JP6688259B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、従来の遊技機には、特殊な遊技状態が開始されることを基準として特定の変動回数目になったことを契機として特殊な変動パターンを選択し、その特殊な変動パターンに基づく特殊演出を実行するものがあった。
この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
このように予め定められた特定の変動回数目において共通の特殊変動パターンが選択されることによって、特定の変動回数目が到来した場合には当該選択演出を確実に実行することができる。
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図5、図6を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。
図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態における第一処理手段は、例えば始動口入球時処理部110や演出制御部210等によって実現される。
本実施形態における第二処理手段は、例えば特図遊技制御部120や演出制御部210等によって実現され、図柄変動の変動パターンを選択する処理については変動パターン決定部124によって実現される。
ここで「特定処理」とは、「始動口入球処理」及び「図柄変動開始処理」と実行契機が異なる処理をいい、その実行契機の種別は特に制限されない。特定処理の実行契機としては、以下の例が挙げられる。
(i)大当り遊技又は小当り遊技の終了時
(ii)確変状態又は変短状態の終了時
(iii)希少な演出(例えば、発生頻度が低い演出、当選信頼度が高い演出)の終了時
(iv)演出モードの終了時(一の演出モードから他の演出モードに移行する時)
(v)演出用の操作手段(例えば、プッシュボタン37)の操作時
(vi)排出球の検知に基づくもの(例えば、大当り遊技間に計数された排出球が所定数に達した時)
本実施形態における第三処理手段は、例えば大当り遊技の終了を契機として特定処理を実行する特定処理部160によって実現され、乱数を取得する処理については乱数取得部161によって、取得した乱数に基づいて図柄変動を特定する処理については変動特定部162によって、それぞれ実現される。
ここで「変動パターンの選択候補に特定変動パターンが含まれる」とは、特定変動パターンが選択可能であることをいい、他の選択候補として特定変動パターンに該当しない変動パターンが含まれてもよく、含まれなくてもよい。
特定変動パターンに該当する変動パターンは単一であってもよいし、複数通り存在してもよい。また、特定処理によって事前に特定されている図柄変動においてのみ参照される特定変動パターンテーブル(専用の変動パターンテーブル)を有し、該テーブルの中に特定変動パターンが含まれる構成を採用してもよい。
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
ここで保留表示とは、始動口への入球を契機として取得された乱数のうち、現時点において実行されている図柄変動ゲームに用いられた乱数又は現時点において保留されている乱数を表す画像である。保留表示は、その形状や色彩等によって特典(例えば、大当り遊技)が付与される可能性を示唆しうる。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Qから転動した場合に比べて、第1流路Pから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Pから転動した場合に比べて、第2流路Qから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
本実施形態における特別電動役物65は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
なお、本実施形態に係る特別電動役物65は、大当り遊技においてのみ開放状態になる態様として以下説明するが、大当り遊技でも小当り遊技でも開放状態になる態様であってもよい。
ここで大当り遊技とは、特別電動役物65を連続して作動させることができる遊技状態をいい、「特別電動役物を連続して作動」とは後述のラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が複数回であることをいう。ここで小当り遊技とは、特別電動役物65を単独で作動させることができる遊技状態をいい、「特別電動役物を単独で作動」とは、ラウンド遊技の回数が一回であることをいう。
本実施形態において、第1流路Pから転動する場合と比較して、第2流路Qから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Qから転動する場合と比較して、第1流路Pから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
アウト口69には不図示のカウントスイッチが付設されてもよく、該カウントスイッチによる排出球の検知に基づいて所定の演出に係る処理(例えば、本発明の特定処理)が実行されてもよい。
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
より具体的には、主制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。主制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、主制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、主制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、主制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
特定処理部160は、大当り遊技の少なくとも一部の終了を契機として、特定変動パターンが選択される図柄変動ゲームを特定し、更に特定変動パターンが選択されると実行された場合に実行される特定演出に係る演出条件(以下、特定演出条件と呼称する)を事前に設定する。
情報伝送部190は、主制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)を設定し、サブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37やカーソルボタン38にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、先読み判定部112と、を有する。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。なお、乱数M1及び乱数M2は、後述する当否判定部121による判定に用いられる。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留表示を、演出表示装置80に表示させてもよい。即ち、演出表示装置80は、保留されている乱数の個数である保留数を示す保留表示手段として機能する。
ここで先読み判定部112によって判定される特定の演出には、例えば保留表示の態様(色彩等)を変化させる演出が含まれてもよいし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している演出が含まれてもよい。
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122ははずれを示す特別図柄(はずれ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果ははずれであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図柄変動ゲームの実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様及びそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、いわゆるVゾーンと称される特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Qへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
特定処理部160は、乱数取得部161と、変動特定部162と、演出設定部163と、を有する。
乱数取得部161は、特定演出を実行する図柄変動ゲームを特定するために用いられる乱数M4を、大当り制御部141によって実行される大当り遊技の少なくとも一部の終了を契機として取得する。
変動特定部162は、乱数取得部161が取得した乱数M4に基づいて、それより後に実行される図柄変動ゲームのいずれかを特定する。
演出設定部163は、変動特定部162が特定した図柄変動ゲームに対して特定演出条件を設定する。特定演出条件は、設定された図柄変動ゲームを対象とする図柄変動開始処理が実行されるまで演出設定部163によって保持され、当該図柄変動開始処理が実行されると消去される。
また、演出設定部163が特定演出条件を保持している期間に大当り遊技が実行された場合であって、且つ該大当り遊技の終了を契機として特定処理が実行されない場合、演出設定部163は保持している特定演出条件を消去(クリア)することが好ましい。既存の特定演出条件を上書きする上記の理由と同様である。
演出制御部210は、予告演出を実行する場合、予告演出に係る演出表示を演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、複数列の演出図柄群がスクロールした後に確定停止した演出図柄の組合せによって、大当り遊技に当選したか否かを、演出表示装置80に報知させる。
演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中において、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は上述した連続演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
ここで擬似連演出とは、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて一連の演出図柄群をスクロールさせ、一回の遊技(特別図柄に係る図柄変動ゲーム)において複数回の変動サイクルを含める演出である。
特定演出と特殊演出とは互いに独立した演出であり、内容的及び時間的に関連しなくてもよいが、これらの少なくとも一方について関連している方が好ましい。互いの演出の相乗効果によって演出効果を高めることができるからである。
特定演出及び特殊演出の具体的な演出態様については後述する。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体(演出用の役物)の移動制御を実行することができてもよい。
次に、主制御基板100において実現される各種処理の処理手順について、図7及び図8を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部又は全部が互いに重複していてもよい。
また、図7及び図8に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、図8に示す処理手順は終了となる。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定処理(保留されている乱数を消化して当否判定を行う)や特図選択部122による図柄選択処理(当否判定処理の結果を用いて、該当否判定の結果を報知する図柄変動ゲームで停止させる図柄を選択する)が少なくとも含まれる。
また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
また、演出設定部163が特定演出条件を保持していない場合(ステップS210のNO)、演出設定部163による特殊演出に係る処理は実行されずに、ステップS214の処理に移行する。
なお、ステップS212において実行される処理の具体的内容は、特殊演出及び特定演出の演出態様又は特定演出条件の内容によって変化するものであり、詳細は後述する。
また、変動パターン決定部124は、演出設定部163が特定演出条件を保持している場合(ステップS210のYES)、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数の他に、ステップS212の処理結果を更に用いて変動パターンを決定してもよい(ステップS214)。
続いて、特定演出及び特殊演出の実行態様に関する一つ目の具体例を説明する。
図9は、特定演出及び特殊演出に係るタイムチャートの一具体例を示す図である。
図10及び図11は、図9のタイムチャートの或る時点においてメイン表示部81に表示される演出表示の一具体例である。
また、図9の下段に示す「X」は図10に示す演出表示がメイン表示部81に表示されるタイミングであり(以下、タイミングXと称する)、図9の下段に示す「XI」は図11に示す演出表示がメイン表示部81に表示されるタイミングである(以下、タイミングXIと称する)。
この場合、変動特定部162は該乱数M4に基づいてタイミングXを基準として50回目の図柄変動ゲームを特定し、演出設定部163は乱数M4そのものを特定演出条件として保持する。なお、この実施例において演出設定部163に保持される特定演出条件は、特定処理において取得された乱数M4に基づいて定められる数値であればよく、必ずしも乱数M4そのものではなくてもよい。
演出制御部210は、演出設定部163によって保持されている数値(本実施例によれば「50」)を、情報伝送部190を介して入力し、メイン表示部81の表示領域の一部に表示する(図10(a)参照)。該図面においてはメイン表示部81の右上部分に乱数M4を表示しているが、その表示位置は特に制限されず、メイン表示部81の他の部分であってもよいし、他の表示装置(例えば、上サブ表示部82、左サブ表示部83及び右サブ表示部84)であってもよい。
そして、演出制御部210は、演出設定部163によって減算された数値(本実施例によれば「49」)を、情報伝送部190を介して入力し、メイン表示部81の表示領域の一部に表示する(図10(b)参照)。このように、演出制御部210は、減算処理の結果に基づいて、メイン表示部81に表示している数値を図柄変動ゲームが実行されるごとに減算する特殊演出(図9では「カウントダウン予告」と表記する演出)を、複数回の図柄変動ゲームに跨がって実行する。
そして、50回目の図柄変動ゲームが開始する時(タイミングXIの直後)には、メイン表示部81の右上部分に表示される数値が「0(零)」になる(図11(b)参照)。また、当該図柄変動ゲームにおいて、変動パターン決定部124は特定変動パターンを決定し、演出制御部210は特定変動パターンの入力に基づいて特定演出(図9では「特定」と表記する演出)を実行する。図11(b)の例では、メイン表示部81に爆発する様が表示されることを特定演出として図示する。
図12は、特定演出及び特殊演出に係るタイムチャートの一具体例を示す図である。
図13乃至図15は、図12のタイムチャートの或る時点においてメイン表示部81に表示される演出表示の一具体例である。
また、図12の下段に示す「XIII」は図13に示す演出表示がメイン表示部81に表示されるタイミングであり(以下、タイミングXIIIと称する)、図12の下段に示す「XIV」は図14に示す演出表示がメイン表示部81に表示されるタイミングであり(以下、タイミングXIVと称する)、図12の下段に示す「XV」は図15に示す演出表示がメイン表示部81に表示されるタイミングである(以下、タイミングXVと称する)。
この場合、変動特定部162は該乱数M4に基づいてタイミングXIIIを基準として30回目の図柄変動ゲームを特定し、演出設定部163は特定した図柄変動ゲームを識別可能な情報と共に特定演出用の演出フラグを保持する。
この段階において、演出制御部210は、該エンディング演出を実行するのみであり、メイン表示部81の表示上には特段の変化が見られない(図13(a)参照)。なお、これは一具体例であり、演出制御部210は、演出フラグが保持されている旨を示す情報を、情報伝送部190を介して入力して、該エンディング演出と共に何らかの演出表示をメイン表示部81に表示してもよい。
そして、演出制御部210は、演出設定部163による計数結果に応じて指定される背景表示をメイン表示部81に表示した上で、演出図柄の変動を開始させる(図13(b)参照)。ここで「計数結果に応じて指定される背景表示」とは、例えば、計数結果が1回から9回までの期間は日中の背景表示D1、計数結果が10回から19回までの期間は夕方の背景表示D2、計数結果が20回から29回までの期間は夜間の背景表示D3等である。
このように、演出制御部210は、計数処理の結果に基づいて、メイン表示部81の背景表示を変化させる特殊演出(図12では「背景変化予告」と表記する演出)を、複数回の図柄変動ゲームに跨がって実行する。
更に、大当り遊技の終了を基準として29回目の図柄変動ゲームが終了する時(タイミングXVの直前)には夜間の背景表示D3が表示されていたメイン表示部81(図15(a)参照)が、30回目の図柄変動ゲームが開始する時(タイミングXVの直後)には暗転背景D4に変化する(図15(b)参照)。ここで暗転背景D4とは、本実施例における特定演出に係る背景表示である。
このような構成になっているので、変動特定部162によって特定される図柄変動は、特定処理に係る契機(例えば、大当り遊技の終了時)を基準として、保留数の上限値を超える回数目の図柄変動にすることができる。ここで「保留数の上限値」とは、本実施形態では4個であるが、いわゆる保8タイプ(保留表示の最大数が8個)の遊技機であれば8個である。
ここまで図1から図15を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
より具体的には、図9乃至図11を用いて説明した演出態様において、特定演出条件として保持している数値とメイン表示部81に表示されている数値とは必ずしも一致せずともよく、表示上の数値は一部の遊技において増加してもよく、表示上の数値の減算が停止してもよく、1回の遊技進行で表示上の数値が複数回増減してもよい。
或いは、図12乃至図15を用いて説明した演出態様において、特殊演出として表示されている背景表示が切り替わるタイミングは、必ずしも均等でなくてよく、その表示期間がランダムに変化してもよい。また、背景表示の切替パターンが複数用意されていてもよく、通常パターン(例えば、日中の背景表示D1→夕方の背景表示D2→夜間の背景表示D3→暗転背景D4)の他に、一部の背景表示を省いた特殊パターン(例えば、日中の背景表示D1→暗転背景D4)や切替が逆行する特殊パターン(例えば、日中の背景表示D1→夕方の背景表示D2→日中の背景表示D1)が設けられていてもよい。
例えば、特定演出は対象の図柄変動ゲームの開始時から開始されるものに限られず、特定演出はリーチ状態を形成した後に開始される演出(例えば、スペシャルリーチ演出)であってもよいし、1回以上の変動サイクルを経て開始される演出(例えば、擬似連演出)であってもよいし、対象の図柄変動ゲームの終了時に実行される演出(例えば、演出モードの切替)であってもよい。
また、特定演出はメイン表示部81に表示されるものに限られず、他の表示装置(例えば、上サブ表示部82、左サブ表示部83及び右サブ表示部84)に表示されるものであってもよいし、スピーカ33から出力される音声を含むものであってもよいし、照明装置35の発光を伴うものであってもよいし、不図示の演出用可動体(装飾可動体)の作動を伴うものであってもよい。
(1)始動口への遊技球の入球を契機として実行される始動口入球処理を実行する第一処理手段と、図柄変動の開始条件が成立することを契機として実行され、対象となる図柄変動の変動パターンを選択する処理を少なくとも含む図柄変動開始処理を実行する第二処理手段と、前記始動口入球処理及び前記図柄変動開始処理とは異なる契機に特定処理を実行する第三処理手段と、を備え、前記特定処理には、乱数を取得する処理と、取得した乱数に基づいて、当該特定処理の実行時より後に開始される一回又は複数回の図柄変動を特定する処理と、が含まれ、前記第二処理手段が前記図柄変動開始処理を実行する場合において、当該図柄変動開始処理の対象となる図柄変動が前記特定処理によって事前に特定されている場合、当該図柄変動の変動パターンの選択候補に特定変動パターンが含まれることを特徴とする遊技機。
(2)前記特定処理には、取得した乱数に基づいて特定した図柄変動に対して特定演出条件を設定する処理が含まれ、前記特定演出条件は、当該特定演出条件が設定された図柄変動を対象とする前記図柄変動開始処理が実行されるまで保持され、当該図柄変動開始処理が実行されると消去され、且つ、前記特定演出条件が保持されている間に新たに前記特定処理が実行される契機が到来した場合、保持されていた前記特定演出条件が消去された後に、新たな前記特定処理が実行されて別の図柄変動に対して前記特定演出条件が設定される(1)に記載の遊技機。
(3)前記特定処理によって設定された前記特定演出条件が保持されている期間の少なくとも一部において、当該特定演出条件に基づく特殊演出を実行する演出制御手段を備える(2)に記載の遊技機。
(4)前記特定演出条件は、前記特定処理において取得された乱数に基づいて定められる数値であり、前記図柄変動開始処理には、前記特定演出条件として定められた数値を減算する減算処理が含まれ、前記演出制御手段は、前記減算処理の結果に基づく前記特殊演出を複数回の図柄変動に跨がって実行する(3)に記載の遊技機。
(5)前記図柄変動開始処理の対象となる図柄変動の変動パターンの選択候補に前記特定変動パターンが含まれる場合が、当該図柄変動開始処理が前記特定処理によって特定された場合に限られる(1)から(4)のいずれか一つに記載の遊技機。
(a)前記特定演出条件は、前記特定処理において設定される演出用フラグであり、前記図柄変動開始処理には、前記特定演出条件が保持されている図柄変動を計数する計数処理が含まれ、前記演出制御手段は、前記計数処理の結果に基づく前記特殊演出を複数回の図柄変動に跨がって実行する(3)に記載の遊技機。
(b)前記特殊演出が実行される図柄変動に係る当選信頼度と、前記特殊演出が実行されない図柄変動に係る当選信頼度と、が不変である(3)に記載の遊技機。
(c)前記図柄変動開始処理によって前記特定変動パターンが選択される図柄変動に係る当選信頼度と、前記図柄変動開始処理によって前記特定変動パターンが選択されない図柄変動に係る当選信頼度と、が不変である(1)に記載の遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 照明装置
36 球抜き機構
37 プッシュボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示部
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 主制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 先読み判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
160 特定処理部
161 乱数取得部
162 変動特定部
163 演出設定部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW4、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
P 第1流路
Q 第2流路
Claims (1)
- 始動口への遊技球の入球を契機として実行される始動口入球処理を実行する第一処理手段と、
図柄変動の開始条件が成立することを契機として実行され、対象となる図柄変動の変動パターンを選択する処理を少なくとも含む図柄変動開始処理を実行する第二処理手段と、
前記始動口入球処理及び前記図柄変動開始処理とは異なる契機に特定処理を実行する第三処理手段と、
通常遊技状態、並びに、特別図柄に係る図柄変動の当選確率および普通図柄に係る図柄変動の当選確率の少なくとも一方が前記通常遊技状態に比べて高い有利遊技状態に係る状態遷移を制御する第四処理手段と、
を備え、
前記特定処理には、
乱数を取得する処理と、
取得した乱数に基づいて、前記第四処理手段による前記通常遊技状態と前記有利遊技状態の状態遷移に依存せずに、当該特定処理の実行時より後に開始される一回又は複数回の図柄変動を特定する処理と、が含まれ、
前記第二処理手段によって実行される前記図柄変動開始処理の対象となる図柄変動が前記特定処理によって事前に特定されたものであるとき、当該図柄変動の変動パターンの選択候補に特定変動パターンが含まれ、
更に、前記特定処理には、取得した乱数に基づいて特定した図柄変動に対して特定演出条件を設定する処理が含まれ、
前記特定演出条件は、当該特定演出条件が設定された図柄変動を対象とする前記図柄変動開始処理が実行されるまで保持され、当該図柄変動開始処理が実行されると消去され、且つ、
前記特定演出条件が保持されている間に新たに前記特定処理が実行される契機が到来した場合、保持されていた前記特定演出条件が消去された後に、新たな前記特定処理が実行されて別の図柄変動に対して前記特定演出条件が設定されることを特徴とする遊技機。
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