JPH1061354A - 電動シャッターの無線操作装置および障害物感知器 - Google Patents

電動シャッターの無線操作装置および障害物感知器

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JPH1061354A
JPH1061354A JP21730096A JP21730096A JPH1061354A JP H1061354 A JPH1061354 A JP H1061354A JP 21730096 A JP21730096 A JP 21730096A JP 21730096 A JP21730096 A JP 21730096A JP H1061354 A JPH1061354 A JP H1061354A
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signal
shutter
electric shutter
transport medium
medium
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JP21730096A
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Mikio Aoyama
幹雄 青山
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Toyo Shutter Co Ltd
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Toyo Shutter Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置の構成を簡単化できる電動シャッタ
ーの無線操作装置を提供する。 【解決手段】 シャッターカーテン41は、建物開口部
の両側に取り付けられたガイドレール42に案内されて
上下して、開口部を開閉する。シャッターカーテン41
の巻き上げ、巻き降ろしは、制御装置45によって制御
される開閉機44で行なわれる。制御装置45への操作
信号は、発信装置47から送信される電波によって受信
装置46から制御装置45に与えられる。座板部に設け
られた障害物感知器48からの障害物感知信号を、操作
信号と同様の信号としたことにより、同じ受信装置46
に送ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部に設
置される電動シャッターの無線操作装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の開口部に設置されるシャッ
ターカーテンを電動機構で作動させる電動シャッターが
用いられている。この電動シャッターの開閉動作は、押
しボタンスイッチで操作されるほか、無線操作が可能な
ものもある。無線操作は、電波,赤外線,超音波、ある
いは、フラッシュ等のいずれかを搬送媒体として、操作
信号を送信,受信して、制御装置に信号を送り、電動シ
ャッターの開閉機を作動させるものである。シャッター
カーテンを電動機構で作動させるものでは、巻き降ろし
の際に、障害物があると、それを破損したり、あるい
は、シャッターカーテンが破損される場合もある。障害
物が人の場合は、怪我をするなどの事故となることもあ
る。障害物の対策として、座板部に障害物感知器を設
け、障害物を感知した場合に、シャッターカーテンの降
下を停止させるようにしたものもある。座板部に設けた
障害物感知器からの感知信号を制御装置に送る方法とし
て、赤外線等の無線信号を用いることが行なわれてい
る。
【0003】図7は、従来の無線操作の電動シャッター
の概略構成図である。図中、41はシャッターカーテ
ン、42はガイドレール、43はケース、44は開閉
機、45は制御装置、46は受信装置、47は発信装
置、48は障害物感知器、49は感知信号受信部であ
る。シャッターカーテン41は、建物開口部の両側に取
り付けられたガイドレール42に案内されて上下して、
開口部を開閉する。開口部の上部にケース43が配置さ
れ、巻上げたシャッターカーテン41が収納される。シ
ャッターカーテン41の巻き上げ、巻き降ろしは、制御
装置45によって制御される開閉機44で行なわれる。
制御装置45への操作信号は、発信装置47から送信さ
れる電波によって受信装置46から制御装置45に与え
られる。基本的な動作は、上昇,下降,停止であるが、
上昇動作においては、上昇位置の上限近傍で作動する図
示しない上限スイッチからの信号が制御装置45に入力
され、上限位置まで巻き上げられたとき上昇動作が停止
される。下降動作においても、下降位置の下限近傍で作
動する図示しない下限スイッチからの信号が制御装置4
5に入力され、下限位置まで巻き下げられると下降動作
が停止される。
【0004】障害物感知器48はシャッターカーテン1
の座板部に設けられており、障害物を感知した場合、そ
の信号を赤外線で感知信号受信部49に送る。感知信号
受信部49では、感知信号を受信すると、制御装置45
に出力信号を送り、制御装置45が開閉機44を停止さ
せ、シャッターカーテンの下降を停止させる。
【0005】発信装置47からの信号は、実開昭56−
61692号公報に記載されているように暗号コード信
号を用いて、誤作動を防止している。また、特開昭61
−200291号公報や実公平5−38237号公報に
は、送信器の判別をするための固有のコード信号と、シ
ャッターカーテンの動作に対応したコード信号を送信す
ることにより誤作動を防止することが記載されている。
【0006】このような従来技術では、コード信号を用
いているから、作動の確実性が向上されているが、信号
の搬送媒体として電波を用いるものでは、電動シャッタ
ーの設置空間に飛び交っている種々の電波により、偶然
に誤動作をしてしまうことがある。また、赤外線等の光
線や超音波などを信号の搬送媒体として用いるものにお
いても同様に誤作動は避けられないという問題がある。
また、障害物感知器を設けた電動シャッターにおいて
は、障害物感知器からの信号を受信するための受信機を
設ける必要があり、安全性が向上するにもかかわらず、
コストアップになるという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたもので、障害物感知器からの信号
も受信できるようにして受信設備を簡単化でき、また、
誤作動が生じる可能性を極めて低くできる電動シャッタ
ーの無線操作装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動シャッターの操作を無線で行なう電動シャッタ
ーの無線操作装置において、操作用の信号を搬送する搬
送媒体と、障害物感知信号を搬送する搬送媒体とは、同
じ種類の搬送媒体を用い、共通の受信部で受信されるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、電動シャッター
の操作を無線で行なう電動シャッターの無線操作装置に
おいて、操作用の信号を搬送する搬送媒体として2種類
以上の搬送媒体を用いるとともに、障害物感知信号は前
記搬送媒体のうち少なくとも1種類の搬送媒体を用い、
同じ搬送媒体は共通の受信部で受信されるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電動シャッターの無線操作装置において、前記操作用
の信号のうち、少なくとも開放操作または閉鎖操作につ
いては、2種類以上の搬送媒体による信号がともに送受
信されることを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の電動シャッターの無線操作装置において、前
記障害物感知信号が前記操作用の信号における停止操作
の信号と同じ信号であることを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれか1項に記載の電動シャッターの無線操作装
置において、1種類の搬送媒体による信号が受信される
ことにより停止操作が行なわれることを特徴とするもの
である。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれか1項に記載の電動シャッターの無線操作装
置において、少なくとも1種類の搬送媒体によって搬送
される信号が、操作の種類とは関係なく一定の信号形態
であることを特徴とするものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれか1項に記載の電動シャッターの無線操作装
置において、少なくとも1種類の搬送媒体によって搬送
される信号が、操作の種類に応じた所定の信号形態であ
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、電動シャッター
の操作を発信装置からの無線信号で行なうようにした電
動シャッターに用いられる障害物感知器であって、該障
害物感知器から送信される障害物検出信号は、前記発信
装置からの無線信号を受信する受信装置で受信可能な信
号であることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図6は本発明の電動シャッターの
実施の形態の一例の概略構成図である。図中、図7と同
様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実
施の形態では、リモコン操作用の発信装置47からの送
信信号と、障害物感知器48からの送信信号とが、同じ
受信装置46で受信されるように構成されている。ま
た、送信信号における信号の搬送媒体が従来のものと相
違している。すなわち、従来では、1種類の搬送媒体が
用いられていたが、本発明では2種類以上の搬送媒体を
用いている。2種類の搬送媒体を用いる場合は、発信装
置が、例えば、電波と赤外線というように、2種類の搬
送媒体によって、信号を受信装置に送る。受信装置で
は、これに対応して2種類の受信部を備え、受信した信
号を制御装置に送る。送信信号は、上述したように、操
作用の送信信号と障害物感知装置からの送信信号とがあ
るが、操作用の送信信号については、2種類以上の搬送
媒体を用いることが必要である。障害物感知装置からの
送信信号は、操作用の送信信号と同様に同じ2種類以上
の搬送媒体を用いてもよく、あるいは、操作用の送信信
号の搬送媒体より少ない種類の搬送媒体を用いるように
してもよい。例えば、電波と赤外線の2種類の搬送媒体
を用いて、電動シャッターを操作制御する場合は、発信
装置からの電波と赤外線との両方の搬送媒体による信号
によって電動シャッターが操作される。発信装置以外か
ら電波または赤外線の一方のみによって発信装置からの
信号と同じ信号が出されても、一方の信号のみでは操作
ができないから、誤作動が生じる可能性は著しく減少す
る。なお、2種類の搬送媒体に対する受信装置は、必ず
しも同じ位置に設置される必要はない。搬送媒体の伝播
状況と、受信装置の受信範囲を考慮して、それぞれ適当
な位置に配置されればよい。発信装置からの信号につい
ては後述するが、制御動作の実施例から説明する。
【0017】図1は、制御装置における制御動作の第1
の実施例を説明するための論理回路であり、11,1
2,13はAND回路である。この制御動作は、論理回
路に限らず、リレー回路や制御プログラムによっても実
現できることは明らかであり、したがって、本発明は論
理回路によって実現されることに限定されるものではな
い。この実施例では、搬送媒体1は電波であり、搬送媒
体2は赤外線であるが、これに特定されるものではな
く、上述したように、電波、赤外線,超音波、あるい
は、フラッシュ等の搬送媒体から適当なものを選択する
ことができる。搬送媒体1によって搬送される信号は、
上昇,下降,停止のいずれの操作に対しても共通する同
じ信号であり、この信号が受信され、制御装置に送られ
ると、制御装置では信号内容を識別し、所定の信号であ
れば、搬送媒体1による信号が”1”となる。搬送媒体
2によって搬送される信号は、上昇,下降,停止に対し
て異なる信号となっており、それが受信され、制御装置
に送られると、制御装置では信号内容を識別し、その結
果、搬送媒体2による上昇,下降または停止信号が”
1”となる。障害物感知器から送信される障害物検出信
号は、この実施例では搬送媒体2により送信される。こ
れが受信され制御装置に送られると、制御装置では信号
内容を識別し、所定の信号であれば、搬送媒体2による
障害物検出信号が”1”となる。
【0018】発信装置の上昇操作を行なうボタンを押圧
されると、発信装置から搬送媒体1によって共通信号と
搬送媒体2によって上昇信号が送信され、受信装置でそ
れぞれの信号が受信される。受信された信号が識別さ
れ、図1に示すように、搬送媒体1による信号が”1”
となり、また、搬送媒体2による上昇信号が”1”とな
ると、制御装置におけるAND回路11からシャッター
上昇指示信号が出力され、図7で説明した開閉機が巻き
上げ動作を行なう。上限位置までシャッターカーテンが
上昇すると、上限スイッチで上昇動作が停止される。
【0019】発信装置の下降操作を行なうボタンが押圧
された場合も同様に、発信装置から搬送媒体1によって
共通信号と搬送媒体2によって下降信号が送信され、受
信装置でそれぞれの信号が受信され、搬送媒体1による
信号および搬送媒体2による下降信号がともに”1”と
なり、制御装置におけるAND回路12からシャッター
下降指示信号が得られ、開閉機が巻き降ろし動作を行な
う。発信装置の停止操作を行なうボタンが押圧された場
合は、発信装置から搬送媒体1によって共通信号と搬送
媒体2によって停止信号が送信され、受信装置でそれぞ
れの信号が受信され、搬送媒体1による信号および搬送
媒体2による停止信号がともに”1”となり、制御装置
におけるAND回路13からシャッター停止指示信号が
得られ、図1で説明した開閉機の巻き上げ動作または巻
き降ろし動作が停止される。
【0020】シャッターカーテンの下降中に障害物感知
器が障害物を感知して障害物検出信号が送信されると、
受信装置で受信され、搬送媒体2による障害物検出信号
が”1”となると、シャッター停止指示信号が出力さ
れ、シャッターカーテンの下降動作は直ちに停止され
る。
【0021】搬送媒体によって送信される共通信号と上
昇,下降,停止の操作信号、ならびに、障害物検出信号
について説明する。共通信号は、特定の信号パターンで
もよいが、発信装置と受信装置を識別するためのコード
信号を用いて、1つの電動シャッターの発信装置と受信
装置に固有のビットパターンを与えておき、他の電動シ
ャッターに与えられたビットパターンとは異なるように
しておくと、誤作動の可能性が減少する。操作信号は、
上昇,下降,停止操作の場合は2ビットで足りるから、
例えば、上昇は「01」,下降は「10」,停止は「1
1」というようにデジタル信号を用いることができる
が、この操作信号にも発信装置と受信装置を識別するた
めのコード信号を加えるようにすることができる。この
識別のためのコード信号は、搬送媒体1と搬送媒体2と
を同じものとしてもよく、あるいは、別のコード信号を
割り当てるようにしてもよい。前者の場合は、コード信
号の識別にあたって、共通信号と操作信号におけるコー
ド信号の識別を同じ手段でできるから、簡単である。後
者の場合は、識別のためのコード信号の桁数が実質的に
大きくなったこととなり、誤作動の可能性をより減少さ
せることができる。障害物検出信号は、この例では、操
作信号の「11」と同じ信号もよく、あるいは、「0
0」としてもよい。操作信号に発信装置と受信装置を識
別するためのコード信号を加えた場合は、障害物検出信
号の検出を操作信号の検出と同様に行なうのが望ましい
ことから、障害物検出信号にも発信装置と受信装置を識
別するためのコード信号を加えるのがよい。障害物検出
信号を操作信号における停止操作と異なる信号を与えた
場合には、単に停止動作を行なうだけでなく、一旦停止
した後に巻き上げ動作を行なうなど、停止操作によるも
のとは異なる適宜の動作態様を行なわせることも可能で
ある。
【0022】なお、搬送媒体1による信号を用いないよ
うにしてもよい。すなわち、操作信号と障害物検出信号
とを送信する搬送媒体として、同じ搬送媒体、例えば、
電波を用い、上述したように同じ受信装置で受信するよ
うにする。この場合、操作信号と障害物検出信号とは、
同様の信号系列とするのがよく、制御装置における識別
のための構成が簡単となる。このようにしただけでも、
従来のように、操作信号のための受信部と障害物検出信
号のための受信部とを別個に設ける必要がなく、受信設
備を簡単化できる。もちろん、この実施例におけるAN
D回路は不用となる。
【0023】図2は、制御装置における制御動作の第2
の実施例を説明するための論理回路であり、第1の実施
例の変形例である。図中、図1と同様な部分には同じ符
号を付して説明を省略する。14はOR回路、15はN
OR回路、16はAND回路である。この実施例では、
停止動作を安全側においたものであり、OR回路14を
用いたことにより、搬送媒体1による信号または搬送媒
体2による停止信号のいずれか一方のみの信号が”1”
となるとシャッター停止指示信号が出力される。もちろ
ん、両方の信号が受信されて”1”となった場合でもシ
ャッター停止指示信号が出力されることは第1の実施例
と同様である。NAND回路15とAND回路16は、
シャッター上昇指示信号またはシャッター下降指示信号
が出力されたときに、搬送媒体1による信号”1”がO
R回路14の出力を”1”としても、シャッター停止指
示信号として出力されないようにするためのものであ
る。この実施例では、媒体1による信号が操作信号を伴
わずに送信されたときに停止動作を行なわせることがで
きるから、障害物感知器から送信される障害物検出信号
として、搬送媒体2によって障害物検出信号を送信する
とともに、送信装置から送信される搬送媒体1を用いた
信号と同じ信号をも送信させるようにしてもよい。この
ようにすると、障害物感知器から送信される搬送媒体1
と搬送媒体2のいずれかが受信できれば、停止動作を行
なわせることができ、安全性が向上できる。
【0024】図3は、制御装置における制御動作の第3
の実施例を説明するための論理回路である。図中、2
1,22,23はAND回路、24はOR回路である。
この実施例では、搬送媒体1と搬送媒体2の両方とも操
作信号を送信するようにした。もちろん、その一方また
は双方に発信装置と受信装置を識別するためのコード信
号を加えるようにすることができる。図3から分かるよ
うに、両方の搬送媒体による操作信号が受信され、識別
されたときに、制御装置から上昇,下降または停止のた
めの指示信号が出力される。障害物検出信号は、搬送媒
体1と搬送媒体2によって送信される。制御装置側では
OR回路24を用いたから、一方の信号が受信され、識
別できれば、シャッターカーテンの停止動作を行なうこ
とができ、安全性が向上できる。
【0025】図4は、制御装置における制御動作の第4
の実施例を説明するための論理回路であり、第3の実施
例の変形例である。図中、図3と同様な部分には同じ符
号を付して説明を省略する。25はOR回路である。こ
の実施例では、停止動作を安全側においたものであり、
OR回路25を用いたことにより、搬送媒体1によって
停止信号または搬送媒体2によって停止信号のいずれか
一方のみの信号が受信され、搬送媒体1による停止信号
または搬送媒体2による停止信号が”1”となると、シ
ャッター停止指示信号が出力される。もちろん、両方の
信号が受信された場合でもシャッター停止指示信号が出
力されることは第3の実施例と同様である。なお、この
実施例では、停止信号の検出にOR回路25を用いたか
ら、障害物検出信号として、操作信号における停止信号
と同じ信号を用いるようにしてもよい。
【0026】図5は、制御装置における制御動作の第5
の実施例を説明するための論理回路である。図中、31
はAND回路、32はシャッターカーテンの上限位置で
OFFとなるスイッチ、33はシャッターカーテンの上
限位置でONとなるスイッチ、34はXOR回路であ
る。スイッチ32,33は、シャッターカーテンが上限
位置にあることの信号が得られ、それに応じて”1”ま
たは”0”の出力が得られればよいから、必ずしもスイ
ッチである必要はない。この実施例では、搬送媒体1に
よる信号および搬送媒体2による信号は、いずれも、上
昇,下降,停止を区別した操作信号を用いる必要がな
い。第1の実施例で搬送媒体1による信号として説明し
たものと同様の信号でよい。搬送媒体1の信号と搬送媒
体2の信号がともに受信されると、搬送媒体1による信
号と搬送媒体2による信号がともに”1”となり、AN
D回路31の出力が”1”となる。シャッターカーテン
が開放されている場合は、スイッチ33がONとなって
いるから、AND回路31の出力はスイッチ33を介し
てシャッター下降指示信号として出力される。また、シ
ャッターカーテンが閉鎖されている場合に、搬送媒体1
による信号と搬送媒体2による信号がともに”1”とな
ると、AND回路31の出力はスイッチ32がONとな
っていることによりシャッター上昇指示信号として出力
される。図示しない、障害物の検知などによって、シャ
ッターカーテンが中途で停止している状態では、搬送媒
体1による信号と搬送媒体2による信号がともに”1”
となると、AND回路31の出力はスイッチ32がON
となっていることによりシャッター上昇指示信号として
出力され、シャッターカーテンの上昇動作が行なわれ
る。停止操作は、搬送媒体1によって送信される信号と
搬送媒体2によって送信される信号のいずれか一方が送
信される。この場合は、搬送媒体1による信号と搬送媒
体2による信号のいずれかが”1”となり、XOR回路
34の出力が”1”となってシャッター停止指示信号が
出力される。中間で停止したシャッターカーテンを閉鎖
するには、両信号を発信して一旦上限位置まで上昇さ
せ、再度両信号を与えて下降動作を行なわせればよい。
【0027】障害物検出信号は、停止操作のための信号
と同様に、搬送媒体1によって送信される信号と搬送媒
体2によって送信される信号のいずれか一方が送信さ
れ、搬送媒体1による信号と搬送媒体2による信号のい
ずれかが”1”となると、XOR回路34の出力が”
1”となってシャッター停止指示信号が出力される。停
止操作の場合を搬送媒体1による信号のみとし、障害物
検出を搬送媒体2による信号のみとするように区別する
と、停止操作と障害物検出操作とを異なる動作を行なわ
せることもできる。
【0028】なお、この実施例では、シャッターの上昇
を安全側としたので、上昇動作を優先させた。しかし、
閉鎖操作を安全側とする場合には、閉鎖位置において作
動するスイッチを設け、下降動作を優先させるようにす
ればよい。
【0029】なお、搬送媒体1によって送信される信号
と搬送媒体2によって送信される信号とは、同時に送出
されてもよいが、一定の期間内において逐次的に送出さ
れるようにしてもよく、信号処理に際して、遅延を与え
る方法や、搬送媒体1による信号が得られた後、所定の
時間内に搬送媒体2による信号が得られれば、両信号が
得られたと判断するなど、適宜の判定方法を採用するこ
とができる。
【0030】上述した実施例では、2種類の搬送媒体を
用いたが、3種類以上の搬送媒体を用いてもよく、適宜
の条件設定をして誤作動が生じる確率を飛躍的に低くす
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、電動シャッターの操作を無線で行なう電
動シャッターの無線操作装置において、操作用の信号を
搬送する搬送媒体と、障害物感知信号を搬送する搬送媒
体とは、同じ種類の搬送媒体を用い、共通の受信部で受
信されるようにしたことにより、受信部を1つにでき、
コストの低減ができるという効果がある。
【0032】請求項2に記載の発明によれば、電動シャ
ッターの操作を無線で行なう電動シャッターの無線操作
装置において、操作用の信号を搬送する搬送媒体として
2種類以上の搬送媒体を用いることによって、周囲に飛
び交う無線信号や雑音の影響を受ける可能性を極めて低
くでき、また、障害物感知信号として前記搬送媒体のう
ち少なくとも1種類の搬送媒体を用い、同じ搬送媒体は
共通の受信部で受信されるようにしたことによって、同
じ搬送媒体に対する受信部を1つにでき、コストの低減
ができるという効果がある。
【0033】請求項3に記載の発明によれば、少なくと
も開放操作または閉鎖操作については、2種類以上の搬
送媒体による信号がともに送受信されることによって、
誤作動の生じる可能性を低くできる。
【0034】請求項4に記載の発明によれば、前記障害
物感知信号が前記操作用の信号における停止操作の信号
と同じ信号であることによって、受信側で信号を識別す
るための構成が簡単となる。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、1種類の
搬送媒体による信号が受信されることにより停止操作が
行なわれるようにしたもとによって、誤作動の場合でも
停止動作が行なわれ、安全側での作動を行なうことがで
きる。
【0036】請求項6に記載の発明によれば、少なくと
も1種類の搬送媒体によって搬送される信号が、操作の
種類とは関係なく一定の信号形態であることにより、装
置を簡単化できる利点がある。
【0037】請求項7に記載の発明によれば、少なくと
も1種類の搬送媒体によって搬送される信号が、操作の
種類に応じた所定の信号形態であることにより、動作の
確実性が向上できる。
【0038】請求項8に記載の発明によれば、電動シャ
ッターの操作を発信装置からの無線信号で行なうように
した電動シャッターに用いられる障害物感知器であっ
て、該障害物感知器から送信される障害物検出信号は、
前記発信装置からの無線信号を受信する受信装置で受信
可能な信号であることによって、受信部を1つにでき、
コストの低減ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御装置における制御動作の第1の実施例を説
明するための論理回路である。
【図2】制御装置における制御動作の第2の実施例を説
明するための論理回路である。
【図3】制御装置における制御動作の第3の実施例を説
明するための論理回路である。
【図4】制御装置における制御動作の第4の実施例を説
明するための論理回路である。
【図5】制御装置における制御動作の第5の実施例を説
明するための論理回路である。
【図6】本発明の電動シャッターの実施の形態の一例の
概略構成図である。
【図7】従来の無線操作の電動シャッターの概略構成図
である。
【符号の説明】
11,12,13,16,21,22,23,31…A
ND回路 14,24,25…OR回路 15…NOR回路 32…シャッターカーテンの上限位置でOFFとなるス
イッチ 33…シャッターカーテンの上限位置でONとなるスイ
ッチ 34…XOR回路、 41…シャッターカーテン 42…ガイドレール 43…ケース 44…開閉機 45…制御装置 46…受信装置 47…発信装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動シャッターの操作を無線で行なう電
    動シャッターの無線操作装置において、操作用の信号を
    搬送する搬送媒体と、障害物感知信号を搬送する搬送媒
    体とは、同じ種類の搬送媒体を用い、共通の受信部で受
    信されるようにしたことを特徴とする電動シャッターの
    無線操作装置。
  2. 【請求項2】 電動シャッターの操作を無線で行なう電
    動シャッターの無線操作装置において、操作用の信号を
    搬送する搬送媒体として2種類以上の搬送媒体を用いる
    とともに、障害物感知信号は前記搬送媒体のうち少なく
    とも1種類の搬送媒体を用い、同じ搬送媒体は共通の受
    信部で受信されるようにしたことを特徴とする電動シャ
    ッターの無線操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作用の信号のうち、少なくとも開
    放操作または閉鎖操作については、2種類以上の搬送媒
    体による信号がともに送受信されることを特徴とする請
    求項2に記載の電動シャッターの無線操作装置。
  4. 【請求項4】 前記障害物感知信号が前記操作用の信号
    における停止操作の信号と同じ信号であることを特徴と
    する請求項2または3に記載の電動シャッターの無線操
    作装置。
  5. 【請求項5】 1種類の搬送媒体による信号が受信され
    ることにより停止操作が行なわれることを特徴とする請
    求項2ないし4のいずれか1項に記載の電動シャッター
    の無線操作装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1種類の搬送媒体によって搬
    送される信号が、操作の種類とは関係なく一定の信号形
    態であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか
    1項に記載の電動シャッターの無線操作装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1種類の搬送媒体によって搬
    送される信号が、操作の種類に応じた所定の信号形態で
    あることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項
    に記載の電動シャッターの無線操作装置。
  8. 【請求項8】 電動シャッターの操作を発信装置からの
    無線信号で行なうようにした電動シャッターに用いられ
    る障害物感知器であって、該障害物感知器から送信され
    る障害物検出信号は、前記発信装置からの無線信号を受
    信する受信装置で受信可能な信号であることを特徴とす
    る障害物感知器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102536096A (zh) * 2010-12-24 2012-07-04 刘小知 一种内置摇控限位装置
JP2015151824A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 三和シヤッター工業株式会社 シャッター障害物検知システム

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