JP6680224B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本開示は熱交換器に関する。

例えば冷凍サイクルの蒸発器や凝縮器として用いられる熱交換器は、冷媒等の流体が流れる流路が内部に形成された複数のチューブや、当該チューブが接続されたタンク等を備える。このような熱交換器では、上記のチューブやタンク等が例えばアルミニウム合金からなる複数の板状部材により形成されており、これら複数の板状部材がろう材によって互いに接合された構成となっている。ろう材としては、アルミニウムにシリコンを含有させたAl−Si系合金が用いられることが多い。
ところで、複数の板状部材をろう材によって接合する際においては、溶融したろう材が板状部材の一部に対して多く流入し、当該部分がろう材によって浸食されてしまう現象が生じることがある。このような現象は「エロージョン」とも称される。
車両に搭載される熱交換器においては、燃費を向上させる目的で、板状部材を薄肉化して全体を軽量化することが強く求められている。しかしながら、薄肉化された板状部材において上記のようなエロージョンが生じると、板状部材の一部に穴が開いてしまい、熱交換器として機能し得なくなってしまうことがある。
下記特許文献1に記載の熱交換器では、ろう付け前においてチューブの表面にはろう材を配置する一方で、チューブと接合されるタンクの表面にはろう材を配置しないこととしている。このような構成においては、タンクの表面からチューブの表面に向かって多量のろう材が流入してしまうことが無いので、エロージョンによってチューブの一部が浸食されてしまう現象を防止することができる。
特開2013−231579号公報
上記特許文献1に記載されている構成の熱交換器では、エロージョンの発生を防止するために、上記のようにタンクの表面にはろう材を配置しないこととしている。このような構成においては、ろう付け前において予め配置されるろう材の量が少なくなるので、チューブとタンクとの接合部分の全体においてろう材が十分に回り込まず、一部においてろう付け不良が生じてしまう可能性がある。ろう付け不良が生じると、当該部分から冷媒等の流体が外部に漏出してしまうので好ましくない。
本開示は、エロージョンの発生を防止しながらも、ろう付け不良が生じることを防止することのできる板状部材により一部が形成された熱交換器を提供することを目的とする。

本開示に係る熱交換器は、板状部材(20)によって一部が形成された熱交換器(10)である。板状部材(20)は、第1表面(210)において外部に露出する第1芯材層(21)と、第1表面とは反対側の表面である第2表面(220)において外部に露出する第2芯材層(22)と、第1芯材層及び第2芯材層のいずれよりも融点の低い材料により形成されたろう材層(23)と、を有している。板状部材では、ろう材層が、第1芯材層と第2芯材層との間に形成されており、第1表面と第2表面との間を繋ぐ側面(230)において板状部材の外部に露出している。この熱交換器では、板状部材とは別の部材である被接合体(300,100)が、側面に当接した状態で板状部材に接合されている。この熱交換器は、流体が流れる流路(FP)が内部に形成された複数のチューブ(300)と、それぞれの前記チューブが接続されたタンク(100,200)と、を備える。この熱交換器では、タンクのうちチューブが接続されている部分、であるヘッダプレート(120)が、板状部材によって形成されている。タンクは、ヘッダプレートに対してろう接されるタンクプレート(110)を有している。ヘッダプレートの側面のうち、タンクプレートと当接する部分においては、ろう材層がタンクプレートに当接することを防止するための当接防止加工が施されている。

このような構成の熱交換器では、加熱時において板状部材の内部のろう材層を溶融させ、溶融したろう材層によって被接合体との接合(ろう付け)を行うことができる。つまり、溶融したろう材層が、板状部材を被接合体に接合するための「ろう材」として機能する。

ろう付け時において、ろう材層は板状部材の側面において露出しており、板状部材の表面(第1表面、第2表面)には存在しない。このため、熱交換器等における他の接合箇所に配置されたろう材が加熱時において溶融し、板状部材の表面を経由して側面まで到達してしまうようなことが防止される。つまり、他の接合箇所からろう材が流入する経路を、ろう材を有さない第1表面や第2表面によって遮断することができる。
その結果、板状部材の側面においては、ろう材層から供給されるろう材のみにより、被接合体とのろう付けが行われる。このため、多量のろう材が一部に流入することによるエロージョンの発生を防止することができる。
また、被接合体に接合される側面の全体において、ろう材層を予め露出させておくことができるので、一部においてろう材が不足することによるろう付け不良を確実に防止することができる。
本開示によれば、エロージョンの発生を防止しながらも、ろう付け不良が生じることを防止することのできる板状部材により一部が形成された熱交換器が提供される。
図1は、第1実施形態に係る熱交換器の全体構成を示す図である。 図2は、図1の熱交換器のチューブの構成を示す断面図である。 図3は、図1の熱交換器のうち、チューブとタンクとの接合部分の構成を示す図である。 図4は、図1の熱交換器の一部を形成する板状部材の構成を示す断面図である。 図5は、図1の熱交換器のうち、チューブとタンクとの接合部分の構成を示す断面図である。 図6は、ヘッダプレートに施された当接防止加工について説明するための図である。 図7は、第2実施形態に係る熱交換器のうち、セパレータとタンクとの接合部分の構成を示す断面図である。 図8は、図7のVIII−VIII断面を示す図である。 図9は、第3実施形態に係る熱交換器のうち、セパレータとタンクとの接合部分の構成を示す断面図である。 図10は、図9のX−X断面を示す図である。 図11は、第4実施形態に係る熱交換器のうち、チューブとタンクとの接合部分の構成を示す図である。 図12は、タンクプレートに施された当接防止加工について説明するための図である。 図13は、第5実施形態に係る板状部材の構成を示す断面図である。 図14は、チューブにおいてエロージョンが生じた状態を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係る熱交換器10は、車両用空調装置(不図示)に用いられる凝縮器として構成されている。熱交換器10は、車両用空調装置が有する冷凍サイクルの一部として構成されている。熱交換器10は、冷凍サイクルを循環する冷媒と、通過する空気との間で熱交換を行い、内部で冷媒を凝縮させるための熱交換器である。図1に示されるように、熱交換器10は、タンク100と、タンク200と、チューブ300と、フィン11と、を備えている。
タンク100は、外部から供給される冷媒を一時的に貯えるための容器である。タンク100は、略円柱形上の細長い容器として形成されており、その長手方向を上下方向に沿わせた状態で配置されている。
タンク100のうち、その上下方向において中央となる位置よりも上方側の部分には、受入部15が形成されている。受入部15は、外部から供給される冷媒を受け入れて、これをタンク100の内部に流入させる部分である。受入部15は、冷凍サイクルにおいて冷媒が流れる配管を接続するためのコネクタとして形成されている。
タンク200は、タンク100と同様に、冷媒を一時的に貯えるための容器として設けられている。タンク200は、略円柱形上の細長い容器として形成されており、その長手方向を上下方向に沿わせた状態で配置されている。タンク200は、その長手方向がタンク100の長手方向と平行となるように配置されている。
タンク200のうち、その上下方向において中央となる位置よりも下方側の部分には、排出部16が形成されている。排出部16は、チューブ300を通ってタンク200に到達した冷媒を、外部に排出するための部分である。排出部16は、タンク100の受入部15と同様に、冷凍サイクルにおいて冷媒が流れる配管を接続するためのコネクタとして形成されている。
チューブ300は、筒状に形成された金属製の配管であって、熱交換器10に複数本備えられている。図2に示されるように、チューブ300の内部には、冷媒が流れる流路FPが形成されている。冷媒の流れ方向に対して垂直な断面におけるチューブ300の形状は扁平形状となっており、当該扁平形状の長手方向は空気の流れ方向(図1においては紙面に垂直な方向、図2においては左右方向)に沿っている。
図2に示されるように、チューブ300は外郭部310とインナーフィン320とを有している。外郭部310は薄いアルミニウム合金からなる板状の部材である。外郭部310は、その中央部(図2では右側の部分)において折り曲げられており、その端部同士(図2では左側の部分)を重ね合わせた状態でカシメられている。その結果、外郭部310のうち上記のようにカシメられた部分(図2において符号311が付された部分)では、チューブ300の長手方向に沿って伸びる凹状の溝が形成されている。以下では、当該溝のことを「カシメ部311」と表記する。
インナーフィン320は波状に折り曲げられた金属板であって、チューブ300の内部、すなわち流路FPに配置されている。インナーフィン320により、流路FPにおける冷媒との接触面積が大きくなっている。これにより、流路FPを流れる冷媒への熱伝達が効率的に行われる。
図1に示されるように、それぞれのチューブ300は、その一端がタンク100に接続されており、その他端がタンク200に接続されている。これにより、タンク100の内部空間は、それぞれのチューブ300を介して、タンク200の内部空間と連通されている。
また、それぞれのチューブ300は、その長手方向がタンク100等の長手方向とは垂直となっており、タンク100等の長手方向(つまり上下方向)に沿って互いに積層された状態で保持されている。
フィン11は、波状に折り曲げられた金属板であって、隣り合うチューブ300の間に挿入されている。波状となっているフィン11のそれぞれの頂部は、チューブ300の側面(上下面)にろう付けされている。冷凍サイクルの動作中においては、冷媒の熱がチューブ300を介して空気に伝達される他、チューブ300及びフィン11を介しても空気に伝達される。つまり、空気との接触面積がフィン11によって大きくなっており、これにより空気と冷媒との熱交換が効率的に行われる。
積層された全てのチューブ300及びフィン11が配置された部分は、空気と冷媒との間で熱交換が行われる部分であって、所謂「熱交換コア部」と称される部分である。熱交換コア部の上下両側となる位置には、金属板であるサイドプレート13、14が設けられている。サイドプレート13、14は、熱交換コア部を上下両側から挟み込むことにより、熱交換コア部を補強してその形状を維持するためのものである。
タンク100の内部のうち、その上下方向において中央となる位置よりも上方側の部分には、板状のセパレータ400が配置されている。タンク100の内部空間は、このセパレータ400によって上下2つに分けられている。セパレータ400が設けられている位置は、受入部15が形成されている位置よりも低い。
同様に、タンク200の内部のうち、その上下方向において中央となる位置よりも下方側の部分には、板状のセパレータ450が配置されている。タンク200の内部空間は、このセパレータ450によって上下2つに分けられている。セパレータ450が設けられている位置は、セパレータ400が設けられている位置よりも低く、排出部16が形成されている位置よりも高い。
冷凍サイクルが動作しているときにおける冷媒の流れについて説明する。冷媒は、冷凍サイクルのうち熱交換器10よりも上流側において圧縮機(不図示)により圧縮され、その温度及び圧力を上昇させた状態で熱交換器10に供給される。このとき、冷媒はそのほぼ全体が気相の状態となっている。当該冷媒は、受入部15からタンク100の内部に流入し、セパレータ400よりも上方側の空間において一時的に貯えられる。その後、冷媒はそれぞれのチューブ300の内部に流入し、流路FPを通ってタンク200に向かって流れる。
タンク200に到達した冷媒は、タンク200の内部のうち、セパレータ450よりも上方側の空間において一時的に貯えられる。冷媒は、セパレータ400よりも下方側であり且つセパレータ450よりも上方側に設けられたチューブ300の内部に流入し、流路FPを通ってタンク100に向かって流れる。
タンク100に到達した冷媒は、タンク100の内部のうち、セパレータ400よりも下方側の空間において一時的に貯えられる。冷媒は、セパレータ450よりも下方側に設けられたチューブ300の内部に流入し、流路FPを通って再びタンク200に向かって流れる。
タンク200に到達した冷媒は、タンク200の内部のうち、セパレータ450よりも下方側の空間において一時的に貯えられる。その後、排出部16から排出され、冷凍サイクルにおいて熱交換器10よりも下流側に配置された膨張弁(不図示)に向かって流れる。
冷媒は、上記のようにタンク100とタンク200との間を往復するような経路で、それぞれのチューブ300の内部(流路FP)を通って流れる。その際、冷媒は、熱交換コア部を通過する外部の空気によって冷却される。つまり、冷媒から空気への放熱が行われる。これにより、チューブ300の内部を通る冷媒はその温度を低下させ、その一部又は全部が気相から液相へと変化する。また、熱交換コア部を通過する空気は加熱され、その温度を上昇させる。
尚、上記のような熱交換器10は、凝縮器ではなく蒸発器として用いられるものであってもよい。また、熱交換器10の内部を流れる流体は、冷媒以外の他の流体(例えば冷却水)であってもよい。
タンク100とチューブ300との接続部分における構成について、図3を参照しながら説明する。図3では、タンク100の内部に配置されたチューブ300の構成を示すために、タンク100の一部が切り欠かれた状態が示されている。
タンク100は、ヘッダプレート120と、タンクプレート110とを有している。ヘッダプレート120は、タンク100のうちチューブ300が接続されている部分を構成する板状の部材である。ヘッダプレート120には、それぞれのチューブ300に対応する複数の貫通穴OPが形成されている。それぞれの貫通穴OPは、チューブ300の一端を挿通するための穴として形成されている。
チューブ300の長手方向に沿って見た場合における、貫通穴OPの内周面の形状は、チューブ300の外周面の形状と概ね等しい。チューブ300は、その端部をタンク100の内部に突出させた状態で貫通穴OPに挿通されている。このような状態において、チューブ300の外周面と貫通穴OPの内周面との間がろう材(図3では不図示)によって接合されている。
タンクプレート110は、ヘッダプレート120のうちチューブ300が挿通されている部分とは反対側の部分を外側から覆うことにより、ヘッダプレート120との間に空間を形成する板状の部材である。タンクプレート110とヘッダプレート120との間は、ろう材BR(図3では不図示)によって接合されている。
タンクプレート110のうち、セパレータ400が配置される部分には、スリット状の開口111が形成されている。セパレータ400には、タンクプレート110側に向かって突出する突出部410が形成されている。セパレータ400は、この突出部410をタンクプレート110の開口111に挿通させた状態で、ヘッダプレート120及びタンクプレート110の両方に対してろう材BRにより接合されている。
尚、タンク200の構成は、以上に説明したタンク100の構成と同一である。また、タンク200とチューブ300との接続部分における構成も、以上に説明したタンク100とチューブ300との接続部分における構成と同一である。従って、これらの図示や説明については省略する。
以上に説明したように、熱交換器10は、複数の板状の部材をろう材によって接合することによって形成されている。本実施形態では、これら複数の板状の部材の一部として、図4に示される構成の板状部材20が用いられている。板状部材20は、芯材層21、22と、ろう材層23とを有しており、全体が三層構造の板状の部材となっている。
芯材層21は、図4において最も上方側に形成された層であり、板状部材20のうち一方の主面である表面210において外部に露出する部分となっている。芯材層21はアルミニウム合金によって形成されている。アルミニウム合金としては、例えばJIS規格におけるA1050、A1100、A3003,A3203等を用いることができる。また、これらに種々の合金元素を添加した材料を、芯材層21を形成するアルミニウム合金として用いてもよい。芯材層21は、本実施形態における「第1芯材層」に該当する。また、芯材層21が露出している表面210は、本実施形態における「第1表面」に該当する。
芯材層22は、図4において最も下方側に形成された層であり、板状部材20のうち他方の主面、つまり表面210とは反対側の表面220において外部に露出する部分となっている。芯材層22は、芯材層21と同一のアルミニウム合金によって形成されている。芯材層21と芯材層22とは、このように互いに同一の材料によって形成されていてもよく、互いに異なる材料によって形成されていてもよい。芯材層22は、本実施形態における「第2芯材層」に該当する。また、芯材層22が露出している表面220は、本実施形態における「第2表面」に該当する。
ろう材層23は、芯材層21と芯材層22との間に形成された層である。ろう材層23は、芯材層21及び芯材層22のいずれよりも融点の低い材料により形成されている。具体的には、シリコンを1.5重量%から15重量%の範囲で含有するAl−Si系合金によりろう材層23が形成されており、その液相線温度は、芯材層21、22の固相線温度よりも低くなっている。
このように、板状部材20は、ろう材からなるろう材層23が、ろう材ではない芯材層21と芯材層22との間に挟まれた構成となっている。ろう材層23は、表面210と表面220とを繋ぐ側面230において外部に露出している。一方、表面210及び表面220には、少なくともろう付け前の時点においてはろう材が存在しない。
このような板状部材20は、芯材層21、ろう材層23、及び芯材層22となるそれぞれの材料をこの順に重ね合わせた後、これらを圧延することによって形成することができる。また、芯材層21、ろう材層23、及び芯材層22のそれぞれを個別に形成し、それぞれの層を(圧延することなく)単に重ね合わせただけの構成としてもよい。
本実施形態では、熱交換器10のうちヘッダプレート120が、上記の板状部材20によって形成されている。板状部材20であるヘッダプレート120に接合されているチューブ300は、本実施形態における「被接合体」に該当する。また、互いに接合されたヘッダプレート120とチューブ300とは、本実施形態における構造体501に該当する。熱交換器10は、このような構造体501を一部に備えた構成となっている。
図5に示されるのは、ろう付けが行われる直前におけるタンク100の断面である。同図に示されるように、ヘッダプレート120の内部にはろう材層23が形成されている。
ヘッダプレート120に形成された貫通穴OPの内周面は、表面210と表面220とを繋ぐ側面230に該当する。図4を参照しながら説明したように、側面230においてはろう材層23が露出している。貫通穴OPの内周面において露出しているろう材層23は、貫通穴OPに挿通されたチューブ300の側面に対して当接している。一方、ヘッダプレート120の外周面(つまり表面210)及び内周面(つまり表面220)には、ろう材が存在しない。
タンクプレート110はアルミニウム合金によって形成されており、その外周面及び内周面の全体にはろう材BRが形成されている。つまり、タンクプレート110は、所謂「クラッド材」によって形成されている。本実施形態におけるろう材BRは、ろう材層23と同一の材料である。
図5に示される状態から、ろう付け炉において熱交換器10の全体が加熱されると、ろう材層23及びろう材BRのそれぞれが溶融する。溶融したろう材層23(つまりろう材)は、貫通穴OPの内周面から外部に漏出し、貫通穴OPの内周面とチューブ300との間に侵入する。その結果、貫通穴OPの内周面及びチューブ300は、それぞれがろう材によって濡れた状態となる。
尚、ろう材層23は、貫通穴OPの内周面の全周に亘って予め露出している。このため、貫通穴OPの内周面、及びチューブ300のうち当該内周面に対向する部分は、全周に亘りろう材により濡れた状態となる。これにより、ヘッダプレート120とチューブ300との間が接合される。
ろう材BRは、タンクプレート110とヘッダプレート120とが互いに当接する部分の全体において、当初から介在している。このため、ろう材BRが溶融すると、ヘッダプレート120のうちタンクプレート110に当接する部分の全体が、ろう材BRにより濡れた状態となる。これにより、タンクプレート110とヘッダプレート120との間が接合される。
ところで、溶融したろう材が部材の表面に沿って移動し、部材の一部に対して多く流入してしまうと、当該部分がろう材によって浸食されてしまう現象が生じることがある。このような現象は「エロージョン」とも称される。ろう材による部材の浸食は、部材のうちろう材が流入しやすい場所、例えば凹状に後退した部分等において特に生じやすい。チューブ300においては、凹状の溝であるカシメ部311において上記の浸食が生じやすくなっている。
例えば、従来のようにヘッダプレート120がクラッド材として形成されており、ヘッダプレート120の表面全体にろう材BRが配置されているような構成においては、当該ろう材が溶融してカシメ部311に流入することとなる。更に、タンクプレート110の表面に配置されていたろう材BRも、ヘッダプレート120の表面に沿ってチューブ300側に移動して、カシメ部311に流入することとなる。後者のようなろう材の流入は、ヘッダプレート120の表面がろう材により濡れていることに起因して生じるものである。
カシメ部311に対し、上記のように多くのろう材が流入してしまうと、カシメ部311の近傍においてエロージョンが生じ、外郭部310の一部がろう材により浸食される。図14には、上記のように浸食されたチューブ300の断面の例が示されている。同図では、外郭部310のうちろう材によって浸食された部分に符号311Aが付されている。このような浸食が更に進行すると、チューブ300の外郭部310に穴が開いてしまい、流路FPを流れる冷媒が外部に漏出してしまう。
これに対し本実施形態では、チューブ300に接合される部分であるヘッダプレート120が板状部材20によって形成されており、これによりエロージョンの発生が防止されている。ヘッダプレート120とチューブ300とが対向する接合部分には、側面230において露出しているろう材層23から、溶融したろう材が適量だけ供給される。
また、ヘッダプレート120の外周面(つまり表面210)及び内周面(つまり表面220)のそれぞれには、当初からろう材が存在しない。このため、タンクプレート110の表面に配置されていたろう材BRが、ヘッダプレート120の表面に沿ってチューブ300側に移動するような現象は生じにくくなっている。つまり、タンクプレート110からカシメ部311に向けてろう材BRが流入する経路が、ろう材を有さない表面210や表面220によって遮断されている。
以上のような構成により、本実施形態に係る熱交換器ではカシメ部311に多量のろう材が流入することが防止されており、これによりエロージョンの発生が防止されている。
板状部材20によって形成されたヘッダプレート120の側面230うち、タンクプレート110に当接する部分(図5では上端部分)においても、ろう材層23を外部に露出させておくことが考えられる。しかしながら、そのような構成においては、タンクプレート110の表面に配置されていたろう材BRが溶融し、上記の側面230からろう材層23に流入することとなる。つまり、ろう材BRが、ろう材層23を通過して貫通穴OPの内周面まで到達し、チューブ300のカシメ部311等に流入してしまうこととなる。ろう材BRがカシメ部311に流入すると、やはり図14に示されるようなエロージョンが生じてしまう。
そこで、本実施形態では、ヘッダプレート120の側面230のうち、タンクプレート110と当接する部分においては、ろう材層23がタンクプレート110に当接することを防止するための「当接防止加工」が施されている。具体的には、図6(A)において拡大して示されるように、ヘッダプレート120の上記側面230においては板状部材20が厚さ方向に押しつぶされており、芯材層21と芯材層22とが互いに当接した状態となっている。その結果、当該側面230においてはろう材層23が外部に露出していないので、タンクプレート110からのろう材BRがろう材層23に流入することが防止される。
尚、ろう材層23がタンクプレート110に当接することを防止するための当接防止加工として、上記とは異なる態様の加工を行ってもよい。例えば図6(B)に示されるように、側面230の近傍においてろう材層23の一部を削り落とすことにより、凹状の溝23Aを形成してもよい。このような態様でも、ろう材層23がタンクプレート110に当接することを防止し、ろう材層23に対するろう材BRの流入を防止することができる。
また、図6(C)に示されるように、タンクプレート110のうちタンクプレート110の近傍の部分を、内側に向けて曲げておく加工を行ってもよい。このような態様でも、ろう材層23がタンクプレート110に当接することを防止し、ろう材層23に対するろう材BRの流入を防止することができる。
第2実施形態について、図7及び図8を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態に係る熱交換器10では、ヘッダプレート120が板状部材20によって形成されていることに加えて、セパレータ400及びセパレータ450も板状部材20によって形成されている。尚、セパレータ450の構成はセパレータ400の構成と同じであるから、以下ではセパレータ400についてのみ説明する。
図7及び図8には、ろう付けが行われる直前におけるタンク100の断面が示されている。図8に示されるように、セパレータ400の内部にはろう材層23が形成されている。ろう材層23は、セパレータ400の側面230、すなわちタンク100の内壁面に当接する部分において外部に露出している。一方、セパレータ400の表面210及び表面220には、少なくともろう付け前の時点においてはろう材が存在しない。
図7、8に示される状態から、ろう付け炉において熱交換器10の全体が加熱されると、ろう材層23及びろう材BRのそれぞれが溶融する。溶融したろう材層23(つまりろう材)は、セパレータ400の側面230の全体から外部へと漏出し、側面230とタンク100の内周面との間に侵入する。その結果、側面230及びタンク100の内周面は、それぞれがろう材によって濡れた状態となる。これにより、タンク100とセパレータ400との間が接合される。尚、セパレータ400とタンクプレート110との間は、溶融したろう材層23だけでなく、溶融したろう材BRによっても接合される。
例えば、従来のようにセパレータ400がクラッド材として形成されており、セパレータ400の表面全体にろう材が配置されているような構成においては、当該ろう材がタンク100の内面に沿ってチューブ300まで移動して、カシメ部311に流入することとなる。また、ヘッダプレート120の表面に配置されていたろう材BRが、セパレータ400の表面を経由してチューブ300まで移動して、カシメ部311に流入することも生じ得る。しかしながら、本実施形態ではセパレータ400の表面210や表面220にろう材が存在しないので、上記のような現象が防止される。
このように、本実施形態では、板状部材20であるセパレータ400に接合されているタンク100が、本実施形態における「被接合体」に該当する。また、互いに接合されたセパレータ400とタンク100とは、本実施形態における構造体502に該当する。熱交換器10は、このような構造体502を一部に備えた構成となっている。
第3実施形態について、図9及び図10を参照しながら説明する。以下では、第2実施形態と異なる点について主に説明し、第2実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態に係る熱交換器10も、図7等に示される第2実施形態と同様に、セパレータ400及びセパレータ450が板状部材20によって形成されている。尚、セパレータ450の構成はセパレータ400の構成と同じであるから、以下ではセパレータ400についてのみ説明する。
図9及び図10には、ろう付けが行われる直前におけるタンク100の断面が示されている。本実施形態では、セパレータ400の表面210に対して垂直な方向(つまり、タンク100の長手方向)に沿って見た場合において、セパレータ400の中央となる円形の部分420が、その厚さ方向に押しつぶされている。このため、この部分420においてはろう材層23が非常に薄くなっており、ろう材がほとんど存在しない状態となっている。
図9、10に示される状態から、ろう付け炉において熱交換器10の全体が加熱されると、ろう材層23及びろう材BRのそれぞれが溶融する。溶融したろう材層23(つまりろう材)は、セパレータ400の側面230の全体から外部へと漏出し、側面230とタンク100の内周面との間に侵入する。この点については、第2実施形態と同様である。
本実施形態においては、セパレータ400の中央の部分420が押しつぶされている。このため、溶融したろう材層23が、部分420を通過するような経路(図9に矢印ARで示されるような経路)を経て流れることができなくなっている。その結果、ろう材層23は、セパレータ400の中心から外周側(つまり側面230側)に向かって放射状に広がるような経路を経て外部に漏出する。これにより、側面230から漏出するろう材の量が、全周に亘って均等なものとなるので、接合部におけるフィレットの形状を均等とすることができる。
板状部材20の一部を押しつぶすことによって形成された部分420は、溶融したろう材層23が当該部分を通過して流れることを防止するための部分となっている。このような部分420を形成する加工は、本実施形態における「通過防止加工」に該当する。本実施形態では、セパレータ400の一部に通過防止加工が施されていることにより、上記のように側面230の全体から均等にろう材を漏出させることができる。
第4実施形態について、図11を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図5に示される第1実施形態においては、チューブ300の外周面が全周に亘って貫通穴OPの内周面(つまり、板状部材20の側面230)に当接した状態で、ろう付けが行われる。このため、カシメ部311に対しても、ろう材層23からのろう材が直接供給されることとなる。
しかしながら、カシメ部311は、溶融したろう材が毛管現象によって流入しやすい部分となっている。このため、エロージョンを防止するという観点からは、当該部分にろう材が直接供給されるのは好ましくない。
そこで、本実施形態では、貫通穴OPの内周面の一部に当接防止部125が形成されており、これによりカシメ部311にろう材層23が当接することが防止されている。当接防止部125は、貫通穴OPの内周面の一部を、図12に示されるように予め貫通穴OPの内側に向けて突出するように形成しておき、当該部分を、タンク100の内側に向けて折り曲げることによって形成された部分となっている。尚、図11においては、構造が理解しやすいように、当接防止部125の先端面及び側面にも、ヘッダプレート120の切断面と同様のハッチングを付してある。
このような構成においては、貫通穴OPの内周面のうちカシメ部311と当接する部分においては、カシメ部311には当接防止部125の表面210が当接しており、ろう材層23は当接していない。このように、当接防止部125は、ろう材層23がカシメ部311に当接することを防止するための部分として機能する。このような当接防止部125を形成する加工は、本実施形態における「当接防止加工」に該当する。本実施形態では、ヘッダプレート120の側面230の一部に対し、上記のような当接防止加工が施されていることにより、カシメ部311にろう材層23が当接することが防止されている。
尚、カシメ部311と当接防止部125との間には、毛管現象によって周囲からろう材が浸入して来る。カシメ部311と当接防止部125との間の全体がろう材によって満たされた後は、カシメ部311に向けて更に多くのろう材が流入してくる現象が生じ得る。このような現象は、ろう付けの加熱時間を調整することにより、適宜防止することが可能である。
第5実施形態について説明する。これまでの説明においては、板状部材20が図4に示されるような三層構造の部材として構成されている例について説明した。しかしながら、板状部材20の構造としては、これとは異なる種々の構造を採用することができる。例えば、図13に示されるように、芯材層22の表面210を覆うような犠材層25が形成されていてもよい。犠材層25は、他の部分に比べて低電位となる金属により形成された層であって、板状部材20の防食のために形成された層である。このような構成においては、芯材層22と犠材層25とを合わせた部分の全体が、本実施形態における「第2芯材層」に該当する。また、犠材層25のうち芯材層22とは反対側の表面250が、本実施形態における「第2表面」に該当する。
また、板状部材20の内側に形成されるろう材層23が、2層以上形成されているような態様としてもよい。このような構成においては、それぞれのろう材層23をある程度薄く形成しながらも、側面230から漏出するろう材の量を比較的多く確保することができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:熱交換器
20:板状部材
21,22:芯材層
23:ろう材層
100:タンク
110:タンクプレート
120:ヘッダプレート
300:チューブ
311:カシメ部
501,502:構造体

Claims (4)

  1. 第1表面において外部に露出する第1芯材層と、
    前記第1表面とは反対側の表面である第2表面において外部に露出する第2芯材層と、
    前記第1芯材層及び前記第2芯材層のいずれよりも融点の低い材料により形成されたろう材層と、を有する板状部材によって一部が形成された熱交換器(10)であって、
    前記ろう材層は、
    前記第1芯材層と前記第2芯材層との間に形成されており、前記第1表面と前記第2表面との間を繋ぐ側面において前記板状部材の外部に露出しており、
    前記板状部材とは別の部材である被接合体が、前記側面に当接した状態で前記板状部材に接合されており、
    流体が流れる流路(FP)が内部に形成された複数のチューブ(300)と、
    それぞれの前記チューブが接続されたタンク(100,200)と、を備え、
    前記タンクのうち前記チューブが接続されている部分、であるヘッダプレート(120)が、前記板状部材によって形成されており、
    前記タンクは、前記ヘッダプレートに対してろう接されるタンクプレート(110)を有しており、
    前記ヘッダプレートの前記側面のうち、前記タンクプレートと当接する部分においては、前記ろう材層が前記タンクプレートに当接することを防止するための当接防止加工が施されている熱交換器。
  2. 前記ヘッダプレートには、前記チューブが挿通される貫通穴(OP)が形成されており、
    前記貫通穴の内周面において前記ろう材層が露出している、請求項に記載の熱交換器。
  3. 前記チューブの外表面の一部には凹状のカシメ部(311)が形成されており、
    前記貫通穴の内周面のうち、前記カシメ部と当接する部分においては、前記ろう材層が前記カシメ部に当接することを防止するための当接防止加工が施されている、請求項に記載の熱交換器。
  4. 第1表面において外部に露出する第1芯材層と、
    前記第1表面とは反対側の表面である第2表面において外部に露出する第2芯材層と、
    前記第1芯材層及び前記第2芯材層のいずれよりも融点の低い材料により形成されたろう材層と、を有する板状部材によって一部が形成された熱交換器(10)であって、
    前記ろう材層は、
    前記第1芯材層と前記第2芯材層との間に形成されており、前記第1表面と前記第2表面との間を繋ぐ側面において前記板状部材の外部に露出しており、
    前記板状部材とは別の部材である被接合体が、前記側面に当接した状態で前記板状部材に接合されており、
    流体が流れる流路が内部に形成された複数のチューブと、
    それぞれの前記チューブが接続されたタンクと、を備え、
    前記タンクには、その内部空間を複数の空間に分けるセパレータ(400,450)が設けられており、
    前記セパレータが前記板状部材によって形成されており、
    前記第1表面に対して垂直な方向に沿って見た場合において、前記セパレータの中央となる部分(420)には、溶融した前記ろう材層が当該部分を通過して流れることを防止するための通過防止加工が施されている熱交換器。
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