JP6677827B2 - 眼科用医薬組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、活性成分としてアフリベルセプトを含む眼科用医薬組成物に関する。より詳しくは、本発明は、特定のpHを有し、酢酸塩緩衝剤を含み、イオン性等張化剤を含まないアフリベルセプト含有眼科用医薬組成物に関する。
血管新生は、固形腫瘍、増殖性網膜症、老人性黄斑変性症(AMD)、および関節リウマチなど、様々な疾患の発病に関与すると知られている。血管新生に必要な因子の1つである血管内皮増殖因子(VEGF)は、ヒトのがんで発現し、腫瘍血管新生において重要な役割を果たす。また、眼球液中に高濃度のVEGFが存在することは、糖尿病性およびその他の虚血性網膜症患者の血管新生活性と高い相関があり(Aiello LP,et al.,N Engl J Med 1994;331: 1480−1487)、老人性黄斑変性症(AMD)患者の脈絡膜新生血管膜における増殖因子の局在につながる(Amin R1,et al.Invest Ophthalmol Vis Sci. 1994 Jul;35(8): 3178−88)。したがって、抗VEGF抗体またはVEGF阻害剤は、固形腫瘍および眼内血管新生に関連する疾患の治療における有望な候補でありうる。
VEGF阻害剤の1つであるアフリベルセプトは、ヒトIgG1免疫グロブリンのFc部分に融合されている、ヒトVEGF受容体1および2の細胞外ドメイン由来のVEGF結合部位からなる組換え融合タンパク質である。アフリベルセプトは、商標名Eylea(登録商標)として滲出型黄斑変性症の治療用として、米国および欧州で承認されている。
非最適条件下のタンパク質含有医薬組成物では、物理化学的変性が生じる。特に、タンパク質濃度、緩衝剤の種類、安定化剤の種類および濃度、有機共溶媒の種類および濃度、塩の濃度、pH、温度、空気との接触などの要因は、タンパク質の酸化、脱アミド化、異性体化、および重合に、大きな影響をもたらす。これらの変性は、タンパク質の凝集体、断片、および異性体を生成させ、生理活性を低下させる恐れがある。特にタンパク質の凝集は、不溶性微粒子の形成における重要な内在要因であり、免疫反応のような副作用を引き起こす恐れがある。また、眼科用製剤の特性上、不溶性微粒子は、厳格に制限あるいは規制されるべきである。
韓国特許第10−1406811号(国際公開第WO2007/149334号)には、アフリベルセプト;ポリソルベートなどの有機共溶媒;塩化ナトリウムまたは塩化カリウムから選択されたイオン性等張化剤;リン酸ナトリウム緩衝剤;およびスクロースなどの安定化剤をそれぞれ特定の濃度で含む、pH5.8〜7.0の眼科用製剤および凍結乾燥可能な製剤が開示されている。前記韓国特許第10−1406811号に開示された製剤は、硝子体内投与に適したプレフィルドシリンジに適用することができる。
前記韓国特許第10−1406811号に開示された眼科用製剤および凍結乾燥可能な製剤は、アフリベルセプトの凝集、断片化、および異性体化による不純物および副産物の生成を抑制する効果を有することが記載されている。しかし、前記製剤には、苛酷条件下、例えば、40℃以上の高温条件下では、アフリベルセプに対する安定化効果が顕著に低下するという問題がある(韓国特許公開第10−2017−0000356号)。
本発明者らは、冷蔵保管条件だけでなく、加速条件および苛酷条件下でも、アフリベルセプト由来の不純物(二量体もしくは多量体不純物)の生成を最小化することができる眼科用製剤を開発するために、様々な研究を行った。特に、本発明者らは、緩衝剤、等張化剤、pHの範囲などを含めて、製剤化に関する様々な研究を行った。その結果、本発明者らは、NaClのようなイオン性等張化剤の使用が、アフリベルセプト由来の二量体もしくは多量体の生成を引き起こすことを見出した。また、本発明者らは、NaClのようなイオン性等張化剤を使用せずに、糖または糖アルコールの量を調節して等張性を調節し、特定の緩衝剤(酢酸塩緩衝剤)を使用してpHを5.2〜5.7に調節した場合、二量体および多量体不純物の生成を著しく減少させることができ、生物学的活性を高いレベルで長期間維持できることを見出した。
したがって、本発明は、pHが5.2〜5.7であり、酢酸塩緩衝剤を含み、イオン性等張化剤を含まないアフリベルセプト含有眼科用医薬組成物を提供する。
本発明の一態様によれば、眼科用医薬組成物であって、pHが5.2〜5.7であり、水性媒質中に(a)治療有効量のアフリベルセプト;(b)5〜50mMの酢酸塩緩衝剤;(c)6〜12w/v%の糖または3〜7w/v%の糖アルコール;および(d)0.01〜0.1w/v%の界面活性剤を含み、かつイオン性等張化剤を含まない眼科用医薬組成物が提供される。
前記アフリベルセプトは、20〜50mg/mlの範囲の濃度で存在してもよい。
前記酢酸塩緩衝剤は、酢酸ナトリウム緩衝剤であってもよい。前記酢酸塩緩衝剤は、好ましくは約10〜20mM、より好ましくは約10〜15mMの範囲の濃度で存在してもよい。
前記糖は、好ましくはスクロース、トレハロースまたはそれらの混合物、より好ましくはスクロースまたはトレハロース、最も好ましくはスクロースであってもよい。前記糖は、約6〜8w/v%の範囲の濃度で存在してもよい。また、前記糖アルコールは、ソルビトールであってもよい。前記糖アルコールは、約5w/v%の濃度で存在してもよい。
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、またはそれらの混合物、好ましくはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートまたはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート、より好ましくはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートであってもよい。一実施形態において、前記界面活性剤は、約0.03w/v%の濃度で存在してもよい。
本発明の一実施形態において、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;7w/v%のスクロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなり、pHが約5.5である眼科用医薬組成物が提供される。
本発明の別の一実施形態において、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;8w/v%のトレハロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなり、pHが約5.5である眼科用医薬組成物が提供される。
本発明により、NaClのようなイオン性等張化剤の使用がアフリベルセプト由来の二量体もしくは多量体の生成を引き起こすだけでなく、生物学的活性に影響を与えることが見出された。本発明に係る眼科用医薬組成物において、NaClのようなイオン性等張化剤を使用せずに、糖または糖アルコールの量を調節して等張性を調節し、酢酸塩緩衝剤を使用してpHを5.2〜5.7に調節することによって、冷蔵保管条件だけでなく、加速条件および苛酷条件下でも、二量体および多量体不純物の生成を著しく減少させることができ、生物学的活性を高いレベルで長期間維持できる。したがって、本発明に係る眼科用医薬組成物は、物理化学的安定性および生物学的安定性を向上させることができ、滲出型老人性黄斑変性症および糖尿病性黄斑浮腫などの様々な眼疾患の患者における硝子体内投与および眼内投与のためのプレフィルドシリンジに、適切に適用することができる。
本発明の眼科用医薬組成物を用いたヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)の血管形成評価を行って得た結果を示す。
本発明は、眼科用医薬組成物であって、pHが5.2〜5.7であり、水性媒質中に(a)治療有効量のアフリベルセプト;(b)5〜50mMの酢酸塩緩衝剤;(c)6〜12w/v%の糖または3〜7w/v%の糖アルコール;および(d)0.01〜0.1w/v%の界面活性剤を含み、かつイオン性等張化剤を含まない眼科用医薬組成物を提供する。
本発明の医薬組成物において、活性成分として使用されるアフリベルセプトは、治療有効量で含有されてもよい。たとえば、アフリベルセプトは、10〜50mg/mlの範囲の濃度、好ましくは20〜50mg/mlの範囲の濃度、より好ましくは約40mg/mlの濃度で存在してもよいが、これらに限定はされない。
前記水性媒質は、酢酸塩緩衝剤とともに緩衝液を提供することができる任意の水性媒質を含み、例えば、注射用水、滅菌精製水などを含む。
前記酢酸塩緩衝剤は、アルカリ金属酢酸塩またはアルカリ土類金属酢酸塩を含む。たとえば、前記酢酸塩緩衝剤は、酢酸ナトリウム緩衝剤であってもよい。前記緩衝剤において、酢酸塩と金属(例えば、ナトリウム)との比を調節することによって、所望のpHを提供してもよい。前記酢酸塩緩衝剤は、5〜50mM、好ましくは5〜30mM、より好ましくは約10〜20mM、最も好ましくは約10〜15mMの範囲の濃度で存在してもよいが、これらに限定はされない。
前記糖は、好ましくはスクロース、トレハロースまたはそれらの混合物、より好ましくはスクロースまたはトレハロース、最も好ましくはスクロースであってもよい。前記糖は、6〜12w/v%、好ましくは6〜10w/v%の範囲の濃度で存在してもよい。また、前記糖が約6〜8w/v%の範囲の濃度で存在する場合、医薬組成物は、優れた安定性のみならず、生理食塩水の浸透圧(約290mOsmol/kg)に近い浸透圧を示すことが、本発明により明らかになった。したがって、最も好ましくは、前記糖は、約6〜8w/v%の範囲の濃度で存在してもよい。また、前記糖アルコールは、ソルビトールであってもよい。前記糖アルコールは、約5w/v%の濃度で存在してもよい。
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ポリソルベート20、ポリソルベート80など)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(例えば、ポロキサマー188(登録商標)など)、またはそれらの混合物、好ましくはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)またはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、より好ましくはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートであってもよい。前記界面活性剤は、0.01〜0.1w/v%の範囲の濃度で存在してもよい。一実施形態において、前記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、好ましくは0.01〜0.03w/v%の範囲の濃度、より好ましくは約0.03w/v%の濃度で存在してもよい。別の実施形態において、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体は、好ましくは0.03〜0.1w/v%の範囲の濃度で存在してもよい。
本発明の一実施形態において、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;7w/v%のスクロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなり、pHが約5.5である眼科用医薬組成物が提供される。
本発明の別の一実施形態において、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;8w/v%のトレハロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなり、pHが約5.5である眼科用医薬組成物が提供される。
本発明の医薬組成物は、ガラスバイアルに充填されてもよい。また、本発明の医薬組成物は、プレフィルドシリンジの形態で提供されてもよい。
以下、下記実施例により本発明についてさらに詳細に説明する。しかし、これらの実施例は、本発明を例示的に説明するためのものであり、本発明の範囲はこれらによって限定されるものではない。
眼科用組成物の調製および評価
(1)眼科用組成物の調製
下記表1および表2に示した成分および含量に従って、眼科用組成物を調製した。それぞれの組成物のpHは、酢酸ナトリウム緩衝剤のナトリウムと酢酸塩との比を変化させることによって調節するか、またはクエン酸ナトリウム緩衝剤のナトリウムとクエン酸塩との比を変化させることによって調節した。具体的には、それぞれのpHを有する酢酸ナトリウム緩衝剤またはクエン酸ナトリウム緩衝剤を調製した後、アフリベルセプト、糖(スクロースまたはトレハロース)または糖アルコール(ソルビトール)、およびポリソルベート20を撹拌下で溶解させて、それぞれの製剤を調製した。製剤1−13は、緩衝剤としてリン酸ナトリウムを使用し、イオン性等張化剤として塩化ナトリウムをさらに溶解させて調製した。また、製剤1−14、2−13、および2−14は、イオン性等張化剤として塩化ナトリウムをさらに溶解させて調製した。得られた製剤それぞれの浸透圧を、表1および表2に示す。
(2)苛酷条件下および加速条件下における、アフリベルセプト由来の断片、二量体、および多量体の生成の評価
先に調製した製剤それぞれを、3mlのガラスバイアルに入れ、25℃または40℃で8週間保管した後、アフリベルセプト(単量体)およびその断片、二量体または多量体の含量を、サイズ排除HPLC(SEC−HPLC)および動的光散乱(DLS)分析を通じて測定した。前記SEC−HPLC分析の条件は、以下の通りである;カラム:TSK−GEL G3000SWXL、7.8×30(IDmm×Lcm)(東ソー社製、Cat.#08541)、移動相:250mM KClおよび0.05% NaNを含有する200mM リン酸カリウム緩衝剤(pH6.2)、流速:0.5ml/分、および波長:280nm。前記DLS分析は、Zetasizer Nano system(Malvern社製)を用いて、Z平均および多分散指数(PDI)を特定することによって行った。
SEC−HPLC分析の結果を表3および表4に示し、DLS分析の結果を表5および表6に示す。
表3〜6の結果からわかるように、WO2007/149334に開示されている製剤(すなわち、製剤1−13)を、加速条件下(25℃)および苛酷条件下(40℃)で8週間保管したところ、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物が、高レベルで生成した。また、公知の製剤(すなわち、製剤1−13)と同じイオン性等張化剤および糖を用いて調製し、製剤1−3と同じ酢酸ナトリウム緩衝剤を用いてpHを調整して調製した製剤1−14および2−13においては、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物が、公知の製剤(すなわち、製剤1−13)と同等レベルで生成した。これら結果から、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成は、イオン性等張化剤(たとえば、NaCl)によって著しく増加することが確認できる。また、酢酸塩緩衝剤の代わりにクエン酸塩緩衝剤を含む製剤(すなわち、製剤2−11および2−12)の場合、クエン酸塩がイオン性塩として機能することによって、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成が著しく増加することが確認できる。
イオン性等張化剤を使用せず、糖の含量を増加させて調製した、多様なpHを有する眼科用製剤(すなわち、製剤1−1〜1−12および製剤2−1〜2−10)を、加速条件下(25℃)および苛酷条件下(40℃)下で8週間保管した後、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物を測定した。その結果、pHが5.2〜5.7であり、イオン性等張化剤を含まない製剤、すなわち、製剤1−2、1−3、1−4、1−8、1−9、1−10および2−1〜2−10では、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成が有意に減少した。特に、pHが5.5であり、イオン性等張化剤を含まない製剤、すなわち、製剤1−3、1−9、2−2、2−3、2−4、2−7、2−8、および2−9では、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成が顕著に減少した。また、糖の代わりに糖アルコール(ソルビトール)を用いたこと以外は、製剤1−3と同じ成分を用いて調製した製剤1−15でも、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成が顕著に減少した。これらのうち、製剤1−15、2−2、2−3、2−4、2−7、2−8、および2−9の浸透圧は、点眼製剤において通常許容可能な有効浸透圧範囲、すなわち、約230〜320mOsmol/kgの範囲にあった。特に、製剤2−3および2−8の浸透圧は、生理食塩水の浸透圧(290mOsmol/kg)に準じた約270〜310mOsmol/kgの範囲にあったことから、これらの製剤は、眼科用製剤として非常に有用に用いることができる。
(3)冷蔵保管条件(4℃条件)下における、アフリベルセプト由来の断片、二量体、および多量体の生成の評価
製剤2−1〜2−10、1−13、2−13および2−14を、3mlのガラスバイアルに入れ、4℃で6ヶ月間および12ヶ月間保管した後、アフリベルセプト(単量体)およびその断片、二量体または多量体の含量を前記(2)と同一の方法で測定した。SEC−HPLC分析の結果を表7および表8に示し、DLS分析の結果を表9および表10に示す。
表7〜10の結果からわかるように、4℃で6ヶ月間および12ヶ月間保管したところ、イオン性等張化剤を含まない製剤(すなわち、製剤2−1〜2−10)およびイオン性等張化剤を含む製剤(すなわち、製剤1−13、2−13、および2−14)のいずれにおいても、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物は低レベルであった。しかし、イオン性等張化剤を含まない製剤では、イオン性等張化剤を含む製剤と比べて、アフリベルセプト由来の二量体および多量体不純物の生成は有意に低いレベルであった。
(4)アスパラギン(Asn)脱アミド化の分析
先に加速条件下(25℃)および苛酷条件下(40℃)で8週間保管した製剤1−2、1−3、1−4、1−8、1−9、1−10、1−13、1−14、1−15、2−1〜2−10、2−13および2−14に対して、アスパラギン(Asn)脱アミド化分析、すなわち、アスパラギン脱アミドの定量を目的としたイソアスパラギン酸定量分析を行い、そのタンパク質変性を評価した。また、4℃条件下で6ヶ月間および12ヶ月間保管した製剤2−1〜2−10、1−13、2−13および2−14に対してイソアスパラギン酸定量分析を行い、そのタンパク質変性を評価した。
このアスパラギン脱アミド化分析は、ISOQUANT(登録商標)Isoaspartate Detection キット(Promega社製、Cat.#MA1010)を用いて、製造会社の説明書に従って実施した。その結果を表11〜14に示す。
表11〜14の結果からわかるように、加速条件下(25℃)および苛酷条件下(40℃)で8週間保管した本発明の組成物、すなわち、製剤1−2、1−3、1−4、1−8、1−9、1−10および2−1〜2−10では、脱アミド化生成物が有意に減少した。特に、pHが5.5であり、イオン性等張化剤を含まない製剤、すなわち、製剤1−3、1−9、2−3および2−9では、脱アミド化生成物が顕著に減少した。
また、製剤2−1〜2−10、1−13、2−13および2−14を、4℃で6ヶ月間および12ヶ月間保管したところ、イオン性等張化剤を含まない製剤(すなわち、製剤2−1〜2−10)およびイオン性等張化剤を含む製剤(すなわち、製剤1−13、2−13、および2−14)のいずれにおいても、脱アミド化生成物は低レベルであった。しかし、イオン性等張化剤を含まない製剤では、イオン性等張化剤を含む製剤と比べて、脱アミド化生成物は有意に低いレベルであった。
(5)細胞増殖に対する抑制の評価
先に加速条件下(25℃)で8週間および4℃下で12ヶ月間保管した製剤1−3、1−13、2−3、2−8、および2−13の生物学的活性を評価した。ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を血管内皮増殖因子(VEGF)で処理すると、細胞が増殖する。前記条件下で、アフリベルセプト処理による、細胞増殖に対する抑制を評価するために、インビトロ試験を行った。
この試験は、rhVEGF165(Promokine社製、Cat.#C−64420)の終濃度50ng/ml、アフリベルセプトの濃度勾配2.4〜2500ng/mlで行った。37℃の、加湿した5%COインキュベーター内で3時間、中和反応を行った。反応生成物で前記細胞を処理した後、3日間培養した。細胞増殖に対する抑制を評価するために、CellTiter 96(登録商標)AQueous One Solution Cell Proliferation分析(Promega社製、Cat.#G3580、MTS溶液)プロトコルに従って、590nmにおける吸光度を測定し、50%の抑制(IC50)に必要な濃度を決定した。
この増殖抑制試験から得た各製剤のIC50値を、表15に示す。
表15の結果からわかるように、加速条件下で長期間保管したところ、本発明によって得られた眼科用製剤は、従来の製剤と比較して、優れた安定性を有するのみならず、生物学的活性において約20〜25%の増加を示した。また、4℃の保管条件下で保管した際には、イオン性等張化剤を含まない製剤は、イオン性等張化剤を含む製剤よりも、生物学的活性において優れている。
(6)管形成に対する抑制の評価
先に加速条件下(25℃)で8週間保管した製剤1−3、1−13、2−3、2−8、および2−13について、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)の管形成分析を行った。ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)は、マトリゲルがコーティングされたプレートで、管を形成する。血管内皮増殖因子(VEGF)でHUVECを処理すると、HUVECの管形成能が増加する。前記条件下で、アフリベルセプト処理による、管形成能に対する抑制を評価するために、インビトロ試験を行った。
10μlのマトリゲル(Matrigel,BD Matrigel,Growth Factor Reduced,Cat. #356231)を、Ibidi社のマイクロスライドアンジオジェネシスibiTreat(Cat.#81506)キットの各ウェルに入れた後、37℃で2時間、重合反応を行った。rhVEGF165(Promokine社製、Cat.#C−64420)の終濃度を1.56nM(約60ng/ml)に設定し、アフリベルセプトは10nM(約1150ng/ml)の濃度となるよう設定する。37℃の、加湿した5%COインキュベーター内で3時間インキュベートした。前記細胞(1×10個/50μl)をインキュベートした生成物と混合した後、それぞれマトリゲルがコーティングされたマイクロスライドアンジオジェネシスウェルに加えた。約16時間後、管形成を観察した。
HUVECによる管形成の顕微鏡写真を撮影した後、アメリカ国立衛生研究所(NIH)から配布されているImageJプログラム用の血管新生分析計を用いて、管形成の程度を測定した。管形成の抑制は、管の数および管を形成する分岐点の数を測定することによって、評価した。
HUVECの管形成に対する抑制試験から得た、各製剤の結果を、下記表16および図1に示す。
また、4℃で12ヶ月間保管した製剤についても、これと同じ試験を行った。その結果を表17に示す。
表16および図1の結果からわかるように、本発明によって得られた眼科用製剤は、加速条件下で長期間保管したところ、従来の製剤に比べて安定性に優れるのみならず、対照群と同等レベルの管形成能を示す、すなわちイオン性等張化剤を含む製剤と比べて、管形成抑制が顕著に増加している。また、4℃の保管条件下で保管した際には、イオン性等張化剤を含まない製剤は、イオン性等張化剤を含む製剤よりも、HUVECによる管形成に対する抑制活性において優れている。

Claims (13)

  1. 眼科用医薬組成物であって、pHが5.2〜5.7であり、水性媒質中に(a)治療有効量のアフリベルセプト;(b)1020mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;(c)6〜12w/v%の糖または3〜7w/v%の糖アルコール;および(d)0.01〜0.1w/v%の界面活性剤を含み、かつイオン性等張化剤を含まない眼科用医薬組成物。
  2. 前記アフリベルセプトが20〜50mg/mlの範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項1に記載の眼科用医薬組成物。
  3. 前記糖がスクロース、トレハロースまたはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の眼科用医薬組成物。
  4. 前記糖がスクロースであることを特徴とする、請求項1に記載の眼科用医薬組成物。
  5. 前記糖が約6〜8w/v%の範囲の濃度で存在することを特徴とする、請求項またはに記載の眼科用医薬組成物。
  6. 前記糖アルコールがソルビトールであることを特徴とする、請求項1に記載の眼科用医薬組成物。
  7. 前記ソルビトールが約5w/v%の濃度で存在することを特徴とする、請求項に記載の眼科用医薬組成物。
  8. 前記界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の眼科用医薬組成物。
  9. 前記界面活性剤がポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートまたはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレートであることを特徴とする、請求項に記載の眼科用医薬組成物。
  10. 前記界面活性剤がポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートであることを特徴とする、請求項に記載の眼科用医薬組成物。
  11. 前記界面活性剤が約0.03w/v%の濃度で存在することを特徴とする、請求項10に記載の眼科用医薬組成物。
  12. pHが約5.5であり、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;7w/v%のスクロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなる、眼科用医薬組成物。
  13. pHが約5.5であり、40mg/mlのアフリベルセプト;10〜15mMの酢酸ナトリウム緩衝剤;8w/v%のトレハロース;0.03w/v%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよび水性媒質からなる、眼科用医薬組成物。
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