ演出は単一であるとは限られず、複数のリーチ演出の組合せ(例えば、ノーマルリーチからスペシャルリーチに発展する等)であってもよい。
そして、23秒経過時から24秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の中央列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「7」を表す演出図柄)が仮停止し、24秒経過時に全ての列の演出図柄が確定停止になる(図9(d)参照)。なお、中央列が仮停止することについて、図20及び図21においては「中停止」と表記し、全ての列の演出図柄が確定停止になることについて、図20及び図21においては「確定」と表記している。
図9(d)に示す演出図柄の組合せは、全ての列にわたって同種の演出図柄が並ぶものであるが、当該演出図柄の組合せは大当り遊技の当選を報知する演出図柄の組合せの一具体例である。即ち、メイン表示部81の表示領域には、スクロールした結果として停止した複数列の演出図柄の組合せによって遊技の結果(大当り遊技の当否)を報知する演出動画が表示される。
なお、各列において演出図柄が仮停止するタイミングは、必ずしも異なる(ズレている)必要はなく、全ての列の演出図柄が同時に仮停止するように視認される演出動画をメイン表示部81は表示してもよい。
また、最後に仮停止する中央列における演出図柄が仮停止するタイミングは、全ての列の演出図柄が確定停止になるタイミングと必ずしも異なる必要はなく、これらのタイミングが同時であるように視認される演出動画をメイン表示部81は表示してもよい。
図10は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図10に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図10においては図示省略しているが、図10(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「9」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「6」を表す演出図柄)が仮停止する(図10(a)参照)。図10(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。ここで特殊演出とは、少なくともメイン表示部81の表示領域において特定演出が実行される予告演出である。なお、特殊演出の実行期間においては、特定演出の実行に限られず、他の演出(例えば、照明装置35やスピーカ33等を用いた演出)が実行されてもよい。
図10に示す特殊演出の演出態様は以下のとおりである。まず、右列に仮停止している演出図柄が回転する(図10(b)参照)。なお、図10(b)において右列の演出図柄の上下に示す矢印は、当該演出図柄の回転方向を示しており、メイン表示部81に表示される画像ではない。そして、右列に仮停止している演出図柄の回転が180°に達すると、当該演出図柄はあたかも「9」を表す演出図柄であるかのように遊技者が視認可能になる(図10(c)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。換言すれば、演出制御部210は、メイン表示部81の表示領域において最後に仮停止する列(中央列)を除く複数の列(左列及び右列)に演出図柄が仮停止しており、且つ仮停止している各々の演出図柄が異種である場合の少なくとも一部において、仮停止している演出図柄のうち少なくとも一部に対して特定演出を実行し、仮停止している各々の演出図柄が同種であるリーチ状態に変化させることができる。
なお、図10においては図示省略しているが、演出制御部210は、図10(c)に示すリーチ状態の後に、中央列に「9」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図10(c)に示すリーチ状態の後に、中央列に「9」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図20に示すパターンAのタイムチャートが示す一回の遊技に係る実行期間の長さと、図20に示すパターンBのタイムチャートが示す一回の遊技に係る実行期間の長さと、は一致している。即ち、パターンAに係る図9が示す演出動画と、パターンBに係る図10が示す演出動画と、は同一の変動パターン(変動時間情報)に基づいて実行されている。
なお、このことは、図10と同様にパターンBに係る図11から図16が示す演出動画についても同様のことがいえる。
図10において仮停止したままである「9」を表す演出図柄の色彩と、特定演出において回転させた「6」を表す演出図柄の色彩と、が異なる場合、「6」を表す演出図柄の色彩を「9」を表す演出図柄の色彩に合わせるように変化させる演出を当該特定演出と共に実行することによって、互いの演出図柄を同種の演出図柄にしてもよい。
図11は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図11に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図11においては図示省略しているが、図11(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「2」を表す演出図柄)が仮停止して、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「5」を表す演出図柄)が仮停止する(図11(a)参照)。図11(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。図11に示す特殊演出の演出態様は以下のとおりである。まず、右列に仮停止している演出図柄が回転する(図11(b)参照)。なお、図11(b)において右列の演出図柄の上下に示す矢印は、当該演出図柄の回転方向を示しており、メイン表示部81に表示される画像ではない。そして、右列に仮停止している演出図柄の回転が180°に達すると(図11(c)参照)、当該演出図柄が左右方向に反転する(図11(d)参照)。当該演出図柄は、「2」に類似した形状になり、「2」を表す演出図柄として遊技者が視認可能になる。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図11においては図示省略しているが、演出制御部210は、図11(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「2」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図11(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「2」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図11において特定演出において「5」を表す演出図柄を回転させて反転させた演出図柄の形状を、仮停止したままである「2」を表す演出図柄の形状に合わせるように変形する演出を当該特定演出に伴って実行することによって、互いの演出図柄を同一の形状の演出図柄にしてもよい。
図12は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図12に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図12においては図示省略しているが、図12(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「3」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「8」を表す演出図柄)が仮停止する(図12(a)参照)。図12(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、右列に仮停止している演出図柄の一部(破線で示す箇所)が他の部分(実線で示す箇所)から分割されて(図12(b)参照)、その一部が消去される(部分消去される)と、当該演出図柄はあたかも「3」を表す演出図柄であるかのように遊技者が視認可能になる(図12(c)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図12においては図示省略しているが、演出制御部210は、図12(c)に示すリーチ状態の後に、中央列に「3」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図12(c)に示すリーチ状態の後に、中央列に「3」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図13は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図13に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図13においては図示省略しているが、図13(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「7」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「4」を表す演出図柄)が仮停止する(図13(a)参照)。図13(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、右列に仮停止している演出図柄を180°回転させ(図13(b)参照)、当該演出図柄の一部(破線で示す箇所)が他の部分(実線で示す箇所)から分割されて(図13(c)参照)、その一部が消去される(部分消去される)と、当該演出図柄は、「7」に類似した形状になり、「7」を表す演出図柄として遊技者が視認可能になる(図13(d)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図13においては図示省略しているが、演出制御部210は、図13(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「7」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図13(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「7」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図14は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図14に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図14においては図示省略しているが、図14(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「10」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄のうち二つ(ここでは「1」を表す演出図柄と「0」を表す演出図柄)が仮停止する(図14(a)参照)。図14(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、右列に仮停止している二つの演出図柄が統合されて、当該演出図柄はあたかも「10」を表す演出図柄であるかのように遊技者が視認可能になる(図14(b)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図14においては図示省略しているが、演出制御部210は、図14(b)に示すリーチ状態の後に、中央列に「10」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図14(b)に示すリーチ状態の後に、中央列に「10」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図15は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図15に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図15においては図示省略しているが、図15(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「8」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「3」を表す演出図柄)が仮停止する(図15(a)参照)。図15(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、13秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、右列に仮停止している演出図柄と同じ形状の演出図柄(網掛けしている演出図柄)を複製し(図15(b)参照)、一方を反転させる(図15(c)参照)。次に、右列に仮停止している二つの演出図柄が統合すると、当該演出図柄はあたかも「8」を表す演出図柄であるかのように遊技者が視認可能になる(図15(d)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図15においては図示省略しているが、演出制御部210は、図15(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「8」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図15(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「8」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図16は、左列と右列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、リーチ状態になる演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンBは、図16に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図16においては図示省略しているが、図16(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「V」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「1」を表す演出図柄)が仮停止する(図16(a)参照)。図16(a)に示す状態は、左列に仮停止している演出図柄と右列に仮停止している演出図柄とが異種であって、最後に仮停止する中央列が変動中であるため、上記のリーチ状態に該当せず、非リーチ状態であるといえる。
次に、3秒経過時から17秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、右列に仮停止している演出図柄と同じ形状の演出図柄(網掛けしている演出図柄)を複製し(図16(b)参照)、双方の演出図柄のうち一方の演出図柄と他方の演出図柄を逆方向に回転させる(図16(c)参照)。なお、図16(c)において右列の演出図柄の上方に示す矢印は、当該演出図柄の回転方向を示しており、メイン表示部81に表示される画像ではない。次に、右列に仮停止している二つの演出図柄が統合され、当該演出図柄は、「V」に類似した形状になり、「V」を表す演出図柄として遊技者が視認可能になる(図16(d)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を非リーチ状態からリーチ状態に移行する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図16においては図示省略しているが、演出制御部210は、図16(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「V」を表す演出図柄を仮停止させ、全ての列として大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。或いは、演出制御部210は、図16(d)に示すリーチ状態の後に、中央列に「V」以外の識別情報を表す演出図柄を仮停止させ、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを確定停止させてもよい。
図17は、擬似連演出において一の変動サイクルから次の変動サイクルに移行する場合において上記の特定演出を実行する演出動画の一具体例を示している。また、図20に示すパターンCは、図17に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。なお、パターンCに係るタイムチャートにおいて、一回目の変動サイクルは少なくとも導入部分がパターンAやパターンBに係る「通常変動」と同じ表示態様で開始されるため「通常変動(擬似1)」と表記し、二回目の変動サイクルを「擬似2」と表記する。
まず、図17においては図示省略しているが、図17(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「1」を表す演出図柄)が仮停止して、12秒経過時から13秒経過時にかけて右列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「3」を表す演出図柄)仮停止して、13秒経過時から14秒経過時にかけて中央列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「5」を表す演出図柄)が仮停止する(図17(a)参照)。
次に、14秒経過時から18秒経過時にかけて特殊演出が実行される。図17に示す特殊演出の演出態様は以下のとおりである。まず、中央列に仮停止している演出図柄が回転する(図17(b)参照)。なお、図17(b)において中央列の演出図柄の上下に示す矢印は、当該演出図柄の回転方向を示しており、メイン表示部81に表示される画像ではない。そして、中央列に仮停止している演出図柄の回転が180°に達すると(図17(c)参照)、当該演出図柄が左右方向に反転する(図17(d)参照)。当該演出図柄は、「2」に類似した形状になり、「2」を表す演出図柄として遊技者が視認可能になる。
このような特殊演出の実行により、メイン表示部81に表示されている演出図柄の組合せは、順目の数字を示す演出図柄の組合せになる。なお、本実施形態において、当該演出図柄の組合せは、いわゆるチャンス目に該当している。ここでチャンス目とは、予告演出の展開が遊技者にとって有利になることを示唆する特殊な演出図柄の組合せ(出目)である。即ち、上記のような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81に表示されている演出図柄の組合せを非チャンス目からチャンス目に変化させて、予告演出が有利な展開になることを示唆する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図17においては図示省略しているが、演出制御部210は、図17(d)に示すチャンス目の表示の後に、二回目の変動サイクルとなる演出図柄の変動をメイン表示部81に表示させる。即ち、演出制御部210は、擬似連演出を実行する場合の少なくとも一部において、特殊演出を実行することによって一の変動サイクルから次の変動サイクルに移行させることができる。
図20に示すパターンCの演出動画は、パターンBの演出動画との比較において、特殊演出の終了後であって、当該特殊演出が実行された遊技の実行期間内において、継続して演出図柄の変動が行われる点において共通している。
また、図20に示すパターンCの演出動画は、パターンBの演出動画との比較において、特定演出の対象となる演出図柄の列が異なる(前者は中央列であり、後者は右列である)点において相違している。
図18は、全ての列に演出図柄が仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、大当り遊技の当選を報知する演出図柄の組合せが確定停止される演出動画の一具体例を示している。また、図21に示すパターンDは、図18に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図18においては図示省略しているが、図18(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「9」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の右列に左列と同種の演出図柄が仮停止してリーチ状態になり、更に52秒経過時から53秒経過時にかけて中央列には異なる種別の演出図柄の一つ(ここでは「6」を表す演出図柄)が仮停止する(図18(a)参照)。
次に、53秒経過時から56秒経過時にかけて特殊演出が実行される。図18に示す特殊演出の演出態様は以下のとおりである。まず、中央列に仮停止している演出図柄が回転する(図18(b)参照)。なお、図18(b)において中央列の演出図柄の上下に示す矢印は、当該演出図柄の回転方向を示しており、メイン表示部81に表示される画像ではない。そして、右列に仮停止している演出図柄の回転が180°に達すると、当該演出図柄はあたかも「9」を表す演出図柄であるかのように遊技者が視認可能になる(図18(c)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210は、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せで確定停止させるかと一旦は遊技者に認識させた後に、当該演出図柄の組合せを大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せに変化させる演出の区切りを遊技者に認識させることができる。換言すれば、演出制御部210は、メイン表示部81の表示領域において全ての列に演出図柄が仮停止しており、且つ少なくとも一列の演出図柄が他の列の演出図柄と異種である場合の少なくとも一部において、仮停止している演出図柄のうち少なくとも一部に対して特定演出を実行し、全ての列の演出図柄を同種に変化させることができる。
なお、図18においては、大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せを大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せに変化させる特定演出の一具体例を示したが、大当り遊技の当選を示す演出図柄の組合せを大当り遊技の非当選を示す演出図柄の組合せに変化させる場合、即ち一旦は大当り遊技の当選を遊技者に期待させた後に大当り遊技の非当選を報知する場合に、特定演出を応用してもよい。
図19は、大当り遊技の当選を報知する演出図柄の組合せが仮停止している場合において上記の特定演出を実行して、当該演出図柄の組合せを再変動させる演出動画の一具体例を示している。また、図21に示すパターンEは、図19に示した演出動画に関するタイムチャートとして扱ってもよい。
まず、図19においては図示省略しているが、図19(a)に示す表示に至る前に、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロール(上記の図9(a)に相当)が表示される。
次に、9秒経過時から10秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の左列に所定の演出図柄群の中に含まれる演出図柄の一つ(ここでは「4」を表す演出図柄)が仮停止し、12秒経過時から13秒経過時にかけてメイン表示部81の表示領域の右列に左列と同種の演出図柄が仮停止してリーチ状態になり、更に52秒経過時から53秒経過時にかけて中央列にも同種の演出図柄が仮停止する(図19(a)参照)。
次に、53秒経過時から60秒経過時にかけて特殊演出が実行される。具体的には、仮停止している全ての演出図柄を180°回転させ(図19(b)参照)、当該演出図柄の一部(破線で示す箇所)が他の部分(実線で示す箇所)から分割されて(図19(c)参照)、その一部が消去される(部分消去される)と、当該演出図柄は、「7」に類似した形状になり、「7」を表す演出図柄として遊技者が視認可能になる(図19(d)参照)。
このような特殊演出の実行により、演出制御部210はメイン表示部81の表示態様を「4・4・4」の演出図柄の組合せが「7・7・7」の演出図柄の組合せに変化する演出の区切りを遊技者に認識させることができる。
なお、図19に示す特殊演出が実行される場合、「7・7・7」の演出図柄の組合せによって当選が報知される大当り遊技は、「4・4・4」の演出図柄の組合せによって当選が報知される大当り遊技より有利であることが好ましい。より具体的には、前者の大当り遊技は後者の大当り遊技に比べてラウンド回数がより多く設定されていることが好ましい。或いは、前者の大当り遊技は終了時に確変状態が付与され(確変大当り)、後者の大当り遊技は非確変大当りであることが好ましい。
図21に示すパターンEの演出動画は、パターンDの演出動画との比較において、特殊演出が終了すると、その終了時にメイン表示部81に仮停止している演出図柄の組合せが確定停止になる点において共通している。
また、図21に示すパターンEの演出動画は、パターンDの演出動画との比較において、特定演出の対象となる演出図柄の列が異なる(前者は中央列であり、後者は三列全てである)点において相違している。
上記のように、本実施形態における特定演出の態様は、一又は複数の図柄に対する回転、反転、複製、分割、統合若しくは部分消失又はこれらの組合せによって実現される。
換言すれば、特定演出を実行する場合に、メイン表示部81に表示された一又は複数の図柄に対して演出制御部210が行う動作若しくは変形又はこれらの組合せには、回転、反転、複製、分割、統合若しくは部分消失又はこれらの組合せのいずれかが含まれる。
<特定演出の実行可否を決定する方式について>
続いて、特定演出の実行可否を決定する方式について説明する。
既述の通り、演出制御部210が実行する予告演出の実行期間は、原則としてメイン制御基板100(変動パターン決定部124)が一回の遊技の実行期間に相当する変動パターン(変動時間情報)を決定し、メイン制御基板100によって決定された遊技の実行期間に基づいて決定される構成になっている。
演出制御部210が特定演出を実行する場合についても、一回の遊技において行われる演出全体としての実行期間は、上記の原則に則って決定される。しかしながら、一回の遊技において行われる演出全体の中に、上記の特定演出を含めるか否かを決定する方式は、以下の二通りに大別することができる。なお、本実施形態における演出制御部210は、以下の二通りの方式のいずれか一方又は両方を実行可能に構成されている。
(i)メイン制御基板100が決定する一の変動パターンに対して、特定演出を実行する場合と特定演出を実行しない場合とが共に対応付いており、いずれの場合を選択するかを演出制御部210が決定する方式。即ち、演出制御部210が特定演出の実行可否を決定可能である方式。
(ii)メイン制御基板100が決定する変動パターンの中に特定演出を実行する場合にのみ対応付いている専用の変動パターンが存在し、メイン制御基板100が当該専用の変動パターンを決定した場合、演出制御部210は当該専用の変動パターンに応じて特定演出を実行する方式。即ち、メイン制御基板100が実質的に特定演出の実行可否を決定可能である方式。
(i)の方式は、(ii)の方式に比べて、特定演出の実行を含む演出図柄の変動表示を多様な尺(実行期間)で実現しやすいというメリットがある。
一方で、(ii)の方式は、(i)の方式に比べて、特定演出が実行される確率や特定演出が実行された遊技における大当り遊技に係る当選期待度(信頼度)の調整が図りやすいというメリットがある。
なお、図10から図16を用いて説明したように、非リーチ状態からリーチ状態になる演出の区切りとして特定演出を実行することを前提とした場合、上記の(i)の方式のみ又は(i)及び(ii)の方式で特定演出の実行を決定する構成である場合には、演出制御部210によって特定演出が実行された結果としてリーチ状態に変化する遊技の実行期間が、演出制御部210によって特定演出が非実行であるにも関わらずリーチ状態になる遊技の少なくとも一部における実行期間と等しくなる。
また、同じ前提において上記の(ii)の方式のみで特定演出の実行を決定する構成である場合には、演出制御部210によって特定演出が実行された結果としてリーチ状態に変化する遊技の実行期間が、演出制御部210によって特定演出が非実行であるにも関わらずリーチ状態になる遊技の全てにおける実行期間とも異なる。
以上、説明したように、本実施形態に係る演出制御部210は、メイン表示部81の表示領域内に表示された一又は複数の図柄が他の図柄として視認可能になる特定演出を実行することができる。また、本実施形態に係る演出制御部210は、特定演出の実行をもって演出の区切り(例えば、非リーチ状態からリーチ状態にする区切りや仮停止している演出図柄を確定停止にする区切り等)を遊技者に認識させることができる。
また、図10から図19を用いて例示したような特定演出の実行は、演出の区切りであると共に、それ単体として特殊な予告演出(特殊演出)の実行と解することもできる。即ち、メイン表示部81の表示領域内に表示された一又は複数の図柄に対して、当該表示領域内において動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われて、一又は複数の図柄を他の図柄として視認可能にすることをもって、演出制御部210は特殊演出を実行することができる。
上記のように、特定演出の実行を特殊演出の実行と解する場合、特殊演出が実行される場合は、当該特殊演出が実行されない場合に比べて、遊技者にとって有利な遊技の結果(例えば、大当り遊技の当選)を報知する演出図柄の組合せが停止する期待度が高まるように構成されていることが好ましい。
このような構成によって、特殊演出の実行によって喚起される遊技興趣が高まるからである。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図21を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述の実施形態における演出図柄は識別部分(数字やアルファベット)のみから構成される態様を具体例として挙げたが、例えば、識別部分と装飾部分(例えば、キャラクター等)とを含む演出図柄を用いて本発明を実施してもよい。なお、単一の演出図柄に含まれる識別部分と装飾部分とは必ずしも分離している必要はなく、一体不可分に表示されてもよい。
上述の実施形態における特殊演出の実行は、非リーチ状態からリーチ状態に移行するもの、又は仮停止している演出図柄を確定停止にするもの、一の変動サイクルから次の変動サイクルに移行させるものを具体例としてあげたが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、演出制御部210は、連続演出を実行する場合の少なくとも一部において、特殊演出を実行することによって一の遊技から次の遊技に移行させてもよい。より具体的には、図20のパターンCに係るタイムチャートにおける18秒経過時までについては、メイン表示部81の表示領域に上述の実施形態と同様の演出動画、即ち図17に示す演出動画を表示させ、18秒経過時に表示している演出図柄の組合せ(図17(d)参照)を確定停止させて一の遊技を終了させる。その次の遊技において、一の遊技における演出動画と連続性を有する演出動画をメイン表示部81に表示させることによって連続演出を実現することができる。
なお、この変形例において、一の遊技の終了時にメイン表示部81に表示される図17(d)に係る演出図柄の組合せは、連続演出に発展することを示唆するチャンス目として遊技者に認識される。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)遊技者が認識可能な区切りを、一回の遊技の中途において少なくとも一回行う演出を実行しうる演出制御手段と、前記演出制御手段による演出の実行期間の少なくとも一部において、一連の図柄群が表示領域の外から内へとスクロールしているように視認される演出動画を表示する演出表示装置と、を備え、前記演出表示装置の表示領域内に表示された一又は複数の図柄に対して、当該表示領域内における動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われて、前記一又は複数の図柄が他の図柄として視認可能になる特定演出の実行をもって、演出の区切りとして遊技者が認識可能に構成されている遊技機。
(2)前記一又は複数の図柄に対して行われる動作若しくは変形又はこれらの組合せには、回転、反転、複製、分割、統合若しくは部分消失又はこれらの組合せのいずれかが含まれる(1)に記載の遊技機。
(3)スクロールする一連の図柄群に含まれる図柄は、互いに識別する識別情報を表す識別部分を含んでおり、前記演出制御手段によって前記特定演出が実行される場合の少なくとも一部において、前記一又は複数の図柄に含まれる前記識別部分に対して、当該表示領域内における動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われることによって、当該識別部分が表していた識別情報が異なる識別情報に変化する(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)前記演出表示装置の表示領域には、複数列において一連の図柄群がスクロールする演出動画が表示され、前記演出制御手段は、当該表示領域において最後に仮停止する列を除く複数の列に図柄が仮停止しており、且つ仮停止している各々の図柄が異種である場合の少なくとも一部において、仮停止している図柄のうち少なくとも一部に対して前記特定演出を実行し、仮停止している各々の図柄が同種であるリーチ状態に変化させる(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)一回の遊技の実行期間を決定する遊技制御手段を備え、前記演出制御手段は、前記遊技制御手段によって決定された遊技の実行期間に基づいて演出の実行期間を決定し、前記演出制御手段によって前記特定演出が実行された結果として前記リーチ状態に変化する遊技の実行期間が、前記演出制御手段によって前記特定演出が非実行であるにも関わらず前記リーチ状態になる遊技の少なくとも一部における実行期間と等しくなる(4)に記載の遊技機。
(6)一回の遊技の実行期間を決定する遊技制御手段を備え、前記演出制御手段は、前記遊技制御手段によって決定された遊技の実行期間に基づいて演出の実行期間を決定し、前記演出制御手段によって前記特定演出が実行された結果として前記リーチ状態に変化する遊技の実行期間が、前記演出制御手段によって前記特定演出が非実行であるにも関わらず前記リーチ状態になる遊技の全てにおける実行期間とも異なる(4)に記載の遊技機。
(a)前記演出表示装置の表示領域には、複数列において一連の図柄群がスクロールする演出動画が表示され、前記演出制御手段は、当該表示領域において全ての列に図柄が仮停止しており、且つ少なくとも一列の図柄が他の列の図柄と異種である場合の少なくとも一部において、仮停止している図柄のうち少なくとも一部に対して前記特定演出を実行し、全ての列の図柄を同種に変化させる(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
10 遊技機
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 照明装置
36 球抜き機構
37 プッシュボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW4、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路

Claims (2)

  1. 遊技者が認識可能な区切りを、一回の遊技の中途において少なくとも一回行う演出を実行しうる演出制御手段と、
    前記演出制御手段による演出の実行期間の少なくとも一部において、一連の図柄群が表示領域の外から内へとスクロールしているように視認される演出動画を表示する演出表示装置と、を備え、
    前記一連の図柄群には、互いの図柄を識別する識別部分として数字を有する図柄が含まれており、
    前記演出表示装置の表示領域内に表示された一又は複数の図柄に対して、当該表示領域内において動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われて、前記一又は複数の図柄が有する前記識別部分である数字を、他の図柄が有する前記識別部分である数字として視認可能になる特定演出の実行をもって、演出の区切りとして遊技者が認識可能に構成されており、
    前記特定演出は、図柄をリーチ状態にすること又は大当りの当選を報知する図柄の組合せにすることのうちいずれかを、演出の区切りとして遊技者に認識させるものであり、
    前記特定演出において動作若しくは変形又はこれらの組合せが行われた第一図柄は、当該特定演出において前記第一図柄が仮停止している列とは異なる列に仮停止している第二図柄と比べて、少なくとも前記演出の区切りのタイミングにおいて形状が異なりうるものであり、
    前記一連の図柄群の中で前記識別部分として一桁の数字を有している図柄の全てが、前記第一図柄または前記第二図柄のうち少なくとも一方になる場合がある遊技機。
  2. 前記一又は複数の図柄に対して行われる動作若しくは変形又はこれらの組合せには、複製、分割、統合若しくは部分消失又はこれらの組合せのいずれかが含まれる請求項1に記載の遊技機。
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