JP6678892B2 - 車両用エンジンフード - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エンジンフードに関する。
車両のエンジンフードは、車体の外面として表れるフードアウタパネルと、このフードアウタパネルの内側に接合されるフードインナパネルとを有して構成される。エンジンフードにおいては、たとえば特許文献1に示されているように、歩行者等の頭部が衝突するといった非常時に頭部への衝撃を緩和する対策がなされる。かかる対策は、フードインナパネルにおいて、必要な部位に開口やビードを設けることにより、当該部位を脆弱化することにより行われる。
エンジンフードにおけるフードインナパネルは、フードアウタパネルと協働してエンジンフードの必要な強度を保持する役割を有するが、加えて、車体に対して開閉可能に支持させるヒンジが連結される部位と、ロック機構を設けるべき部位とを必須的に有する。フードインナパネルの前部中央付近は、上記ロック機構が設けられることから、脆弱性を高めるべきではない。一方、ヘッドランプの上部に位置するエンジンフードの前部左右部は、フードアウタパネルが比較的大きな曲率を有しているため、比較的高い剛性を有する。したがって、当該前部左右部におけるフードインナパネルに所定の脆弱化対策を講じることによって、エンジンフードの前部左右部に衝撃緩和機能を与えることが望ましい。
特開2001−151159号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、フードアウタパネルにおける比較的曲率の大きい前部左右部の衝撃緩和機能を向上させつつも、ロック機構が配置される前部中央付近の強度を所定のように維持できる車両用エンジンフードを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
すなわち、本発明により提供される車両用エンジンフードは、フードアウタパネルと、フードインナパネルと、車幅方向中央部において、上記フードアウタパネルと上記フードインナパネルとの間に位置し、後端部と前端部とが前記フードインナパネルに接合された補強パネルと、を備えるエンジンフードにおいて、上記フードインナパネルには、上記補強パネルと重なる中央領域に形成された第1部分と、当該第1部分から上記補強パネルと重ならない側部領域に形成された第2部分とを有して車幅方向に延びるビードが設けられており、上記ビードの上記第2部分は、前方に凸となる山形に変曲して延びていることを特徴とする。
上記構成のエンジンフードによれば、フードインナパネルが車幅方向に延びるビードを備えるので、フードインナパネルにビードに沿って折れ曲がり易い脆弱性を与えることができる。したがって、歩行者等の頭部がエンジンフードに衝突するといった非常時にエンジンフードが適度に変形し、頭部への衝撃を緩和することができる。
また、上記ビードの第1部分の前後位置を、フードインナパネルに対する補強パネルの後端部の接合位置に対して適切な位置に設定することにより、ロック機構が設けられるエンジンフードの前部中央付近の強度を保持することができる。その一方、第2部分が前方に凸となる山形に変曲して延びているので、エンジンフードの前部左右部におけるフードアウタパネルの剛性が高い部分と対応するフードインナパネルの所定部分に第2部分に沿って折れ曲がり易い適度な脆弱性を与えることができる。したがって、アウタパネルの剛性が高い前部左右部におけるおいても、当該部分に歩行者等の頭部が衝突するといった非常時にエンジンフードが適度に変形し、頭部への衝撃を緩和することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
本発明の一実施形態に係る車両用エンジンフードを裏側(インナパネル側)から見た図である。 図1のII-II線に沿う拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1、図2は、本発明の一実施形態に係る車両用エンジンフード(以下、単に「エンジンフード」という。)A1を示し、図1はエンジンフードを裏側(インナパネル側)から見た図、図2は図1のII-II線に沿う拡大断面図である。これらの図において、FRは車両前方を、RHは車幅方向右方を、UPRは上方を、それぞれ示す。
エンジンフードA1は、車両のエンジンルームの上部を覆う部材であり、フードアウタパネル(以下、単に「アウタパネル」という。)100と、その内側に接合されたフードインナパネル(以下、単に「インナパネル」という。)200と、を基本的に有する。アウタパネル100は、車両の外形意匠を構成する。インナパネル200は、アウタパネル100の内方(裏側)に位置し、エンジンフードA1全体の強度を保持するとともに、ヒンジ(図示略)を介してエンジンフードA1を車体に対して開閉可能に連結したり、ロック機構(図示略)を取付けたりする部材としての役割を有する。アウタパネル100とインナパネル200とは、それらの外縁がヘミング部110を介して接合されるとともに、インナパネル200の適所とアウタパネル100の裏面間が、マスチックシーラ120によって接着されている。
図1に示すように、このエンジンフードA1は、その前部左右部が抉れた形状を有している。この抉れた左右部は、ヘッドランプ(図示略)の上部に位置する部位である。アウタパネル100は、車両の外形意匠を構成するが、左右部は一般に、前後方向ついても、左右方向についても、凸に湾曲しており、したがって、アウタパネル100の前部左右部は、比較的剛性が高い部分である。
インナパネル200は、その後方部に複数の開口201を形成して、重量低減が図られている。隣り合う開口201間は、たとえば断面ハット状の梁202とすることにより、強度保持が図られている。
エンジンフードA1の前部においては、図2に示すように、インナパネル200は、車幅方向に延びる、上に凹の屈曲部210を有することによって下方に膨出しており、これにより、垂直断面において、上に凸に湾曲するアウタパネル100と上に凹となるインナパル210との間に空間部Sが形成され、この空間部Sには、補強パネル300が配置されている。
補強パネル300は、エンジンフードA1の車幅方向中央部において、ロック機構(図示略)を取り付けるためにインナパネル200を補強する部材である。この補強パネル300は、概して下向きコ字状の垂直断面を有して車幅方向に所定幅にわたって延び、後端フランジ部310と前端フランジ部320が、それぞれ、インナパネル200に対してスポット溶接部311,321により接合され、中間部330がアウタパネル100の内面に対し、マスチックシーラ331によって接着されている。
インナパネル200には、さらにその車幅方向中央部の剛性を高めるために、上記補強パネルと重なる車幅方向領域において、上記屈曲部210からそれより後方の部位に裏面からみて馬蹄形に段落ちする面押しビード220が車幅方向に間隔を開けて複数形成されている。
さて、インナパネル200にはまた、車幅方向に延びるビード230が形成されている。このビード230は、断面において上に凸に膨出するように形成され、その前後方向の位置は、インナパネル200における上記面押しビード220の後端221と、補強パネル300とのスポット溶接部311との間である。
このビード230は、図1に表れているように、補強パネル300と重なる領域に形成された第1部分231と、この第1部分231の両端から連続し、補強パネル300と重ならない側部領域に形成された第2部分232とを含む。第1部分231は、車幅方向にほぼ直線状に延びている一方、第2部分232は、前方に凸となる山形を形成するように、なだらかに変曲して延びている。したがって、この第2部分232の山形の頂部232aは、第1部分231の外端部よりも、前方に変位することとなる。
次に、上記構成のエンジンフードA1の作用について、説明する。
インナパネル200には、上記したように、車幅方向に延びるビード230が設けられているので、このビード230が設けられた部位において折れ曲がりやすくなっている。すなわち、インナパネル200には、ビード230を支点として折れ曲げようとする力に対して脆弱性を与えられている。したがって、歩行者の頭部がエンジンフードA1に衝突し、図2に矢印Pで示すような外力が作用した場合、アウタパネル100が凹み変形をするが、インナパネル200もまた、ビード230が設けられた部位において、折れ曲がるように変形しやすいので、結局、エンジンフードA1が全体として凹み変形しやすくなり、歩行者の頭部に対する衝撃を緩和することができる。
また、ビード230の第1部分231の前後位置を、インナパネル200に対する補強パネル300の後端部の接合位置(スポット溶接部311)に対して適切な位置に設定することにより、馬蹄形をした面押しビード220と相まって、ロック機構が設けられるエンジンフードA1の前部中央付近の強度を保持することができる。
その一方、ビード230の第2部分232が前方に凸となる山形に変曲して延びているので、エンジンフードA1の前部左右部における、アウタパネル100の剛性が高い部分と対応するインナパネル200の所定部分に、第2部分232を支点として折れ曲がり易い適度な脆弱性を与えることができる。したがって、アウタパネル100の剛性が高い前部左右部においても、当該部分に歩行者等の頭部が衝突するといった非常時にエンジンフードA1が適度に凹み変形し、頭部への衝撃を緩和することができる。
このように、上記構成のエンジンフードA1によれば、ロック機構を設ける部位における強度保持と、歩行者の頭部が衝突した場合の衝撃緩和とを、ともに達成することができる。しかも、本来的にアウタパネル100の剛性の高いエンジンフードA1の前部左右部においても、衝撃緩和機能を適度に達成することができる。
もちろん、この発明の範囲は上記した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に含まれる。
A1 エンジンフード
S 空間部
100 アウタパネル
110 ヘミング部
120 マスチックシーラ
200 インナパネル
201 開口
202 梁
210 屈曲部
220 面押しビード
230 ビード
231 第1部分
232 第2部分
232a 頂部
300 補強パネル
310 後端フランジ部
311 スポット溶接部
320 前端フランジ部
321 スポット溶接部
330 中間部
331 マスチックシーラ

Claims (1)

  1. フードアウタパネルと、フードインナパネルと、車幅方向中央部において、上記フードアウタパネルと上記フードインナパネルとの間に位置し、後端部と前端部とが前記フードインナパネルに接合された補強パネルと、を備え、上記フードインナパネルには、下に凸となる屈曲部が車幅方向に延びて形成される稜線が、上記補強パネルと重ならない側部領域において車両前後方向後方側に折曲する折曲部を有するように形成されているエンジンフードにおいて、
    上記フードインナパネルには、上記稜線よりも車両前後方向後方側において上記補強パネルと重なる中央領域に形成された第1部分と、当該第1部分から上記補強パネルと重ならない側部領域に形成された第2部分とを有して車幅方向に延びるビードが設けられており、
    上記ビードの上記第2部分は、前方に凸となる山形に変曲して延びており、当該山形の頂部を上記稜線の上記折曲部に近接して位置させていることを特徴とする、エンジンフード。
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