JP4606230B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

この発明は、熱交換器に関するもので、更に詳細には、例えばパーソナルコンピュータのような電子装置の液冷システムを構築するのに適した熱交換器に関するものである。
従来、空調などの用途に用いる冷凍サイクル装置の熱交換器にあっては、上下に対峙する上部ヘッダーパイプと下部ヘッダーパイプの間に互いに平行な熱交換チューブを配設し、各熱交換チューブの間に熱交換用フィンを介設し、この熱交換チューブを経て上部ヘッダーパイプから下部ヘッダーパイプへ又はその逆に冷媒が液状態又は気液二相状態で流れる構造となっている。
かかる熱交換器においては、ヘッダーパイプが必ずしも水平に保たれるとは限らず、仮に上部ヘッダーパイプの右端が左端よりも下がった状態では、液冷媒が右側に偏った状態となり、ヘッダーパイプに下方から挿入された複数の熱交換チューブのうちの右側に挿入された熱交換チューブには液冷媒が多く流れ、左側に挿入された熱交換チューブには液冷媒が流れにくくなる。すなわち、複数の熱交換チューブへの分流に偏りが生じて、熱交換器全体を有効に作用させて冷媒を蒸発させることができず、熱交換器の熱交換効率が低下するといった課題がある。そこで、上部ヘッダーパイプ内において底面に充填物を敷き、これにより液面を上昇させて、左側に位置する伝熱管にも液冷媒が供給される構造とすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、パーソナルコンピュータのような電子装置においては、その発熱素子を液循環によって冷却する液冷システムを組み込む技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この液冷システムは、水冷ジャケットを発熱素子に熱的に接続すると共に、ディスプレイ背面に配置した放熱板に放熱パイプを熱的に接続し、液駆動装置によって水冷ジャケットと放熱パイプとの間で冷却液(冷媒液)を循環させる。
ここで、かかるパーソナルコンピュータの液冷システムにおいても、上記のような熱交換器を装置して効果的に冷却することが考えられる。
特開2002−115990号公報(段落番号0005、0022) 特開2005−11337号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、次のような課題がある。
第一の課題として、パーソナルコンピュータ内に熱交換器を設置して液冷システムを構築した場合、液冷システムのゴム配管等から循環中に冷却液(冷媒液)が蒸発して、冷却液が減少して十分に冷却機能を発揮しない状態となってしまう。
第二の課題として、温度変化により、液冷システムの冷却液が膨張収縮したり、熱交換器及び配管が熱膨張収縮することから、これにより、液冷システムの冷却液が異常な高圧になる。
第三の課題として、上部ヘッダーパイプ内で冷却液が減って冷却液の上方に空気層ができた場合、熱交換器に何等かの原因で振動が加えられると、上部ヘッダーパイプ内において冷却液の液面が揺れることになり、この液面の揺れが上部ヘッダーパイプ内に開口している熱交換チューブ端面に直接に伝わり、各熱交換チューブへ冷却液を均一に分流することができなくなる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上部ヘッダーパイプの上部に冷却液タンクを設けることにより、冷媒液の補充を可能としつつ、冷媒液が異常な高圧になるを防止し、また液面の揺れの影響を無くして各熱交換チューブへ冷却液を均一に分流させることのできる熱交換器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明は、次のように構成したものである。
請求項1記載の発明に係る熱交換器は、上下に対峙する上部ヘッダーパイプと下部ヘッダーパイプの間に互いに平行な熱交換チューブを配設し、この熱交換チューブを経て上部ヘッダーパイプから下部ヘッダーパイプへ又はその逆に冷媒液が流れる熱交換器において、上部ヘッダーパイプの上部に、冷媒液を収容する冷媒液タンクを配設し、この冷媒液タンクと上部ヘッダーパイプとを各々に設けられた複数の連通穴により各々の連通穴が合致した状態で連通すると共に、上部ヘッダーパイプの上面及び冷媒液タンクの下面にそれぞれ形成された平坦面同士を接合し、上部ヘッダーパイプ内を冷媒液タンクからの冷媒液で満たすと共に、冷媒液タンク内の冷媒液の上方に空気層を残した構成とした、ことを特徴とする。
上記冷媒液タンクは補給分の冷媒液を蓄えて上部ヘッダーパイプの上部に位置しており、かつ複数の連通穴により上部ヘッダーパイプと連通しているので、仮に液冷システムのゴム配管等からの蒸発に起因して冷媒液が減少した場合、自動的にその分の補給が冷媒液タンクから上部ヘッダーパイプに対して行われる。
また、冷媒液タンクは、冷媒液の上方に空気層(空気溜まり)を備えているので、電子装置における温度変化により、液冷システムの冷媒液の膨張収縮や、熱交換器や配管の熱膨張収縮が生じても、空気層が弾性体として働き、これを吸収するので、冷媒液が異常な高圧になるのを回避することができる。
更に、冷媒液タンクは、上部ヘッダーパイプの上部に別体の冷媒液タンクとして配設され、上部ヘッダーパイプとは複数の連通穴により連通されている構成であるので、冷媒液の液面の揺れは冷媒液タンク内で吸収され、その液面の揺れが上部ヘッダーパイプ側に伝わらなくなる。従って、冷媒液タンクは、従来生じていた上部ヘッダーパイプ内の冷媒液の液面の揺れが熱交換チューブ端面に直接伝わる現象を緩和し、各熱交換チューブへ冷媒液を均一に分流させる働きをする。
更にまた、上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクの連結時において、互いの接合すべき面を正しく、かつ容易に設定することができる。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の熱交換器において、上記上部ヘッダーパイプ及び冷媒液タンクを角型にて形成したことを特徴とする
このように構成することにより、上部ヘッダーパイプを角型にしたので、これにより冷媒液タンクとの接合面が平面となり、多少ずれたとしても接合面積は確保でき、接合の信頼性が増加することに加え、スペースを小さくすることができる。この場合、冷媒液タンクも角型に形成することにより、上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクを同様に作製することができる。
(1)請求項1記載の発明によれば、上部ヘッダーパイプの上部に冷媒液タンクを設けて複数の連通穴により連通し、タンク内冷媒液の上方に空気層(空気溜まり)を残した構成としたので、冷媒液タンクから上部ヘッダーパイプへの冷媒液の補充を可能としつつ、冷媒液が異常な高圧になるのを防止し、また液面の揺れの影響を無くして各熱交換チューブへ冷媒液を均一に分流させることができる。
(2)また、請求項記載の発明によれば、上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクの連結時において、互いの接合すべき面を正しく、かつ容易に設定することができるので、上記(1)に加えて、更に上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクの接合を容易かつ強固にすることができる。
(3)請求項記載の発明によれば、上部ヘッダーパイプを角型にすることにより、冷媒液タンクとの接合面が平面となるので、多少ずれたとしても接合面積は確保でき、上記(1),(2)に加えて、更に上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクとの接合の信頼性の向上を図ることができることに加え、スペースを小さくすることができる。また、上部ヘッダーパイプの他の平面に、例えば継手や取付部材等の付属部品を容易に取り付けることができる。
以下に、この発明に係る熱交換器の最良の実施形態例について詳細に説明する。
図1は、この発明に係る熱交換器の一例を示す斜視図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)、図2は、上記熱交換器の組み立て状態を示す概略斜視図、図3は、この発明における熱交換器本体の構成を示す斜視図(a)及びその要部拡大断面図(b)である。
この実施形態例に係る熱交換器は、図1に示すように、冷媒液Lの流入口11及び流出口12を有する熱交換器本体10と、その上部に固定された冷媒液タンク20からなり、冷媒液タンク20には内部に収容される冷媒液Lを封入する冷媒液封入口13が設けられている。また、熱交換器本体10を構成する上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20とは、後述する連通穴15a,15bを介して連通されており、上部ヘッダーパイプ2a内を冷媒液タンク20からの冷媒液Lで満たすと共に、冷媒液タンク20内の上方に空気層Aを残した構造となっている。
熱交換器本体10は、図3に示すように、上下に対峙する上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bと、その両者間に配設された互いに平行な熱交換チューブ(扁平管からなる熱交換管)と、各熱交換チューブ3の間に介設されると共に、一体に接合される熱交換用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されている。
上記ヘッダーパイプ2a,2bは、内面及び外面にろう材1がクラッドされたアルミニウム製の円筒状電縫管を抽伸加工により角型すなわち断面矩形状の四角筒管にて形成されている。
なお、ヘッダーパイプ2a,2bは、内面又は外面のうちの少なくとも外面にろう材1がクラッドされたアルミニウム製の円筒状電縫管を抽伸加工する等により四角筒状に形成されていれば、断面は長方形あるいは正方形のいずれであってもよい。
上記ヘッダーパイプ2a,2bの両端部にはアルミニウム製のエンドキャップ5がろう付けにより被着固定されている。また上部ヘッダーパイプ2aの例えば左側端部付近には冷媒液の流入口11が設けられており、流入口11にアルミニウム製の流入配管6がろう付けにより接合されている。また、上部ヘッダーパイプ2aの上面14には、例えば2つの連通穴15aが設けられている。なお、連通穴15aは1つあるいは3つ以上であってもよい。また、下部ヘッダーパイプ2bの右側端部付近には、冷媒液の流出口12が設けられており、流出口12にアルミニウム製の流出配管7がろう付けにより接合されている。
また、熱交換チューブ3は、図3に示すように、アルミニウム製の押出型材にて例えば偏平な板状に形成されており、その内部には長手方向に向かって貫通する複数に区画された冷媒液の流路3aが形成されている。このように形成される熱交換チューブ3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a,2b側面の対向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される複数の挿着孔2cに挿入固着されている。
上記熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン4は、図3(a)に示すように、アルミニウム製の板材を屈曲することにより連続波形状に形成されており、各熱交換チューブ3の間に介設されてろう付されている。この場合、左右端部に配設された熱交換チューブ3の外方側にもコルゲートフィン4がろう付接合されており、これらの両コルゲートフィン4を保護するために、両コルゲートフィン4の更に外方側にはサイドプレート8がろう付接合されている。
一方、上記冷媒液タンク20は、上記ヘッダーパイプ2a,2bと同様に角型すなわち断面矩形形状の四角筒管にて形成されている。この冷媒液タンク20は、例えばアルミニウム製の中空押出形材にて形成されており、両端部にはアルミニウム製のキャップ20aがろう付けにより被着固定されている。また、冷媒液タンク20の一端側(図において右側)付近には冷媒液封入口13が設けられている。また、冷媒液タンク20の下面21には、上部ヘッダーパイプ2aの上面14に設けられた連通穴15aに連通する2つの連通穴15bが設けられている。なお、ここでは、冷媒液タンク20がアルミニウム製の中空押出形材にて形成される場合について説明したが、ヘッダーパイプ2a,2bと同様に円筒状電縫管を抽伸加工によって角型に形成してもよい。
次に、ヘッダーパイプ2a,2bの製造方法について、図4を参照して説明する。ここでは、外面側にろう材1がクラッドされたヘッダーパイプ2a,2bを作製する場合について説明する。
まず、外面側にろう材1がクラッドされたアルミニウム製の元材(ブレージングシート)を用意する。次に、このブレージングシートを電縫加工により円筒状電縫管40(以下に丸管40という)を作製する。この場合、丸管40は、電縫加工により、円筒状に曲げられたブレージングシートの突き合わせ部が高周波誘導溶接によって接合されている。
次に、丸管40を、抽伸加工によって四角筒状のヘッダーパイプ用の四角筒管41(以下に角管41という)を作製する。この場合、まず、一次抽伸加工を施して、次いで、二次抽伸加工を施して、所定寸法に成形する。このようにして作製された角管41に熱交換チューブ3の挿着孔2c(図3(b)参照)が設けられ、この挿着孔2cに熱交換チューブ3が嵌挿される。
抽伸加工を施す抽伸加工装置は、例えば、図4に示すように、四角孔のベアリング31を有するダイス30と、ベアリング31の内方にマンドレル32を介して配置される断面四角形状のプラグ33と、ベアリング31とプラグ33とで形成された型孔内を挿通して四角筒状に成形された角管41の先端部を掴持するチャック34を有するキャリッジ35とを具備している。このように構成される抽伸加工装置によれば、ダイス30と管(丸管40,角管41)の間、及びプラグ33と管(丸管40,角管41)の間に加工油を供給すると共に、キャリッジ35を引き抜き側に移動させて丸管40を抽伸加工して角管41を成形することができる。
なお、図4においては、一回の抽伸加工を施す装置について説明したが、一次抽伸加工と二次抽伸加工を行う場合は、一次抽伸加工により丸管から角管にし、更に角形状になった管を二次抽伸加工により精度の高い角管にする工程を分けて行うか、あるいは、一次抽伸加工用のダイス及びプラグ(丸→角)と二次抽伸加工用ダイス及びプラグを直列に並べて、一回の抽伸で一次抽伸加工と二次抽伸加工を同時に行う方法を採ることができる。
次に、上記熱交換器の組立手順について説明する。まず、上記のようにして作製された角管41にて形成される上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bに挿着孔2c(図3(b)参照)を設けた後、両ヘッダーパイプ2a,2bと、互いに平行に積層された熱交換チューブ3及びコルゲートフィン4とを組み付け、図示しない治具で固定する。その後又は組み付けの際に、上部ヘッダーパイプ2aの平坦状の上面14に設けられた連通穴15aと冷媒液タンク20の平坦状の下面21に設けられた連通穴15bが合致するように、上部ヘッダーパイプ2aの上面14に冷媒液タンク20の下面を接合し、後述する固定手段によって上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20とを仮固定する。その際、角型のヘッダーパイプ2a,2b及び冷媒液タンク20の平坦面に、例えば継手や取付部材等の付属部品を平面同士で接合することが可能となる。そして、この状態で炉内に搬入して、加熱してろう付け処理を施して熱交換器を作製する。
なお、別の組立手順としては、上記のようにして作成された角管41にて形成される上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bに挿着孔2cを設けた後、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を、上述のとおり上部ヘッダーパイプ2aの平坦状の上面14に設けられた連通穴15aと冷媒液タンク20の平坦状の下面21に設けられた連通穴15bが合致するように、上部ヘッダーパイプ2aの上面14に冷媒液タンク20の下面を接合し、後述する固定手段によって上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20とを予め仮固定する。次に、この冷媒タンク20を仮固定した上部ヘッダーパイプ2aと下部ヘッダーパイプ2bと、互いに平行に積層された熱交換チューブ3及びコルッゲートフィン4とを組み付け、図示しない治具で固定する。そして、この状態で炉内に搬入して、加熱してろう付け処理を施して熱交換器を作製する。
上記上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20とを仮固定する固定手段としては、以下のような手段を適宜採用することができる。すなわち、
(1)図5に示すように、針金22を用いて上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20の両端部を結束することによって連結し固定する。
(2)図6に示すような略U字形の受け金具23aによって上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20の両側及び下部を包囲し、押さえ板23bを受け金具23aの上端フランジ部に当接した状態で、締結ボルト23cを締結してなる締結治具23を用いて、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を連結し固定する。
(3)図7に示すように、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を重ね合わせた状態に保持し、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20のそれぞれの側方の開口24,25からスポット溶接機27の電極27aを差し込み、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を重ね合わせた相対面(重合部)をスポット溶接26にて連結し固定する。
(4)図8に示すように、外面から視認できる接合部28を、TIG溶接あるいはMIG溶接(溶接部29)して連結し、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を外側から固定する。
(5)図9に示すように、冷媒液タンク20の下面21の連通穴15bと上部ヘッダーパイプ2aの上面14の連通穴15aを重ね合わせて一致させる。この際、図10(a)に示すように、上部ヘッダーパイプ2aの上面14の連通穴15aは、例えばバーリング加工によって周縁部が起立されており、この起立部が冷媒液タンク20の連通穴15bの上方へ突出しており、機械的にカシメすることで、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を連結し固定する。
(6)図9に示すように、冷媒液タンク20の下面21の連通穴15bと上部ヘッダーパイプ2aの上面14の連通穴15aを重ね合わせて一致させる。そして、一致させた連通穴15a,15bに、図10(b)に示すように、ハト目37を挿入し、このハト目37を機械的にカシメすることで、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20を連結し固定する。
<変形例>
上記実施形態では、冷媒液タンク20に冷媒液封入口13を設け、この冷媒液封入口13から冷媒液Lを封入する場合について説明したが、図11に示すように、下部ヘッダーパイプ2bに空気抜き口16を設ける方が好ましい。このように、下部ヘッダーパイプ2bに空気抜き口16を設けることにより、冷媒液Lを冷媒液タンク20内に封入する際、冷媒液封入口13及び空気抜き口16を上方に位置させた状態にして、冷媒液封入口13から冷媒液Lを供給すると、冷媒液封入口13から供給された冷媒液Lが冷媒液タンク20,上部ヘッダーパイプ2a,熱交換チューブ3及び下部ヘッダーパイプ2b内に流れ込んで、内部の空気が空気抜き口16から外気に排気され、熱交換器内に冷媒液Lが充満される。したがって、冷媒液タンク20,上部ヘッダーパイプ2a,下部ヘッダーパイプ2b及び熱交換チューブ3内に冷媒液Lを迅速に封入することができる。冷媒液Lを封入した後に、冷媒液封入口13及び空気抜き口16は図示しないキャップによって閉塞される。
なお、図11において、その他の部分は図1に示した実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
また、上記実施形態では、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20の双方を角型に形成したが、その理由は角型である方が同一スペースで内容量を大きくすることができること、言い換えれば、角型にすることによりヘッダーパイプ部分のスペースを小さくすることができることによる。しかし、上部ヘッダーパイプ2aと冷媒液タンク20は必ずしも角型である必要はなく、ろう付を確実かつ容易に行う観点からは、両部材の接合面であるところの上部ヘッダーパイプ2aの上面14と冷媒液タンク20の下面21が少なくとも平坦面であればよい。
この発明に係る熱交換器の一例を示す斜視図(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)である。 この発明に係る熱交換器の組立状態を示す概略斜視図である。 この発明における熱交換器本体の構造を示す斜視図(a)及び要部拡大断面図(b)である。 この発明におけるヘッダーパイプを作製する抽伸加工装置の一例を示す概略断面図である。 この発明における上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクを仮固定する固定手段の一形態を示す概略斜視図である。 上記固定手段の別の形態を示す概略斜視図である。 上記固定手段がスポット溶接である場合の概略斜視図である。 上記固定手段がTIG溶接あるいはMIG溶接である場合の概略斜視図である。 この発明における上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクを機械的にカシメする前の状態を示す概略斜視図である。 この発明における上部ヘッダーパイプと冷媒液タンクを図9の連通穴を利用してカシメする構造を示したもので、(a)は冷媒液タンクの連通穴の起立縁を冷媒液タンクの連通穴に嵌挿してカシメにより連結する形態を示す断面図、(b)はハト目により連結する形態を示す断面図である。 この発明に係る熱交換器の別の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ろう材
2a 上部ヘッダーパイプ
2b 下部ヘッダーパイプ
3 熱交換チューブ
4 コルゲートフィン
10 熱交換器本体
11 流入口
12 流出口
13 冷媒液封入口
14 上面(平坦面)
15a,15b 連通穴
16 空気抜き口
20 冷媒液タンク
21 下面(平坦面)
L 冷媒液
A 空気層

Claims (2)

  1. 上下に対峙する上部ヘッダーパイプと下部ヘッダーパイプの間に互いに平行な熱交換チューブを配設し、この熱交換チューブを経て上部ヘッダーパイプから下部ヘッダーパイプへ又はその逆に冷媒液が流れる熱交換器において、
    上部ヘッダーパイプの上部に、上記冷媒液を収容する冷媒液タンクを配設し、この冷媒液タンクと上部ヘッダーパイプとを各々に設けられた複数の連通穴により各々の連通穴が合致した状態で連通すると共に、上部ヘッダーパイプの上面及び冷媒液タンクの下面にそれぞれ形成された平坦面同士を接合し、上部ヘッダーパイプ内を冷媒液タンクからの冷媒液で満たすと共に、冷媒液タンク内の冷媒液の上方に空気層を残した構成とした、ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1記載の熱交換器において、
    上記上部ヘッダーパイプ及び冷媒液タンクが角型に形成されている、ことを特徴とする熱交換器。
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