JP6679421B2 - テープフィーダ及び部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、使用する部品供給テープの部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成され、且つ、ピッチ送り毎のスプロケットの停止位置(部品供給テープの停止位置)を確認する機能を搭載したテープフィーダ及び部品実装機に関する発明である。
特許文献1(特開2007−227685号公報)に記載されているように、テープフィーダは、多数の部品が所定の部品配列ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを部品配列ピッチずつピッチ送りして、該部品供給テープ内の部品を部品吸着位置で1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するようにしている。この場合、ピッチ送り毎のスプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていると、部品供給テープ内の部品が部品吸着位置からずれて部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常が発生する原因となるため、ピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認することが望ましい。
また、テープフィーダにセットした部品供給テープの部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成されている場合は、使用する部品供給テープの部品配列ピッチに応じてスプロケットの停止位置の検出ピッチを切り換える必要がある。
そこで、特許文献1に記載されたテープフィーダでは、スプロケットの歯を基準位置で検出する基準センサ(第1の光センサ)と、基準位置からスプロケットの歯ピッチの半ピッチ分だけずれた位置で歯を検出する補助センサ(第2の光センサ)とを設け、ピッチ送りする部品供給テープの部品配列ピッチがスプロケットの歯ピッチと一致する場合は、基準センサでスプロケットの歯を検出するまでスプロケットのモータを回転させて停止させるという処理を繰り返すことで、部品供給テープをスプロケットの歯ピッチに相当する部品配列ピッチずつピッチ送りし、一方、ピッチ送りする部品供給テープの部品配列ピッチがスプロケットの歯ピッチの半ピッチ分である場合は、補助センサと基準センサのどちらかでスプロケットの歯を検出するまでスプロケットのモータを回転させて停止させるという処理を繰り返すことで、部品供給テープをスプロケットの歯ピッチの半ピッチ分に相当する部品配列ピッチずつピッチ送りするようにしている。
特開2007−227685号公報
しかし、上記特許文献1のテープフィーダでは、2種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認する手段として、2個の光センサ(基準センサと補助センサ)を必要とするため、搭載する光センサの数が増えて、その分、コスト高になる。しかも、近年のテープフィーダは、薄型化されて、スプロケット周辺の空きスペースが狭くなっているため、スプロケット周辺に2個の光センサを配置することがスペース的に困難な場合もあり、省スペース化の要求にも反する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、切り換え可能な複数種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認するシステムを、1個の光センサのみで安価に構成できるテープフィーダ及び部品実装機を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、多数の部品が所定の部品配列ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記部品配列ピッチずつピッチ送りして、該部品供給テープ内の部品を部品吸着位置で1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、前記テープフィーダは、使用する部品供給テープの部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成され、且つ、ピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認する停止位置確認装置を備え、前記停止位置確認装置は、前記スプロケット又は前記モータの回転力を前記スプロケットに伝達する回転伝達系の歯車又はこれらの回転に連動して回転する回転部材のいずれかにその回転軸を中心とする同一円周領域に所定角度ピッチで形成された光透過孔と、各光透過孔間のピッチを等分した位置に光の反射を防止又は低減するように設けられた光反射防止部と、前記光透過孔及び前記光反射防止部の回転領域と対向する位置にピッチ送り毎に停止した前記光透過孔と前記光反射防止部のどちらかと対向して検出信号を出力するように設けられた1個の反射型の光センサと、ピッチ送り毎に前記光センサから前記検出信号が出力されているか否かを判定することで前記スプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていないか否かを判定する制御部とを備え、前記光センサから前記検出信号が出力される位置の間隔である検出ピッチがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチと同一となるように設定され、前記検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープのピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認可能に構成されていることを第1の特徴とし、更に、前記光透過孔及び前記光反射防止部は、回転方向の幅寸法が前記スプロケットの停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成され、前記制御部は、ピッチ送り毎の判定結果に基づいて前記スプロケットの回転状態の点検の要否を判定し、その結果、前記スプロケットの回転状態の点検が必要と判定したときにそれを作業者に通知する処理を実行することを第2の特徴とするものである。
このようにすれば、切り換え可能な複数種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認するシステムを1個の反射型の光センサのみで安価に構成できる。しかも、反射型の光センサは、検出対象の片側のみに配置できるため、検出対象の両側に配置する透過型の光センサと比べて、狭いスペースでも配置できる利点もある。
ところで、請求項1に係る発明の特徴の1つは、所定角度ピッチで形成された光透過孔間のピッチを等分(例えば2等分、3等分など)した位置に光反射防止部を設けることであるが、光透過孔間のピッチを等分した位置に、光反射防止部に代えて、光透過孔を形成した構成としても、同様に、切り換え可能な複数種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認することができる。しかし、この構成では、スプロケット又は歯車などの回転部材に形成する光透過孔の数が2倍以上に増加するため、スプロケット又は歯車などの回転部材の機械的強度が低下してしまい、ピッチ送り精度や耐久性に悪影響を及ぼす懸念がある。
その点、請求項1に係る発明では、光透過孔間のピッチを等分した位置に、光透過孔ではなく、光反射防止部を設けるため、スプロケット又は歯車などの回転部材の機械的強度が低下せず、ピッチ送り精度や耐久性に悪影響を及ぼすこともない。しかも、既存の光透過孔間に後付けで光反射防止部を設けることが可能であるため、光透過孔と反射型の光センサとを組み合わせた既存の停止位置確認装置に対して本発明を安価に適用して実施できる利点もある。
更に、請求項1に係る発明では、前記光透過孔及び前記光反射防止部は、回転方向の幅寸法がスプロケットの停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成され、前記制御部は、ピッチ送り毎の判定結果に基づいて前記スプロケットの回転状態の点検の要否を判定するようにしている。このようにすれば、何らかの原因でスプロケットの停止位置のずれ量が許容最大ずれ量を超えてスプロケットの回転状態の点検が必要になったときに、それを早期に検出することが可能となり、スプロケットの回転状態の点検が行われないまま使い続けることを防止できる。
しかも、請求項1に係る発明では、前記制御部は、前記スプロケットの回転状態の点検が必要と判定したときにそれを作業者に通知する処理を実行するようにしている。この作業者への通知は、部品実装機などの表示装置への表示や音声で行ったり、作業者の携帯端末の表示部に表示するようにすれば良い。これにより、作業者にスプロケットの回転状態の点検を早期に行うように促すことができる。
上述した請求項1に係る発明では、反射型の光センサの検出対象が光透過孔と光反射防止部であったが、請求項のように、反射型の光センサの検出対象を光反射防止部のみで構成(請求項1の「光透過孔」を「光反射防止部」と置き換えた構成)とすることも可能である。このようにしても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
また、請求項のように、光反射防止部は、光反射防止塗料の塗膜、テープ状又は板状の光反射防止部材のいずれかにより形成すれば良い。このようにすれば、光反射防止塗料の塗布や光反射防止部材の貼付などにより光反射防止部を容易に形成することができる。
本発明は、請求項のように、テープフィーダの制御部から判定結果を部品実装機の制御部へ送信し、前記部品実装機の制御部は、前記テープフィーダの制御部から受信した前記判定結果に基づいてスプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていると判断したときに吸着ノズルによる部品吸着動作を中止するようにすると良い。このようにすれば、スプロケットの停止位置のずれによる部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常を未然に防止できる。
図1は本発明の実施例1におけるテープフィーダのスプロケットとその周辺部分の構成を示す正面図である。 図2はピッチ送り毎のスプロケットの停止位置を確認する停止位置確認装置の構成を示す断面図である。 図3はテープフィーダの制御系の構成を示すブロック図である。 図4は本発明の実施例2におけるテープフィーダのスプロケットとその周辺部分の構成を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、テープフィーダ11の構成を説明する。
テープフィーダ11には、部品供給テープ12を巻回したリール(図示せず)が交換可能にセットされ、該リールから引き出された部品供給テープ12がテープガイド13によってテープフィーダ11の上面先端側の部品吸着位置へ案内されるようになっている。尚、図示はしないが、部品供給テープ12は、キャリアテープに多数の部品を所定ピッチで配列して該キャリアテープの上面にカバーテープ(トップテープとも呼ばれる)を貼着して形成したものであり、部品吸着位置の手前で部品供給テープ12上面のカバーテープを剥離して内部の部品を露出させ、部品吸着位置で部品実装機14(図3参照)の吸着ノズル(図示せず)で該部品供給テープ12内の部品を吸着するようにしている。
部品吸着位置の下方には、部品供給テープ12をピッチ送りするスプロケット15が回転軸16を介して回転可能に支持されている。このスプロケット15の外周には、歯17が所定ピッチで形成され、部品供給テープ12の片方の側縁に沿って所定ピッチで形成された送り孔(図示せず)にスプロケット15の歯17を噛み合わせながら、該スプロケット15をモータ19(図3参照)で回転させて該部品供給テープ12をピッチ送りするように構成されている。1回のピッチ送り動作で部品供給テープ12の部品配列ピッチ分だけ部品供給テープ12を順送りすることで、ピッチ送り動作毎に部品供給テープ12内の部品を1個ずつ部品吸着位置へ送るようになっている。このスプロケット15とモータ19との間には、モータ19の回転を所定のギア比でスプロケット15に伝達する回転伝達系の複数のギヤ21,22が配置され、そのうちの1つのギヤ22がスプロケット15の側面に同心状に固定されている。
このテープフィーダ11は、使用する部品供給テープ12の部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成されている。本実施例1では、部品配列ピッチが4mmピッチとその半ピッチ分の2mmピッチの2種類の部品供給テープ12を使用可能となっており、その部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を4mmピッチと2mmピッチに切り換え可能となっている。
更に、このテープフィーダ11には、ピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認する停止位置確認装置23が搭載されている。以下、この停止位置確認装置23の構成を説明する。
回転伝達系の複数のギヤ21,22のうちの例えばスプロケット15の側面に同心状に固定されたギヤ22には、その回転軸16を中心とする同一円周領域に所定角度ピッチでスリット状の光透過孔24が放射状に形成されている。各光透過孔24間のピッチは、ピッチ送り可能な最大の部品配列ピッチ(本実施例1では4mmピッチ)と同一となるように設定されている。各光透過孔24間のピッチを2等分した位置に、光の反射を防止又は低減する短冊状の光反射防止部25が放射状に形成されている。この光反射防止部25は、光反射防止塗料の塗布、テープ状又は板状の光反射防止部材の貼付けのいずれかにより形成されている。
ギヤ22の側面の光反射防止部25を除く部分に、光を反射させる表面処理(例えば光反射塗料の塗布など)を施しても良い。また、ギヤ22の側面のうちの光反射防止部25を設ける部分を光反射防止部25の厚み分だけ凹ませて、光反射防止部25がギヤ22の側面から突出しないようにしても良い。このようにすれば、ギヤ22の側面と後述する反射型の光センサ27との間の距離を短くすることができ、ギヤ22の側方の狭いスペースに反射型の光センサ27を配置できる。また、光透過孔24の回転方向の幅寸法と光反射防止部25の回転方向の幅寸法は、それぞれピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成されている。
尚、スプロケット15のうちのギヤ22の光透過孔24に対応する部分にも、光透過孔26(図2参照)が形成され、或は、光の反射を防止又は低減する処理(光反射防止塗料の塗布、光反射防止部材の貼付けなど)が施されている。
光透過孔24及び光反射防止部25の回転領域と対向する位置には、ピッチ送り毎に停止した光透過孔24と光反射防止部25のどちらかと対向して検出信号を出力する1個の反射型の光センサ27が設けられている。この反射型の光センサ27は、回路基板(図示せず)に実装され、テープフィーダ11の本体側に固定されている。この反射型の光センサ27は、光透過孔24及び光反射防止部25の回転領域に向かって光を放射する発光素子27aと、その反射光を受光する受光素子27bとから構成され、該光センサ27がギヤ22の光透過孔24と光反射防止部25との間のギヤ側面部分と対向して受光素子27bが反射光を受光する状態となったときの出力信号が光透過孔24と光反射防止部25のどちらも検出しないことを意味する「非検出信号」となり、該光センサ27が光透過孔24と光反射防止部25のどちらかと対向して受光素子27bが反射光を受光しない状態となったときの出力信号が光透過孔24と光反射防止部25のどちらかを検出したことを意味する「検出信号」となっている。
これにより、光センサ27が光透過孔24と光反射防止部25のどちらかと対向して検出信号が出力される位置の間隔である検出ピッチがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチ(本実施例1では2mmピッチ)と同一となるように設定され、当該検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープ12のピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認可能となっている。従って、ピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認可能なピッチは、検出ピッチの2倍に限定されず、検出ピッチの3倍でも、4倍でも、ピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認可能となっている。
図3に示すように、光センサ27の受光素子27bの出力信号は、テープフィーダ11の制御部31に入力される。このテープフィーダ11の制御部31は、マイクロコンピュータを主体として構成され、使用する部品供給テープ12の部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換えて、そのピッチ送り動作の制御信号を駆動回路32に出力してモータ19を駆動してスプロケット15のピッチ送り動作を制御すると共に、ピッチ送り毎に光センサ27から検出信号が出力されているか否かを判定することでスプロケット15の停止位置が正常な停止位置からずれていないか否かを判定し、そのピッチ送り毎の判定結果に基づいてスプロケット15の回転状態の点検の要否を判定し、スプロケット15の回転状態の点検が必要と判定したときにそれを作業者に通知する処理を実行するようにしている。この作業者への通知は、部品実装機14などの表示装置への表示や音声で行ったり、作業者の携帯端末の表示部に表示するようにすれば良い。
更に、本実施例1では、テープフィーダ11の制御部31は、光センサ27が光透過孔24や光反射防止部25を検出して検出信号を出力する毎に、光透過孔24と光反射防止部25の検出回数をカウントする検出回数カウンタをカウントアップして、そのカウント値を基準位置でリセットすることで、そのカウント値を、検出した光透過孔24と光反射防止部25の位置と対応させて、検出した光透過孔24と光反射防止部25の位置が基準位置から何番目の光透過孔24と何番目の光反射防止部25であるかを検出回数カウンタのカウント値から判別できるようになっている。従って、部品配列ピッチが各光透過孔24間のピッチと同じ4mmピッチの部品供給テープ12を4mmピッチでピッチ送りして、そのピッチ送り毎の停止位置で光センサ27が光透過孔24を検出するように設定されている場合に、その停止位置で光センサ27が光透過孔24ではなく、光反射防止部25を検出すれば、本来の停止位置ではないので、ピッチ送り量の間違い(エラー)と判断するようにしている。
テープフィーダ11には、部品実装機14側の電源・信号用コネクタ33と接続する電源・信号用コネクタ34が設けられ、テープフィーダ11を部品実装機14のフィーダセット台(図示せず)にセットすることで、該テープフィーダ11の電源・信号用コネクタ34が部品実装機14側の電源・信号用コネクタ33と接続され、部品実装機14側からテープフィーダ11に電源が供給されると共に、テープフィーダ11の制御部31と部品実装機14の制御部35との間で信号を送受信可能な状態になる。
テープフィーダ11の制御部31は、ピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置のずれの有無の判定結果を部品実装機14の制御部35へ送信し、部品実装機14の制御部35は、受信した判定結果に基づいてスプロケット15の停止位置が正常な停止位置からずれていると判断したときに吸着ノズルによる部品吸着動作を中止するようにしている。このようにすれば、スプロケット15の停止位置のずれによる部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常を未然に防止できる。
以上説明した本実施例1のテープフィーダ11の停止位置確認装置23によれば、回転伝達系のギヤ22に、その回転軸16を中心とする同一円周領域に所定角度ピッチでスリット状の光透過孔24を形成すると共に、各光透過孔24間のピッチを2等分した位置に光の反射を防止又は低減する光反射防止部25を設け、これら光透過孔24及び光反射防止部25の回転領域と対向する位置にピッチ送り毎に停止した光透過孔24と光反射防止部25のどちらかと対向して検出信号を出力する反射型の光センサ27を設け、テープフィーダ11の制御部31が、ピッチ送り毎に光センサ27から検出信号が出力されているか否かを判定することでスプロケット15の停止位置が正常な停止位置からずれていないか否かを判定するようにしたので、切り換え可能な複数種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認するシステムを1個の反射型の光センサ27のみで安価に構成できる。しかも、反射型の光センサ27は、検出対象の片側のみに配置できるため、検出対象の両側に配置する透過型の光センサと比べて、狭いスペースでも配置できる利点もある。
ところで、本実施例1の特徴の1つは、所定角度ピッチで形成された光透過孔24間のピッチを2等分した位置に光反射防止部25を設けることであるが、光透過孔24間のピッチを2等分した位置に、光反射防止部25に代えて、光透過孔を形成した構成としても、同様に、切り換え可能な複数種類のピッチ送り量について、それぞれのピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認することができる。しかし、この構成では、回転伝達系のギヤ22に形成する光透過孔24の数が2倍に増加するため、当該ギヤ22の機械的強度が低下してしまい、ピッチ送り精度や耐久性に悪影響を及ぼす懸念がある。
その点、本実施例1では、光透過孔24間のピッチを2等分した位置に、光透過孔ではなく、光反射防止部25を設けるため、ギヤ22の機械的強度が低下せず、ピッチ送り精度や耐久性に悪影響を及ぼすこともない。しかも、既存の光透過孔24間に後付けで光反射防止部25を設けることができるため、光透過孔と反射型の光センサとを組み合わせた既存の停止位置確認装置に対して本発明を安価に適用して実施できる利点もある。
更に、本実施例1では、光透過孔24と光反射防止部25の両方の回転方向の幅寸法がスプロケット15の停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成し、テープフィーダ11の制御部31が、ピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置のずれの有無の判定結果に基づいてスプロケット15の回転状態の点検の要否を判定するようにしたので、何らかの原因でスプロケット15の停止位置のずれ量が許容最大ずれ量を超えてスプロケット15の回転状態の点検が必要になったときに、それを早期に検出することが可能となり、スプロケット15の回転状態の点検が行われないまま使い続けることを防止できる。
尚、本実施例1では、光透過孔24間のピッチを2等分した位置に光反射防止部25を設けるようにしたが、光透過孔24間のピッチを3等分又はそれ以上に等分した位置に光反射防止部25を設けるようにしても良い。例えば、光透過孔24間のピッチを3等分した位置に光反射防止部25を設ける場合は、各透過孔24間に光反射防止部25を2個ずつ設ければ良い。この場合、光センサ27による検出ピッチが光透過孔24間のピッチの1/3となり、これがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチとなり、この検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープ12のピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認できる。
次に、図4を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、上記実施例1と実質的に同一部分には説明を省略又は簡略化し、主として異なる部分を説明する。
上記実施例1では、反射型の光センサ27の検出対象が光透過孔24と光反射防止部25であったが、図4に示す本発明の実施例2では、上記実施例1の「光透過孔24」を「光反射防止部25」と置き換えて、反射型の光センサ27の検出対象を光反射防止部25のみで構成している。反射型の光センサ27が光反射防止部25と対向して検出信号が出力される位置の間隔である検出ピッチがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチと同一となるように設定され、前記検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープ12のピッチ送り毎のスプロケット15の停止位置を確認可能となっている。
本実施例2でも、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
尚、上記実施例1,2では、モータ19の回転をスプロケット15に伝達する回転伝達系の複数のギヤ21,22のうち、スプロケット15の側面に同心状に固定されたギヤ22に光透過孔24や光反射防止部25を設けるようにしたが、これらを回転伝達系の他のギヤに設けたり、スプロケット15に設けたり、或は、これらと一体的に回転するセンサ用の回転部材に光透過孔24や光反射防止部25を設けるようにしても良い。
その他、本発明は、上記実施例1,2に限定されず、テープフィーダ11の構成を種々変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…テープフィーダ、12…部品供給テープ、14…部品実装機、15…スプロケット、17…歯、19…モータ、21,22…ギヤ、23…停止位置確認装置、24…光透過孔、25…光反射防止部、27…反射型の光センサ、27a…発光素子、27b…受光素子、31…テープフィーダの制御部、35…部品実装機の制御部

Claims (4)

  1. 多数の部品が所定の部品配列ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記部品配列ピッチずつピッチ送りして、該部品供給テープ内の部品を部品吸着位置で1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、
    前記テープフィーダは、使用する部品供給テープの部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成され、且つ、ピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認する停止位置確認装置を備え、
    前記停止位置確認装置は、前記スプロケット又は前記モータの回転力を前記スプロケットに伝達する回転伝達系の歯車又はこれらの回転に連動して回転する回転部材のいずれかにその回転軸を中心とする同一円周領域に所定角度ピッチで形成された光透過孔と、各光透過孔間のピッチを等分した位置に光の反射を防止又は低減するように設けられた光反射防止部と、前記光透過孔及び前記光反射防止部の回転領域と対向する位置にピッチ送り毎に停止した前記光透過孔と前記光反射防止部のどちらかと対向して検出信号を出力するように設けられた1個の反射型の光センサと、ピッチ送り毎に前記光センサから前記検出信号が出力されているか否かを判定することで前記スプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていないか否かを判定する制御部とを備え、
    前記光センサから前記検出信号が出力される位置の間隔である検出ピッチがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチと同一となるように設定され、前記検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープのピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認可能に構成され、
    前記光透過孔及び前記光反射防止部は、回転方向の幅寸法が前記スプロケットの停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成され、
    前記制御部は、ピッチ送り毎の判定結果に基づいて前記スプロケットの回転状態の点検の要否を判定し、その結果、前記スプロケットの回転状態の点検が必要と判定したときにそれを作業者に通知する処理を実行することを特徴とする記載のテープフィーダ。
  2. 多数の部品が所定の部品配列ピッチで配列された部品供給テープの送り孔にスプロケットの歯を噛み合わせながら、該スプロケットをモータで回転させて該部品供給テープを前記部品配列ピッチずつピッチ送りして、該部品供給テープ内の部品を部品吸着位置で1個ずつ部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、
    前記テープフィーダは、使用する部品供給テープの部品配列ピッチに応じてピッチ送り量を切り換え可能に構成され、且つ、ピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認する停止位置確認装置を備え、
    前記停止位置確認装置は、前記スプロケット又は前記モータの回転力を前記スプロケットに伝達する回転伝達系の歯車又はこれらの回転に連動して回転する回転部材のいずれかにその回転軸を中心とする同一円周領域に所定角度ピッチで光の反射を防止又は低減するように設けられた光反射防止部と、前記光反射防止部の回転領域と対向する位置にピッチ送り毎に停止した前記光反射防止部と対向して検出信号を出力するように設けられた1個の反射型の光センサと、ピッチ送り毎に前記光センサから前記検出信号が出力されているか否かを判定することで前記スプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていないか否かを判定する制御部とを備え、
    前記光センサから前記検出信号が出力される位置の間隔である検出ピッチがピッチ送り可能な最小の部品配列ピッチと同一となるように設定され、前記検出ピッチの整数倍となる部品配列ピッチの部品供給テープのピッチ送り毎の前記スプロケットの停止位置を確認可能に構成され、
    前記光反射防止部は、回転方向の幅寸法が前記スプロケットの停止位置の許容最大ずれ量に応じて設定した幅寸法に形成され、
    前記制御部は、ピッチ送り毎の判定結果に基づいて前記スプロケットの回転状態の点検の要否を判定し、その結果、前記スプロケットの回転状態の点検が必要と判定したときにそれを作業者に通知する処理を実行することを特徴とするテープフィーダ。
  3. 前記光反射防止部は、光反射防止塗料の塗膜、テープ状又は板状の光反射防止部材のいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のテープフィーダを備え、該テープフィーダがピッチ送りする部品供給テープ内の部品を部品供給位置で1個ずつ吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する部品実装機において、
    前記テープフィーダの制御部は、判定結果を前記部品実装機の制御部へ送信し、
    前記部品実装機の制御部は、前記テープフィーダの制御部から受信した前記判定結果に基づいて前記スプロケットの停止位置が正常な停止位置からずれていると判断したときに前記吸着ノズルによる部品吸着動作を中止することを特徴とする部品実装機。
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