JP6669372B1 - 電子機器の支持装置および支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない構成部品で電子機器の卓上載置、壁への取付を可能とする。【解決手段】第1の支持体1は、第1の支持面に向けて配置される。筐体2の背面側には、第2の支持体4が設けられている。第2の支持体4は、装置側部材4aと、この装置側部材4aに挿入すべく、前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面5から突出する支持面側部材4bとを有している。前記第1の支持体1は筐体2の転倒を防止すべく第1の支持体1により支持される筐体2の幅寸法W0と同じかそれ以上の幅寸法W1を有し、幅方向に貫通する貫通孔6が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器の支持装置および支持構造に関する。
無線ルータ等の電子機器の設置方法として、机の上に乗せる卓上設置、および、壁に掛ける壁掛け(壁に固定する)設置が知られており、電子機器のユーザは、使用環境の変化に応じて、設置方法を任意に選択するのが一般的である。
前記卓上設置、壁掛け設置を実現する技術に関連する具体的構造の例を、図15、16により説明する。
図15、16に例示する卓上設置にあっては、スタンドとなる部分Aは、電子機器の本体Bと一体に構成されている。したがって、この方式では、卓上設置のために追加部品を組み付ける必要はなく、単に机上等の載置面Cに置くことで設置が完了する。
また、壁掛け設置の場合は、図16(a)に示すような固定構造部(具体的には金具等の凸部が差し込まれる凹部)Dが本体Bの背面に2つ設けられている。図16(a)に示す壁掛け設置にあっては、その準備として、まずは前記固定構造部(凹部)Dの配置間隔に合わせ、2本のネジEを壁Fへ取り付ける。その後、装置背面の凹部DをネジEの頭部に引っ掛けることで、図16(b)に示すように、壁Fへの固定が完了する。
なお、本願に関連する電子機器の取り付け構造として、特許文献1、2に開示された構造がある。
特開2000−134299号公報 特開2013−232754号公報
ところで、上記取り付け構造にあっては、装置側に設けられた凹部Dのピッチと、壁へ取り付けるネジEの間のピッチとを一致させなければ装置Aを壁Fへ固定することができないという課題がある。
なぜなら、装置側の壁Fへの固定構造はネジEの頭を引っ掛けるためにあるため、ネジEの間のピッチがずれることで、2か所ある装置側の凹部Dのうち1か所にしか引っ掛からず、固定ができなくなるためである。従来製品の中には、ユーザにネジの固定ピッチをわかりやすく伝えるため、ネジの位置合わせシートを同梱しているものも存在する。
また、ピッチを合わせることができたとして、ネジEの片方が壁Fに垂直にならずに斜めに取りついてしまった場合は、装置(本体B)を引っ掛けることができなくなる。
更に、ネジの頭の壁Fからの飛び出し量は装置ごとに定められているが、2本のネジの飛び出し量を指定の値にできなかった場合、装置が壁Fに対し平行に取りつかず、斜めになってしまったり、取りつかなかったりする可能性もある。
加えて、上記の一連の作業後に装置を壁へ引っ掛ける際、ユーザは質量のある装置を手に持った状態で作業しなければならない。この時点でネジピッチのズレやネジが垂直でない、または飛び出し量が指定値でない場合、何度も重い装置を持ってネジの取り付け状態を確認しなければならないため、壁掛け固定に対するユーザの負担は大きくなる。
上述の理由より、ユーザはネジ間のピッチを装置側の固定構造のピッチに合わせたり、2本のネジの飛び出し量を合わせたりしなければならないという煩わしさを感じるという課題がある。
また、壁に固定している2か所は、両方ともネジ頭に引っ掛けることで固定している。このため装置の下方向から上方向に向かって過度な力が加わった場合、引っ掛かっている部分が外れて装置が壁から外れてしまう可能性が残り、装置落下の危険がある。
これに対して、特許文献1に記載された取り付け部材は、卓上に設置する場合と壁掛けとする場合とで、各々専用の取り付け部材を選択して取り付ける煩雑な作業が必要とされる。
また特許文献2にあっても、壁掛け用の専用の取り付け部材が必要とされる。
この発明は、取り付け部材を交換することなく卓上、壁掛けの両方の態様で電子機器を設置することができる支持装置、および支持構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様にかかる電子機器の支持装置は、長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられる第1の支持体と、前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記筐体の第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体とを有し、前記第1の支持体は、前記第2の支持面と交差する方向に向かう貫通孔を有し、前記第2の支持体は、前記第2の支持面に凹状または凸状に設けられた支持部材により支持される。
本発明の第2態様にかかる電子機器の支持構造は、長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられた第1の支持体と、前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記筐体の第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体と、前記第2の支持体を支持すべく、前記第2の支持面に凹状または凸状に設けられた支持部材と、前記第1の支持体を記第2の支持面と交差する方向に貫通する貫通孔と、この貫通孔を貫通して前記第2の支持面に固定される貫通部材とを有する。
本発明によれば、卓上、壁掛け両方の態様で容易に電子機器を設置することができる。
本発明の第1態様にかかる電子機器の支持装置の最小構成例の正面図である。 本発明の第1態様にかかる電子機器の支持装置の最小構成例の背面図である。 本発明の第1態様にかかる電子機器の支持装置の最小構成例の側面図である。 本発明の第2態様にかかる電子機器の支持構造の最小構成例の正面図である。 本発明の第2態様にかかる電子機器の支持構造の最小構成例の背面図である。 本発明の第2態様にかかる電子機器の支持構造の最小構成例の側面図である。 本発明の第1実施形態の卓上置き状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態の壁掛け状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態における壁の側面図である。 図9の壁への電子機器の取付前の状態の側面図である。 図9の壁への電子機器の取付後の状態の側面図である。 図9の壁への電子機器の取付後、ネジで固定する状態の側面図である。 本発明の第2実施形態の斜視図である。 本発明の第2実施形態の壁取り付け状態の側面図である。 本発明に関連する支持装置を机等に載せた状態の斜視図である。 図15の支持装置を壁に取り付けた状態の側面図である。
本発明にかかる電子機器の支持装置の最小構成例について、図1〜3を参照して説明する。
符号1は第1の支持体であって、この第1の支持体1は、無線ルータ、パーソナルコンピュータ等の機能を持つ電子機器本体の基板が収容された筐体2の下方に設けられる。図1〜3の例における前記筐体2は、全体として直方体状をなし、互いに並行な一対の第1の面と、該第1の面の一の辺を一辺とし、互いに平行な一対の第2の面と、該第2の面の他の辺、前記第1の面の他の辺を一辺、他辺とし、互いに平行な一対の第3の面とを有し、前記第2の面が前記第1、第3の面より大きい。すなわち、前記第2の面が図1の正面および図2の背面であり、第1の面が図1〜3の上面および下面であり、第3の面が図1、図2の側面であって、図3の正面に相当する。
前記第1の支持体1は、電子機器が載置される机等の上面である第1の支持面3に向けて配置される。図1の例では、第1の支持面3は水平面であり、前記第1の支持体1の第1の面(下面)1aが前記第1の支持面3に向けられている。
前記筐体2の背面側には、第2の支持体4が設けられている。この第2の支持体4は、例えば、筐体2、あるいは筐体2の背面に配置された部材に形成された装置側部材4a(図示例は凹状に構成されるが、凸状であっても良い)と、この装置側部材4aに挿入すべく、前記第1の支持面3と交差する方向に向く第2の支持面5から突出する支持面側部材4b(図示例は凸状に構成されるが、凹状に構成されても良い)とを有している。
前記第1の支持体1は、図3に示すように、左右方向への筐体2の転倒を防止すべく、少なくとも、この第1の支持体1により支持される筐体2の幅寸法W0と同じかそれ以上の幅寸法W1を有している。また前記第1の支持体1には、前記幅W1の方向(図1、2と直交する方向であって、図3の左右方向)に貫通する貫通孔6が形成されている。
上記構成の支持装置は、第1の支持体1が所定の幅を有するので、机等の第1の支持面3の上に第1の面1aが接した状態で筐体2を縦向きの姿勢、すなわち、最も大きな第2の面(例えば図1に示す正面、図2に示す背面)が鉛直方向へ沿った姿勢で、水平面に載置した状態で支持することができる。
また、第2の支持体4を構成する装置側部材4aと支持面側部材4bの一方が他方へ入り込むことにより、さらには、第2の支持面5と直交する方向へ向いた貫通孔6にボルト等を挿入して第2の支持面5へねじ込むことにより、筐体2を第2の支持面5に対する困難な位置決め操作を最小限として、筐体2の第2の面が鉛直方向に沿った姿勢で、垂直な第2の支持面5によって支持することができる。
本発明にかかる電子機器の支持構造の最小構成例について、図4〜6を参照して説明する。なお図1〜3と共通の構成には、同一符号を付し、説明を簡略化する。
符号1は第1の支持体であって、この第1の支持体1は、無線ルータ、パーソナルコンピュータ等の機能を持つ電子機器本体の基板が収容された筐体2の下部に、該筐体2と一体に、あるいは別部材として着脱可能に取り付けられる。前記筐体2は、図1〜3の例と同様、全体として直方体状をなし、互いに並行な一対の第1の面と、該第1の面の一の辺を一辺とし、互いに平行な一対の第2の面と、該第2の面の他の辺、前記第1の面の他の辺を一辺、他辺とし、互いに平行な一対の第3の面とを有し、前記第2の面が前記第1、第3の面より大きい。すなわち、前記第2の面が図4の正面および図5の背面であり、第1の面が図4〜6の上面および下面であり、第3の面が図4、図5の側面であって、図6の正面に相当する。
前記第1の支持体1は、電子機器が載置される机等の上面である第1の支持面3に向けて配置される。図4の例では、第1の支持面3は水平面であり、前記第1の支持体1の第1の面(下面)1aが前記第1の支持面3に向けられている。
前記筐体2の背面側には、第2の支持体4が該筐体2と一体に、あるいは筐体2に対して着脱可能に取り付けられている。この第2の支持体4は、例えば、筐体2、あるいは筐体2の背面に取り付けられた部材に形成された装置側部材4a(図示の場合は窪んでいるが、凸状であっても良い)であって、この装置側部材4aには、前記第1の支持面3と交差する方向に向く第2の支持面5から突出する支持面側部材4bが挿入可能に(図示の場合突出しているが、窪みであっても良く、この場合は凸状の装置側部材4aが挿入される)構成されている。
前記第1の支持体1は、図6に示すように、左右方向への筐体2の転倒を防止すべく、少なくとも、この第1の支持体1により支持される筐体2の幅寸法W0と同じかそれ以上の幅寸法W1を有している。また前記第1の支持体1には、前記幅W1の方向(図4、5と直交する方向であって、図6の左右方向)に貫通する貫通孔6が形成されている。
上記構成の支持装置は、第1の支持体1が所定の幅を有するので、机等の第1の支持面3の上に第1の面1aが接した状態で筐体2を縦向きの姿勢、すなわち、最も大きな第2の面(例えば図1に示す正面、図2に示す背面)が鉛直方向へ沿った姿勢で、水平面に載置した状態で支持することができる。
また、第2の支持体4を構成する装置側部材4aと支持面側部材4bの一方が他方へ入り込むことにより、さらには、第2の支持面5と直交する方向へ向いた貫通孔6にボルト等を挿入して第2の支持面5へねじ込むことにより、筐体2を第2の支持面5に対する困難な位置決め操作を最小限として、筐体2の第2の面が鉛直方向に沿った姿勢で、垂直な第2の支持面5によって支持することができる。
図7〜12を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお図1〜6と共通の構成には、同一符号を付し、説明を簡略化する。
図7は本願の支持構造を適用した電子機器の設置状態を示すものである。筐体2の内部には、無線ルータ、パーソナルコンピュータ等の機能を持つ電子機器本体の基板が収容されている。
前記筐体2には、第1の支持体10が設けられている。この第1の支持体10は、筐体2が設置される第1の支持面3に沿って突出する脚部10aが筐体2から突出して設けられている。また前記第1の支持体10は、前記脚部10aと反対方向へ突出する脚部10bを有する。この脚部10bには、前記筐体2の背面2aに沿って配置される平板部10cが一体に設けられている。この平板部10cは、前記背面2aとほぼ一致する平面形状を有し、一辺(図7および図8の上下方向の辺)の長さが前記背面2aより僅かに短い。また前記筐体2の背面2aの上端には、前記平板部10cの厚さとほぼ同じ長さ突出する突起2bが設けられている。すなわち、この突起2bが前記平板部10cの上端と接することにより、筐体2の下方へ向かう荷重を支持するよう構成されている。なお前記平板部10cは、前記筐体2の背面2aにボルト等の部材を用いて、あるいはカシメ等の加工によって一体に固着されることが望ましい。また筐体2の背面を構成するモールドや板金を兼ねる一体構成であっても良い。
前記脚部10a、突起2bは、筐体2と一体に設けられるが、筐体2を構成するモールドや板金の一部として形成しても、筐体2とは別に形成した部材を凹凸のない直方体状の筐体2の外部に固着しても良い。
前記脚部10a、10bには、図12(b)に示すように、これらを貫通する貫通孔6が形成されている。この貫通孔6の脚部10a側(筐体2の正面側)の端部には、貫通孔6の内径より大きく開口した開口部6aが形成されている。
前記貫通孔6は、取り付けボルト30が挿通されるもので、内径がd1とされている(図12(b)参照)。一方、前記取り付けボルト30は、頭部の外径D1、軸部の最大径D2とされていて、これらの寸法の間には、D1>d1>D2 の相対関係に設定されていて、頭部の貫通孔6内への侵入を規制するよう構成されている。
また前記開口部6aの幅W2は、前記取り付けボルト30の頭部の外径D1に対して、
W2>D1 に設定されていて、開口部6aより内側への取り付けボルト30の侵入を許容するようになっている。
前記取り付けボルト30は、図示の場合、先細り状に形成された先端までネジが形成されていて、第2の支持面5へねじ込むことが可能な、タッピングボルト(木ネジ)が採用されている。なお第2の支持面5にめねじ孔が設けられている場合には、先端まで同一径のボルトを用いても良い。この場合、ボルトとめねじ孔との位置決めの容易さを考慮して、前記貫通孔6とボルトとの間隙を大きめに設定することが望ましい。
なお、図12(c)の変形例に示すように、平板部10cの下部を折り曲げて形成した突出部に設けられた貫通孔6に取り付けボルト30を挿入する構成であっても良い。
図11(b)に示すように、前記平板部10cの背面には、第2の支持面5から突出する取り付けボルト40が挿入される被挿入部材41が取り付けられている。
前記被挿入部材41には、前記取り付けボルト40が挿入される凹部41aが形成され、この凹部41aは、蓋部材42によって一部が覆われることにより、幅d2を有する部分と、幅d3を有する部分とが形成されている(図11(b)参照)。すなわち、前記取り付けボルトの頭部の外径D3、軸部の最大径D4に対して、d2>D3>d3>D4 となるような相対寸法に設定されていて、前記取り付けボルト40を最大径D3の部分から挿入し、その後、上方へ相対移動させることにより、取り付けボルト40の頭部のD3の外径の部分が被挿入部材41の幅d3の部分に引っ掛かり、取り付けボルト40が凹部41aから抜け止めされるよう構成されている。
以上のように構成された電子機器の支持構造により電子機器を卓上あるいは壁に取り付ける工程について説明する。
机等の第1の支持面3に電子機器を置く場合、図7に示すように、第1の支持面3に沿って第1の支持体10の脚部10a、10bが延在し、かつ、筐体2の背面2aに平板部10cが接して側方から支持しているので、電子機器の筐体2を安定して第1の支持面3に載せることができる。
壁等の第2の支持面5に電子機器を支持させる場合、まず、図9に示すように、取り付けボルト40を第2の支持面5にねじ込んで固定する。次に、図10に示すように、第2の支持面5に沿って筐体2を配置する。ここで、まず、被挿入部材41の凹部41aの幅d2の部分(幅の広い部分)を取り付けボルト40の頭部に位置合わせして、凹部41aへ挿入し、その後、図11(a)に示すように、筐体2とともに被挿入部材41を下方へ移動させると、取り付けボルト40の頭部が凹部41aの幅d3の部分(幅の狭い部分)に配置され、取り付けボルト40の頭部が蓋部材42に引っ掛かり、抜ける方向への移動が規制される。
図11(a)に示す状態で、脚部10a側の開口部6aから取り付けボルト30を挿入し、さらに、内部の貫通孔6に取り付けボルト30を挿入する。さらに、図12(a)に示すように、前記開口部6aからドライバー等の工具Tを挿入して取り付けボルト30の頭部に回転を与えると、取り付けボルト30が第2の支持面5から壁等の内部へ食い込みながら挿入される。なお、工具Tの外径は、一般に取り付けボルト30の頭部とほぼ等しいか僅かに大きい外径であるから、開口部の内径W2は、取り付けに使用されることが予想される工具Tの外径に対しても隙間を持つことができる寸法であることが望ましい。
ここで、開口部6aが貫通孔6より大径とされているため、工具Tを貫通孔6の近くまで挿入して容易に取り付けボルト30を締め込むことができる。なお内径の大きな開口部6aを形成する深さは、脚部10a、10b、あるいは筐体2を構成するモールドや板金の強度、あるいは、取り付けボルト30の強度、さらにはねじ込みに使用される工具Tの操作性や強度を考慮して適宜選択される。なお開口部6aの幅W2を取り付けボルト30の頭部の径D1よりわずかに小さい程度に設定して、脚部10aの端面から取り付けボルト30の頭部が突出するような形態で取り付けても良い。
第1実施形態にあっては、電子機器を収容する筐体以外に格別な外付け部品の交換を伴うことなく、図7に示す自立状態、あるいは、図8に示す壁への取り付け状態で電子機器を設置することができる。また、図8に示す取り付け状態においては、取り付けボルト40を被挿入部材41に引っ掛ける操作によって電子機器の荷重を支持させた状態で、取り付けボルト30をねじ込む操作によって電子機器を壁に固定することができる。すなわち、壁に設けられた取り付けボルトのピッチに合わせて電子機器の位置を細かく調整しながら引っ掛ける操作をすることなく、電子機器を壁に取り付けることができる。
また第1の支持体10の脚部10bが筐体2の背面側へ突出しているので、筐体2(第1の支持体10の平板部10c)と壁(第2の支持面5)との間に隙間を確保し、この隙間を冷却風の通路として利用することができる。
図13、14は第2実施形態を示すものである。
第1の支持体10を構成する平板部10cには、この平板部10cを厚さ方向に貫通する通風口10dが形成されている。また前記平板部10cの下部は、一部が切り欠きされて、通風口10eが形成されている。
このように構成された電子機器の支持構造にあっては、図14に示すように、通風口10eから入った外気を平板部10cの内側へ導き、内側の筐体2の表面、あるいは、筐体2の背面に形成された通風口(図示略)を介して筐体2の内部から排出された温度の高い空気を第2の支持面5に沿って上方(図14に矢印で示す方向)へ導き、筐体2に内蔵された電子機器から発生した熱を外部へ放出することができる。
なお前記通風口10dは、筐体2の背面(横置き姿勢で上面となる面)に形成された通気口(図示略)に対応して配置されることが、放熱効率向上の面で望ましい。
変形例
上記実施形態の取り付けボルト30、40の全長を変更しても良い。具体的には、上側の取り付けボルト40は、壁(第2の支持面5)からネジの頭までの距離をとる必要があるため、長いネジを使用している。一方、下側の取り付けボルト30は、貫通孔6を通って被締結物を挟んで壁(第2の支持面5)へ固定することができる長さが確保できれば良いため、図12(b)に示す開口部6aの深さ(図中左右方向の長さ)を調整することによって、上側の取り付けボルト40と同じ長さにしても良い。また、被挿入部材41の高さを変更することにより、上側の取り付けボルト40の長さを短くして、下側の取り付けボルト30の長さと同じにしても良い。
このように、取り付けボルト30、40の長さを同じにし、あるいは、全体を短くすることにより、支持装置の生産コストを低減することができる。
上記実施形態では、装置を卓上設置するために第1の支持体10の脚部を張り出して一体化したが、筐体の厚み、あるいは筐体内部の電子機器の重量バランスにより(第1の支持体10寄り、すなわち下方に重心がある場合)、脚部が張り出す構造を省略しても良い。
具体的には、筐体の厚みが十分にあり、高さがそれほど高くない場合で、第1の支持体10の脚部10a、10bがなくとも自立する場合である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、電子機器を収容した筐体を卓上に置き、あるいは壁に取り付ける場合に利用することができる。
1 第1の支持体
1a 第1の面(下面)
2 筐体
2a 背面
2b 突起
3 第1の支持面
4 第2の支持体
4a 装置側部材
4b 支持面側部材
5 第2の支持面
6 貫通孔
6a 開口部
10 第1の支持体
10a 脚部
10b 脚部
10c 平板部
30 取り付けボルト
40 取り付けボルト
41 被挿入部材
41a 凹部
42 蓋部材

Claims (8)

  1. 長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられる第1の支持体と、
    前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体と、
    を有し、
    前記第1の支持体は、前記第2の支持面と交差する方向に向かう貫通孔を有し、
    前記第2の支持体は、前記第2の支持面から凹状または凸状に設けられた支持部材に支持され、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第1の面と直交し、前記第2の支持面と並行な第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記筐体の底部に前記筐体の第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記第1の支持面に沿って一の方向へ突出する一の脚部と、前記第1の支持面に沿って前記一の方向と反対方向へ突出する他の脚部とを有し、
    前記貫通孔は、前記一の脚部と他の脚部との両方を貫通して設けられた、
    電子機器の支持装置。
  2. 前記第1の支持体は、前記筐体の第2の面に重ねられる板状部と、
    この板状部から前記第2の面の外方へ突出して設けられた突起と、を有する請求項1に記載の電子機器の支持装置。
  3. 長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられる第1の支持体と、
    前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体と、
    を有し、
    前記第1の支持体は、前記第2の支持面と交差する方向に向かう貫通孔を有し、
    前記第2の支持体は、前記第2の支持面から凹状または凸状に設けられた支持部材に支持され、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第1の面と直交し、前記第2の支持面と並行な第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第2の面に重ねられる板状部と、
    この板状部の下部から前記第2の面の外方へ突出して設けられた一の突起と、を有し、
    前記板状部は、前記筐体の第2の面に接し、前記板状部の上端は、前記第2の面から該第2の面と交差する方向へ突出して設けられた他の突起から作用する前記筐体の重量を支持する、
    電子機器の支持装置。
  4. 前記第1の支持体は、前記筐体の底部に前記筐体の第2の面より外方まで延在して設けられた請求項3に記載の電子機器の支持装置。
  5. 前記板状部には、該板状部を貫通する空気流通孔が形成された請求項4に記載の電子機器の支持装置。
  6. 前記空気流通孔は、前記筐体の第2の面を貫通して設けられた通気孔に平面視で重なる位置に配置された
    請求項5に記載の電子機器の支持装置。
  7. 長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられた第1の支持体と、
    前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記筐体の第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体と、
    前記第2の支持体を支持すべく、前記第2の支持面と交差する方向に凹状または凸状に設けられた支持部材と、
    前記第1の支持体を記第2の支持面と交差する方向に貫通する貫通孔と、
    この貫通孔を貫通して前記第2の支持面に固定される貫通部材と、を有し、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第1の面と直交し、前記第2の支持面と並行な第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記筐体の底部に前記筐体の第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記第1の支持面に沿って一の方向へ突出する一の脚部と、前記第1の支持面に沿って前記一の方向と反対方向へ突出する他の脚部とを有し、
    前記貫通孔は、前記一の脚部と他の脚部との両方を貫通して設けられた、
    ことを特徴とする電子機器の支持構造。
  8. 長方体状をなし、内部に電子機器本体を収容する筐体における、該筐体を支持する第1の支持面に対向する第1の面に一体に設けられた第1の支持体と、
    前記第1の支持面と交差する方向に向く第2の支持面に対向して配置され、前記筐体の第1の面と直交する第2の面に設けられて該第2の面と交差する方向に凸状または凹状に形成された第2の支持体と、
    前記第2の支持体を支持すべく、前記第2の支持面と交差する方向に凹状または凸状に設けられた支持部材と、
    前記第1の支持体を記第2の支持面と交差する方向に貫通する貫通孔と、
    この貫通孔を貫通して前記第2の支持面に固定される貫通部材と、を有し、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第1の面と直交し、前記第2の支持面と並行な第2の面より外方まで延在して設けられ、
    前記第1の支持体は、前記筐体の第2の面に重ねられる板状部と、
    この板状部の下部から前記他の第2の面の外方へ突出して設けられた一の突起と、を有し、
    前記板状部は、前記筐体の第2の面に接し、前記板状部の上端は、前記第2の面から該第2の面と交差する方向へ突出して設けられた他の突起から作用する前記筐体の重量を支持する、
    電子機器の支持構造。
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