JP6673326B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6673326B2
JP6673326B2 JP2017251334A JP2017251334A JP6673326B2 JP 6673326 B2 JP6673326 B2 JP 6673326B2 JP 2017251334 A JP2017251334 A JP 2017251334A JP 2017251334 A JP2017251334 A JP 2017251334A JP 6673326 B2 JP6673326 B2 JP 6673326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
operating member
lever
partial clutch
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017251334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019115298A5 (ja
JP2019115298A (ja
Inventor
加藤 哲
哲 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2017251334A priority Critical patent/JP6673326B2/ja
Priority to TW107145687A priority patent/TWI793228B/zh
Priority to KR1020180165849A priority patent/KR20190079529A/ko
Priority to CN201811612273.6A priority patent/CN109964600B/zh
Publication of JP2019115298A publication Critical patent/JP2019115298A/ja
Publication of JP2019115298A5 publication Critical patent/JP2019115298A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673326B2 publication Critical patent/JP6673326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/006Other parts or details or planting machines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B63/00Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements
    • A01B63/02Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements for implements mounted on tractors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/02Transplanting machines for seedlings

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、作業装置として苗植付装置を連結した作業車両には、苗植付装置の上昇動作に連動して全ての畦際クラッチを入りにする機構が備えられており、苗植付装置が上昇状態にあるときに、任意の畦際クラッチについて切り操作を行えるようにする機構が設けられている。(例えば、特許文献1参照)
特開2002−262624号公報
しかしながら特許文献1の場合、苗植付装置の上昇動作に連動して畦際クラッチを入りにする機構には、畦際クラッチを手動で操作する畦際クラッチレバーを、上記上昇動作に連動して「クラッチ入り」方向に直接動かす部材が設けられており、この部材は苗植付装置を上昇させた状態でも常に畦際クラッチレバーと接触している(下降している状態でも接触はしている)。このため、全条植付状態に戻された畦際クラッチの内、任意の畦際クラッチを「切り」にするための畦際クラッチレバーの操作において操作抵抗が大きくなるという問題があった。
本発明は、上述した従来の作業車両の課題に鑑みて、作業装置の所定の作業を部分的に入り又は切りの切り換え操作を行う部分クラッチレバーの切り操作において操作抵抗を緩和することが出来る作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、走行車体(2)と、前記走行車体(2)に昇降可能に連結される作業装置(50)と、前記作業装置(50)の作業を部分的に休止させるか否かの切り替え操作を行う部分クラッチレバー(61、62、63)と、前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記休止させた状態から作業させる状態に復帰させる復帰装置(200)を備え、
前記復帰装置(200)は、前記作業装置(50)が所定位置に上昇することに連動して、前記部分クラッチレバー(61、62、63)に当接させて前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記復帰させる方向に移動させた後、前記復帰させる方向である所定の方向とは逆方向に戻り、前記当接を解除することを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、前記復帰装置(200)は、回動可能に取り付けられた第1作動部材(220)と、前記作業装置(50)の上昇に連動し前記第1作動部材(220)に当接して該第1作動部材(220)を所定方向に回動させる第2作動部材(230)と、前記部分クラッチレバー(61、62、63)に当接して前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記復帰させる方向に移動させる復帰アーム部材(240)と、前記第1作動部材(220)と前記復帰アーム部材(240)を連結する連結部材(250)を有し、前記第2作動部材(230)の前記当接により前記第1作動部材(220)が前記所定方向に回動した後、前記作業装置(50)が更に上昇することにより、前記第2作動部材(230)は前記第1作動部材(220)から離れ、前記第1作動部材(220)は前記所定方向と逆方向に回動ることを特徴とする上記第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、前記第2作動部材(230)は、一端部が前記昇降リンク部材(100)に回動可能に取り付けられており、他端部が前記第1作動部材(220)に当接可能に形成されており、前記作業装置(50)が前記所定位置に上昇する際、第2作動部材(230)が前記第1作動部材(220)に当接して該第1作動部材(220)が回動し、前記作業装置(50)が前記所定位置より上昇側から該所定位置に下降する際、前記第1作動部材(220)の縁部に当接して前記第2作動部材(230)が回動することを特徴とする上記第2の本発明の作業車両である。
第4の本発明は、前記第1作動部材(220)には、前記所定方向と逆方向に付勢する付勢部材(260)が取り付けられていることを特徴とする上記第2又は第3の本発明の作業車両の作業車両である。
(削除)
第1の本発明により、復帰装置は、部分クラッチレバーを復帰させる方向に移動させた後、当接を解除するので、所定の作業を部分的に休止させるための部分クラッチレバーによる切り換え操作において抵抗を緩和することが出来る。
また、復帰装置は、作業装置が所定位置に上昇することに連動して作動するため、例えば、次の作業行程に移動するために走行車体を旋回、後進等させる際には作業装置を上昇させるので、次の作業行程において作業を開始する場合、復帰装置により常に部分クラッチレバーが「クラッチ入り位置」に復帰しており、部分クラッチの入れ忘れを防止出来て作業者の負担が軽減されると共に作業効率の向上を図ることが出来る。
第2の本発明により、第1の本発明の効果に加えて、連結部材として例えばケーブルを用いることで、簡単な構成で、復帰装置を構成することが出来る
第3の本発明により、第2の本発明の効果に加えて、作業装置が所定位置より更に上昇した位置から下降する際、第2作動部材の他端部は、第1作動部材の円弧状の部位に沿って回動する。
第4の本発明により、第2又は3の本発明の効果に加えて、第2作動部材が第1作動部材から離れ、第1作動部材が所定方向と逆方向に回動する際、その逆方向への回動動作が付勢部材により迅速且つ確実に行われる
(削除)
本発明にかかる実施の形態における乗用田植機の左側面図 本実施の形態における乗用田植機の平面図 本実施の形態における乗用田植機の復帰装置を示す、機体左側面の要部拡大側面図 本実施の形態の乗用田植機における、昇降リンク装置が最降下位置にあるときの、復帰カム支持ステーに設けられた復帰カムと、上側リンクアームに設けられたクランクアームとを示す要部拡大側面図 図4の復帰カム及びクランクアームを左後方斜め上から見た概略斜視図 本実施の形態の乗用田植機におけるレバー取付フレームの内部構造を模式的に示す平面模式図 本実施の形態の乗用田植機における昇降リンク装置が最降下位置から上昇する途中において、ローラが復帰カムの第1縁部に当接する直前の状態を示す要部拡大側面図 本実施の形態の乗用田植機における昇降リンク装置が最上昇位置に向けて更に上昇する途中において、ローラが復帰カムを回動させた後、ローラによる第1縁部への当接が終了して、復帰カムが元の位置(初期位置)に戻ろうとする直前の状態を示す要部拡大側面図 (a):本実施の形態の乗用田植機におけるレバー取付フレームを左側から見た概略左側面図であり、第1部分クラッチレバーが、「クラッチ切り位置」にある状態を示す概略図、(b):レバー取付フレームを左側から見た概略左側面図であり、第1部分クラッチレバーが、「クラッチ切り位置」から「クラッチ入り位置」に強制的に移動させられたときの状態を示す概略図 本実施の形態の乗用田植機における昇降リンク装置が最上昇位置から降下する途中において、ローラが復帰カムの第2縁部に沿って移動する状態を示す要部拡大側面図
以下、図面を参照しながら本発明の作業車両の一実施の形態にかかる6条植えの乗用田植機について説明する。
図1及び図2は本実施の形態にかかる乗用田植機の左側面図と平面図である。
本実施の形態の乗用田植機1は、図1、図2に示す様に、走行車体2の後側に昇降リンク装置100を介して植付装置50が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置のホッパー3が設けられている。昇降リンク装置100は、上側リンクアーム110と、下側リンクアーム120とを備えた平行リンクである(図1、図3参照)。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪4、4及び左右一対の後輪5、5を備えた四輪駆動車両ある。
また、トランスミッションケース6の背面部に車体メインフレーム7の前端部が固着されており、他方、その車体メインフレーム7の後端左右両端部には、昇降リンク装置100を回動可能に支持する左右一対のリンク支持ステー10が固定されている。
エンジン20は車体メインフレーム7の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置及びHST(静油圧式無段階変速機)を介してトランスミッションケース6に伝達される。トランスミッションケース6に伝達された回転動力は、トランスミッションケース6内の変速機構により変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、前輪4、4、及び左右後輪5、5を駆動する。
また、トランスミッションケース6から取出された外部取出動力は、植付クラッチ(図示省略)を介して植付伝動軸21によって植付装置50へ伝動される。
また、図1、図2に示す通り、植付装置50は、第1苗植付部51、第2苗植付部52、第3苗植付部53を備え、それぞれの苗植付部により2条ずつで、合計6条の苗が圃場に植え付けられる。
即ち、第1苗植付部51〜第3苗植付部53のそれぞれには、苗を植付ける爪を有する植付具55が、左右両側に2つずつ、植付伝動軸21からの駆動力により回動可能に配置されている。
また、植付伝動軸21からの駆動力は、部分クラッチ機構(図示省略)を介して第1苗植付部51〜第3苗植付部53のそれぞれに対して個別に入り切り可能に構成されている。
即ち、本実施の形態の乗用田植機1の部分クラッチ機構は、第1苗植付部51〜第3苗植付部53のそれぞれに対応して設けられた第1部分クラッチ装置、第2部分クラッチ装置、第3部分クラッチ装置(図示省略)により構成されており、第1苗植付部51〜第3苗植付部53における植付動作を個別に入り切り出来る機構である。
また、第1部分クラッチ装置、第2部分クラッチ装置、及び第3部分クラッチ装置の入り切りの切り換え操作を個別に行うための、第1部分クラッチレバー61、第2部分クラッチレバー62、及び第3部分クラッチレバー63が、エンジンカバー21の上に配置された操縦座席22の左側のレバー取付フレーム60において回動可能に設けられている(図1、図2参照)。
また、第1部分クラッチレバー61、第2部分クラッチレバー62、及び第3部分クラッチレバー63は、フロアステップ23を後端部で固定するフロアステイ11に固定されたレバー取付フレーム60に回動可能に取り付けられている(図3参照)。なお、これら部分クラッチレバー61〜63の取り付けの構成については、図3、図6を用いて更に後述する。
また、操縦座席22の前方には操縦ハンドル24が設けられている。操縦ハンドル24の右側又は左側には、走行車体2の前進走行と後進走行の切り替え、及び走行速度などを設定したり、植付装置50の昇降及び植付作業の入切を操作することが出来る各種作業操作レバー(図示省略)が設けられている。
なお、本実施の形態の乗用田植機1では、走行車体2が旋回したり、後進走行した場合には、それらの動作に連動して昇降リンク装置100が上昇することにより植付装置50
が上昇すると共に植付作業が停止される構成である。
また、本実施の形態の乗用田植機1では、植付装置50の上昇動作、即ち、昇降リンク装置100が所定高さに上昇することに連動して、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の内の何れの部分クラッチレバーが「クラッチ切り位置」に設定されているかに関わらず、全ての部分クラッチレバー61〜63を強制的に「クラッチ入り位置」に復帰させる復帰装置200を備えている。
本実施の形態の復帰装置200によれば、全ての部分クラッチレバー61〜63を強制的に「クラッチ入り位置」に復帰させることで全ての第1部分クラッチ〜第3部分クラッチを「入り」状態に設定した後は、何れの部分クラッチレバーとも速やかに非接触状態に移行するので、任意の部分クラッチをあらためて「切り」状態に設定するために、当該部分クラッチに対応する部分クラッチレバーを「クラッチ切り位置」側に操作した場合、その操作抵抗は従来よりも低減されており、切り換え操作を軽快に行うことが出来る。
なお、本実施の形態の走行車体2は、本発明の走行車体の一例にあたり、本実施の形態の植付装置50は、本発明の作業装置の一例にあたる。また、本実施の形態のレバー取付フレーム60は、本発明の取付フレームの一例にあたり、本実施の形態の第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63は、本発明の部分クラッチレバーの一例にあたる。また、本実施の形態の復帰装置200は、本発明の復帰装置の一例にあたり、本実施の形態の昇降リンク装置100は、本発明の昇降リンク部材の一例にあたる。
次に、本実施の形態の復帰装置200について、主として図3〜図6を用いて説明する。
図3は、復帰装置200を示す、機体左側面の要部拡大側面図である。
また、図4は、昇降リンク装置100が最降下位置、即ち植付装置50が植付位置にあるときの、復帰カム支持ステー210に設けられた復帰カム220と、上側リンクアーム110に設けられたクランクアーム230とを示す要部拡大側面図である。
また、図5は、図4の復帰カム220及びクランクアーム230を左後方斜め上から見た概略斜視図である。
また、図6は、レバー取付フレーム60の内部構造を模式的に示す平面模式図である。
復帰装置200は、図3に示す様に、
(1)左側のリンク支持ステー10に対して取付位置調整可能に固定された、側面視で略直角三角形状であって且つ前端部211が平面視で直角に折り曲げられている復帰カム支持ステー210と、
(2)復帰カム支持ステー210の後端部に回動可能に取り付けられた復帰カム220と、
(3)上側リンクアーム110が所定高さに上昇した際、復帰カム220に当接して左側面視で反時計回りに回動させる、上側リンクアーム110に回動可能に取り付けられたクランク形状を成したクランクアーム230と、
(4)第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の内、「クラッチ切り位置」に位置する部分クラッチレバーの後端部側に設けられた切替アーム61a(62a、63a)に当接して、当該部分クラッチレバーを「クラッチ入り位置」に強制的に移動させる、レバー取付フレーム60に回動可能に取り付けられた全条復帰アーム240と、
(5)復帰カム220と全条復帰アーム240とを連結する連結ケーブル250と、を備えている。
また、復帰カム220は、図4に示す様に、その前側下方に突き出した突き出し部221において、連結ケーブル250の後端部が取付具251を介して回動自在に連結されており、突き出し部221の下側縁部221aから後方斜め上方にカーブした後、更に後方に直線状に伸びた第1縁部222と、第1縁部222から急激に立ち上がり前方に向けて滑らかに湾曲した第2縁部223とを有している。また、復帰カム支持ステー210の左側面の後端上部に立設されたカム回動軸212の外周面にトルク・スプリング260が巻き付けられてその一端部(図示省略)が所定位置に固定されており、その他端部261が復帰カム220の上側凹部224に引っ掛けられている。これにより、復帰カム220は、カム回動軸212を回動中心として、左側面視で時計回りに常時付勢されている(図4の矢印A参照)。そのため、上側リンクアーム110が上昇してクランクアーム230が復帰カム220を左側面視で反時計回りに回動させた後、復帰カム220から離れることで、復帰カム220が時計回りに回動する際、その回動動作が迅速且つ確実に行われる。
ただし、復帰カム220には、トルク・スプリング260の付勢力を効果的に作用させるためにストッパー(図示省略)が設けられているので、第1縁部222が水平状態となる初期位置(図4参照)を超えて、更に時計回りに回動することは無い。
また、クランクアーム230は、その上側クランクアーム部231aが、上側リンクアーム110の上面に溶接固定された円筒状のクランク支持ホルダー111の孔部に、回動可能に貫通挿入されている(図5参照)。更に、上側クランクアーム部231aが抜けない様に、上側クランクアーム部231aの先端部に割りピン(図示省略)が装着されている。
また、クランクアーム230は、その下側クランクアーム部231bの先端部において、復帰カム220の第1縁部222及び第2縁部223に当接可能なローラ233が回動可能に保持されている。ローラ233は、円筒形状を成しており、ローラ233の外周面が復帰カム220の第1縁部222及び第2縁部223から外れることなく、確実に当接出来る様にするために、その両端部には円盤状の案内用鍔部233aが設けられている。
また、上側リンクアーム110の下面110aには、ストッパーピン112が溶接固定されている。これにより、クランクアーム230の上側クランクアーム部231aと下側クランクアーム部231bとを繋ぐクランクアーム基部232が、上側リンクアーム110と左側面視で略直交する位置において、ストッパーピン112に当接するので、クランクアーム230は、上側クランクアーム部231aを回動中心として時計回りに更に回動することはない。
また、下側クランクアーム部231bの根元側には、引っ張りスプリング270の一端部271が連結されており、且つ、上側リンクアーム110の下面110aであってストッパーピン112の固定位置より前側に固定されたスプリング固定ピン113には、引っ張りスプリング270の他端部272が連結されている。
これにより、クランクアーム230は、引っ張りスプリング270の復元力(縮もうとする力)の作用により、上側クランクアーム部231aを回動中心として時計回りに回動する方向に常時付勢されている。
ここで、レバー取付フレーム60の構成と、第1部分クラッチレバー61、第2部分クラッチレバー62、及び第3部分クラッチレバー63のレバー取付フレーム60への取り付け構成について、図3、図6を用いて、更に説明する。
即ち、図6に示す様に、レバー取付フレーム60には、その左右側壁部60aに両端部65aが固定された、断面が円形状のレバー支持軸65が設けられている。
一方、第1部分クラッチレバー61、第2部分クラッチレバー62、及び第3部分クラッチレバー63のそれぞれの後端部には、円筒形状の第1レバー基部61b、第2レバー基部62b、第3レバー基部63bが溶接固定されており、更に、それら第1レバー基部61b、第2レバー基部62b、第3レバー基部63bの外周面の背面側には、第1レバー切替アーム61a、第2レバー切替アーム62a、第3レバー切替アーム63aが後方に突き出す様にそれぞれ溶接固定されている(図6参照)。
また、レバー支持軸65は、第1レバー基部61b〜第3レバー基部63bのそれぞれの貫通孔に貫通配置されており、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63を回動可能に支持している。
更にまた、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63には、それぞれ死点越えアシストスプリング64(図3参照)が設けられているので、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の、「クラッチ入り位置」から「クラッチ切り位置」への切り換え操作、及び、「クラッチ切り位置」から「クラッチ入り位置」への切り換え操作において、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63のそれぞれを途中まで移動させるだけで、死点越えアシストスプリング64が死点越えした後は、その縮もうとする力の作用により、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63が、「クラッチ切り位置」又は「クラッチ入り位置」に到達する様に構成されている。
また、全条復帰アーム240は、図3、図6に示す様に、レバー支持軸65に、左右の短辺部241L、241Rの先端部241La、241Raが回動可能に取り付けられており、平面視で略コの字形状を成すと共に、その中央の長辺部241Cが、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの下面にも当接可能に形成されている。
また、中央の長辺部241Cには、連結ケーブル250の前端部が取付具251を介して回動自在に連結されている(図6参照)。
なお、本実施の形態の復帰カム220は、本発明の第1作動部材の一例にあたり、本実施の形態のクランクアーム230は、本発明の第2作動部材の一例にあたる。また、本実施の形態の全条復帰アーム240は、本発明の復帰アーム部材の一例にあたり、本実施の形態の連結ケーブル250は、本発明の連結部材の一例にあたる。
次に、本実施の形態の復帰装置200の動作について、主として図7〜図10を用いて説明する。
図7は、昇降リンク装置100が最降下位置から上昇する途中において、ローラ233が復帰カム220の第1縁部222に当接する直前の状態を示す要部拡大側面図である。
また、図8は、昇降リンク装置100が最上昇位置に向けて更に上昇する途中において、ローラ233が復帰カム220を回動させた後、ローラ233による第1縁部222への当接が終了して、復帰カム220が元の位置(初期位置)に戻ろうとする直前の状態を示す要部拡大側面図である。
また、図9(a)は、レバー取付フレーム60を左側から見た概略左側面図であり、第1部分クラッチレバー61が、「クラッチ切り位置」にある状態を示す概略図であり、図9(b)は、レバー取付フレーム60を左側から見た概略左側面図であり、第1部分クラッチレバー61が、「クラッチ切り位置」から「クラッチ入り位置」に強制的に移動させられたときの状態を示す概略図である。図9(a)、図9(b)では、第2部分クラッチレバー62と第3部分クラッチレバー63は、何れも「クラッチ入り位置」に位置しているものとするが、それらの図示は省略した。
なお、図9(a)に示す全条復帰アーム240の姿勢に対応する復帰カム220の姿勢は、図7に示された復帰カム220を更に矢印B’に回動させた姿勢であり、また、図9(b)に示す全条復帰アーム240の姿勢に対応する復帰カム220の姿勢は、図8に示されている。
ここで、本実施の形態の乗用田植機1において、作業者は、第1部分クラッチレバー61のみを「クラッチ切り位置」に設定することで(図9(a)参照)、第1部分クラッチ(図示省略)のみを「切り」状態にして、即ち、4条植えにして畦際の植付作業を行い、その作業が終了した後、旋回して枕地に移動して次の植付作業を開始する場面を例に挙げて動作を説明する。
乗用田植機1が上述した畦際の植付作業中においては、昇降リンク装置100は最降下位置に位置するので、上側リンクアーム110に取り付けられたクランクアーム230のローラ233は、復帰カム220の下方に位置しており、復帰カム220に当接することは無い(図4、図5参照)。
次に、畦際の植付作業が終了し、作業者が乗用田植機1を旋回させると、その旋回動作に連動して、植付作業を停止すると共に植付装置50を最上昇位置まで上昇させるために、昇降リンク装置100が上昇を開始する(図7の矢印B参照)。
そして、昇降リンク装置100が上昇する途中において、図7に示す様に、上側リンクアーム110と共に矢印B方向に上昇するローラ233が復帰カム220の第1縁部222に当接すると、その後、復帰カム220は、ローラ233により押し上げられてカム回動軸212を回動中心として、左側面視で反時計回りに回動を開始する(図7の矢印B’参照)。
復帰カム220が矢印B’方向に回動を開始することに伴って、連結ケーブル250が後方に引っ張られるので(図7、図9(a)の矢印P参照)、連結ケーブル250の前端部に連結された全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cが、レバー支持軸65を中心として、左側面視で反時計回りに回動を開始する(図9(a)の矢印B参照)。
その後、昇降リンク装置100が最上昇位置に向けて更に上昇すると、復帰カム220はローラ233により更に押し上げられると共に(図8参照)、連結ケーブル250は更に後方に引っ張られるので、全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cが、反時計回りに更に回動し、第1部分クラッチレバー61の第1レバー切替アーム61aの下面に当接しながら、第1レバー切替アーム61aをレバー支持軸65を中心として、左側面視で反時計回りに回動させることにより、第1部分クラッチレバー61は、死点越えアシストスプリング64の縮もうとする力に対抗して、レバー支持軸65を中心として、左側面視で反時計回りに回動を開始する。その後、昇降リンク装置100の上昇に伴い、第1部分クラッチレバー61が引き続き反時計回りに回動を続けると、やがて死点越えアシストスプリング64が死点越えするので、その後は、その縮もうとする力の作用により、第1部分クラッチレバー61は、「クラッチ入り位置」に引っ張られる(図9(b)参照)。
これにより、植付装置50が最上昇位置に到達する手前の位置まで上昇したときには、「クラッチ切り位置」に位置していた第1部分クラッチレバー61は、確実に「クラッチ入り位置」に復帰される。
なお、ここでは、第1部分クラッチレバー61のみが、「クラッチ切り位置」に位置していた場合について、説明したが、これに限らず例えば、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の全ての部分クラッチレバーが「クラッチ切り位置」に位置している場合でも、その全ての部分クラッチレバーが確実に「クラッチ入り位置」に復帰されることは言うまでもない。
一方、第1部分クラッチレバー61が、「クラッチ入り位置」に復帰した後も、昇降リンク装置100が最上昇位置に向けて更に上昇することで、植付装置50が最上昇位置に到達する直前の位置、即ち所定高さに達すると、ローラ233が、復帰カム220の第1縁部222と第2縁部223の境界部222a(図8参照)を乗り越える。そしてその後、復帰カム220は、トルク・スプリング260の復元力の作用により、左側面視で時計回りに回動し(図8の矢印A参照)、連結ケーブル250の後端部は前方に向けて移動する(図8の矢印Q参照)。
これにより、連結ケーブル250の後端部付近には一時的に弛みが生じるが、その弛みにより、全条復帰アーム240が、自重でレバー支持軸65を回動中心として、左側面視で時計回りに回動し、長辺部241Cによる第1レバー切替アーム61aへの当接が解除され、非接触状態となる(図3参照)。
即ち、昇降リンク装置100が所定高さに達して、ローラ233が境界部222a(図8参照)を乗り越えた後は、復帰カム220が、トルク・スプリング260の復元力の作用により、左側面視で時計回りに回動し(図8の矢印A参照)、連結ケーブル250が前方に向けて移動する(図8の矢印Q参照)ので、全条復帰アーム240が、レバー支持軸65を回動中心として、左側面視で時計回りに自重により回動し、長辺部241Cによる第1レバー切替アーム61aへの当接が解除されるので、長辺部241Cは第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームとも非接触状態となる(図3の全条復帰アーム240の位置参照)。
これにより、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の何れか又は全ての部分クラッチレバーが「クラッチ切り位置」に位置している場合において、全条復帰アーム240が作動することにより、その全ての部分クラッチレバーが確実に「クラッチ入り位置」に復帰すると共に、その復帰後すぐに、全条復帰アーム240の長辺部241Cが、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームとも非接触状態となるので、作業者が、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の何れの部分クラッチレバーを「クラッチ切り位置」に切り替える操作において、死点越えアシストスプリング64(図3参照)の縮もうとする力に対抗する力を必要とする点を除いて、操作抵抗が無いため、部分クラッチレバーの切替操作を軽快に行うことが出来る。
次に、昇降リンク装置100が最上昇位置から降下する場合の各部の動作について、図10を用いて説明する。
図10は、昇降リンク装置100が最上昇位置から降下する途中において、ローラ233が復帰カム220の第2縁部223に沿って移動する状態を示す要部拡大側面図である。
昇降リンク装置100が最上昇位置に位置するときは、復帰カム220は、図10に示す様に初期位置に位置している。
昇降リンク装置100が最上昇位置から最降下位置に向けて降下する途中において(図10の矢印A参照)、クランクアーム230のローラ233は、復帰カム220の第2縁部223に当接するが、復帰カム220は、上述した通りストッパー(図示省略)が設けられているので、その初期位置から、左側面視で更に時計回りに回動することは無い。
従って、昇降リンク装置100が降下する途中において、クランクアーム230のローラ233は、引っ張りスプリング270の復元力に対抗しながら復帰カム220の第2縁部223に沿って降下し(図10の矢印M参照)、復帰カム220の境界部222aを超えた後、引っ張りスプリング270の復元力の作用により、復帰カム220の第1縁部222の下方に引っ張られ、クランクアーム基部232が上側クランクアーム部231aを回動中心として時計回りに回動して、上側リンクアーム110の下面に溶接固定されたストッパーピン112に当接した状態で、それ以上の回動を停止し、その当接状態を維持する。
これにより、昇降リンク装置100が下降する場合には、復帰装置200は作動しない。
なお、上述した通り、復帰カム支持ステー210の左側のリンク支持ステー10に対する取付位置を調整可能に構成したことにより、例えば、復帰カム支持ステー210の上下方向の取付高さ又は前後方向の取付位置を変えることで、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63を「クラッチ入り位置」へ復帰させ、全条復帰アーム240の長辺部241Cが第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームとも非接触状態になる、植付装置50の高さを自由に変えることが出来るし、上記の様に復帰させて、非接触状態になるタイミングを自由に変えることも出来る。
また、復帰カム220の形状を変えることにより、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63を「クラッチ入り位置」へ復帰させ、上記の様に非接触状態になるタイミングを自由に変えることが出来るし、連結ケーブル250による引っ張り荷重を自由に変えることも出来る。
また、連結ケーブル250の長さを調整することにより、上記の様に復帰させタイミングを自由に変えることが出来る。
また、トルク・スプリング260の付勢力を調整することにより、全条復帰アーム240の長辺部241Cが第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームとも非接触状態になるタイミングを自由に変えることが出来る。即ち、例えば、トルク・スプリング260の付勢力を強く設定すると、復帰カム220がより一層迅速に初期位置に戻り、上記非接触状態がより一層迅速に実現されるので、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63の何れのレバーを「クラッチ入り位置」から「クラッチ切り位置」に作業者が手動で軽快に切り替えることが出来るタイミングが早くなる。
また、本実施の形態の全条復帰アーム240と復帰カム220は、連結ケーブル250により連結されているため、連結ケーブル250の引き回しを自由に行えて、設計の自由度が高いと共に、連結ケーブル250に負荷が掛かりにくく耐久性が高い。また、この様な連結ケーブル250を用いたことにより、部分クラッチレバーの数に関わらず、一つの復帰カム220により全条復帰の動作を行わせることが出来て、部品点数の削減を図ることが出来る。
また、本実施の形態の復帰装置200における、例えば、全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cと、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aとの接触は回転接触であり、接触面の摩耗が少なく耐久性が高い。また、本実施の形態の全条復帰アーム240と復帰カム220は、連結ケーブル250により連結されているため、摺動部分が少なく出来て、耐久性が高い。
また、本実施の形態の復帰装置200における、全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cと、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aとの接触は回転接触であり、長辺部241Cが第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aを「クラッチ入り位置」に対応する位置に確実に移動させることが出来る。
また、本実施の形態の復帰装置200における、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63を回動可能に支持するレバー支持軸65は、全条復帰アーム240の回動軸をも兼ねており、構造がシンプルで部品点数を低減することが出来る。
なお、上記実施の形態では、本発明の作業装置の一例として植付装置50を連結した場合について説明したが、これに限らず例えば、作業装置の他の一例として播種装置を連結する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、復帰装置200が、昇降リンク装置100の上昇動作に連動して、部分クラッチレバーを「クラッチ切り位置」から「クラッチ入り位置」に復帰させた後、全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cによる、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームに対する当接も解除し、非接触状態とする構成について説明したが、これに限らず例えば、全条復帰操作レバー(図示省略)を専用レバーとして設け、その全条復帰操作レバーと上述した全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cとを連結ケーブルにより連結する構成としても良い。この構成の場合、作業者が、全条復帰操作レバーを所定方向に操作することで、その操作に連動して連結ケーブルが引っ張られて、上記実施の形態の場合と同様に、「クラッチ切り位置」に位置する部分クラッチレバーが「クラッチ入り位置」に復帰し(図9(a)、図9(b)参照)、そのレバー操作後に、作業者が、全条復帰操作レバーから手を離すことで、全条復帰操作レバーに設けられているトルク・スプリング(図示省略)の復元作用により全条復帰操作レバーが上記所定方向と逆方向に回動して元の位置に戻り、全条復帰アーム240の中央の長辺部241Cによる、第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームに対する当接も解除され、非接触状態となる。この構成の場合でも上記と同様の効果を発揮する。
また、上記実施の形態では、昇降リンク装置100の上昇に伴って、ローラ233が、復帰カム220の境界部222a(図8参照)を乗り越えると、復帰カム220は、トルク・スプリング260の復元力の作用により、左側面視で時計回りに回動し(図8の矢印A参照)、全条復帰アーム240が、自重でレバー支持軸65を回動中心として、左側面視で時計回りに回動し、長辺部241Cによる第1レバー切替アーム61aへの当接が解除され、非接触状態となる(図3参照)場合について説明したが、これに限らず例えば、全条復帰アーム240に復帰アーム用トルク・スプリング(図示省略)を別途設け、その復帰アーム用トルク・スプリングの復元力の作用により、全条復帰アーム240が、レバー支持軸65を回動中心として、左側面視で時計回りに回動し、長辺部241Cによる第1レバー切替アーム61a〜第3レバー切替アーム63aの何れの切替アームとも当接が解除され、非接触状態となる構成でも良い。
また、上記実施の形態では、第1部分クラッチレバー61〜第3部分クラッチレバー63を全て、操縦座席22の左側に纏めて配置した場合について説明したが、これに限らず例えば、複数の部分クラッチレバーを操縦座席22の左右両側に分けて配置しても良いし、右側に纏めて配置しても良い。複数の部分クラッチレバーを操縦座席22の左右両側に分けて配置した場合でも、右側に配置された部分クラッチレバーを復帰させるための右側用全条復帰アームと、左側に配置された部分クラッチレバーを復帰させるための左側用全条復帰アームとを備えて、復帰カム220とクランクアーム230は、上記実施の形態の場合と同様に一つずつ設けて、復帰カム220に連結された連結ケーブルの前端側を右側用と左側用の二つに分岐して、連結ケーブルの右側用前端部を右側用全条復帰アームに連結し、連結ケーブルの左用前端部を左側用全条復帰アームに連結することにより、簡単に構成出来る。
また、上記実施の形態では、本発明の連結部材の一例として連結ケーブル250を用いた場合について説明したが、連結部材はこれに限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、本発明の作業車両の一例として6条型の乗用田植機1について説明したが、これに限らず例えば、4条植え或いは5条植え、若しくは8条植えの構成であっても良く、条数に限定されない。
本発明によれば、所定の作業を部分的に休止させるための部分クラッチレバーによる切り換え操作において抵抗を緩和することが出来る作業車両を提供することが出来、例えば、乗用田植機等として有用である。
1 乗用田植機
2 走行車体
3 ホッパー
4 前輪
5 後輪
6 トランスミッションケース
7 車体メインフレーム
10 リンク支持ステー
50 植付装置
60 取付フレーム
61 第1部分クラッチレバー
62 第2部分クラッチレバー
63 第3部分クラッチレバー
100 昇降リンク装置
200 復帰装置
210 復帰カム支持ステー
220 復帰カム
230 クランクアーム
240 全条復帰アーム
250 連結ケーブル

Claims (4)

  1. 走行車体(2)と、前記走行車体(2)に昇降可能に連結される作業装置(50)と、
    前記作業装置(50)の作業を部分的に休止させるか否かの切り替え操作を行う部分クラッチレバー(61、62、63)と、
    前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記休止させた状態から作業させる状態に復帰させる復帰装置(200)を備え、
    前記復帰装置(200)は、前記作業装置(50)が所定位置に上昇することに連動して、前記部分クラッチレバー(61、62、63)に当接させて前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記復帰させる方向に移動させた後、前記復帰させる方向である所定方向とは逆方向に戻り、前記当接を解除することを特徴とする作業車両。
  2. 前記復帰装置(200)は、回動可能に取り付けられた第1作動部材(220)と、前記作業装置(50)の上昇に連動し前記第1作動部材(220)に当接して該第1作動部材(220)を所定方向に回動させる第2作動部材(230)と、前記部分クラッチレバー(61、62、63)に当接して前記部分クラッチレバー(61、62、63)を前記復帰させる方向に移動させる復帰アーム部材(240)と、前記第1作動部材(220)と前記復帰アーム部材(240)を連結する連結部材(250)を有し、
    前記第2作動部材(230)の前記当接により前記第1作動部材(220)が前記所定方向に回動した後、前記作業装置(50)が更に上昇することにより、前記第2作動部材(230)は前記第1作動部材(220)から離れ、前記第1作動部材(220)は前記所定方向と逆方向に回動することを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 前記第2作動部材(230)は、一端部が前記昇降リンク部材(100)に回動可能に取り付けられており、他端部が前記第1作動部材(220)に当接可能に形成されており、
    前記作業装置(50)が前記所定位置に上昇する際、第2作動部材(230)が前記第1作動部材(220)に当接して該第1作動部材(220)が回動し、
    前記作業装置(50)が前記所定位置より上昇側から該所定位置に下降する際、前記第1作動部材(220)の縁部に当接して前記第2作動部材(230)が回動することを特徴とする請求項2記載の作業車両。
  4. 前記第1作動部材(220)には、前記所定方向と逆方向に付勢する付勢部材(260)が取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の作業車両。
JP2017251334A 2017-12-27 2017-12-27 作業車両 Active JP6673326B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017251334A JP6673326B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 作業車両
TW107145687A TWI793228B (zh) 2017-12-27 2018-12-18 作業車輛
KR1020180165849A KR20190079529A (ko) 2017-12-27 2018-12-20 작업 차량
CN201811612273.6A CN109964600B (zh) 2017-12-27 2018-12-27 作业车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017251334A JP6673326B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 作業車両

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019115298A JP2019115298A (ja) 2019-07-18
JP2019115298A5 JP2019115298A5 (ja) 2019-09-12
JP6673326B2 true JP6673326B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=67076413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017251334A Active JP6673326B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 作業車両

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6673326B2 (ja)
KR (1) KR20190079529A (ja)
CN (1) CN109964600B (ja)
TW (1) TWI793228B (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236319A (ja) * 1994-03-01 1995-09-12 Kubota Corp 乗用田植機
JP4153648B2 (ja) * 2000-04-05 2008-09-24 株式会社サークル鉄工 苗間隔規正方法とその装置
JP4532763B2 (ja) * 2001-03-06 2010-08-25 株式会社クボタ 乗用田植機
JP4923613B2 (ja) * 2006-02-21 2012-04-25 井関農機株式会社 苗移植機
CN102802400B (zh) * 2010-03-15 2015-10-21 洋马株式会社 农业用作业车辆
JP2012050342A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Iseki & Co Ltd 苗移植機
JP5673575B2 (ja) * 2012-01-27 2015-02-18 井関農機株式会社 苗移植機
JP6032177B2 (ja) * 2013-10-29 2016-11-24 井関農機株式会社 作業車両
CN205232843U (zh) * 2015-09-29 2016-05-18 洋马株式会社 作业车辆

Also Published As

Publication number Publication date
TW201927129A (zh) 2019-07-16
CN109964600B (zh) 2022-10-21
KR20190079529A (ko) 2019-07-05
CN109964600A (zh) 2019-07-05
JP2019115298A (ja) 2019-07-18
TWI793228B (zh) 2023-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4991171B2 (ja) 田植機
JP6673326B2 (ja) 作業車両
JP4275043B2 (ja) 田植機
JP5652663B2 (ja) 苗移植機
JP2019115298A5 (ja)
JP5648585B2 (ja) 移植機
JP5682425B2 (ja) 移植機
JP2015128396A (ja) 歩行型作業機
JP5736842B2 (ja) クラッチ
JP6922949B2 (ja) 苗移植機
JP5701669B2 (ja) 田植機
JP3561928B2 (ja) 歩行型田植機
JP2012244974A5 (ja)
WO2013168234A1 (ja) 歩行型農作業機
JP2014036635A (ja) 乗用芝刈機のモーア昇降機構
JP6094512B2 (ja) 苗移植機
KR101786317B1 (ko) 이앙기의 정지장치 승하강장치
JP2016041084A (ja) 苗移植機
JP4340594B2 (ja) 歩行型作業車両
JPH10127117A (ja) 歩行型田植機
JP5862817B2 (ja) 苗移植機
JP2002136212A (ja) 草刈機の旋回機構
JP2013046582A (ja) 移植機の植付装置
JP2014064541A (ja) 苗移植機
JPS6040112Y2 (ja) 刈取機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190731

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190731

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6673326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150