JP2011032985A - 動翼シール構造及びこの動翼シール構造を用いたタービン - Google Patents
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Abstract
【課題】タービンが運転される際に、アーム部の内周側の冷却空気が高温ガス通路に漏れるのを効率的に抑制するとともにアーム部間のシール性を長期間にわたって維持することが可能な動翼シール構造及びタービンを提供すること。
【解決手段】軸線周りに回転される軸本体の周面に周方向に近接して複数の動翼11、12が配置され、前記動翼11、12のプラットフォーム21、22から延在するアーム部21A、22Aが形成されたタービンにおける動翼シール構造であって、周方向に隣接する一方の前記アーム部21Aには、前記軸線方向に伸び外周側がテーパ部とされた溝23が他方の前記アーム部22Aに面して形成され、前記溝23にはシールピン25が配置されるとともに前記他方のアーム部22Aの前記一方のアーム部21Aと対向する部分は前記シールピン25が前記軸本体の径方向に移動可能とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】軸線周りに回転される軸本体の周面に周方向に近接して複数の動翼11、12が配置され、前記動翼11、12のプラットフォーム21、22から延在するアーム部21A、22Aが形成されたタービンにおける動翼シール構造であって、周方向に隣接する一方の前記アーム部21Aには、前記軸線方向に伸び外周側がテーパ部とされた溝23が他方の前記アーム部22Aに面して形成され、前記溝23にはシールピン25が配置されるとともに前記他方のアーム部22Aの前記一方のアーム部21Aと対向する部分は前記シールピン25が前記軸本体の径方向に移動可能とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、ガスタービンをはじめとするタービンにおいて、動翼のアーム部間の隙間から冷却空気が漏れるのを抑制するための動翼シール構造及びこの動翼シール構造を用いたタービンに関する。
周知のように、ガスタービンをはじめとするタービンでは、タービンロータからの冷却空気がタービンディスクを通ってプラットフォーム下部のシャンク部に導かれ、動翼内の冷却空気用通路に導かれて動翼を冷却するようになっている。
この動翼に導く冷却空気が高温ガス通路に流入するとタービン性能が低下するため、プラットフォームの前後方向(タービンロータの軸線方向)にアーム部(シールアーム部)を設けるとともに、アーム部と静止構造体(静翼の内周側シュラウド部)の間をラビリンス構造として、動翼と静止構造体間のアーム部内周側に流入した冷却空気が高温ガス通路に漏れるのを抑制するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、図5に示すように、周方向に隣接する動翼11、12のプラットフォーム間には隙間7があり、冷却空気が隙間7から高温ガス通路に漏れるのを抑制するため動翼11、12間には、図6に示すようなシール構造が設けられている。
なお、図5は、従来のガスタービンの動翼のプラットフォーム部分のシール構造を示す斜視図であり、図6は、図5をC−C矢視した図である。
なお、図5は、従来のガスタービンの動翼のプラットフォーム部分のシール構造を示す斜視図であり、図6は、図5をC−C矢視した図である。
図5、図6において、符号21、22は動翼11、12のプラットフォームを、符号3はプラットフォーム21、22の下部のシャンク部を示している。
また、符号4、5は、プラットフォーム21、22間に配置されるシールピン等のシール部材を示している。
また、符号4、5は、プラットフォーム21、22間に配置されるシールピン等のシール部材を示している。
動翼のシール構造は、図5、図6に示すように、シール部材4は、プラットフォーム21、22の側端側に形成された溝6に配置されてプラットフォーム21、22間の側端の隙間をシールし、シール部材5は、プラットフォームの前後端の内部に傾斜して配置された溝6に配置されてプラットフォーム21、22間の前後端側をシールするようになっている。
また、図7から図9は、アーム部21A、22A間のシール構造の詳細を示す図であり、図7、図8は、アーム部21Aの例を示している。
また、図7から図9は、アーム部21A、22A間のシール構造の詳細を示す図であり、図7、図8は、アーム部21Aの例を示している。
アーム部21A、22A間のシール構造は、図7から図9に示すように、隣接するアーム部21A、22Bの互いに対応する位置に溝28が形成され、溝28にシール板30を挿入してアーム部21A、22A間の隙間を閉塞することによりシールするようになっている。
なお、図7に示すように、溝28の入口端には突起状のツメ29が設けられており、溝28は、各動翼11、12のプラットフォーム21、22の四つの角部、すなわち、アーム部21A、21B、22A、22Bの両側端側に形成されている。
図7は、シール板30と、シール板30を配置するための溝28を示す図であり、シール板30は、図7に示すように、V型(クリップ型)形状とされ、V型の下端部は溝28内のツメ29に係合できる程度に短く形成されている。
また、シール板30は、例えば、ハステロイ等の500℃〜600℃の温度に耐える材料で形成された厚さ0.3mm程度の弾性部材とされている。
また、シール板30は、例えば、ハステロイ等の500℃〜600℃の温度に耐える材料で形成された厚さ0.3mm程度の弾性部材とされている。
また、溝28の開口部と対応するシール板30のV型開放部の寸法は、溝28の上下方向幅より若干大きな寸法とされ、溝28に挿入する際にV型開放部がツメ29を通過するように圧縮して溝28内に挿入し、挿入後はシール板30のバネ力によって復元して溝28内で上下面を押圧、固定されるようになっている。
図8は、シール板30が溝28内に挿入された状態を示す図であり、溝28内に挿入したシール板30のV形形状がバネ力Fによって復元され、ツメ29の突起に係合して、溝28に固定された状態を示している。
図9は、図8におけるD−D断面を示した図であり、隣接するアーム部21A、22Aの溝28が互いに接続され、接続された溝28にシール板30が挿入されて隙間7を塞いだ状態を示している。
図9は、図8におけるD−D断面を示した図であり、隣接するアーム部21A、22Aの溝28が互いに接続され、接続された溝28にシール板30が挿入されて隙間7を塞いだ状態を示している。
このように、隣接するアーム部21A、22A間の隙間7をシール板30が閉塞することで冷却空気が隙間7を通過するのを抑制し、シール部材4、シール部材5とともに隣接するプラットフォーム21、22間をシールして、冷却空気が高温ガス通路に漏れるのを抑制するようになっている。
しかしながら、アーム部21A、22Aは、プラットフォーム21、22に対して片持支持された構造であるために、大きな遠心力が作用するタービンの運転時では片持はりとしての曲げ変形が発生し、先端側が大きく変形し易く、また、運転条件によってはアーム部21Aとアーム部22Aの先端側に変位量の異なる変位が生じる場合がある。
したがって、アーム部21A、22A間の隙間7にシール板30を配置して閉塞するシール構造では、シール板30に大きな変形が生じやすく、熱変形やクリープの発生によって、充分なシールが確保される期間、すなわちシール寿命を長期にわたって確保するのが困難な場合がある。
また、上述したように、アーム部21Aとアーム部22Aの変位量が異なる場合、変位量の差によってシール板30にせん断力が生じて、不測の変形を生じる可能性がある。アーム部21B、22B間についても同様である。
上記のように、アーム部21A、22A間、および、21B、22B間のシール性を向上させるとともに、そのシール性を長期にわたって維持させることに対する強い技術的要請がある。
また、上述したように、アーム部21Aとアーム部22Aの変位量が異なる場合、変位量の差によってシール板30にせん断力が生じて、不測の変形を生じる可能性がある。アーム部21B、22B間についても同様である。
上記のように、アーム部21A、22A間、および、21B、22B間のシール性を向上させるとともに、そのシール性を長期にわたって維持させることに対する強い技術的要請がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、タービンが運転される際に、アーム部の内周側から高温ガス通路に冷却空気が漏れるのを効率的に抑制するとともにアーム部間のシール性を長期間にわたって維持可能な動翼シール構造及びタービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、軸線周りに回転される軸本体の周面に周方向に近接して複数の動翼が配置され、前記動翼のプラットフォームに前記軸線方向に延在するアーム部が形成されたタービンにおける動翼シール構造であって、周方向に隣接する一方の前記アーム部には、前記軸線方向に延び外周側がテーパ部とされた溝が他方の前記アーム部に面して形成され、前記溝にはシールピンが配置されるとともに前記他方のアーム部の前記一方のアーム部と対向する部分は前記シールピンが前記軸本体の径方向に移動可能とされていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、軸線周りに回転される軸本体の周面に周方向に近接して複数の動翼が配置され、前記動翼のプラットフォームに前記軸線方向に延在するアーム部が形成されたタービンにおける動翼シール構造であって、周方向に隣接する一方の前記アーム部には、前記軸線方向に延び外周側がテーパ部とされた溝が他方の前記アーム部に面して形成され、前記溝にはシールピンが配置されるとともに前記他方のアーム部の前記一方のアーム部と対向する部分は前記シールピンが前記軸本体の径方向に移動可能とされていることを特徴とする。
この発明に係る動翼シール構造によれば、周方向に隣接配置されるアーム部の、一方の前記アーム部には、前記軸線方向に延び外周側がテーパ部とされた溝が他方の前記アーム部に面して形成され、他方のアーム部は、この溝に配置されたシールピンが軸本体の径方向に移動可能とされている。
その結果、タービンが運転されてシールピンに遠心力が作用すると、シールピンがわずか外周側に移動し、その結果、テーパにより他方のアーム部側に押圧される。その結果、シールピンは、互いに隣接するアーム部間の隙間を効率的にシールすることができる。
その結果、タービンが運転されてシールピンに遠心力が作用すると、シールピンがわずか外周側に移動し、その結果、テーパにより他方のアーム部側に押圧される。その結果、シールピンは、互いに隣接するアーム部間の隙間を効率的にシールすることができる。
また、シールピンが、他方のアーム部に対して軸本体の径方向に移動可能とされているので、一方のアーム部と他方のアーム部間に変形量の差が生じた場合でも、この変形量の差がシールピンにせん断力として作用することはなく、シールピンの変形や破損が回避される。
その結果、シールピンの寿命が伸びてアーム部間のシール性を長期間にわたって確保するとともに、タービンの性能を向上することができる。
その結果、シールピンの寿命が伸びてアーム部間のシール性を長期間にわたって確保するとともに、タービンの性能を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の動翼シール構造であって、前記シールピンは、前記溝に配置した状態で前記軸線方向において、前記タービンの静止構造側シール部とオーバラップする長さ以上に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る動翼シール構造によれば、シールピンは、シールピンが溝に配置した状態で、静止構造側シール部とオーバラップするような長さ以上に形成されているので、アーム部間の隙間はシールピン又は静止構造側シールによりシールされる。
したがって、冷却空気がアーム部間の隙間を通じて、高温ガス通路に直接漏れるのが抑制される。
したがって、冷却空気がアーム部間の隙間を通じて、高温ガス通路に直接漏れるのが抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の動翼シール構造であって、前記シールピンは、少なくとも一端側が封止された中空体とされていることを特徴とする。
この発明に係る動翼シール構造によれば、シールピンは、少なくとも一端側が封止された中空体とされているので、シールピン内部を経由した漏れが防止され、また軽量であるため、タービン運転時の遠心力によってアーム部に生じさせる変形を小さく抑えることができる。その結果、シールピンの寿命を向上させることができ、また、アーム部間のシール性を向上することができる。
請求項4に記載の発明は、タービンであって、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の動翼シール構造を備えることを特徴とする。
この発明に係る動翼シール構造、タービンによれば、動翼のアーム部間の隙間のシール性を向上するとともに、シール性能を長期間にわたって維持することができる。
その結果、タービンの性能を向上するとともに長期間にわたって維持することができる。
また、タービンの稼働率を向上しメンテナンス費用が抑制可能とされるのでコスト削減をすることができる。
その結果、タービンの性能を向上するとともに長期間にわたって維持することができる。
また、タービンの稼働率を向上しメンテナンス費用が抑制可能とされるのでコスト削減をすることができる。
この発明に係る動翼のシール構造及びタービンによれば、互いに隣接するアーム部間の隙間を効率的にシールすることができる。
また、シールピンの寿命が伸びて、アーム部間のシール性を長期間にわたって確保することができる。
また、シールピンの寿命が伸びて、アーム部間のシール性を長期間にわたって確保することができる。
以下、図1から図4を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1から図4は、この発明の一実施形態に係る動翼のシール構造を示す図である。
図1は、一実施形態に係る動翼シール構造の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1におけるA−A矢視図である。一実施形態において、タービンは、例えば、ガスタービンとされている。
また、図3は、図2におけるアーム部の拡大図とシールピンを示す図であり、図4は、一実施形態に係る動翼シール構造を軸本体の軸線方向から見た図(図3におけるB−B断面図)を示している。
図1から図4は、この発明の一実施形態に係る動翼のシール構造を示す図である。
図1は、一実施形態に係る動翼シール構造の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1におけるA−A矢視図である。一実施形態において、タービンは、例えば、ガスタービンとされている。
また、図3は、図2におけるアーム部の拡大図とシールピンを示す図であり、図4は、一実施形態に係る動翼シール構造を軸本体の軸線方向から見た図(図3におけるB−B断面図)を示している。
一実施形態に係る動翼シール構造が、従来のシール構造と異なるのは、アーム部21A、22A、(21B、22B)間のシールに関して、シール板30に代えてシールピン25が用いられている点であり、その他は、図5から図9を参照して説明した従来のシール構造と同様であるので、同一の符号を付し説明を省略する。
一実施形態に係るタービンの動翼11は、アーム部(一方のアーム部)21A、21Bの、アーム部(他方のアーム部)22A、22Bと対向する側の面21Fに溝23が形成され、溝23にシールピン25が挿入されるとともに、アーム部22A、22Bの面(一方のアーム部と対向する面)22Fと対向配置されることで隙間7を閉塞するようになっている。
溝23は、図3、図4に示すように、図示しないタービンロータの軸線方向に延在して形成され、図4に示すように、軸線と直交する断面は、外周側に内周側が面21F側から漸次深く形成されたテーパ部21Tとされ、テーパ部21Tの内周側の部分から、タービン軸線の内周側に面21Fと平行な底面21Gが形成されている。
また、アーム部22A、22Bの面22Fは、平滑な平面に形成されている。
また、アーム部22A、22Bの面22Fは、平滑な平面に形成されている。
シールピン25は、長手方向における少なくとも一端側が封止され、例えば、ハステロイ等の500℃〜600℃の温度に耐える材料により形成された中空の円筒とされていて、例えば、溝23に配置した状態でタービン軸線方向において、図示しない静止構造側シール部とオーバラップする長さ以上に形成されている。
また、シールピン25は、図4に示すように、溝23に挿入された状態でタービン運転時の遠心力により矢印Tで示す外周側に押圧されてテーパ部21Tに当接するようになっている。
また、シールピン25は、図4に示すように、溝23に挿入された状態でタービン運転時の遠心力により矢印Tで示す外周側に押圧されてテーパ部21Tに当接するようになっている。
以上のように、シールピン25がテーパ部21Tと当接することで隙間7を塞ぎ隙間7からの冷却空気の漏れを効率的に抑制し、高いシール性を確保することができる。
また、シールピン25が、アーム部22A、22Bに対してタービンロータ軸線の径方向に移動可能とされているので、アーム部21A、21Bとアーム部22A、22B間に変形量の差が生じた場合であっても、シールピン25にせん断力が作用することはなく、シールピン25の変形や破損が回避される。また、アーム部21A、21B、22A、22Bの変形も抑制される。
その結果、シールピン25の寿命が伸びて、アーム部21A、21B及びアーム部22A、22B間のシール性を長期期間にわたって確保することができる。
また、シールピン25が、アーム部22A、22Bに対してタービンロータ軸線の径方向に移動可能とされているので、アーム部21A、21Bとアーム部22A、22B間に変形量の差が生じた場合であっても、シールピン25にせん断力が作用することはなく、シールピン25の変形や破損が回避される。また、アーム部21A、21B、22A、22Bの変形も抑制される。
その結果、シールピン25の寿命が伸びて、アーム部21A、21B及びアーム部22A、22B間のシール性を長期期間にわたって確保することができる。
また、シールピン25は、シールピン25が溝23に配置した状態で、静止構造側シール部とオーバラップするように構成されているので、アーム部21A、21B及びアーム部22A、22B間の隙間7から高温ガス通路に、冷却空気が直接漏れるのが抑制される。
また、シールピン25の長手方向における一端側が封止された中空体とされているので、シール性を確保しつつタービン運転時の遠心力によってアーム部21A、21B、22A、22Bに生じさせる変形を小さく抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、タービンがガスタービンである場合について説明したが、蒸気タービン等に用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、溝23が、動翼11のアーム部21Aに形成される場合について説明したが、動翼11のアーム部21Aに代えて、動翼12のアーム部22Aに形成してもよい。
例えば、上記実施の形態においては、タービンがガスタービンである場合について説明したが、蒸気タービン等に用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、溝23が、動翼11のアーム部21Aに形成される場合について説明したが、動翼11のアーム部21Aに代えて、動翼12のアーム部22Aに形成してもよい。
また、上記実施の形態においては、動翼12のアーム部22Aのアーム部21Aと対向する部分が平面状に形成される場合について説明したが、シールピン25がタービンの軸本体の軸線の径方向に移動可能とされていれば、他の形状に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態においては、シールピン25が、一方端が閉塞された中空円筒とされている場合について説明したが、中実とされていてもよく、円筒以外の形状とされていてもよい。また、シールピン25の長さについても任意に設定可能である。
また、上記実施の形態においては、シールピン25が、一方端が閉塞された中空円筒とされている場合について説明したが、中実とされていてもよく、円筒以外の形状とされていてもよい。また、シールピン25の長さについても任意に設定可能である。
タービンを運転する際の隣接配置された動翼のアーム部間からの冷却空気の漏れを抑制することでタービンの効率を向上することができるので、産業上利用可能である。
11、12 動翼
21、22 プラットフォーム
21A、22A、21B、22B アーム部
4 シールピン
5 シールピン
7 隙間
23 溝
25 シールピン
28 溝
29 ツメ
30 シール板
21、22 プラットフォーム
21A、22A、21B、22B アーム部
4 シールピン
5 シールピン
7 隙間
23 溝
25 シールピン
28 溝
29 ツメ
30 シール板
Claims (4)
- 軸線周りに回転される軸本体の周面に周方向に近接して複数の動翼が配置され、前記動翼のプラットフォームに前記軸線方向に延在するアーム部が形成されたタービンにおける動翼シール構造であって、
周方向に隣接する一方の前記アーム部には、前記軸線方向に延び外周側がテーパ部とされた溝が他方の前記アーム部に面して形成され、前記溝にはシールピンが配置されるとともに前記他方のアーム部の前記一方のアーム部と対向する部分は前記シールピンが前記軸本体の径方向に移動可能とされていることを特徴とする動翼シール構造。 - 前記シールピンは、前記溝に配置した状態で前記軸線方向において、前記タービンの静止構造側シール部とオーバラップする長さ以上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の動翼シール構造。
- 前記シールピンは、少なくとも一端側が封止された中空体とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動翼シール構造。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の動翼シール構造を備えることを特徴とするタービン。
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JP2009182360A JP2011032985A (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 動翼シール構造及びこの動翼シール構造を用いたタービン |
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-
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20121106 |