JP6308797B2 - シャッター障害物検知システム - Google Patents
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Description
また、第1通信手段と第2通信手段とを結ぶ所定幅の仮想直線領域に、座板が含まれないように、第1通信手段を座板に対して設置したので、例えば、第2通信手段を設置対象領域に配置した事に起因して、シャッターカーテンをある程度巻き取ることにより第1通信手段の位置が第2通信手段の上方に位置するような場合においても、座板に起因する電波干渉を防止でき、通信の信頼性を一層向上させることが可能となる。
まず、各実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態に係る障害物検知システムは、開口部を開閉するための開閉装置に対する障害物を検知するシステムである。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
まずは、実施の形態1について説明する。
初めに、本実施の形態に係るシャッター障害物検知システム30が適用されるシャッター装置10の構成について説明する。ただし、シャッター装置10は従来と同様に構成することが可能であり、特記しない構成や処理については従来と同様であるものとする。図1は、本実施の形態1に係るシャッター装置10、火災報知システム20、及びシャッター障害物検知システム30を概念的に示す正面図である。また、図2は、シャッター装置10の詳細図であって、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のA−A矢視断面図、図2(c)は図2(a)のB−B矢視断面図である。また、図3は、図2(b)の要部拡大図である。
一方、自動閉鎖装置14でブレーキを解除することにより、シャッターカーテン12を自重降下させて開口部1を全閉状態とし、あるいは、ブレーキを作動させて巻き取り軸12bの回転を制動することにより、シャッターカーテン12の自重降下を停止させる。
さらに手動閉鎖装置15は、非常閉鎖ボタンを有しており、非常閉鎖ボタンを押圧することで、後述する火災発生時と同様、シャッターカーテン12の自重降下が開始される。
また、エマーゼンシスイッチ17は、例えば、まぐさ開口19から所定距離だけ上方側に設置された検知レバーを備えて構成されており、シャッターカーテン12が巻き上げられた際に、シャッターカーテン12の下端の座板12aによって検知レバーが上方向に向けて押圧された場合には、シャッターカーテン12が過大に巻き取られたと判断し、異常検知信号を連動中継器16に出力する。
次に、本実施の形態に係るシャッター障害物検知システム30と連動させる火災報知システム20の構成について説明する。ただし、火災報知システム20は従来と同様に構成することが可能であり、特記しない構成及び処理については従来と同様であるものとする。この火災報知システム20は、建築物に設定された監視領域における火災発生を感知して報知するシステムであり、火災感知器21と、防災盤22を備えて構成されている。火災感知器21は、監視領域における火災発生を感知した場合に、防災盤22に火災感知信号を出力する。防災盤22は、火災感知器21から火災感知信号を受信した場合に、警報音の出力や火災表示灯の点灯を行うと共に、シャッターカーテン12を全閉して防火区画を形成して火災の延焼拡大を防止するため火災発生の旨を報知する移報信号を連動中継器16に出力する。
次に、本実施の形態1に係るシャッター障害物検知システム30の構成について説明する。このシャッター障害物検知システム30は、上述のように、開口部1を開閉するシャッターカーテン12に対する障害物を検知するシステムである。このシャッター障害物検知システム30は、座板スイッチ31、送信機32、及び受信機33を備えて構成されている。なお、送信機32は、後述するように、信号の送信と受信の両方を行う通信手段であるが、本実施の形態1では、説明の便宜上、「送信機」と称して説明する。また、受信機33は、後述するように、信号の送信と受信の両方を行う通信手段であるが、本実施の形態1では、説明の便宜上、「受信機」と称して説明する。なお、これら送信機32及び受信機33は、閉鎖面に対して直交する方向(すなわち、奥行き方向)に沿って配置された2つの領域であり、シャッターカーテン12を挟んで位置する2つの領域(すなわち、シャッターカーテン12の前の領域と奥の領域)のうち同一の領域に配置される。なお、本実施の形態1においては、これら送信機32及び受信機33は、いずれも、シャッターカーテン12の前側(屋内側)の領域に配置されるものとして説明する。
座板スイッチ31は、シャッターカーテン12の閉鎖作動時における先端部(本実施の形態1では座板12a)が、障害物に接触したことを検知する障害物センサである。この座板スイッチ31は、例えば従来と同様に構成されており、シャッターカーテン12の閉鎖作動時に座板12aが障害物に接触してシャッターカーテン12に対して相対的に上方に持ち上げられた際の変位を機械的(マイクロスイッチ等)に検知し、この検知結果に応じた出力を行う。以下では、座板スイッチ31からの出力のうち、障害物未検知時の出力を「座板スイッチオフ出力」、障害物検知時の出力を「座板スイッチオン出力」と称する。ただし、座板スイッチ31に代えて、障害物を検知するための任意の検知手段を用いることができ、例えば、超音波センサ、静電容量センサや光学センサによって、シャッターカーテン12の下端部よりも下方に障害物が存在することを検知してもよい。
送信機32は、障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む信号(以下、障害物検知状態信号)を無線(電波)にて送信する第1通信手段である。このように、本実施の形態においては、無線媒体は無線電波であるものとして説明するが、これに限定されず、例えば無線媒体は赤外線や可視光等であっても構わない。この点については、受信機33の無線媒体についても同様である。図4は、送信機32の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、この送信機32は、機能概念的に、振動センサ32a、入力部32b、表示灯32c、登録スイッチ32d、第1送信部32e、第1受信部32f、第1アンテナ32g、記憶部32h、電源部32i、及び制御部32jを備えて構成される。
入力部32bは、座板スイッチ31の出力の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、座板スイッチ31の出力端子に図示しない信号線を介して接続された入力端子として構成されている。
表示灯32cは、送信機32にて信号の送信が行われていることを、送信機32の外部に報知する出力手段であり、例えば、LEDとして構成されていて、送信機32の筐体32kの外部に投光可能なように配置されている。
登録スイッチ32dは、送信機32が通信を行うべき受信機33を登録するための登録操作手段であり、例えば、被押圧状態に応じた出力を行う押しボタン式スイッチとして構成されている。また、この登録スイッチ32dは、シャッター障害物検知システム30の機能の正常性をテストするためのテストスイッチとして兼用される。
第1受信部32fは、障害物検知状態信号以外の所定の信号を所定の第2周波数帯域の第2周波数にて受信する受信手段である。
第1周波数帯域は、障害物検知状態信号を送信可能な周波数帯域であればよいが、特に本実施の形態においては、障害物検知状態信号の連続送信が可能な周波数帯域である。「連続送信が可能な周波数帯域」とは、通信に関する法令や標準規格によって、信号を連続送信することが許容されている(送信の休止や停波が義務付けられていない)周波数帯域である。特に、本実施の形態では、シャッター装置10と共にシャッター障害物検知システム30が複数近接して配置されている場合の信号衝突を防止するため、信号送信時にキャリアセンスを行うこととしており、キャリアセンスが義務付けられている周波数帯域を使用する。このような条件に合致する第1周波数帯域としては、例えば、特定小電力無線局用の429MHz帯域(具体的には、429.2500MHzから429.7375MHzにおける12.5KHz間隔の40チャンネルの帯域)がある。
一方、第2周波数帯域は、所定の信号を送信可能な周波数帯域であればよいが、特に本実施の形態においては、間欠送信が可能な周波数帯域を使用する。また、本実施の形態では、第2周波数帯域についてはキャリアセンスが不要な周波数帯域を使用する。このような条件に合致する第2周波数帯域としては、例えば、特定小電力無線局用の315MHz帯域(具体的には、312MHzを超え315.25MHz以下の帯域)がある。
以下では、説明の便宜上、第1周波数帯域に含まれる周波数であって第1送信部32eが信号を送信する周波数(第1周波数)を「429MHz」、第2周波数帯域に含まれる周波数であって第1受信部32fが信号を受信する周波数(第2周波数)を「315MHz」と称する。
電源部32iは、図示しない電池を備えて構成されており、この電池から供給される電力を送信機32の各部に供給する。
制御部32jは、送信機32の各部を制御する制御手段であり、例えば、記憶部32hに記憶されたプログラムを実行するCPUによって構成されている。
次に、送信機32についてさらに詳細に説明する。図5は、送信機32の外観図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は平面図、図5(c)は側面図、図5(d)は背面図である。また、図6は、座板12a及び送信機32の周辺の拡大断面図である。本実施の形態において、図4に示した送信機32の各種の電気的構成要素は、筐体32kの内部に収容された基板32lに実装されている。ただし、電源部32iについては、図5に示す筐体32kとは異なる筐体に収容されて電源ユニット34として送信機32の筐体32kの近傍(本実施の形態においては、送信機32の筐体32kの左側方)に分離配置されているが、この点は説明を省略する。
次に、図1の受信機33の構成について説明する。受信機33は、障害物検知状態信号を無線(電波)にて受信する第2通信手段である。図7は、受信機33の電気的構成を示すブロック図である。図7に示すように、この受信機33は、機能概念的に、入力部33a、出力部33b、表示灯33c、登録スイッチ33d、第2受信部33e、第2送信部33f、第2アンテナ33g、記憶部33h、電源部33i、及び制御部33jを備えて構成される。
出力部33bは、連動中継器16に対して障害物検知状態信号を出力する出力手段であり、例えば、連動中継器16の入力端子に図示しない信号線を介して接続された出力端子として構成されている。具体的には、出力部33bは、当該出力部33bの内部の抵抗値を、出力すべき信号の種類に対応した抵抗値にすることで、受信機33から連動中継器16に流れる電流値を変化させて、連動中継器16に各種の信号を出力する。なお、この信号線の具体的な位置については任意であるが、本実施の形態においては、ガイドレール2の内部を介して連動中機器まで配設されており、このように信号線を正面や側面から視認できない構成とすることによりシャッター装置10の意匠性を向上させることができる。
登録スイッチ33dは、相互に通信を行うべき送信機32と受信機33の組み合わせを、これら送信機32と受信機33に登録するための登録操作手段であり、例えば、押しボタン式スイッチとして構成されている。
第2送信部33fは、所定の信号を第2周波数帯域にて送信する送信手段である。
電源部33iは、図示しない電源線を介して連動中継器16に接続されており、この連動中継器16から供給される電力を受信機33の各部に供給する。
制御部33jは、受信機33の各部を制御する制御手段であり、例えば、記憶部33hに記憶されたプログラムを実行するCPUによって構成されている。
次に、受信機33についてさらに詳細に説明する。まず、受信機33は、図2に示すように、ガイドレール2の高さ方向における略中央部分の位置に取り付けられた受信機取付台37の上方に載置されている。ここで、図8は、受信機33の外観図であって、図8(a)は底面図、図8(b)は正面図、図8(c)は平面図、図8(d)は側面図である。図9は、受信機取付台37を示す詳細図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は正面図、図9(c)は側面図である。ここで、図7に示した受信機33の各種の電気的構成要素は、筐体33kの内部に収容された基板(図示省略)に実装されている。第2アンテナ33gも基板に実装されているが、その先端部側の大部分は、筐体33kの外部に突出するように配置されている。以下では、受信機33及び受信機取付台37について、詳細に説明する。
次に、受信機33の配置について説明する。図10は、シャッター装置10を概略的に示す斜視図である。まずはこの図10を参照して、設置対象領域E1、及び正面投影領域E2について説明する。なお、図10においては、設置対象領域E1を点線で示し、正面投影領域E2を一点鎖線で示している。
次に、上記のように構成されたシャッター障害物検知システム30において実行される処理について説明する。この処理は、登録処理、自重降下処理、及び電動降下処理に大別される。以下、これら各処理に共通の処理について説明した後、各処理について順次説明する。ただし、登録処理については、例えば、特許文献1に記載されたものと同じ処理を採用することができるため、その概要のみを説明する。
次に、登録処理について説明する。この登録処理は、受信機33に対して、通信相手となる送信機32の送信機IDを登録する処理であり、これら送信機32と受信機33の電源が投入されることによって起動される。
次に、自重降下処理について説明する。この自重降下処理は、必要時にシャッターカーテン12を降下させるための処理である。例えば、図1に示す火災報知システム20の火災感知器21により火災が感知された場合、この火災感知器21が防災盤22に火災感知信号を出力し、防災盤22が連動中継器16に移報信号を出力し、連動中継器16が自動閉鎖装置14に起動信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを解除して、シャッターカーテン12の自重降下を開始させる。また同時に、連動中継器16は、受信機33に起動オン信号を出力することで、シャッターカーテン12の自重降下を起動させた旨を報知する。この起動オン信号が受信機33の入力部33aを介して受け付けられた場合、受信機33の制御部33jは、起動オン信号を第2送信部33fを介して315MHzで送信する。
次に、電動降下処理(障害物検知処理、危害防止処理)について説明する。この処理は、送信機32の機能の正常性や座板スイッチ31の出力状態に関する情報を、受信機33に定期的に送信する処理(以下、定期通報処理)が行われている間に、ユーザの手動操作によってシャッターカーテン12を電動降下させるための処理であり、定期通報処理に対する割り込み処理として起動される。
このように本実施の形態1によれば、受信機33を、シャッターカーテン12の全開位置に対応する全開平面Poと、シャッターカーテン12の全閉位置に対応する全閉平面Pcとの相互間に設定された設置対象領域E1に配置したので、シャッターカーテン12の全開時及び全閉時のいずれにおいても、送信機32の位置を受信機33の受信可能範囲に含めることができ、送信機32が受信機33の受信可能距離以上の距離を移動する場合においても、通信の信頼性を向上させることが可能となる。
続いて、実施の形態2に係るシャッター障害物検知システム40について説明する。この実施の形態2は、受信機をガイドレールの内部に収容した形態である。なお、実施の形態2の構成や処理は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成や処理と略同一であり、実施の形態1の構成や処理と略同一の構成や処理についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
ガイドレール50は、開口部1の側端部に形成されたガイド手段であって、シャッターカーテン12を開閉可能に保持するガイド手段である。ここで、開口部1の左右両側端部に形成されたガイドレール50のうち、送信機32から遠い側のガイドレール50(すなわち左方に形成されたガイドレール50)は、実施の形態1に示すガイドレール2と同様に構成されるが、送信機32に近い側のガイドレール50(すなわち右方に形成されたガイドレール50)は、受信機33及び受信機取付台60をガイドレール50の内部に収容するための工夫が施されている。以下では、特記しない限りこの右方のガイドレール50を単にガイドレール50と称して説明する。
受信機取付台60は、受信機33をガイドレール50の内部に収容可能に取り付けるための受信機取付手段であって、ガイドレール50の内部における取付口と略対応する位置に設置されている。この受信機取付台60の具体的な構成については任意であるが、例えば本実施の形態においては、一枚の平板の一部を断面形状L字型となるように折り曲げて形成された板状体であり、概略的に、受信機取付片61と、設置片62とを有する。
次に、以上のように構成されたガイドレール50、受信機取付台60、及び受信機33の設置手順について詳細に説明する。まずは、ガイドレール50を、溝部2aによりシャッターカーテン12を保持するように、シャッターカーテン12の右側方に設置する。次に、蓋部51を開けた状態において、取付口を介して受信機取付台60をガイドレール50の内部に挿入し、ガイドレール50の溝部2aの内面に対して受信機取付台60の設置片62をネジ止め等の公知の方法により取り付ける。なお、受信機取付台60の具体的な設置位置は、受信機33の筺体33kと第2アンテナ33gとの接続部の位置と、蓋部51に設けられた切欠きの位置とが合致するような設置位置であることが望ましく、本実施の形態においては、受信機取付片61が取付口の下縁と同一高さに位置するように設置される。
このように本実施の形態2によれば、受信機33をガイドレール50の内部に収容し、受信機33のアンテナをガイドレール50の外部に突出させたので、ガイドレール50に起因する電波干渉を防止しつつ、受信機33をガイドレール50の内部に収容して風雨やいたずら等から保護することが可能である。また、受信機33をガイドレール50の内部に収容するので、受信機33を外部から視認不可能な位置に配置することができ、シャッター装置41の意匠性を向上させることが可能となる。
以上、各発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
上記実施の形態では、シャッター障害物検知システム30、40による検知結果に基づいて、シャッターの降下制御を行っているが、この検知結果は他の目的で利用してもよい。例えば、シャッター装置10、41がセキュリティゾーンへの人の侵入を防止するためのものであり、軽量シャッター装置であるために障害物に対して危害を与える可能性が低い場合には、シャッター障害物検知システム30、40により障害物が検知されてもシャッターカーテン12の降下停止は行わず、セキュリティシステムへの移報出力のみを行ってもよい。
上記各実施の形態では、スラット12cはインターロック接続されるスラット12cとして形成するものとして説明するが、これに限らず、オーバーラップ接続されるスラット12cとして形成しても良い。
実施の形態1において、2本の第1アンテナ32g1、32g2を設けた場合について説明したが、これらを1本の第1アンテナ32gで代替してもよく、この場合、当該1本の第1アンテナ32gの全長は、例えば、429MHzの波長と315MHzの波長の公倍数に対する整数比となるように決定すればよい。
上記各実施の形態では、送信機32の下方に位置する部材のうち最も前方に突出した部材が座板12aであるという前提の下で、仮想直線領域E3に座板12aが含まれない構成としたが、座板12a以上に前方に突出した部材がある場合には、当該部材が仮想直線領域E3に含まれないように、第1アンテナ32g及び第2アンテナ33gの設置位置を決定しても良い。
上記各実施の形態では、受信機33を一台のみ設置するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、相互に異なる高さの位置に二台の受信機33を設置しても良い。このように受信機33を設置した場合、いずれか一方の受信機33において座板スイッチ31からの出力が座板スイッチオン出力であることを示すデータを受信した場合、受信機33は連動中継器16に座板スイッチオン信号を出力し、連動中継器16はいずれかの受信機33からこの座板スイッチオン信号を受けた場合にはシャッターカーテン12の降下を制御しても良い。
付記1に記載のシャッター障害物検知システムは、開口部を開閉する開閉装置のシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター障害物検知システムであって、前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を無線にて送信する第1通信手段と、前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2通信手段と、前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段を備え、前記第2通信手段を、前記シャッターカーテンの全開位置に対応する全開平面と、前記シャッターカーテンの全閉位置に対応する全閉平面との相互間に設定された設置対象領域に配置した。
付記1に記載のシャッター障害物検知システムによれば、第2通信手段を、シャッターカーテンの全開位置に対応する全開平面と、シャッターカーテンの全閉位置に対応する全閉平面との相互間に設定された設置対象領域に配置したので、シャッターカーテンの全開時及び全閉時のいずれにおいても、第1通信手段の位置を受信機の受信可能範囲に含めることができ、第1通信手段が第2通信手段の受信可能距離以上の距離を移動する場合においても、通信の信頼性を向上させることが可能となる。
2 ガイドレール
2a 溝部
3 まぐさ
10 シャッター装置
11 シャッター収納部
12 シャッターカーテン
12a 座板
12b 巻き取り軸
12c スラット
12d 嵌合部
13 開閉機
14 自動閉鎖装置
15 手動閉鎖装置
16 連動中継器
17 エマーゼンシスイッチ
18 スムーサ
19 まぐさ開口
20 火災報知システム
21 火災感知器
22 防災盤
30 シャッター障害物検知システム
31 座板スイッチ
32 送信機
32a 振動センサ
32b 入力部
32c 表示灯
32d 登録スイッチ
32e 第1送信部
32f 第1受信部
32g(32g1、32g2) 第1アンテナ
32h 記憶部
32i 電源部
32j 制御部
32k 筐体
32l 基板
33 受信機
33a 入力部
33b 出力部
33c 表示灯
33d 登録スイッチ
33e 第2受信部
33f 第2送信部
33g 第2アンテナ
33h 記憶部
33i 電源部
33j 制御部
33k 筐体
34 電源ユニット
35a 左側立ち上げ部
35b 右側立ち上げ部
35c コイル実装部
36 ローディングコイル
37 受信機取付台
37a 受信機取付片
37b 設置片
37c ネジ穴
37d ネジ穴
40 シャッター障害物検知システム
41 シャッター装置
50 ガイドレール
51 蓋部
60 受信機取付台
61 受信機取付片
62 設置片
70 送信機
71 第1アンテナ
72 基板
73 筐体
100 シャッター装置
101 シャッターカーテン
102 開閉機
103 自動閉鎖装置
104 手動閉鎖装置
105 連動中継器
106 座板
110 火災報知システム
111 火災感知器
112 防災盤
120 障害物検知装置
121 座板スイッチ
122 信号線
123 コードリール
E1 設置対象領域
E2 正面投影領域
E3 仮想直線領域
Po 全開平面
Pc 全閉平面
Claims (7)
- 開口部を開閉する開閉装置のシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター障害物検知システムであって、
前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、
前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を無線にて送信する第1通信手段と、
前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2通信手段と、
前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段を備え、
前記第2通信手段を、前記シャッターカーテンの全開位置に対応する全開平面と、前記シャッターカーテンの全閉位置に対応する全閉平面との相互間に設定された設置対象領域に配置し、
前記シャッターカーテンの閉鎖方向先端部には座板を設け、
前記第1通信手段が前記第2通信手段よりも閉鎖方向側に位置する場合及び前記第1通信手段が前記第2通信手段よりも開放方向側に位置する場合のいずれの場合にも、前記第1通信手段のアンテナと前記第2通信手段のアンテナとを結ぶ所定幅の仮想直線領域に前記座板が含まれないように、前記第1通信手段を前記座板に対して設置した、
シャッター障害物検知システム。 - 開口部を開閉する開閉装置のシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター障害物検知システムであって、
前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、
前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を無線にて送信する第1通信手段と、
前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2通信手段と、
前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段を備え、
前記第2通信手段を、前記シャッターカーテンの全開位置に対応する全開平面と、前記シャッターカーテンの全閉位置に対応する全閉平面との相互間に設定された設置対象領域に配置し、
前記第2通信手段を、前記設定対象領域のうち前記全開平面と前記全閉平面との略中間位置に配置した、
シャッター障害物検知システム。 - 前記開口部の側端部に形成されたガイド手段であって、前記シャッターカーテンを開閉可能に保持するガイド手段を備え、
前記第2通信手段を、前記ガイド手段に対して設置した、
請求項1又は2に記載のシャッター障害物検知システム。 - 前記第2通信手段を前記ガイド手段の内部に収容し、前記第2通信手段のアンテナを前記ガイド手段の外部に突出させた、
請求項3に記載のシャッター障害物検知システム。 - 前記第1通信手段と前記第2通信手段とを、平面視において重複しない位置に配置した、
請求項1から4のいずれか一項に記載のシャッター障害物検知システム。 - 前記第1通信手段のアンテナと前記第2通信手段のアンテナとを相互に平行に配置した、
請求項1から5のいずれか一項に記載のシャッター障害物検知システム。 - 前記第2通信手段を、前記開閉装置の内部、又は前記開閉装置の正面投影領域に設置した、
請求項1から6のいずれか一項に記載のシャッター障害物検知システム。
Priority Applications (1)
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JP2014028713A JP6308797B2 (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | シャッター障害物検知システム |
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JP2014028713A JP6308797B2 (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | シャッター障害物検知システム |
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