JP6668154B2 - 蒸留塔を備えた蒸留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸留塔を備えた蒸留装置に関し、より詳しくは蒸留塔と、蒸留塔の塔底部に貯留される貯留液を加熱するリボイラーと、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮昇温しリボイラーの加熱源とする圧縮装置を備えた省エネルギー型の蒸留装置に関するものである。
蒸留塔を備えた蒸留装置では、省エネルギー化を図るために、ヒートポンプとして機能する蒸気圧縮装置を設け、蒸留塔からの蒸気を圧縮昇温しリボイラーの加熱源とする構成の省エネルギー型の蒸留装置が知られている(以下の特許文献1参照)。
特開平5−237302号公報
上記従来例のような蒸留装置においては、リボイラーとして使用される蒸発器は1つであり、溶剤濃度が上昇すると、沸点が上昇してしまう。そのため、効率的に蒸留を行おうとすれば、蒸発器の伝熱面積を大きくする必要がある。蒸発器の伝熱面積を大きくすると、蒸発器の大型化を招くことになる。
そこで、溶剤濃度が上昇しても、蒸発器の大型化を抑制した蒸留装置が所望されていた。
本願発明は、上記課題に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、溶剤濃度が上昇しても、蒸発器の大型化を抑制することができる蒸留装置を提供することである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、蒸留塔と、蒸留塔の塔底部に貯留される貯留液を加熱蒸発させるリボイラーと、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮昇温しリボイラーの加熱源とする圧縮装置とを備え、前記リボイラーに供給された蒸気が熱交換されて生成された凝縮水を還流水として蒸留塔の塔頂部に戻すように構成された蒸留装置であって、前記リボイラーは、少なくとも、供給される貯留液を蒸発濃縮する一次濃縮部と、前記一次濃縮部で濃縮された貯留液を更に蒸発濃縮する二次濃縮部とを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、従来例のような1つのリボイラー(リボイラーが分割されていない構成)で濃縮された貯留液は高濃度(沸点が高い)となるのが、本発明では、一次濃縮部で濃縮された貯留液は低濃度(沸点が低い)であり、二次濃縮部で濃縮された貯留液は高濃度(沸点が高い)となる。そのため、本発明は、従来例に比べて、一次濃縮部では低濃度で処理することができ、処理する液の沸点が下がるため、リボイラーの有効伝熱温度差が大きくとれ、また伝熱係数も良くなるので、リボイラーの伝熱面積の大型化を抑制することができる。
また、低濃度の蒸発蒸気が蒸留塔に供給されることから、蒸留塔への蒸気中溶剤濃度が小さくなり、還流比を小さくできる。また、蒸留塔サイズを小さく見直すことも可能となる。なお、還流水は蒸留装置内で再度蒸発することになるため、蒸発負荷になる。そのため、従来例に比べて本発明では蒸発負荷を小さくでき、消費動力を小さくできる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の蒸留塔を備えた蒸留装置であって、前記圧縮装置は1つの圧縮機で構成されており、前記圧縮機で圧縮された蒸気を前記一次濃縮部及び二次濃縮部にそれぞれ導入するように構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の蒸留塔を備えた蒸留装置であって、前記リボイラーは1つの水平管式蒸発缶であって、この水平管式蒸発缶を仕切り板によって2分割し、この2分割された蒸発缶の各分割部分を前記一次濃縮部と前記二次濃縮部として構成し、前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部は、前記圧縮機で圧縮された蒸気が通過する伝熱管群と、前記貯留液を前記伝熱管群の外表面に向けて散布する散布器とを備え、前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部の一方の側面には、前記圧縮機で圧縮された蒸気が導入される入口側の共通ヘッダーが前記各伝熱管群の一方の端部を外囲して設けられており、前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部の他方の側面には、前記入口側の共通ヘッダーから導入された蒸気が前記伝熱管群を通過する際に伝熱管群の外表面に散布された貯留液と熱交換されて生成された凝縮液が貯留される出口側の共通ヘッダーが、前記各伝熱管群の他方の端部を外囲して設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、1つの蒸発缶を2分割する構成を用いることができ、2つの蒸発缶を用いる実施の形態1に比べて装置の小型化やコストの低減を図ることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の蒸留塔を備えた蒸留装置であって、前記圧縮装置は、少なくとも、前記蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮する一次圧縮機と、前記一次圧縮機で圧縮された蒸気を更に圧縮する二次圧縮機とを備え、前記二次圧縮機で圧縮された蒸気を前記二次濃縮部に導入すると共に、前記一次圧縮機で圧縮された蒸気を分岐して前記一次濃縮部に導入するように構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、二次濃縮部で加熱蒸発される貯留液は、一次濃縮部で加熱蒸発される貯留液よりも濃度が高く、このために沸点上昇が大きいことから、一次濃縮部に供給する蒸気の温度よりも、二次濃縮部に供給する蒸気の温度を高くする必要がある。そこで、二次濃縮部に供給される蒸気のみを二次圧縮機により更に圧縮して昇温することにより、一次濃縮部及び二次濃縮部の各貯留液濃度に応じた必要最小限のエネルギーで、それぞれ貯留液の蒸発濃縮を行うことができるので、省エネルギー化を図ることができる。
例えば、一次濃縮部で必要される蒸気量をW1、二次濃縮部で必要される蒸気量をW2とした場合、従来例のような1つのリボイラー(リボイラーが分割されていない構成)を使用する構成では、蒸気全量(W1+W2)を2段圧縮する必要がある。これに対して、本発明では2段圧縮する蒸気量はW2のみでよい。従って、本発明は従来例に比べて省エネルギー化を図ることができる。
請求項5記載の発明は、蒸留塔の塔底部に貯留される貯留液をリボイラーで加熱蒸発させる蒸発ステップと、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮装置で圧縮し、前記リボイラーに加熱源として供給する圧縮ステップと、前記リボイラーに供給された蒸気が熱交換されて生成された凝縮水を還流水として蒸留塔の塔頂部に戻す還流水供給ステップとを備えた蒸留方法であって、前記蒸発ステップは、少なくとも、供給される貯留液を蒸発濃縮する一次濃縮ステップと、前記一次濃縮ステップで濃縮された貯留液を更に蒸発濃縮する二次濃縮ステップとを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、リボイラーの伝熱面積を小さくでき、また、還流比を小さくできる。さらに、蒸留塔サイズを小さく見直すことも可能となる。
本発明によれば、溶剤濃度が上昇しても、蒸発器の伝熱面積のコンパクト化により蒸発器の大型化を抑制することができる。
実施の形態1に係る蒸留装置の全体構成図。 実施の形態2に係る蒸留装置の全体構成図。 実施の形態3に係る蒸留装置の全体構成図。 実施の形態4に係る蒸留装置の全体構成図。 実施の形態4に係る蒸留装置の第1蒸発缶10Aにおいて行われる高濃度発生蒸気と低濃度循環液との気液接触状態を示す模式図。 共通ヘッダーを備えた蒸発器を使用する蒸留装置の全体構成図。 共通ヘッダーを備えた蒸発器の斜視図。 共通ヘッダーを備えた蒸発器の正面図。 他の変形例に係る蒸留装置の全体構成図。 従来例に係る蒸留装置の全体構成図。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る蒸留装置の全体構成図である。本実施の形態1では、蒸留装置として、水より沸点が高い高沸点有機溶剤含有排水を蒸留処理し、回収液と処理水とに分離する用途に使用される蒸留装置を挙げて説明する。水より沸点が高い高沸点有機溶剤としては、例えば、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、エチレングリコールまたはジエチレングリコール、高沸点アルコール系洗浄剤(界面活性剤を含む)などが挙げられる。
蒸留装置1は、蒸留塔2と、蒸留塔2の塔底部に貯留される貯留液を加熱するリボイラー3と、蒸留塔2の塔頂部から供給される蒸気を圧縮昇温しリボイラー3の加熱源とするヒートポンプとしての圧縮装置Rとを備える。本実施の形態1では、圧縮装置Rは1つの蒸気圧縮機4で構成されている。蒸留塔2には、多段のものを用いてもよく、また、これに限定されず、多段でないものを用いてもよい。即ち、蒸留塔2には、棚段塔や充填塔を用いることができる。
ここで、本実施の形態1に係る蒸留装置1の特徴の概略を説明すれば、リボイラー3は、2分割され、第1蒸発缶(一次濃縮部に相当)10Aと第2蒸発缶(二次濃縮部に相当)10Bを備えると共に、第2蒸発缶10Bで蒸発濃縮される貯留液濃度が、第1蒸発缶10Aで蒸発濃縮される貯留液濃度よりも高くなるように構成されていることである。即ち、蒸発濃縮処理される貯留液の濃度差に応じて蒸発濃縮部の分担を分け、低濃度の場合は第1蒸発缶10Aが処理し、高濃度の場合は第2蒸発缶10Bが処理するように構成されている。具体的には、原液は、第1蒸発缶(一次濃縮部に相当)10Aに投入される。一方、第2蒸発缶(二次濃縮部に相当)10Bには、第1蒸発缶10Aで濃縮された液が投入される。
このようにリボイラー3を分割する構成によって、単一の場合(分割しない従来例に相当)に比べて沸点が下がる分だけ有効伝熱温度差が大きくとれ、また伝熱効率も良くなるので、リボイラー(蒸発器)の伝熱面積を小さくでき、伝熱面積のコンパクト化を図ることができる。
以下、上記の特徴的構成を含めて、蒸留装置1の具体的構成を説明する。
第1蒸発缶10Aと第2蒸発缶10Bは、いずれも水平管型蒸発缶であって同様の構成からなり、散布器11A,11B、及び間接式加熱器12A,12Bを備えている。なお、第1蒸発缶10Aと第2蒸発缶10Bは、水平管型に限らず、例えば薄膜流下(縦チューブ)式等の蒸発缶を用いてもよい。
間接式加熱器12A,12Bは、1または複数の水平伝熱管からなる伝熱管群13A,13Bと、左右一対のヘッダー14A,15A;14B,15Bを備えている。また、蒸発缶10A,10Bの底部は処理液が貯留される貯留部となっている。なお、原液は原液供給管22を通って第1蒸発缶10Aの底部に供給される。
第1蒸発缶10Aは、原液又は濃縮液の循環流路h1(管70と管71で構成)を有する。循環流路h1には、循環ポンプP1及び散布器11Aが配置されている。循環ポンプP1は、蒸留塔2の塔底部に接続されている。循環ポンプP1は、管70を通して、蒸留塔2の塔底部に貯留する原液(原液が濃縮された濃縮液を含む)を散布器11Aに移送することができるように形成されている。散布器11Aは、原液(原液が濃縮された濃縮液を含む)を伝熱管群13Aの上方から伝熱管群13Aに向けて散布するように形成されている。また、第1蒸発缶10Aの底部は蒸留塔2の塔底部に管71を介して接続されており、貯留液は第1蒸発缶10Aの底部を介して蒸留塔2の塔底部に戻され、貯留室44に貯留されるようになっている。また、第1蒸発缶10Aの上部は管72を介して蒸留塔2の塔底部に接続されており、伝熱管群13Aの外側で薄膜蒸発した蒸気が蒸留塔2の塔底部に供給されるようになっている。なお、管70は途中で分岐した分岐管73を有しており、蒸留塔2の塔底部から原液が濃縮された濃縮液を、分岐管73を通して第2蒸発缶10Bの底部に供給できるようになっている。
また、加熱器12Aにおけるヘッダー14Aの底部は、管74を介して蒸留塔2の上部に設けられている散布器20に接続されている。管74にはポンプP2が配置されており、ポンプP2の駆動によりヘッダー14A内に貯留されている凝縮水は還流水として散布器20から散布されるようになっている。管74は途中で分岐した分岐管75を有しており、ヘッダー14A内に貯留されている凝縮水の一部は分岐管75を介して外部に排出されるようになっている。
また、第2蒸発缶10Bは、原液又は濃縮液の循環流路h2を有する。循環流路h2には、循環ポンプP3及び散布器11Bが配置されている。循環ポンプP3は、第2蒸発缶10Bの底部に接続されている。循環ポンプP3は、循環流路h2を通して、第2蒸発缶10Bの底部に貯留する貯留液(原液が濃縮された濃縮液)を散布器11Bに移送することができるように形成されている。散布器11Bは、貯留液(原液が濃縮された濃縮液)を伝熱管群13Bの上方から伝熱管群13Bに向けて散布するように形成されている。また、第2蒸発缶10Bの上部は管76を介して蒸留塔2の塔底部に接続されており、伝熱管群13Bの外側で薄膜蒸発した蒸気が蒸留塔2の塔底部に供給されるようになっている。
なお、ヘッダー14Bの底部は管77を介してヘッダー15Aの底部と接続されており、ヘッダー14B内に貯留されている凝縮水は、ヘッダー15A、伝熱管群13Aを通って、ヘッダー14Aに供給されて貯留されるようになっている。また、循環流路h2は途中で分岐した分岐管78を有しており、循環ポンプP3は、原液が濃縮された濃縮液の一部を回収して、分岐管78を通して、回収液として系外に排出することができるようになっている。
蒸留塔2の塔頂部は管79を介して蒸気圧縮機4の入口側に接続され、蒸気圧縮機4の出口側は管80を介して加熱器12Aのヘッダー15Aに接続されている。管80は途中で分岐した分岐管81を備えており、蒸気圧縮機4の出口側は、分岐管31によって加熱器12Bのヘッダー15Bにも接続されている。ここで、蒸気圧縮機4はターボ形蒸気圧縮機、ルーツ形蒸気圧縮機、あるいはその他の蒸気圧縮機のいずれであってもよい。
次いで、上記構成の蒸留装置1の処理動作について説明する。循環ポンプP1の駆動により、塔底部の貯留室44に貯留される循環液(原液及び濃縮水を含む)は管70を通って散布器11Aに供給され、散布器11Aから伝熱管群13Aに向かって散布される。散布器11Aにて散布された循環液は、伝熱管群13Aの表面で薄膜蒸発し、蒸気が発生する。この蒸気は蒸留塔2の塔底部に供給され、蒸留塔2内を上昇する。
一方、ヘッダー14A内に貯留されている凝縮水は、ポンプP2の駆動により還流水として散布器20から散布され、蒸留塔2内を流下する。そして、蒸留塔2内部の各段において、蒸留塔2内を上昇する蒸気と蒸留塔2内を流下する処理水(凝縮水)とが気液接触することにより、沸点の異なった成分が分離し、塔底部には高沸点成分の濃縮された液が流下し貯留室44に貯留され、塔頂部からは殆どが低沸点成分から成る蒸気が取り出される。
塔頂部から取り出された蒸気は蒸気圧縮機4に導かれる。蒸気圧縮機4では、供給された蒸気を圧縮昇温し、リボイラー3の熱源とする。即ち、蒸気圧縮機4に導かれた蒸気は、蒸気圧縮機4にて断熱圧縮されて温度及び圧力が上昇した後にヘッダー15A,15Bに送られる。
ヘッダー15Aに進入した蒸気は、伝熱管群13Aの内側に導かれ、伝熱管群13Aの外側に散布された循環液を薄膜蒸発させる。薄膜蒸発により発生した蒸気は再び蒸留塔2の塔底部に供給され蒸留塔2内を上昇し、塔頂部から蒸留塔2内を下降する処理水(凝縮水)と気液接触が行われ、この結果、下降液中の高沸点成分濃度は増加し、上昇蒸気中の高沸点成分濃度は減少する。一方、薄膜蒸発しなかった残余の循環液は、第1蒸発缶10Aの底部から管71を介して蒸留塔2の塔底部に供給され、塔底部の貯留室44に貯留される。そして、このような一連の処理が繰り返し行われることにより、循環液は濃縮され、この濃縮された濃縮液を、分岐管73を通して第2蒸発缶10Bの底部に供給される。
第2蒸発缶10Bでは、循環ポンプP3の駆動により、第2蒸発缶10Bの底部に貯留する循環液(原液が濃縮された濃縮液)を、循環流路h2を通して散布器11Bに供給され、散布器11Bから伝熱管群13Bに向かって散布される。一方、蒸気圧縮機4で圧縮された蒸気は、ヘッダー15Bに進入し、伝熱管群13Bの内側に導かれる。これにより、散布器11Bにて散布された循環液は、伝熱管群13Bの表面で薄膜蒸発し、蒸気が発生する。この蒸気は蒸留塔2の塔底部に供給され、蒸留塔2内を上昇する。一方、薄膜蒸発しなかった残余の循環液は、再び循環流路h2を通って散布器11Bから散布され、薄膜蒸発により蒸気を発生させる。このような一連の処理が繰り返し行われることにより、循環液は濃縮され、管78から回収液(濃縮液)として系外に排出される。
なお、一方、ヘッダー14B内に貯留されている凝縮水は、管77、ヘッダー15Aを通ってヘッダー14Aに導かれ、ポンプP2の駆動により還流水として散布器20から散布され、蒸留塔2内を流下する。
このようにして、本実施の形態では、第1蒸発缶10Aで濃縮された貯留液は低濃度(沸点が低い)であり、第2蒸発缶10Bで濃縮された貯留液は高濃度(沸点が高い)となる。そのため、本実施の形態は、従来例に比べて、第1蒸発缶(一次濃縮部に相当)10Aでは低濃度で処理することができ、処理する液の沸点が下がるため、リボイラーの有効伝熱温度差が大きくとれ、また伝熱係数も良くなるので、リボイラーの伝熱面積の大型化を抑制することができる。
また、低濃度の蒸発蒸気が蒸留塔2に供給されることから、還流比を小さくできる。なお、還流水は蒸留装置内で再度蒸発することになるため、蒸発負荷になる。そのため、蒸発負荷を小さくでき、消費動力を小さくできる。
(実施の形態2)
図2は実施の形態2に係る蒸留装置の全体構成図である。上記実施の形態1では、圧縮装置は1つの圧縮機4で構成されており、圧縮機4で圧縮された蒸気を第1蒸発缶10A及び第2蒸発缶10Bにそれぞれ導入するように構成されていたが、本実施の形態では、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮する一次圧縮機4Aと、一次圧縮機4Aで圧縮された蒸気を更に圧縮する二次圧縮機4Bとを備え、二次圧縮機4Bで圧縮された蒸気を分岐して管40Bを介して第2蒸発缶10Bに導入すると共に、一次圧縮機4Aで圧縮された蒸気を分岐して管40Aを介して第1蒸発缶10Aに導入するように構成されている。
本実施の形態2に係る蒸留装置の動作は、一次圧縮機4Aで圧縮された蒸気を二次圧縮機4Bで更に圧縮し、この圧縮蒸気を第2蒸発缶10Bに導入するようにすることを除いては、上記実施の形態1に係る蒸留装置の動作と同様である。
上記の如く、第2蒸発缶10Bに供給される蒸気のみを二次圧縮機4Bにより更に圧縮して昇温することにより、第1蒸発缶10A及び第2蒸発缶10Bの各貯留液濃度に応じた必要最小限の熱量で、それぞれ貯留液の蒸発濃縮を行うことができるので、消費動力が低減され、省エネルギー化を達成することができる。
例えば、第1蒸発缶10Aで必要される蒸気量をW1、第2蒸発缶10Bで必要される蒸気量をW2とした場合、従来例のような1つのリボイラー(リボイラーが分割されていない構成)を使用する構成では、蒸気全量(W1+W2)を2段圧縮する必要がある。これに対して、実施の形態では2段圧縮する蒸気量はW2のみでよい。従って、本発明は従来例に比べて省エネルギー化を図ることができる。
(実施の形態3)
図3は実施の形態3に係る蒸留装置の全体構成図である。本実施の形態3では、リボイラーは3分割され、第1蒸発缶10A、第2蒸発缶10B、及び第3蒸発缶10Cを備える。更に、蒸留塔2の塔頂部から供給される蒸気を圧縮する一次圧縮機4Aと、一次圧縮機4Aで圧縮された蒸気を更に圧縮する二次圧縮機4Bと、二次圧縮機4Bで圧縮された蒸気を更に圧縮する三次圧縮機4Cとを備え、三次圧縮機4Cで圧縮された蒸気を管40Cを介して第3蒸発缶10Cに導入すると共に、二次圧縮機4Bで圧縮された蒸気を分岐して管40Bを介して第2蒸発缶10Bに導入し、一次圧縮機4Aで圧縮された蒸気を分岐して管40Aを介して第1蒸発缶10Aに導入するように構成されている。なお、第2蒸発缶10Bの周辺の配管状態は、実施の形態1における第2蒸発缶10Bの周辺の配管状態と基本的には同様である。
リボイラーを2分割する構成の場合における貯留液の沸点が更に上昇するような場合は、本実施の形態のようにリボイラーを3分割又はそれ以上に分割する構成とすることにより、省エネルギー化が達成される。
(実施の形態4)
図4は実施の形態4に係る蒸留装置の全体構成図である。上記実施の形態1、2では、第2蒸発缶10Bにおける伝熱管群13Bの外側で薄膜蒸発した蒸気は蒸留塔2の塔底部に供給されるようになっていたが、本実施の形態4では管82を介して第1蒸発缶10Aの底部に供給するように構成されている。このような構成により、第1蒸発缶10Aにおいて、図5に示すように、底部に供給される高濃度発生蒸気Eと、散布器11Aから散布される低濃度循環液Fとが気液接触して、低濃度循環液Fが蒸発して低濃度発生蒸気が生成され蒸発濃縮が行われる。管72からは、低濃度発生蒸気と気液接触後の高濃度発生蒸気とが流出し、蒸留塔2の塔底部に供給されるようになっている。このように本実施の形態4では、第2蒸発缶10Bで生成された高濃度発生蒸気を、第1蒸発缶10Aにおいて低濃度循環液Fと気液接触させることにより、高濃度発生蒸気中の溶剤濃度を低下させ蒸留塔への蒸気中溶剤濃度を低くすることができる。
なお、このような構成は、リボイラーを3以上に分割した3以上の蒸発缶を備えた蒸留装置にも適用できる。
(その他の事項)
(1)上記実施の形態1では、2つの蒸発缶を備えていたが、実施の形態2,3に則した3以上の蒸発缶で構成してもよい。
(2)上記実施の形態1では、蒸発缶10A,10Bは左右一対のヘッダー14A,15A;14B,15Bを備えていたが、図6〜図8に示すように共通ヘッダー14,15を備えた構成であってもよい。ここで、図6は共通ヘッダーを備えた蒸発器を使用する蒸留装置の全体構成図、図7は共通ヘッダーを備えた蒸発器の斜視図、図8は共通ヘッダーを備えた蒸発器の正面図である。なお、図6は図7の矢印Aの方向から見た蒸発器を模式的に描いている。一方、図1は、図7の矢印Bの方向から見た蒸発器を模式的に描いている。即ち、図6と図1のいずれにも、蒸発器(蒸発缶)が模式的に描かれているが、図解の容易化を図るため、それぞれの図面において蒸発器の見る方向を代えて描いている。また、図8においては蒸発器に関する配管は省略して描いている。以下、図6〜図8を参照して概略を説明する。蒸発器(蒸発缶)100は仕切り板101によって低濃度蒸発部102A(一次濃縮部、第1蒸発缶10Aに相当)と高濃度蒸発部102B(二次濃縮部、第2蒸発缶10Bに相当)とに2分割されている。低濃度蒸発部102Aと高濃度蒸発部102Bの一方の側面には共通ヘッダー14が設けられ、低濃度蒸発部102Aと高濃度蒸発部102Bの他方の側面には共通ヘッダー15が設けられている。共通ヘッダー14は、加熱蒸気が供給される入口側の共通ヘッダーであり、共通ヘッダー15は、加熱蒸気が伝熱管群を通過する際に伝熱管群の外側に散布された循環液と熱交換されて生成された凝縮液が貯留される出口側の共通ヘッダーである。なお、図6、図7において80Aは圧縮機4からの加熱蒸気を共通ヘッダー14に導く管であり、図1の管80,81に代えて用いられている。
このように、図6〜図8に示す蒸留装置では、1つの蒸発器を2分割する構成を用いることができ、2つの蒸発器を用いる実施の形態1に比べて装置の小型化やコストの低減を図ることができる。
なお、1つの蒸発器を2分割すると共に、ヘッダーも2分割するように構成すれば、実施の形態2のような一次圧縮機4Aと二次圧縮機4Bを使用し、蒸発缶10Aには一次圧縮機4Aからの圧縮蒸気を、蒸発缶10Bには二次圧縮機4Bからの圧縮蒸気(一次圧縮機4Aからの圧縮蒸気を更に圧縮した蒸気)を供給する構成の蒸留装置にも適用することが可能である。
(3)上記実施の形態2では、圧縮装置を2つの圧縮機4A,4Bで構成すると共に、それら2つの圧縮機4A,4Bを直列接続するように構成したけれども、図9に示すように2つの圧縮機4D,4Eを並列接続するように構成してもよい。図9を参照して概略を説明すると、蒸留塔2の塔頂部は圧縮機4Dを介して第1蒸発缶10Aに接続されており、蒸留塔2の塔頂部は圧縮機4Eを介して第2蒸発缶10Bに接続されている。このような構成により、蒸留塔2の塔頂部から取り出された蒸気は、圧縮機4D,4Eにそれぞれ個別に供給され、圧縮機4D,4Eで圧縮昇温される。そして、圧縮機4Dからの加熱蒸気は第1蒸発缶10Aに供給され、圧縮機4Eからの加熱蒸気は第2蒸発缶10Bに供給される。このように、直列接続の場合には2段圧縮が行われるが、並列接続の場合は1段圧縮のみであるので、直列接続の場合に比べて並列接続の場合の方が消費動力は大きいという欠点は存在する。しかし、並列接続の場合であっても、少なくともリボイラーは分割されているので、リボイラーが分割されていない従来例に比べれば、省エネルギー化が図れるという利点を有している。
(4)上記実施の形態1−4では、原液は低濃度リボイラーに投入されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、蒸留塔の塔底部、蒸留塔の塔中段部、及び蒸留塔の塔頂部のいずれかに供給するようにしてもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
本願発明者は、図10に示すリボイラーが分割されていない通常の蒸留装置(以下、従来例蒸留装置Yと称する)と、リボイラーが2分割された実施の形態2の蒸留装置(以下、本発明蒸留装置Xと称する)とについて、以下の条件下で還流比、蒸発缶の伝熱面積、圧縮機の消費動力を算出したので、その結果を表1に示す。
なお、従来例蒸留装置Yの概要を、図10を参照して説明する。従来例蒸留装置Yは、多段の蒸留塔2と、リボイラー3と、ヒートポンプとしての圧縮装置Rとを備える。リボイラー3は1つの蒸発缶10で構成されている。圧縮装置Rは2つの圧縮機4で構成されている。その他の構成で実施の形態2の蒸留装置に対応する部分は同一の参照符号を付す。
[条件]
蒸発缶10で加熱蒸発される貯留液の濃度: 60wt%
蒸発缶10Aで加熱蒸発される貯留液の濃度: 30wt%
蒸発缶10Bで加熱蒸発される貯留液の濃度: 60wt%
MNPを含有する原液量: 8500kg/hr
原液のMNP濃度: 16wt%
濃縮液量: 2267kg/hr
濃縮液のMNP濃度: 60wt%
凝縮水量: 6233kg/hr
凝縮水のMNP濃度: 100ppm以下
Figure 0006668154
上記表1において、従来例蒸留装置Yの還流比をA1、従来例蒸留装置Yの伝熱面積をA2(m)、従来例蒸留装置Yの圧縮機の消費動力をA3(kW)とした場合に対する、本発明蒸留装置Xの還流比、本発明蒸留装置Xの伝熱面積(具体的には、蒸発缶10Aの伝熱面積と蒸発缶10Bの伝熱面積の総和)、本発明蒸留装置Xの圧縮機の消費動力(具体的には、圧縮機4Aにおける消費動力と圧縮機4Bにおける消費動力の総和)を示している。
(算出結果の検討)
表1より、従来例蒸留装置Yの還流比に対する本発明蒸留装置Xの還流比は、0.703であり、従来例蒸留装置Yの伝熱面積に対する本発明蒸留装置Xの伝熱面積は、0.628であり、従来例蒸留装置Yの消費動力に対する本発明蒸留装置Xの消費動力は、0.713である。このことから、従来例蒸留装置Yよりも本発明蒸留装置Xの方が、還流比、蒸発缶の伝熱面積、及び圧縮機の消費動力のいずれもが小さくなっていることが認められる。
本発明は、蒸留塔の塔頂部からの蒸気を、蒸気圧縮機を使用してリボイラーの加熱源に再利用する省エネルギー型の蒸留装置に適用することが可能である。
1:蒸留装置 2:蒸留塔
3:リボイラー(水平管式熱交換器) 4:圧縮機
4A:一次圧縮機 4B:二次圧縮機
10A:第1蒸発缶 10B:第2蒸発缶

Claims (5)

  1. 蒸留塔と、蒸留塔の塔底部に貯留される貯留液を加熱蒸発させるリボイラーと、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮昇温しリボイラーの加熱源とする圧縮装置とを備え、前記リボイラーに供給された蒸気が熱交換されて生成された凝縮水を、還流水として蒸留塔の塔頂部に戻すように構成された蒸留装置であって、
    前記リボイラーは、少なくとも、供給される貯留液を蒸発濃縮する一次濃縮部と、前記一次濃縮部で濃縮された貯留液を更に蒸発濃縮する二次濃縮部とを備えていることを特徴とする蒸留塔を備えた蒸留装置。
  2. 前記圧縮装置は1つの圧縮機で構成されており、前記圧縮機で圧縮された蒸気を前記一次濃縮部及び二次濃縮部にそれぞれ導入するように構成された請求項1記載の蒸留塔を備えた蒸留装置。
  3. 前記リボイラーは1つの水平管式蒸発缶であって、この水平管式蒸発缶を仕切り板によって2分割し、この2分割された蒸発缶の各分割部分を前記一次濃縮部と前記二次濃縮部として構成し、
    前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部は、前記圧縮機で圧縮された蒸気が通過する伝熱管群と、前記貯留液を前記伝熱管群の外表面に向けて散布する散布器とを備え、
    前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部の一方の側面には、前記圧縮機で圧縮された蒸気が導入される入口側の共通ヘッダーが前記各伝熱管群の一方の端部を外囲して設けられており、前記一次濃縮部及び前記二次濃縮部の他方の側面には、前記入口側の共通ヘッダーから導入された蒸気が前記伝熱管群を通過する際に伝熱管群の外表面に散布された貯留液と熱交換されて生成された凝縮液が貯留される出口側の共通ヘッダーが、前記各伝熱管群の他方の端部を外囲して設けられている請求項2記載の蒸留塔を備えた蒸留装置。
  4. 前記圧縮装置は、少なくとも、前記蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮する一次圧縮機と、前記一次圧縮機で圧縮された蒸気を更に圧縮する二次圧縮機とを備え、
    前記二次圧縮機で圧縮された蒸気を前記二次濃縮部に導入すると共に、前記一次圧縮機で圧縮された蒸気を分岐して前記一次濃縮部に導入するように構成されている請求項1記載の蒸留塔を備えた蒸留装置。
  5. 蒸留塔の塔底部に貯留される貯留液をリボイラーで加熱蒸発させる蒸発ステップと、蒸留塔の塔頂部から供給される蒸気を圧縮装置で圧縮し、前記リボイラーに加熱源として供給する圧縮ステップと、前記リボイラーに供給された蒸気が熱交換されて生成された凝縮水を還流水として蒸留塔の塔頂部に戻す還流水供給ステップとを備えた蒸留方法であって、
    前記蒸発ステップは、少なくとも、供給される貯留液を蒸発濃縮する一次濃縮ステップと、前記一次濃縮ステップで濃縮された貯留液を更に蒸発濃縮する二次濃縮ステップとを備えていることを特徴とする蒸留方法。
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