JP6680198B2 - 空調ユニット - Google Patents

空調ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6680198B2
JP6680198B2 JP2016250242A JP2016250242A JP6680198B2 JP 6680198 B2 JP6680198 B2 JP 6680198B2 JP 2016250242 A JP2016250242 A JP 2016250242A JP 2016250242 A JP2016250242 A JP 2016250242A JP 6680198 B2 JP6680198 B2 JP 6680198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
air conditioning
case
pipe
fitting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016250242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018103694A (ja
Inventor
功 山田
功 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016250242A priority Critical patent/JP6680198B2/ja
Priority to PCT/JP2017/037037 priority patent/WO2018079286A1/ja
Priority to CN201780066047.XA priority patent/CN109890634B/zh
Publication of JP2018103694A publication Critical patent/JP2018103694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6680198B2 publication Critical patent/JP6680198B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、空調ユニットに関するものである。
特許文献1に空調ユニットが開示されている。この空調ユニットは、空調ケースとは別体で構成された一対のクランプ部を備えている。一対のクランプ部は、空調ケースの内部の熱交換器に接続された配管を空調ケースに固定する。一対のクランプ部は、配管を挟んで保持する。一対のクランプ部の一方には、爪部が形成されている。一対のクランプ部の他方には、孔部が形成されている。爪部がたわみながら孔部に嵌め合わされることで、一対のクランプ部同士が固定される。
このように、この空調ユニットでは、ねじ固定によらずに爪嵌合構造によって、一対のクランプ部同士を固定している。
特開2002−127735号公報
しかし、爪嵌合構造は、一対のクランプ部同士が配管を挟む方向での保持力が弱い。一対のクランプ部と配管との間にガタが生じる。このため、爪嵌合構造では、配管を強固に保持することができない。この結果、次のような問題が生じることが本発明者によって見出された。
空調ユニットの設置後、配管の端部にホースを挿入して接続する。このとき、ホースの挿入力で、一対のクランプ部に固定されていた配管が、ホースの挿入方向にずれる。このずれによって、配管が変形し、経路が維持できない。また、このずれによって熱交換器に応力がかかることで熱交換器が損傷する。
本発明は上記点に鑑みて、ねじ固定によらずに爪嵌合構造よりも強固に配管を保持できる空調ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
車室内に向かって空調風を吹き出す車両用の空調ユニットであって、
空気通路(12a)が内部に形成された空調ケース(12)と、
空調ケースの内部に配置され、熱媒体と空気とを熱交換させる熱交換器(16)と、
熱交換器に接続され、熱媒体が流れる配管(18)と、
配管を空調ケースに固定する固定部(21、22、31、32)とを備え、
固定部は、配管を挟む第1クランプ部(21)および第2クランプ部(22)と、配管を挟んだ状態の第1クランプ部と第2クランプ部の両者を挟んで抑える第1抑え部(31)および第2抑え部(32)とを有し、
第1クランプ部と第2クランプ部とは、互いに別体の成形品で構成され、
第1抑え部と第2抑え部とは、一体の成形品で構成されている。
この空調ユニットでは、配管を挟んだ状態の第1クランプ部と第2クランプ部とが、第1抑え部と第2抑え部の間に挿入されることで、配管が保持される。このため、ネジ固定によらずに、配管を保持することができる。さらに、第1抑え部と第2抑え部とは一体の成形品で構成されている。このため、爪嵌合構造よりも強固に配管を保持することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における空調ユニットの車室内の配置を示す模式図である。 第1実施形態における空調ユニットの構成を示す模式図である。 第1実施形態における空調ユニットの斜視図であって、空調ユニットを斜め上側から見た図である。 第1実施形態における空調ユニットの分解斜視図である。 第1実施形態における空調ユニットの斜視図であって、空調ユニットを斜め下側から見た図である。 図2中のVI部の拡大図である。 図5のうち温水配管およびその周辺部分の拡大図であって、ブラケットおよびパッキンを組み付ける前の状態を示す図である。 第1実施形態におけるブラケット単体の斜視図であって、図5に示す上下方向での上側から見た図である。 第1実施形態における下流側ケースの正面図であって、下流側ケースを車両前方側から見た図である。 図9中のX−X線断面図である。 第1実施形態における下流側ケースの正面図であって、温水配管と下流側ケースとを車両後方側から見た図である。 図11中のXII部の拡大図である。 比較例1における空調ユニットの上面図である。 図13の空調ユニットの側面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の車両用の空調ユニット10は、車両1の車室2内に配置される。空調ユニット10は、車両用空調装置の一部を構成する。空調ユニット10は、車室内に向かって空調風としての温風を吹き出す。
空調ユニット10は、車体が有する隔壁3に設置されている。車体は、車両1のボデーである。隔壁3は、空調ユニット10が取り付けられる取付壁である。隔壁3は、車室2の床面を構成している。隔壁3は、車室内空間4と車室外空間5とを隔てている。車室外空間5は、車室内空間4に対して隔壁3を挟んだ反対側の反対側空間である。車室2内には、複数の座席6が設置されている。複数の座席6には、運転席6aと、運転席6aよりも車両後方側の後部座席6bとが含まれる。空調ユニット10は、後部座席6bの下に配置される。
図2に示すように、空調ユニット10は、空調ケース12と、送風機14と、ヒータコア16とを備えている。空調ユニット10は、暖房専用の空調ユニットである。
空調ケース12は、空調ユニット10の外殻をなす。空調ケース12は、樹脂製である。空調ケース12は、内部に空気通路12aが形成されている。空気通路12aは、隔壁3に沿って延びている。このため、空気通路12aを流れる空気の流れ方向は、隔壁3に沿う方向である。図示しないが、空調ケース12の空気流れ下流側に、ダクトが接続される。
送風機14は、空調ケース12の内部に配置されている。送風機14は、車室内に向かう空気流れを形成する。送風機14は、遠心式のファン141と、ファンモータ142とを有する。ファンモータ142は、ファン141を回転させる電気部品である。
ヒータコア16は、空調ケース12の内部に配置されている。ヒータコア16は、送風機14の空気流れ下流側に配置されている。ヒータコア16は、熱媒体との熱交換によって空気を加熱する加熱用熱交換器である。熱媒体は、温水としてのエンジン冷却水である。
本実施形態では、ヒータコア16の全体が空調ケース12の内部に配置されている。ヒータコア16の空気流入面16aおよび空気流出面16bの向きは、隔壁3に対して直交またはそれに近い向きである。
空調ユニット10は、2本の温水配管18を有する。温水配管18は、エンジン冷却水が流れる。温水配管18は、基本的に円筒形状である。温水配管18は、一端18aと一端18aに反対側の他端18bとを有する。温水配管18のうち一端18aを含む温水配管18の一端18a側は、ヒータコア16に接続されている。温水配管18のうち他端18bを含む温水配管18の他端18b側は、空調ケース12の外側に取り出されている。温水配管18の他端18b側は、車室外空間5に取り出されている。
この空調ユニット10では、送風機14からの空気がヒータコア16を通過する。ヒータコア16を通過する際に空気が加熱されることで、温風が形成される。この温風が図示しないダクトから車室2内に向けて吹き出される。
図2、3、4に示すように、空調ケース12は、上流側ケース121と、下流側ケース122とを有する。上流側ケース121は、空調ケース12のうち空気流れ上流側の部分を構成する。下流側ケース122は、空調ケース12のうち上流側ケース121よりも空気流れ下流側の部分を構成する。上流側ケース121は、さらに、上流側上ケース123と、上流側下ケース124とを有する。上流側上ケース123は、上流側ケース121のうち上側の部分を構成する。上流側下ケース124は、上流側ケース121のうち下側の部分を構成する。上流側上ケース123と上流側下ケース124とが接続されることで、上流側ケース121が構成される。上流側ケース121と下流側ケース122とが接続されることで、空調ケース12が構成される。また、下流側ケース122の空気流れ下流側に、図示しないダクトが接続される。
図6に示すように、空調ケース12の底壁125は、底壁125を貫通するケース貫通穴126を有する。ケース貫通穴126は、ケース貫通穴126を囲む周縁部127によって構成されている。
底壁125は、空調ケース12のうち隔壁3側の壁である。ケース貫通穴126は、上流側下ケース124の合わせ部124aと下流側ケース122の合わせ部122aに形成されている。換言すると、下流側ケース122と上流側下ケース124とは、ケース貫通穴126を挟んだ両側に位置する。下流側ケース122は、ケース貫通穴126の周縁部127の一部127aを有する。上流側下ケース124は、ケース貫通穴126の周縁部127の他の一部127bを有する。
温水配管18のうち他端18b側は、ケース貫通穴126を通って空調ケース12の外側に取り出されている。温水配管18のうちケース貫通穴126から他端18bまでの空調ケース12の外側に取り出されている部分18cは、ストレート状である。この部分18cの延伸方向は、隔壁3と直交する方向である。なお、この部分18cの延伸方向は、隔壁3と交差する方向であってもよい。
また、隔壁3は、隔壁3を貫通する隔壁貫通穴3aを有する。隔壁貫通穴3aは、2本の温水配管18のそれぞれに対応して設けられている。空調ケース12が隔壁3に設置された状態において、温水配管18のうち他端18b側は、隔壁貫通穴3aを通って車室外空間5に取り出されている。温水配管18のうち他端18b側は、図示しない温水ホースに接続される。
図2、3に示すように、温水配管18は、空気通路12a内で所定の配管経路となるように、狙い曲げて配策されている。すなわち、温水配管18は、一端18aからケース貫通穴126までの範囲内で曲げられている。換言すると、温水配管18のうち一端18aからケース貫通穴126までの部分は、曲げ部18dを有する形状である。本実施形態では、空調ケース12の内部空間の一部を、温水配管18の配策領域として用いている。
図4、6、7に示すように、空調ケース12は、第1クランプ部21と第2クランプ部22とをそれぞれ2つずつ有する。第1クランプ部21と第2クランプ部22は、空調ケース12の外側に位置する。第1クランプ部21と第2クランプ部22は、2本の温水配管18のそれぞれに対して1つずつ設けられている。第1クランプ部20と第2クランプ部21は、温水配管18を挟んで空調ケース12に固定する固定部である。第1クランプ部21の内壁面および第2クランプ部22の内壁面は、温水配管18の外形に応じた形状となっている。
図6に示すように、第1クランプ部21は、下流側ケース122が有する周縁部127の一部127aに連なっている。第1クランプ部21は、周縁部127の一部127aから空調ケース12の外側に向かって延びている。第1クランプ部21と下流側ケース122とは、一体の樹脂成形品で構成されている。本実施形態では、下流側ケース122が第1ケースに相当する。
第2クランプ部22は、上流側下ケース124が有する周縁部127の他の一部127bに連なっている。第2クランプ部22は、周縁部127の他の一部127bから空調ケース12の外側に向かって延びている。第2クランプ部22と上流側下ケース124とは、一体の樹脂成形品で構成されている。本実施形態では、上流側下ケース124が第2ケースに相当する。
図4、5、6に示すように、空調ユニット10は、パッキン24と、ブラケット26とを備えている。パッキン24は、隔壁貫通穴3aを囲む周縁部と温水配管18との間の隙間を塞ぐシール部である。パッキン24は、温水配管18を貫通させるためのパッキン貫通穴241を有する。パッキン24は、シート状である。パッキン24は、発泡ウレタン樹脂製である。
ブラケット26は、パッキン24が設置される設置面261を有する部材である。ブラケット26は、板状部材である本体部265と、本体部265の周囲に連なる側壁部266とを備える。本体部265は、設置面261と、設置面261とは反対側の反対面264とを有する。本実施形態では、本体部265がパッキン設置部に対応する。本体部265には、温水配管18を貫通させるためのブラケット貫通穴262が形成されている。
図6に示すように、ブラケット26は、空調ケース12の底壁125にビス263によって固定される。ブラケット26は、他の方法で固定されてもよい。本体部265は、車体の隔壁3との間にパッキン24を挟む。これにより、隔壁貫通穴3aを囲む周縁部と温水配管18との隙間が塞がれる。
また、ブラケット26は、第1抑えリブ31と、第2抑えリブ32とを2つずつ有する。第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、2本の温水配管18のそれぞれに対して1つずつ設けられている。第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、それぞれ、第1クランプ部21と第2クランプ部22の両者を挟んで抑えることで、温水配管18を空調ケース12に固定する固定部である。第1抑えリブ31が第1抑え部に相当する。第2抑えリブ32が第2抑え部に相当する。
図8に示すように、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、本体部265のうち反対面264に形成されている。第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、反対面264から突出している。第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、線状に延びている。第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、互いに間をあけて線状に並んで配置されている。本実施形態では、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、一直線状に配置されている。
第1抑えリブ31と第2抑えリブ32は、ブラケット26と一体である。すなわち、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32と本体部265とは、一体の樹脂成形品で構成されている。
図10は、図9中のブラケット26の断面図である。図10に示すように、ブラケット26が空調ケース12に固定された状態では、第1クランプ部21と第2クランプ部22が温水配管18を挟んでいる。第1クランプ部21と第2クランプ部22の並び方向において、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32とが、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21および第2クランプ部22を挟んで抑えている。これにより、第1クランプ部21と第2クランプ部22とが温水配管18を挟んだ状態で固定されている。
ブラケット26の組み付け時では、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22に対して、ブラケット26が挿入される。これにより、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32との間に、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22とが圧入される。このため、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22とは、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32の間に圧入された状態で、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32に保持される。このように、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22とは、第1クランプ部21と第2クランプ部22とが離れないように、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32との間に嵌め合わされる。
図11は、下流側ケース122の第1クランプ部21が温水配管18を保持する様子を示している。図12は、図11中の第1クランプ部21および温水配管18の拡大図である。
図12に示すように、温水配管18の外面181には、一対の凹部34が設けられている。一対の凹部34のそれぞれは、温水配管18の中心側に向かって凹んでいる部分である。一対の凹部34の一方が第1凹部34aである。一対の凹部34の他方が第2凹部34bである。温水配管18のうち一対の凹部34が設けられた部位は、温水配管18のうち一対の凹部34以外の部位と比較して、温水配管18の幅が細くなっている。
一対の凹部34のそれぞれは、温水配管18の中心を挟んだ両側に配置されている。一対の凹部34のそれぞれは、底面341が平坦面である。一対の凹部34のそれぞれの凹み方向は、図12中の左右方向である。図12中の左右方向は、第1クランプ部21の突き合わせ面212に対して平行な方向である。突き合わせ面212は、図10に示すように、第2クランプ部22と接する面である。図12中の左右方向は、換言すると、第1クランプ部21と第2クランプ部22の並び方向に対して垂直な方向である。
第1クランプ部21の内面211には、一対の凸部36が設けられている。一対の凸部36のそれぞれは、内面211から温水配管18に向かって突出した部分である。一対の凸部36の一方が第1凸部36aである。一対の凸部36の他方が第2凸部36bである。
一対の凸部36のそれぞれは、内面211のうち、第1クランプ部21と第2クランプ部22とが温水配管18を挟む状態において、一対の凹部34のそれぞれに対向する位置に設けられている。すなわち、第1凸部36aは、第1凹部34aに対向する位置に設けられている。第2凸部36bは、第2凹部34bに対向する位置に設けられている。
一対の凸部36のそれぞれは、内面211のうち互いに対向する位置に配置されている。換言すると、一対の凸部36のそれぞれは、第1クランプ部21が温水配管18に接する状態において、第1クランプ部21のうち温水配管18を挟んだ両側に設けられている。一対の凸部36のそれぞれは、凸部の頂部361が平坦面である。
第1クランプ部21と第2クランプ部22とが温水配管18を挟む状態において、一対の凹部34のそれぞれと一対の凸部36のそれぞれとが嵌め合わされる。より詳細には、第1凸部36aと第2凸部36bとが、温水配管18のうち第1凹部34aおよび第2凹部34bが設けられた部分を挟んでいる。これにより、第1凸部36aと第1凹部34aとが嵌め合わされる。第2凸部36bと第2凹部34bとが嵌め合わされる。
本実施形態では、第1凹部34aが、配管に設けられた配管側嵌合部または配管側第1嵌合部を構成している。第2凹部34bが、配管に設けられた配管側第2嵌合部を構成している。第1凸部36aが、配管側嵌合部と嵌め合わされるクランプ側嵌合部またはクランプ側第1嵌合部を構成している。第2凸部36bが、配管側第2嵌合部と嵌め合わされるクランプ側第2嵌合部を構成している。
次に、本実施形態の空調ユニット10の効果を、図13、14に示す比較例1の空調ユニット50と比較しながら説明する。
比較例1の空調ユニット50では、ヒータコア16のうち温水配管18と接続される部分が、空調ケース12の外側に位置する。温水配管18は、空調ケース12と別体の部品で構成された固定部52によって空調ケース12に固定されている。温水配管18のうちヒータコア16から固定部52までの部分は、空調ケース12の外側で曲げられている。温水配管18のうちヒータコア16から固定部52までの部分は、温水配管18の被覆のみを目的とした専用の被覆部材54で覆われている。固定部52は、温水配管18を挟んでいる。固定スクリュ56によって固定部52が締め付けられることで、温水配管18が強固に保持されている。
このように、比較例1の空調ユニット10では、ネジ固定によって温水配管18が強固に保持されている。
これに対して、本実施形態の空調ユニット10では、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22とが、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32の間に挿入されることで、温水配管18が保持されている。このため、ネジ固定によらずに、温水配管18を保持することができる。さらに、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32とは一体の樹脂成形品で構成されている。このため、第1クランプ部21と第2クランプ部22とに対する温水配管18の径方向での温水配管18の位置ずれを防止することができる。すなわち、爪嵌合構造よりも強固に温水配管18を保持することができる。
さらに、本実施形態の空調ユニット10では、一対の凹部34が温水配管18に設けられている。一対の凸部36が第1クランプ部21に設けられている。第1クランプ部21と第2クランプ部22とが温水配管18を挟む状態において、一対の凹部34のそれぞれと一対の凸部36のそれぞれとが嵌め合わされる。このため、第1クランプ部21と第2クランプ部22とに対する温水配管18の延伸方向での温水配管18の位置ずれを防止することができる。よって、温水配管18をより強固に保持することができる。
特に、本実施形態の空調ユニット10では、第1凸部36aと第2凸部36bとが第1クランプ部21に設けられている。第1凸部36aと第2凸部36bとが、温水配管18のうち第1凹部34aおよび第2凹部34bが設けられた部分を挟んでいる。第1凸部36aが第1凹部34aに嵌め合わされている。第2凸部36bが第1凹部34bに嵌め合わされている。このため、第1クランプ部21と第2クランプ部22とが離れても、第1クランプ部21と温水配管18との嵌め合わせ状態を維持することができる。したがって、温水配管18の延伸方向での温水配管18の位置ずれをより防止することができる。
また、比較例1の空調ユニットでは、専用の被覆部材54が追加されている。このため、空調ユニットの価格上昇や空調ユニットの製造時における組み付け工数の増加等の問題が生じる。
これに対して、本実施形態の空調ユニット10では、図6に示すように、空調ケース12が隔壁3に設置された状態において、ケース貫通穴126は、空調ケース12のうち隔壁貫通穴3aと対向する領域内に配置されている。対向するとは、隔壁3に対して直交する方向で対向することを意味する。そして、温水配管18のうちケース貫通穴126の位置から隔壁貫通穴3aの位置までの部分18eは、第1クランプ部21、第2クランプ部22、ブラケット26、パッキン24に覆われている。このため、温水配管18は、車室内空間4に露出していない。よって、本実施形態の空調ユニット10によれば、専用の被覆部材を追加することなく、乗員が温水配管18に触れることを防止することができる。
また、比較例1の空調ユニット50では、温水配管18のうちヒータコア16から固定部52までの部分は、空調ケース12の外部で配策されている。
これに対して、本実施形態の空調ユニット10では、温水配管18のうちヒータコア16から第1クランプ部21および第2クランプ部22までの部分は、空調ケース12の内部で配策されている。このため、本実施形態の空調ユニット10によれば、温水配管18が空調ケース12の外部で配策されていない分、比較例1の空調ユニット50よりも空調ユニット全体を小型化できる。
また、本実施形態の空調ユニット10では、温水配管18のうちケース貫通穴126から空調ケース12の外側に取り出されている部分18cは、ストレート状である。
これによれば、温水配管18のうち空調ケース12の外側に取り出されている部分18cを短くすることができる。このため、空調ユニット10の小型化が可能となる。さらに、温水配管18とブラケット26との組み付けが容易となる。空調ユニット10の隔壁3への設置が容易となる。
また、比較例1の空調ユニット10では、空調ケース12と別体の部品で構成された固定部52が追加されている。
これに対して、本実施形態の空調ユニット10では、第1クランプ部21と下流側ケース122とは、一体の樹脂成形品で構成されている。第2クランプ部22と上流側下ケース124とは、一体の樹脂成形品で構成されている。このため、本実施形態の空調ユニット10によれば、比較例1の空調ユニット50と比較して、空調ユニット10を構成する部品の数を削減することができる。
また、本実施形態の空調ユニット10では、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32とブラケット26の本体部265とは、一体の樹脂成形品で構成されている。
これによれば、第1抑えリブ31および第2抑えリブ32と、ブラケット26の本体部265とが、別体である場合と比較して、空調ユニット10を構成する部品の点数を削減できる。
また、比較例1の空調ユニット10では、固定スクリュ56を用いている。このため、空調ユニット50の組み付け時に、温水配管18の延伸方向に対して垂直な方向に、固定スクリュ56を固定する必要がある。これに対して、本実施形態の空調ユニット10の組み付け時では、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22に対して、温水配管18の延伸方向にブラケット26が挿入される。これにより、温水配管18を挟んだ状態の第1クランプ部21と第2クランプ部22とが、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32との間に嵌め合わされて固定される。したがって、本実施形態の空調ユニット10によれば、空調ユニット10の組み付け時に、温水配管18の延伸方向に対して垂直な方向での作業を不要にすることができる。
(他の実施形態)
(1)上記した実施形態では、ケース貫通穴126の全部が、空調ケース12のうち隔壁貫通穴3aと対向する領域内に配置されていたが、これに限定されない。ケース貫通穴126の一部は、空調ケース12のうち隔壁貫通穴3aと対向する領域の少なくとも一部に配置されていてもよい。また、ケース貫通穴126の一部は、空調ケース12のうち隔壁貫通穴3aおよびパッキン24と対向する領域の少なくとも一部に配置されていればよい。このような場合であっても、ケース貫通穴126と隔壁貫通穴3aとの距離を短くできる。よって、温水配管18のうちケース貫通穴126の位置から隔壁貫通穴3aの位置までの部分18eを、第1クランプ部21、第2クランプ部22、ブラケット26、パッキン24によって覆うことができる。
なお、ケース貫通穴126と隔壁貫通穴3aの位置が、隔壁3に平行な方向でずれている場合、温水配管18のうちケース貫通穴126の位置から隔壁貫通穴3aの位置までの部分18eは曲がった形状であってもよい。また、この場合、この部分18eがストレート形状であって、隔壁3に対して交差する方向に延びていてもよい。
(2)上記した実施形態では、第1クランプ部21と下流側ケース122とが一体の樹脂成形品で構成され、第2クランプ部22と上流側下ケース124とが一体の樹脂成形品で構成されていたが、これに限定されない。第1クランプ部21と下流側ケース122とが、別体であってもよい。第2クランプ部22と上流側下ケース124とが、別体であってもよい。
(3)上記した実施形態では、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32とブラケット26の本体部265とが、一体の樹脂成形品で構成されていたが、これに限定されない。第1抑えリブ31および第2抑えリブ32とブラケット26の本体部265とが、別体であってもよい。この場合、第1抑えリブ31と第2抑えリブ32とは、一体の樹脂成形品で構成される。
(4)上記した実施形態では、第1クランプ部21、第2クランプ部22、第1抑えリブ31および第2抑えリブ32は、空調ケース12の外側で温水配管18を固定していたが、これに限定されない。第1クランプ部21、第2クランプ部22、第1抑えリブ31および第2抑えリブ32は、空調ケース12の内部で温水配管18を固定していてもよい。これは、例えば次のようにすることで実現可能である。第1クランプ部21および第2クランプ部22が空調ケース12と別体とされる。第1抑えリブ31および第2抑えリブ32とブラケット26の本体部265とが別体とされる。
(5)上記した実施形態では、空調ユニット10が後部座席6bの下に配置されていたが、これに限定されない。空調ユニット10は、車室2内のいずれの箇所に配置されていてもよい。例えば、空調ユニット10は、車室2のうち車両前方側に配置されていてもよい。
(6)上記した実施形態では、温水配管18のうち他端18b側が取り出される空間が車室外空間5であったが、これに限定されない。温水配管18のうち他端18b側が取り出される空間は、車室内空間4と連通するトランクルームなどの空間であってもよい。
(7)上記した実施形態では、温水配管18のうちケース貫通穴126から他端18bまでの部分18cの延伸方向は、隔壁3と直交する方向であったが、これに限定されない。この部分18cの延伸方向は、隔壁3に対して交差する方向でもってもよい。
(8)上記した実施形態では、熱交換器として、熱媒体と空気とを熱交換させて空気を加熱する加熱用熱交換器を用いたが、これに限定されない。熱交換器として、熱媒体と空気とを熱交換させて空気を冷却する冷却用熱交換器を用いてもよい。この場合、空調ユニット10は、車室内に向かって空調風としての冷風を吹き出す。熱交換器に接続される配管には、熱媒体としての冷媒が流れる。
(9)上記した実施形態では、シール部として、パッキン24とが用いられていたが、これに限定されない。シール部として、グロメット等の他のシール部材を用いてもよい。
(10)上記した実施形態では、温水配管18に一対の凹部34が設けられ、第1クランプ部21に一対の凸部36が設けられていたが、これに限定されない。
例えば、温水配管18に凹部34が1つのみ設けられ、第1クランプ部21に凸部36が1つのみ設けられていてもよい。
また、温水配管18に一対の凸部36が設けられ、第1クランプ部21に一対の凹部34が設けられていてもよい。また、温水配管18に凸部と凹部とが1つずつ設けられ、第1クランプ部21に凸部と凹部とが1つずつ設けられていてもよい。要するに、第1凹部34aと第1凸部36aの一方が、温水配管18と第1クランプ部21の一方に設けられ、第1凹部34aと第1凸部36aの一方と異なる他方が、温水配管18と第1クランプ部21の一方と異なる他方に設けられていればよい。第2凹部34bと第2凸部36bの一方が、温水配管18と第1クランプ部21の一方に設けられ、第2凹部34bと第2凸部36bの一方と異なる他方が、温水配管18と第1クランプ部21の一方と異なる他方に設けられていればよい。
また、第1クランプ部21の一対の凸部36に加えて、第2クランプ部22に一対の凸部を設けてもよい。また、一対の凹部34および一対の凸部36のそれぞれの形状は、図に示す形状に限定されない。
(11)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空調ユニットは、空調ケースと、熱交換器と、配管と、固定部とを備える。固定部は、配管を挟む第1クランプ部および第2クランプ部と、配管を挟んだ状態の第1クランプ部と第2クランプ部の両者を挟んで抑える第1抑え部および第2抑え部とを有する。第1クランプ部と第2クランプ部とは、互いに別体の成形品で構成されている。第1抑え部と第2抑え部とは、一体の成形品で構成されている。
また、第2の観点によれば、配管は、配管側嵌合部が設けられている。第1クランプ部は、配管側嵌合部と嵌め合わされるクランプ側嵌合部が設けられている。配管側嵌合部は、凹部と凸部のうち一方で構成される。クランプ側嵌合部は、凹部と凸部のうち一方と異なる他方で構成される。
これによれば、配管側嵌合部とクランプ側嵌合部とが嵌め合わされた状態で、配管が第1クランプ部と第2クランプ部とによって挟まれている。このため、配管の延伸方向での固定部に対する配管の位置ずれを防止することができる。よって、より強固に配管を保持することができる。
また、第3の観点によれば、配管側嵌合部は、配管側第1嵌合部である。クランプ側嵌合部は、クランプ側第1嵌合部である。凹部は、第1凹部である。凸部は、第1凸部である。配管は、配管側第1嵌合部に対向して配置された配管側第2嵌合部が設けられている。第1クランプ部は、クランプ側第1嵌合部に対向して配置され、配管側第2嵌合部と嵌め合わされるクランプ側第2嵌合部が設けられている。クランプ側第1嵌合部およびクランプ側第2嵌合部は、配管のうち配管側第1嵌合部嵌合部および配管側第2嵌合部が設けられた部分を挟んでいる。配管側第2嵌合部は、第2凹部と第2凸部のうち一方で構成される。クランプ側第2嵌合部は、第2凹部と第2凹部のうち一方と異なる他方で構成される。
これによれば、クランプ側第1嵌合部とクランプ側第2嵌合部とが第1クランプ部に設けられている。クランプ側第1嵌合部とクランプ側第2嵌合部とが、配管のうち配管側第1嵌合部および配管側第2嵌合部が設けられた部分を挟んでいる。クランプ側第1嵌合部とクランプ側第2嵌合部とが、配管側第1クランプ部と配管側第2クランプ部と嵌め合わされる。このため、第1クランプ部と第2クランプ部とが離れても、第1クランプ部と配管の嵌め合わせ状態を維持することができる。したがって、配管の延伸方向での固定部に対する配管の位置ずれをより防止することができる。
また、第4の観点によれば、空調ケースの壁は、壁を貫通するケース貫通穴を有する。配管は、一端とその反対側の他端とを有し、一端を含む一端側が空調ケースの内部で熱交換器に接続され、他端を含む他端側がケース貫通穴を通って空調ケースの外側に取り出されている。空調ケースは、ケース貫通穴を挟んだ両側に位置する第1ケース部および第2ケース部を有する。第1ケース部は、ケース貫通穴を囲む周縁部の一部を有する。第2ケース部は、周縁部の他の一部を有する。第1クランプ部は、第1ケース部の周縁部の一部から空調ケースの外側に向かって延びている。第1クランプ部と第1ケース部とは、一体の成形品で構成されている。第2クランプ部は、第2ケース部の周縁部の他の一部から空調ケースの外側に向かって延びている。第2クランプ部と第2ケース部とは、一体の成形品で構成されている。
これによれば、第1クランプ部および第2クランプ部が空調ケースと一体である。このため、第1クランプ部および第2クランプ部が空調ケースと別体である場合と比較して、空調ユニットを構成する部品の数を削減することができる。
また、第5の観点によれば、空調ケースは、車体が有する隔壁に設置される。隔壁は、空調ケースが設置される側の車室内空間と、車室内空間に対して隔壁を挟んだ反対側の反対側空間とを隔ているとともに、隔壁を貫通する隔壁貫通穴を有する。配管の他端側は、隔壁貫通穴を通って反対側空間に取り出されている。空調ユニットは、隔壁貫通穴を囲む周縁部と配管との間の隙間を塞ぐシート状のパッキンと、パッキンが設置され、隔壁との間にパッキンを挟むパッキン設置部とを備える。第1抑え部と第2抑え部とパッキン設置部とは、一体の成形品で構成されている。
これによれば、第1抑え部および第2抑え部と、パッキン設置部とが一体である。このため、両者が別体である場合と比較して、空調ユニットを構成する部品の点数を削減できる。換言すると、抑え部を別部品で追加することが不要になる。
12 空調ケース
16 ヒータコア
18 温水配管
21 第1クランプ部
22 第2クランプ部
24 パッキン
26 ブラケット
31 第1抑えリブ
32 第2抑えリブ

Claims (5)

  1. 車室内に向かって空調風を吹き出す車両用の空調ユニットであって、
    空気通路(12a)が内部に形成された空調ケース(12)と、
    前記空調ケースの内部に配置され、熱媒体と空気とを熱交換させる熱交換器(16)と、
    前記熱交換器に接続され、前記熱媒体が流れる配管(18)と、
    前記配管を前記空調ケースに固定する固定部(21、22、31、32)とを備え、
    前記固定部は、前記配管を挟む第1クランプ部(21)および第2クランプ部(22)と、前記配管を挟んだ状態の前記第1クランプ部と前記第2クランプ部の両者を挟んで抑える第1抑え部(31)および第2抑え部(32)とを有し、
    前記第1クランプ部と前記第2クランプ部とは、互いに別体の成形品で構成され、
    前記第1抑え部と前記第2抑え部とは、一体の成形品で構成されている空調ユニット。
  2. 前記配管は、配管側嵌合部が設けられ、
    前記第1クランプ部は、前記配管側嵌合部と嵌め合わされるクランプ側嵌合部が設けられ、
    前記配管側嵌合部は、凹部(34a)と凸部(36a)のうち一方で構成され、
    前記クランプ側嵌合部は、前記凹部と前記凸部のうち前記一方と異なる他方で構成される請求項1に記載の空調ユニット。
  3. 前記配管側嵌合部は、配管側第1嵌合部であり、
    前記クランプ側嵌合部は、クランプ側第1嵌合部であり、
    前記凹部は、第1凹部であり、
    前記凸部は、第1凸部であり、
    前記配管は、前記配管側第1嵌合部に対向して配置された配管側第2嵌合部が設けられ、
    前記第1クランプ部は、前記クランプ側第1嵌合部に対向して配置され、前記配管側第2嵌合部と嵌め合わされるクランプ側第2嵌合部が設けられ、
    前記クランプ側第1嵌合部および前記クランプ側第2嵌合部は、前記配管のうち前記配管側第1嵌合部嵌合部および前記配管側第2嵌合部が設けられた部分を挟んでおり、
    前記配管側第2嵌合部は、第2凹部(34b)と第2凸部(36b)のうち一方で構成され、
    前記クランプ側第2嵌合部は、前記第2凹部と前記第2凹部のうち前記一方と異なる他方で構成される請求項2に記載の空調ユニット。
  4. 前記空調ケースの壁(125)は、前記壁を貫通するケース貫通穴(126)を有し、
    前記配管は、一端(18a)とその反対側の他端(18b)とを有し、前記一端を含む一端側が前記空調ケースの内部で前記熱交換器に接続され、前記他端を含む他端側が前記ケース貫通穴を通って前記空調ケースの外側に取り出されており
    前記空調ケースは、前記ケース貫通穴を挟んだ両側に位置する第1ケース部(122)および第2ケース部(124)を有し、
    前記第1ケース部は、前記ケース貫通穴を囲む周縁部(127)の一部(127a)を有し、
    前記第2ケース部は、前記周縁部の他の一部(127b)を有し、
    前記第1クランプ部は、前記第1ケース部の前記周縁部の前記一部から前記空調ケースの外側に向かって延びており、
    前記第1クランプ部と前記第1ケース部とは、一体の成形品で構成され、
    前記第2クランプ部は、前記第2ケース部の前記周縁部の前記他の一部から前記空調ケースの外側に向かって延びており、
    前記第2クランプ部と前記第2ケース部とは、一体の成形品で構成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空調ユニット。
  5. 前記空調ケースは、車体が有する隔壁(3)に設置され、
    前記隔壁は、前記空調ケースが設置される側の車室内空間(4)と、前記車室内空間に対して前記隔壁を挟んだ反対側の反対側空間(5)とを隔ているとともに、前記隔壁を貫通する隔壁貫通穴(3a)を有し、
    前記配管の他端側は、前記隔壁貫通穴を通って前記反対側空間に取り出されており、
    前記空調ユニットは、
    前記隔壁貫通穴を囲む周縁部と前記配管との間の隙間を塞ぐシート状のパッキン(24)と、
    前記パッキンが設置され、前記隔壁との間に前記パッキンを挟むパッキン設置部(265)とを備え、
    前記第1抑え部と前記第2抑え部と前記パッキン設置部とは、一体の成形品で構成されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の空調ユニット。
JP2016250242A 2016-10-26 2016-12-23 空調ユニット Active JP6680198B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016250242A JP6680198B2 (ja) 2016-12-23 2016-12-23 空調ユニット
PCT/JP2017/037037 WO2018079286A1 (ja) 2016-10-26 2017-10-12 空調ユニット
CN201780066047.XA CN109890634B (zh) 2016-10-26 2017-10-12 空调单元

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016250242A JP6680198B2 (ja) 2016-12-23 2016-12-23 空調ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018103694A JP2018103694A (ja) 2018-07-05
JP6680198B2 true JP6680198B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=62786431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016250242A Active JP6680198B2 (ja) 2016-10-26 2016-12-23 空調ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6680198B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3125111A1 (fr) * 2021-07-12 2023-01-13 Valeo Systemes Thermiques Unité de production thermique d’un véhicule automobile.

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113959089B (zh) * 2021-11-25 2022-11-25 南通长盈机电设备有限公司 空调系统的热交互新风节能装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3125111A1 (fr) * 2021-07-12 2023-01-13 Valeo Systemes Thermiques Unité de production thermique d’un véhicule automobile.
WO2023285173A1 (fr) * 2021-07-12 2023-01-19 Valeo Systemes Thermiques Unité de production thermique d'un véhicule automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018103694A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7484379B2 (en) Air conditioner
JP5447354B2 (ja) 車両用空調装置
JP6187033B2 (ja) センターコンソール構造
JP6680198B2 (ja) 空調ユニット
WO2019181180A1 (ja) 配管支持機構付空調装置
JP6729350B2 (ja) 空調ユニット
EP2944487B1 (en) Light weight hvac module
JP6926792B2 (ja) 車両用空調装置
WO2018079286A1 (ja) 空調ユニット
WO2019176390A1 (ja) 空調装置
JP6390372B2 (ja) 車両における車載部品取付用のブラケット
WO2019044352A1 (ja) 支持装置および車両用空調装置
JP6699525B2 (ja) 車両用空調ユニット
JP5462670B2 (ja) 車両用空調装置
WO2017141514A1 (ja) 車両用空調ユニット
US7147039B2 (en) Air routing device for a motor vehicle air conditioning or heating system
JP2006248476A (ja) 自動車用空気調和装置
JP6087180B2 (ja) 車両用シート空調装置及び車両用シート
JP6658452B2 (ja) 空調ユニット
JP6702441B2 (ja) 空調ユニット
KR102111325B1 (ko) 차량용 공조장치
JP4740977B2 (ja) ダクトの接合構造
JP3890993B2 (ja) 車両用空調装置
CN115667836A (zh) 用于热交换器的歧管的保护构件
JP4383834B2 (ja) 車体前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6680198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250