JP5926122B2 - シール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シール装置に係り、特にガスタービンに用いられるシール装置に関する。
例えば、ガスタービンの静翼体はセグメント構造として周方向に環状配置されるが、セグメント部材の熱伸びを考慮して、各セグメント間には周方向に間隙を有する。この間隙は、ガスタービンの定格運転時においても、熱応力の発生防止の観点から、接触しないように設計される。つまり、静翼の冷却用空気として導入されるケーシング内部外端側キャビティとガスパスは、この間隙によって、半径方向に連通することになる。即ち、冷却空気の一部が、このセグメント間の間隙を直通して、ガスパス中に漏洩する。所謂、リークである。このリークはそれ自体が損失であると共に、ガスパスの作動ガス中へ混入することから、比較的低温であるリーク空気の希釈による作動ガスの温度低下や、混合損失によるタービンの出力低下を起こすことになり、ガスタービンの効率向上策の1つである高温化のメリットが十分に発揮できない嫌いがある。
この改善策として、周方向に隣接するセグメントの対向面にそれぞれシール溝を形成し、そのシール溝間に平板状シールプレートを装着して、リーク空気を抑制する手法が採られている。しかし、この種のシール部材(シールプレート)は、近年の大型化、高温化に伴うセグメントの半径方向の熱伸び偏差によって生じるシール溝の半径方向のずれ(オフセットと呼称)に対応できない。
これに対し、シールプレートとシール溝とが接触する部分を円弧状に形成し、円弧間となるプレート中央部を薄く製作したシールプレートが開発されている。その代表例が、ドッグボーン型シールプレートであり、内周側、外周側共にシールプレート外端部を楕円状に形成している(特許文献1参照)。このドッグボーン型シールプレートを使用すると、シール溝に多少のオフセットが生じても、溝面で常に接触点が確保できると共に、プレート中央部が薄肉化されていることで、このプレート中央部とシール溝エッジ部との干渉を防ぐことができる。
また、オフセットに対応できるシール装置として、溝の長さ方向に垂直な断面が略円形である弾性体と、シール溝と略平行な面を有するプレートとからなる部材であり、前記隣接セグメントの平面と前記シール溝との境界であるエッジ部には、平面状のエッジシール面を設ける案(特許文献2参照)等が示されている。
US Patent 5158430A 特開2010−14161号公報
特許文献1に示された、半径方向のオフセットに対応させたドックボーン型シールプレートでは、高温化に伴う半径方向の熱伸び偏差(オフセット)に影響されず、シール溝シール面とシール部材は常に接触した状態を維持できるが、その接触状態は常に線接触となる。このため、ドックボーン型シールプレートでは、面接触を行うシールプレートと比較して、オフセットが生じない場合でも、シール性能が低下するという課題がある。
また、特許文献2に示されたものにおいては、円形状弾性体からなるシール部材でオフセットに対応できるが、シール部材の部品点数増加及び弾性力を備えた素材を用いるため、製造コスト増大を招くという課題がある。
このように、隣接セグメント間における、半径方向の熱伸び偏差であるオフセットに対応し、それに伴うシール性能の低下を抑えると共に、シール性能に対する製造コストを抑えることができる、シール装置が求められている。そこで本発明は、シール性能とコスト抑制を両立できるシール装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシール装置は、複数個のセグメントから成る構成部材の、互いに隣接する前記セグメントの対向する面にそれぞれ設けられたシール溝と、前記シール溝に跨がるように挿入され、前記隣接するセグメントの間を通過する洩れ流体の流れをシールするシール部材であって前記シール溝の長さ方向に沿う方向を長手方向とするシール部材とを備え、前記シール溝は、前記シール部材よりも前記洩れ流体の流れ方向の上流側に形成される第1のシール溝面と、前記シール部材よりも前記洩れ流体の流れ方向の下流側に前記第1のシール溝面と対向するように形成される第2のシール溝面と、前記第1のシール溝面と前記隣接するセグメントの対向する面とを接続するエッジ部シール面によって形成される開口部とを有し、前記シール部材は、前記シール部材の長手方向に垂直な断面形状が、前記第1のシール溝面側の中央部と、前記第2のシール溝面側の両端部とに突起を有する形状に形成され、前記シール溝の前記開口部は、前記隣接するセグメントの対向する面に向かって拡開する形状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、シール性能とコスト抑制を両立できるシール装置を提供できる。
本発明のガスタービンを示す構成図を示す。 本発明のガスタービン内タービン部の部分断面図を示す。 本発明のガスタービンの、シール溝の配置を示す静翼体の断面図を示す。 本発明のガスタービンの、静翼体セグメント21aとこれに隣接する静翼体セグメント21bを半径方向外側から眺めた図を示す。 比較例のシール装置の、詳細形状と装着時の状態を示す。 比較例のシール装置の、ガスタービン運転時における状態を示す。 本発明の実施例1であるシール部材36bの、詳細形状と装着時の状態を示す。 本発明の実施例1であるシール装置の、ガスタービン運転時における状態を示す。 本発明の実施例2であるシール部材36cの、詳細形状と装着時の状態を示す。 本発明の実施例3であるシール部材36dの、詳細形状と装着時の状態を示す。
実施例として、本発明のシール装置をガスタービンに用いた例について説明する。ガスタービンにおいては、熱効率の向上を目的として作動ガスの高温化が図られているが、特に、作動ガス中に配置されているタービン静翼及び動翼が高温に耐えられるように、翼内部に冷却媒体を供給している。現在稼働しているこの種のガスタービンは、空気冷却によるオープン冷却方式を採用していることが多い。即ち、圧縮機から抽気した空気を冷却空気として用い、この空気をケーシングや、タービン内部を経由させて、翼内部を冷却するようにしている。
ところで、周方向に間隙を有するセグメント間に、シール装置を設けることは、リーク流量低減のために有効な手段である。このシール装置を、高温化に伴う半径方向の熱伸び偏差であるオフセットに対応させると、シール溝におけるシール部材(シールプレート)の接触状態は、線接触になる。しかし、このような線接触では、半径方向のずれがない場合に、従来の平板状シールプレートで形成される面接触と比較して、シール性能が低下するという課題がある。
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図8を用いて説明する。
図1を用いて、作動ガスと冷却空気の流れから、ガスタービン1の全体構成を説明する。ガスタービン1は、主として多段のタービン4と、このタービンに連結され、燃焼用の圧縮空気を得る圧縮機2、圧縮空気を高温・高圧ガスに変換する燃焼器3、及び、発電機5を備えている。圧縮機2から抽気した冷却空気は、後述する第2段静翼を冷却するための静翼低圧冷却空気経路6a、後述する第1段静翼を冷却するための静翼高圧冷却空気経路6b、また第1、2段動翼を冷却するための動翼冷却空気経路7を経て、各々のタービン被冷却部に供給される。
このとき、圧縮機2から抽気する冷却空気の圧力は、各翼でのガスパス圧力に応じた値から選定しており、静翼高圧冷却空気経路6bおよび動翼冷却空気経路7には圧縮機2の最終段から抽気した空気を導入し、静翼低圧冷却空気経路6aには圧縮機2の中圧段から抽気した空気を導入する。被冷却部を冷却して熱交換された各冷却空気は、図示しないタービン翼のフィルム冷却孔、或いは後縁等から噴出して、タービンのガスパスに排出され、作動ガスと混合して、最終的には排気ガスとして大気に放出される。
図2は、タービン4の第1段静翼10a、第2段静翼11a、第1段動翼10b及び第2段動翼11b部分のタービン部分断面、すなわち本実施例のガスタービン内タービン部の部分断面図を示したものである。各冷却空気経路6a、6b、及び7は、それぞれの被冷却部に連通するが、ここでは、本実施例のシール装置を明確にするため、第2段静翼11aまわりを対象として説明する。
静翼低圧冷却空気経路6aを流下する冷却空気は、ケーシング12に設けた導入孔(図示せず)を介してケーシング12の内部に供給され、ケーシング12内部の外端側にある第2段静翼供給キャビティ13を経て、周方向に環状に配置された第2段静翼体21に供給される。この冷却空気は、第2段静翼体21の図示しない冷却パスを通過するときに熱交換を行い、第2段静翼11aを冷却するとともに、温度上昇して、ガスパス9に排出される。
一方、第2段静翼体21に供給された冷却空気の一部は、第2段静翼体21とダイアフラム15で形成されるダイアフラムキャビティ14を経て、第1段ホイール19a、スペーサー22及びダイアフラム15で形成される第1段動翼後側ホイールスペース16aに供給される。また、第1段動翼後側ホイールスペース16aに供給された冷却空気の一部は、ダイアフラム15とスペーサー22の間で協働するシールフィン23によって、第2段ホイール19b、スペーサー22及びダイアフラム15で形成される第2段動翼前側ホイールスペース16bに分配される。こうしてホイールスペース16a、16bに供給された冷却空気は、それぞれのホイールスペース16a、16bへの作動ガスの侵入を抑制するためのシール空気として使用される。
図3は、本実施例のガスタービンのシール溝の配置を示す静翼体の断面図を示す。図3は、周方向に複数個配置された第2段静翼体21の1つである静翼体セグメント21aと、ダイアフラム15aを示したものである。静翼体セグメント21aの外径側エンドウォール31aには、シール溝32a、32b、及び32cが設けられており、内径側エンドウォール31bには、シール溝33a、33b、及び33cが設けられている。また、ダイアフラム15aには、シール溝34a、34b、34c、34d、34e、34f、及び34gがある。
ところで、第2段静翼供給キャビティ13とガスパス9は、静翼体セグメント21aとこれに隣接する静翼体セグメントとの間に形成される間隙によって連通しており、図中の矢印で示したような洩れ流体が流れるリーク流路が存在する。同様に、内径側エンドウォール31bやダイアフラム15aにもリーク流路が存在することになるが、以下、本実施例を詳細に説明にするため、シール溝32bに着目して本実施例のシール装置を説明する。
図4は、静翼体セグメント21aとこれに隣接する静翼体セグメント21bを半径方向外側から眺めたものを示している。第2段静翼体21は、複数個のセグメントとして環状に配置されたものである。図4は、代表的に隣接する2つの静翼体セグメント21a、21bを示したものである。
両静翼体セグメント21a、21bの間は、周方向間隙δc_coldをもたせて、組み立てられている。静翼体セグメント21aの外径側エンドウォール31aに対向して、静翼体セグメント21bの外径側エンドウォール37bがあり、それぞれに、シール溝32b、35aが形成されている。ここに、周方向間隙δc_coldを塞ぐように、シール部材36が装着される。これによって、前記した第2段静翼供給キャビティ13からガスパス9にかけてのリーク流路を介した、半径方向のリークが抑制されることになる。
ここで、図5を用いて比較例のシール部材(平板状シールプレート)について説明する。図5は、比較例のシール装置の、詳細形状と装着時の状態を示す。互いに隣接する静翼体セグメント21a、21bの外径側エンドウォール31a、37bの、互いに対抗する面であるセグメント対向面41a、41bには、それぞれ対向するシール溝32bとシール溝35aが設けられている。セグメント対向面41a、41bとシール溝シール面38a、38b、38c、及び、38dが直交して4つのシール溝エッジ部42a、42b、42c、及び、42dを形成する。なお、図5において、平板状シールプレート36aに対するシール面は、シール溝の内部に設けられたシール溝シール面38a、38b、38c、及び、38dである。静翼セグメントのシール溝の半径方向のずれがない場合、シール溝シール面38b、38dと、平板状シールプレート36aとが面接触を形成する。
図6は、比較例のシール装置を利用した場合の、ガスタービン1の運転中における状態を示す。
ガスタービン1の運転と共に、圧縮機2と燃焼器3で発生する高温高圧の作動ガスは、圧力が約1.2MPa、温度が1200℃程度で、タービン内部の第1段静翼10aの入口に流入する。以下、第1段動翼10bをはじめとする各段で、作動ガスの流体エネルギーをタービンで回転エネルギーに変化させながら、圧力、温度を低下させ、約600℃で最終段動翼を流出後、排気される。
以上のように、ガスタービン1の運転時には、高温高圧の作動ガス等を通じて、各部材の温度は上昇する。その結果、静翼体セグメント21a、21bには熱伸びが生じる。この熱伸びにより、周方向では組立時のセグメント間隙δc_coldが、δc_hotまで狭まる。ただし、この間隙δc_hotは定格点においても接触しないように設計されているため、零となることはない。
一方、半径方向の熱伸び偏差(オフセット)により、平板状シールプレート36aの中央部と、例えばシール溝エッジ部42dとが干渉する可能性がある。この干渉は深刻な状況を引き起こす恐れがある。半径方向のオフセットに対して、当初、平板状シールプレート36aは溝位置の半径方向変位に従って移動する。そうすると、やがてシール溝エッジ部42a及び42dによって、平板状シールプレート36aの中央部が拘束されることになる。設計上予想される以上にオフセットが進むと、平板状シールプレート36aが変形することによるリーク流量増大や、プレートを介したエッジ部(例えばシール溝エッジ部42d)端への曲げ力による静翼体の損傷に至る恐れもある。ここでは、外径側エンドウォール37bが外径側エンドウォール31aに対して、半径方向外側(図面での上方向)にずれるオフセットの場合を説明したが、その逆のオフセットでも、同様である。
次に、図7を用いて、本発明の第1の実施例であるシール装置について説明する。図7は、本発明の第1の実施例であるシール装置の、シール部材装着時の状態における、シール部材の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
本実施例において、シール部材36bは、シール溝32b、35aに跨るように挿入されており、第2段静翼供給キャビティ13側の中央部に突起、及び、ガスパス9側の両端部にそれぞれ突起を有する。シール溝32b、35aは、シール部材36bよりも洩れ流体の流れ方向の上流側にあたる第2段静翼供給キャビティ13側に形成されるシール溝シール面38a、38cと、シール部材36bよりも洩れ流体の流れ方向の下流側にあたるガスパス9側にシール溝シール面38a、38cと対向するように形成されるシール溝シール面38b、38dとを有する。
また、図5におけるシール溝エッジ部42a、42cは、セグメント対向面とシール溝32b、35aとを接続するエッジ部シール面39a、39cとして成形されており、エッジ部シール面39a、39cはシール溝32b、35aの開口部を形成している。シール溝32b、35aの開口部は、エッジ部シール面39a、39cによって、セグメント対向面に向かって拡開する形状に形成されている。
ここでは、代表例として、シール部材36bは、第2段静翼供給キャビティ13側の中央部に円弧状突起51、及び、ガスパス9側の両端部に円弧状突起52a、52bをそれぞれ有し、平面のエッジ部シール面39a、39cをそれぞれ備え、中実構造であるものについて説明する。
ガスタービン1の組立時には、ガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bは、シール溝シール面38b、38dに接触している。なお、半径方向のオフセットが発生する状況でも、ガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bと、シール溝シール面38b、38dとの接触は維持される。
本実施例のシール装置は、静翼体セグメント21aと21bのセグメント間隙において、エッジ部シール面39a、39cによって形成されるセグメント対向面に向かって拡開する開口部に、第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51が存在する。このような構成を有することで、第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51の周方向(図面での左右方向)位置が決まり、シール溝32bとシール溝35aで形成される空間で、シール部材36bが周方向及び半径方向について自由に平行移動することを抑制できる。これにより、摩擦損傷の恐れを低減し、シール装置の信頼性を高めることが可能である。
この作用については、第2段静翼供給キャビティ13側の中央部に有する突起、及び、ガスパス9側の両端部に有する突起が円弧状ではない場合、また、エッジ部シール面が平面ではない場合においても、同様である。
なお、本実施例では、シール部材36bの長手方向断面内で、第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51の最大幅w(図面での左右方向)は、エッジ部シール面39a、39cで形成される開口部の幅Δcよりも大きく、w>Δcの関係を有する。このように構成することで、エッジ部シール面39a、39cと、シール部材36bの第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51以外の部分での接触を防止できる。これにより、静翼体セグメントの動きに連動して、シール部材が長手方向断面内で回転することが可能である。そのため、シール部材のオフセットに対する追従性が向上し、円弧状突起52a、52bとシール溝シール面38b、38dとの接触をより確実に維持することができる。また、シール部材の拘束を回避することも可能となるため、シール部材が変形する恐れを低減でき、シール装置の信頼性も向上する。
また、ガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bの半径方向高さhは、設計上予想される半径方向オフセット量の最大値Δrよりも大きく、h>Δrの関係を有する。このように構成することで、シール溝エッジ部42c、42dと、シール部材36bのガスパス9側両端の円弧状突起52a、52b以外の部分での接触を防止できる。従って、従来の平板状シールプレートと比較して、設計上予想される以上にオフセットが進んでも、シール部材36bの中央部とシール溝エッジ部42c、或いはシール溝エッジ部42dとが干渉する恐れを低減することができる。これにより、シール部材が変形する恐れを低減でき、シール装置の信頼性を高めることが可能である。
さらに、本実施例では、エッジ部シール面39a、39cを平面としたが、第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51と同等の曲率を有する曲面のエッジ部シール面を形成することでも、同様に位置が決められる(図示せず)。これにより、シール部材36bの周方向及び半径方向位置が決まるので、シール溝32bとシール溝35aで形成される空間内でシール部材36bが周方向及び半径方向自由に平行移動することに起因する摩擦損傷の恐れを低減し、シール装置の信頼性を高めることができる。
図8を用いて、ガスタービン1の運転中のシール装置について説明する。図8は、図7で説明した、本発明の第1の実施例であるシール装置の、ガスタービン1の運転時における状態を示す。ガスタービン1の運転を開始すると、先述したように、静翼体セグメント21a、21bに熱伸びが生じる。
この熱伸びにより、周方向では、組立時のセグメント間隙δc_coldが、δc_hotまで狭まる。セグメント間隙が狭まると、静翼体セグメント21a、21bの動きに連動して、第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51が、エッジ部シール面39a、39cに接触する。この接触により、ガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bの接触に加えて、新たなシール箇所が形成されることになる。また、この接触で接触力が発生し、その力は半径方向ガスパス9側を向く成分を持っている。この力成分が、半径方向ガスパス9側方向に、シール部材36bを押し付ける作用を生み出す。この作用により、シール部材36bのガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bと、シール溝シール面38b、38dとの接触箇所で、接触圧力が増大することになる。この接触圧力増大により、従来ドックボーン型シールプレートの線接触と比較して、シール効果を高めることができる。
この作用については、第2段静翼供給キャビティ13側の中央部に有する突起、及び、ガスパス9側の両端部に有する突起が円弧形状である場合に限らず、また、エッジ部シール面が平面である場合に限られるものではない。
一方、静翼体セグメント21a、21b間には、熱流動上の熱偏差に伴う半径方向の熱伸び偏差によりδr_hotの段差が生じる。即ち、シール溝にオフセットが生じる。この時、本実施例におけるシール部材36bは、ガスパス9側両端の円弧状突起52a、52bと、シール溝シール面38b、38dとの接触を維持したまま、静翼体セグメントの動きに連動して、長手方向の断面内で回転する。このようにシール部材36bが回転することで、オフセットに対応することができる。前記第2段静翼供給キャビティ13側中央の円弧状突起51と、エッジ部シール面39a、39cとの接触も維持されるので、シール効果は低下しない。
以上のように、第2段静翼供給キャビティ13とガスパス9の間のセグメント間隙δc_hotによる連通が、運転中の常時にわたり遮断されるため、このセグメント間隙からのリークを抑制できる。
このように、シール部材36bで半径方向のリークが抑制されると、第2段静翼供給キャビティ13とガスパス9との間に生じる圧力差が、シール部材36bをシール溝シール面38b、38dに押し付ける力を増大させるように作用するため、より高いシール効果を得ることができる。
また、本実施例では、半径方向オフセット変形量によらず、長手方向の断面内4箇所、例えばシール溝シール面38b、38d及びエッジ部シール面39a、39cでシール箇所を形成することになる。これにより、シール部材36bの周方向及び半径方向の平行移動を抑え、シール装置の信頼性を高めることができる。これは、シール部材36bが、第2段静翼供給キャビティ13側の中央部に突起、及び、ガスパス9側の両端部にそれぞれ突起を有すると共に、シール溝32b、35aからセグメント対向面に向かって拡開する形状の拡開部を形成する、エッジ部シール面39a、39bを備えることによる。
なお、本実施例で説明したシール装置においては、シール部材36が中実構造のため、プレス加工による一体成型が可能である。また、シール溝エッジ部を成形して、エッジ部シール面を平面に加工するのは容易である。このようにすれば、オフセットに対応し、シール性能低下を抑制するシール装置でありながら、コスト増大を抑えることが可能である。即ち、シール性能とコスト抑制との両立に寄与することができる。
図9を用いて、本発明の第2の実施例であるシール装置について説明する。
図9は、本発明の第2の実施例であるシール部材36cの詳細形状と装着時の状態を示す。実施例1では、シール部材36bは中実構造としていたが、実施例2では、シール部材36cは中空構造を取ることで、シール部材36cに弾性力を付加する。実施例2では、第2段静翼供給キャビティ13側中央の突起53、及び、ガスパス9側両端の突起54a、54bをそれぞれ有する。但し、突起の断面形状は円弧形状に限らなくてもよい。実施例2では、シール部材36cの弾性力により、円弧状の突起でなくとも実施例1と同等、或いは、それ以上のシール効果を得ることができる。また、シール部材36cの弾性力により、中実構造よりもシール装置の耐久性が向上し、高い信頼性を得ることができる。
図10を用いて、本発明の第3の実施例であるシール装置について説明する。
図10は、本発明の第3の実施例であるシール部材36dの詳細形状と装着時の状態を示す。本実施例のシール部材36dは、剛性の高い平板状の部材と弾性力を有する弾性部材で構成され、弾性部材によって第2段静翼供給キャビティ13側中央の弾性突起55、ガスパス9側両端の弾性突起56a、56bが構成される。平板状の部材は、弾性突起55、56a、56bを形成する弾性部材よりも高い剛性を備える。一方、弾性部材は平板状の部材よりも弾性に優れる。なお、突起部を構成している弾性部材と平板状のシール部材は、予め貼り合わせる等して一体の部材にした方が、突起の位置決めを精度良くできるが、この限りではない。
このようにして、実施例1及び実施例2と同様の断面形状を持つ構成にしても、同様のシール効果を得ることが可能である。また、突起を弾性部材で構成することによって、設計上予想される以上にオフセットが進んでも、シール部材が拘束される恐れを低減でき、耐久性を向上させることができる。
上述した本発明の各実施例では、第2段静翼体の外径側エンドウォールについて説明し、外径側エンドウォール37bが外径側エンドウォール31aに対して、半径方向外側(図面での上方向)にずれるオフセットの場合を説明したが、その逆のオフセットでも、同様の効果が成立するのは明らかである。さらに、外径側エンドウォールのみならず、内径側エンドウォール、多段の静翼セグメント、動翼のシュラウドや静翼ダイアフラム、或いは、これ以外の熱偏差を伴う部材間にも適用すれば、さらに大きな効果が期待できるのは自明である。
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
5 発電機
6a、6b、7 冷却空気経路
9 ガスパス
10a 第1段静翼
10b 第1段動翼
11a 第2段静翼
11b 第2段動翼
12 ケーシング
13 第2段静翼供給キャビティ
14 ダイアフラムキャビティ
15 ダイアフラム
16a、16b ホイールスペース
19a 第1段ホイール
19b 第2段ホイール
21 第2段静翼体
21a、21b 静翼体セグメント
22 スペーサー
23 シールフィン
31a、37b 外径側エンドウォール
31b 内径側エンドウォール
32a〜32c、33a〜33c、34a〜34g、35a シール溝
36 シール部材
36a 平板状シールプレート
36b 実施例1のシール部材
36c 実施例2のシール部材
36d 実施例3のシール部材
38a〜38d シール溝シール面
39a、39c エッジ部シール面
41a、41b セグメント対向面
42a〜42d シール溝エッジ部
51 第2段静翼供給キャビティ13側中央の突起
52a、52b ガスパス9側両端の突起
53 第2段静翼供給キャビティ13側中央の突起
54a、54b ガスパス9側両端の突起
55 第2段静翼供給キャビティ13側中央の弾性突起
56a、56b ガスパス9側両端の弾性突起

Claims (9)

  1. 複数個のセグメントから成る構成部材の、互いに隣接する前記セグメントの対向する面にそれぞれ設けられたシール溝と、
    前記シール溝に跨がるように挿入され、前記隣接するセグメントの間を通過する洩れ流体の流れをシールするシール部材であって前記シール溝の長さ方向に沿う方向を長手方向とするシール部材とを備えたシール装置において、
    前記シール溝は、前記シール部材よりも前記洩れ流体の流れ方向の上流側に形成される第1のシール溝面と、前記シール部材よりも前記洩れ流体の流れ方向の下流側に前記第1のシール溝面と対向するように形成される第2のシール溝面と、前記第1のシール溝面と前記隣接するセグメントの対向する面とを接続するエッジ部シール面によって形成される開口部とを有し、
    前記シール部材は、前記シール部材の長手方向に垂直な断面形状が、前記洩れ流体の流れ方向の上流側の中央部と、前記洩れ流体の流れ方向の下流側の両端部とに突起を有する形状に形成され、
    前記シール溝の前記開口部は、前記隣接するセグメントの対向する面に向かって拡開する形状に形成されていることを特徴とするシール装置。
  2. 請求項1に記載のシール装置において、
    前記シール部材の長手方向に垂直な断面内で、前記シール部材の前記第1のシール溝面側の中央部に形成された突起の最大幅が、前記隣接するセグメントの対向する面にそれぞれ設けられた前記シール溝の前記開口部の幅よりも大きいことを特徴とするシール装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシール装置において、
    前記複数のセグメントは周方向に環状配置されており、
    前記第2のシール溝面側の両端部にそれぞれ形成された突起の高さが同等であり、
    その高さは、前記環状配置された複数のセグメントにおける前記隣接セグメント間の半径方向最大ずれ量より大きい関係を有することを特徴とするシール装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシール装置において、
    前記シール部材は、前記第1のシール溝面側の中央部に形成された突起が、前記シール部材の長手方向に垂直な断面内で、円弧形状であることを特徴とするシール装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のシール装置において、
    前記シール部材は、前記第2のシール溝面側の両端部に形成された突起がそれぞれ、前記シール部材の長手方向に垂直な断面内で、円弧形状であることを特徴とするシール装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシール装置において、
    前記エッジ部シール面が平面であることを特徴とするシール装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシール装置において、
    前記エッジ部シール面が、前記シール部材の長手方向に垂直な断面内で円弧形状となる曲面であって、その曲率が前記シール部材の前記第1のシール溝面側の中央部に形成された突起の曲率と同等であることを特徴とするシール装置。
  8. 請求項1に記載のシール装置において、
    前記シール部材が、中空構造で構成されていることを特徴とするシール装置。
  9. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシール装置において、
    前記シール部材が、平板状部材と前記突起を形成する部材とによって構成され、
    前記平板状部材が、前記突起を形成する部材よりも剛性の高い部材であって、
    前記突起を形成する部材が、前記平板状部材よりも弾性に優れた弾性部材であることを特徴とするシール装置。
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