JP6673482B2 - ガスタービン動翼のシール構造 - Google Patents

ガスタービン動翼のシール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6673482B2
JP6673482B2 JP2018530213A JP2018530213A JP6673482B2 JP 6673482 B2 JP6673482 B2 JP 6673482B2 JP 2018530213 A JP2018530213 A JP 2018530213A JP 2018530213 A JP2018530213 A JP 2018530213A JP 6673482 B2 JP6673482 B2 JP 6673482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
seal member
gas turbine
rotor blade
turbine rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018530213A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018020548A1 (ja
Inventor
義規 曽田
義規 曽田
竹本 剛
剛 竹本
淳 立石
淳 立石
友岳 小川
友岳 小川
森 美里
美里 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Publication of JPWO2018020548A1 publication Critical patent/JPWO2018020548A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673482B2 publication Critical patent/JP6673482B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/005Sealing means between non relatively rotating elements
    • F01D11/006Sealing the gap between rotor blades or blades and rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/147Construction, i.e. structural features, e.g. of weight-saving hollow blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3007Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/30Application in turbines
    • F05D2220/32Application in turbines in gas turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/55Seals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/80Platforms for stationary or moving blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/20Three-dimensional
    • F05D2250/23Three-dimensional prismatic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

本開示は、ガスタービンに用いられる動翼(ガスタービン動翼)のシール構造に関する。
一般的なガスタービンは、ロータディスクの外周に取り付けられた複数の動翼を備えている。各動翼は翼体と、翼体の先端に設けられるシュラウドと、プラットフォーム及び根部(ダブテール)を含むシャンクとを備えている。周知の通り、プラットフォームやシュラウドは、燃焼室から排出される燃焼ガスの流路を形成する実質的な壁である。
燃焼器からタービンに流れる燃焼ガスは非常に高温であり、タービン内を流れる際に翼体のみならず、シュラウドやプラットフォームも加熱する。各動翼にはこの加熱によって熱変形が生じるため、隣接するプラットフォームの間には、この熱変形を考慮した隙間が存在している。
上述の隙間は熱変形した動翼同士の接触を防止する一方で、流路からの燃焼ガスの漏れも発生させてしまう。流路から漏れた燃焼ガスは、動翼のシャンクや根部、ロータディスク並びにその周囲の部材を加熱する。一方、動翼のシャンクやロータディスクの過剰な温度上昇を抑制するため、ロータディスクの周囲にはコンプレッサからの冷却ガスが流通している。つまり、過剰な温度上昇による冷却ガスの供給増加はタービンエンジンの燃費(燃料消費率(SFC))を悪化させる。
また、流路からの燃焼ガスの漏れは、流路内の燃焼ガスの流量低下及び圧力低下を招き、タービンの効率を低下させる。従って、動翼同士の接触を避けつつ、流路からの燃焼ガスの漏れは極力抑えることが好ましい。なお、動翼間からの燃焼ガスの漏れを抑える技術に関して、特許文献1〜3はシール部材を用いた構成を開示している。
特開平9−303107号公報 特開平10−196309号公報 特開2011−32985号公報
上述した燃焼ガスの漏れを抑えるには、特許文献1〜3で述べられているように、シール部材を用いてプラットフォーム間の隙間を塞ぐことが考えられる。しかしながら、シール部材が隙間の両側の動翼のうちの一方のみに支持される場合は、当該シール部材による他方の動翼へのシールが不足していた。また、シール部材が隙間の両側の動翼によって支持される場合は、当該シール部材を各動翼間に保持させた状態で各動翼をロータディスクに取り付ける必要があり、動翼の組立作業性が劣っていた。
本開示は、上述した問題点に鑑みて創案されたものであり、流路からの燃焼ガスの漏れを抑制と動翼の組立作業性の向上を両立させることが可能なガスタービン動翼のシール構造の提供を目的とする。
本開示の一態様は、回転軸の周方向に配列すると共に前記回転軸の径方向に延伸するガスタービン動翼のシール構造であって、翼体、プラットフォーム及び根部を含むシャンク、前記シャンクから前記翼体の前方に突出して設けられるフィンを有する複数の動翼と、前記複数の動翼において互いに隣接する動翼の間に位置するウェッジシール部材及びスプラインシール部材とを備える。各シャンクは、第1の側面と、第2の側面と、前記径方向において前記フィンよりも内方に位置する底面とを有する。前記第1の側面は、前記翼体の前方から後方に向かう方向に延伸し、前記ウェッジシール部材を前記径方向及び前記周方向に移動可能に収容する凹部と、前記プラットフォームから前記根部に向かう方向に延伸し、前記スプラインシール部材の挿入口として前記底面に開口する第1のスロットとを有する。前記第2の側面は、当該シャンクに隣接する動翼の前記シャンクに設けられた前記第1のスロットと対応する位置に設けられ、前記スプラインシール部材の前記挿入口として前記底面に開口する第2のスロットを有する。各前記スロットは、その内面から突出し、前記挿入口の縁部の一部を構成する前記スプラインシール部材の受け部を有する。前記凹部は、前記径方向内方に向かって前記側面から離れるように直線的に延伸する傾斜面を有する。前記ウェッジシール部材は、前記傾斜面に面する第1の楔面、および隣接する動翼における前記第2の側面に面し且つ前記第1の楔面と共に楔の頂部を形成する第2の楔面を含む楔部と、前記楔部と一体的に形成され、前記凹部内で前記楔部よりも前記径方向内方に位置する錘部とを有する。
前記第1の楔面は前記傾斜面に平行であり、前記第2の楔面は隣接する動翼における前記第2の側面に平行であってもよい。
前記ウェッジシール部材はその長手方向に延伸する棒状に形成されてもよい。前記ウェッジシール部材は前記長手方向における両端部のうちの少なくとも一方に、前記楔部から離れる方向に突出する突部を有してもよい。前記第1の側面は前記凹部に連通し、前記突部を収容する収容溝を有してもよい。前記収容溝は、前記凹部に収容された前記ウェッジシール部材の回転を規制する内面を有してもよい。
前記周方向における前記凹部の深さは、前記凹部に前記ウェッジシール部材が収容されたときに、前記前記ウェッジシール部材が前記第1の側面よりも突出しない値を有してもよい。前記ウェッジシール部材は、その全体が前記凹部に収容される断面形状を有してもよい。前記第1のスロット及び前記第2のスロットは、前記挿入口に向けてフレア状に形成されもよい。
本開示によれば、流路からの燃焼ガスの漏れを抑制と動翼の組立作業性の向上を両立させることが可能なガスタービン動翼のシール構造を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るガスタービン動翼のシール構造を示す図である。 図2(a)及び図2(b)は、本開示の一実施形態に係るシャンクの側面図である。 図3(a)は本開示の一実施形態に係るウェッジシール部材の立体図、図3(b)は図3(a)に示すウェッジシール部材の正面図及び側面図である。 図4(a)は、ウェッジシール部材とその周辺の断面図であり、図4(b)は図4(a)中の円内の拡大図であり、ウェッジシール部材によるシールを説明するための図である。 図5は、本開示の一実施形態に係る収容溝を示す図である。 図6(a)は本開示の一実施形態に係るスロットを示す図であり、図6(b)は本開示の一実施形態に係るスプラインシール部材を示す正面図及び側面図であり、図6(c)は隣接した動翼の各スロットにスプラインシール部材が挿入された状態を示す図である。 図7(a)は本実施形態のウェッジシール部材を用いたシール構造の概略構成図であり、図7(b)及び図7(c)は比較例としてのシール構造を示す概略構成図であり、図7(d)は図7(a)〜図7(c)に示すシール構造の各シール性能に関するリグ(Rig)試験結果を示すグラフである。
以下、本開示の実施形態について図1〜図7を用いて説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係るガスタービン動翼のシール構造を示す図である。本実施形態のシール構造は、ガスタービンエンジンのタービン(ガスタービン)に用いられる複数の動翼(ガスタービン動翼)10と、複数の動翼10において互いに隣接する動翼10の間に位置するウェッジシール部材20及びスプラインシール部材30とを備えている。なお、ガスタービンエンジンの用途は任意であり、例えば航空機用のターボジェットエンジンとして使用される。この場合、本実施形態は、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンの何れのタービンにも適用可能である。以下、説明の便宜上、複数の動翼10のうちの1つを動翼10Aとし、動翼10Aに隣接する動翼10を動翼10Bと称する場合がある。この場合、符号10も併記する。
各動翼10は、回転軸としてのロータディスク(図示せず)の周方向CDに配列すると共にロータディスク(図示せず)の径方向RDに延伸している。図1は、上述した複数の動翼10のうちの1つを示している。これは、ウェッジシール部材20及びスプラインシール部材30についても同様である。
動翼10は、翼体11、シャンク12、シャンク12から翼体11の前方(図1における方向F)に突出して設けられる前側フィン(フィン)13を有する。なお、図1に示すように、動翼10はシャンク12から翼体11の後方(図1における方向B)に突出して設けられる後側フィン14を有していてもよい。翼体11、シャンク12、前側フィン13及び後側フィン14は、鋳造等により一体的に形成されている。
翼体11は、周方向CDに面する圧力面11a及び負圧面11bを有し、プラットフォーム15から径方向RDに延伸している。径方向RDにおける翼体11の先端にはシュラウド(図示せず)が設けられていてもよい。翼体11の形状は任意であり、タービンの仕様に応じて決定される。
図2(a)及び図2(b)は、本開示の一実施形態に係るシャンク12の側面図である。これらの図に示すように、シャンク12は、プラットフォーム15と、根部16とを有している。別の観点から言えば、シャンク12は、プラットフォーム15と根部16とを連結する部材である。プラットフォーム15は燃焼器(図示せず)から排出された燃焼ガスの流路を形成する実質的な壁である。根部16は、ロータディスク(図示せず)に形成された取り付け溝(図示せず)に嵌合し、これにより動翼10は当該ロータディスク(図示せず)に固定される。
図2(a)及び図2(b)に示すように、シャンク12は、側面(第1の側面)12aと、側面(第2の側面)12bと、径方向RDにおいて前側フィン13よりも内方に位置する底面12cとを有している。例えば2つの動翼が周方向CDに隣接するように配列した場合、一方の動翼10(10A)における側面(第1の側面)12aと他方の動翼10(10B)における側面(第2の側面)12bとが、所定の隙間G(図4(b)参照)を介して互いに対向する。この隙間Gは、両動翼のプラットフォーム(シャンク)が熱膨張や振動による変形により互いに接触しない値に設定されている。ただし、隙間Gは、流路内の燃焼ガスの流れに影響を及ぼし、流路からの漏れの要因になるため、極力小さな寸法に設定されている。このような値は例えば0.2〜0.5mm(10〜20mil)程度である。
側面12aには、周方向CDに開口する空洞としてのシャンクポケット12dが形成されている。同様に、側面12bにもシャンクポケット12eが形成されている。これら2つのシャンクポケット12d、12eによって、動翼10の軽量化が図られている。
次に、ウェッジシール部材20によるシールについて説明する。
図2(a)に示すように、側面12aは凹部17を有する。凹部17は、シャンクポケット12dよりも翼体11に近い位置(即ちプラットフォーム15の外面(燃焼ガスの流路に面する表面(流路面))に設けられ、翼体11の前方から後方に向かう方向に延伸している。ここで、翼体11の前方から後方に向かう方向とは、例えば方向Fや、方向Fと径方向RDの合成方向等である。凹部17は、ウェッジシール部材20を径方向RD及び周方向CDに移動可能に収容する。本実施形態では、凹部17はシャンクポケット12dに連通するように形成されているが、凹部17はシャンクポケット12dに連通していなくてもよい。
周方向CDにおける凹部17の深さは、凹部17にウェッジシール部材20が収容されたときに、ウェッジシール部材20が第1の側面12a(即ちシャンク12)よりも突出しない値を有する。換言すれば、ウェッジシール部材20が凹部17に最も深く挿入された状態において、周方向CDにおけるウェッジシール部材20の最大長は、周方向CDにおける凹部17の深さと同一、或いはそれよりも短い。従って、ロータディスク(図示せず)に動翼を取り付ける際に、ウェッジシール部材20が当該動翼と干渉することはない。
図2(a)及び図4(a)に示すように、凹部17はその内面として、少なくとも傾斜面17aを有している。傾斜面17aは、径方向RD内方に向かって側面12aから離れるように直線的に延伸している。傾斜面17aには、ウェッジシール部材20の楔部21の楔面(第1の楔面)21aが摺動可能に当接する。
図3(a)は本開示の一実施形態に係るウェッジシール部材20の立体図、図3(b)は図3(a)に示すウェッジシール部材20の正面図及び側面図である。これらの図に示すように、ウェッジシール部材20は、例えば長手方向に延伸し、当該長手方向に直交する略三角形の断面を有する棒状に形成されている。上述の通り、ウェッジシール部材20は、径方向RD及び周方向CDに移動可能に凹部17に収容される。なお、ウェッジシール部材20は、耐熱性及び機械的強度の高い材料を用いて形成されている。このような材料は、例えば合金やセラミック基複合材料である。
ウェッジシール部材20は、楔部21と、錘部22とを有する。楔部21は、三角形の断面を有する楔形に形成され、凹部17の傾斜面17aに面する楔面(第1の楔面)21aを含んでいる。楔面21aは、凹部17の傾斜面17aに平行であり、傾斜面17aに摺動可能に当接する。
さらに、楔部21は楔面(第2の楔面)21bを含んでいる。楔面21bは、当該楔面21b(即ち動翼10)に隣接する動翼10における第2の側面12b(図4(a)及び図4(b)参照)に面し、楔面21aと共に楔の頂部21cを形成する。楔面21bは、動翼10(10B)における側面(第2の側面)12bに平行であり、側面12bに摺動可能に当接する。なお、動翼10(10B)における側面12bは、動翼10(10A)における側面(第2の側面)12bと同一の形状である。従って、楔面21bは、動翼10(10A)における側面12aに平行とも言える。
錘部22は、楔部21と一体的に形成され、凹部17内で楔部21よりも径方向RD内方に位置している。即ち、ウェッジシール部材20が凹部17に収容されたとき、頂部21cを含む楔部21の少なくとも一部が傾斜面17aと側面12bとの間に位置し、その残部は錘部22と共に前記した楔部21の少なくとも一部よりも径方向RD内方に位置している。本実施形態において、錘部22は、シャンクポケット12d内に位置する。また、錘部22は、楔部21よりも寸法(サイズ)が大きく楔部21より重い。従って、錘部22は、楔部21を補強する梁としても機能し、また径方向RD外方に向かった遠心力をウェッジシール部材20に与える錘としても機能する。
図3(b)に示すように、錘部22は、楔部21の楔面21aと面一の表面22aと、楔部21の楔面21bと面一の表面22bとを有してよい。この場合、楔面21bと同じく、表面22bも動翼10(10B)における側面12bに摺動可能に当接する。なお、表面22bは楔面21bよりも動翼10(10B)における側面12bから離れた位置に形成されていてもよい。
錘部22の断面形状は、表面22bに関する上述の条件を満たす限り任意である。従って、図3(b)に示すように、錘部22の断面形状は楔部21と共に、楔部21の断面形状と相似な断面形状を形成してもよく、他の形状を有していてもよい。図3(b)に示す一点鎖線24は、説明の便宜上、楔部21と錘部22の境界を示しているが、境界の位置はこの図に示された位置に限定されない。
ウェッジシール部材20は長手方向における両端部(図3(a)における左右の端部)のうちの少なくとも一方に、楔部21から離れる方向に突出する突部23を有していてもよい。この場合、図5、図2(a)及び図4(a)に示すように、シャンク12の側面12aは凹部17に連通し、突部23を収容する収容溝18を有する。また、図4(a)に示すように、収容溝18は、凹部17に収容されたウェッジシール部材の回転を規制する内面18aを有する。
なお、凹部17と同じく、側面12aから周方向CDに向けた収容溝18の深さは、凹部17にウェッジシール部材20が収容されたときに、ウェッジシール部材20が第1の側面12a(即ちシャンク12)よりも突出しない値を有する。
上述の通り、ウェッジシール部材20は、傾斜面17aを有する凹部17に移動可能に収容される。また、図4(a)に示すように、楔部21は傾斜面17aと側面12bとの間に位置している。従って、動翼10がロータディスク(図示せず)と共に回転すると、径方向RD外方に向かった遠心力がウェッジシール部材20に掛かる。
図4(b)に示すように、ウェッジシール部材20が点線で示した位置にある場合を想定する。なお、図4(b)に示す動翼10(10A)におけるシャンク12の側面12aと動翼10(10B)におけるシャンク12の側面12bとの間の隙間Gは、説明の便宜上、ウェッジシール部材20と大きさを強調して描かれている。ウェッジシール部材20に遠心力が掛かると、ウェッジシール部材20は凹部17内で径方向RD外方に移動し、楔部21の楔面(第1の楔面)21aは凹部17の傾斜面17aに当接する。この当接後もウェッジシール部材20は傾斜面17aに沿って径方向RD外方に(図4(b)において右斜め上方に)移動し、楔部21の楔面(第2の楔面)21bが動翼10(10B)における側面12bに当接する。最終的に、ウェッジシール部材20は実線で示した位置に留まる。
傾斜面17aと側面12bによってウェッジシール部材20の移動が阻まれた後も、動翼10が回転している間は、ウェッジシール部材20に遠心力が掛かっており、楔面21aは傾斜面17aに押し付けられる。また、この遠心力は傾斜面17aから楔面21aに向かう反力を生むため、ウェッジシール部材20は側面12bに押し付けられる。従って、これらの押圧力がウェッジシール部材20を傾斜面17a及び側面12bに密着させる。その結果、ウェッジシール部材20と傾斜面17aとの間、及び、ウェッジシール部材20と側面12bとの間でシールが実現される。これらのシールは面接触によるものであることから、実質的に線接触する丸棒ピン等のシール部材よりもシール性能は向上する。
本実施形態では、シールの実現に楔部21に掛かる遠心力だけでなく、錘部22に掛かる遠心力を利用している。周知の通り、遠心力は物体の質量に比例する。一方、錘部22は傾斜面17a等に接触する必要が無いので、シールを実現する楔部21よりも寸法(サイズ)の面で自由度が高い。このような事情から、本実施形態の錘部22は楔部21よりも大きい形状及び質量をもっている。従って、錘部22に掛かる遠心力は楔部21に掛かる遠心力よりも大きく、その結果、錘部22に掛かる遠心力が、傾斜面17a及び側面12bへの楔部21の押圧力を高めている。即ち、錘部22が楔部21によるシールを補助している。
また、動翼10の凹部17にウェッジシール部材20を設置する際、ウェッジシール部材20は凹部17内に完全に納まっている。また、揮発性のグリース等によって、ウェッジシール部材20は凹部17内に保持されている。従って、ロータディスク(図示せず)に取り付けられた動翼10(10A)の隣に動翼10(10B)を取り付ける場合でも、動翼10(10A)に装着されたウェッジシール部材20が、動翼10(10B)に干渉することはない。よって、動翼をロータディスクに取り付ける際の作業性が向上する。
図7(a)は本実施形態のウェッジシール部材を用いたシール構造の概略構成図であり、図7(b)及び図7(c)は比較例としてのシール構造を示す概略構成図である。
図7(a)は本実施形態のウェッジシール部材20を示している。ウェッジシール部材20は、本実施形態の2つのプラットフォーム15、15の間に位置している。図7(b)は第1の比較例におけるシール部材43を示している。シール部材43は平板であり、2つのプラットフォーム45、45の間の隙間を覆うように、図中の各プラットフォーム45の外面(流路面)に設置されている。図7(c)は第2の比較例におけるシール部材47を示している。シール部材47は断面円形の丸棒ピンであり、本実施形態の2つのプラットフォーム15、15の間に位置している。第2の比較例において、シール部材47は各プラットフォーム15と線接触している。なお、何れの試験においても、プラットフォーム間の隙間は基準値としての同一の所定値に設定されている。
図7(d)は図7(a)〜図7(c)に示すシール構造の各シール性能に関するリグ試験結果を示すグラフである。図中の四角は第1の比較例による試験結果、丸は第2の比較例による試験結果、三角は本実施形態による試験結果である。横軸は、図7(a)〜図7(c)に示すプラットフォームを境とした気体の差圧を示し、縦軸はリーク量を示す。この差圧とは、想定される径方向RDにおいて、プラットフォームの内側(図中の上側)の気体に対するプラットフォームの外側(図中の下側)の気体の圧力差である。なお、何れの場合も、外側(図中の下側)の圧力は内側(図中の上側)よりも常に高い。また、ウェッジシール部材20及びシール部材47はそれぞれの重量(質量)から想定される遠心力に相当する値で、対応するプラットフォームに押圧されている。丸棒である第2の比較例のシール部材47は、本実施形態のウェッジシール部材20の軽量であるため、シール部材47への押圧力はウェッジシール部材20への押圧力よりも小さい。例えば本試験において、シール部材47への押圧力は、ウェッジシール部材20への押圧力の60%に設定されている。ただし、何れの押圧力も径方向RD内方から径方向RD外方(図中の上側から下側)に向かう方向に向いている。また、第1の比較例のシール部材43は軽量であるため、想定される状況下において遠心力が殆ど掛からない。従って、本試験においてシール部材43は押圧されておらず、その自重によって各プラットフォーム45の内面(流路面と反対側の面)に設置されているだけである。
なお、グラフ中の4本の線は、2つのプラットフォーム間の隙間が塞がれていない状態で、隙間の寸法を変えたときのリーク量を示している。一点鎖線は、基準値の隙間を想定した場合を示す。二点鎖線、破線および実線は、基準値の1/2の隙間、2倍の隙間および3倍の隙間をそれぞれ想定した場合を示す。
まず、本実施形態のシール構造におけるリーク量と一点鎖線が示すリーク量との比較から、本実施形態のシール構造は2つのプラットフォーム間の隙間を確実に塞いでおり、本実施形態におけるリーク量は隙間が開放されているときのリーク量の1/4程度まで減少していることが判る。このリーク量は、第1の比較例におけるリーク量とほぼ同一である。つまり、本実施形態のシール性能は、最も広い面接触を想定している第1の比較例のシール性能に匹敵していることが判る。
また、本実施形態と第2の比較例との比較からは、本実施形態の面接触によるシール性能の向上が確認できる。つまり、シール部材が、隣接する2つのプラットフォームの一方から、両プラットフォーム間の隙間を跨いで、他方のプラットフォームに延伸しなくても、両プラットフォームに対する面接触を得ることで、十分なシール性能が得られることが判る。
次に、スプラインシール部材30によるシールについて説明する。図6(a)は本開示の一実施形態に係るスロット40を示す図であり、図6(b)は本開示の一実施形態に係るスプラインシール部材30を示す正面図及び側面図であり、図6(c)は隣接した動翼10A、10Bの各スロット40、41にスプラインシール部材30が挿入された状態を示す図である。
図2(a)及び図6(a)に示すように、側面12aはスロット(第1のスロット)40を有する。スロット40はプラットフォーム15から根部16に向かう方向に延伸し、スプラインシール部材30の挿入口42としてシャンク12の底面12cに開口している。
図6(a)に示すように、スロット40は、内面40aと内面40bとを有している。内面40aと内面40bは互いに対向し、プラットフォーム15から根部16に向かう方向に延伸している。内面40aは、挿入口42に向かうにつれて内面40aから離れる傾斜面40cを有している。一方、内面40bは、内面40aよりも後方に位置し、一平面として形成されている。従って、スロット40は、挿入口42に向けて幅が広がるフレア状に形成されている。このフレア状の形状が、挿入口42からのスプラインシール部材30の挿入を補助する。
なお、内面40bは、底面12cの近傍において前方に延伸し、受け部(爪部)41を形成する。受け部41は、挿入口42の縁部の一部を構成し、スロット40に挿入された後のスプラインシール部材30を受け止め、スプラインシール部材30の落下を防止する。
図2(b)に示すように、側面12bはスロット(第2のスロット)43を有する。スロット43は、周方向CDに直交する面に対してスロット40と鏡像の関係を有するように形成されている。従ってスロット43は、側面12bに形成される違いはあるものの、スロット40と同じく、スロット43はプラットフォーム15から根部16に向かう方向に延伸し、スプラインシール部材30の挿入口42として底面12cに開口している。また、スロット43は、シャンク12に隣接する動翼10のシャンク12に設けられたスロット(第1のスロット)40と対応する位置に設けられている。
図6(b)に示すように、スプラインシール部材30は略矩形の薄板である。ウェッジシール部材20と同じく、スプラインシール部材30は、耐熱性及び機械的強度の高い材料を用いて形成されている。このような材料は、例えば合金やセラミック基複合材料である。ただし、スプラインシール部材30は、挿入口42への挿入時に撓むことが出来る程度の弾性を有している。
図6(c)に示すように、動翼10(10A)の側面12aと、動翼10(10B)の側面12bとが対向した状態において、動翼10(10A)のスロット40と動翼10(10B)のスロット43の各開口は周方向CDに一列に並び、スプラインシール部材30の挿入口42を形成する。一方、スプラインシール部材30は、スロット43とスロット40が並んだときの両者の幅よりも狭い幅を有し、且つ、スロット43とスロット40の延伸方向における長さよりも短い長さを有している。従って、スプラインシール部材30は、挿入口42から挿入され、その全体がスロット43とスロット40によって形成された帯状の空間内に納まる。
ところで、タービンの運転中はシャンクポケット12d、12e内の圧力は一般的にシャンクポケット12d、12eの外側よりも低い。従って、前側フィン13近傍に流入した燃焼ガスは、側面12aと側面12b間の隙間からシャンクポケット12d、12eに流れ込もうとする。しかしながら、この隙間をスプラインシール部材30が塞いでいる。スプラインシール部材30の前方及び後方の間には上述の圧力差が生じていることから、スプラインシール部材30は例えばスロット40の内面40bに密着する。その結果、スプラインシール部材30とスロット40の内面40bとの間でシールが実現する。同様のシールは、スプラインシール部材30とスロット43の間にも実現する。
ここで、挿入口42がシャンク12の底面12cに開口していることに着目する。つまり、挿入口42は径方向RDにおいて前側フィン13よりも内方に位置している。従って、スプラインシール部材30は、プラットフォーム15を挟んで燃焼ガスの流路と反対側から、挿入口42を介してスロット40、43に挿入される。挿入口42が燃焼ガスの流路に面してない(開口してない)ので、挿入口42は燃焼ガスの流れ(翼体間を通過する主流)に影響を及ぼさない。
また、スロット40、43は、挿入口42に向けてフレア状に形成されている。従って、スロット40、43内にスプラインシール部材30が完全に納まった後でも、スプラインシール部材30は挿入口42から視認可能である。これにより、動翼の組立時にスプラインシール部材30の適切な装着を確認できる。
以上、本開示によれば、ウェッジシール部材20が径方向RD内方に流れる燃焼ガスの漏れを防止し、且つ、スプラインシール部材30が動翼10の前方から後方に流れる燃焼ガスの漏れを防止する。従って、動翼10のシャンク12や根部16、ロータディスク並びにその周囲の部材の過剰な温度上昇が抑制される。従って、これらの部品に対する冷却ガスの供給量を抑えることができ、タービンエンジンの燃費(燃料消費率(SFC))を向上させることが可能になる。
また、動翼10をロータディスクに取り付ける際、ウェッジシール部材20は隣接する2つの動翼10の一方に装着すればよいので、ウェッジシール部材20による動翼10の損傷を回避させ、動翼10の組立作業性を向上させることができる。即ち、本開示によれば、流路からの燃焼ガスの漏れを抑制と動翼の組立作業性の向上を両立させることが可能なガスタービン動翼のシール構造を提供することができる。なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、請求の範囲(特許請求の範囲)の記載によって示され、さらに請求の範囲(特許請求の範囲)の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含んでいる。

Claims (6)

  1. 回転軸の周方向に配列すると共に前記回転軸の径方向に延伸するガスタービン動翼のシール構造であって、
    翼体、プラットフォーム及び根部を含むシャンク、前記シャンクから前記翼体の前方に突出して設けられるフィンを有する複数の動翼と、
    前記複数の動翼において互いに隣接する動翼の間に位置するウェッジシール部材及びスプラインシール部材と
    を備え、
    各シャンクは、第1の側面と、第2の側面と、前記径方向において前記フィンよりも内方に位置する底面とを有し、
    前記第1の側面は、前記翼体の前方から後方に向かう方向に延伸し、前記ウェッジシール部材を前記径方向及び前記周方向に移動可能に収容する凹部と、前記プラットフォームから前記根部に向かう方向に延伸し、前記スプラインシール部材の挿入口として前記底面に開口する第1のスロットとを有し、
    前記第2の側面は、当該シャンクに隣接する動翼の前記シャンクに設けられた前記第1のスロットと対応する位置に設けられ、前記スプラインシール部材の前記挿入口として前記底面に開口する第2のスロットを有し、
    各前記スロットは、その内面から突出し、前記挿入口の縁部の一部を構成する前記スプラインシール部材の受け部を有し、
    前記凹部は、前記径方向内方に向かって前記第1の側面から離れるように直線的に延伸する傾斜面を有し、
    前記ウェッジシール部材は、前記傾斜面に面する第1の楔面、および隣接する動翼における前記第2の側面に面し且つ前記第1の楔面と共に楔の頂部を形成する第2の楔面を含む楔部と、前記楔部と一体的に形成され、前記凹部内で前記楔部よりも前記径方向内方に位置する錘部とを有する
    ガスタービン動翼のシール構造。
  2. 請求項1に記載のガスタービン動翼のシール構造であって、
    前記第1の楔面は前記傾斜面に平行であり、
    前記第2の楔面は隣接する動翼における前記第2の側面に平行であるガスタービン動翼のシール構造。
  3. 請求項2に記載のガスタービン動翼のシール構造であって、
    前記ウェッジシール部材はその長手方向に延伸する棒状に形成され、
    前記ウェッジシール部材は前記長手方向における両端部のうちの少なくとも一方に、前記楔部から離れる方向に突出する突部を有し、
    前記第1の側面は前記凹部に連通し、前記突部を収容する収容溝を有し、
    前記収容溝は、前記凹部に収容された前記ウェッジシール部材の回転を規制する内面を有するガスタービン動翼のシール構造。
  4. 請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のガスタービン動翼のシール構造であって、
    前記周方向における前記凹部の深さは、前記凹部に前記ウェッジシール部材が収容されたときに、前記ウェッジシール部材が前記第1の側面よりも突出しない値を有するガスタービン動翼のシール構造。
  5. 請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のガスタービン動翼のシール構造であって、
    前記ウェッジシール部材は、その全体が前記凹部に収容される断面形状を有するガスタービン動翼のシール構造。
  6. 請求項1〜のうちの何れか一項に記載のガスタービン動翼のシール構造であって、
    前記第1のスロット及び前記第2のスロットは、前記挿入口に向けてフレア状に形成されているガスタービン動翼のシール構造。
JP2018530213A 2016-07-25 2016-07-25 ガスタービン動翼のシール構造 Active JP6673482B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/071714 WO2018020548A1 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 ガスタービン動翼のシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018020548A1 JPWO2018020548A1 (ja) 2019-03-28
JP6673482B2 true JP6673482B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=61016666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018530213A Active JP6673482B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 ガスタービン動翼のシール構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11753956B2 (ja)
EP (1) EP3489464B1 (ja)
JP (1) JP6673482B2 (ja)
WO (1) WO2018020548A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019173643A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社Ihi 燃料供給装置及びガスタービン
FR3102506B1 (fr) * 2019-10-24 2022-07-01 Safran Aircraft Engines Aube avec organe d’étanchéité amélioré

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3748060A (en) * 1971-09-14 1973-07-24 Westinghouse Electric Corp Sideplate for turbine blade
US4872812A (en) * 1987-08-05 1989-10-10 General Electric Company Turbine blade plateform sealing and vibration damping apparatus
US4936749A (en) 1988-12-21 1990-06-26 General Electric Company Blade-to-blade vibration damper
US5478207A (en) * 1994-09-19 1995-12-26 General Electric Company Stable blade vibration damper for gas turbine engine
JPH09303107A (ja) 1996-05-13 1997-11-25 Toshiba Corp ガスタービン動翼のシール装置
US5924699A (en) 1996-12-24 1999-07-20 United Technologies Corporation Turbine blade platform seal
JP3462695B2 (ja) 1997-03-12 2003-11-05 三菱重工業株式会社 ガスタービン動翼シール板
JPH1162502A (ja) 1997-08-21 1999-03-05 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd タービン動翼のシールダンパー
EP1163427B1 (de) * 1999-03-19 2003-12-10 Siemens Aktiengesellschaft Gasturbinenrotor mit innenraumgekühlter gasturbinenschaufel
US6851932B2 (en) 2003-05-13 2005-02-08 General Electric Company Vibration damper assembly for the buckets of a turbine
US7322797B2 (en) * 2005-12-08 2008-01-29 General Electric Company Damper cooled turbine blade
US7762780B2 (en) * 2007-01-25 2010-07-27 Siemens Energy, Inc. Blade assembly in a combustion turbo-machine providing reduced concentration of mechanical stress and a seal between adjacent assemblies
GB0814018D0 (en) * 2008-08-01 2008-09-10 Rolls Royce Plc Vibration damper
US8137072B2 (en) * 2008-10-31 2012-03-20 Solar Turbines Inc. Turbine blade including a seal pocket
JP2011032985A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動翼シール構造及びこの動翼シール構造を用いたタービン
US8540486B2 (en) * 2010-03-22 2013-09-24 General Electric Company Apparatus for cooling a bucket assembly
FR2963381B1 (fr) * 2010-07-27 2015-04-10 Snecma Etancheite inter-aubes pour une roue de turbine ou de compresseur de turbomachine
US8790086B2 (en) 2010-11-11 2014-07-29 General Electric Company Turbine blade assembly for retaining sealing and dampening elements
KR101753915B1 (ko) 2011-07-04 2017-07-04 삼성전자주식회사 휴대단말기의 동작 모드 변경 방법 및 장치
FR2982635B1 (fr) * 2011-11-15 2013-11-15 Snecma Roue a aubes pour une turbomachine
US9840920B2 (en) * 2012-06-15 2017-12-12 General Electric Company Methods and apparatus for sealing a gas turbine engine rotor assembly
EP2832952A1 (en) 2013-07-31 2015-02-04 ALSTOM Technology Ltd Turbine blade and turbine with improved sealing
EP2843197B1 (en) 2013-08-29 2019-09-04 Ansaldo Energia Switzerland AG Blade for a rotary flow machine, the blade having specific retaining means for a radial strip seal

Also Published As

Publication number Publication date
EP3489464A1 (en) 2019-05-29
WO2018020548A1 (ja) 2018-02-01
EP3489464B1 (en) 2021-09-08
JPWO2018020548A1 (ja) 2019-03-28
US11753956B2 (en) 2023-09-12
US20190093493A1 (en) 2019-03-28
EP3489464A4 (en) 2020-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6279786B2 (ja) ガスタービンローターブレード及びガスタービンローター並びにローターアッセンブリの組み立て方法
JP5357992B2 (ja) カスケード先端部バッフルエーロフォイル
US10612397B2 (en) Insert assembly, airfoil, gas turbine, and airfoil manufacturing method
US8684695B2 (en) Damper coverplate and sealing arrangement for turbine bucket shank
US8905715B2 (en) Damper and seal pin arrangement for a turbine blade
EP2607624B1 (en) Vane for a turbomachine
US10619491B2 (en) Turbine airfoil with trailing edge cooling circuit
JP6405102B2 (ja) タービン翼型アセンブリ
JP2012102735A (ja) タービンブレード組立体
JP5881369B2 (ja) タービン動翼及びこれを備えたガスタービン
JP6244383B2 (ja) タービン内の漏出を防止するための装置、システム及び方法
JP6540357B2 (ja) 静翼、及びこれを備えているガスタービン
EP2586967B1 (en) Thermal plug for turbine bucket shank cavity and related method
JP6673482B2 (ja) ガスタービン動翼のシール構造
JP2007051643A (ja) タービンブレード
JP7118596B2 (ja) 冷媒流路の折り返し開口部における応力低減球根状突起を有するブレード
CN106968719B (zh) 具有径向冷却凹槽的涡轮机叶片盖板
US10221709B2 (en) Gas turbine vane
JP2021195920A (ja) タービン静翼
JP7232035B2 (ja) ガスタービンの静翼及びガスタービン
JP2019056359A (ja) タービン翼及びガスタービン
WO2016148695A1 (en) Turbine airfoil with internal cooling system having nearwall cooling channels formed from an inner wall formed separately from an outer wall forming the turbine airfoil

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151