JP6677070B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents
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Description
この結果、潤滑油が無駄に消費され、給油ユニット100を長期にわたって機能させることができなくなり、メンテナンスの頻度が増え、例えば工作機械の場合には生産効率を低下させてしまう。
この構成によれば、取り入れ口が風防部の全周にわたって設けられ、ノズル側における負圧を低減する作用を高めることができる。そして、取り入れ口が全周にわたって設けられていても、取り付け部によって風防部を支えることができる構成となる。
外輪22は、軸受ハウジング8の内周面に固定される円筒状の部材であり、その内周に軌道(以下、外輪軌道26という。)が形成されている。本実施形態では、外輪22と外輪間座18とは別体であるが、図示しないが、これらは一体(一体不可分)であってもよい。
しかし、本実施形態の給油ユニット40には風防部51が設けられており、この風防51は、ノズル50から噴出させた油滴Pの通過領域K1を覆うと共にターゲット側に向かって開口している。この風防部51は、油滴Pを、前記環状空間11で回転するエアから防ぎ、油滴Pが内側領域K2を直線的に通過することで、油滴Pをターゲットに到達させやすくしている。
風防部51は、ポンプ43側から軸方向に延びて設けられており、環状空間11において開口し、この環状空間11において回転するエアに先端52が曝される。このため、風防部51の先端52では負圧が発生する。この負圧は、回転するエアによって先端52(開口)のエアが引っ張られることで発生し、先端52のエアの圧力は、外側領域K3及びこれと繋がる環状空間11の圧力よりも低くなっている。
そこで、本実施形態では、風防部51の先端52において負圧が発生すると、風防部51の前記取り入れ口55から外側領域K3のエアを内側領域K2に取り入れることができる。これにより、先端52での負圧の影響が、内側領域K2における風防部51の基部57側に及ばないようにしている。つまり、取り入れ口55からエアを取り入れることによって、内側領域K2のノズル50の開口側が負圧とならないようにしている。この結果、ポンプ43(圧電素子43a)が駆動していないのに、ノズル50の開口側の負圧によって、ポンプ43の油室43bの潤滑油がノズル50を通じて引き出される(漏れる)のを防ぐことができる。
したがって、図3において、前記のとおり内側領域K2のノズル50の開口側において負圧が発生し、その負圧による力が前記表面張力に勝っていると、油室43bの潤滑油がノズル50を通じて引き出される(漏れる)おそれがある。そこで、本実施形態では、風防部51の前記取り入れ口55によってノズル50の開口側が負圧とならないようにし、潤滑油がノズル50から引き出される(漏れる)のを防いでいる。
なお、図示しないが、その他の形態として、風防部51を本体壁部43cと連結し、風防部51の基部57に貫通穴を形成し、この貫通穴を取り入れ口55としてもよい。
前記のとおり(図3参照)、風防部51には軸方向に貫通している孔54が形成されており、この風防部51によって孔54(内側領域K2)を含む流路60が形成されている。この流路60は、前記のとおりノズル50から噴出させた油滴Pを通過させる流路であると共に、ノズル50側から先端52の開口に向けて気流を生じさせる流路となる。なお、この気流は、軸受の回転によって風防部51の先端52側において発生する負圧に起因するものであり、この負圧によって風防部51内に前記取り付け口55からエアを取り入れる(吸い込む)ことで発生する。
しかし、実際では、ポンプ43から所定量の油滴P(以下、主油滴Pという。)が噴出される他に、この主油滴Pに続いて飛散する潤滑油(以下、サテライトともいう。)も吐出されることがある。主油滴Pに続くサテライトは、風防部51内において主油滴Pから遅れ、ポンプ43のノズル50の周辺を浮遊したり、ノズル50が開口しているポンプ43の本体壁部43cに付着したりする。
そこで、本実施形態の給油ユニット40では、前記のとおり、風防部51によって孔54(内側領域K2)を含む流路60が形成されており、この流路60は、ノズル50側から先端52の開口に向けて気流を生じさせる流路となっている。このため、ノズル50の周辺を浮遊したり、ポンプ43の本体壁部43cに付着したりする潤滑油(サテライト)を、前記気流により、風防部51の先端52の開口へ運ぶことができる。この結果、開口に運ばれた潤滑油(サテライト)を、やがて環状空間11において回転するエアの流れに乗せて軸受部20に供給することが可能となり、潤滑油の無駄な消費を抑えることができる。
前記実施形態では、軸受部20がアンギュラ玉軸受である場合について説明したが、軸受の形式はこれに限らず、深溝玉軸受であってもよく、また、円すい転がり軸受や、円筒ころ軸受であってよい。また、この転がり軸受装置10を、工作機械の主軸用以外の用途に用いることができる。
22:外輪 23:玉(転動体) 24:保持器
40:給油ユニット 41:本体部 42:タンク
43:ポンプ 43c:本体壁部 50:ノズル
51:風防部 53:取り付け部 55:取り入れ口
K1:通過領域 K2:内側領域 K3:外側領域
Claims (4)
- 内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間に介在している複数の転動体、及び、前記複数の転動体を保持する保持器を有している軸受部と、
前記軸受部の軸方向隣りに設けられ、潤滑油を溜めるタンク、及び、当該タンクの潤滑油を受け前記軸受部のターゲットに向けて潤滑油を油滴として噴出するノズルが設けられているポンプを有する給油ユニットと、を備え、
前記給油ユニットは、更に、前記ノズルから噴出させた油滴の通過領域を覆うと共に前記ターゲット側に向かって開口している風防部を有しており、
前記風防部の前記ノズル側の部分に、当該風防部の外側領域から前記通過領域を含む内側領域へエアの取り入れを可能とする取り入れ口が設けられている、転がり軸受装置。 - 前記風防部は、前記ノズルが開口している前記ポンプの本体壁部から軸方向に離れて設けられていることで、当該本体壁部との間において前記取り入れ口が形成されている、請求項1に記載の転がり軸受装置。
- 前記取り入れ口の開口面積は、前記ノズルの開口面積よりも大きい、請求項1又は2に記載の転がり軸受装置。
- 前記給油ユニットは、前記ポンプを保持するフレームとして機能する本体部と、前記風防部から延びて設けられ前記本体部に取り付けられる取り付け部と、を有し、
前記取り入れ口は、前記内側領域の全周にわたって設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
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JP2016095469A JP6677070B2 (ja) | 2016-05-11 | 2016-05-11 | 転がり軸受装置 |
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JP2016095469A JP6677070B2 (ja) | 2016-05-11 | 2016-05-11 | 転がり軸受装置 |
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JP2017203502A JP2017203502A (ja) | 2017-11-16 |
JP6677070B2 true JP6677070B2 (ja) | 2020-04-08 |
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