JP2019195721A - 隔壁部材付きハブ組立体 - Google Patents
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Description
本発明の(1)の態様は、流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁部材が装着されていると共に、該隔壁部材に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁部材の該スリットに押し入れられることで該隔壁部材が連通されるようになっている隔壁部材付きハブ組立体において、前記隔壁部材の外周部分において前記流体通路の長さ方向で前記押し子側に向かって突出する環状突部が形成されている一方、前記押し子ガイドにおける該隔壁部材側の軸方向先端部において該環状突部内に入り込む保持部が形成されており、該保持部と前記ハブとの間で該隔壁部材の該環状突部が圧縮状態で保持されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体では、隔壁部材の外周部分に環状突部を設けたことで、押し子ガイドの保持部とハブとの間での隔壁部材に及ぼされる保持力を、かかる環状突部に対して大きな面積をもって及ぼし易くなり、隔壁部材への保持力の向上が容易に図られ得る。
本発明の(2)の態様は、前記第1の態様に係る隔壁部材付きハブ組立体において、前記保持部と前記ハブとの少なくとも一方に押え突部が形成されて、前記隔壁部材における該押え突部との接触部分は該押え突部により圧縮された挟圧部とされているものである。 本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体によれば、環状突部を押え突部で部分的に圧縮することで、押え突部による圧縮部位では大きな挟持力を作用させると共に、それを外れた部分では圧縮部位から押し出された容積相当分で環状突部に厚さ方向への弾性変形作用を及ぼして保持部とハブとの間での保持力を向上させ、全体として環状突部に対して大きな保持力を及ぼすことが可能になる。
このように単に押え突部による挟圧作用で及ぼされる保持力だけでなく、環状突部の全体に対して大きな抜出阻止力が発揮されるのであり、その結果、ハブ組立体における隔壁部材の位置ずれや脱落が効果的に防止されるのである。しかも、環状突部において大きな挟圧力が及ぼされる部位が、押え突部によって局所的とされることから、ハブに対する隔壁部材や押し子ガイド等の組付けも容易に行うことができる。
そのうえで、以下の(3),(4)の態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体のように、環状突部の特定部位に対して、保持部の外周面またはハブの内周面に形成された押え突部により局所的に大きな圧縮力を及ぼしたことで、ハブに対する隔壁部材や押し子ガイド等の組付けを容易としつつ、ハブ内での隔壁部材の位置ずれや脱落を効果的に防止することを可能となし得た。
本発明の(3)の態様は、前記(2)の態様に係る隔壁部材付きハブ組立体において、前記保持部の外周面に押え突部が形成されて、該押え突部と前記ハブの内周面との間で前記隔壁部材の前記環状突部が圧縮状態で保持されているものである。
本発明の(4)の態様は、前記(2)又は(3)の態様に係る隔壁部材付きハブ組立体において、前記ハブの内周面に押え突部が形成されて、該押え突部と前記保持部との間で前記隔壁部材の前記環状突部が圧縮状態で保持されているものである。
なお、これら(3),(4)の態様は、2つの態様に係る押え突部を相互に組み合わせることも可能であり、例えば、保持部の外周面に押え突部が形成されると共に、ハブの内周面に押え突部が形成されて、かかる保持部の外周面とハブの内周面とで隔壁部材の環状突部が圧縮状態で保持されてもよい。
本発明の(5)の態様は、前記(3)又は(4)の態様に係る隔壁部材付きハブ組立体であって、前記環状突部において前記挟圧部より前記押し子の移動方向の後方側が該挟圧部に比べて厚肉とされているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体によれば、保持部とハブとの間で保持された環状突部が抜け出すには、押え突部で径方向の対向面間距離が狭められた領域を通らなければならない。換言すれば、環状突部は、押え突部で最も圧縮されて薄肉とされた挟圧部よりも抜け出し方向の後方側が厚肉とされているから、かかる厚肉の部分がそれより薄肉の挟圧部を経て抜け出すに際しては、一層大きな抵抗力が及ぼされる。なお、環状突部における後方側は、ハブ内に隔壁部材が組み付けられて挟圧部に圧縮力が及ぼされた状態で該挟圧部より厚肉とされていれば良く、ハブに組み付けられる前の隔壁部材の単品状態での寸法形状は限定されない。
本発明の(6)の態様は、前記(2)〜(5)の何れかの態様に係る隔壁部材付きハブ組立体において、前記押え突部により、前記隔壁部材の前記環状突部における突出方向の基端部が圧縮状態で保持されているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体では、隔壁部材が、環状突部の突出方向の基端部において、押え突部により圧縮されて保持されていることから、環状突部における圧縮部分よりも突出方向先端側の領域が十分な長さや体積をもって確保される。従って、雄コネクタなどが挿入されて、隔壁部材が流体通路の長さ方向に引っ張られる際に、ハブの内周面と押え突部とにより狭幅とされる部分を通過する領域が長くなることから、ハブ組立体への雄コネクタなどの挿入時において、ハブ組立体からの隔壁部材の脱落がより効果的に防止され得る。
本発明の(7)の態様は、流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁部材が装着されていると共に、該隔壁部材に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁部材の該スリットに押し入れられることで該隔壁部材が連通されるようになっている隔壁部材付きハブ組立体において、前記ハブの内周面に段差状部が設けられており、前記隔壁部材が該段差状部と前記押し子ガイドに挟まれて圧縮状態で保持されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体では、ハブの内周面に段差状部が設けられて、当該段差状部と押し子ガイドとの軸方向間で隔壁部材が挟まれて圧縮状態で保持されることから、ハブ内に装着された隔壁部材の位置ずれや脱落が効果的に防止される。なお、段差状部と押し子ガイドとの軸方向間での挟圧部分は、隔壁部材においてスリットが形成された中央部分を外周側に外れた領域に設定されることが望ましい。
本発明の(8)の態様は、前記(7)の態様に係る隔壁部材付きハブ組立体であって、前記段差状部において前記押し子側に向かって突出する押え突部が形成されて、該押え突部と前記押し子ガイドとの間で前記隔壁部材が圧縮状態で保持されているものである。
本態様に従う構造とされた隔壁部材付きハブ組立体では、段差状部において押し子側に向かって突出する押え突部が形成されて、当該押え突部と押し子ガイドとの間で隔壁部材が圧縮されることから、局所的により強い圧縮力をもって、隔壁部材が保持される。特に、ハブ組立体への雄コネクタなどの挿入方向に対して反対方向に押え突部が突出していることから、隔壁部材が挿入方向に引っ張られる際に、押え突部が引っ掛かり作用を示して、ハブ内に装着された隔壁部材の位置ずれや脱落が一層効果的に防止される。
Claims (7)
- 流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁部材が装着されていると共に、該隔壁部材に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁部材の該スリットに押し入れられることで該隔壁部材が連通されるようになっている隔壁部材付きハブ組立体において、
前記隔壁部材の外周部分において前記流体通路の長さ方向で前記押し子側に向かって突出する環状突部が形成されている一方、前記押し子ガイドにおける該隔壁部材側の軸方向先端部において該環状突部内に入り込む保持部が形成されていると共に、該保持部の外周面と前記ハブの内周面との少なくとも一方には他方に向かって突出する押え突部が形成されて、該環状突部における該押え突部との接触部分が該押え突部により圧縮された挟圧部とされており、該挟圧部において、該保持部と前記ハブとの間で該隔壁部材の該環状突部が圧縮状態で保持されていることを特徴とする隔壁部材付きハブ組立体。 - 前記保持部の外周面に前記押え突部が形成されて、該押え突部と前記ハブの内周面との間で前記隔壁部材の前記環状突部が圧縮状態で保持されている請求項1に記載の隔壁部材付きハブ組立体。
- 前記ハブの内周面に前記押え突部が形成されて、該押え突部と前記保持部との間で前記隔壁部材の前記環状突部が圧縮状態で保持されている請求項1又は2に記載の隔壁部材付きハブ組立体。
- 前記環状突部において前記挟圧部より前記押し子の移動方向の後方側が該挟圧部に比べて厚肉とされている請求項2又は3に記載の隔壁部材付きハブ組立体。
- 前記押え突部により、前記隔壁部材の前記環状突部における突出方向の基端部が圧縮状態で保持されている請求項1〜4の何れか1項に記載の隔壁部材付きハブ組立体。
- 流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁部材が装着されていると共に、該隔壁部材に対して一方の側に筒状の押し子が配されて、該ハブの内周に組み付けられた押し子ガイドにより該押し子が該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁部材の該スリットに押し入れられることで該隔壁部材が連通されるようになっている隔壁部材付きハブ組立体において、
前記ハブの内周面に段差状部が設けられていると共に、該ハブの該段差状部において前記押し子側に向かって突出する押え突部が形成されており、前記隔壁部材が前記スリットの形成された中央部分よりも外周側において、該押え突部により前記押し子ガイドとの間で圧縮されて保持されていることを特徴とする隔壁部材付きハブ組立体。 - 流体通路を構成するハブの内部にスリット付きの隔壁部材が装着されていると共に、該隔壁部材に対して一方の側に筒状の押し子が配されて該流体通路の長さ方向で所定距離移動可能とされており、該押し子が該隔壁部材の該スリットに押し入れられることで該隔壁部材が連通されるようになっている隔壁部材付きハブ組立体において、
前記隔壁部材の外周部分には前記流体通路の長さ方向で前記押し子側に向かって突出する環状突部が形成されていると共に、前記ハブの内部に組み付けられた部材には該押し子を移動方向へ案内するガイド部と該環状突部に入り込む保持部が設けられており、該保持部の外周面と前記ハブの内周面との少なくとも一方には他方に向かって突出して該環状突部に対して圧縮力を及ぼす押え突部が形成されていることを特徴とする隔壁部材付きハブ組立体。
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