JP6666156B2 - 便座装置 - Google Patents

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本発明は、便座装置に関する。
便器の本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような便蓋は、本体部に設けられた一対の軸部に係止されており、便座を露出させる起立姿勢で軸部に着脱可能に構成されている。
特開2007−111189号公報
しかしながら、便蓋を本体部に着脱する際に、便蓋を起立姿勢としなければならないため、使用者が便器の前方から手を伸ばして便蓋を把持しなければならず、本体部への便蓋の着脱に手間がかかっている。また、便蓋を一対の軸部に対して順番に着脱しなければならないため、本体部への便蓋の着脱に手間がかかっている。
そこで、本発明は、便蓋を本体部に容易に着脱することができる便座装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る便座装置は、本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、前記本体部に設けられて軸線方向が水平方向であるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出し前記便蓋を係止可能な軸部と、前記便蓋に取り付けられて前記軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替え可能なロック機構と、を有し、前記便蓋には、前記軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記軸部に係止される軸部挿入凹部と、前記便蓋が前記便座を覆う横臥姿勢となると前記軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な溝部と、が形成され、前記ロック機構は、前記横臥姿勢の前記便蓋に対して前後方向にスライドすることで前記軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替えることを特徴とする。
本発明では、便蓋には、便蓋が便座を覆う横臥姿勢となると軸部挿入凹部から便蓋の下方に達するように延在する溝部が形成されていることにより、軸部挿入凹部に軸部の先端部分が挿入された横臥姿勢の便蓋を上側に移動させると、軸部の先端部分が溝部に入り込んで溝部の下端部から外れるようにして便蓋を軸部から外すことができる。このため、便蓋を起立姿勢とせず横臥姿勢もしくは横臥姿勢からやや傾けた姿勢のままで本体部から取り外すことができ、便蓋を本体部から容易に外すことができる。
また、便蓋を本体部に取り付けるには、横臥姿勢の便蓋を本体部に上側から近づけて、軸部を溝部に入り込ませるようにして更に便蓋を下方に移動させると、軸部が軸部挿入凹部に入り込んで便蓋を軸部に取り付けることができる。このため、便蓋を起立姿勢とせず横臥姿勢または横臥姿勢からやや傾けた姿勢のままで本体部に取り付けることができ、便蓋を本体部に容易に取り付けることができる。
本発明では、本体部とは、便鉢が形成された便器本体や、便器本体の上に設けられて局部洗浄装置、脱臭装置などの各種機能装置や各種機能部品、これらの各種機能装置や各種機能部品の駆動を制御する制御部、各種機能装置や各種機能部品および制御部に電力を供給するための電力部などがケースに収容された機能部などを含むものとする。
また、本発明に係る便座装置では、本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、前記本体部にそれぞれ設けられて軸線方向が水平方向で同軸あるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出し前記便蓋を係止可能な一対の軸部と、前記便蓋に取り付けられて前記一対の軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替え可能なロック機構と、を有し、前記一対の軸部のうちの一方の第1軸部は、前記本体部から前記軸線方向の一方側に突出し、前記一対の軸部のうちの他方の第2軸部は、前記本体部から前記軸線方向の他方側に突出していて、前記便蓋には、前記第1軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記第1軸部に係止される第1軸部挿入凹部と、前記第2軸部の先端部分を前記上下方向から挿入すると前記便蓋が前記第2軸部に係止される第2軸部挿入凹部と、前記便蓋が所定の姿勢となると前記第1軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記第1軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な第1溝部と、前記便蓋が前記所定の姿勢となると前記第2軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在前記第2軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な第2溝部と、が形成され、前記ロック機構は、前記便座を覆う横臥姿勢の前記便蓋に対して前後方向にスライドすることで前記一対の軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替えることを特徴とする。
本発明では、便蓋には、便蓋が所定の姿勢となると第1軸部挿入凹部から便蓋の下方に達するように延在する第1溝部と、第2軸部挿入凹部から便蓋の下方に達するように延在する第2溝部と、が形成されている。これにより、第1軸部挿入凹部に第1軸部の先端部分が挿入され、第2軸部挿入凹部に第2軸部の先端部分が挿入された所定の姿勢の便蓋を上側に移動させると、第1軸部が第1溝部に入り込んで第1溝部の下端部から外れ、第2軸部が第2溝部に入り込んで第2溝部の下端部から外れるようにして便蓋を軸部から取り外すことができる。このため、便蓋を第1軸部および第2軸部から同時に取り外すことができ、便蓋を本体部から容易に取り外すことができる。
また、便蓋を本体部に取り付けるには、所定の姿勢の便蓋を本体部に上側から近づけて、第1軸部を第1溝部に入り込ませ、第2軸部を第2溝部に入り込ませて、更に便蓋を下方に移動させると、第1軸部が第1軸部挿入凹部に入り込み、第2軸部が第2軸部挿入凹部に入り込んで便蓋を第1軸部および第2軸部に取り付けることができる。このため、便蓋を第1軸部および第2軸部に同時に取り付けることができ、便蓋を本体部に容易に取り付けることができる。
また、従来の便座装置には、便蓋を本体部から取り外す場合には、まず便蓋を上側へ移動させて第1軸部および第2軸部のいずれか一方の軸部から外し、その後に便蓋を軸線方向に移動させて他方の軸部から外し、便蓋を本体部に取り付ける場合は、まず便蓋を取り付け位置近傍において起立姿勢とし、便蓋を軸線方向に移動させて他方の軸部に取付け、その後に便蓋を下方に移動させて一方の軸部に取り付ける構成のものがある。
このような便座装置の場合、便蓋を本体部へ着脱する際に、便蓋が一方の軸部には取り付けられておらず他方の軸部には取り付けられた状態となると、一方の軸部に取り付けられる側が他方の軸部に取り付けられる側よりも高い位置に配置された傾いた姿勢となる。このため、便蓋と一対の軸部それぞれとの間に便蓋が傾いた際のクリアランスを設ける必要がある。
これにより、便蓋は、一対の軸部に取り付けられると、上記のクリアランスによって本体部に対してがたついてしまうことがある。
これに対し、本発明では、便蓋を一対の軸部に対して同じ方向から同時に着脱できるため、便蓋と一対の軸部それぞれとの間にクリアランスを設ける必要がなく、便蓋が本体部および便座に対してがたつくことを防止できる。
また、本発明に係る便座装置では、前記ロック機構は、前記便蓋に複数の個所で係止されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、ロック機構が便蓋に確実に係止され、ロック機構をスライドさせた際に便蓋から外れたり位置ずれしたりすることを防止できる。
また、本発明に係る便座装置は、本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、前記本体部に設けられて軸線方向が水平方向であるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出する軸部を有し、前記便蓋には、前記軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記軸部に係止される軸部挿入凹部と、前記便蓋が前記便座を覆う横臥姿勢となると前記軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な溝部と、が形成され、前記便蓋は、前記便座を覆う便蓋本体と、前記軸線方向に互いに間隔をあけて配置されるとともにそれぞれ前記便蓋本体から突出する一対の突出部と、を有し、前記一対の突出部の少なくとも一方に前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されていて、前記一対の突出部の間には、前記本体部の一部が配置され、前記一対の突出部は、それぞれの互いに離間する側の側面が基端側から先端側に向かって互いに近づくように延びていて、前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されている前記突出部は、前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されている部分の側面およびこの部分よりも先端側の側面が、基端側から先端側に向かって他方の突出部に近づくように延びていることを特徴とする
このような構成とすることにより、軸線挿入凹部、溝部および軸部の先端部分が突出部の内側に配置されて露出が少ないため、これらが汚れることが抑制され清掃性を向上させることができる。
本発明によれば、便蓋を機能部または便座に対して容易に着脱することができる。
本発明の実施形態による便器の一例を示す斜視図である。 図1の上面図である。 便座および便蓋を省略した便器を示す斜視図である。 図3の上面図である。 便座の上面図である。 便座を左側から見た図である。 便座を右側から見た図である。 便蓋の上面図である。 図8のA−A線断面図である。 第1便蓋突出部の斜視図である。 図8のB−B線断面図である。 第2便蓋突出部の斜視図である。 便蓋を裏側から見た図である。 第1ロック機構が取り付けられた第1便蓋突出部の斜視図である。 第2ロック機構が取り付けられた第21便蓋突出部の斜視図である。 図14のカバー部を省略した図である。 第1ロック機構の斜視図である。 他の方向から見た第1ロック機構の斜視図である。 後側にスライドした第1ロック機構を説明する図でカバー部を省略した図である。 前側にスライドした第1ロック機構を説明する図でカバー部を省略した図である。 後側にスライドした第2ロック機構を説明する図でカバー部を省略した図である。 前側にスライドした第2ロック機構を説明する図でカバー部を省略した図である。
以下、本発明の実施形態による便座装置について、図1乃至図22に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による便器1は、水洗式大便器で、トイレ空間11の床面12に設置され下方に延びる排水配管(不図示)に接続された便器本体(本体部)2と、便器本体2に取り付けられた便座装置10と、を有している。便座装置10は、機能部3と、機能部3に支持された一対の軸部32,33と、一対の軸部32,33に取り付けられた便座4および便蓋5と、一対の軸部32,33による便蓋5の係止および係止解除をそれぞれ切り替える一対のロック機構6,7と、を有している。
機能部3とは、局部洗浄装置、脱臭装置などの各種機能装置や各種機能部品(不図示)、これらの各種機能装置や各種機能部品の駆動を制御する制御部(不図示)、各種機能装置や各種機能部品および制御部に電力を供給するための電力部(不図示)などと、これらを収容するケース31とを示している。
ここで、便器1の機能部3が設けられている側を前後方向の後側とし、便座4が設けられている側を前後方向の前側とする。またこの前後方向に直交する水平方向を左右方向とする。
また、便座4および便蓋5が便器本体2にかぶさるように横臥した姿勢を横臥姿勢(図1および図2参照)とし、便器本体2の上側で起立した姿勢を起立姿勢(不図示)とする。
なお、便座4および便蓋5の横臥姿勢とは、便座4および便蓋5が図1および図2に示すように完全に倒された状態のみではなく、完全に倒された状態から前端部側を少し上側にあげて少し起立した状態についても含むものとする。
図3および図4に示すように、機能部3は、ケース31の左右方向の両側からそれぞれ突出する一対の軸部32,33を有している。一対の軸部32,33のうちの左側に配置された軸部32を第1軸部32とし、右側に配置された軸部33を第2軸部33とする。
第1軸部32および第2軸部33は、同軸に配置され、それぞれ機能部3のケース31内に設けられたモータ34,35と接続されている。第1軸部32および第2軸部33の軸線36は、左右方向に延在していて、軸線方向が左右方向となっている。
第1軸部32と第2軸部33とは、それぞれ個別に軸線回りに回動するように制御されている。
図5乃至図7に示すように、便座4は、使用者が着座する便座本体41と、互いに左右方向に間隔をあけて配置され横臥状態の便座本体41から後方に突出する一対の便座突出部42,43と、を有している。一対の便座突出部42,43のうち左側に配置された便座突出部42を第1便座突出部42とし、右側に配置された便座突出部43を第2便座突出部43とする。
第1便座突出部42と第2便座突出部43との間には、便座4が横臥状態となると機能部3の前部側が入り込むよう構成されている。
第1便座突出部42には、左右方向に貫通し第1軸部32が挿通される第1貫通孔42aが形成されている。第1貫通孔42aに挿通された第1軸部32は、第1貫通孔42aの内部で軸線回りに回転可能に構成されている。このため、便座4は、第1軸部32が軸線回りに回動しても、第1軸部32とともに回動しないように構成されている。
第2便座突出部43には、左右方向に貫通し第2軸部33が挿通される第2貫通孔43aが形成されている。第2貫通孔43aに挿通された第2軸部33は、第2貫通孔43aに嵌合していて、便座4とは軸線回りの相対回転不可能に構成されている。このため、便座4は、第2軸部33が軸線回りに回動すると、第2軸部33とともに回動するように構成されている。
これにより、便座4は、第2軸部33が回動することによって、横臥姿勢と起立姿勢とが切り替えられるように構成されている。
図1、図2および図8に示すように、便蓋5は、便座4を覆う便蓋本体51と、互いに左右方向に間隔をあけて配置され横臥状態の便蓋本体51の後方から突出する一対の便蓋突出部52,53と、を有している。
便蓋本体51は、横臥状態となると便座4の上側に配置される上板部511と、上板部511の縁部から下側に延びて便座4の側方に配置される側板部512と、を有している。
一対の便蓋突出部52,53のうち左側に配置された便蓋突出部52を第1便蓋突出部52とし、右側に配置された便蓋突出部53を第2便蓋突出部53とする。
図9および図10に示すように、第1便蓋突出部52は、便蓋本体51の上板部511と連続する第1上板部521と、便蓋本体51の側板部512と連続する第1側板部522と、第1上板部521から下側に突出するとともに第1側板部522から右側(機能部3に向かう側)に突出する第1形成部523と、を有している。第1形成部523は、第1便蓋突出部52の第1上板部521および第1側板部522に対して後側に配置されている。
図11および図12に示すように、第2便蓋突出部53は、便蓋本体51の上板部511と連続する第2上板部531と、便蓋本体51の側板部512と連続する第2側板部532と、第2上板部531から下側に突出するとともに第2側板部532から左側(機能部3に向かう側)に突出する第2形成部533と、を有している。第2形成部533は、第2便蓋突出部53の第2上板部531および第2側板部532に対して後側に配置されている。
図1および図2戻り、第1便蓋突出部52と第2便蓋突出部53との間には、便蓋5が横臥状態となると機能部3の前部側が入り込むよう構成されている。
また、便座4の上に便蓋5が重なると、便座本体41と便蓋本体51とが重なり、第1便座突出部42と第1便蓋突出部52とが重なり、第2便座突出部43と第2便蓋突出部53とが重なるように配置されている。
本実施形態では、便蓋5が横臥姿勢となると、第1便蓋突出部52の左側の縁部(第1側板部522)と第2便蓋突出部53の右側の縁部(第2側板部532)とが前側から後側に向かって互いに近づくように(機能部3に近づくように)延びていて、機能部3と便蓋5とが合わさった外形が略長円状となっている。
以下の説明では、便蓋5が横臥姿勢であるものとする。
図9および図10に示すように、第1便蓋突出部52の第1形成部523には、第1軸部32の先端部分32aが挿入される第1軸部挿入凹部54と、第1軸部挿入凹部54と連続し第1軸部挿入凹部54から第1便蓋突出部52の下方に達すように上下方向に延在する第1溝部55と、第1ロック機構6が取り付けられる第1ロック機構取付部56と、が形成されている。
第1軸部挿入凹部54は、右側から第1軸部32の先端部分32a(図3および図4参照)が挿入されるように構成されている。第1軸部32の先端部分32aは、第1軸部挿入凹部54に挿入されると、第1軸部挿入凹部54に嵌合し便蓋5との軸線回りの相対回動不可能に構成されている。
このため、便蓋5は、第1軸部32が軸線回りに回動すると、第1軸部32とともに回動するように構成されている。
第1溝部55は、内部が第1軸部挿入凹部54と連通し、右側から第1軸部32の先端部分32aが挿入可能に構成されている。便蓋5は、第1溝部55に第1軸部32の先端部分32aが挿入された状態で第1軸部32に対して上下方向に移動すると、第1溝部55が第1軸部32の先端部分32aに沿うようにして上下方向に移動する。便蓋5は、第1溝部55に第1軸部32の先端部分32aが挿入された状態で第1軸部32に対して上方に移動すると、第1溝部55の下端部から第1軸部32が外れ、第1軸部32離間した状態となる。
このため、第1軸部32の先端部分32aが第1軸部挿入凹部54に挿入された状態の便蓋5を、第1軸部32に対して上側に移動させると、まず、第1軸部32の先端部分32aが第1軸部挿入凹部54の内部から第1溝部55の内部に移る。更に便蓋5を上側に移動させると、第1軸部32が第1溝部55の下端部から便蓋5の下方に外れて、便蓋5が第1軸部32から外れる。
第1ロック機構取付部56は、第1軸部挿入凹部54の下側で第1溝部55と左右方向に重なる位置に形成されている。第1ロック機構取付部56には、第1ロック機構6のピン61(図16参照)が固定されるピン固定部561と、第1溝部55よりも後側に配置されて第1ロック機構6の第1凸部663(図16参照)が挿入可能な第1凹部562と、第1ロック機構6の爪部671(図16参照)が挿入可能な第2凹部563と、第1ロック機構6の第2凸部664(図18参照)が移動可能なガイド溝部564と、下側に開口し第1ロック機構6の被係止片674(図18参照)が挿入可能な第3凹部565と、が形成されている。
図11および図12に示すように、第2便蓋突出部53の第2形成部533には、第2軸部33の先端部分33aが挿入される第2軸部挿入凹部57と、第2軸部挿入凹部57と連続し第2軸部挿入凹部57から第2便蓋突出部53の下方に達すように上下方向に延在する第2溝部58と、第2ロック機構6が取り付けられる第2ロック機構取付部59と、が形成されている。
第2軸部挿入凹部57は、左側から第2軸部33の先端部分33a(図3および図4参照)が挿入されるように構成されている。第2軸部33の先端部分33aは、第2軸部挿入凹部57に挿入されると、第2軸部挿入凹部57に嵌合し便蓋5との軸線回りの相対回動不可能に構成されている。
このため、便蓋5は、第2軸部33が軸線回りに回動すると、第2軸部33とともに回動するように構成されている。
第2溝部58は、内部が第2軸部挿入凹部57と連通し、左側から第2軸部33の先端部分33a(図3および図4参照)が挿入可能に構成されている。便蓋5は、第2溝部58に第2軸部33の先端部分33aが挿入された状態で第2軸部33に対して上下方向に移動すると、第2溝部58が第2軸部33の先端部分33aに沿うようにして上下方向に移動する。便蓋5は、第2溝部58に第2軸部33の先端部分33aが挿入された状態で第2軸部33に対して上方に移動すると、第2溝部58の下端部から第2軸部33が外れ、第2軸部33と離間した状態となる。
このため、第2軸部33の先端部分33aが第2軸部挿入凹部57に挿入された状態の便蓋5を、第2軸部33に対して上側に移動させると、まず、第2軸部33の先端部分33aが第2軸部挿入凹部57の内部から第2溝部58の内部に移る。更に便蓋5を上側に移動させると、第2軸部33が第2溝部58の下端部から便蓋5の下方に外れて、便蓋5が第2軸部33から外れる。
第2ロック機構取付部59は、第2軸部挿入凹部57の下側で第2溝部58と左右方向に重なる位置に形成されている。第2ロック機構取付部59には、第2ロック機構6のピン61(図16参照)が固定されるピン固定部591と、第2溝部58よりも後側に配置されて第2ロック機構6の第1凸部663(図16参照)が挿入可能な第2凹部592と、第2ロック機構6の爪部671(図16参照)が挿入可能な第2凹部593と、第2ロック機構6の第2凸部664(図18参照)が移動可能なガイド溝部594と、下側に開口し第2ロック機構6の被係止片674(図18参照)が挿入可能な第3凹部595と、が形成されている。
図13乃至図15に示すように、第1ロック機構6と第2ロック機構7とは、左右対称に形成されている。ここでは、第1ロック機構6のみを説明し、第2ロック機構7の第1ロック機構6に対応する部材は同じ符号で示す。
図16乃至図18に示すように、第1ロック機構6は、便蓋5のピン固定部561に固定されたピン61と、ピン61に係止され便蓋5に対して前後方向にスライド可能なスライド部62と、を有している。
ピン61は、頭部611が軸部612よりも拡径している段差つきピンで、軸部621側がピン固定部561に挿通され、頭部611側がピン固定部561から右側に突出している。
スライド部62は、ピン61に係止されるスライド部本体63と、スライド部本体63に着脱可能なカバー部64(図14参照)と、を有している。
スライド部本体63は、ピン61の軸部612が挿通される長孔651が形成された長孔形成板部65と、長孔形成板部65の上側に設けられた上側板部66と、長孔形成板部65の下側に設けられた下側板部67と、を有している。
長孔形成板部65は、板面が左右方向を向く板材で、長孔651が左右方向に貫通している。長孔651は、前後方向に長く、ピン61の軸部612が挿通可能でピン61の頭部が挿通不可能な大きさに形成されている。長孔形成板部65は、長孔651に右側からピン61の軸部612が挿通され、長孔651の右側にピン61の頭部が配置されている。
長孔形成板部65は、ピン61に係止された状態で長孔651の前後方向の長さ範囲で前後方向にスライド可能に構成されている。
長孔形成板部65には、後端部の上部側および下部側のそれぞれから左側に突出する一対の突出板部652,653が形成されている(図16および18参照)。一対の突出板部652,653は上下方向に離間している。
上側板部66は、板面が上下方向を向く板材で構成されている。上側板部66は、長板形成板部の上縁部に沿って前後方向に延びる第1片661と、第1片661の前端部から左側に延びる第2片662とを有し、板面が略L字状に形成されている。
第1片661は、長孔形成板部65よりも前後方向および左右方向に突出している。
第1片661の長孔形成板部65よりも後方に突出する部分を第1凸部663とし、第1片661の長孔形成板部65よりも左側に突出する部分を第2凸部664(図18参照)とする。
第1凸部663は、第1ロック機構取付部56の第1凹部562に嵌合可能で、スライド部62が最後部に位置すると、第1ロック機構取付部56の第1凹部562に嵌合するように構成されている。
第2凸部664は、第1ロック機構取付部56のガイド溝部564に挿入可能で、スライド部62が前後方向にスライドするとガイド溝部564に沿って前後方向にスライドするように構成されている。
第2片662は、第1ロック機構取付部56の前側に配置され、左側の端部が第1便蓋突出部52の第1側板部522に当接している。第2片662には、下側に突出しカバー部64の第2突出部644(図18参照)を係止可能な第3突出部665が形成されている。
下側板部67は、板面が上下方向を向く板材で構成されている。下側板部67は、板面が略台形状に形成されている。下側板部67は、長孔形成板部65よりも前後方向および左右方向に突出している。
下側板部67の後端部分には、長孔形成板部65よりも後方に突出し、第1ロック機構取付部56の第2凹部563に嵌合可能でスライド部62が最後部に位置すると第1ロック機構取付部56の第2凹部563に嵌合する爪部671が形成されている。
下側板部67は、左側の端部が第1便蓋突出部52の第1側板部522と当接している。
下側板部67には、前端部近傍に上側に突出しカバー部64の第3突出部645(図18参照)を係止可能な第4突出部666が形成されている。
下側板部67には、平面視において略L字型状の切り込み672が形成されている。切り込み672は、下側板部67の前後方向の中間部において左側の端部から長孔形成板部65と接続している部分まで延び、長孔形成板部65に沿って所定寸法前側に延びている。切り込み672の内側の部分を被係止部673とすると、被係止部673は、その前縁部を境として弾性変形して上下に曲がるように構成されている。
被係止部673には、上面から上方に突出する被係止片674(図18参照)と、下面から下方に突出する把持部675がと、形成されている。
スライド部62が最後部に位置すると、被係止片674が第1ロック機構取付部56の第3凹部565に挿入されて、スライド部62が便蓋5に対して前後方向に移動しないように拘束される。
なお、使用者が把持部675を把持して被係止部673を下側に引っ張ることで、被係止片674を第3凹部565から外すことができる。
カバー部64は、略長方形状の板材を断面形状が略L字型状となるように曲げた形状の部材で構成されている。カバー部64は、上側板部66と下側板部67との間に配置されている。
断面形状の略L字型の屈曲部よりも一方側を第1片641とし、他方側を第2片642とすると、第1片641は、板面が略左右方向を向き、長孔形成板部65の右側に間隔をあけて配置され、第2片642は、板面が前後方向を向き、長孔形成板部65の前側に配置されている。
図18に示すように、第1片641には、後端部から左側に突出する第1突出部643が形成されている。第1突出部643の先端部には、更に前側に突出する爪部643aが形成されている。第1突出部643は、長孔形成板部65から突出する一対の突出板部652,653の間に挿入され、爪部643aが長孔形成板部65の左側に入り込んで長孔形成板部65に係止されるように構成されている。
第2片642には、左右方向の中間部の上端部近傍に後側に突出する第2突出部644が形成され、左右方向の中間部の下端部近傍に後側に突出する第3突出部645が形成されている。第2突出部644の先端部には、更に左側に突出する爪部644aが形成されている。第3突出部645の先端部には、更に左側に突出する爪部645aが形成されている。
第2突出部644の爪部644aは、スライド部62の第3突出部665に係止されるように構成されている。
第3突出部645の爪部645aは、スライド部62の第4突出部666に係止されるように構成されている。
カバー部は、第1突出部643が長孔形成板部65に係止され、第2突出部644が上側板部66に係止され、第3突出部645が下側板部67に係止されることで、スライド部本体63に固定されている。
図19に示すように、ピン61が長孔651の前端部に配置されるように第1ロック機構6のスライド部62が後側に移動すると、スライド部62が第1溝部55の右側に配置されるため、先端部分32aが第1軸部挿入凹部54に挿入された第1軸部32が第1溝部55に入り込むことができない。これにより、第1軸部32に対して便蓋5が上側に移動しないように便蓋5がロックされる。
また、図20に示すように、ピン61が長孔651の後端部に配置されるように第1ロック機構6のスライド部62が前側に移動すると、スライド部62が第1溝部55よりも前側に配置されて第1溝部55と左右方向に重ならないため、先端部分32aが第1軸部挿入凹部54に挿入された第1軸部32が第1溝部55に入り込むことができる。これにより、第1軸部32に対して便蓋5が上側に移動可能となるように便蓋5のロックが解除される。
図21に示すように、ピン61が長孔651の前端部に配置されるように第2ロック機構7のスライド部62が後側に移動すると、スライド部62が第2溝部58の左側に配置されるため、先端部分33aが第1軸部挿入凹部57に挿入された第2軸部33が第2溝部58に入り込むことができない。これにより、第2軸部33に対して便蓋5が上側に移動しないように便蓋5がロックされる。
また、図22に示すように、ピン61が長孔651の後端部に配置されるように第2ロック機構6のスライド部62が前側に移動すると、スライド部62が第2溝部58よりも前側に配置されて第2溝部58と左右方向に重ならないため、先端部分33aが第2軸部挿入凹部57に挿入された第2軸部33が第2溝部58に入り込むことができる。これにより、第2軸部33に対して便蓋5が上側に移動可能となるように便蓋5のロックが解除される。
次に、上述した便座装置10の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による便座装置10では、第1軸部挿入凹部54に第1軸部32の先端部分32aが挿入され、第2軸部挿入凹部57に第2軸部33の先端部分33aが挿入された横臥姿勢の便蓋5を、第1ロック機構6および第2ロック機構7によるロックを解除した後に、上側に移動させると、第1軸部32が第1溝部55に入り込んで第1溝部55の下端部から外れ、第2軸部33が第2溝部58に入り込んで第2溝部58の下端部から外れるようにして便蓋5を第1軸部32および第2軸部33から取り外すことができる。
また、便蓋5を機能部3に取り付けるには、横臥姿勢の便蓋5を機能部3に上側から近づけて、第1軸部32を第1溝部55に入り込ませ、第2軸部33を第2溝部58に入り込ませるようにして更に便蓋5を下方に移動させると、第1軸部32が第1軸部挿入凹部54に入り込み、第2軸部33が第2軸部挿入凹部57に入り込み、第1ロック機構6および第2ロック機構7によるロックを行うことで便蓋5を第1軸部32および第2軸部33に取り付けることができる。
このように本実施形態による便座装置10によれば、便蓋5を起立姿勢とせず横臥姿勢のままで第1軸部32および第2軸部33に着脱できるとともに、便蓋5を第1軸部32および第2軸部33に対して同時に着脱することができるため、便蓋5を機能部に容易に着脱することができる。
また、従来の便座装置には、便蓋5を機能部3から取り外す場合には、まず便蓋5を起立姿勢とし、便蓋5を上側へ移動させて第1軸部32および第2軸部33のいずれか一方の軸部から外し、その後に便蓋5を軸線方向に移動させて他方の軸部から外し、便蓋5を機能部3に取り付ける場合は、まず便蓋5を取り付け位置近傍において起立姿勢とし、便蓋5を軸線方向に移動させて他方の軸部に取付け、その後に便蓋5を下方に移動させて一方の軸部に取り付ける構成のものがある。
このような便座装置の場合、便蓋5を機能部3へ着脱する際に、便蓋5が一方の軸部には取り付けられておらず他方の軸部には取り付けられた状態となると、一方の軸部に取り付けられる側が他方の軸部に取り付けられる側よりも高い位置に配置された傾いた姿勢となる。このため、便蓋5と一対の軸部それぞれとの間に便蓋5が傾いた際のクリアランスを設ける必要がある。
これにより、便蓋5は、一対の軸部に取り付けられると、上記のクリアランスによって機能部3に対してがたついてしまうことがある。
これに対し、本発明では、便蓋5を一対の軸部に対して同じ方向から同時に着脱できるため、便蓋5と一対の軸部それぞれとの間にクリアランスを設ける必要がなく、便蓋5が機能部3に対してがたつくことを防止できる。
また、スライドすることで便蓋5のロックおよびロックの解除を切り替える第1ロック機構6および第2ロック機構7を有することにより、便蓋5のロックおよびロックの解除の切り替えを容易に行うことができる。
また、第1ロック機構6および第2ロック機構7は、第1凸部663、第2凸部664、および爪部671が第1ロック機構取付部56および第2ロック機構取付部59に係止されるとともに、スライド部62がピン61を介して第1ロック機構取付部56および第2ロック機構取付部59に係止されている。このため、第1ロック機構6および第2ロック機構7は、便蓋5に確実に係止され、第1ロック機構6および第2ロック機構7をスライドさせた際に便蓋5から外れたり位置ずれしたりすることを防止できる。
また、第1便蓋突出部522に第1軸部挿入凹部54、第1溝部55、第1ロック機構取付部56が形成され、第2便蓋突出部532に第2軸部挿入凹部57、第2溝部58、第2ロック機構取付部59が形成されていることにより、第1軸部挿入凹部54、第1溝部55、第1ロック機構取付部56、第1軸部32の先端部分32a、第1ロック機構6、第2軸部挿入凹部57、第2溝部58、第2ロック機構取付部59、第2軸部33の先端部分33a、および第2ロック機構7の露出が少ないため、これらが汚れることが抑制され清掃性を向上させることができる。
また、平面視において横臥姿勢の便蓋5と機能部3とを合わせた外形が長円形状であることにより、便器1の意匠性を向上させることができる。また、便蓋5が機能部3の外周部よりも外側に突出する形状である場合と比べて、便蓋5の小型化および軽量化を図ることができる。
以上、本発明による便座装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、横臥状態の便蓋5を第1軸部32および第2軸部33の両方に対して上下方向に移動させて着脱するように構成されているが、いずれか一方のみに対して上下方向に移動させて着脱し、他方には、軸線方向から着脱するように構成されていてもよい。
このように構成されている場合においても、便蓋5を起立状態とせずに横臥状態のままで軸部に着脱ことができ、便蓋5を機能部3に容易に取り付けることができる。
また、便蓋5を横臥状態のまま第1軸部32および第2軸部33に対して上下方向に移動させて軸部に着脱しているため、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が後端部近傍において互いに左右方向の内側に向かうように延びている場合でも、便蓋5を機能部3に容易に着脱することができる。
なお、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が後端部近傍において互いに左右方向の内側に向かうように延びている場合とは、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が前側から後側に向かって漸次機能部3に互いに近づくように延びている場合や、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が前後方向に延びるとともに第1便蓋突出部52の後端面および第2便蓋突出部の後端面が左右方向に延びている場合などを含むものとする。
また、上記の実施形態では、横臥状態の便蓋5を第1軸部32および第2軸部33の両方に対して上下に移動させて着脱するように構成されているが、起立姿勢や斜めの所定の姿勢の便蓋5を第1軸部32および第2軸部33の両方に対して上下に移動させて着脱するように構成されていてもよい。このように構成されている場合、第1溝部55および第2溝部58は所定の姿勢の便蓋5に上下方向に延在するように形成されているものとする。
また、上記の実施形態では、便座装置10は、第1ロック機構6および第2ロック機構7を有しているが、有していなくてもよい。
また、第1ロック機構6および第2ロック機構7は、便蓋5に対して前後方向にスライドしてロックと解除とを切り替えるように構成されているが、スライドに代わって便蓋5に対して回転するなどしてロックと解除とを切り替えるように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ロック機構6および第2ロック機構7は、便蓋5に複数の個所で係止されているが、これ以外の個所で係止されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が前側から後側に向かって漸次機能部3に互いに近づくように延びているが、第1便蓋突出部52の第1側板部522および第2便蓋突出部53の第2側板部523が前後方向に延びるとともに第1便蓋突出部52の後端面および第2便蓋突出部の後端面が左右方向に延びていてもよい。また、第1便蓋突出部52および第2便蓋突出部53の形状は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、平面視において横臥姿勢の便蓋5と機能部3とを合わせた外形が長丸形状であるが、例えば楕円形状など他の形状としてもよい、また便蓋5の第1便蓋突出部および第2便蓋突出部が便器本体2より外方に突出していてもよい。
また、上記の実施形態では、便蓋5は機能部3に着脱するように構成されているが、便器本体2着脱可能に構成されていてもよい。
1 便器
2 便器本体(本体部)
3 機能部(本体部)
4 便座
5 便蓋
6 第1ロック機構(ロック機構)
7 第2ロック機構(ロック機構)
10 便座装置
32 第1軸部(軸部)
32a 先端部分
33 第2軸部(軸部)
33a 先端部分
52 第1便蓋突出部(突出部)
53 第2便蓋突出部(突出部)
54 第1軸部挿入凹部(軸部挿入凹部)
55 第1溝部(溝部)
56 第1ロック機構取付部
57 第2軸部挿入凹部(軸部挿入凹部)
58 第2溝部(溝部)
59 第2ロック機構取付部

Claims (4)

  1. 本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、
    前記本体部に設けられて軸線方向が水平方向であるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出し前記便蓋を係止可能な軸部と、
    前記便蓋に取り付けられて前記軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替え可能なロック機構と、を有し、
    前記便蓋には、前記軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記軸部に係止される軸部挿入凹部と、
    前記便蓋が前記便座を覆う横臥姿勢となると前記軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な溝部と、が形成され
    前記ロック機構は、前記横臥姿勢の前記便蓋に対して前後方向にスライドすることで前記軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替えることを特徴とする便座装置。
  2. 本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、
    前記本体部にそれぞれ設けられて軸線方向が水平方向で同軸あるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出し前記便蓋を係止可能な一対の軸部と、
    前記便蓋に取り付けられて前記一対の軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替え可能なロック機構と、を有し、
    前記一対の軸部のうちの一方の第1軸部は、前記本体部から前記軸線方向の一方側に突出し、
    前記一対の軸部のうちの他方の第2軸部は、前記本体部から前記軸線方向の他方側に突出していて、
    前記便蓋には、前記第1軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記第1軸部に係止される第1軸部挿入凹部と、
    前記第2軸部の先端部分を前記上下方向から挿入すると前記便蓋が前記第2軸部に係止される第2軸部挿入凹部と、
    前記便蓋が所定の姿勢となると前記第1軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記第1軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な第1溝部と、
    前記便蓋が前記所定の姿勢となると前記第2軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在前記第2軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な第2溝部と、が形成され
    前記ロック機構は、前記便座を覆う横臥姿勢の前記便蓋に対して前後方向にスライドすることで前記一対の軸部による前記便蓋の係止および係止解除を切り替えることを特徴とする便座装置。
  3. 前記ロック機構は、前記便蓋に複数の個所で係止されている請求項1または2に記載の便座装置。
  4. 本体部に着脱可能な便蓋を有する便座装置において、
    前記本体部に設けられて軸線方向が水平方向であるとともに前記本体部から前記軸線方向に突出する軸部を有し、
    前記便蓋には、前記軸部の先端部分を上下方向から挿入すると前記便蓋が前記軸部に係止される軸部挿入凹部と、
    前記便蓋が前記便座を覆う横臥姿勢となると前記軸部挿入凹部から前記便蓋の下方に達するように延在し前記軸部の先端部分を前記上下方向から挿入可能な溝部と、が形成され
    前記便蓋は、前記便座を覆う便蓋本体と、前記軸線方向に互いに間隔をあけて配置されるとともにそれぞれ前記便蓋本体から突出する一対の突出部と、を有し、
    前記一対の突出部の少なくとも一方に前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されていて、
    前記一対の突出部の間には、前記本体部の一部が配置され、
    前記一対の突出部は、それぞれの互いに離間する側の側面が基端側から先端側に向かって互いに近づくように延びていて、
    前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されている前記突出部は、前記軸部挿入凹部および前記溝部が形成されている部分の側面およびこの部分よりも先端側の側面が、基端側から先端側に向かって他方の突出部に近づくように延びていることを特徴とする便座装置。
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