JP2002097879A - 電動シャッターの無線信号制御機構 - Google Patents

電動シャッターの無線信号制御機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動シャッターの座板に付設した検知信号を利
用してシャッターのタッチアップを信号の干渉、非干渉
状態に応じてシャッターカーテンの下限停止のオーバー
ランを適正状態に修正制御する。 【解決手段】送信信号は単位長の送信ワードを少なくと
も2単位長以上の連続若しくは間欠的な波形またはこれ
らの組み合せ波形からなるパターン化した信号とし、前
記送信信号が他の信号と干渉したために受信機8が遅れ
て前記送信信号を受信した場合には、受信機8には前記
の遅れ時間を前記の所定反転上昇時間に加算して反転上
昇させる制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動シャッターを
無線信号によって開閉制御する電動シャッターの無線制
御機構であって、特に障害物、床面等を検知を検知する
ための検知装置をシャッターカーテンの下端に付設した
電動シャッターの無線制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、相互に検知装置を装備する電動シ
ャッターが併設ないし近接して設置されたような場合
や、特開平8−240086号や実公平8−3673号
のようにリモコンスイッチと検知装置を電動シャッター
に併用するシステムでは、検知装置同士やリモコンスイ
ッチと検知装置に共に電波、赤外線等の無線を利用して
いるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、たとえ相互の
無線信号の送信コードを変えたとしても、いずれのシャ
ッターの受信機とも、同時受信した場合の双方の無線信
号が干渉することによる弊害を完全に払拭することがで
きず、検知装置の本来の機能が損なわれて受信機での作
動障害となったり、時として受信機が受信コードが違う
と誤判断したり、電池があるにもかかわらず電池がない
と判断する場合も生じていた。特に障害物検知装置を付
設する電動シャッターを併設する場合、共通のデジタル
フォーマットによる無線信号を送信することが多いた
め、前記の弊害は必然的に生じ得るが、同時受信による
前記諸問題を克服するための対応が十分でなかった。
【0004】そこで出願人は特願平11−150501
号に開示するように、シャッターが連装する状態におい
て、双方の送信機がほぼ同時に送信して同時受信した場
合の前記対策として、各送信機には、相互に異なるパタ
ーンの送信信号を選択手段によって発生させることがで
きる発生手段を設け、前記パターンは単位長の送信ワー
ドを少なくとも2単位長以上送信及び休止する間欠波形
とし、いずれのパターンの送信信号を選択した場合にお
いても、相互の送信信号の干渉時に、相手方送信信号の
送信ワードのいずれかの送信休止中に選択したパターン
の送信信号であることを受信機が読み取ることができる
単位長の送信ワードが出現するようにした無線信号制御
機構を創案した。
【0005】かかる機構によって従来技術の問題点は可
及的に解消したが、前記の同時受信した場合には、受信
したデジタル送信信号の読み取りできるワードは必ずし
も第一ワードである保障がないため、タイムディレイを
伴って受信することがある。このためシャッター閉鎖時
におけるシャッターカーテンの一時停止するまでにはそ
のタイムディレイ分の受信遅れによるシャッターカーテ
ンが一種のオーバーラン状態を生じることがあり、改善
すべき余地があった。また、前記パターンは単位長の送
信ワードを少なくとも2単位長以上の送信及び休止する
間欠波形以外にも単位長の送信ワードを少なくとも2単
位長以上の連続波形や連続波形と間欠波形の組み合せ波
形であっても成立する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる電動シ
ャッターの座板に付設した検知信号を利用してシャッタ
ーの反転上昇動作を受信信号の干渉、非干渉状態に応じ
てシャッターカーテンの下限停止のオーバーランを適正
状態に修正制御することを主目的とするもので、本発明
に係る無線信号制御機構は、シャッターの下降動作にあ
って、シャッターカーテンの下端に設けた検知装置の検
知センサーの検知に伴う送信機からの送信信号を、躯体
側に設けた受信機が受信することによりシャッターを所
定時間反転上昇させるように構成した電動シャッターに
おいて、送信信号は単位長の送信ワードを少なくとも2
単位長以上の連続若しくは間欠的な波形またはこれらの
組み合せ波形からなるパターン化した信号とし、前記送
信信号が他の信号と干渉したために受信機が遅れて前記
送信信号を受信した場合には、受信機には前記の遅れ時
間を前記の所定反転上昇時間に加算して反転上昇(以
下、この反転上昇する動作を「タッチアップ」とい
う。)させる制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。これによって隣接して同種の検知装置を有する電
動シャッターが、送信無線信号が相互に干渉し合っても
受信機での受信不能になることがなくなるとともに、受
信遅れによってオーバーランしたシャッターカーテンが
その量だけ余分に戻すことができ、さらに障害物等に対
する検知動作においては障害物等を過重に押圧し過ぎた
分を戻すことが可能になる。なおタッチアップは、下降
動作にあるシャッターを一時停止(停止時間をt1とす
る。以下同じ。)させその後所定時間上昇させて停止さ
せる(t1後の所定の上昇時間をt2とする。以下同
じ。)とする場合と、シャッターを一時停止させること
なく(つまりt1=0)上昇させて停止させる場合も含
む概念であって、通常一時停止時間t1、上昇時間t2
は微少時間を設定する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を無線信号が電波である場合について図面に基づいて説
明する。図1、図2において、1は複数の連設された電
動シャッターAとB、2はシャッターカーテン、3はシ
ャッターカーテン2の下端に設けられる座板、4はシャ
ッターカーテン2を収納するシャッターケース、5は建
物の開口両側に立設されたガイドレール、6はシャッタ
ーの昇降を行うための開閉機、7は送信機であって送信
制御部7a、送信部7bからなり、送信制御部7aには
後記するマイコンにより演算、制御等されるとともに、
フォーマットに基づくパターン化された波形のデジタル
信号を出力する信号発生手段7cを内臓している。8は
受信機で、受信部8a、受信制御部8bとからなり、9
は開閉制御部、10は検知センサ、20は通常時のシャ
ッターの開閉用押しボタンスイッチ、30はリモコンス
イッチ、100は建物の床面、51は送信制御部7a等
の部材装置を収納するケースであって、ケース51には
電池蓋52を設け、この電池蓋52内には電池53や後
記する送信信号のパターンのパターン切換スイッチであ
る選択手段54等が収納されており、電池蓋52を開蓋
した場合、電池53の収納部が臨めると共に、状況に応
じて選択手段54によってパターンを適宜に切換えるこ
とができるようになっている。
【0008】そして、前記座板3には前記ケース51が
固定されており、座板3の下面一体には検知センサ10
が装備されている。この検知センサ10は、座板3の両
側方にも突出してガイドレール5内に内装される突出部
11の下面にまで延設されていて、シャッターカーテン
2の下方はもとより、前記ガイドレール5の案内溝内の
障害物をも検知できるようになっている。
【0009】検知センサ10と送信制御部7a間および
送信制御部7aと送信部7b間とは、結線されており、
検知センサ10が障害物や床面を検知すると図示しない
マイクロスイッチが作動して検知回路を閉成させて検知
信号を送信制御部7aに送信する。この送信信号を受け
て送信制御部7aでは、信号発生手段7cにより選択さ
れたパターンのデジタル信号を変調して出力し、送信部
7bから受信部8aへ送信する。
【0010】受信部8aはシャッターケース4の下面ま
たその近傍に装着され、該受信部8aは座板3に設けた
前記送信部7bからの信号を受信し、受信制御部8bか
ら開閉制御部9に対し、シャッターの停止等の指令信号
を出力してシャッターの開閉、停止を制御する。また任
意位置でのリモコン操作に対応し得るように信号受信領
域が無指向性に設定されているから、送信部7bからの
信号ばかりでなく、開口部前方、側方等の各方向からの
信号も受信できるようになっている。 このため電動シ
ャッターAの受信部8a(又は電動シャッターBの受信
部8a)は、遠隔制御を行うリモコンスイッチ30から
の電波信号のほかにも電動シャッターB(又は電動シャ
ッターA)からの検知電波信号も同時に受信する場合が
ある。
【0011】次に送信部7aから受信部8aに送信され
るパターン化された送信信号について説明する。図3は
送信信号の送信コードのフォーマットを示す。このフォ
ーマットは、ヘッダー、キーコードと機能コードからな
るデータコード、チェックサム、ストップビットからな
り、このフォーマットが単位長の1ワードとなる。送信
部7aはこのフォーマットの信号を一回につき連続して
数ワードずつ、ある休止期間を空けて間欠的に送信する
パターンになっている。また、データコードのキーコー
ドは送信元の識別コード(IDコード)となっている
が、他の同一または類似のフォーマットの電波と干渉し
た場合には、受信しようとしているフォーマットのある
時点の1ワードが読み込めたときにその識別コードを含
む1ワードがシャッターのタッチアップ制御を可能とす
る固有のコード信号であること受信制御部8bに認識さ
せるようになっている。この場合の1ワードを読み込み
できるか否かは受信制御部8bに内臓する図示省略のマ
イコン制御手段によるものとし、1ワードの読み込み中
に他の(選択しなかった)パターンの信号を同時受信し
ないときは読み取ることができるが、同時受信したとき
は電波の干渉状態になっているから、その1ワードを完
全に読み込むことはできない。
【0012】つぎに機能コードは、図4に示すように8
ビットの並びとし、F0・F1・F2・F3・・・・F
7の順に送られてくる。そして一例として各ビットの意
味付けを以下のとおりとする。 F0:「1」であると1回目の信号、「0」であると2
回目以降の信号を示す。 F3:「1」であれば後述のパターンの送信機からの
信号であることを示す。「0」であれば後述のパターン
の送信機からの信号であることを示す。 F4:「1」であれば「電池消耗」信号であることを示
す。 F5:「1」であればテストスイッチが押されたことを
示す。 F6:予備ビットである。 F7:予備ビットである。
【0013】F1とF2は対応させて意味を持たせ、意
味合いを表1に示す。
【0014】
【表1】パターンにおけるF1・F2の意味合い なお、パターンにおけるF1・F2の意味合いにおい
ては、表1の3ワード目の信号または4ワード目の信号
に該当する信号を受信した場合は、無視するものとす
る。
【0015】しかして、本発明の実施の形態では、図5
(a)(b)に例示するように送信信号は単位長の送信
ワードを少なくとも2単位長以上の間欠的な波形からな
るパターン化した信号とし、隣接する電動シャッターA
およびBにおける検知信号を相互に同時受信した場合で
あっても、相互干渉による不作動を防止するため、2種
類のパターン(パターン、パターン)を使用する。
図5(a)はパターン、図5(b)はパターンを示
す。パターンは検知センサ10のマイクロスイッチが
作動したときに最初に4ワード連続して送信し、つづい
て4ワード休止し以降このパターンの繰り返しができる
ようになっている。パターンも同様に検知センサ10
のマイクロスイッチが作動したときに最初に2ワード連
続して送信し、つづいて3ワード休止し以降このパター
ンを繰り返すようになっている。これらのパターンは送
信制御部7aに組み込まれているマイコンで処理されて
出力される。本実施の形態では電動シャッターAがパタ
ーンを選択した場合には、電動シャッターBはパター
ンを選択するものとし、いずれを選択するかは、選択
手段54の切り替え操作により行う。
【0016】図6は、前記の異なるパターンであるパタ
ーン及びパターンの間欠送信信号間について、いず
れのパターンの送信信号を選択した場合においても、相
互の送信信号の干渉時に、相手方送信信号の送信ワード
のいずれかの送信休止中に受信機が選択したパターンの
送信信号であることを読み取ることができる単位長の送
信ワードが発生するようにした関係を示す。図6(a)
は、電動シャッターAの下降動作にあって、検知センサ
10が障害物に当接し、パターンの間欠送信信号の送
信をスタートした直後に電動シャッターBが閉鎖を完了
し床面11に当接して検知センサ10がシャッター停止
指令としての間欠送信信号の送信をスタートし、電動シ
ャッターAの受信部8aが両送信信号を受信したことを
想定したものである。
【0017】この両送信信号の送信タイミングでは、電
動シャッターAに着目すれば、パターンの第1ワード
の送信中にパターンの第1ワードを受信部aで受信す
ることになるから、電波の干渉が生じている状態であ
る。パターンの第2及び第3ワードの送信中も干渉状
態が継続して生じている。かかる干渉状態では、受信部
8aから送信された両信号を受信制御部8bでは、パタ
ーンのものであると判別することができない。しかし
パターンの第4ワード目の送信信号は、パターンの
送信がそれ以前にオフ状態となっていることから、読み
込むことができる。したがって第4ワード目を読み取り
可能に受信することになる(図6(a)中の○印)。
【0018】一方図6(b)は、電動シャッターBに着
目した場合であって、電動シャッターBが閉鎖中に検知
センサ10が障害物に当接し、パターンの間欠送信信
号の送信をスタートした直後に電動シャッターAが閉鎖
を完了し床面100に当接して検知センサ10がシャッ
ター停止指令としての間欠送信信号の送信をスタート
し、電動シャッターBの受信部8aが両送信信号を受信
したことを想定したものである。前記の電動シャッター
Aの場合と同様に考えれば、受信部8aは第6ワード目
で始めて読み取り可能に受信する。なお、図6(a)、
6(b)におけるパターンはともに間欠波形の送信信
号であるが、これらの信号を連続波形としてもよいこと
はもとよりである。
【0019】ここで、受信制御部8bは、選択しなかっ
たパターンの単位長のワードを非干渉状態で受信したと
しても、読み込みができない固有のキーコード(パター
ンの固有のキーコードになる)が付されているから、
これによってシャッターの停止等の制御がされることは
ない。
【0020】このように複数のパターン化された間欠送
信信号を選択手段54によって選択可能とすることによ
り、その他の実施の形態として、電波式の検知装置を装
備する電動シャッターが併設され、同時に双方の装置が
床面や障害物を検知して間欠送信信号を送信したとき
や、電動シャッターが障害物を検知して電波を間欠的に
送信している間に、そのシャッターをリモコンスイッチ
30で制御しようとし、電波を送信したような場合にあ
っても、一方の検知装置はパターンの信号を選択し、
他方の検知装置はパターンの信号を選択しておけば、
たとえ電波の干渉領域があっても、1ワード分の単位長
の送信信号をいずれかのタイミングで確実に受信するこ
とができる。なお、本実施の形態の電波信号の代わりに
赤外線等を使用しても良い。また、パターンの選択手段
54を設けることなく、パターン、パターンの送信
機として、電動シャッターA、Bにそれぞれ別パターン
の送信機を固定的に用いてもよい。
【0021】つぎにシャッターカーテン2のタッチアッ
プ制御について、図7に基づいて説明する。図7(a)
は、シャッターカーテン2が床面等の正規の下限停止位
置に到達したときの機能コードのF0が「1」の場合を
破線で示し、「0」の場合を実線で示している。停止時
間t1はシャッターカーテン2の種類、スラット間の嵌
合のクリアランス等を勘案してあらかじめ設定される。
停止時間t1後の上昇時間t2は停止時間t1を考慮の
上あらかじめ設定される。t3は機能コードのF0が
「0」の場合に生ずるタイムディレイの時間である。こ
の場合上昇時間t2にタイムディレイ時間t3が加算さ
れる。この加算処理は受信制御部8bで演算処理され
る。図7(b)は、シャッターカーテンの下降動作の途
上で障害物に当接した場合のタッチアップについて示し
たもので、原理は正規の下限停止位置に到達したときと
同様の動作であるので詳細は略す。なお、タッチアップ
について停止時間t1=0としたときには、シャッター
は一時停止することなく反転して上昇する。
【0022】
【作用】叙述の如く構成された本発明の実施の形態にお
いて、その作用を説明する。図8のフローチャート図に
示すように、電動シャッターA(パターンを選択して
いるものとする。)の降下動作中に障害物の当接の有無
を検知する。障害物に検知スイッチ10が当接すると検
知スイッチ10の作動によって送信部7aからパターン
の間欠送信信号を送信し、この信号は受信部8aによ
って受信される。このとき受信制御部8bでは、受信信
号が干渉状態にあるか否かを判別する。非干渉状態にあ
る(選定入力がYES)と判断した場合には、ワードが
1ワード目であると認識すると、パターンの間欠送信
信号に基づいてシャッターをt1だけ一時停止させる指
令をシャッター制御部9に送信し、シャッターの降下を
停止させるとともにt2だけ上昇させて停止させる。ま
た受信制御部8bが干渉状態であると判断した場合には
その後非干渉状態にいたった(選定入力がYES)と認
識したときに、ワードが2ワード目以降であると認識す
ると、パターンの間欠送信信号に基づいてシャッター
をt1だけ一時停止させる指令をシャッター制御部9に
送信してシャッターの降下を一旦停止させるとともにt
2にt3を加算した時間だけ上昇させて停止させる。
【0023】一方、シャッターの降下中に障害物に当接
することなく停止下限位置まで到達した場合は、受信制
御部8bでは、受信信号が干渉状態にあるか否かを判別
するとともに、上記と同様の判断制御が実行される。
【0024】ちなみにタッチアップ動作を図6(a)に
ついて説明すると、パターンの送信信号は1回目の信
号の4ワード目の信号を受信部8で受信でき、受信制御
部8bでは、この信号を送信機からの1回目の信号であ
ること、4ワード目の信号状態であることを認識する。
つまり機能コードにおけるF0が「1」であり、F1、
F2がともに「0」であると判断する。今1ワードが約
65msとすれば、受信遅れは約260msとなる。そこ
で受信制御部8bでは演算処理して本来タッチアップさ
せる時間t2に t3を加算して上昇司令を発しシャッタ
ーをタッチアップさせる。
【0025】なお、本発明ではタッチアップすることを
前提としているが、反転上昇をさせない場合においても
採用され得るものである。この場合には、t1の時間を
予め設定し、t2(およびt3)をゼロとするように設定
すればよい。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明は、電動シャッター
の座板に付設した検知信号を利用してシャッターのタッ
チアップを信号の干渉、非干渉状態に応じてシャッター
カーテンの下限停止のオーバーランを適正状態に修正制
御することを主目的とするもので、その効果は以下のと
おりである。タッチアップを一旦シャッターを停止し
た後に反転上昇させる方法と一旦停止を省略した方法の
いずれにも対応できる制御システムが可能となる。パ
ターン化した送信信号は、間欠的な波形信号のみならず
連続信号等も可能であるため、どのような送信波形信号
に対してもタッチアップ制御をすることができる。送
受信信号をシリアルなデジタル信号としオーバーランに
係る受信遅れを正規の位置まで修正制御することを可能
とした。簡単なフォーマットによりかかる修正制御す
ることを可能となる。オーバーランの修正制御によ
り、シャッターのスラット、シャッターの開閉にスプリ
ングばね等の弾機を用いた場合の該弾機等に過負荷がか
からないようにすることができる。障害物に当接した
場合においても、障害物自体への圧迫を軽減することが
でき、障害物が人身に関わる場合にはこの効果が顕著に
現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】併設された電動シャッターA、Bの外観図であ
る。
【図2】送信機の正面図である。
【図3】送信コードのフォーマットである。
【図4】機能コードの内容である。
【図5】(a)パターンの波形である。 (b)パターンの波形である。
【図6】(a)パターンを選択した場合の、パターン
との干渉状態図である。 (b)パターンを選択した場合の、パターンとの干
渉状態図である。
【図7】(a)シャッター下降により床面当接時のタッ
チアップによるシャッターカーテン2の反転上昇制御図
である。 (b)シャッター下降途中の障害物当接時のタッチアッ
プによるシャッターカーテン2の反転上昇制御図であ
る。
【図8】フローチャート図である。
【符号の説明】
1 電動シャッター 2 シャッターカーテン 3 座板 4 シャッターケース 5 ガイドレール 6 開閉機 7 送信機 7a 発生手段を内臓する送信制御部 7b 送信部 8 受信機 8a 受信部 8b 受信制御部 9 開閉制御部 10 検知センサ 11 突出部 20 押しボタンスイッチ 30 リモコンスイッチ 51 ケース 52 電池蓋 53 電池 54 選択手段 100 床面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターの下降動作にあって、シャッタ
    ーカーテンの下端に設けた検知装置の検知センサーの検
    知に伴う送信機からの送信信号を、躯体側に設けた受信
    機が受信することによりシャッターを所定時間反転上昇
    させるように構成した電動シャッターにおいて、送信信
    号は単位長の送信ワードを少なくとも2単位長以上の連
    続若しくは間欠的な波形またはこれらの組み合せ波形か
    らなるパターン化した信号とし、前記送信信号が他の信
    号と干渉したために受信機が遅れて前記送信信号を受信
    した場合には、受信機には前記の遅れ時間を前記の所定
    反転上昇時間に加算して反転上昇させる制御手段を設け
    たことを特徴とする電動シャッターの無線信号制御機
    構。
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