JP2018009980A - 車両の重量測定装置 - Google Patents

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真史 疋田
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Eisaku Suzuki
栄作 鈴木
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Abstract

【課題】懸架装置のアームに対して相対回転しないように組み付けた重量測定装置を提供する。【解決手段】懸架装置のアームに接するボトムプレート200と、ボトムプレートの上面側で油室201を形成するダイアフラム230を押圧可能なピストン300と、ボトムプレートの下面側で油室の測定流体Rの圧力を検出する圧力センサ400とを含み、ボトムプレートは圧力センサ周囲に懸架装置のアームに対する回り止め機構を有し、ピストンのフランジ部302に垂下周縁部504aが形成され、フランジ部とボトムプレートの間に隙間を有し、ボトムプレートには垂下周縁部と並ぶ段部207を備え、垂下周縁部から段部を覆設するストッパーリング320を備え、ストッパーリングの切り欠き部322に嵌合するピストンの突出部300aと、長さ方向に移動可能に切り欠き部と嵌合し、上面側に突出した突出部205bを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の重量を測定する装置、特に自動車の懸架装置に組込み過積載を検出する車両の重量測定装置に関するものである。
自動車、特に、種々の荷物などを運搬するトラックやバンなどの商用車において、法定積載量を超えて道路を通行する不法な過積載が社会問題となっている。これは、一度にたくさんの荷物を運搬したほうが運送費を少なくできるからである。
しかし、このような過積載は次のような種々の問題を招く虞を有しており、避けなければならないものである。
(1)過積載により自動車の運動性能が低下したり、構成部品が破損したりする虞があるため、事故の原因となることがある。例えば、車軸(ハブ)の破損、タイヤの破損(バースト)、制動距離が長くなりブレーキが過熱して効きにくくなる、車両が横転し易くなるなど、事故等を招く要因を多数有している。
(2)過積載により道路の損傷が激しくなるため、道路のメンテナンス費用が掛かる。
このような過積載の防止が困難となっている原因は多々あるが、その内の一つには、積載重量が運転手あるいは同乗者などから容易に認識できないということにある。
すなわち、従来、車両の荷重測定(積載重量測定)は、台秤に測定対象の車両を載せて行っていた。
しかし、台秤の設置は、施設が大がかりで広い設置スペースを必要とするため、及び設置コストが嵩むため、設置できる台秤の台数が制限され多くの車両を測定することなど物理的にも無理があった。
そこで、昨今では、特許文献1などに開示されているように、車両自体に搭載して荷重を測定することを可能とした簡易的な荷重測定装置が多々提案されている。
例えば、特許文献1に開示の先行技術は、車両の荷重が掛かることで伸縮する被荷重部材の異なる取付箇所に2つの溶着部分が溶着されるベースアッシーと、該ベースアッシーにより支持され、車両に掛かる荷重の変化により2つの溶着部分が接近離間する方向にベースアッシーが伸縮することで出力が変化する圧縮歪検出用センサ素子と、該圧縮歪検出用センサ素子の出力を増幅するアンプが実装された回路基板とで構成し、圧縮歪を検出することにより荷重測定する簡易的な荷重測定装置である。
特開2001−330503
ところで、自動車の懸架装置(サスペンション)として、前輪用や後輪用や車両の使用目的などにより、様々な方式の懸架措置が選択使用されている。
例えば、小型商用車においては、前輪用懸架装置としてはマクファーソンストラット式やダブルウィッシュボーン式などが選択使用される場合が多い。また、後輪用懸架装置としては、トレーリングアーム式やセミトレーリングアーム式、あるいはトーションビーム式などを選択する場合が多い。
これらの後輪用懸架装置の特徴的な構成としては、減衰装置(ショックアブソーバ)とは別に、コイルスプリングが単体で懸架装置のアーム(サスペンションアーム)と車体下面との間に挟み込まれている。この場合、懸架装置への車両重量の荷重によりアームと車体下面との距離が狭まることで、コイルスプリングがやや圧縮された状態となり、コイルスプリングは、その伸長力によってアームと車体下面との間で押し付けられ固定されている。
また、従来から、前述のような構成をもった後輪用懸架装置のコイルスプリングとアームとの間にセンサによる重量測定装置を介挿して設置することが知られており、重量測定装置は、コイルスプリングの伸長力によって、アームに押し付けられて設置されている。
しかし、重量測定装置がこのように設置された場合には、重量測定装置が自動車の使用による振動によって周方向に相対回転することがあり、センサに接続されている配線は、重量測定装置の回転によって捩れが長期間蓄積されて切れてしまう(断線)虞があった。
これに対して、重量測定装置をアームにネジ等の固定手段で固定すれば、重量測定装置の相対回転を防止できるが、車両に組付ける際の手間がかかり、固定手段のための部品が増加するなどの問題があった。
そこで、懸架装置のアームに対する相対回転を防止可能で、ネジなどの締結固定手段によらず簡単に車両に組み付けることが可能な固定手段を備えた重量測定装置が望まれていた。
また、重量測定装置は、従来から、懸架装置のアームと当接して配されたボトムプレートと一体化した部材(ダイヤフラムなど)に対して、コイルスプリング等からの荷重を受けたピストンと一体化した部材が軸方向に微小な変位をすることで生じる圧力変化を圧力センサで検出する構成が知られている。
このような構成の重量測定装置は、車両に設置された後は、コイルスプリングの伸長力が軸方向に負荷されてアームに押し付けられた状態となるので分解することがないが、車両に設置される前には、ボトムプレートと一体化した部材とピストンと一体化した部材に分解してしまう虞があり、自動車組立工場への輸送などに不都合であるため、車両に組付ける前であっても分解することのない構成の重量測定装置が望まれていた。
また、重量測定装置が車両に設置された状態で、ボトムプレートと一体化した部材とピストンと一体化した部材とが相対的に回転してしまう場合があり、この回転によって、ダイアフラム(ボトムプレートと一体化した部材)と、ダイアフラムと摺接するピストンと一体化した部材(例えばパッドなど)との摩耗が促進されてしまう虞があった。
またさらに、ボトムプレートはアームに押し付けられ、ピストンと一体化した部材はコイルスプリングに押し付けられているため、アームに対してコイルスプリングが回転してしまう結果となる。車両に使用されるコイルスプリングは、荷重に対する変位特性の要求から軸対称でない形状をしている場合があり、回転による変位特性の予期せぬ変化から、重量測定装置の正確な荷重検出の妨げとなる虞もあった。
このような現象は、後輪用懸架装置に備えられる車両の重量測定装置に限らず、前輪用懸架装置に備えられる車両の重量測定装置にあっても同様に生じ得る虞がある。以下、後輪用の重量測定装置を構成するボトムプレートと、前輪用の重量測定装置を構成するトッププレートとが、それぞれ圧力センサを備えるものであるため、併せてセンサボディという共通名称で称呼する。以下、本明細書において、ボトムプレートとトッププレートとを、センサボディとも称する。
本発明は従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、懸架装置のアームに対して相対回転することを防止して、簡単に車両に組み付けることが可能な固定手段を備えた重量測定装置を提供することにある。
また、上記課題に加えて、コイルスプリングによる軸方向の負荷が無い状態においても分解することのない構成を備えた重量測定装置を提供することにある。
さらに、上記課題に加えて、ダイアフラムと摺接するピストンと一体化した部材との摩耗を防ぐために、センサボディと一体化した部材とピストンと一体化した部材との相対的回転を防止する構成を備えた重量測定装置を提供することにある。
この目的を達成するために、第1の本発明は、所定形状の溝部を備え、車体側若しくは懸架装置のアーム側に取り付けられるセンサボディと、
スプリングの弾発力により移動する移動体と、
前記移動体の移動により、押圧変形可能なダイアフラムと、
前記センサボディの溝部と前記ダイアフラムとによって構成され、所定の測定流体を充填し、前記ダイアフラムの押圧により内部圧力が変化可能な油室と、
前記センサボディに備えられ、前記油室内の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
前記センサボディと前記移動体とには、前記センサボディと前記移動体との相対回転を阻止する相対回転阻止構造が備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記センサボディと前記移動体のいずれかにストッパーリングが固定して備えられ、
前記相対回転阻止構造は、前記移動体若しくは前記センサボディと前記ストッパーリングとの間に備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第3の本発明は、第2の本発明において、前記センサボディに前記ストッパーリングが固定して備えられ、
前記相対回転阻止構造は、
前記ストッパーリングに設けられた突部と、
前記移動体において、前記突部と相対向する位置に設けられた平面部と、で構成されていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第4の本発明は、第2の本発明において、前記センサボディに前記ストッパーリングが固定して備えられ、
前記相対回転阻止構造は、
前記ストッパーリングに設けられた切欠部と、
前記移動体に設けられ、前記切欠部と嵌り合う突部と、で構成されていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第5の本発明は、上面側が車体側に取り付けられ、下面側に開口する溝部を有するトッププレートと、
前記溝部の開口領域を覆い、前記溝部とともに所定の測定流体を充填してなる所定空間の油室を形成するダイアフラムと、
前記溝部の開口領域の外径よりも大径に形成され、前記ダイアフラムの外径寄りの面部を、前記溝部の開口領域より外側の面部との間で挟み込んで密閉固定する環状のカラーと、
前記カラーの内径側で移動可能に備えられるとともに、前記カラーの上側でカラーと隙間を介して配され、懸架装置のスプリングの弾発力により前記ダイアフラムを押圧可能なピストンと、
前記トッププレートに備えられ、前記ピストンの移動により変化可能な油室内の測定流体の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
前記トッププレートにはストッパーリングが固定して備えられ、
前記ストッパーリングと前記ピストンとには、前記ストッパーリングと前記ピストンとの相対回転を阻止する相対回転阻止構造が備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第6の本発明は、下面側が懸架装置のアームに当接して設置され、上面側に開口する溝部を有するボトムプレートと、
前記溝部の開口領域を覆い、前記溝部とともに所定の測定流体を充填してなる所定空間の油室を形成するダイアフラムと、
前記溝部の開口領域の外径よりも大径に形成され、前記ダイアフラムの外径寄りの面部を、前記溝部の開口領域より外側の面部との間で挟み込んで密閉固定する環状のカラーと、
前記カラーの内径側で懸架装置の長さ方向に移動可能に備えられるとともに、前記カラーの上側でカラーと隙間を介して配され、懸架装置のスプリングの弾発力により前記ダイアフラムを押圧可能なピストンと、
前記ボトムプレートの下面側に備えられ、前記ピストンの移動により変化可能な油室内の測定流体の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
前記ボトムプレートの下面側の少なくとも一部には、懸架装置のアームに対して嵌合可能な回り止め機構を一体に備えており、
前記ボトムプレートと前記ピストンとには、それぞれ突出部が備えられ、
前記ピストンには、環状のストッパーリングが固定して備えられ、
前記ストッパーリングには、前記ボトムプレートの突出部と前記ピストンの突出部の双方を嵌め合わせ、前記ピストンとともに前記ボトムプレートを回転不能に保持可能な少なくとも一つの切り欠き部が周方向に備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第7の本発明は、第6の本発明において、前記ストッパーリングは、前記ボトムプレートと前記ピストンとを分解不能としていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第8の本発明は、第1乃至第7の本発明のいずれかにおいて、前記センサボディには、圧力センサを連結するセンサ連結部が備えられ、前記センサ連結部には前記溝部と連通するセンサ連結孔部を備え、
前記溝部の内底面は、前記センサ連結孔部の溝部連通位置から徐々に溝内高さが低くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
第9の本発明は、第1乃至第7の本発明のいずれかにおいて、前記センサボディには、圧力センサを連結するセンサ連結部が備えられ、前記センサ連結部には前記溝部と連通するセンサ連結孔部を備え、
前記溝部の内底面には、センサ連結孔部の溝部連通位置から放射状に延びる放射状凹溝が形成されていることを特徴とする車両の重量測定装置としたことである。
本発明によれば、懸架装置のアームに対して相対回転することを防止して、簡単に車両に組み付けることが可能な固定手段を備えた重量測定装置を提供することができる。
また、本発明によれば、コイルスプリングによる軸方向の負荷が無い状態においても分解することのない構成を備えた重量測定装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、ダイアフラムと摺接するピストンと一体化した部材との摩耗を防ぐために、センサボディと一体化した部材とピストンと一体化した部材との相対的回転を阻止する構成を備えた重量測定装置を提供することができる。
本発明の第一実施形態における車両の重量測定装置を示す斜視図である。 第一実施形態における車両の重量測定装置を示し、図1のA−A線による縦断側面図である。 第一実施形態における車両の重量測定装置を示す底面図である。 図3の矢印Bで示す領域の拡大図である。 第一実施形態における車両の重量測定装置と懸架装置であるコイルスプリングとを組み合わせた状態を説明する斜視図である。である。 第一実施形態における車両の重量測定装置の構成を分解して示す概略斜視図である。 第一実施形態における車両の重量測定装置をトレーリングアーム式の懸架装置に適用した場合を示す概略斜視図である。 第二実施形態における車両の重量測定装置を示す縦断側面図である。 図8のC−C線断面図である。 本実施形態の要部拡大図である。 第三実施形態における車両の重量測定装置を示す縦断側面図である。 図11のD−D線断面図である。 本実施形態の要部拡大図である。 第四実施形態における車両の重量測定装置を示す縦断側面図である。 図14の平面図である。 本実施形態の要部拡大断面図である。 第五実施形態における車両の重量測定装置を示す縦断側面図である。 図17のE−E線拡大断面図である。
以下、本発明の車両の重量測定装置の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明の車両の重量測定装置100を自動車の懸架装置(サスペンション)1に用いた実施の一形態を示す。
図1乃至図7は第一実施形態、図8乃至図10は第二実施形態、図11乃至図13は第三実施形態、図14乃至図16は第四実施形態、図17乃至図18は第五実施形態をそれぞれ示す。
なお、本実施形態は、本発明の一実施形態であって、何等これに限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
「第一実施形態」
本実施形態では、例えば図7に示すように、本発明をトレーリングアーム式の自動車の後輪用の懸架装置(サスペンション)1に適用した一例を示す。トレーリングアーム式において、アーム(サスペンションアーム)2は、車両下側の左右にわたって掛け渡されたサスペンションメンバ3(懸架装置1の構成要素)から車体中心線(図中一点鎖線参照)と直角に軸支され、サスペンションメンバ3の後ろ側(図中矢印の側)で上下方向に揺動可能となっている。
アーム2の上面2aには、本発明の車両の重量測定装置100を介してコイルスプリング5が設置される。なお、コイルスプリング5は、アーム2と車体下面との間に挟み込まれている。
なお、図7に示す懸架装置1は、本発明の車両の重量測定装置100を組み込んだ以外は周知のトレーリングアーム式懸架装置1の構成であって、特に本実施形態に限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。以下、本発明の特徴的部分である車両の重量測定装置100について説明し、それ以外の懸架装置の構成についての説明は省略する。
車両の重量測定装置100は、下面側が懸架装置(サスペンション)1のアーム2に当接して設置されるボトムプレート(センサボディ)200と、ボトムプレート200の上面に備えられるカラー220と、ボトムプレート200とカラー220とによって挟まれて固定されるダイアフラム230と、ダイアフラム230を鉛直方向(図中矢印Vで示す方向)に押圧可能なピストン(移動体ともいう。以下、本明細書において同じ。)300と、ピストン300とダイアフラム230との間に配されたパッド310と、懸架装置1のコイルスプリング5の一端(下端)を受けるスプリングシート340と、ボトムプレート200とダイアフラム230との間で形成され、所定の測定流体(作動油)Rを充填してなる油室201と、ボトムプレート200の下面203に備えられ、油室201内に充填されている測定流体Rの圧力変化を検出し得る圧力センサ400と、ピストン300の外周下端に固定され、ボトムプレート200の外周下端を覆設する薄肉円環状のストッパーリング320とで構成されている(図1乃至図6参照)。
ボトムプレート200は、円板状の下面203と、該下面203の外周端から鉛直方向で上方に向けて所定の肉厚をもって円筒状に突設された環状壁部205と、で上面開放状の短尺円筒状に形成され、下面203を懸架装置のアーム2に当接して設置される。
また、ボトムプレート200は、環状壁部205の内周端部から凹設され、後述されるカラー220を収容可能な円環状の上面部204と、上面部204の内径から所定深さをもって凹設され、後述するダイアフラム230を収容可能な円環状のダイアフラム収容凹部231と、ダイアフラム収容凹部231の内径から所定深さをもって凹設され、ダイアフラム230とともに後述する油室201を構成可能な円筒状の溝部202とが、それぞれ上面204側に設けて設けられている。
また、本実施形態では、環状壁部205における下面203との境界領域外面205aには、突出部205bを一部に残して周方向に段部207が連続して形成されている。
すなわち、環状壁部205の下面203との境界領域外面205aには、突出部205bを除いて平面視で略Cリング状に段部207が形成されている。
円筒状に開口する溝部202は、ボトムプレート200の上面204にて円筒状に凹設されているダイアフラム収容凹部231内にてボトムプレート200の上面204方向に向けて形成されている。
ダイアフラム収容凹部231は、溝部202の外径側に所定幅で環状に構成された内面部232を備えている。
また、ボトムプレート200には、後述するカラー220を固定するための連結ボルト(皿ボルト)210を通す複数個のボルト通し孔210aが周方向に所定の間隔で備えられている。
ボトムプレート200におけるアーム2側に面した下面203には、所定長さで垂下して一体に、圧力センサ400を連結可能なセンサ連結部206が形成されている。
センサ連結部206は、その下面206aから溝部202まで鉛直方向にボトムプレート200を貫通して、圧力センサ400を連結する円筒部200bと、円筒部200bの一部を外方に向けて突き出して成る非円筒部200aとで構成されている。本実施形態では、非円筒部200aは、円筒部200bの下面(センサ連結部206の下面)206aと同様の突出高さを有するとともに、円筒部200bの外周面(センサ連結部206の外周面)206bと連続して一体に、外方向に向けて突出した直方体状に形成されている。
センサ連結部206の円筒部200aには、溝部202と連通するセンサ連結孔部206dを備えている。
圧力センサ400は、油室201内に充填されている測定流体Rの圧力変化を検出し得るものであって、例えば、圧力を測定し、これを電圧信号に変換して伝送されるもので、円柱状に形成されたセンサ本体部404と、該センサ本体部404の端面に一体に備えた突き当てフランジ面部403と、該突き当てフランジ面403の端面に一体に備えた検出部401と、該検出面401の先端側に備えた先端検出面402とで構成されている。
なお、本発明にて想定される圧力センサは周知構造のものが適宜本発明の範囲内において選択使用されるものであり、特に限定解釈はされず、本発明の範囲内で最適なものが適宜選択可能である。
本実施形態では、センサ連結部206に検出部401を挿入するとともに、先端検出面402を油室201内に臨ませ、突き当てフランジ面部403をセンサ連結部206の開口縁206cに密着させて鉛直方向に立設されている。
また、圧力センサ400は、検出部401と一体に連続してセンサ本体部404が、鉛直方向下向きに延出しており、その下端404aには、圧力センサ400が変換した電気信号を車体側の表示装置へと伝送する配線405が接続されている。
なお、センサ連結部206と圧力センサ400との接続は、測定流体Rが漏れないよう接続することが必要である。
本実施形態では、突き当てフランジ面部403とセンサ連結部206の開口縁206cとの間にゴムワッシャ410を介して固定している。
なお、圧力センサ400は、必ずしもボトムプレート200の下面203の中心に配設することはなく、先端検出面402が油室201内に臨む限りにおいて、センサ連結部206をボトムプレート200の下面203の任意位置に設けて配設することが可能で、車体(アーム2)側の取り付けにおいて支障のない位置を採択して配設することが可能である。
なお、ボトムプレート200の下面203側は、懸架装置1のアーム2の上面2aと当接するため、ゴムシート250が介在し、当接面の当たりを良く馴染み易くしている。
さらに、ボトムプレート200は、懸架装置1のアーム2に対する回り止め機構を有している。
回り止め機構は、本実施形態では、センサ連結部206の非円筒部200aと、懸架装置1のアーム2の上面2aの重量測定装置100を組み付ける位置2e(組み付け位置)に形成された、アーム2の上面2aから下面にわたって貫通する穴部2bの角穴部2dとで構成されている。
懸架装置1のアーム2の穴部2bは、ボトムプレート200のセンサ連結部206の円筒部200bより僅かに大きな形状の丸穴部2cと、丸穴部2cと一体に連続し、非円筒部200aよりも僅かに大きな形状の角穴部2dとで構成されることにより鍵穴状に形成されている。
また、重量測定装置100を懸架装置1のアーム2に組み付ける場合には、ボトムプレート200のセンサ連結部206の円筒部200bをアーム2の穴部2bの丸穴部2cに挿し込むとともに、センサ連結部206の非円筒部200a(直方体状)をアーム2の穴部2bの角穴部2dに挿し込むことにより、ボトムプレート200の下面203がゴムシート250を介して、懸架装置1のアーム2の上面2aの組み付け位置2eに当接して、組み付けが完了する。
このとき、センサ連結部206の非円筒部200aがアーム2の穴部2bの角穴部2dに嵌っているため、アーム2とボトムプレート200が周方向に相対回転することが防止される。
また、圧力センサ400は、アーム2の穴部2bを挿通してアーム2の下側に臨んでいるため、圧力センサ400に接続されている配線405もまたアーム2の下側を通って車体側の表示装置へと伸延される。この場合、圧力センサ400は、非円筒部200aとアーム2の穴部2bの角穴部2dとの嵌合によって回転することがないので、配線が捩れて断線することもない。
また、懸架装置1のアーム2の穴部2bに、ボトムプレート200のセンサ連結部206の非円筒部200aと円筒部200bを挿し込むだけなので、懸架装置1のアーム2にネジなどの締結固定手段により組み付ける場合に比べて簡単に車両に組み付けることが可能になった。
なお、本実施形態では、回り止め機構の一例として、センサ連結部206の非円筒部200aと懸架装置1のアーム2の角穴部2dとによる構成を説明したが、非円筒部200aと角穴部2dの具体的形状は、これに限定解釈されるものではなく、非円筒部200aが角穴部2dに挿し込まれることで、相対回転しない形状であればよい。例えば、非円筒部200aは、センサ連結部206の円筒部200bの一部が径方向に凹設し、これに対して角穴部2dは、凹設された非円筒部200aに嵌り合う凸形状に形成された角凸部としても本発明の範囲内である。また、非円筒部200aは必ずしも角形状とする必要はなく他の形状であってもよい。さらに、本実施形態ではセンサ連結部206を円筒部200bと非円筒部200aとで構成されているが、センサ連結部206そのもの自体を、所定の角形状や楕円形状に形成するもの、すなわち、非円筒形状に形成してなるものであってもよく本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
またさらに、複数の非円筒部200aを有した場合であっても本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。その場合には、懸架装置1のアーム2の穴部2bの角穴部2dも非円筒部200aの数に応じて複数形成されていれば良い。
ダイアフラム230は、溝部202の開口領域202aを覆い、溝部202とともに所定空間の油室201を形成する短尺円柱状(円板状)に形成されており、ボトムプレート200の上面204にて円環状に形成されているダイアフラム収容凹部231に嵌着されている。
ダイアフラム230は、例えば、本実施形態では、外径側にボトムプレート200とカラー220に挟まれる密封領域233を形成するとともに、密封領域233の内径側で一体に変形可能に構成された押圧領域234を備えて構成されている。
押圧領域234は、溝部202の開口領域202aを覆う程度の幅をもって構成され、油室201は、この押圧領域234とボトムプレート200の溝部202とによる所定領域で形成されている。
ダイアフラム230の材質は、柔軟で耐久性(耐寒性・耐摩耗性・耐油性)がある素材であれば良く、特に限定解釈されるものではないが、例えば、ニトリルゴム・テフロン(登録商標)・クロロプレンゴム・ふっ素ゴム・エチレンプロピレンゴムなど、流体の特質に合った材料を選択する。また、薄肉のステンレス製などからなる金属製のダイアフラムであってもよく本発明の範囲内である。
油室201には、所定の測定流体Rが気泡を発生させることなく一杯に密封充填されている。測定流体Rは、ピストン300の移動によって、ダイアフラム230が溝部202に向けて押圧されることにより、油室201内に臨む圧力センサ400の先端検出面402にかかる圧力を変化可能である。
カラー220は、本実施形態では、ボトムプレート200の環状壁部205に囲まれた領域(円環状の上面204)内に収まる程度の鉛直方向の厚みをもって形成された所定の短尺円柱状に形成されるとともに、ボトムプレート200の環状壁部205の内周面に嵌合可能な外径と、ダイアフラム収容凹部231の内面部232よりも内側に位置する環状内面221による内径を有する大きさに形成されている。
カラー220の下面222の外周側には、ボトムプレート200のボルト通し孔210aと鉛直方向で同軸に配されるように、複数のボルト固定孔224がボトムプレート200のボルト通し孔210aと同一の間隔で周方向に備えられている。
カラー220は、ボトムプレート200のボルト通し孔210aとカラー220のボルト固定孔224を連通させ、ボトムプレート200の下面203側から連結ボルト(皿ボルト)210を締結することで、カラー220がボトムプレート200に一体に固定される。
また、本実施形態では、カラー220の下面222と、ダイアフラム収容凹部231との間で、ダイアフラム230の密封領域233を挟み込んで密封固定している。
本実施形態では、例えば、次に示すように所定のシール部材を備えて密封効果を向上させている。
まず、ダイアフラム収容凹部231の内面部232に環状の第1のシール溝251aを設けるとともに、第1のOリング250aを挿入して密封領域233の下面部233aとの間で第1のOリング250aが圧縮されて密封している。
次に、カラー220の下面222に環状の第2のシール溝251bを設けて第2のOリング250bを挿入して密封領域233の上面部233bとの間で第2のOリング250bが圧縮されて密封している。
さらに、第2のシール溝251bよりも大径で、カラー220の下面222に環状の第3のシール溝251cを設けて第3のOリング250cを挿入して、密封領域233の上面部233bとの間で、第3のOリング250cが圧縮されて密封している。
密封領域233の下面部233aとの間で第1のOリング250aが圧縮されて密封しているため、油室201からの測定流体Rの漏洩防止が十分に図り得るが、本実施形態によれば、上述のとおり、幾重もの密封構造を採用している。
すなわち、密封領域233の上面部233bとの間で第2のOリング250bが圧縮されて密封し、第2のOリング250bよりも外径側では、カラー220の下面222とボトムプレート200の上面204の間で第3のOリング250cが圧縮されて密封している。
このため、油室201にもっとも近く配される第1のOリング250aに加えて、その外側にも第2のOリング250bと第3のOリング250cが配されているため、密封信頼性が極めて高いものとなる。また、本実施形態では、上述のとおり相対移動がない領域に密封構造を設けたためシール耐久性も高い。
また、さらに、ダイアフラム230の密封領域233をダイアフラム収容凹部231よりも肉厚に形成し、肉厚の密封領域233がボトムプレート200とカラー220に挟まれるときに圧縮されて密封可能な厚さとなる密封構造を設ければ、密封信頼性をさらに高いものとすることができる。
各シール部材は、密封固着領域及び当接領域を構成する一方の部材にシール溝(251a,251b,251c)を設けるとともに、シール溝(251a,251b,251c)にOリング(250a,250b,250c)を挿入して他方の部材との間でOリング(250a,250b,250c)が圧縮されて密封しているものであればよく、シール溝とOリングをいずれに設けるかは限定されずいずれであっても本発明の範囲内である。
ピストン300は、本実施形態では、カラー220の環状内面部221(カラー220の内径)に摺接する外径を有する円筒部301と、円筒部301の外径から水平方向に連続して一体に、カラー220の外径よりも大径に設けたフランジ部302と、フランジ部302の内径から垂直方向下向きに一体に延出した円環部303と、フランジ部302の外周部から一体に、ボトムプレート200の段部207を下向きに僅かに超えて垂下された垂下周縁部304とで構成されている。
円筒部301の下面301a側には、円筒状に開口する下溝部301cが形成され、円筒部301の上面301b側には、上側に突出する上面開放状の円筒状のスプリングシート嵌合筒部301dが形成されている。
垂下周縁部304の下面304aには、後述するストッパーリング320を固定するための連結ネジ330を締め付けて固定するネジ固定孔305が周方向に所定の間隔で備えられている。
また、垂下周縁部304の下面304aには、その周方向の一部に鉛直方向で下向きに、一体に突出した矩形状の突出部300aが形成されている。なお、突出部300aの周方向幅は、ボトムプレート200の突出部205bと同じ周方向幅に設定されている。
ピストン300の下溝部301cには、下溝部301cの開口領域を覆い、下溝部301cの鉛直方向深さよりも肉厚の円筒状に形成されたパッド310が嵌着されている。
また、特に限定解釈されるものではないが、パッド310は、ダイアフラム230とピストン300との間で摺動するため、自己潤滑性に優れた硬質の合成樹脂材、例えばデルリン(登録商標)等のポリアセタール樹脂からなるものなどが好ましい。また、パッド310の上面に設けた溝に潤滑剤を充填してパッド310とダイアフラム230との摺動面を潤滑してもよい。なお、パッド310を介さずに直接ピストン300が当接する形態であっても本発明の範囲内である。
また、ピストン300の円筒部301の下面301aとダイアフラム230との間、および、ピストン300のフランジ部302の下面302bとカラー220の上面223との間には所定の隙間Pを有してセットされる。
所定の隙間Pは、重量測定装置が想定する定格荷重を受けた場合に、ダイアフラム230の変形等に起因してピストン300が懸架装置の長さ方向(図中符号Vで示す鉛直方向)に進退すると想定される距離よりも大きな隙間に設定される必要がある。ピストン300が進退すると想定される距離よりも小さな隙間では、車両の重量を計測中に隙間がなくなり、ピストン300の進退が規制されて正確な重量測定に支障があるからである。
従って、パッド310は、下溝部301cの鉛直方向深さよりも肉厚に設定されることで、下溝部301cから突出して、ダイアフラム230と当接した状態となるように嵌着されている。これにより、パッド310は、ピストン300の進退に応じてダイアフラム230を押圧する。
ストッパーリング320は、ピストン300の垂下周縁部304と同様の外径と、ボトムプレート200の段部207を覆う内径とを有した薄肉円環状に形成されるとともに、その周方向の一部に、切り欠き部322を有している。すなわち、ストッパーリング320は、平面視で略Cリング状に形成されている。
なお、切り欠き部322の水平方向幅は、ボトムプレート200の突出部205b(段部207が形成されない部分)と、ピストン300の垂下周縁部304の突出部300aの双方が水平方向に並設状に嵌合可能な幅に設定されている(図4参照。)。
また、切り欠き部322の径方向幅は、ボトムプレート200の突出部205bと僅かな隙間を有し、突出部205bが進退可能な程度に設定されていれば良い。
また、ストッパーリング320には、そのピストン300の垂下周縁部304のネジ固定孔305と鉛直方向で同軸に配されるように、複数のネジ通し孔321が、ネジ固定孔305と同一の間隔で周方向に備えられている。
ストッパーリング320を取り付ける場合には、まず、ボトムプレート200の突出部205b(段部207が形成されない部分)と、ピストン300の垂下周縁部304の下面304aに形成された矩形状の突出部300aとが径方向に連続して並ぶように、ボトムプレート200とピストン300を配置し、さらに、この突出部205bと突出部300aが切り欠き部322に嵌め合わされるようにストッパーリング320をセットする。
このとき、ボトムプレート200の環状壁部205の外径205cとピストン300の垂下周縁部304の内径304bが僅かな隙間を介して対峙している(図3乃至図4参照)。
そして、ストッパーリング320は、ネジ通し孔321とピストン300の垂下周縁部304のネジ固定孔305を連通させ、ストッパーリング320の下側320aから締結ネジ330を締結することで、ストッパーリング320がピストン300の垂下周縁部304の下面304aに固定される。
このとき、ストッパーリング320は、ピストン300の垂下周縁部304と同様の外径と、ボトムプレート200の段部207を覆う内径とを有しているので、ストッパーリング320をピストン300の垂下周縁部304に締結固定すると、ボトムプレート200の段部207の垂直方向下向きの移動(ピストン300とボトムプレート200を分解する向きの移動)がストッパーリング320によって規制される。これにより、重量測定装置1が車両に設置される前(コイルスプリングの伸長力が軸方向に負荷されていない場合)であってもボトムプレート200と一体化した部材とピストン300と一体化した部材に分解してしまう虞がなくなり、重量測定装置1の輸送などにおいても取り扱いやすくなった。
また、ピストン300とストッパーリング320は、締結ネジ330によって締結固定され、さらに、ボトムプレート200は、ストッパーリング320の切り欠き部322に突出部205bが、周方向の回転を規制されつつ、ピストン300の進退方向には進退可能に嵌め合わされているため、ピストン300とボトムプレート200が相対回転することを防止される。
これにより、ダイアフラム230とピストン300(パッド310)との摩耗を抑えることができ、さらに、コイルスプリングの相対的な回転も防ぐことができるので、重量測定装置の荷重検出の正確性を維持することができる。
また、本実施形態では、ストッパーリング320が一つの切り欠き部322を備え、ピストン300の突出部300aとボトムプレート200の突出部205bもそれぞれ一つずつ備えられた場合を説明したが、ストッパーリング320の切り欠き部322やピストン300の突出部300a、ボトムプレート200の突出部205bの数については、これに限定されるものではなく、複数備えられていても本発明の範囲内である。例えば、ストッパーリング320が二つの切り欠き部322を備えた場合には、それに応じて、ピストン300の突出部300aとボトムプレート200の突出部205bもそれぞれ二つずつ備えられていれば良い。
なお、本実施形態では、ストッパーリング320とピストン300の垂下周縁部304の下面304aの締結手段としてネジによる固定を選択しているが、これに限定解釈されるものではなく、ストッパーリング320とピストン300の垂下周縁部304の下面304aが容易に分離しないように締結されれば他の締結手段でもよい。例えば、溶接による締結や強力な接着によるものであってもよい。
スプリングシート340は、ピストン300の円筒部301のスプリングシート嵌合筒部301dを内装可能な円筒状の貫通孔341を備えた大径状円筒部342と、大径状円筒部342の下端から水平方向で外側に向けて連続して一体に設けたフランジ部343と、を備えて構成されている。大径状円筒部342は上下面を開口して形成されている。
フランジ部343の上面には、懸架装置1を構成するコイルスプリング5の一端(下端)5aが鉛直方向で突き当たる(図6乃至図7参照)。
なお、本実施形態では、車両の重量測定装置100をトレーリングアーム式の懸架装置に適用する一例を説明したが、懸架装置1のアームと車体下面との間にコイルスプリング5が単独で挟み込まれている構造の懸架装置であれば、他の方式の懸架装置でも本発明を適用可能である。例えば、セミトレーリングアーム式、あるいはトーションビーム式などの懸架装置に本発明を提供してもよい。
「第二実施形態」
図8乃至図10は本発明の第二実施形態を示す。
本実施形態は、前輪用の懸架装置に適用される本発明の車両の重量測定装置の一実施形態である。
本実施形態の車両の重量測定装置は、上面側が車体(車両)側に取り付けられ、下面側に開口する溝部9cを有するトッププレート(センサボディ)7と、溝部9cの開口領域9dを覆い、溝部9cとともに所定の測定流体Rを充填してなる所定空間の油室9を形成するダイアフラム11と、溝部9cの開口領域9dの外径よりも大径に形成され、ダイアフラム11の外径寄りの面部を、溝部9cの開口領域9dより外側の面部との間で挟み込んで密閉固定する環状のカラー35と、カラー35の内径側で移動可能に備えられるとともに、カラー35の上側でカラー35と隙間Pを介して配され、図示しない懸架装置のスプリングの弾発力によりダイアフラム11を押圧可能な第1のピストン43及び第2のピストン44(移動体)と、トッププレート7に備えられ、第1のピストン43及び第2のピストン44の移動により変化可能な油室9内の測定流体Rの圧力変化を検出し得る圧力センサ21と、を含み、トッププレート7にはストッパーリング49が固定して備えられ、ストッパーリング49と第1のピストン43及び第2のピストン44とには、ストッパーリング49と第1のピストン43及び第2のピストン44との相対回転を阻止する相対回転阻止構造80が備えられている(図8参照。)
トッププレート7は、所定の肉厚を有する短尺円筒状に形成され、上面7a側を車体側に固定するとともに、円筒状に開口する溝部9cを下面7b側に設けてなり、外周端から鉛直方向で下方に向けて円筒状に環状壁部7cを突出している。
円筒状に開口する溝部9cは、トッププレート7の下面7bにて円筒状に凹設されているダイアフラム収容凹部13内にてトッププレート7の上面7a方向に向けて形成されている。
ダイアフラム収容凹部13は、溝部9cの外径側に所定幅で環状に構成された面部13aを備えている。
トッププレート7における車体側に面した上面7aには、圧力センサ21を連結可能なセンサ連結部7dが形成されている。また、センサ連結部7dは、上面7aから溝部9cまでトッププレート7を鉛直方向に貫通して溝部9cと連通するセンサ連結孔部7fを備えている。
なお、センサ連結部7dと圧力センサ21との接続は、測定流体Rが漏れないよう接続することが必要である。
また、トッププレート7には、自動車の本体フレーム(例えばクロスメンバ)に締結固定するため、固定ボルトを締結する複数個のボルト孔7kを設けるとともに、後述するストッパーリング49を固定するための連結ボルト17を締結する複数個のボルト固定孔7hを備えている。
圧力センサ21は、油室9内に充填されている測定流体Rの圧力変化を検出し得るものであって、例えば、圧力を測定し、これを電圧信号に変換して伝送される周知構造のものが適宜本発明の範囲内において選択使用されるものであり、特に限定解釈はされず、本発明の範囲内で最適なものが適宜選択可能である。
本実施形態では、センサ連結部7dに検出部21aを挿入するとともに、先端検出面21bを油室9内に臨ませ、突き当てフランジ面部21cをセンサ連結部7dの開口縁に密着させて鉛直方向に立設されている。
本実施形態では、突き当てフランジ面部21cとセンサ連結部7dの開口縁部との間にワッシャ23を介して固定している。また、側定流体Rの漏洩防止を図るため、所定の密封装置、本実施形態ではOリング25を配設している。
なお、圧力センサ21は、必ずしもトッププレート7の上面7aの中心に配設することはなく、先端検出面21bが油室9内に臨む限りにおいて、センサ連結部7dをトッププレート7の上面7aの任意位置に設けて配設することが可能で、車体側の取り付けにおいて支障のない位置を採択して配設することが可能である。
ダイアフラム11は、溝部9cの開口領域9dを覆い、溝部9cとともに所定空間の油室9を形成する円筒状に形成されており、トッププレート7の下面7bにて円筒状に形成されているダイアフラム収容凹部13に嵌着されている。
ダイアフラム11は、例えば、本実施形態では、外径側に密封領域27を環状に形成するとともに、密封領域27の内径側に押圧領域31を備えて構成されている。
押圧領域31は、溝部9cの開口領域9dを覆う程度の幅をもって構成され、この押圧領域31とトッププレート7の溝部9cとによって所定領域の油室9が形成される。
密封領域27は、ダイアフラム収容凹部13の鉛直方向深さよりも肉厚に形成されており、カラー35によって挟み込まれたときに圧縮されて密封可能な厚さとする。
ダイアフラム11の材質は、第一実施形態の説明を援用しここでの説明は省略する。
油室9には、所定の測定流体Rが気泡を発生させることなく一杯に密封充填されている。測定流体Rは、後述する第1のピストン43の移動によって掛かる圧力が変化可能である。
カラー35は、本実施形態では、トッププレート7の環状壁部7cに囲まれた領域内に収まる程度の鉛直方向の厚みをもって形成された所定の短尺円筒状に形成されるとともに、トッププレート7の環状壁部7cの内周面に嵌合可能な外径と、ダイアフラム収容凹部13の面部13aよりも内側に位置する環状内面35bによる内径を有する大きさに形成されている。
カラー35の上面35aと、トッププレート7の下面7bにおける溝部9cの開口領域9dより外側の面部(ダイアフラム収容凹部13の面部13aより外側の面部)との間で、ダイアフラム11の密封領域27を挟み込んで密封固定している。
また、本実施形態では、ダイアフラム11の密封領域27の上面部27aの密封固定領域A1と、ダイアフラム11の密封領域27の下面部27bとカラー35の上面35aとの間の密封固定領域A2は、それぞれ面シールによる密封構造を採用している。
また、これら面シールによる密封構造とともに、別途シール部材による密封構造をも併せて採用している。
本実施形態では、ダイアフラム収容凹部13の面部13aと溝部9cとの間の領域に環状のシール溝39を設けるとともに、Oリング41を挿入して密封領域27の上面部27aとの間でOリング41が圧縮されて密封している。
さらに、カラー35の上面35aに大小径の異なる二つの環状のシール溝39を設けるとともに、それぞれのシール溝39にOリング41を挿入して密封領域27の下面部27bとの間、トッププレート7の下面7bとの間で、それぞれのOリング41が圧縮されて密封している。
密封領域27の上面部27aとの間でOリング41が圧縮されて密封しているため、油室9からの測定流体Rの漏洩防止が十分に図り得るが、本実施形態によれば、上述のとおり幾重もの密封構造を採用しているため、もしも密封領域27の密封構造から測定流体Rの漏れが発生したとしても、その他の密封構造領域にて測定流体Rの漏洩が防げるため、油室9からの測定流体Rの漏洩防止が確実に図り得る。よって、密封信頼性が極めて高いものとなる。
また、本実施形態では、上述のとおり相対移動がない領域に密封構造を設けたためシール耐久性も高い。
各シール部材は、密封固着領域及び当接領域を構成する一方の部材にシール溝39を設けるとともに、シール溝39にOリング41を挿入して他方の部材との間でOリング41が圧縮されて密封しているものであればよく、シール溝39とOリング41をいずれに設けるかは限定されずいずれであっても本発明の範囲内である。
第1のピストン43は、本実施形態では、カラー35の環状内面部35b(カラー35の内径)に摺接する外径を有する円筒部43aと、円筒部43aの外径から水平方向に連続して一体に、カラー35の外径よりも大径に設けたフランジ部43bと、フランジ部43bの内径から一体に垂下して形成され、環状内面部43dとテーパ状外面部43eによるテーパ円筒部43cとで構成されている。
また、フランジ部43bの下面の外周端43jには、面取部43kが形成されている。
円筒部43aの上面43f側には、トッププレート7の溝部9cよりも小径の円筒状に開口する上溝部43hが形成され、円筒部43aの下面43g側には、上溝部43hよりも小径の円筒状に開口する下溝部43iが形成されている。
また、第1のピストン43の上溝部43hには、上溝部43hの開口領域を覆い、上溝部43hの鉛直方向深さよりも肉厚の円筒状に形成されたパッド45が嵌着されている。パッド45が上溝部43hの鉛直方向深さよりも肉厚であるため、パッド45の上面がダイアフラム11の下面に当接した状態で、第1のピストン43の円筒部43aの上面43fとダイアフラム11との間、および、第1のピストン43のフランジ部43bの上面43mとカラー35の下面35cとの間には、それぞれ、隙間Pを有してセットされる。これにより、第1のピストン43が鉛直方向に移動可能に備えられる。
パッド45の材質は、第一実施形態の説明を援用しここでの説明は省略する。
第2のピストン44は、本実施形態では、第1のピストン43の環状内面部43d(テーパ円筒部43cの内面)と同径の環状内周面44eを有する薄肉の長尺円筒部44aと、長尺円筒部44aの下端から水平方向に連続して一体に設けられ、中央にロッド挿通孔44fを有する薄肉の底部44bと、長尺円筒部44aの上端から拡開状に鉛直方向で上方に向けて一体に設けた薄肉のテーパ円筒部44cと、テーパ円筒部44cの外周端から水平方向に連続して一体に、第1のピストン43のフランジ部43bと同一外径に形成した薄肉のフランジ部44dとで構成されている。
また、フランジ部44dの外径端は、拡開状に鉛直方向で上方に向けて嵌合部44gが、第1のピストン43のフランジ部43bの面取部43kに沿うように形成されている。
また、第2のピストン44の長尺円筒部44aの内側空間には、長尺円筒形のゴムブッシュ46とともに、ゴムブッシュ46の中央に嵌着されたブッシュ内金属部材46eが格納されている。
また、ゴムブッシュ46の内周面46bの鉛直方向中央位置に、嵌合凹部46cが形成されている。嵌合凹部46cには、ブッシュ内金属部材46eが嵌着されている。
ゴムブッシュ46は、例えば、本実施形態では、内径側に外径側よりも鉛直方向に肉厚な係止領域46aが形成されている。係止領域46aは、第2のピストン44の長尺円筒部44aの鉛直方向深さよりも上下に突出した肉厚に形成されており、第1のピストン43の円筒部43aの下面43gによって挟み込まれて、嵌合凹部46cに嵌着されたブッシュ内金属部材46eを強固に保持する。
ブッシュ内金属部材46eは、ゴムブッシュ46の嵌合凹部46cの内周面46dと同径の外径を有し、ブッシュ内金属部材46eの上面46f側の中心には、ゴムブッシュ46の内周面46bと同径の円筒状に開口する上溝部46gが形成されている。上溝部46gには、その中心に上下方向に貫通するロッド挿通孔46hを設けている。ロッド挿通孔46hには、図示しないロッド先端の段差部が当接可能な受け部を設けて大径孔部と小径孔部が連続して形成されている。
第2のピストン44は、長尺円筒部44aの内側空間に内在するブッシュ内金属部材46eのロッド挿通孔46hに挿通して、ブッシュ内金属部材46eの上面46f側に突出した懸架装置を構成する図示しないショックアブソーバのロッド先端を、図示しないナットを介して取り付け締結するとともに、締結部をゴムブッシュ46に支えられ、懸架装置の長さ方向に移動可能に備えられている。
そして、第2のピストン44のフランジ部44dと鉛直方向に密接する第1のピストン43のフランジ部43bを介して、第1のピストン43の上溝部43hに嵌着されたパッド45で、図示しない懸架装置のスプリングの弾発力によりダイアフラム11を押圧可能に備えられている。
軸受ユニット50は、第2のピストン44のフランジ部44dの下面と、図示しないスプリングシートの上面との間に介在されて相対回転可能に構成されており、本実施形態では、懸架装置の長さ方向の荷重を揺動自在に支持するスラストニードル軸受60と,揺動に一定減衰を発生させつつ荷重を受けないすべりブッシュ75を備え、スラストニードル軸受60とすべりブッシュ75を収容するケース70とで構成されている(図8参照)。
スラストニードル軸受60は、アッパーケース71側に配置されたアッパーレース(アッパー軌道輪)61と、ロアーケース72側に配置されたロアーレース(ロアー軌道輪)62と、これら一対のレース61・62相互間に構成された軸受内部空間に沿って配列された転動体としての複数の針状ころ63と、複数の針状ころ63を回転可能に保持する保持器64とで相対回転に構成されている。
アッパーレース61は、下面に軌道面を有した円環状に形成されている。ロアーレース62は、上面に軌道面を有し、アッパーレース61よりも幅広に形成された円環部と、円環部の外径端から一体に垂設された円筒部とで形成されている。アッパーレース61とロアーレース62は、互いの軌道面同士が対向配置されるように組み合わされている。
ケース70は、アッパーケース71と、ロアーケース72とによって、スラストニードル軸受60を挟み込むように構成されている。アッパーケース71は、スラストニードル軸受60のアッパーレース61の上面と、第2のピストン44のフランジ部44dの下面との間に介在し、ロアーケース72は、スラストニードル軸受60のロアーレース62の下面と、図示しないスプリングブッシュとの間に介在している。
本実施形態では、スラスト配置したスラストニードル軸受60により、転舵方向に揺動する際の摩擦を非常に小さくし、車体重量を揺動自在に支持するとともに、アッパーケース71の円筒部71dとロアーケース72の円筒部72dとの間にて、鉛直方向にすべりブッシュ75を配したので、すべりブッシュ75には車体重量が負荷されず、すべりブッシュ75がアッパーケース71の円筒部71dと摺接することによって、ロアーケース72の旋回方向の揺動に対して所定の減衰を発生させることができる。
すべりブッシュ75は、ロアーケース72の収容凹部72fに収容され、対向するアッパーケース71の円筒部71dと摺接する肉厚で円筒状に形成されている。
すべりブッシュ75の材質としては、耐摩耗性と所定の減衰特性を備えた素材であれば良く、特に限定解釈されるものではないが、例えば、テフロン(登録商標)などの樹脂材料を選択する。
また、本実施形態の軸受ユニットでは、軸受ユニットの外部からの異物の浸入を防止するため、シール66を配している。シール66は、例えばゴムやエラストマーなどの周知の弾性材が本発明の範囲内で適宜選択して採用される。
ストッパーリング49は、懸架装置への取り付け作業性を向上させるために採用されているものであって、本実施形態では、トッププレート7と同一外径で、かつ内径は、第1のピストン43のフランジ部43bと、第2のピストン44のフランジ部44dよりもわずかに大径で円環状に形成された環状取付部49aと、環状取付部49aの内径から鉛直方向で下方に向けて垂設された円筒部49bと、円筒部49bの下端から水平方向で内側に向けて、軸受ユニット50のアッパーケース71の大径円環部71aよりもわずかに大径で突設された係止鍔部49cとで構成されている。
環状取付部49aには、トッププレート7のボルト固定孔7hに鉛直方向で同軸に配されるようにボルト固定孔49dが形成されている。
従って、ストッパーリング49のボルト固定孔49dを、トッププレート7のボルト固定孔7hを介して同軸上に連通させ、連結ボルト17を介して締結すると、係止鍔部49cが、第2のピストン44のフランジ部44dを鉛直方向で下方から受けるようにして係止して、第1のピストン43と第2のピストン44を隙間P(第1のピストン43の円筒部43aの上面43fとダイアフラム11との隙間P、および、第1のピストン43のフランジ部43bの上面43mとカラー35の下面35cとの隙間P)の範囲内で鉛直方向に移動可能にトッププレート7と一体化させることができる。
相対回転阻止構造80は、本実施形態では、車体側に固定されるトッププレート7にボルト止めして固定されているストッパーリング49に設けられた突部80aと、スプリングの弾性によって鉛直方向に押圧されているピストン(第1のピストン43と第2のピストン44)に設けられた平面部80b,80cとで構成されている。
突部80aは、ストッパーリング49の内周面の所定位置に、径方向に突出する断面視で略矩形状の突起状物である(図8乃至図10参照。)。
平面部80b,80cは、第1のピストン43のフランジ部43bの外周面と、第2のピストン44のフランジ部44dの外周面のそれぞれの鉛直方向で同一の位置に円周方向で所定領域を平面状に切り欠いて形成されている(図8乃至図10参照。)
突部80aは、平面部80b及び80cと当接する可能な鉛直方向厚さを有するとともに、径方向で平面部80b及び80cとの間に僅かな隙間P2をもって突出形成している。すなわち、第1のピストン43と第2のピストン44が回転しようとしても直ぐに突部80aが平面部80b及び80cに当接するため相対回転は阻止される。
従って、本実施形態によれば、ストッパーリング49に設けられた突部80aと、第1のピストン43と第2のピストン44に設けられた平面部80b及び80cとが互いに当接してストッパーリング49と第1のピストン43及び第2のピストン44との相対回転を阻止することが可能となるため、第1のピストン43の上溝部43hに配されているパッド45と、カラー35とトッププレート7との間に配されているダイアフラム11との摩耗が防止される。
突部80aと平面部80b及び80cとで構成される本実施形態の相対回転阻止構造80は、本実施形態のように1組に限らず、複数組備えることも可能で本発明の範囲内で設計変更可能である。また、突部の形状も任意である。
なお、本実施形態の相対回転阻止構造80を第一実施形態に適用することは本発明の範囲内であって適宜設計変更可能である。
「第三実施形態」
図11乃至図13は本発明の第三実施形態を示す。
本実施形態は、第二実施形態とは相対回転阻止構造80が相違している。その他の構成及び作用効果は第二実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。また、図11において軸受ユニット50は概略図にて示すが第二実施形態と同じ構成でよい。
相対回転阻止構造80は、本実施形態では、ストッパーリング49に設けられた切欠部80dと、第1のピストン43及び第2のピストン44に設けられた突部80e,80fとで構成されている。
切欠部80dは、ストッパーリング49の内周面の所定位置に、径方向で外方に向けて平面視円弧状で、かつ鉛直方向に連続して貫通状に凹設されている(図11乃至図13参照。)。
突部80e,80fは、第1のピストン43のフランジ部43bの外周面と、第2のピストン44のフランジ部44dの外周面のそれぞれの鉛直方向で同一の位置に径方向に湾曲状に突出する円弧状の突起状物で、切欠部80dに僅かな隙間P3をもって嵌る程度の大きさに形成されている(図11乃至図13参照。)。すなわち、第1のピストン43と第2のピストン44の鉛直方向の移動に支障を来たさない程度に形成されている。
従って、本実施形態によれば、ストッパーリング49に設けられた切欠部80dに、第1のピストン43と第2のピストン44に設けられた突部80e,80fが嵌り、ストッパーリング49と第1のピストン43及び第2のピストン44との相対回転を阻止することが可能となる。このような構成を採用したことにより、第1のピストン43の上溝部43hに配されているパッド45と、カラー35とトッププレート7との間に配されているダイアフラム11との摩耗が防止される。
切欠部80dと突部80e,80fとで構成される本実施形態の相対回転阻止構造80は、本実施形態のように1組に限らず、複数組備えることも可能で本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、本実施形態の相対回転阻止構造80を第一実施形態に適用することは本発明の範囲内であって適宜設計変更可能である。
「第四実施形態」
図14乃至図16は本発明の第四実施形態を示す。
本実施形態は、第一実施形態にて説明した車両の重量測定装置の油室201を構成する溝部202に、第一実施形態の溝部202とは異なる特徴的な構成を有しているものである。
その他の構成及び作用効果は、第一実施形態と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
本実施形態では、センサ連結孔部206dに油供給用のポート500を差し込んで油室201内に測定流体(油)Rを充填した状態を図示し、圧力センサ400を配設した図は省略している。
ポート500は、センサ連結孔部206dに差し込み配設可能な供給部501と、供給部501と連通して水平方向に延設されている油注入部503と、供給部501及び油注入部503と連通して鉛直方向で上方に一体に設けられている排気口505とを備えて構成されている(図14乃至図16参照。)。
なお、ポート500は図示形態に限定されるものではなく本発明の範囲内で適宜最適なものを採用可能である。
本発明の車両の重量測定装置において、製造時に油室201に測定流体(油)Rを充填する場合、圧力センサ400を取り付けるセンサ連結孔部206dから油供給用のポート500を介して充填するのが好ましい。その理由は、油充填のための孔を別途設けるとその孔から測定流体(油)Rが流出する虞があるため、孔を増やすのは好ましくないからである。
例えば、1箇所の孔から油の充填を行う場合、供給した測定流体(油)Rが空気の通り道を塞ぐと油室内に気泡が生じてしまう。そのため、測定流体(油)Rが油室内に満たされるまで空気は適切に排気される必要がある。
しかし、油室が狭いと、供給された測定流体(油)Rが油室を満たす前に入口近傍で空気の通り道を塞ぎ、油室内に空気を閉じ込めてしまうことで大きな気泡ができるといった問題がある。測定流体(油)Rを気泡なく充填するためには、油室の端まで測定流体(油)Rが満ちるまで、空気を外方へと逃がす(排気する)ための空気の通り道が確保されている必要がある。
そこで本実施形態では、このような課題を達成するために、溝部内を単純に広くするだけではなく、油室内にある空気を効率よく排気可能な構成を採用することとした。
本実施形態では、油室201を形成している溝部202の内底面202bを、センサ連結孔部206dの連通位置(給油口)206eから徐々に溝内高さが低くなるテーパ状に形成するように構成した(図14及び図16参照。)。
すなわち、本実施形態にて油室201を構成している溝部202は、連通位置(給油口)206e付近の溝が最も深く、溝部202の最大径部(溝部内の端)202cに向かうに従って徐々に溝が浅くなるようなテーパ状に内底面202bが形成されている(図16参照。)。なお、連通位置(給油口)206e付近の溝空間をS1、最大径部(溝部内の端)202c付近の溝空間をS2とする(図16参照。)。
従って、上述した溝部構造によって、連通位置(給油口)206e近傍の空間(S1)が広く、連通位置(給油口)206eから遠ざかるほど空間(S2)が狭くなるような油室構造を採用することができるため、ポート500を介して油注入部503から測定流体(油)Rが油室201内に供給されていくと、測定流体(油)Rは油室201の端(最大径部202c)から満たされていき、油室201が測定流体(油)Rで満たされるまで油室201内に残っている空気はテーパ状の内底面202bとの間を通ってポート500へと導かれ、排気口505を介して排気可能である。よって、測定流体(油)Rの供給時に空気の通り道を塞ぐことがない。
従って、油室201内の空気を全て綺麗に排気することができるため、測定流体(油)Rを気泡なく油室201内に充填することができる。
また、溝部202の内底面202bの傾斜角度は特に限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、本実施形態の溝部構造を第二実施形態乃至第三実施形態に適用することは本発明の範囲内であって 適宜設計変更可能である。
「第五実施形態」
図17及び図18は本発明の第五実施形態を示す。
本実施形態は、第四実施形態にて説明した課題を達成するための他の実施形態であって、車両の重量測定装置の油室201を構成している溝部202の内底面202bに、放射状凹溝202dを形成した点に特徴的な構成を有しているものである。
その他の構成及び作用効果は、第一実施形態及び第四実施形態と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
放射状凹溝202dは、溝部202の内底面202bに、センサ連結孔部206dの連通位置(給油口)206eから放射状に延びる連続した凹溝に形成されている(図18参照。)。
本実施形態では、溝部202の内底面202bにて、連通位置(給油口)から均等に同一形状の凹溝が放射状に6本形成されて構成されている(図18参照。)。
本実施形態においてそれぞれの放射状凹溝202dは、連通位置(給油口)206eの周囲に設けた共通の凹溝領域202eからそれぞれ溝部202の最大径部(溝部内の端)202cまで連続して同一幅で形成されている(図18参照。)。
なお、共通の凹溝領域202eを設けずに、連通位置(給油口)206eから直接それぞれの放射状凹溝202dが形成されている構成であってもよい。
このように放射状凹溝202dが空気の通り道になるため、油室201内に気泡なく測定流体(油)Rを充填することができる。
放射状凹溝202dの形状や数は図示されたものに制限されず、連通位置(給油口)206eから溝部202の最大径部(溝部内の端)202cまで連通する溝であればよい。また、それぞれの放射状凹溝202dの幅や長さは均一でなくても本発明の範囲内である。
また、本実施形態の放射状凹溝202dを、第四実施形態で開示したようにテーパ状に構成することも可能である。
なお、本実施形態の溝部構造を第二実施形態乃至第三実施形態に適用することは本発明の範囲内であって適宜設計変更可能である。
本発明は、本実施形態に示す構成からなる懸架装置に係らず、他の構成からなる懸架装置にも利用可能である。
1 懸架装置
2 アーム
5 コイルスプリング(スプリング)
7 トッププレート(センサボディ)
7d,206 センサ連結部
7f センサ連結孔部
9,201 油室
11,230 ダイアフラム
21,400 圧力センサ
35,220 カラー
44 第2のピストン(移動体)
49,320 ストッパーリング
80 相対回転阻止構造
80a,80e,80f 突部
80b,80c 平面部
80d 切欠部
100 車両の重量測定装置
200 ボトムプレート(センサボディ)
202 溝部
202a 開口領域
202d 放射状凹溝
203 下面
204 上面
205 環状壁部
205b 突出部
207 ボトムプレートの段部
221 環状内面
222 下面
223 上面
231 ダイアフラム収容凹部
232 内面部
234 押圧領域
300 ピストン(移動体)
301 円筒部
301a 円筒部の下面
301b 円筒部の上面
301c 下溝部
301d スプリングシート嵌合筒部
302 フランジ部
304 垂下周縁部(縁)
304a 垂下周縁部の下面
320a ストッパーリングの下側
322 切り欠き部
404 センサ本体
P 所定の隙間
R 測定流体(作動油)

Claims (9)

  1. 所定形状の溝部を備え、車体側若しくは懸架装置のアーム側に取り付けられるセンサボディと、
    スプリングの弾発力により移動する移動体と、
    前記移動体の移動により、押圧変形可能なダイアフラムと、
    前記センサボディの溝部と前記ダイアフラムとによって構成され、所定の測定流体を充填し、前記ダイアフラムの押圧により内部圧力が変化可能な油室と、
    前記センサボディに備えられ、前記油室内の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
    前記センサボディと前記移動体とには、前記センサボディと前記移動体との相対回転を阻止する相対回転阻止構造が備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置。
  2. 前記センサボディと前記移動体のいずれかにストッパーリングが固定して備えられ、
    前記相対回転阻止構造は、前記移動体若しくは前記センサボディと前記ストッパーリングとの間に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の重量測定装置。
  3. 前記センサボディに前記ストッパーリングが固定して備えられ、
    前記相対回転阻止構造は、
    前記ストッパーリングに設けられた突部と、
    前記移動体において、前記突部と相対向する位置に設けられた平面部と、で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の重量測定装置。
  4. 前記センサボディに前記ストッパーリングが固定して備えられ、
    前記相対回転阻止構造は、
    前記ストッパーリングに設けられた切欠部と、
    前記移動体に設けられ、前記切欠部と嵌り合う突部と、で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の重量測定装置。
  5. 上面側が車体側に取り付けられ、下面側に開口する溝部を有するトッププレートと、
    前記溝部の開口領域を覆い、前記溝部とともに所定の測定流体を充填してなる所定空間の油室を形成するダイアフラムと、
    前記溝部の開口領域の外径よりも大径に形成され、前記ダイアフラムの外径寄りの面部を、前記溝部の開口領域より外側の面部との間で挟み込んで密閉固定する環状のカラーと、
    前記カラーの内径側で移動可能に備えられるとともに、前記カラーの上側でカラーと隙間を介して配され、懸架装置のスプリングの弾発力により前記ダイアフラムを押圧可能なピストンと、
    前記トッププレートに備えられ、前記ピストンの移動により変化可能な油室内の測定流体の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
    前記トッププレートにはストッパーリングが固定して備えられ、
    前記ストッパーリングと前記ピストンとには、前記ストッパーリングと前記ピストンとの相対回転を阻止する相対回転阻止構造が備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置。
  6. 下面側が懸架装置のアームに当接して設置され、上面側に開口する溝部を有するボトムプレートと、
    前記溝部の開口領域を覆い、前記溝部とともに所定の測定流体を充填してなる所定空間の油室を形成するダイアフラムと、
    前記溝部の開口領域の外径よりも大径に形成され、前記ダイアフラムの外径寄りの面部を、前記溝部の開口領域より外側の面部との間で挟み込んで密閉固定する環状のカラーと、
    前記カラーの内径側で懸架装置の長さ方向に移動可能に備えられるとともに、前記カラーの上側でカラーと隙間を介して配され、懸架装置のスプリングの弾発力により前記ダイアフラムを押圧可能なピストンと、
    前記ボトムプレートの下面側に備えられ、前記ピストンの移動により変化可能な油室内の測定流体の圧力変化を検出し得る圧力センサと、を含み、
    前記ボトムプレートの下面側の少なくとも一部には、懸架装置のアームに対して嵌合可能な回り止め機構を一体に備えており、
    前記ボトムプレートと前記ピストンとには、それぞれ突出部が備えられ、
    前記ピストンには、環状のストッパーリングが固定して備えられ、
    前記ストッパーリングには、前記ボトムプレートの突出部と前記ピストンの突出部の双方を嵌め合わせ、前記ピストンとともに前記ボトムプレートを回転不能に保持可能な少なくとも一つの切り欠き部が周方向に備えられていることを特徴とする車両の重量測定装置。
  7. 前記ストッパーリングは、前記ボトムプレートと前記ピストンとを分解不能としていることを特徴とする請求項6に記載の車両の重量測定装置。
  8. 前記センサボディには、圧力センサを連結するセンサ連結部が備えられ、前記センサ連結部には前記溝部と連通するセンサ連結孔部を備え、
    前記溝部の内底面は、前記センサ連結孔部の溝部連通位置から徐々に溝内高さが低くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車両の重量測定装置。
  9. 前記センサボディには、圧力センサを連結するセンサ連結部が備えられ、前記センサ連結部には前記溝部と連通するセンサ連結孔部を備え、
    前記溝部の内底面には、センサ連結孔部の溝部連通位置から放射状に延びる放射状凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車両の重量測定装置。
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