JP6679992B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子の出力端子間の電位差を制限するダイナミッククランプ回路を備えた半導体装置に関する。
従来、例えばスイッチング素子としてMOSFETを採用するとき、ドレイン−ソース間電圧Vdsについてのクランプ電圧をロードダンプに代表されるサージ電圧以上に設定することでMOSFETのオフ状態を維持して素子の破壊を防止することが行われていた。
しかしながら、過電流検出時の保護動作などの際にサージ電圧相当の比較的高い電圧でVdsがクランプされていると、保護動作中の消費電力が大きくなってしまう。また、大きな電力消費に伴う発熱が問題となる場合があった。さらに、素子の微細化に伴い、Vdsの増大による発熱量の増大が従来の素子に較べて顕著になっている。
特許文献1には、クランプ電圧を可変にした半導体集積回路が開示されている。この半導体集積回路では、高いサージ電圧が想定される場合にはクランプ電圧を高く設定し、負荷ショートに代表されるような短時間で高エネルギーを素子で吸収する必要がある場合にはクランプ電圧を低下させる。これにより、高エネルギーを素子で吸収する際の消費電力を抑制でき、発熱量を抑制することができる。
特開2001−85618号公報
ところで、負荷の地絡等によりスイッチング素子に意図しない電流が流れることを懸念し、負荷をスイッチング素子よりも基準電位側、例えばグランド電位側に配置する要請がある。すなわち、ダイナミッククランプ回路をハイサイドドライバに適用する要請がある。
しかしながら、特許文献1に記載の半導体集積回路においては、ダイナミッククランプ回路が制御するクランプ電圧はグランド電位を基準にする必要がある。このため、このダイナミッククランプ回路は、負荷をスイッチング素子よりも電源側に配置するローサイドドライバでのみ適用可能な構成となっており、ハイサイドドライバに適用するための要請を満たすことができない。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡素な回路構成を以って、ハイサイドおよびローサイドドライバを問わず適用可能なクランプ回路を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、電源電位とされる電源ノード(T0)と、所定の基準電位とされる第1基準ノード(T1)との間において負荷(200)に対して直列に接続されるスイッチング素子(300)に対して、電源ノード側に接続される第1端子と、第1基準ノード側に接続される第2端子と、の間の端子間電位差を所定のクランプ電圧に制御する制御部(50)を備え、スイッチング素子は、第1端子と第2端子との間に流れる電流を制御するための制御端子を有するものであり、第1端子と制御端子の間に接続され、第1クランプ電圧以上の電圧で通電する第1クランプ回路(20)と、制御端子と制御部の基準電位とされる第2基準ノードとの間に接続され、制御端子の電荷を充放電して端子間電位差を第1クランプ電圧よりも低い第2クランプ電圧とする第2クランプ回路(30)と、制御端子と第2端子との間に接続され、制御端子の電荷を放電する第3クランプ回路(40)と、を備え、制御部は、負荷を流れる負荷電流を検出する過電流検出部(50b)を有し、制御部は、負荷電流が所定の閾値以上となった場合において第2クランプ回路を有効にするとともに、第2クランプ回路が有効になってから所定時間後に第3クランプ回路を有効にし、第2クランプ回路が有効になってから第3クランプ回路が有効になるまでの所定時間τは、負荷を含めたインダクタンスLと、負荷を流れる電流値Iと、第2クランプ電圧V と、電源電位VCCとを用いて、τ≧IL/(V −VCC)の関係を満たす。
これによれば、ロードダンプ等のサージ電圧に対しては、端子間電位差を第1クランプ電圧よりも高い電圧で維持できるのでスイッチング素子のオフを維持することができる。
さらに、負荷ショート等に起因する過電流に対しては、第2クランプ回路によって端子間電位差が第1クランプ電圧よりも小さい第2クランプ電圧にクランプされるので、スイッチング素子における消費電力を低減して発熱量を抑制することができる。この第2クランプ回路は、スイッチング素子における制御端子の電荷を、第2基準ノードを基準にして充放電して第2クランプ電圧を実現するものであるから、負荷とスイッチング素子との接続関係、すなわちスイッチング素子がハイサイド側かローサイド側かに依らず、端子間電位差のクランプ機能を奏することができる。
さらに、第3クランプ回路によって、スイッチング素子の制御端子の電荷が第2端子を基準にして放電される。換言すれば、制御端子と第2端子との間の電位差を略同一にすることができるので、より確実にスイッチング素子をオフ状態に維持することができる。
第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す回路図である。 制御部の詳細を示す回路図である。 第2クランプ回路および第3クランプ回路に係る動作を示すタイミングチャートである。 第2クランプ回路の変形例を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
最初に、図1および図2を参照して、本実施形態に係る半導体装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における半導体装置100は、負荷200に流れる電流を制御するスイッチング素子300の制御端子たるゲート電極Gへゲート電圧を印加するための駆動装置である。負荷200は例えば所定の抵抗値を有する抵抗体であり、配線を含めて所定のインダクタンスを有している。スイッチング素子300は例えばMOSFETであり、制御端子たるゲート電極Gと、出力電流が流れるドレイン電極Dとソース電極Sとを有する3端子素子である。ここで、ドレイン電極Dとソース電極Sは、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1端子、第2端子に相当する。本実施形態ではスイッチング素子300としてMOSFETを例示するが、スイッチング素子300の種類に限定はなく、例えばIGBTでも良い。スイッチング素子300がIGBTの場合には、第1端子たるドレイン電極Dはコレクタ電極に、第2端子たるソース電極はエミッタ電極に言い換えることができる。
スイッチング300と負荷200は、電位が電源電位VCCに設定された電源ノードT0と、電位が所定の基準電位GNDPに設定された第1基準ノードT1との間で直列に接続されている。図1に示す例は、スイッチング素子300が負荷200に対して電源電位VCC側に配置されたハイサイド配置となっている。すなわち、スイッチング素子300のドレイン電極Dは電源ノードT0に接続され、ソース電極Sは負荷200の一端に接続され、負荷200の他端は第1基準ノードT1に接続されている。
半導体装置100は、ゲート端子Gに対してゲート電極を印加するための駆動装置であり、ゲート電圧を出力するドライバ10と、第1クランプ回路20と、第2クランプ回路30と、第3クランプ回路40と、制御部50と、を備えている。
ドライバ10は、ゲート駆動回路において一般的に用いられるドライブ回路を採用することができる。スイッチング素子300のゲート容量や流すべき出力電流に応じて適切なドライブ能力を発揮するドライブ回路が選択されていればよいのであり、ここでの詳しい説明は省略する。
第1クランプ回路20は、図1に示すように、ゲート電極Gとドレイン電極Dとの間に接続されている。第1クランプ回路20は、カソードをドレイン電極Dに接続するように、複数のツェナーダイオード21が直列接続されることにより構成されている。また、第1クランプ回路20は、ゲート電極Gからドレイン電極Dへ流れる電流を制限するダイオード22を有している。
また、半導体装置100はゲート電極Gとソース電極Sとの間に介在するゲート抵抗器60を備えている。後述する第2クランプ回路30および第3クランプ回路40が無効のとき、ソース電極Sを基準とするドレイン−ソース間電圧Vdsは、VCC基準でVZe+Vtにクランプされる。ここで、VZeはツェナーダイオード21により規定される電圧であり、直列接続されるツェナーダイオード素子の数によって可変である。また、Vtはスイッチング素子300の閾値電圧である。ここでのクランプ電圧Vds≒VZe+Vtが特許請求の範囲に記載の第1クランプ電圧に相当する。なお、正しくはダイオード22の順方向電圧VFを加算した値がクランプ電圧となるが、説明を簡単にするために以降の説明ではクランプ電圧をVZe+Vtに近似する。
第2クランプ回路30は、図1に示すように、制御端子たるゲート電極Gと、電位が所定の基準電位GNDXとされた第2基準ノードT2との間に挿設されている。第2クランプ回路30は、所定の抵抗値R2を有する抵抗器31と、抵抗器31と第2基準ノードT2の間に設けられたスイッチ32とを有している。特許請求の範囲に記載の、第2クランプ回路が有効になるとは、スイッチ32がオン(閉成)することによってゲート電極Gが第2クランプ回路30を介して第2基準ノードT2と接続されることに相当する。スイッチ32は後述する制御部50からイネーブル信号が入力されることによりオンされるものであり、例えばMOSFETを採用することができる。
後述の第3クランプ回路40が無効の状態で第2クランプ回路30が有効になると、ゲート電極Gは基準電位GNDX近傍の電圧でクランプされるため、VdsはGNDXを基準にしてVCC+Vtにクランプされる。ここでのクランプ電圧Vds≒VCC+Vtが特許請求の範囲に記載の第2クランプ電圧に相当する。
第3クランプ回路40は、図1に示すように、制御端子たるゲート電極Gと、ソース電極Sとの間に挿設されている。つまり、ゲート抵抗器60と並列に接続されている。第3クランプ回路40は、所定の抵抗値R3を有する抵抗器41と、抵抗器41とソース電極Sとの間に設けられたスイッチ42とを有している。特許請求の範囲に記載の、第3クランプ回路が有効になるとは、スイッチ42がオン(閉成)することによってゲート電極Gが第3クランプ回路40を介してソース電極Sと接続されることに相当する。スイッチ42は後述する制御部50からイネーブル信号が入力されることによりオンされるものであり、例えばMOSFETを採用することができる。
第3クランプ回路40が有効になると、ゲート電極Gはソース電極Sと略同電位になるため、スイッチング素子300をより確実にオフ状態にすることができる。
制御部50は、第2クランプ回路30におけるスイッチ32と、第3クランプ回路40におけるスイッチ42のオンオフを制御している。本実施形態における制御部50は、図2に示すように、過熱検出部50aと過電流検出部50bとを有している。
過熱検出部50aは、感温ダイオード51と、感温ダイオード51に定電流を供給する定電流源52と、コンパレータ53と、コンパレータ53に参照電圧を供給する参照電源54とを有している。コンパレータ53はVCCを電源電位とし、GNDXを基準電位として構成されている。感温ダイオード51は、例えばスイッチング素子300の近傍に配置されている。感温ダイオード51は、置かれた環境の温度と定電流源52により規定される電流値に基づいた電圧値をコンパレータ53に入力している。参照電源54が規定する参照電圧はスイッチング素子300が過熱であると判断される閾値温度に対応した電圧に設定されている。コンパレータ53は、温度に基づく電圧と参照電圧とを比較し、スイッチング素子300の温度が閾値温度よりも大きいときにイネーブルとなる信号を出力する。
過電流検出部50bは、コンパレータ55とコンパレータ55に参照電圧を供給する参照電源56とを有している。コンパレータ55は、過熱検出部50aにおけるコンパレータ53と同様に、VCCを電源電位とし、GNDXを基準電位として構成されている。参照電源56が規定する参照電圧はスイッチング素子300に流れる出力電流が過電流であると判断される閾値電流に対応した電圧に設定されている。コンパレータ55には、スイッチング素子300を流れる電流に対応するソース電圧(VOUT)が入力されている。コンパレータ55は、出力電流に基づくソース電圧と参照電圧とを比較し、スイッチング素子300の出力電流が閾値電流よりも大きいときにイネーブルとなる信号を出力する。この過電流検出部50bは、特許請求の範囲に記載の電流検出部に相当している。
過熱検出部50aにおけるコンパレータ53、および、過電流検出部50bにおけるコンパレータ55の出力はOR回路57に入力される。OR回路57は、コンパレータ53,55の少なくとも一方の出力がイネーブルならばイネーブルとなる信号を出力する。
OR回路57の出力信号は第2クランプ回路30におけるスイッチ32に対して出力されるとともにタイマー58に入力される。タイマー58は発振器59に接続され、OR回路57からのイネーブル信号が入力されてから所定時間後にイネーブル信号を出力するようになっている。タイマー58からのイネーブル信号は第3クランプ回路40におけるスイッチ42に入力される。
上記したように、過熱検出部50aが過熱を検出する、または過電流検出部50bが過電流を検出すると、制御部50はスイッチ32に対してイネーブル信号を出力して第2クランプ回路30を有効にする。そして、所定時間後にスイッチ42に対してイネーブル信号を出力して第3クランプ回路40を有効にする。
なお、タイマー58にイネーブル信号が入力されてからタイマー58がイネーブル信号を出力するまでの所定時間τは任意に設定することができるが、負荷200および配線を含むインダクタンスLに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子300にて吸収できるように設定することが好ましい。インダクタンスに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子300で吸収するために要する時間tは負荷電流Iと第2クランプ電圧Vを用いて、t=IL/(V−VCC)となる。
ここで、タイマー58にイネーブル信号が入力されてからタイマー58がイネーブル信号を出力するまでの所定時間τは、インダクタンスLに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子300で吸収できる時間を設定することが好ましいので、τ≧t=IL/(V−VCC)とすることが好ましい。
次に、図3を参照して、負荷200の短絡を例に、本実施形態に係る半導体装置100の動作について説明する。
まず、図3に示す時刻t1において、図示しないECU等が負荷200への通電を指示するとドライバ10がオン状態となりゲート電圧の印加を開始する。ゲート電圧が上昇するのに伴ってスイッチング素子300のソース電圧に相当するVOUTが上昇して出力電流が流れる。
時刻t2において負荷200の短絡が発生したと仮定する。出力電流が上昇して時刻t3において制御部50が過電流を検出すると、ドライバ10の駆動がオフされるとともに第2クランプ回路30が有効になる。これにより、スイッチング素子300のゲート電極Gは制御部50の基準電位であるGNDXを基準にしてクランプされ、上記したように、VdsもVds≒Vtなる第2クランプ電圧にクランプされる。第1クランプ電圧に現れるVZe項は、ロードダンプ等の高電圧に対応するためにVCCに較べて十分大きく設定されることが一般的であり、第1クランプ電圧は第2クランプ電圧よりも大きい。逆に言えば、第2クランプ電圧は第1クランプ電圧よりも十分小さいので、短絡に係る過電流に起因する消費電力を低減することができるとともに、発熱量を抑制することができる。
本実施形態の半導体装置100では、スイッチング素子300のゲート電極Gを、GNDXを基準にしてクランプするので、レベルシフト回路などの複雑な回路を採用することなくVdsのクランプを実現することができる。そして、このクランプは、本実施形態のようにハイサイドドライバにおいて実現可能である。
時刻t3において第2クランプ回路30が有効になった後、所定時間τの経過後の時刻t4に第3クランプ回路40が有効になる。これにより、スイッチング素子300のゲート電極Gとソース電極Sが略短絡された状態となるため、スイッチング素子300をより確実にオフ状態にすることができる。
なお、本実施形態では、第2クランプ回路30が有効になる際に、スイッチング素子300のゲート電極Gが制御部50の基準電位であるGNDXを基準にしてクランプされる形態について説明しているが、ゲート電極Gの接続先は基準電位GNDPであっても良い。すなわち、特許請求の範囲に記載において、第2基準ノードが第1基準ノードと同一であることを妨げない。
しかしながら、第2クランプ回路30が有効になる際のゲート電極Gの接続先は電位が安定していることが好ましいので、制御部50やECUといった制御系のモジュールに接続され、より安定が求められる基準電位に接続されていることが好ましい。
(変形例1)
図4に示すように、第2クランプ回路30と第2基準ノードT2との間に、第2クランプ回路30を第2基準ノードT2に設定された電位であるGNDXよりも高い電位に昇圧する昇圧部33を備えているとより好ましい。
第3クランプ回路40のスイッチ42がNMOSである場合において、第2クランプ回路30が有効にされているとき、スイッチング素子300のゲート電極Gが基準電位GNDXに近い電位にクランプされていると、閾値電圧によってはスイッチ42が誤ってオンする虞がある。本変形例における半導体装置100では、昇圧部33が挿設されていない形態に較べて、第2クランプ回路30オン時のゲート電圧を高くできるので、第3クランプ回路40の意図しない有効化を防止することができる。
なお、昇圧部33は、第2クランプ回路30をGNDXよりも高い電位にできれば良いので、図4に示す電源回路に限定されない。例えばダイオードや、ゲート−ドレインショートされたNMOSであっても良い。
(第2実施形態)
第1実施形態では、半導体装置100が、スイッチング素子300が負荷200に対して電源電位VCC側に配置されたハイサイドドライバに適用される例について説明した。これに対して、第2実施形態では、半導体装置100がローサイドドライバに適用される例について説明する。
半導体装置100を構成する要素は第1実施形態と同一である。本実施形態において、スイッチング素子300のドレイン電極Dは、図5に示すように、負荷200を介して電源ノードT0に接続されている。一方、ソース電極Sは直接的に第1基準ノードT1に接続されている。半導体装置100のうち第1クランプ回路20は、一端がドレイン電極Dと負荷200の中間点に接続され、他端はゲート電極Gに接続されている。
このように、半導体装置100は、その回路構成を変更することなく、ハイサイドドライバにも、ローサイドドライバにも適用することが可能である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態における第2クランプ回路30の抵抗器31は、スイッチング素子300のゲート電極の充放電が可能な定電流源やツェナーダイオードに置き換えることが可能である。
また、上記した各実施形態における第3クランプ回路40の抵抗器41は、スイッチング素子300のゲート電極の放電が可能な定電流源やツェナーダイオードに置き換えることが可能である。
抵抗器31および抵抗器41を定電流源に置き換える場合には、その電流値を第3クランプ回路40のほうが大きくなるように設定する。これにより、第2クランプ回路30によるクランプ動作の後、ゲート電極Gの電位Vgは第3クランプ回路40に起因する定電流に依存するようになるので、第3クランプ回路40による確実なスイッチング素子300のオフを実現することができる。
さらに、スイッチ32およびスイッチ42は、単にダイオードに置き換えても良い。この場合、抵抗器31の抵抗値R2と抵抗器41の抵抗値R3との関係はR2>R3を満たすようにする。これにより、第2クランプ回路30によるクランプ動作の後、ゲート電極Gの電位Vgは抵抗値R3に依存するようになるので、第3クランプ回路40による確実なスイッチング素子300のオフを実現することができる。
上記した各実施形態において、制御部50の構成は図2に示すものに限定されることはなく、スイッチング素子300の出力電流の異常を検出できる構成であれば良い。
10…ドライバ,20…第1クランプ回路,30…第2クランプ回路,40…第3クランプ回路,50…制御部,100…半導体装置,200…負荷,300…スイッチング素子,VCC…電源電位

Claims (2)

  1. 電源電位とされる電源ノード(T0)と、所定の基準電位とされる第1基準ノード(T1)との間において負荷(200)に対して直列に接続されるスイッチング素子(300)に対して、前記電源ノード側に接続される第1端子と、前記第1基準ノード側に接続される第2端子と、の間の端子間電位差を所定のクランプ電圧に制御する制御部(50)を備え、
    前記スイッチング素子は、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる電流を制御するための制御端子を有するものであり、
    前記第1端子と前記制御端子の間に接続され、第1クランプ電圧以上の電圧で通電する第1クランプ回路(20)と、
    前記制御端子と前記制御部の基準電位とされる第2基準ノードとの間に接続され、前記制御端子の電荷を充放電して前記端子間電位差を第1クランプ電圧よりも低い第2クランプ電圧とする第2クランプ回路(30)と、
    前記制御端子と前記第2端子との間に接続され、前記制御端子の電荷を放電する第3クランプ回路(40)と、を備え、
    前記制御部は、前記負荷を流れる負荷電流を検出する過電流検出部(50b)を有し、
    前記制御部は、前記負荷電流が所定の閾値以上となった場合において前記第2クランプ回路を有効にするとともに、前記第2クランプ回路が有効になってから所定時間後に前記第3クランプ回路を有効にし、
    前記第2クランプ回路が有効になってから前記第3クランプ回路が有効になるまでの所定時間τは、前記負荷を含めたインダクタンスLと、前記負荷を流れる電流値Iと、前記第2クランプ電圧V と、電源電位VCCとを用いて、τ≧IL/(V −VCC)の関係を満たす半導体装置。
  2. 前記第2クランプ回路と前記第2基準ノードとの間において、前記制御部の基準電位に対して第2クランプ回路の電位を高くする昇圧部(33)を備える請求項1に記載の半導体装置。
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