JP6673787B2 - 貯湯式温水器 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式温水器に関する。
従来、加熱した湯を密閉式の貯湯タンク内に貯湯し、この貯湯タンク内から湯を出湯する貯湯式温水器が知られている。この貯湯式温水器では、貯湯タンク内の湯の沸き上げを行った場合、湯の温度が上昇するにつれて、湯の気体の溶解度が小さくなる。そのため、湯中に溶存していた気体(以下、「エア」という。)が溶存できなくなり、貯湯タンク内の上部に溜まる。この貯湯タンク内の上部にエアが溜まった状態のまま給湯管の先に設けられた水栓を開くと、その水栓にエアと湯とが一緒に供給され、水栓の吐水が乱れてしまう問題がある。
この問題を解決するために、貯湯タンクの上部に排出管を設け、その排出管を通じて定期的に排水することで、貯湯タンク内に溜まったエアを外部に排出する(以下、「エア抜き動作」という。)貯湯式温水器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4688054号公報
しかしながら、従来の貯湯式温水器では、定期的にエア抜き動作を実施する必要があるため、使用者が水栓を使用している場合にも、エア抜き動作が実施されてしまう。そのため、給水圧が低い場合には水栓から吐水された水に脈動が発生し、使用者に不快感を与える虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者に不快感を与えることを抑制し、貯湯タンク内のエアを排出することが可能な貯湯式温水器を提供することである。
本発明の一態様は、貯湯タンク内の水を水栓に供給する貯湯式温水器であって、前記貯湯タンク内のエアを排出するエア抜き動作のタイミングであっても、前記水栓からの吐水が行われたことに応じて、前記エア抜き動作を規制することを特徴とする貯湯式温水器である。
本発明の一態様は、上述の貯湯式温水器であって、前記貯湯タンクに接続された排水管をさらに備え、前記エア抜き動作において、前記水栓が吐水する水槽と同じ水槽に対して、前記貯湯タンク内の水を、前記排水管を通じて排水することを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の貯湯式温水器であって、前記貯湯タンク内に流入する水の流量を検出する流量検知部をさらに備え、前記流量検知部で検出された流量に基づいて、前記水栓からの吐水が行われているか否かを判定し、前記吐水が行われていると判定した場合に前記エア抜き動作を規制することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、使用者に不快感を与えることを抑制し、貯湯タンク内のエアを排出することができる。
本実施形態に係る貯湯式温水器11の斜視図である。 本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御装置10の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御装置10の処理の流れを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、実施形態の貯湯式温水器を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る貯湯式温水器11の斜視図である。本実施形態に係る貯湯式温水器11は、シンク100の上方の壁面に固定して使用される。貯湯式温水器11は、シンク100上に設けられた混合水栓33及び排水口200に壁内の配管を介して接続されている。混合水栓33及び排水口200はシンク100の上方の壁面に並んで設置され、一つの水槽である同じシンク100内に対してそれぞれ水が吐出されるように構成されている。図2は、本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成の一例を示す図である。
貯湯式温水器11は、ケーシング12内に後述するヒータ付の貯湯タンク61を備える。貯湯式温水器11は、操作パネル16を備えている。操作パネル16は、表示部17及び複数の操作部18を備える。この操作部18には、電源スイッチが含まれる。
貯湯式温水器11は、例えば、壁に設けられている電源コンセント(不図示)に電源ケーブル52を接続し、ケーシング12の前面に設けられた電源スイッチが開状態に操作されることで電源から電源ケーブル52を介して電源電圧が供給される。そして、貯湯式温水器11は、この電源電圧を駆動電圧として用いる。
この電源スイッチは、使用者により開状態に操作された場合に電源電圧を貯湯式温水器11の各部に供給する。一方、電源スイッチは、使用者に閉状態に操作された場合には、貯湯式温水器11の各部に対する電源電圧の供給を遮断する。
また、操作部18は、貯湯式温水器11に対して種々のパラメータの設定を行う場合や、貯湯式温水器11に貯湯されている湯を入れ替える場合に使用者に操作される、例えば、スイッチである。なお、表示部17は、操作部18の機能を備えるように構成されてもよい。すなわち、表示部17は、貯湯式温水器11に関する種々の情報を表示するとともに、表示した情報に対する使用者の操作を検出する、例えば、タッチパネルであってもよい。
表示部17は、電源スイッチの近傍に設けられている。
表示部17は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。表示部17は、貯湯式温水器11に関する種々の情報を表示する。
例えば、表示部17と電源スイッチとが同じ操作パネル16内に配置されている。また、表示部17は、ユーザによる電源スイッチの操作時に、そのユーザが視認できる位置に配置されている。
次に、本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成について説明する。
図2に示すように、貯湯式温水器11は、ケーシング12,13内に、貯湯タンク61、逆止弁65,67、フィルタ64、減圧弁66、電磁弁70、逃し弁72、サーミスタ73,75,77、フローセンサ76(流量検知部)及び制御装置10を備える。
給水管39から供給される水は、フィルタ64で水中のゴミが除去され、逆止弁65を流通する。そして、逆止弁65を流通した水は、減圧弁66で減圧された後、給水管39を流通して貯湯タンク61内に供給される。このとき、サーミスタ75は、給水の温度を検出する。また、フローセンサ76は、給水の流量を検出する。
貯湯タンク61は、内部にヒータ71を備える。このヒータ71は、制御装置10の制御に基づいて、貯湯タンク61内の水を例えば、60〜90℃の湯に沸かす。また、貯湯タンク61は、内部にサーミスタ77を備える。貯湯タンク61内の湯の温度は、このサーミスタ77により検出される。そして、その検出結果を示す検出信号は、制御装置10に出力される。
なお、貯湯タンク61で沸かされた湯は、熱湯管36を流通して熱湯水栓32に供給され、熱湯水栓32から流出することで、飲用熱湯として利用される。
また、貯湯タンク61で沸かされた熱湯の一部が、熱湯管36から熱湯分岐管81へ分流し、混合水栓33に供給される。
一方、給水管39から分岐した給水分岐管82には、給水管39から給水の一部が分流する。そして、給水分岐管82に分流した給水は、混合水栓33に供給される。これにより、熱湯分岐管81を流通して供給された熱湯と、給水分岐管82を流通して供給された水とが混合され生成された湯は、混合水栓33から流出することで、食器の洗浄等を行うための雑用給湯として利用される。以下の説明において、熱湯水栓32と混合水栓33とを特に区別しない場合には、水栓と称する場合がある。
例えば、この混合水栓33は、シンク100の上方に設けられている。
なお、貯湯タンク61内で湯を沸かす際には、貯湯タンク61内部の圧力上昇により膨張水が発生する。内圧が所定圧力を超えると逃し弁72が開弁し、発生した膨張水は膨張水排出管83を介して排水口200から排出される。この膨張水排出管83は、貯湯タンク61の下方において排水口200まで延設されている。貯湯タンク61の下方とは、貯湯タンク61の底面よりも低い位置を指し、貯湯タンク61の直下の領域の他、図1に示すように、貯湯式温水器のケーシング12,13内におけるタンク3よりも低い位置も含む。
また、貯湯タンク61内で湯を沸かすと、湯の温度が上昇するにつれて、湯の気体の溶解度は小さくなる。そのため、湯中に溶存していた気体(以下、「エア」という。)が溶存できなくなり、貯湯タンク61内の上部に溜まる。
したがって、貯湯タンク61内のエアを排出するために、電磁弁70が開状態に制御されることで、貯湯タンク61内の熱湯と同時にエアが排水管41から排出される。すなわち、電磁弁70が開状態に制御されることで、貯湯タンク61内の上部に溜まったエアが熱湯と同時に排水管41から排出される。
給水管39から給水分岐管92が分岐しており、この給水分岐管92には、給水管39から一部の給水が分流する。そして、排水管41と給水分岐管92とは、混合部69で合流している。
混合部69は、排水管41と給水分岐管92との流路合流部となっている。したがって、混合部69では、排水管41を流通してきたエア及び熱湯と、給水分岐管92を流通してきた水とが混合する。この混合水は、混合部69の流出側に設けられた電磁弁70を介して、排水口200に排出される。これにより、貯湯タンク61内のエアも排水管41および排水口200を通じて外部に排出される。以下、貯湯タンク61内のエアを外部に排出する動作をエア抜き動作という。
なお、混合水の逆流を防止するため、混合部69の湯流入側(排水管41側)には、逆止弁67が設けられている。
サーミスタ73は、電磁弁70の下流側に設けられている。サーミスタ73は、異常温度検出用であり、逆止弁67が固着したとき等に生じる排水温の異常高温を検出する。サーミスタ73により異常高温が検出されると、電磁弁70が閉弁されることで、安全性が確保されるようになっている。
制御装置10は、サーミスタ77が検出した貯湯タンク61内の湯の温度が、第1の温度TON未満になった場合には、ヒータ71に制御信号を出力することで、貯湯タンク61内の水を第2の温度TOFF(>TON)の湯に沸かす。
制御装置10は、所定のタイミング(以下、「エア抜き動作タイミング」という。)で、電磁弁70を開状態に制御することで、貯湯タンク内のエアを排出するエア抜き動作を実施する。このエア抜き動作タイミングとは、例えば、貯湯タンク61内の湯の温度が第1の温度TON未満になった場合や、貯湯タンク61内の湯の温度が第2の温度TOFFを超えた場合、また、予め設定された貯湯タンク61内の湯の温度が第3の温度TAIR(TON<TAIR<TOFF)になった場合である。この第3の温度TAIRは、一の温度に設定されてもよいし、複数の温度に設定されてもよい。ただし、制御装置10は、エア抜き動作タイミングであっても、水栓からの吐水が行われたことに応じて、エア抜き動作を規制する。例えば、制御装置10は、エア抜き動作タイミングであっても、水栓からの吐水が行われている場合には、電磁弁70を閉状態に保持し、エア抜き動作を実施しない。そして、制御装置10は、水栓からの吐水が行われていない場合に、エア抜き動作タイミングであれば、電磁弁70を開状態とし、エア抜き動作を実施する。これにより、水栓から吐水された水に脈動が発生することなく、使用者に不快感を与えることを防止することができる。以下に、制御装置10の構成について具体的に説明する。
図3は、本実施形態における制御装置10の概略構成の一例を示す図である。
図3に示すように、制御装置10は、温度判定部20、制御部24、電磁弁駆動部25及びヒータ駆動部26を備える。
温度判定部20は、沸き上げ開始温度判定部21、沸き上げ停止温度判定部22及びエア抜き温度判定部23を備える。
沸き上げ開始温度判定部21は、貯湯タンク61内の湯の温度Tに基づいて、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを実施するか否かを判定する。例えば、沸き上げ開始温度判定部21は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第1の温度TON未満か否かを判定する。沸き上げ開始温度判定部21は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第1の温度TON未満である場合には、湯の沸き上げを実施すると判定し、その判定結果を示す沸上開始信号を制御部24に出力する。
沸き上げ停止温度判定部22は、貯湯タンク61内の湯の温度Tに基づいて、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを停止するか否かを判定する。例えば、沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えたか否かを判定する。沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えた場合には、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを停止すると判定し、その判定結果を示す沸上停止信号を制御部24に出力する。
エア抜き温度判定部23は、貯湯タンク61内の湯の温度Tに基づいて、エア抜き動作を実施するか否を判定する。例えば、エア抜き温度判定部23は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第3の温度TAIRを超えたか否かを判定する。エア抜き温度判定部23は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第3の温度TAIRを超えた場合には、エア抜き動作を実施すると判定し、その判定結果を示すエア抜き動作信号を制御部24に出力する。
上述の沸上停止信号、沸上開始信号及びエア抜き動作信号は、いずれもエア抜き動作が必要であることを示す信号である。すなわち、沸上停止信号、沸上開始信号及びエア抜き動作信号は、エア抜き動作タイミングを示す信号である。
制御部24は、温度判定部20から沸上停止信号、沸上開始信号及びエア抜き動作信号のいずれかの信号が出力された場合には、電磁弁駆動部25に第1駆動信号を所定時間の間出力することで、電磁弁70を開状態にする。これにより、制御部24は、所定時間の間において貯湯タンク61内のエア抜き動作を実施する。この所定時間とは、例えば、1秒である。
ただし、制御部24は、温度判定部20から沸上停止信号、沸上開始信号及びエア抜き動作信号のいずれかの信号が出力された場合において、水栓からの吐水が行われている場合には、電磁弁駆動部25に第1駆動信号を出力せず、エア抜き動作を行わない。ここで、使用者により貯湯タンク61内の湯が使用されると、その使用された湯に相当する量の新たな水が貯湯タンク61内に流入する。すなわち、水栓から貯湯タンク61内の湯が吐水されている場合には、その吐水された湯に相当する量の水が貯湯タンク61内に流入することになる。したがって、制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されている場合には、水栓からの吐水が行われていると判定する。
制御部24は、温度判定部20から沸上開始信号が出力された場合には、ヒータ駆動部26に第2制御信号に出力することで、ヒータ71を駆動させ、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを開始させる。制御部24は、ヒータ71が駆動している場合において、温度判定部20から沸上停止信号が出力された場合には、ヒータ駆動部26に対する第2制御信号の出力を停止する。これにより、ヒータ71の駆動を停止させ、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを停止させる。ただし、制御部24は、エア抜き動作を実施する場合には、エア抜き動作後に、ヒータ71の駆動を制御する。すなわち、制御部24は、温度判定部20から沸上開始信号が出力され、且つ水栓からの吐水が行われていない場合には、エア抜き動作後に貯湯タンク61内の湯の沸き上げを開始させる。また、制御部24は、温度判定部20から沸上停止信号が出力され、且つ水栓からの吐水が行われていない場合には、エア抜き動作後に貯湯タンク61内の湯の沸き上げを停止させる。
電磁弁駆動部25は、制御部24から第1駆動信号を出力された場合には、電磁弁70を開状態に制御する。電磁弁駆動部25は、制御部24から第1駆動信号を出力されていない場合には、電磁弁70を閉状態に制御する。
ヒータ駆動部26は、制御部24から第2駆動信号が出力された場合には、ヒータ71を駆動し、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを実施する。一方、ヒータ駆動部26は、制御部24から第2駆動信号が出力されない場合には、ヒータ71を駆動させない。
以下に、本実施形態における制御装置10の処理の流れについて、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態における制御装置10の処理の流れを示す図である。
沸き上げ開始温度判定部21は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第1の温度TON未満か否かを判定する(ステップS101)。沸き上げ開始温度判定部21は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第1の温度TON未満である場合には、湯の沸き上げを実施すると判定し、沸上開始信号を制御部24に出力する。一方、沸き上げ開始温度判定部21は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第1の温度TON以上である場合には、湯の沸き上げを実施しないと判定し、沸上開始信号を制御部24に出力しない。
制御部24は、沸き上げ開始温度判定部21から沸上開始信号が出力された場合には、フローセンサ76から検出信号が出力されているか否を判定する(ステップS102)。制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されている場合には、電磁弁70を閉状態のままに制御し、ヒータ駆動部26に第2駆動信号を出力する(ステップS103)。一方、制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されていない場合には、電磁弁駆動部25に第1駆動信号を出力することで、電磁弁70を例えば1秒間、開状態に制御する(ステップS104)。これにより、制御部24は、貯湯タンク61内のエア抜き動作を実施する。そして、制御部24は、貯湯タンク61内のエア抜き動作後、ヒータ駆動部26に第2駆動信号を出力する。
ヒータ駆動部26は、制御部24から第2駆動信号が出力された場合には、ヒータ71を駆動させ、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを開始させる(ステップS105)。
沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えたか否かを判定する(ステップS106)。沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えた場合には、沸上停止信号を制御部24に出力する。一方、沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFF以下である場合には、沸上停止信号を制御部24に出力しない。そして、エア抜き温度判定部23は、貯湯タンク61内の湯の温度Tが第2の温度TOFF以下である場合において、その湯の温度Tが、第3の温度TAIRを超えたか否かを判定する(ステップS107)。
エア抜き温度判定部23は、貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第3の温度TAIRを超えた場合には、エア抜き動作信号を制御部24に出力する。一方、エア抜き温度判定部23は、貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第3の温度TAIR未満である場合には、エア抜き動作信号を制御部24に出力せず、ステップS106の処理に移行する。
制御部24は、エア抜き温度判定部23からエア抜き動作信号が出力された場合には、フローセンサ76から検出信号が出力されているか否を判定する(ステップS108)。制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されている場合には、電磁弁70を閉状態のままに制御する(ステップS109)。一方、制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されていない場合には、電磁弁駆動部25に第1駆動信号を出力することで、電磁弁70を例えば1秒間、開状態に制御する(ステップS110)。
沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えたか否かを判定する(ステップS111)。沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFFを超えた場合には、沸上停止信号を制御部24に出力する。一方、沸き上げ停止温度判定部22は、サーミスタ77により検出された貯湯タンク61内の湯の温度Tが、第2の温度TOFF以下である場合には、沸上停止信号を制御部24に出力せず、再度ステップS111の処理を実施する。
制御部24は、沸き上げ停止温度判定部22から沸上停止信号が出力された場合には、フローセンサ76から検出信号が出力されているか否を判定する(ステップS112)。制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されている場合には、電磁弁70を閉状態のままに制御し、ヒータ駆動部26に対する第2駆動信号の出力を停止する(ステップS113)。一方、制御部24は、フローセンサ76から検出信号が出力されていない場合には、電磁弁駆動部25に第1駆動信号を出力することで、電磁弁70を例えば1秒間、開状態に制御する(ステップS114)。これにより、制御部24は、貯湯タンク61内のエア抜き動作を実施する。そして、制御部24は、貯湯タンク61内のエア抜き動作後、ヒータ駆動部26に対する第2駆動信号の出力を停止する。
ヒータ駆動部26は、制御部24からの第2駆動信号の出力が停止された場合には、ヒータ71を駆動を停止させ、貯湯タンク61内の湯の沸き上げを停止させる(ステップS115)。
上述したように、本実施形態における貯湯式温水器11は、貯湯タンク61内の水を水栓に供給する貯湯式温水器であって、エア抜き動作のタイミングであっても、水栓からの吐水が行われたことに応じて、エア抜き動作を規制する。これにより、貯湯式温水器11は、水栓から吐水される水に脈動が発生することを抑制し、使用者に不快感を与えることなく、貯湯タンク61内のエアを排出することができる。
また、本実施形態における貯湯式温水器11は、エア抜き動作される場合において、水栓が吐水する水槽(シンク100)と同じ水槽(シンク100)に対して、貯湯タンク61内の水を排水管41を通じて排水する場合において、使用者の意図しない排水が発生することがない。したがって、水栓使用中にいきなり排水が始まることにより使用者に不快感を与えることなく、貯湯タンク61内のエアを排出することができる。
なお、上述の実施形態では、エア抜き動作のタイミングであっても、水栓からの吐水が行われている場合には、エア抜き動作を行わない制御について説明したが、これに限定されない。例えば、貯湯式温水器11は、エア抜き動作のタイミングであっても、水栓からの吐水が行われている場合には、水栓から吐水される水に脈動が発生しない程度に、エア抜き動作を規制してもよい。すなわち、貯湯式温水器11は、エア抜き動作のタイミングであっても、水栓からの吐水が行われている場合には、水栓から吐水される水に脈動が発生しない程度に、排水管41と通じて排水する湯の量を制限する。なお、このエア抜き動作の規制には、当然ながらエア抜き動作を行わない場合も含む。
また、上述の実施形態において、水栓からの吐水が行われている場合に、エア抜き動作を規制する制御について説明したが、エア抜き動作を規制する制御を、水栓からの吐水が行われている場合において常に実施する必要はない。例えば、貯湯式温水器11は、使用者が水栓を閉方向に操作して吐水を停止させようとしている場合等、吐水量が少ない場合には、エア抜き動作を実施してもよい。これは、吐水量が少ない場合とは使用者が水栓の使用を終了している場合であることが想定され、この場合に水栓から吐水される僅かな水に脈動が発生しても使用者に不快感を与える可能性が極めて低いためである。例えば、貯湯式温水器11は、フローセンサ76により検出された貯湯タンク内に流入する水の流量が第1の閾値を超えた場合に水栓からの吐水が行われたと判定することで、エア抜き動作を規制し、貯湯タンク内に流入する水の流量が第2の閾値を下回った場合には、エア抜き動作の規制を解除する。この第1の閾値と第2の閾値とは、同一であってもよいし、異なってもよい。
また、上述の貯湯式温水器11は、水栓から吐水されている期間とエア抜き動作のタイミングとが重なりエア抜き動作を行わない場合には、その吐水が停止された後、所定の時間内にエア抜き動作タイミングが到来しない場合には、エア抜き動作を実施してもよい。これにより、貯湯式温水器11は、水栓が吐水した水にエアの混入を防止する効果を維持しつつ、使用者に不快感を与えることなく、貯湯タンク61内のエアを排出することができる。ここで、水栓が吐水した水にエアが混入するのは、貯湯タンク61内の湯を長期間使用せず、貯湯タンク61内の上部にエアが溜まった場合である。貯湯式温水器11は、上記所定の時間を、貯湯タンク61内の上部にエアが溜まり始めてから貯湯タンク61から熱湯管36を通じて出湯される湯にエアが混入するまでの時間より短い時間に設定されている。したがって、上述したように、貯湯式温水器11は、水栓が吐水した水にエアの混入を防止することができる。
制御装置10の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
上述した実施形態における制御装置10は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実施することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
10 制御装置
11 貯湯式温水器
20 温度判定部
21 沸き上げ開始温度判定部
22 沸き上げ停止温度判定部
23 エア抜き温度判定部
24 制御部
25 電磁弁駆動部
26 ヒータ駆動部

Claims (3)

  1. 貯湯タンク内の水を水栓に供給する貯湯式温水器であって、
    前記貯湯タンク内のエアを排出するエア抜き動作のタイミングであっても、前記水栓からの吐水が行われたことに応じて、前記エア抜き動作を規制することを特徴とする貯湯式温水器。
  2. 前記貯湯タンクに接続された排水管をさらに備え、
    前記エア抜き動作において、前記水栓が吐水する水槽と同じ水槽に対して、前記貯湯タンク内の水を、前記排水管を通じて排水することを特徴とする請求項1に記載の貯湯式温水器。
  3. 前記貯湯タンク内に流入する水の流量を検出する流量検知部をさらに備え、
    前記流量検知部で検出された流量に基づいて、前記水栓からの吐水が行われているか否かを判定し、前記吐水が行われていると判定した場合に前記エア抜き動作を規制することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貯湯式温水器。
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