JP6663654B2 - 開閉体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家屋、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の出入口や開口部に設置される開閉体装置に係り、特に障害物検知装置の検知信号を無線にて送信する開閉体装置及び受信感度表示方法に関する。
ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置されたシャッターカーテンやドアなどの開閉体装置には、その開閉動作を電動で行う電動シャッターや電動ドアが使用されることが多い。このように電動で開閉動作を行うものは、近年その動作を遠隔操作によって制御するための無線方式の無線リモコン送信装置を備えるものがある。これは無線方式にすることによって従来行っていた有線による制御が原因の電気的な問題を低減させることが大きい。
無線方式は、電波、赤外線、超音波、あるいは、フラッシュ等のいずれかを搬送媒体として、操作信号を送受信して、制御装置に信号を送り、電動シャッターの開閉機を作動させている。シャッターカーテンを電動で作動させるものにおいては、巻き降ろしの際に障害物があると、それと接触してシャッターカーテンに不具合が発生する可能性もある。
これら障害物に対する対応として、一般的にはシャッターの座板部に障害物検知器を設け、何らかの障害物等を検知した場合に、シャッターカーテンの降下を停止させるなど一定の回避動作を行うようにしている。座板部に設けられた障害物検知器からの検知信号を制御装置に送る方法として、有線方式の他に赤外線等の無線信号を用いている。
障害物検知器からの検知信号を無線方式にて制御装置に送信するものとしては、特許文献1,2に示すものが知られている。
特許文献1に記載のものは、シャッター開閉操作と障害物検知動作のいずれも無線通信で行うようにしたものである。
特許文献2に記載のものは、障害物の検知の送受に無線電波を用い、これを安定して行えるようにしたものである。
特開平10−061354号公報 特開平09−317358号公報
特許文献1に記載のものは、障害物検知信号と操作信号を同じ受信装置で受信している。しかしながら、これらは、違法無線やアーク溶接などの強力な電磁波による影響を受け易い。つまり、従来1種類の搬送媒体で信号の受信を行っていたが特許文献1では2種類の以上の搬送媒体を用いて信号の受信を行うようにしたものである。
また、特許文献2に記載のものは、障害物検知信号の送信周波数をこの検知信号の送信中に所定の周波数範囲で変化させることによって、検知信号の受信を安定して行えるようにしている。
ところで、一旦設置された建物構造物躯体内におけるシャッターカーテンの周辺環境は施工時と実際の稼働時とで変化する場合が多々ある。例えば、シャッターカーテンの近傍に電子機器或いは金属製の家具や事務用品などが設置されてしまった場合、これらの電子機器、家具、事務用品などが障害物検知装置から発せられる信号に干渉して、その送信信号レベルを減衰させてしまう可能性がある。
仮に送信信号レベルが減衰してしまった場合には障害物検知装置における検知状態に支障をきたし、シャッターカーテンの開閉動作時における障害物回避動作の誤作動に繋がる可能性もある。そのためシャッターカーテンが設置された躯体管理現場では施工後のシャッター運用時に常に信号の受信レベルを目視で確認(視認)したいとの要求が強かった。
これに対して特許文献1に記載のものは、電動シャッターの設置空間に操作信号、障害物検知信号以外の飛び交う種々の信号を受信装置が受信してしまった場合には誤動作を発生させてしまう恐れがあるため2種類の搬送媒体(例えば電波と赤外線等)を使用する旨の記載はあるが、受信装置の受信状態(レベル)を視認可能として上述のような誤動作を未然に防ぐことについては一切その記載がない。
また、特許文献2には、シャッターカーテンの開閉高さ位置等により環境条件が変化した場合に生じる電波の減衰を防止する旨の記載はあるものの、特許文献1と同様に受信状態(レベル)を視認可能とすることに関しては一切その記載がない。従って、電波無線方式にて送信する障害物検知信号の信頼性を簡易な方法で向上することができていなかったのが現状である。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電波無線方式にて送信する障害物検知信号の信頼性を向上することができる開閉体装置及び受信感度表示方法を提供することにある。
本発明に係る開閉体装置の第1の特徴は、開口部を開放及び閉鎖する開閉体手段と、前記開閉体手段の閉鎖側先端部に設けられ、障害物検知時に検知信号を電波無線方式にて送信する障害物検知手段と、前記障害物検知手段から前記検知信号を受信する検知信号受信手段と、前記障害物検知手段から受信した前記検知信号のレベルを視認可能に表示するレベル表示手段とを備えたことにある。
開閉体手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構築・構造物における、出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部などを開閉移動するシャッターカーテンなどの部材で構成される。開閉体手段がシャッターカーテンの場合には、例えば、建物などの開口部の上部に収納され、まぐさなどを介してシャッターカーテンが下降し、開口部を閉鎖する。これ以外にも開閉体手段が開口部の側部に収納され横引き方式で開閉移動したり、開口部の下部に収納され上昇方式で開閉移動したりするものもある。また、開閉体手段には、閉鎖によって開口部を全閉できるものも全閉できないものも含む。
障害物検知手段は、この開閉体手段の閉鎖側先端部に設けられ、開閉体手段と共に移動するものであり、例えば、閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを検出する。障害物検知手段は、検知信号を電波無線方式にて開閉体手段の収納ボックス等に設けられた開閉体制御手段に送信する。障害物検知手段からの検知信号を受信した開閉体制御手段は、検知信号に応じて障害物回避動作等を行なう。ところが、開閉体の近傍に電子機器或いは金属製ロッカー等が設置された場合、障害物検知手段からの信号が弱くなってしまい誤動作を誘発させてしまう可能性がある。
この発明では、障害物検知手段から受信した検知信号の受信感度レベルを視認可能に表示するようにした。これによって、作業者は、レベル表示手段の検知信号のレベルを目視しながら、検知信号受信手段をシャッターケース内で種々移動させ、その受信した検知信号の強度レベルが最も強い位置を選択して配置することができるようになり、作業者の大幅な作業軽減を図ることができる。
本発明に係る開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記レベル表示手段は、前記検知信号受信手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることにある。
これは、レベル表示手段を検知信号受信手段に直接設けるようにしたものである。これによって、信号レベルを目視しながら検知信号受信手段を最適な箇所に設置することができる。
本発明に係る開閉体装置の第3の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記レベル表示手段は、前記開口部周辺の壁面、注意喚起灯及び防火戸側面の少なくとも1箇所に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることにある。
これは、レベル表示手段を開閉体手段によって開放及び閉鎖される開口部近傍の壁面、天井部に設けられる注意喚起灯、及び/又は防火戸の側面などに設けるようにしたものである。このようにレベル表示手段を壁面、注意喚起灯、防火戸などの見やすい位置に取り付けることによって、信号レベルを容易に視認することができる。
本発明に係る開閉体装置の第4の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記レベル表示手段は、前記開閉体手段に前記開放及び閉鎖に関する操作信号を出力する操作手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることにある。
これは、レベル表示手段を開閉体手段の開閉停の操作信号を出力する操作手段に設けるようにしたものである。操作手段は、壁面に設けられるものやリモコン装置スイッチなどが対応する。開閉体手段の開閉操作時に常時使用する操作手段に信号レベルが表示されるようになるので、手元で容易に確認することができる。
本発明に係る開閉体装置の第5の特徴は、前記第2、第3又は第4の特徴に記載の開閉体装置において、前記レベル表示手段は、前記検知信号のレベルに対応して、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態を変化させることによって、前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、検知信号のレベルを、LED発光素子の点灯又は点滅の状態を変化させることによって視認可能に表示
するようにしたものである。例えば、LED発光素子が単体の場合は、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度を変化させることで対応可能となる。また、LED発光素子が複数の場合は、これらの態様に加えて発光色や発光体形状などを種々変化させることで多様なレベル表示を可能とすることができる。
本発明に係る開閉体装置の第6の特徴は、前記第5の特徴に記載の開閉体装置において、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態として、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度を変化させることにある。
これは、LED発光素子が単体の場合に該当し、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度などを種々変化させることで多様なレベル表示を可能としたものである。
本発明に係る開閉体装置の第7の特徴は、前記第1から第6までのいずれか1の特徴に記載の開閉体装置において、前記検知信号と同じ周波数帯の異なる妨害電波信号を前記電波無線方式にて受信した場合、その受信した日時に関する情報を表示する表示手段を備えたことにある。
これは、妨害電波信号を受信した日時に関する情報を記憶しておくことによって、後でPCと接続して出力、又は外部メモリ等へ出力し、妨害電波信号の発生時間等の情報に基づいて、どこからどの機器から妨害電波が発生しているのかを追跡する際に役立てることができるようにしたものである。例えば、特定の時間に妨害電波信号が発生している場合には、その時間に可動する機器等から妨害電波信号が発生していることが容易に分かるので、その機器等を特定し易くなるという効果がある。
本発明に係る受信感度表示方法の第1の特徴は、開口部を開放及び閉鎖する開閉体手段の閉鎖側先端部に設けられた障害物検知手段から電波無線方式にて検知信号が検知信号受信手段に送信された場合に、前記障害物検知手段から受信した前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第1の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記検知信号受信手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第2の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第3の特徴は、前記第1の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記開口部周辺の壁面、注意喚起灯及び防火戸側面の少なくとも1箇所に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第3の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第4の特徴は、前記第1の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記開閉体手段に前記開放及び閉鎖に関する操作信号を出力する操作手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第4の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第5の特徴は、前記第2、第3又は第4の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記検知信号のレベルに対応して、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態を変化させることによって、前記検知信号のレベルを視認可能に表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第5の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第6の特徴は、前記第5の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態として、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度を変化させることにある。
これは、前記開閉体装置の第6の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明に係る受信感度表示方法の第7の特徴は、前記第1から第6までのいずれか1の特徴に記載の受信感度表示方法において、前記検知信号と同じ周波数帯の異なる妨害電波信号を前記電波無線方式にて受信した場合、その受信した日時に関する情報を表示することにある。
これは、前記開閉体装置の第7の特徴に対応した受信感度表示方法の発明である。
本発明の開閉体装置によれば、障害物検知信号の受信状態を容易に視認することができるので、電波無線方式にて送信する障害物検知信号の信頼性を向上することができ、誤動作の要因を排除して迅速な対応を行うことができるという効果がある。
本発明に係るシャッター装置の概略構成を示す図である。 図1の電波監視制御部及び開閉体制御装置が実行する電波監視処理の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係るシャッター装置を備えた建物内部の概要を示す斜視図である。 受信感度別動作仕様と受信感度表示のタイムチャートを示す図である。 検知信号受信機が実行する図4の受信感度別動作仕様及びタイムチャートに対応した受信感度判定処理の一例を示すフローチャート図である。 この実施の形態の変形例を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体として上下に開閉(昇降)制御されるシャッター装置を例に説明する。開閉体の閉鎖方向は、通常の下降で閉鎖のみではなく、上昇で閉鎖であってもよい。本実施の形態では、上方からの下降が閉鎖方向である場合を例に説明する。
図1は、本発明に係るシャッター装置の概略構成を示す図である。このシャッター装置は、建物の開口部に設けられるものであり、基本的にシャッターケース11、シャッターカーテン12、ガイドレール13,14、モータ15、シャッター駆動回路16、開閉体制御装置17、操作信号受信機18、検知信号受信機20、電波監視制御部22、リモコン操作スイッチ30、障害物検知器40などから構成される。これ以外の巻取シャフトやチェーンなどについては図示を省略してある。
ガイドレール13,14は、シャッターカーテン12の両端部に接するように建物の開口部の両端側に設けられ、まぐさ部から床面まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材で構成されている。シャッターカーテン12は、このガイドレール13,14の各案内溝に沿って上昇下降し、開口部の開閉動作を行う。図示していない巻取りシャフトは、開口部の上方に位置しているシャッターケース11の両端側に回動可能に設けられ、シャッターカーテン12を巻き取ったり巻き戻したりする。図示していないチェーンは、モータ15の回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取りシャフトの回転軸に設けられた従動スプロケットとを連結している。従って、モータ15の回転駆動力はチェーンを介して巻取りシャフト側に伝達され、モータ15が回転すると、チェーンを介して巻取りシャフトが回転し、シャッターカーテン12の開閉動作が制御されるようになっている。
シャッター駆動回路16は、マイクロコンピュータによって構成されており、図示していない電源ラインを介して電力が供給されている。シャッター駆動回路16は、開閉体制御装置17からの制御信号に基づいて、モータ15の回転を制御する。開閉体制御装置17は、リモコン操作スイッチ30からの制御信号すなわち制御電波信号を受信するリモコン用アンテナ19を備えた操作信号受信機18と、障害物検知器40からの検知信号すなわち検知電波信号を受信する検知用アンテナ21を備えた検知信号受信機20にそれぞれ接続されており、リモコン操作スイッチ30の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号及び障害物検知器40の検知状態を示す検知信号をシャッター駆動回路16に出力する。
リモコン操作スイッチ30は、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子である。なお、操作スイッチは壁面などに設けられた有線方式の操作子でもよい。障害物検知器40は、シャッターカーテン12の座板部に設けられており、障害物を検知した場合、電磁波の検知信号を発振(送信)する。
検知信号受信機20は、検知用アンテナ21を介して障害物検知器40からの電磁波の検知信号を受信し、それに応じて開閉体制御装置17にその検知信号を出力して、シャッター駆動回路16を制御してモータ15の回転、すなわちシャッターカーテン12の上昇下降時の制御を実行する。また、検知信号受信機20は、レベル表示装置23を備えている。このレベル表示装置23は、LED発光素子などからなり、一例として、障害物検知器40から発せられる信号の受信感度レベルをLEDの発行回数で表示するものである。レベル表示装置23の詳細については後述する。
電波監視制御部22は、操作信号受信機18及び検知信号受信機20に入力した信号を随時取り込み、その信号に含まれる暗号コード信号を用いて、誤作動を防止している。また、電波監視制御部22は、リモコン操作スイッチ30、障害物検知器40などの送信器を判別するための固有のコード信号と、シャッターカーテンの動作に対応したコード信号とを受信することによって、作動の確実性を担保し、その誤作動を防止している。しかしながら、操作信号及び検知信号の搬送媒体として電波を用いているので、シャッター装置の周辺空間に飛び交っている種々の電波、例えば、違法無線やアーク溶接などの強力な電磁波により、偶然に誤動作してしまうおそれがある。
すなわち、電波監視制御部22は、操作信号受信機18及び検知信号受信機20に入力した信号がリモコン操作スイッチ30及び障害物検知器40からの適切な信号なのか、その他の異常な信号(妨害電波信号)なのかを判断し、異常な信号(妨害電波信号)を受信した場合は、異常環境としてブザー鳴動やランプ、文言等の表示による報知及び動作制限を掛けることで、電波環境として異常な状態でシャッターを通常動作させないようにしている。ここでの妨害電波とは、障害物検知器40から送信される検知信号と同じ周波数帯の信号であるが、固有のコード信号を有さないものである。このような妨害電波を受信している間は、適切な検知信号が送信された場合にその検知信号を受信することが難しくなるからである。
図2は、図1の電波監視制御部22及び開閉体制御装置17が実行する電波監視処理の一例を示すフローチャート図である。以下、このフローチャートを用いて電波監視制御部22及び開閉体制御装置17の動作の一例を説明する。
ステップS20では、図1に示した検知用アンテナ21を介して受信した電波が妨害電波信号であるか否かの判定を行い、妨害電波信号でない(no)場合はステップS21に進み、妨害電波信号である(yes)場合はステップS23に進む。ここで、妨害電波であるか否かの判定は、検知用アンテナ21を介して受信した電波が所定の規定値(コード判定可能レベル)を超えており、かつ、それが障害物検知器40の発信周波数帯と同じであり、さらに、送信器判別用の固有コードと一致するか否かを判定し、これら全ての条件に一致する場合は、妨害電波信号がないと判定し、これらの少なくとも1つの条件が満たされない場合は妨害電波信号であると判定する。
ステップS21では、前のステップS20で受信した電波が妨害電波信号ではなく正規の信号であると判定されたので、異常環境フラグをリセットする。この異常環境フラグは、検知用アンテナ21を介して受信中の電波が妨害電波信号であり、異常環境状態にあることを示すものである。
ステップS22では、現在異常環境状態ではないので、リモコン操作スイッチ30の操作に対応した開閉体の開閉停の各動作及び防災信号入力時の自重閉鎖(降下)動作を行うことのできる通常状態とする。通常状態にある開閉体装置は、リモコン操作スイッチ30を用いて電動で開閉停の操作や防災信号入力時に自重で降下する自動閉鎖装置の作動が有効な状態となる。
ステップS23では、検知用アンテナ21を介して受信中の電波が妨害電波信号であると判定されたので、現在のシャッターカーテン12の動作状態が停止中なのか否かを判定し、停止中(yes)の場合はステップS24に進み、停止中でない昇降中の場合はステップS31に進む。
ステップS24では、現在妨害電波受信中であることを示すために、視覚的及び/又は音声的に異常環境下にあることを報知すると共に押し切り動作可能とする。すなわち、妨害電波受信中ではあるが、リモコン操作スイッチ30にて操作する場合にはその操作ボタンを押し切りすることによって閉鎖動作を可能とする。これは、リモコン操作スイッチ30の操作者がシャッターカーテン12の近くで安全を確認しながら操作することができるようにするためである。
なお、押し切り動作とは、操作ボタンを押しているときだけ、その操作ボタンに相応する動作を行うことである。妨害電波受信中の状態であるが、リモコン操作スイッチ30にて操作して、この操作による電波およびその内容が正常であると制御部が認識できた場合には押し切り動作を行う。なお、妨害電波受信中の状態であると、リモコン操作スイッチ30の操作も正常に制御部に伝達されないおそれがあるので、より確実に押し切り動作を行わせるためには、リモコン操作スイッチ30と同等の指示機能を有するスイッチを設け、有線にて制御部に伝達することが好ましい。
ステップS25では、防災信号が入力したか否かを判定し、入力した(yes)場合はステップS26に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS26では、妨害電波信号の受信中に防災信号を入力したが、直ちに自重降下できないようにする。すなわち、検知用アンテナ21を介して受信中の電波が妨害電波信である場合は、障害物検知器40が検知信号を発信してもそれを受信することが難しくなるからである。なお、閉鎖を優先して直ちに自重降下するようにしてもよい。
ステップS27では、妨害電波信号の受信状態が継続しているか否かを判定し、継続している(yes)場合はステップS28に進み、継続していない場合はステップS38に進む。
ステップS28では、検知用アンテナ21を介して妨害電波を受信している状態になってから所定時間T1を経過したか否かを判定し、経過した(yes)場合はステップS29に進み、経過していない(no)場合はステップS26に戻り、所定時間T1を経過するまで、自重降下できないようにする。ここで、所定時間T1は、例えば30秒とする。
ステップS29では、検知用アンテナ21を介して妨害電波信号を受信している状態になってから所定時間T1を経過したので、例えば5秒降下動作を行い、10秒停止動作を行い、その後にまた5秒降下動作を行うというように、降下動作と停止動作を繰り返しながら安全にシャッターカーテン12を降下させて開口部閉鎖する降下処理を実行する。
ステップS30では、異常環境フラグに『1』をセットし、現在異常環境状態にあることを示すと共に妨害電波信号を受信した日時の情報を記録してリターンする。この日時の情報には、妨害電波信号の受信を開始した日時及び/又は終了した日時を記録することが好ましい。
ステップS31では、前のステップS23でシャッター停止中でないと判定されたので、シャッター降下中か否かを判定し、降下中(yes)の場合はステップS32に進み、そうでない上昇中(no)の場合は、障害物検知器40から検知信号が入力しなくても上昇動作に影響はないので、ここではなにも処理せずにリターンする。
ステップS32では、異常環境フラグに『1』がセットされているか否かを判定し、セットされている(yes)場合は、前述のステップS30又は後述するステップS37の処理にて異常環境フラグがセットされ、異常環境状態における降下処理中であることを意味するので、直ちにリターンし、セットされていない(no)場合は、ステップS33に進む。
ステップS33では、異常環境フラグがセットされていないと判定されたので、リモコン操作スイッチ30の操作による通常の閉鎖(降下)動作中、又は防災信号の入力による自重降下中に、検知用アンテナ21を介して妨害電波信号を受信したことを意味するので、閉鎖(降下)動作を一旦停止する。
ステップS34では、妨害電波信号の受信状態が継続しているか否かを判定し、継続している(yes)場合はステップS35に進み、継続していない場合はステップS38に進む。
ステップS35では、検知用アンテナ21を介して妨害電波信号を受信している状態になってから所定時間T2を経過したか否かを判定し、経過した(yes)場合はステップS36に進み、経過していない(no)場合はステップS33に戻り、所定時間T1を経過するまで、閉鎖(降下)動作を停止させる。ここで、所定時間T2は、上述の所定時間T1と同じ時間、例えば30秒としてもよいし、閉鎖(降下)動作中なので、例えば10〜20秒と所定時間T1よりも小さな値としてもよい。
ステップS36では、検知用アンテナ21を介して妨害電波信号を受信している状態になってから所定時間T2を経過したので、例えば5秒降下動作を行い、10秒停止動作を行い、その後にまた5秒降下動作を行うというように、降下動作と停止動作を繰り返しながら安全にシャッターカーテン12を降下させて開口部閉鎖する降下処理を実行する。
ステップS37では、異常環境フラグに『1』をセットし、現在異常環境状態にあることを示すと共に妨害電波信号を受信した日時の情報を記録してリターンする。この日時の情報には、妨害電波信号の受信を開始した日時及び/又は終了した日時を記録することが好ましい。
ステップS38では、ステップS27で妨害電波信号の受信状態が継続していないと判定されたということは、防災信号の入力に応じて自重降下処理を開始できなかったことを意味するので、妨害電波信号がなくなり次第に自重降下動作を再開させるための処理を行うと共にステップS34で妨害電波信号の受信状態が継続していないと判定されたということは、閉鎖(降下)動作中にその降下動作を一旦停止させたことを意味するので、妨害電波信号がなくなり次第に閉鎖(降下)動作を再開させるための処理を行う。なお、ステップS23における停止中の判定には、ステップS29及びステップS36の停止動作を含まないものとする。
図3は、本発明の実施の形態に係るシャッター装置を備えた建物内部の概要を示す斜視図である。図3では、図1のシャッター装置に並んで防火区画を形成するための防火戸50が設けられている。防火戸50には、避難等のために通過可能な潜り戸が設けられている。この実施の形態では、防火戸50の上側側面(図では前面)に検知信号受信機20からの受信感度レベルを表示するレベル表示装置23が取り付けられている。一般的に検知信号受信機20は壁面内或いはシャッターカーテン12が巻き取られるシャッターケース11内に収納されているが、この実施の形態では、レベル表示装置23を防火戸50の上部の壁面に取り付けることによって、常時視認可能としてある。なお、レベル表示装置23を防火戸50の裏面(図では後面)に設けてもよい。
また、注意喚起灯60、は上部天井面に取り付けられており、シャッターカーテン12の昇降時に作動して、作動中であることを報知するものである。一般的に、この注意喚起灯60は、シャッターカーテン12が昇降するときに赤色灯が回転して警告している。そこで、この実施の形態では、注意喚起灯60の側面に検知信号受信機20からの受信感度レベルを表示するレベル表示装置61を設けている。なお、注意喚起灯60の側面にレベル表示装置61を設ける場合には、レベル表示装置23は検知信号受信機20と同じ壁面内又はシャッターケース11内に設け、施工時又はメンテナンス時に視認できるようにしても良い。注意喚起灯60は、一般的にはシャッターカーテン12との組み合わせで設置されるものなので、別途レベル表示装置23を壁面や防火戸側面に取り付ける必要もなく容易に実現することができる。
図4は、受信感度別動作仕様と受信感度表示のタイムチャートを示す図である。
この受信感度別動作仕樣では、横軸に障害物検知器40から発せられる信号の受信感度レベルの一例を示す。検知信号受信機20は、受信感度レベルが−70[dBm]以上の場合は、実用に最適な感度「強」と判定し、それに伴ってレベル表示装置23のLEDを連続的に3回点灯させる。検知信号受信機20は、受信感度レベルが−70[dBm]〜−85[dBm]の範囲にある(−70[dBm]より小さく−85[dBm]よりも大きい)場合は、実用上支障のない感度「中」と判定し、レベル表示装置23のLEDを連続的に2回点灯させる。検知信号受信機20は、受信感度レベルが−85[dBm]以下の場合は、実用上支障のある感度「弱」と判定し、レベル表示装置23のLEDを1回だけ点灯させる。
図4において、受信感度表示のタイムチャートは、上述のLED点灯のタイミングをそれぞれ示す。このタイムチャートに示すように、障害物検知器40から発せられた信号のON−OFFに対応して、検知信号受信機20は、その受信感度レベルを測定する。なお、この信号は短時間の間に約10回程度発信されるものであり、図では、その中で最初に検知信号受信機20によって検知されたものを表示している。この測定結果、上述のように感度「強」と判定した場合は、LEDを0.2秒間隔で点灯と消灯を繰り返す3回点滅させ、感度「中」と判定した場合は、LEDを同じく0.2秒間隔で2回点滅させ、感度「弱」と判定した場合は、LEDを0.2秒間だけ1回点灯させることになる。なお、この点灯と消灯の時間は一例であり、任意に設定可能である。例えば、感度「強」、「中」及び「弱」の場合における全体の点滅時間を等しくして、感度「強」の場合は1秒間で短く3回点滅させ、「中」の場合はこれよりも長く1秒間で2回点滅させ、「弱」の場合は1秒間ずっと点灯し続けるようにしてもよい。また、点滅は1回だけではなく、所定のインターバルをおいて複数回点滅処理を実行するようにしてもよい。
図5は、検知信号受信機が実行する図4の受信感度別動作仕様及びタイムチャートに対応した受信感度判定処理の一例を示すフローチャート図である。
ステップS50では、障害物検知器40からの受信感度レベルが−70dBm以上であるか否かを判定し、yesの場合はステップS51に進み、noの場合はステップS52にジャンプする。
ステップS51では、前のステップS50にて受信感度レベルが−70[dBm]以上であると判定されたので、実用に最適な感度「強」であることを報知するためにレベル表示装置23を3回点滅させる。
ステップS52では、受信感度レベルが−70[dBm]〜−85[dBm]の範囲にあるか(−70[dBm]より小さく−85[dBm]よりも大きい)否かを判定し、yesの場合はステップS53に進み、noの場合はステップS54にジャンプする。
ステップS53では、前のステップS52にて受信感度レベルが所定の範囲内にあると判定されたので、実用上支障のない感度「中」であることを報知するためにレベル表示装置23を2回点滅させる。
ステップS54では、受信感度レベルが−85[dBm]以下であるか否かを判定し、yesの場合はステップS55に進み、noの場合はリターンする。
ステップS55では、前のステップS54にて受信感度レベルが所定の範囲内にあると判定されたので、実用上支障のある感度「弱」であることを報知するためにレベル表示装置23を1回だけ点滅させる。
この実施の形態によれば、シャッターカーテンが設置された周辺の環境の変化によって受信信号レベルが変化したとしてもレベル表示装置23の点滅回数によって電波信号の受信感度レベルを容易に確認することができる。これによってシャッターカーテンの誤動作を未然に防止することができる。
図6は、この実施の形態の変形例を示す図である。上述の実施の形態では、レベル表示装置23としてLED発光素子を用いて、その点滅回数で受信感度レベルを簡易に表示する場合について説明したが、図6に示すように、リモコン操作スイッチ30の開閉停の各スイッチ30a,30b、30cの下方に、レベル表示装置23として液晶パネルから構成される信号受信感度表示部30dを設けるようにしてもよい。この信号受信感度表示部30dは、受信感度レベルの「強」,「中」,「弱」を液晶パネルの三角形状の横バーの大きさで表示している。なお、液晶表示の他にも、例えばレベル表示装置23として、赤色、緑色及び青色などの多色LEDを用いるようにしてもよい。スマートフォンなどで使用されているアンテナマークやWiFiマークを用いて表示してもよい。このようにリモコン操作スイッチ30に信号受信感度表示部30dを設けることによって、感度状態が手元で容易に確認することができるため極めて見やすく、誤動作防止を迅速に対応することができる。このような液晶パネルを検知信号受信機20に一体的に設けられるレベル表示装置23として応用することもできる。また、防火戸50の上部側面に液晶パネルを設けてもよい。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
11…シャッターケース
12…シャッターカーテン
13,14…ガイドレール
15…モータ
16…シャッター駆動回路
17…開閉体制御装置
18…操作信号受信機
19…リモコン用アンテナ
20…検知信号受信機
21…検知用アンテナ
22…電波監視制御部
23…レベル表示装置
30…リモコン操作スイッチ
30d…信号受信感度表示部
40…障害物検知器
50…非常口扉
60…注意喚起灯
61…レベル表示装置

Claims (14)

  1. 開口部を開放及び閉鎖する開閉体手段と、
    前記開閉体手段の閉鎖側先端部に設けられ、障害物検知時に検知信号を電波無線方式にて送信する障害物検知手段と、
    前記障害物検知手段から前記検知信号を受信する検知信号受信手段と、
    前記障害物検知手段から受信した前記検知信号のレベルを視認可能に表示するレベル表示手段と、
    前記検知信号と同じ周波数帯であって前記検知信号とは異なる妨害電波信号を前記検知信号受信手段が受信している状態にあるか否かを監視し、前記妨害電波信号を受信中の状態にあると判断した場合、異常環境にあるとして視覚的及び/又は音声的に報知すると共に前記開閉体手段の動作に制限を掛ける電波監視制御手段とを備えた開閉体装置であって、
    前記電波監視制御手段は、前記妨害電波信号を受信中の場合は、操作スイッチの操作に対応した前記開閉体手段の開閉の各動作を、前記操作スイッチが押し切り操作されている時だけ実行し、
    前記妨害電波信号を受信中に防災信号を受信した場合は、第1の所定時間を経過するまで、閉動作を実行せず、前記第1の所定時間経過後に閉動作と停止動作を交互に実行し、
    前記開閉体手段の閉動作中に前記妨害電波信号を受信した場合は、前記開閉体手段の閉動作を第2の所定時間が経過するまで一旦停止し、前記第2の所定時間経過後に閉動作と停止動作を交互に実行し、前記妨害電波信号を受信しなくなった時点で前記閉動作を再開することを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、
    前記レベル表示手段は、前記検知信号受信手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項1に記載の開閉体装置において、
    前記レベル表示手段は、前記開口部周辺の壁面、注意喚起灯及び防火戸側面の少なくとも1箇所に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることを特徴とする開閉体装置。
  4. 請求項1に記載の開閉体装置において、
    前記レベル表示手段は、前記開閉体手段に前記開放及び閉鎖に関する操作信号を出力する操作手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子で構成されることを特徴とする開閉体装置。
  5. 請求項2、3又は4に記載の開閉体装置において、
    前記レベル表示手段は、前記検知信号のレベルに対応して、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態を変化させることによって、前記検知信号のレベルを視認可能に表示することを特徴とする開閉体装置。
  6. 請求項5に記載の開閉体装置において、
    前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態として、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度を変化させることを特徴とする開閉体装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか1に記載の開閉体装置において、
    前記検知信号と同じ周波数帯であって前記検知信号とは異なる妨害電波信号を前記電波無線方式にて受信した場合、その受信した日時に関する情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする開閉体装置。
  8. 開口部を開放及び閉鎖する開閉体手段の閉鎖側先端部に設けられた障害物検知手段から電波無線方式にて検知信号が検知信号受信手段に送信された場合に、前記障害物検知手段から受信した前記検知信号のレベルを視認可能に表示し、前記検知信号と同じ周波数帯であって前記検知信号とは異なる妨害電波信号を前記検知信号受信手段が受信している状態にあるか否かを監視し、前記妨害電波信号を受信中の状態にある場合は、異常環境にあるとして視覚的及び/又は音声的に報知すると共に前記開閉体手段の動作に制限を掛ける受信感度表示方法であって、
    前記妨害電波信号を受信中の場合は、操作スイッチの操作に対応した前記開閉体手段の開閉の各動作を、前記操作スイッチが押し切り操作されている時だけ実行し、
    前記妨害電波信号を受信中に防災信号を受信した場合は、第1の所定時間を経過するまで、閉動作を実行せず、前記第1の所定時間経過後に閉動作と停止動作を交互に実行し、
    前記開閉体手段の閉動作中に前記妨害電波信号を受信した場合は、前記開閉体手段の閉動作を第2の所定時間が経過するまで一旦停止し、前記第2の所定時間経過後に閉動作と停止動作を交互に実行し、前記妨害電波信号を受信しなくなった時点で前記閉動作を再開することを特徴とする受信感度表示方法。
  9. 請求項に記載の受信感度表示方法において、
    前記検知信号受信手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することを特徴とする受信感度表示方法。
  10. 請求項に記載の受信感度表示方法において、
    前記開口部周辺の壁面、注意喚起灯及び防火戸側面の少なくとも1箇所に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することを特徴とする受信感度表示方法。
  11. 請求項に記載の受信感度表示方法において、
    前記開閉体手段に前記開放及び閉鎖に関する操作信号を出力する操作手段に設けられたLED発光素子及び/又は液晶表示素子を用いて前記検知信号のレベルを視認可能に表示することを特徴とする受信感度表示方法。
  12. 請求項9、10又は11に記載の受信感度表示方法において、
    前記検知信号のレベルに対応して、前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態を変化させることによって、前記検知信号のレベルを視認可能に表示することを特徴とする受信感度表示方法。
  13. 請求項12に記載の受信感度表示方法において、
    前記LED発光素子の点灯又は点滅の状態として、点灯若しくは点滅の回数、点灯若しくは点滅の時間、及び/又は点灯若しくは点滅時の発光強度を変化させることを特徴とする受信感度表示方法。
  14. 請求項から13までのいずれか1に記載の受信感度表示方法において、
    前記検知信号と同じ周波数帯であって前記検知信号とは異なる妨害電波信号を前記電波無線方式にて受信した場合、その受信した日時に関する情報を表示することを特徴とする受信感度表示方法。
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