JP6678379B2 - 隔壁付きハブ組立体 - Google Patents

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本発明は、医療分野での輸液や輸血、人工透析等に際して血管等への穿刺状態に留置されて用いられる、隔壁付きのハブ組立体に関するものである。
従来から、輸液や採血、血液透析等を行うための医療器具の一種として、隔壁付きハブ組立体が知られている。例えば特許第4964592号公報(特許文献1)に記載されたニードルアッセンブリ(100)もその一つである。
ところで、かかる特許文献1に記載のニードルアッセンブリ(100)では、ニードルハブ(120)内に、スリットを設けたディスク弁からなるシール(142)が組み込まれており、プランジャ(146)の移動でシール(142)のスリットが開閉されるようになっている。そして、シール(142)にプランジャ(146)を押し当ててスリットを開くことでハブ内の流体通路を連通状態に維持する一方、プランジャ(146)をシール(142)から離すことでシール(142)自体の弾性によりスリットが閉じられてハブ内の流体通路を遮断状態に維持して血液等の外部への漏れ出しを防止することができる。
ところが、このような従来構造のニードルアッセンブリ(100)では、例えば留置針で血管に接続された状態で輸液等の流通方向に対して反対向きに大きな血圧が及ぼされると、シール(142)がプランジャの位置する基端側に膨らむように弾性変形してスリットの閉状態が維持されずに流体通路が開放されてしまい、血液がシール(142)よりも基端側に逆流して漏出するおそれがあった。
また、かかる問題に対処するためにシール(142)自体を厚肉にして、スリットを閉鎖状態に保持する弾性力を大きくすることも考えられるが、そうすると、プランジャを押し当ててスリットを開くに際してのシール(142)の抵抗力が大きくなって、流体通路を連通及び遮断する操作性が悪くなることから、有効な解決策とは言い難い。なお、上記説明文中の()内符号は、特許文献1に記載のものである。
特許第4964592号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、血液等の外部への漏出を効果的に防止する、新規な構造の隔壁付きハブ組立体を提供することにある。
本発明の第1の態様は、流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁が装着されていると共に、該隔壁に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁の該スリットに押し入れられることで該隔壁が連通されるようになっている隔壁付きハブ組立体において、前記隔壁はディスク状に形成されて、該隔壁の外周部分に周方向に延びる環状凹溝が前記ハブの基端側の面に開口して形成されており、該環状凹溝よりも内周に位置する中央部分に対して前記スリットが形成されている一方、前記押し子ガイドにおける該隔壁側の軸方向先端部或いは前記押し子における該隔壁側の軸方向先端部において該環状凹溝内に入り込む保持部が形成されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、ディスク状の隔壁において、押し子ガイド側に開口する環状凹溝が形成されていると共に、当該環状凹溝内に押し子ガイドの先端に設けられた保持部または押し子の先端に設けられた保持部が入り込んでいる。これにより、例えばハブ組立体の先端に外針が固着されて、留置針組立体における外針ユニットとして使用される場合において、かかる外針ユニットが患者の血管に穿刺された状態で留置されて、血圧により隔壁が押し子側に膨らむように弾性変形させられる際にも、環状凹溝の内周側壁面と押し子ガイドまたは押し子の保持部における内周面とが当接することで、それ以上の隔壁の弾性変形が制限される。これにより、隔壁のスリットを安定して閉鎖することができて、隔壁からの血液の漏出が効果的に防止され得る。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係る隔壁付きハブ組立体であって、前記保持部が前記押し子ガイドにおける前記隔壁側の軸方向先端部に形成されており、該隔壁の外周部分において前記流体流路の長さ方向で前記押し子側に向かって突出する環状突部が形成されていると共に、前記環状凹溝が該環状突部の内周に沿って形成されており、該保持部と前記ハブの内周面との間で該隔壁の該環状突部が保持されているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、隔壁の外周部分において、流体通路の長さ方向に突出する環状突部が形成されており、この環状突部が、押し子ガイドにおける保持部とハブの内周面との間で保持されていることから、例えば、単に隔壁を流体通路の長さ方向で押し子ガイドとハブとの間で挟持するだけでなく、流体通路の長さ方向と直交する方向においても隔壁に対する支持力を及ぼすことができる。これにより、例えばハブ組立体へ雄コネクタなどを挿入して押し子を隔壁に押し当てることによる流体通路の連通操作時において、押し子の押し当てにより隔壁に対して流体通路の長さ方向に大きな外力が及ぼされた際にも、ハブ組立体からの隔壁の位置ずれや組付位置からの脱落などが効果的に防止されて、隔壁がハブ内における初期の装着位置へ安定して保持され得る。
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に係る隔壁付きハブ組立体であって、前記流体通路の長さ方向において、前記中央部分よりも前記環状突部のほうが大きく突出しているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、流体通路の長さ方向における寸法が、中央部分よりも環状突部の方が大きくされている。これにより、環状突部の長さ寸法を十分に確保することができて、押し子ガイドにおける保持部とハブの内周面との挟み込みによる隔壁の保持効果が安定して発揮される。これと共に、中央部分の長さ寸法の増大が抑えられることから、雄コネクタなどの挿入に伴う隔壁の中央部分における弾性変形が容易に実現されて、雄コネクタなどが良好に挿入され得る。
本発明の第4の態様は、前記第2又は第3の態様に係る隔壁付きハブ組立体において、前記押し子ガイドの前記保持部と前記ハブとの間で前記隔壁の前記環状突部が圧縮状態で保持されているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、環状突部が、押し子ガイドの保持部とハブの内周面との間で圧縮されていることから、環状突部の内外周面と、保持部の外周面およびハブの内周面との摩擦を大きくすることができて、雄コネクタなどの挿入時において隔壁が挿入方向に引っ張られる際にも、ハブ組立体内における隔壁の位置ずれや脱落が効果的に防止され得る。
本発明の第5の態様は、前記第1〜第4の何れかの態様に係る隔壁付きハブ組立体であって、前記環状凹溝に挿し入れられた前記押し子ガイド或いは前記押し子の前記保持部と、該環状凹溝の内周側の壁面との間には、隙間があるものである。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、隔壁や押し子ガイド、押し子などの各部材の要求精度を隙間によって軽減することができて、各部材の製造を容易とすることができる。
本発明の第6の態様は、流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁が装着されており、ハブの基端側から雄ルアー等が挿入されることによって、該隔壁のスリットが開かれるようになっている隔壁付きハブ組立体において、前記隔壁はディスク状に形成されて、該隔壁の外周部分には前記ハブの内周側に位置して周方向に延びる環状凹溝が前記ハブの基端側の面に開口して形成されており、該環状凹溝よりも内周に位置する中央部分に前記スリットが形成されている一方、前記隔壁とは別の部材が前記ハブに固定されており、前記環状凹溝に対して該別の部材の軸方向先端部分が入り込んでいることを特徴とする、ものである。
本態様に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、隔壁の外周部分に環状凹溝が形成されていることから、隔壁において環状凹溝の形成部分が薄肉とされる一方、環状凹溝の内周側の中央部分が相対的に厚肉とされる。これにより、厚肉とされた中央部分でスリットの閉状態での封止力を得ることができると共に、薄肉とされた外周部分により、例えば押し子やルアー、コネクタ等の押し入れに際しての操作性の向上が図られ得る。なお、かかる目的から、環状凹溝は隔壁において、ハブの基端側の面に設けられる。
本発明に従う構造とされた隔壁付きハブ組立体では、ハブの内周側に位置して隔壁の外周部分に設けられた環状凹溝内に押し子ガイド或いは押し子の先端に設けられた保持部が入り込んでいることから、隔壁の押し子側への弾性変形、およびそれに伴うスリットの開放が制限されて、例えば逆流する血液等の漏出が効果的に抑えられ得る。
本発明の1実施形態としての隔壁付きハブ組立体を備える外針ユニットの全体を示す斜視図。 図1に示された外針ユニットの正面図。 図1に示された外針ユニットを拡大して示す右側面図。 図3におけるIV−IV断面図。 図1に示された外針ユニットの要部を拡大して示す縦断面図。 図5におけるVI−VI断面図。 図1に示された外針ユニットの隔壁付きハブ組立体を構成する隔壁を拡大して示す平面図。 図7に示された隔壁を示す底面図。 図7におけるIX−IX断面図。 図1に示された外針ユニットの基端側から雄コネクタを挿入して流体通路を連通させた状態を説明するための縦断面説明図。 本発明の別の実施形態としての隔壁付きハブ組立体を備える外針ユニットの要部を拡大して示す縦断面図。 本発明の更に別の実施形態としての隔壁付きハブ組立体を備える外針ユニットの要部を拡大して示す縦断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜6には、本発明の1実施形態としての隔壁付きハブ組立体10を備えた留置針組立体における外針ユニット12が示されている。本実施形態の外針ユニット12は、隔壁付きハブ組立体10の先端に対して中空の外針14の基端が固着された構造とされており、かかる外針ユニット12に対して、図示しない内針を備える公知の内針ユニットが挿通されることにより、留置針組立体が構成される。
また、本実施形態の隔壁付きハブ組立体10では、ハブとしての外針ハブ16の内部に、スリット18が形成された隔壁としてのディスク弁20が装着されている。そして、外針ハブ16の内部において、ディスク弁20の基端側には筒状の押し子22と筒状の押し子ガイド24が設けられている。この押し子ガイド24により、押し子22が、外針ハブ16の軸方向で所定距離移動可能とされており、押し子22がディスク弁20のスリット18に押し入れられることで、ディスク弁20の先端側と基端側が連通されるようにされている。
なお、以下の説明において、軸方向とは外針ユニット12が構成する流体通路の長さ方向のことであって、図2中の左右方向を言う。また、先端側とは、図2中の左方を言い、基端側とは、図2中の右方を言う。
より詳細には、外針ハブ16は全体として略円筒形状とされており、先端側の口径よりも基端側の口径の方が大きくされている。特に基端側の内周面は、所定長さに亘って開口部に向かって次第に拡径するテーパ形状とされている。外針ハブ16の先端部分には、外針14の基端が流体密に固着されている。これら外針ハブ16と外針14は、何れも合成樹脂材料で形成されており、特に外針ハブ16は硬質とされている。
なお、外針ハブ16の基端側開口部26の外周面には、ねじ山が設けられたロック部28が形成されており、外針ハブ16の基端側開口部26に対してルアーロック式の雄コネクタ等を接続できるようになっている。また、外針ハブ16の外周面には、使用者が把持し易いように複数の凹部30が形成されている。
また、外針ハブ16の内周面には、長さ方向の中間部分に環状の段差32が形成されており、段差32よりも先端側の内径寸法が基端側の内径寸法よりも小さくされている。更に、段差32よりも基端側の外針ハブ16の内周面には、係合凸部33が、周上で複数形成されている。なお、かかる係合凸部33は、後述する押し子ガイド24の係合凹部50と対応する軸方向長さと突出高さを有している。
そして、このような外針ハブ16の内部には、段差32に接してディスク弁20が配されていると共に、ディスク弁20の外周部分に対して基端側から重ね合わされるようにして押し子ガイド24が配されており、かかる押し子ガイド24内に先端部分が挿入された状態で押し子22が組み付けられている。そして、外針ハブ16の内部において、押し子22の先端がディスク弁20に対して軸方向で対向配置されている。
かかる押し子22は、軸方向両端が開口する略円筒形状とされており、軸方向略全長に亘って直線的にのびる通孔を形成する内周面34を備えている。また、押し子22の先端部分36の外周面は、先端側に向かって次第に小径となるテーパ面形状とされている。一方、基端部分38は、外周面が段差状に拡径されていると共に、内周面は基端側に向かって次第に拡径するテーパ形状とされている。
また、押し子22の軸方向中間部分の外周面は、先端部分36の最大外径寸法と基端部分の外径寸法との何れよりも小径とされている。これにより、押し子22の軸方向中間部分の外周面が、周方向の全周に亘って連続して延びる凹溝40とされている。そして、凹溝40の先端側の壁面が、外針ハブ16内での押し子22の初期位置において押し子ガイド24に係止されて軸方向に位置決めされる係止面42とされている。
この押し子22の先端部分36が内挿されて組み付けられた押し子ガイド24は、全体として略円筒形状とされており、軸方向略全長に亘って直線状に延びる挿通孔を形成する円形の内周面44を備えている。押し子ガイド24の外周面は、外針ハブ16の内周面に嵌め入れられる嵌着面とされている。
また、押し子ガイド24の内周面44における基端部分には、内周側に突出する突出部46が、周方向に連続した環状に形成されている。そして、この突出部46が、押し子ガイド24に差し入れられた押し子22の外周面の凹溝40内に入り込んでいる。また、押し子22の初期位置において、押し子22の係止面42が突出部46の軸方向先端の係止面48に当接することにより、押し子22の押し子ガイド24からの基端側への抜け出しが阻止されて位置決めされるようになっている。
なお、突出部46の内径寸法は、押し子22の凹溝40の底部外周面の径寸法と略同じか僅かに大きくされており、突出部46の突出先端面により、凹溝40の底壁面を保持させると共に、押し子ガイド24内で押し子22を略同軸的に支持して案内するようになっている。また、押し子ガイド24の内径寸法は、押し子22における先端部分36の最大外径寸法と略等しいか僅かに大きくされている。
また、押し子ガイド24の外周面は、外針ハブ16の段差32よりも基端側の内周面と略等しくされており、押し子ガイド24の外周面の略全面が、外針ハブ16の段差32よりも基端側の内周面に対して当接状態で同軸的に保持されるようになっている。なお、押し子ガイド24の外周面における軸方向中間部分には、周方向の全周に亘って連続して延びる係合凹部50が設けられている。そして、外針ハブ16の係合凸部33と押し子ガイド24の係合凹部50との凹凸係合により、押し子ガイド24が外針ハブ16に対して軸方向で位置決めされて組み付けられている。
さらに、押し子ガイド24の先端側端面52には、内周縁部から先端側に向かって軸方向に突出する保持部54が一体形成されている。この保持部54は、周方向の全周に亘って連続した円筒形状とされており、後述するディスク弁20の環状突部60内に入り込むことで、外針ハブ16の内周面と保持部54の外周面とで環状突部60を径方向で挟み込み、ディスク弁20を保持するようになっている。
本実施形態では、保持部54は、押し子ガイド24に内挿されて係止面48で後端側に位置決めされた押し子22の先端よりも、更に軸方向先端側にまで突出して形成されている。そして、この保持部54が、後述するディスク弁20の環状凹溝58に入り込んで、保持部54の先端面が環状凹溝58の底壁面に当接させられることで、ディスク弁20の外周部分を外針ハブ16に対して保持させるようになっている。
なお、上述の外針ハブ16や押し子22、押し子ガイド24は、作用する外力に対して実質的に変形することなく初期形状を保ち得る程度の剛性を備えている。好適には、硬質の合成樹脂材料で形成されたものが採用され得る。
一方、かかる押し子ガイド24により、外周縁部を外針ハブ16に対して固定的に保持されて組み付けられたディスク弁20は、図7〜9に単品状態で示されている。このディスク弁20はゴムやエラストマーにより形成されることで弾性変形可能なディスク状の弁体とされており、厚さ寸法(図9中の上下方向寸法)が略一定とされた厚肉円形の中央部分56には、三又形状のスリット18が貫通して形成されている。なお、かかるスリットは、直線状や十文字形状、中心から4方向以上に延び出す放射形状であってもよい。
また、ディスク弁20の基端側端面(図9中の下端面)には、外周縁近くを所定の径方向幅寸法で周方向の全周に亘って連続して延びる溝状の環状凹溝58が形成されている。なお、本実施形態では、ディスク弁20の単品状態での中央部分56の外径寸法が、押し子ガイド24の保持部54の内径寸法と略同じか僅かに小さくされていると共に、環状凹溝58の径方向幅寸法は、押し子ガイド24における保持部54の径方向幅寸法よりも大きくされている。そして、ディスク弁20が外針ハブ16に収容装着された状態では、環状凹溝58が、外針ハブ16の内周側に位置してディスク弁20の外周部分を周方向に延び、軸方向基端側に向かって開口されている。
さらに、ディスク弁20の外周縁部からは、基端側に向かって突出する環状突部60が一体形成されている。この環状突部60は、周方向の全周に亘って連続して形成されて略円筒形状とされており、環状凹溝58の外周側の壁部がそのまま基端側に延長されるようにして環状突部60が設けられている。
この環状突部60の基端側端面は、中央部分56の基端側端面よりも軸方向で基端側に大きく突出している。換言すれば、ディスク弁20の軸方向厚さ寸法が、中央部分56よりも外周部分の環状突部60において大きくされている。
かかるディスク弁20の単品状態での外径寸法は、外針ハブ16における段差32の外径寸法よりも僅かに大きくされている。これにより、ディスク弁20が外針ハブ16に組み付けられた状態では、ディスク弁20に対して径方向の圧縮力が及ぼされて、スリット18を閉鎖状態に保持する応力が与えられるようになっている。
上記の如き構造とされた外針ハブ16に対して、ディスク弁20と押し子22と押し子ガイド24とが組み付けられることにより、本実施形態の隔壁付きハブ組立体10が構成されている。これらの組み付けは、例えば予めディスク弁20と押し子22と押し子ガイド24とを組み付けておき、これらの組付体を、外針ハブ16の基端側開口部26から、係合凸部33と係合凹部50が係合するまで圧入することにより実現され得る。
組付状態における隔壁付きハブ組立体10では、ディスク弁20の先端面における外周端部が、外針ハブ16における内周面の段差32に当接している。一方、ディスク弁20の基端面に設けられた環状突部60の基端側端面が押し子ガイド24の先端側端面52に当接していると共に、環状凹溝58の底壁面が押し子ガイド24における保持部54の先端面に当接している。これにより、ディスク弁20の外周端部が、外針ハブ16における内周面の段差32と押し子ガイド24の先端側端面52および保持部54とにより軸方向で挟持固定されている。なお、これらはゼロタッチで当接していてもよいし、押し付けられて、ディスク弁20の外周端部が軸方向で圧縮されていてもよい。
かかる組付状態では、ディスク弁20が外針ハブ16の内周面により径方向で圧縮されることから、環状突部60の内外周面が保持部54の外周面および外針ハブ16の内周面に押し付けられて圧縮される。また、ディスク弁20の環状凹溝58の内周側の壁面と押し子ガイド24の保持部54の内周面との径方向間には、径方向に広がって周方向の全周に亘って連続する円環形状の隙間62が形成される。
さらに、上記の如き組付状態では、ディスク弁20の中央部分56の基端面と押し子22の先端面とが当接していることが好適である。これにより、押し子22の先端側の位置を規定することができて、押し子22がディスク弁20と押し子ガイド24との間で軸方向で位置決めされ得ると共に、押し子22が軸方向に対して傾くおそれが低減され得る。
上記の如き構造とされた隔壁付きハブ組立体10の先端に対して、外針14の基端が固着されることにより、本実施形態の外針ユニット12が構成されている。外針14としては、従来公知のものが採用され得て、例えば特許文献1に示されるようにステンレス鋼などにより形成された金属製の中空針とされてもよいが、適度な可撓性を有する材料、例えば各種の軟質樹脂により形成されてもよい。また、外針14の先端部には、先細となるテーパ状外周面64が形成されて、生体への穿刺抵抗が軽減されていると共に、外針14の先端部の周壁には、複数の貫通孔66が設けられて、外針14に対する流体の流通効率の向上が図られている。
さらに、かかる外針ユニット12に対して、内針を備える内針ユニットを挿通することにより、留置針組立体が構成される。この内針ユニットとしては、例えば特開2012−130523号公報に記載の内針ハブ(12)から内針(10)が延び出している構造などが挙げられる。尤も、上記公報に記載の内針ハブ(12)には針先保護用プロテクタ(78)が設けられているが、このような針先保護のための構造は必須ではない。また、内針は中実針であってもよい。なお、外針ユニット12に対して内針ユニットを挿通することにより、内針がディスク弁20の中央部分56のスリット18に挿通されるが、押し子22の位置は図4等に示される初期位置に位置しており、ディスク弁20が大きく弾性変形させられることはない。
上記の如き構造とされた留置針組立体を使用するに際しては、先ず、留置針組立体を患者の血管に穿刺した後、内針ユニットを外針ユニット12から基端側に引き抜くことにより、外針ユニット12を患者の血管に穿刺された状態で留置する。その際、ディスク弁20から内針が抜去されることにより、ディスク弁20が初期形状に復元されて、スリット18が閉鎖される。これにより、患者の血液が、外針ユニット12内において、ディスク弁20より基端側へ逆流して漏れ出すことが防止され得る。
そして、図10に示されているように、外側ユニット12の基端側から雄コネクタであるシリンジ68の先端部分を挿入して、外側ユニット12の基端側開口部26に対して解除可能にテーパ係合して接続させる。または、雄コネクタとしてルアーロックコネクタが採用される場合には、ロック部28に対してねじ固定して接続させる。これに伴い、押し子22がシリンジ68の先端部分により軸方向先端側に押し込まれると共に、押し子22の先端部分36がディスク弁20のスリット18に押し入れられる。この結果、ディスク弁20の中央部分56が軸方向先端側に弾性変形し、スリット18が開放されて、ディスク弁20の基端側と先端側が連通する。これにより、シリンジ68の内部領域から外針ユニット12の内部を経て、患者の血管内へと至る流体通路70が構成される。かかる流体通路70を通じて、輸液や輸血、採血等が実施される。
なお、押し子22が軸方向先端側に押し込まれる際には、押し子22の外周面が、押し子ガイド24、および押し子ガイド24に設けられた突出部46の内周面にゼロタッチで当接、または僅かな離隔距離を隔てて離隔していることから、押し子22は、押し子ガイド24の内周面に沿って移動して軸方向先端側のディスク弁20に押し込まれる。或いは、軸方向に対して傾斜したとしても、僅かな傾斜角度をもって、押し子22がディスク弁20に押し込まれる。
そして、治療後、または治療中断時には、シリンジ68を外針ユニット12の基端側開口部26から引き抜くことにより、ディスク弁20が初期形状に復元変形すると共に、この弾性復元力によって押し子22が基端側に押し戻される。かかる押し子22の基端側への移動は、ディスク弁20が初期形状に復元するか、押し子22と押し子ガイド24のそれぞれの係止面42,48が当接することによって制限される。かかる操作は片手で行うことができて医療従事者の労力を軽減させ得るだけでなく、他の治療も同時に行うことができることから、治療の効率も向上させることができる。
上記の如き構造とされた本実施形態の隔壁付きハブ組立体10では、ディスク弁20の外周端部が、外針ハブ16の内周面に設けられた段差32と押し子ガイド24との軸方向間で挟持されるだけでなく、ディスク弁20に設けられた環状突部60が、押し子ガイド24の先端に設けられた保持部54と外針ハブ16との径方向間でも挟持される。これにより、ディスク弁20が外針ハブ16に対して安定して支持されて、シリンジ68の挿入時において、ディスク弁20に対して軸方向先端側への押込力が及ぼされても、外針ハブ16からのディスク弁20の位置ずれや脱落のおそれが低減され得る。
また、保持部54の先端がディスク弁20の環状凹溝58内に入り込むことから、例えば血圧によりディスク弁20が軸方向基端側に膨らんで弾性変形する場合にも、かかる弾性変形が効果的に制限される。即ち、ディスク弁20が軸方向基端側に弾性変形する際には、環状凹溝58の内周側壁面と保持部54の内周面とが当接して、それ以上の弾性変形が制限される。これにより、ディスク弁20が軸方向基端側へ弾性変形してスリット18が開放されることによる血液の漏出が、効果的に防止され得る。
しかも、環状凹溝58の内周側壁面である中央部分56の外周面が保持部54の内周面へ当接することによるストッパ作用に基づいて、ディスク弁20の軸方向基端側へ膨らむ変形量が抑えられることから、ディスク弁20の中央部分56の厚さ寸法を過度に大きくしなくても、血圧作用等に起因するスリット18の不用意な開放による血液の逆流などの不具合が防止され得る。それ故、ディスク弁20の中央部分56では、軸方向基端側へ膨らむ際の変形抵抗力に比して、軸方向先端側へ膨らむ際の変形抵抗力を十分に小さく設定することができる。その結果、ディスク弁20の中央部分56に押し子22を押し当ててスリット18を開放させる通常の連通操作に際して、押し子22に及ぼされるディスク弁20の弾性反力を小さく抑えて良好な操作性を得ることが、上述の血液逆流等の防止効果と両立して、実現可能になる。
さらに、本実施形態では、ディスク弁20における環状突部60の内外周面が、押し子ガイド24における保持部54の外周面と外針ハブ16の内周面とに押し付けられて、圧縮状態で保持されていることから、環状突部60と外針ハブ16および保持部54との摩擦を大きくすることができて、外針ハブ16からのディスク弁20の位置ずれや脱落が一層効果的に防止され得る。
更にまた、本実施形態のディスク弁20では、中央部分56の軸方向厚さ寸法に比べて、環状突部60の形成部位における軸方向厚さ寸法が大きくされており、即ち、中央部分56の厚さ寸法を小さく抑えつつ環状突部60の厚さ寸法を大きくしている。これにより、環状突部60によるディスク弁20の支持力が十分に確保されると共に、シリンジ68挿入時における中央部分56の弾性変形の容易性も十分に確保される。
特に、本実施形態では、保持部54と環状凹溝58の内周側壁面との間には隙間62が設けられていることから、押し子22がディスク弁20の中央部分56に押し付けられて弾性変形し始める際において、かかる弾性変形が隙間62で吸収されることで、ディスク弁20の保持部54への押し付けに起因するディスク弁20の開放操作時の変形抵抗が軽減されて、中央部分56の拡径変形が容易に許容される。これにより、中央部分56の弾性変形の容易性、即ちシリンジ68の挿入容易性が向上され得る。また、かかる隙間62により、ディスク弁20や押し子ガイド24などの各部材において、要求される寸法精度を軽減することができて、これら各部材の製造が容易とされ得る。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されることなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良などを加えた態様で実施され得るものであり、また、そのような実施態様も、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、前記実施形態では、隔壁付きハブ組立体10の先端に外針14が固着されており、かかる外針ユニット12に対して内針ユニットが挿通されて留置針組立体が構成されていたが、隔壁付きハブ組立体10の先端にはカテーテルやチューブが固着されることにより、外針ユニットに対して内針ユニットが挿通されて留置用カテーテル組立体などが構成されてもよい。このような留置用カテーテル組立体などにおいても、ハブの内部に装着された隔壁の位置ずれや脱落が効果的に防止され得る。
また、前記実施形態では、保持部54の突出先端面と環状凹溝58の底壁面とが当接していたが、保持部54が環状凹溝58に入り込んでいれば、これらの面が当接している必要はない。
さらに、保持部54の外周面には外周側に突出する突部を設けてもよい。かかる突部によりディスク弁20の環状突部60を更に圧縮して保持することで、ディスク弁20が外針ハブ16に対して一層確実に保持され得る。
さらに、本発明において、保持部54の内周面とディスク弁20の環状凹溝58における内周側の壁面との隙間62は必須なものではない。即ち、隔壁付きハブ組立体10の組立状態において、保持部54の内周面とディスク弁20の中央部分56における外周面は当接していてもよく、これにより、ディスク弁20が基端側に弾性変形させられることが一層制限されて、血液の漏出防止作用が更に効果的に発揮され得る。
また、前記実施形態では、環状突部60、保持部54、環状凹溝58などは周方向の全周に亘って連続して形成されていたが、それらの少なくとも一つを周方向で断続的に形成することも可能である。
なお、ハブ組立体に装着される隔壁は、例えば前記特許文献1に記載のバルブ(140)の如き略管状の側壁(147)が一体形成された円板形状の弾性体(シール142)に対して環状凹溝が設けられた構造とされてもよいし、円板形状の弾性体に対して環状凹溝を設けて、中央部分の軸方向基端面と環状突部の軸方向基端面とが同一平面上に位置するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、環状突部60は軸方向に延びる略円筒形状とされていたが、例えば環状突部の内周面や外周面から径方向に延び出す突起などが設けられてもよい。
また、前記実施形態では、ディスク弁20には、外周縁部に環状突部60が設けられると共に、当該環状突部60の内周に沿って基端側に開口する環状凹溝58が形成されていたが、かかる態様に限定されない。例えば、図11に示されているように、ディスク弁20において、基端側面の外周縁部に基端側および外周側に開口して周方向に延びる周溝72を設けても良い。このようなディスク弁20では、外針ハブ16の内周に組み付けられることにより周溝72の外周側が外針ハブ16の周壁で覆蓋される。その結果、ディスク弁20の外周部分を外針ハブ16の内周側に位置して周方向に延びる環状凹溝74が、軸方向基端側に開口して形成されている。即ち、この環状凹溝74は、溝内周側の周壁部がディスク弁20の中央部分56で構成されていると共に、溝外周側の周壁部が外針ハブ16の周壁で構成されており、ディスク弁20と外針ハブ16によって協働して環状凹溝74が形成されているのである。このような環状凹溝74には、前記実施形態における環状凹溝58と同様に、押し子ガイド24の保持部54が軸方向に入り込んだ状態で、外針ハブ16内に組み付けられており、かかる組付状態下では、前記実施形態と同様に、環状凹溝74の内周側の周壁部である中央部分56の保持部54への当接によるストッパ作用に基づいて、血液逆流等の防止効果が有効に発揮され得る。このことから明らかなように、本発明において、ディスク弁20における環状突部60は必須な構成でない。
さらに、前記実施形態では、ディスク弁20の環状凹溝58に押し子ガイド24の保持部54が入り込む一方、ディスク弁20の中央部分56の基端面と押し子22の先端面とが当接していたが、かかる態様に限定されない。即ち、例えば図12に示されているように、押し子76の軸方向最先端に保持部78が設けられて、ディスク弁80の環状凹溝82に入り込むようにしてもよい。かかる図12に示される態様では、押し子76の先端部分36の先端面から軸方向先端側に突出する筒形の保持部78が形成されていると共に、環状凹溝82の内径寸法が保持部78の内径寸法より小さくされている。これにより、環状凹溝82内に押し子76の保持部78が入り込んで、環状凹溝82の底壁面と押し子76の保持部78における先端面とが当接している。この結果、環状凹溝82の内周側の周壁部である中央部分56の、押し子76の保持部78への当接によるストッパ作用に基づいて、血液逆流等の防止効果が有効に発揮され得る。また、図12に示される態様では、ディスク弁80の環状凹溝82の内周側の壁面と押し子76の保持部78の内周面との径方向間には、径方向に広がって周方向の全周に亘って連続する円環形状の隙間84が形成されている。なお、かかる態様では、押し子ガイド24の保持部54も環状凹溝82内に入り込んでいるが、その必要はなく、ディスク弁80の環状突部60や押し子ガイド24の保持部54は形成されなくてもよい。また、環状凹溝82の底壁面と、押し子76の保持部78における先端面とは当接する必要はなく、環状凹溝82内に押し子76の保持部78が入り込んでいればよい。
なお、本発明では、押し子や押し子ガイドを採用しない態様も採用され得る。即ち、かかる隔壁付きハブ組立体では、外針ハブの基端側開口部からシリンジ等の雄ルアーの先端等が挿入されて押し込まれることによって、隔壁としてのディスク弁が弾性変形してスリットが開放されるようにされる。このようなディスク弁では、外周部分における環状凹溝の形成部分が薄肉とされている一方、環状凹溝の内周側の中央部分が相対的に厚肉とされている。なお、ディスク弁の外周縁部を外針ハブへ支持させるために、前記実施形態の押し子ガイドに代えて、固定リングを設けた等してもよい。
なお、本発明に採用される、隔壁に設けられるスリットは、先端側の開口寸法(前記各実施形態におけるスリットの径方向長さ)よりも基端側の開口寸法が大きくされることが好ましい。これにより、血液が逆流する際においてもスリットを開放されにくくすることができて、血圧に対する耐圧性を向上させることができる。
10:隔壁付きハブ組立体、16:外針ハブ(ハブ)、18:スリット、20,80:ディスク弁(隔壁)、22,76:押し子、24:押し子ガイド、54,78:保持部、56:中央部分、58,74,82:環状凹溝、60:環状突部、62,84:隙間、70:流体通路

Claims (6)

  1. 流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁が装着されていると共に、該隔壁に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁の該スリットに押し入れられることで該隔壁が連通されるようになっている隔壁付きハブ組立体において、
    前記隔壁はディスク状に形成されて、該隔壁の外周部分には前記ハブの内周側に位置して周方向に延びる環状凹溝が前記ハブの基端側の面に開口して形成されており、該環状凹溝よりも内周に位置する中央部分に前記スリットが形成されている一方、
    前記押し子ガイドにおける該隔壁側の軸方向先端部或いは前記押し子における該隔壁側の軸方向先端部において該環状凹溝内に入り込む保持部が形成されていることを特徴とする隔壁付きハブ組立体。
  2. 前記保持部が前記押し子ガイドにおける前記隔壁側の軸方向先端部に形成されており、
    該隔壁の外周部分において前記流体流路の長さ方向で前記押し子側に向かって突出する環状突部が形成されていると共に、前記環状凹溝が該環状突部の内周に沿って形成されており、
    該保持部と前記ハブの内周面との間で該隔壁の該環状突部が保持されている請求項1に記載の隔壁付きハブ組立体。
  3. 前記流体通路の長さ方向において、前記中央部分よりも前記環状突部のほうが大きく突出している請求項2に記載の隔壁付きハブ組立体。
  4. 前記押し子ガイドの前記保持部と前記ハブとの間で前記隔壁の前記環状突部が圧縮状態で保持されている請求項2又は3に記載の隔壁付きハブ組立体。
  5. 前記環状凹溝に挿し入れられた前記押し子ガイド或いは前記押し子の前記保持部と、該環状凹溝の内周側の壁面との間には、隙間がある請求項1〜4の何れか1項に記載の隔壁付きハブ組立体。
  6. 流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁が装着されており、ハブの基端側から雄ルアー等が挿入されることによって、該隔壁のスリットが開かれるようになっている隔壁付きハブ組立体において、
    前記隔壁はディスク状に形成されて、該隔壁の外周部分には前記ハブの内周側に位置して周方向に延びる環状凹溝が前記ハブの基端側の面に開口して形成されており、該環状凹溝よりも内周に位置する中央部分に前記スリットが形成されている一方、
    前記隔壁とは別の部材が前記ハブに固定されており、前記環状凹溝に対して別の部材の軸方向先端部分が入り込んでいることを特徴とする隔壁付きハブ組立体。
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