JP6676267B2 - ジブクレーン - Google Patents
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Description
これらの走行式ジブクレーンがレール上を走行するとき、走行路上の障害物を探知するため、カメラを用いて走行路を撮像し、その撮像画面を旋回台上の運転室にあるモニターで走行路の状態を確認するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
第2発明のジブクレーンは、第1発明において、前記基部側の送受信手段の2基の間の交差角と前記旋回部側の送受信手段の2基の間の交差角のうち、いずれか一方の交差角が180°、他方の交差角が90°であることを特徴とする。
第3発明のジブクレーンは、第1または第2発明において、前記基部は、走行装置と該走行装置の上方に設けられた支柱で構成され、前記旋回部は、前記支柱に回転可能に支持された旋回フレーム、運転室、および荷役部で構成され、前記支柱の上部に基部側の送受信手段が設けられ、前記旋回フレームの下部に旋回部側の送受信手段が設けられていることを特徴とする。
a)旋回部の旋回によって、旋回部側送受信器における2基1対のうちの1基が基部側送受信器の1基から離間するとき、旋回部側送受信器における2基1対のうちの1基が基部側送受信器の他の1基に接近するよう機能するので、旋回部側送受信器と基部側送受信器の間の距離が短く保持されノイズ発生等の通信不良が生じにくくなる。
b)基部側送受信器の1基が旋回部側送受信器の2基の間の交差角の中間位置に位置したときの基部側送受信器の1基と前記旋回部側送受信器の1基とのなす交差角が22.5°以上であり67.5°未満であると、旋回部の旋回によって、旋回部側送受信器の1基が基部側送受信器の1基に対し離間しても、旋回部側送受信器の他の1基が基部側送受信器の1基に接近するので、旋回部側送受信器と基部側送受信器の間の距離が短く保持されノイズ発生等の通信不良が生じにくくなる。
第2発明によれば、旋回部側送受信器の2基の間の交差角と基部側送受信器の2基の間の交差角のうち、いずれか一方の交差角が180°、他方の交差角が90°であると、旋回部の旋回によって、旋回部側送受信器の1基が基部側送受信器の1基に対し離間するとき、旋回部側送受信器の他の1基が基部側送受信器の1基に必ず接近するので、旋回部側送受信器と基部側送受信器との間の距離が最短に保持されノイズ発生等の通信不良が生じにくくなる。
第3発明によれば、ジブクレーンを走行させるときに旋回部が旋回しても、基部側の送受信手段と旋回部側の送受信手段とで通信が行えるので、走行路上の障害物の存否を、旋回部上の運転室に居る運転者がモニター等で確認でき、しかもノイズ発生等の通信不良を生じないので、周辺の常時監視が行える。
本発明が適用される対象は、ジブクレーンの基部とその基部に旋回可能に支持された旋回部を備え、かつ基部と旋回部との間で無線通信が必要とされるジブクレーンであり、この条件を満たすものであれば、どのようなジブクレーンにも応用できる。したがって、走行できない固定式のあらゆるジブクレーンにも適用できる。
図7において、Aは走行式ジブクレーン(走行部の支柱がパイプで形成されたタワー型ジブクレーン)であって、基部1と、基部1に旋回可能に支持された旋回部10を備えている。基部1には、その構成部材として門型の門型フレーム3の下面に左右一対の走行装置2が取付けられており、さらに門型フレーム3の上方には円筒状の支柱4が立設されている。支柱4の上部には、支柱4の外周に沿って点検足場5が設けられている。
前記した送情報確認手段と受情報確認手段と送信手段と受信手段と通信ケーブルと制御部とで監視装置が構成されている。
送信手段を構成する送信用アンテナは基部1の適所に取付けられ、受信手段を構成する受信用アンテナは旋回部10の適所に取付けられて、旋回部10の旋回中でも送・受信アンテナを介して撮像信号の無線交信が可能とされている。
図1は、支柱をパイプでトラス構造にした走行式ジブクレーン(塔型ジブクレーン)Aを示しており、図7で示した走行式ジブクレーンAと概略の構成は同じになっている。1aは基部で、これには走行装置2a、門型フレーム3a、支柱4a、点検足場5aが含まれている。10aは旋回部で、これは旋回フレーム11aを用いて構成されている。旋回フレーム11aには運転室12aが搭載されている。なお、図1からジブと機械室は省略している。
なお、図示の実施形態では、送信手段は基部1aの点検足場5の欄干付近にブラケット5bを介して設けられ、受信手段は点検足場近傍の旋回部10aに設けられている。また、送信用アンテナは、基部1aの上部である旋回部10aに近い位置に、受信用アンテナは、旋回部の下部である基部1aに近い位置に設けることが望ましい。
各送信アンテナS1、S2と旋回フレーム11aの旋回中心Oとを結ぶ仮想線により形成される交差角は90°である。この交差角の説明は、特許請求の範囲における「交差角」の定義である。
各受信アンテナR1、R2と旋回フレーム11aの旋回中心Oとを結ぶ仮想線により形成される交差角は180°である。この交差角の説明は、特許請求の範囲における「交差角」の定義である。
図2の状態は、受信アンテナR1が送信アンテナS1に最接近している状態であり、この状態では、交信状態は最良に保たれ、格別の故障でも生じない限り通信状態にノイズが発生したり通信強度が低下する可能性が大きくなるという問題は生じない。
さらに、旋回フレーム11aが当初より180°旋回したときは、当初最も離れていた受信用アンテナR2が当初の送信用アンテナS1の位置へ来るので、最接近位置を保つ。
また、反時計方向回転の場合も、原理は同様であって、2基の受信用アンテナR1、R2は交互に送信用アンテナS1、S2への接近と離間を繰り返す。
すなわち、図3に示すように、受信用アンテナR1(旋回部側送受信器の1基)が送信用アンテナS1、S2(基部側送受信器の2基)の間の交差角の中間位置に位置したときの受信用アンテナR1(旋回部側送受信器の1基)と送信用アンテナS1(またはS2)(基部側送受信器のいずれか1基)とのなす交差角が22.5°以上であり67.5°未満の範囲内に配置したものであってもよい。
この実施形態では、旋回フレーム11aの旋回によって、旋回部側送受信器における2基1対のうちのいずれか1基が基部側送受信器の1基から離間しても、基部側送受信器の他の1基に接近するので、通信状態にノイズが発生したり通信強度が低下する可能性が大きくなるという問題が生じにくくなる。
上記各実施形態では、基部1側の送信器(送信器本体および送信用アンテナ)から送信して旋回フレーム11a側の受信器(受信器本体および受信用アンテナ)で受信するという構成であったが、逆に旋回部側の送信器(送信器本体および送信用アンテナ)から送信し、基部1側の受信器(受信器本体および受信用アンテナ)で受信するという構成にも、本発明を適用することができる。そのような適用例としては、運転室内の映像撮影する送情報確認手段を設け、その情報を地上側で確認する場合などが考えられる。
図4に示す実施例1は、図2の実施形態に対応している。すなわち、各送信アンテナS1、S2と旋回フレーム11aの旋回中心Oとを結ぶ仮想線により形成される交差角は90°である。各受信アンテナR1、R2と旋回フレーム11aの旋回中心とを結ぶ仮想線により形成される交差角は180°である。
図4に示す実施例2は、実施例1における交差角を送信用アンテナ側と受信用アンテナ側で逆にしただけのものである。すなわち、各送信用アンテナS1、S2と旋回フレーム11aの旋回中心Oとを結ぶ仮想線により形成される交差角は180°である。各受信用アンテナR1、R2と旋回フレーム11aの旋回中心とを結ぶ仮想線により形成される交差角は90°である。
図5に示す実施例3は、受信用アンテナR1、R2の交差角を90°とし、送信用アンテナS1、S2の交差角を150°としたものである。
(実施例4)
図5に示す実施例4は、受信用アンテナR1、R2の交差角を45°とし、送信用アンテナS1、S2の交差角を180°としたものである。
(実施例5)
図5に示す実施例5は、受信用アンテナR1、R2の交差角を135°とし、送信用アンテナS1、S2の交差角を180°としたものである。
比較例1は従来よりの技術常識に従って、受信用アンテナR1、R2の交差角を180°とし、送信用アンテナS1、S2の交差角も180°としたものである。つまり、交差角が同じ配置である。
図4〜図6における各実施例1〜5と比較例1に関するグラフは、送信用アンテナS1、S2と受信用アンテナR1、R2との間の距離の変化を示すもので、横軸は旋回フレーム11aの旋回角、縦軸は送受信アンテナ間の距離(単位m)である。なお、説明の便宜上、受信機は旋回中心から0.8m、送信機は1.0mの円周上で、受信機と送信機の高低差は零で配置されているものと仮定し、送受信アンテナ間の距離を計算している。
それゆえ、実施例2の通信確保能力は従来常識(比較例1)の約3.2倍に向上すると考えられる。
この実施例3の通信確保能力は旋回角度によって変動するものの従来常識(比較例1)の約1.9倍から約6.5倍の範囲に向上するものと考えられる。
実施例5における送受信アンテナ間の距離は、旋回フレーム11aの旋回角22.5°で0.40m、112.5°で1.01m、202.5°で0.40m、292.5°で1.01mであり、送受信アンテナ間の距離が、旋回角の変位にしたがって、大きな山と小さな山とが繰り返すように変位する。
2、2a 走行装置
3、3a 門形フレーム
4 支柱
10 旋回部
11、11a 旋回フレーム
12、12a 運転室
S1、S2 送信用アンテナ
R1、R2 受信用アンテナ
Claims (3)
- 荷役作業を行うジブクレーンであって、
前記ジブクレーンの基部と、
前記基部に旋回可能に支持された旋回部と、
前記旋回部に設けられた荷役部と、
前記基部に設置された2基一対の送受信手段と、
前記旋回部に設置された2基一対の送受信手段とを備え、
前記旋回部側の送受信手段または前記基部側の送受信手段の1基が、前記基部側の送受信手段または前記旋回部側の送受信手段における2基の間の交差角の中間位置に位置したときの、前記旋回部側の送受信手段または前記基部側の送受信手段の1基と前記基部側の送受信手段または前記旋回部側の送受信手段の1基とのなす交差角が22.5°以上であり67.5°未満である
ことを特徴とするジブクレーン。 - 前記基部側の送受信手段の2基の間の交差角と前記旋回部側の送受信手段の2基の間の交差角のうち、いずれか一方の交差角が180°、他方の交差角が90°である
ことを特徴とする請求項1記載のジブクレーン。 - 前記基部は、走行装置と該走行装置の上方に設けられた支柱で構成され、
前記旋回部は、前記支柱に回転可能に支持された旋回フレーム、運転室、および荷役部で構成され、
前記支柱の上部に基部側の送受信手段が設けられ、前記旋回フレームの下部に旋回部側の送受信手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載のジブクレーン。
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