JPH09303107A - ガスタービン動翼のシール装置 - Google Patents

ガスタービン動翼のシール装置

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JPH09303107A
JPH09303107A JP8118048A JP11804896A JPH09303107A JP H09303107 A JPH09303107 A JP H09303107A JP 8118048 A JP8118048 A JP 8118048A JP 11804896 A JP11804896 A JP 11804896A JP H09303107 A JPH09303107 A JP H09303107A
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gas turbine
seal
shank
sealing device
turbine rotor
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JP8118048A
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Yushi Saeki
祐志 佐伯
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タービン動翼のシール溝に収容されるシール部
材を、タービン動翼の振動に追従できる構成とすること
によりシール効果および制振効果を高めたガスタービン
動翼のシール装置を提供する。 【解決手段】翼有効部32、シャンク34、植込部35
を一体形成したタービン動翼25を、タービン軸28の
周方向に沿って環状列に植設し、上記シャンク34の側
面に削成したシール溝39にシール部材を装着したガス
タービン動翼のシール装置において、上記シール部材
は、芯金41を備えた筒ばね40に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン動翼
のシール装置に係り、特にタービン動翼の振動に追従さ
せてシール効果の向上を図ったガスタービン動翼のシー
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電プラントに適用されるガスタ
ービンプラントは、図10に示すように、ケーシング1
内に圧縮機軸2とタービン軸3とを同軸に収容し、圧縮
機軸2に空気8の流れに沿って圧縮機静翼4、圧縮機動
翼5からなる圧縮機段落を軸流列に備える一方、タービ
ン軸3に燃焼ガス9の流れに沿ってタービン静翼6、タ
ービン動翼7からなるタービン段落を軸流列に備えてい
る。
【0003】また、圧縮機軸2とタービン軸3との間に
は、複数台の燃焼器10が周方向に間隔を置いて設けら
れており、複数台の燃焼器10は、圧縮機から供給され
た高圧空気に燃料を投入して燃焼せしめ、その燃焼ガス
9を尾筒11を経てガスタービンに案内し、タービン段
落を通る間に膨張仕事をさせ発電機(図示せず)の駆動
力を発生させるようになっている。
【0004】ガスタービンのタービン段落は、図11に
示すように、ケーシング1に係合保持される外輪12、
内輪13を備えたタービン静翼6と、タービン軸3のデ
ィスク14に植設されたタービン動翼7とを備えてお
り、タービン静翼6、タービン動翼7ともにタービン軸
3の周方向に環状列に形成されている。
【0005】また、タービン動翼7は、プラットフォー
ム18を境に、翼有効部15(タービン静翼6から噴出
する燃焼ガス9の速度エネルギを回転動力に変える部
位)、シャンク16、植込部17とにそれぞれ区分けさ
れ、シャンク16にフランジ19およびシールピン20
としてのシール部材を設け、圧縮機から供給される冷却
用高圧空気のシールを図っている。
【0006】シール部材としてのシールピン20を収容
するシャンク16は、図12に示すように、プラットフ
ォーム18側に半円筒状(半円形状)のシール溝21を
削成し、シール溝21に収容されたシールピン20によ
り隣接するシャンク16,16相互間を流れる冷却用高
圧空気を断つとともに、タービン動翼7の振動を、シー
ルピン20とシール溝21との摩擦力を利用して低く抑
えていた。
【0007】また、他の従来例としてのシール部材は、
図13に示すように、隣接するシャンク16,16相互
間に三角柱状のシール片22を介装させ、シール片22
の面接触による摩擦力を利用してタービン動翼7の振動
を低く抑える一方、面接触によるシール効果を利用して
冷却用高圧空気の翼有効部15側への流れを断ってい
た。
【0008】このように、従来のガスタービン動翼のシ
ール装置では、シールピン20またはシール片21を用
いた簡易なシール手段により振動の低減および冷却用高
圧空気のシール漏れを防いでいた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のシー
ル手段では、シールピン20と言い、シール片21と言
い、ともにシール溝21の面接触による摩擦力を利用
し、振動の低減および冷却用高圧空気のシール漏れ防止
を図っていたが、タービン動翼7に比較的大きな振動が
発生すると、シャンク16の変動にシール部材が追従で
きず、今迄の面接触から点接触に変り、このためタービ
ン動翼7の制振効果が薄れ、またシール効果も半減する
問題点があった。
【0010】最近のガスタービンプラントは、出力増加
に伴って燃焼ガス9が高温化され、高温の燃焼ガス9の
熱にさらされるシャンク16や植込部17の冷却用高圧
空気による保護の重要性が増しており、冷却用高圧空気
のシール漏れがあると、翼有効部15を通過する燃焼ガ
ス9に乱れを与えて翼効率を低下させるおそれがある。
また、燃焼ガス9の高温化に伴って翼有効部15が受け
る熱衝撃も高くなっており、シール溝21に対するシー
ル部材の摩擦力の活用を充分に図っておかないと、翼有
効部15の振動が激しくなり、危険状態になるおそれが
ある。
【0011】したがって、シール部材は、翼有効部15
の制振効果を高めることと相まって冷却高圧空気のシー
ル漏れ防止を確実に図ることが必要である。
【0012】本発明は、このような事情に照してなされ
たもので、シール部材をタービン動翼の振動に追従でき
る構造とすることにより制振効果を高めるとともにシー
ル効果を確実に高めるガスタービン動翼のシール装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ン動翼のシール装置は、上記目的を達成するために、請
求項1に記載したように、翼有効部、シャンク、植込部
を一体形成したタービン動翼を、タービン軸の周方向に
沿って環状列に植設し、上記シャンクの側面に削成した
シール溝にシール部材を装着したガスタービン動翼のシ
ール装置において、上記シール部材は筒ばねに形成し、
筒ばね内に芯金を装着したことを特徴とする。
【0014】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項2に記載した
ように、筒ばねは、断面が扁平楕円形状あるいは変形長
円形状のいずれかであることを特徴とする。
【0015】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項3に記載した
ように、断面が扁平楕円形状あるいは変形長円形状のい
ずれかである筒ばねは、中央で折り曲げられた山形形状
あるいは逆山形形状に形成したことを特徴とする。
【0016】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項4に記載した
ように、筒ばねに装着された芯金は、折り曲げられた山
形形状あるいは逆山形形状の筒ばねの長辺斜面側に当接
する面を無拘束にするとともに、その短辺斜面側に当接
する面に溶着部を設けたことを特徴とする。
【0017】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項5に記載した
ように、山形形状あるいは逆山形形状に折り曲げられた
筒ばねを収容するシール溝は、上記山形形状あるいは逆
山形形状の筒ばねの長辺斜面側が摺動する壁面を長く形
成した凹陥部であることを特徴する。
【0018】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項6に記載した
ように、凹陥部は、三角形形状あるいは逆三角形形状い
ずれかであることを特徴とする。
【0019】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項7に記載した
ように、翼有効部、シャンク、植込部を一体形成したタ
ービン動翼を、タービン軸の周方向に沿って環状列に植
設し、上記シャンクの側面に削成したシール溝にシール
部材を装着したガスタービン動翼のシール装置におい
て、上記シール部材は板ばねに形成し、板ばねの両端に
芯金を設けたことを特徴とする。
【0020】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項8に記載した
ように、板ばねの両端に設けた芯金は、一方の芯金に対
し、他方の芯金を相対的に太径にしたことを特徴とす
る。
【0021】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項9に記載した
ように、両端に芯金を備えた板ばねを収容するシール溝
は、細径芯金側の板ばねが摺動する壁面を長辺にする第
1凹陥部に形成するとともに、太径芯金側の板ばねが摺
動する壁面を、蒸気第1凹陥部の壁面よりも相対的に長
くする第2凹陥部に形成したことを特徴とする。
【0022】本発明に係るガスタービン動翼のシール装
置は、上記目的を達成するために、請求項10に記載し
たように、第1凹陥部は三角形形状に形成する一方、第
2凹陥部は矩形形状に形成したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
動翼のシール装置の実施形態について添付図を参照して
説明する。
【0024】図1は、本発明に係るガスタービン動翼の
シール装置を適用したガスタービンの一部切欠き概略断
面図である。
【0025】ガスタービンは、ケーシング23内にター
ビン静翼24、タービン動翼25からなる段落26を収
容した例が代表的に示されている。段落26は燃焼ガス
27の流れに沿って複数、例えば3段落が軸流列に設け
られている。
【0026】段落26の一部を構成するタービン静翼2
4は、両端に外輪29、内輪30を備える構成になって
おり、その外輪29をケーシング1に係合保持する一
方、その内輪30を冷却通路壁31に係着保持してター
ビン軸28の周方向に環状に配列されている。
【0027】また、タービン動翼25は、一体形成され
た翼有効部32、プラットフォーム33、シャンク3
4、植込部35を備える構成になっており、その植込部
35をタービン軸38のディスク36に植設してタービ
ン軸28の周方向に環状に配列されている。
【0028】一方、シャンク34には、フランジ38お
よびシール溝39が設けられ、これらフランジ38およ
びシール溝39により圧縮機から供給され、シャンク3
4および植込部35を冷却した後の冷却用高圧空気37
のシール漏れを防いでいる。
【0029】シャンク34のプラットフォーム33側に
削成されたシール溝39には、図2に示すように、シー
ル部材として弾性変形可能な筒ばね40が装着されてい
る。この筒ばね40は、断面が扁平楕円状あるいは変形
長円状の長筒42に形成されており、長筒42内に軸方
向に延びる芯金41を設けることによりその剛性を高め
ている。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】燃焼ガス27が段落26を通過して膨張仕
事をする際、タービン動翼25は、タービン静翼24か
ら噴出する燃焼ガス27の速度エネルギを受けて回転
し、この回転によりタービン軸28に回転動力を与えて
いる。このとき、タービン動翼25の翼有効部32に
は、燃焼ガス27の熱衝撃や流れの乱れ等の影響を受け
て振動が発生する。翼有効部32の振動に対し、筒ばね
40は、芯金41を支点に弾性変形し、この弾性変形に
より長筒42の周壁面43がシール溝39に面接触の状
態で摺動する。摺動の際、筒ばね40は、外周面43の
全域にわたってシール溝39に対し弾性変形の面接触に
よる摩擦力が発生するので、面接触状態を長く保つこと
ができる。
【0032】したがって、本実施形態では、翼有効部3
2の振動に際し、筒ばね40の周壁面43をシール溝3
9に対し面接触状態を長く保ったまま摺動させているの
で、振動を低く抑えることができ、従来以上にシール効
果を高めることができる。
【0033】図3は、本発明に係るガスタービン動翼の
シール装置の第1実施例を示す概略分解斜視図である。
なお、図2に示す実施形態の構成部品と同一部分には同
一符号を付す。
【0034】本実施例は、筒ばね40を中央から折り曲
げて斜面44を備えた山形形状にしたものである。この
筒ばね40は、断面が扁平楕円状あるいは変形長円状の
長筒42に形成されており、長筒42内に軸方向に延び
る芯金41を設ける一方、中央から折り曲げて長辺斜面
45、短辺斜面46からなる斜面44を備えた形状にな
っている。また、芯金41には、当接する筒ばね40の
斜面44のうち、短辺斜面46側に溶着部47を設けて
固定する一方、長辺斜面45側を無拘束にして筒ばね4
0の弾性変形を可能にしてある。
【0035】また、図4に示されているように、筒ばね
40を収容するシール溝39は、筒ばね40の長辺斜面
45側に沿って長く延びる壁面48を備え、また筒ばね
40の短辺斜面46側を相対的に短くした壁面49を備
えた凹陥部50に形成されており、具体的には、三角形
形状である。
【0036】次に作用を説明する。
【0037】翼有効部32の振動により、シャンク34
が、例えば図5に示すように、実線の状態に変動する
と、当初、破線の状態に収容されていた筒ばね40の短
辺斜面46は、シャンク34の変動に追従し、溶着部4
7を基点に図示の実線の状態に弾性変形する。この間、
筒ばね40の長辺斜面45は、芯金41の当接面Sに対
し面接触を保ちつつ、弾性変形をしながら摺動する。
【0038】さらに、シャンク34に強い振動が加えら
れると、筒ばね40の長辺斜面45は、凹陥部50の壁
面48に対し、その全域にわたって弾性変形による面接
触を保ちつつ、摺動する。
【0039】このように、本実施例では、筒ばね40を
芯金41の当接面Sに対し弾性変形による面接触を保ち
つつ摺動させ、また、筒ばね40の長辺斜面45を凹陥
部50の壁面48に対し、弾性変形による面接触を保ち
つつ、摺動させる2重の摩擦力が利用できるようになっ
ているので、冷却用高圧空気37のシール漏れを確実に
防止することができ、また制振効果を従来以上に高める
ことができる。
【0040】なお、本実施例は、長辺斜面45、短辺斜
面46を備えた山形形状の筒ばね40を適用したが、山
形形状の筒ばね40のほかに、例えば逆山形形状の筒ば
ねや多角形状の筒ばね等種々の形状のものの適用が可能
である。特に、シャンク34の構成を考慮すると逆山形
形状の筒ばねが適用しやすい。
【0041】図6は、本発明に係るガスタービン動翼の
シール装置の第2実施形態を示す一部切欠き概略分解斜
視図である。なお図2に示す実施形態の構成部品と同一
部分には同一符号を付す。
【0042】本実施形態は、シール部材として板ばね5
1を適用したものである。この板ばね51は幅広の帯状
に形成される。幅広の帯状に形成される板ばね51は、
図7に示すように、一端に幅広方向に沿って延びる比較
的細径の細径芯金52と、他端に幅広方向に沿って延び
る相対的に太径の太径芯金53とをそれぞれ備えてい
る。
【0043】また、図8に示されているように、板ばね
51を収容するシャンク34,34のシール溝39,3
9のうち、一方のシール溝39側には細径芯金52を備
えた板ばね51の摺動の際、面接触による摺動を高める
ため、壁面54を長く延ばした第1凹陥部55が形成さ
れ、他方のシール溝39側には太径芯金53を備えた板
ばね51がシャンク34,34の変動の際、飛び出ない
ように上記壁面54よりも長く延びた壁面56を備えた
第2凹陥部57が形成されている。具体的には、第1凹
陥部55は三角形状に形成され、また第2凹陥部57は
矩形形状に形成されている。
【0044】次に作用を説明する。
【0045】翼有効部32の振動により、シャンク34
が、例えば図9に示すように、実線の状態に変動する
と、当初、破線の状態に収容されていた細径芯金52を
備えた板ばね51は、太径芯金53を基点に図示の実線
の状態に弾性変形する。この間、板ばね51の細径芯金
52側は、第1凹陥部55の壁面54に対し、面接触を
保ちつつ、弾性変形をしながら摺動する。
【0046】さらにシャンク34に強い振動が加えられ
ると、板ばね51の細径芯金52側は第1凹陥部55の
壁面54に対し、弾性変形による面接触を保ちつつ、摺
動する一方、板ばね51の太径芯金53側も第2凹陥部
57の壁面56に対し、弾性変形による面接触を保ちつ
つ、摺動する。
【0047】このように、本実施形態では、板ばね51
の細径芯金52側を第1凹陥部55の壁面54に対し、
弾性変形による面接触を保ちつつ摺動させ、また、板ば
ね51の太径芯金53側も第2凹陥部57の壁面56に
対し、弾性変形による面接触を保ちつつ摺動させ、両方
の摺動に伴って発生する摩擦力を倍加させているので、
冷却用高圧空気37のシール漏れを確実に防止すること
ができ、また制振効果をより一層高めることができる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るガスタ
ービン動翼のシール装置は、シール部材として弾性変形
可能な筒ばねあるいは板ばねに形成し、さらに筒ばねを
山形形状あるいは逆山形形状に成形する一方、シール部
材を収容するシール溝としてシール部材の弾性変形によ
る面接触を保ちつつ、摺動できる凹陥部に形成したの
で、シール効果および制振効果をより一層高めることが
できる。なお、本実施形態に係る凹陥部を三角形状や矩
形形状で説明したが、これらの形状に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン動翼のシール装置を
適用したガスタービンの一部切欠き概略断面図。
【図2】本発明に係るガスタービン動翼のシール装置の
第1実施形態を示す一部切欠き概略分解斜視図。
【図3】本発明に係るガスタービン動翼のシール装置の
第1実施例を示す一部切欠き概略分解斜視図。
【図4】本発明に係る筒ばねとシャンクのシール溝に収
容した頭初の状態を示す図。
【図5】本発明に係る筒ばねの挙動を説明する図。
【図6】本発明に係るガスタービン動翼のシール装置の
第2実施形態を示す一部切欠き概略分解斜視図。
【図7】本発明に係る板ばねの形状を示す概略斜視図。
【図8】本発明に係る板ばねをシャンクのシール溝に収
容した頭初の状態を示す図。
【図9】本発明に係る板ばねの挙動を説明する図。
【図10】従来のガスタービンプラントを示す半分断面
概略外観図。
【図11】従来のガスタービンを示す一部切欠き概略断
面図。
【図12】従来のガスタービン動翼のシール装置の第1
実施形態を示す概略断面図。
【図13】従来のガスタービン動翼のシール装置の第2
実施形態を示す概略断面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 圧縮機軸 3 タービン軸 4 圧縮機静翼 5 圧縮機動翼 6 タービン静翼 7 タービン動翼 8 空気 9 燃焼ガス 10 燃焼器 11 尾筒 12 外輪 13 内輪 14 ディスク 15 翼有効部 16 シャンク 17 植込部 18 プラットフォーム 19 フランジ 20 シールピン 21 シール溝 22 シール片 23 ケーシング 24 タービン静翼 25 タービン動翼 26 段落 27 燃焼ガス 28 タービン軸 29 外輪 30 内輪 31 冷却通路壁 32 翼有効部 33 プラットフォーム 34 シャンク 35 植込部 36 ディスク 37 冷却用高圧空気 38 フランジ 39 シール溝 40 筒ばね 41 芯金 42 長筒 43 周壁面 44 斜面 45 長辺斜面 46 短辺斜面 47 溶着部 48 壁面 49 壁面 50 凹陥部 51 板ばね 52 細径芯金 53 太径芯金 54 壁面 55 第1凹陥部 56 壁面 57 第2凹陥部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼有効部、シャンク、植込部を一体形成
    したタービン動翼を、タービン軸の周方向に沿って環状
    列に植設し、上記シャンクの側面に削成したシール溝に
    シール部材を装着したガスタービン動翼のシール装置に
    おいて、上記シール部材は筒ばねに形成し、筒ばね内に
    芯金を装着したことを特徴とするガスタービン動翼のシ
    ール装置。
  2. 【請求項2】 筒ばねは、断面が扁平楕円形状あるいは
    変形長円形状のいずれかであることを特徴とする請求項
    1に記載のガスタービン動翼のシール装置。
  3. 【請求項3】 断面が扁平楕円形状あるいは変形長円形
    状のいずれかである筒ばねは、中央で折り曲げられた山
    形形状あるいは逆山形形状に形成したことを特徴とする
    請求項2に記載のガスタービン動翼のシール装置。
  4. 【請求項4】 筒ばねに装着された芯金は、折り曲げら
    れた山形形状あるいは逆山形形状の筒ばねの長辺斜面側
    に当接する面を無拘束にするとともに、その短辺斜面側
    に当接する面に溶着部を設けたことを特徴とする請求項
    3に記載のガスタービン動翼のシール装置。
  5. 【請求項5】 山形形状あるいは逆山形形状に折り曲げ
    られた筒ばねを収容するシール溝は、上記山形形状ある
    いは逆山形形状の筒ばねの長辺斜面側が摺動する壁面を
    長く形成した凹陥部であることを特徴する請求項1に記
    載のガスタービン動翼のシール装置。
  6. 【請求項6】 凹陥部は、三角形形状あるいは逆三角形
    形状いずれかであることを特徴とする請求項5に記載の
    ガスタービン動翼のシール装置。
  7. 【請求項7】 翼有効部、シャンク、植込部を一体形成
    したタービン動翼を、タービン軸の周方向に沿って環状
    列に植設し、上記シャンクの側面に削成したシール溝に
    シール部材を装着したガスタービン動翼のシール装置に
    おいて、上記シール部材は板ばねに形成し、板ばねの両
    端に芯金を設けたことを特徴とするガスタービン動翼の
    シール装置。
  8. 【請求項8】 板ばねの両端に設けた芯金は、一方の芯
    金に対し、他方の芯金を相対的に太径にしたことを特徴
    とする請求項7に記載のガスタービン動翼のシール装
    置。
  9. 【請求項9】 両端に芯金を備えた板ばねを収容するシ
    ール溝は、細径芯金側の板ばねが摺動する壁面を長辺に
    する第1凹陥部に形成するとともに、太径芯金側の板ば
    ねが摺動する壁面を、上記第1凹陥部の壁面よりも相対
    的に長くする第2凹陥部に形成したことを特徴とする請
    求項7に記載のガスタービン動翼のシール装置。
  10. 【請求項10】 第1凹陥部は三角形形状に形成する一
    方、第2凹陥部は矩形形状に形成したことを特徴とする
    請求項9に記載のガスタービン動翼のシール装置。
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