JP2009024398A - 発電手段を備えるシャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッターの自重降下により発電をさせこれを障害物感知装置等の動作電源とすることにより、バッテリ容量を最小限に抑えることができ、維持管理を容易にすることもできるシャッター装置を提供する。
【解決手段】シャッターカーテン14の巻取りにより開口部を開放し、及びシャッターカーテン14が巻き戻されることにより開口部が閉鎖されるシャッター装置であって、シャッターカーテン14が巻取り及び巻き戻される軸である巻取りシャフト23と、巻取りシャフト23の回動に直接又は間接的に連動して回動される軸により発電する発電装置26と、シャッターカーテン14の下端に設けられ、該シャッターカーテン14の移動の軌道上に存する障害物を検知する障害物感知センサとを備え、少なくとも障害物感知センサは発電装置26で生じた電力により動作することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の出入り口、通路等に備えられるシャッター装置に関し、詳しくはブレーキ解放に基づくシャッターカーテンの自重降下にともなって発電し、その電力を各機器に供給できるシャッター装置に関する。
通常、防火シャッターは通常時には商用電源から電力が供給され、使用者の操作により電動開閉機が駆動し、シャッターカーテンが巻取り及び巻き戻される。これにより空間の開放及び閉鎖をおこなうことができる。
一方、火災等の非常時には、熱や煙を感知する感知器から信号が防火シャッターに防災盤から防災信号(DC24V)として送られる。また、当該DC24Vはシャッターカーテンのブレーキを解除し、該シャッターカーテンが自重降下することにより空間が閉鎖される。これにより火災の延焼を防止することができる。このとき、火災等の影響により必ずしも商用電源から電力が供給されるとは限らず、この場合でもブレーキを解除状態に維持する、又は障害物検知によるブレーキを作動制御させる必要があるので制御装置にはバッテリ等の電源が備えられている。
ここで、シャッターカーテンの閉鎖に関しては閉鎖中に障害物を感知して閉鎖を停止させることにより安全性を高めることも重要である。特許文献1には、商用電源が供給されている場合(非停電時)には障害物検知によりシャッターカーテンを停止させることができる一方、商用電源が供給されない場合(停電時)には障害物検知はおこなわれず、シャッターカーテンが自重降下し続けるシャッター装置が開示されている。
特開2002−168076号公報
しかしながら、例え火災等の緊急時で停電になった場合であっても障害物を検知してシャッター降下を自動に停止させることは安全性を向上させる観点から必要であり、この機能が適切に動作することが好ましい。
これに対して停電時において障害物を検知してシャッターを停止させる装置をバッテリで動作させると、当該バッテリはシャッターカーテンを閉鎖させるブレーキ解除を維持するための電力、及び障害物感知装置のための電力を供給する必要があり、バッテリ等の電源蓄積が必要になるという問題があった。
そこで、本発明は、シャッターの自重降下により発電をさせ、これを障害物感知装置等の動作電源とすることによりバッテリを不要とし、維持管理を容易にすることもできるシャッター装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、シャッターカーテン(14)の巻取りにより開口部を開放し、及びシャッターカーテンが巻き戻されることにより開口部が閉鎖されるシャッター装置(1)であって、シャッターカーテンが巻取り及び巻き戻される軸である巻取りシャフト(23)と、巻取りシャフトの回動に直接又は間接的に連動して回動される軸により発電する発電装置(26)と、シャッターカーテンの下端に設けられ、該シャッターカーテンの移動の軌道上に存する障害物を検知する障害物感知センサ(31)と、障害物感知センサからの感知信号を有線で伝達するコード(35)と、コードを介して感知信号を取得しシャッターカーテンの巻き戻しを停止する指令を発信する制御装置(25)と、制御装置からの停止する指令を受けてシャッターカーテンの巻き戻しを禁止するブレーキ装置とを備え、少なくとも障害物感知センサは発電装置で生じた電力により動作することを特徴とするシャッター装置を提供することにより前記課題を解決する。
ここで、「巻取りシャフトの回動に直接又は間接的に連動して」のうち「直接」とは、巻取りシャフトの回動軸に軸着される場合や、巻取りシャフトに掛け渡されたチェーン等により連動することを意味する。一方、「間接的」とは、巻取りシャフトの回動に直接連動する他の回動軸を介してこれに連動する場合を意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシャッター装置が前記発電装置により発生した電力の少なくとも一部を蓄積可能とする蓄電手段が備えられることを特徴とするシャッター装置を提供することにより前記課題を解決する。
請求項1に記載の発明によれば、火災等による停電時でも、少なくとも障害物を感知してシャッターカーテンの閉鎖(降下、巻き戻し)を停止する座板感知装置に必要な電力は発電装置から供給することができる。これにより、バッテリは不要となりバッテリのコスト削減や維持管理を容易にすることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、発電装置により発生させた電力を蓄積させることができ、非発電時でもこれを利用して機器を動作させることが可能となる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。しかし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。また、以下においてシャッターカーテンの「降下」は「巻き戻し」と同じ意味で用いている。
図1は第一実施形態に係る本発明のシャッター装置1の正面視模式図である。図1では説明のため、隠蔽されている一部構成部材も表示するとともにシャッター装置1が閉鎖し、通路又は空間が仕切られている姿勢を表している。また、図1に一点鎖線で示した線は天井の位置を示している。本実施形態のシャッター装置1は、いわゆる防火防煙を目的とした重量シャッターであり、特に災害時におけるシャッターカーテン14の降下は、該シャッターカーテン14の自重によりおこなわれる。一方、通常時には電動開閉機22の逆転により巻き戻しがおこなわれてもよい。
シャッター装置1は、開閉部10と、該開閉部10の上端に具備される巻取り部20と、座板感知装置30とを備えている。開閉部10は、実際に通路等の開放、閉鎖が行われる部位である。巻取り部20は、シャッター装置1の開放の姿勢において、後で説明するシャッターカーテン14を巻取り収納するとともに、シャッター装置1の開閉、その他制御のための電動開閉機22、制御装置25等を備える部位である。座板感知装置30はシャッターカーテン14の閉鎖動作時に閉鎖の軌道上にある障害物を感知し、シャッターカーテン14の降下を停止させる指令を発する装置である。以下に各構成をさらに詳しく説明する。
開閉部10は、ガイドレール11、12、まぐさ13、及びシャッターカーテン14を備えている。ガイドレール11、12は、所定の間隔を有して平行に立設された2本の長尺部材で、横断面が略コ字状である。ガイドレール11、12は当該コ字状である開口部を対向させるように設置される。まぐさ13はガイドレール11、12の上部を渡すように取り付けられた長尺部材である。
シャッターカーテン14は、上下に連結された複数のスラット15、15、…、及び下端に設けられた座板16を備えている。図2は、図1に示したシャッター装置1の右側面のうち座板16近傍に注目して示した図である。図2ではガイドレール12の表示は省略している。
図1及び図2からわかるように、スラット15、15、…は、シャッターカーテン14の閉鎖の姿勢で、長手方向を水平に、幅方向を鉛直に配置される長尺の略板状の部材である。そして上下方向に隣り合うスラット15、15、…の端部同士が、所定の回動が許容されて連結されている。これにより巻取りシャフト23(図1参照)にシャッターカーテン14を適切に巻取りすることができる。座板16は、最下端のスラット15’に沿って配置される矩形断面を有する長尺部材で、図2に表れているように、その内側にスラット15’の下部を包含するように取り付けられている。
以上のような構成部材を有する開閉部10は、シャッターカーテン14の左右両端部を2本のガイドレール11、12のコ字状の開口から内側に包含させるように配置する。このときシャッターカーテン14はガイドレール11、12に固定はされないので、シャッターカーテン14はガイドレール11、12の長手方向には移動が可能であり、これと直交する方向(図1の紙面奥/手前方向)の移動は制限される。これによりシャッターカーテン14を適切にガイドレール11、12に沿って上下に移動させることができる。
次に巻取り部20について説明する。図3は図1にAで示した部分を拡大した図である。図4は、図3をシャッター装置1の上から見た図(紙面上方から見た図)であり、説明のため一部の部材に注目して示した図である。図1、図3、及び図4を参照しつつ巻取り部20について説明する。巻取り部20は、ケース21、電動開閉機22、巻取りシャフト23、駆動チェーン24、制御装置25、発電装置26、連動チェーン27、操作パネル28、及び熱煙感知機29を備えている。
ケース21は、電動開閉機22、巻取りシャフト23、制御装置25、及び発電装置26の大部分をその内側に隠蔽する箱状の部材である。これにより各構成部材を塵埃等から保護し、火災時に発生する煙を防ぎ、装置寿命伸ばしたり、装置の動作の信頼性を向上させたりすることができる。
電動開閉機22は、電気により駆動して巻取りシャフト23を回動させる機器である。これには例えば電動モーターを挙げることができる。当該電動開閉機22は通常のシャッター装置に用いられる電動開閉機で足りる。また、電動開閉機22の回動軸には、該回転軸に同軸で回転する駆動スプロケット22aが取り付けられている。電動開閉機の設置位置、及び回動軸の向きは特に限定されるものではないが、シャッター装置の構造等の観点から図1に示したように、設置位置はシャッター装置1の左右いずれか側に寄せられるとともに、回動軸は水平であることが好ましい。また、電動開閉器22はコード22aにより制御装置25に電気的に接続され、制御装置25からの指令に基づき動作するように形成されている。
また、電動開閉機22にはシャッターカーテン14の降下を停止させる不図示のブレーキ装置を備えている。上述のようにシャッター装置1は重量シャッターなので、自重によりシャッターカーテン14が降下する機能を備えている。従って、自重によりシャッターカーテン14を降下させるときには電動開閉機22を制御し、ブレーキ装置を解除する。当該電動開閉機22の制御は制御装置25により行われる。
巻取りシャフト23は、シャッターカーテン14の左右幅方向(図1の紙面左右方向)に沿って水平に設けられた円筒状の部材で、該円筒の中心軸を軸として回動可能に設置されている。さらに、前記した電動開閉機22の駆動スプロケット22aが配置されたと同じ側の端部には、巻取りシャフト23と同軸であるシャフトスプロケット23aが設けられている。当該シャフトスプロケット23aは、駆動スプロケット22aよりも大きな径を有している。これにより適切な速度でシャッターカーテン14を上下動させることができる。
また、巻取りシャフト23の外周の所定部分にはシャッターカーテン14の上端が固定されている。
駆動チェーン24は、上記駆動スプロケット22aとシャフトスプロケット23aとを掛け渡すように取り付けられる環状部材であり、電動開閉機22で生じた回転力を巻取りシャフト23に伝達するように形成されている。これには例えば駆動スプロケット22a、及びシャフトスプロケット23aの外周に凹凸が形成され、駆動チェーン24はこれに係合離脱しつつ回転し、動力を伝達するチェーンを挙げることができる。
制御装置25は、シャッターカーテン14の上昇(巻取り)、降下(巻き戻し)、停止等に関する各機器からの信号を総括し、シャッターカーテン14を実際にどのように動作させるかを判断するとともに、その判断結果を機器に指令する装置である。制御装置25は目的を達するものであればその構成は特に限定されるものではないが、例えば信号を受信して取り込むINPUT部、どのように動作すべきかが決められたプログラムを格納しておくROM、演算を実行するCPU、各種信号や演算結果を一時的に記憶して演算領域として機能するRAM、及び結果を外部に出力するOUTPUT部等を備えている。これにより、シャッター装置1が現時点においてどのような動作をすべきかを適切に判断することができ、利便性と安全性、及び動作の信頼性が図られる。
発電装置26は、該発電装置26の回転軸の回転により発電する装置である。発電装置26は、回転により発電することのできる装置であれば特に限定されるものではなく、目的とする電力を得ることができるものであれば市販されている発電機を用いることが可能である。発電装置26の回動軸には、該回転軸に同軸で回転する発電機スプロケット26aが取り付けられている。また発電装置26はコード26bにより制御装置25に電気的に接続され、発生した電力は制御装置25を介して座板感知装置30に供給される。
連動チェーン27は、上記駆動スプロケット22aと発電機スプロケット26aとを掛け渡すように取り付けられる環状部材で、電動開閉機22の軸の回動に連動して発電装置26の軸が回動するように形成されている。これには例えばいわゆるチェーンを挙げることができる。
このように駆動スプロケット22a、シャフトスプロケット23a、発電機スプロケット26a、駆動チェーン24、及び連動チェーン27により、電動開閉機22、巻取りシャフト23、及び発電装置26は連動して回動するように構成されている。
操作パネル28は、使用者が自分の意思によりシャッターカーテン14を上昇、停止、降下させるための操作をする部位である。具体的には、例えばシャッターカーテン14上昇のための押しボタン、停止のための押しボタン、降下のための押しボタンを備えている。これにより使用者はシャッター装置1に対して指令を与えることができ、特にこれを遮断する理由がない場合にはシャッター装置1は指令通りの動作をする。
熱煙感知機29は、建物の所定の位置に配置されるとともに火災による熱、煙を感知したときに感知信号を制御装置25に発信することができる機器である。これにより自動に火災を感知し、シャッターカーテン14を降下させることができる。
以上のような構成の巻取り部20は開閉部10の上端に設けられる。シャッター装置1の動作については後で詳しく説明する。
次に図1〜図3を参照しつつ座板感知装置30について説明する。座板感知装置30は、障害物感知センサ31と、コード35と、コードリール36とを備えている。
障害物感知センサ31は、図1及び図2からわかるように、シャッターカーテン14の座板16の下端に、該座板16の長手方向に沿って水平に設けられる長尺の機器である。さらに詳しくは障害物感知センサ31は、図2に表れているように、下面に開口部を有する箱状であるケース32と、該ケース32の開口部から突没可能に設けられる感知スイッチ33とを有している。ケース32の箱状である内側天井面及び感知スイッチ33の上面には、それぞれ不図示の接触子が設けられている。図2に示したような感知スイッチ33がケース32から突出している状態(通常状態)のときには当該接触子は接触しない位置が保たれて待機状態にある。そして感知スイッチ33が押し上げられ、ケース32の内側に押し込まれるように移動したときには、当該接触子同士が接触して信号が発せられるように構成されている。シャッター装置1の動作との関係については後で説明する。
コード35は、障害物感知センサ31と制御装置25とを電気的に接続し、障害物感知センサ31により発信された信号を伝達するとともに、該障害物感知装置31の動作電力を供給する部材である。従って通常の電線を用いることができる。コード35は、シャッターカーテン14の下端と制御装置25とを接続するので、シャッターカーテン14の閉鎖の姿勢においても適切に当該接続ができる長さを有している。
コードリール36は、コード35を巻き取ることができるように構成された部材である。具体的にはコード35を巻き取る方向に付勢された回転体を有している。従ってシャッターカーテン14の巻取り(上昇)時にはコード35を緩みなく巻き取ることができ、シャッターカーテン14の巻き戻し(降下)時には回転体の付勢に抗してコード35が引き出される。
以上のようなシャッター装置1により、商用電源が供給されているか否かを問わず発電装置26から供給される電力により動作が行われるので、バッテリを必要としないシャッター装置1を提供することができる。
次に、シャッター装置1がどのように動作するかについての具体例を以下に説明する。 図5には通常時に、シャッター装置1を閉鎖する場面におけるシャッター1の動作のフロー図を示した。ここでは通常時においてもシャッターカーテンの降下は自重降下である場合を示すが、通常時においては電動開閉機22の逆転によりシャッターカーテンが巻き戻し降下されてもよい。
シャッター装置1の開放の姿勢から使用者は操作パネル28によりシャッターカーテン14を降下させる操作をする(S1)。これにより、電動開閉機22のブレーキ装置が解除され、自重によりシャッターカーテン14が降下を開始する(S2)。ここで操作パネル28からの信号は、制御装置25に入力されるとともに、該制御装置25において電動開閉機22のブレーキ装置解除の決定及び指令が発せられる。このときの電力は商用電源から供給される。
シャッターカーテン14の降下時には、巻取りシャフト23が回動するので、上記したように駆動チェーン24、及び連動チェーン27により連結された電動開閉機22を介して発電装置26が回動し発電が行われる。発電により生じた電力は座板感知装置30に供給され、該座板感知装置30を待機状態に維持することができる(S3)。これにより障害物を感知し次第、信号を発することができる状態とされる。
シャッターカーテン14の降下中に障害物が感知スイッチ33に接触することにより感知スイッチ33が押し上げられて障害物が感知される(S4)。これにより障害物感知センサ31からコード35を伝達して制御装置25に信号が入力される。このとき障害物感知センサ31で用いられる電力は発電装置26により発生したものである。
信号を受けた制御装置25は、シャッターカーテン14の降下を停止する判断をするとともにその指令を発し、これにより電動開閉機22のブレーキが作動し、シャッターカーテン14の降下は停止される(S6)。
そして障害物を除去し(S7)、再度操作パネルにより降下の操作をする(S1)。ここで再度障害物が検知されれば、上記S2〜S7が繰り返され、障害物が検知されなければシャッターカーテン14の閉鎖が完了する(S8)。
次に火災等の非常時において商用電源を利用することができない場合におけるシャッターカーテン14の自動降下の例について説明する。図6にこのときのフローを示した。
シャッター装置1の開放の姿勢で、例えば火災等による熱、又は煙を熱煙感知機29が感知したときには、不図示の防災盤からDC24Vにより制御装置25に感知信号が送信される(S11)。さらに当該DC24Vにより電動開閉機22のブレーキが解除され、シャッターカーテン14は自重により降下を開始する(S12)。
シャッターカーテン14の降下時には、巻取りシャフト23が回動するので、上記したように駆動チェーン24、及び連動チェーン27により連結された電動開閉機22を介して発電装置26が回動し、発電が行われる。発電により生じた電力は座板感知装置30に供給され、該座板感知装置30を待機状態に維持することができる(S13)。これにより障害物を感知し次第、信号を発することができる状態とされる。
シャッターカーテン14の降下中に障害物が感知スイッチ33に接触することにより感知スイッチ33が押し上げられて障害物が感知される(S14)。これにより障害物感知センサ31からコード35を伝達して制御装置25に信号が入力される。このとき障害物感知センサ31で用いられる電力は発電装置26により発生したものである。
信号を受けた制御装置25は、シャッターカーテン14の降下を停止する判断をするとともにその指令を発し、これにより電動開閉機22のブレーキ装置が作動してシャッターカーテン14の降下は停止する(S16)。
障害物が除去され(S17)、このときに熱煙感知機29が動作していることにより、再度シャッターカーテン14は降下を開始する。このとき、障害物が除去されて少し時間が経ってからシャッターカーテン14の再度の降下を開始するようにプログラムされていてもよい。その後再度障害物が検知されれば、上記S12〜S17が繰り返され、障害物が検知されなければシャッターカーテン14の閉鎖が完了する(S18)。
ここでは「障害物」を例に説明したが、人が挟まれることを防止する観点からも安全性を向上させることができる。
図7はシャッター装置1の1つの変形例であるシャッター装置1Aを説明するための図である。より詳しくはシャッター装置1Aのうち図4に相当する図である。他の部分はシャッター装置1と同じ構成なので説明を省略し、シャッター装置1の構成をそのまま適用することができるものについては符号もそのまま利用する。
シャッター装置1Aでは、発電装置26Aが電動開閉機22の駆動スプロケット22aとは反対側の端部に同軸に取り付けられている。これにより発電装置26Aにスプロケットや連動チェーンを不要とすることができる。
図8はシャッター装置1の他の変形例であるシャッター装置1Bを説明するための図である。より詳しくはシャッター装置1Bのうち図4に相当する図である。他の部分はシャッター装置1と同じ構成なので説明を省略し、シャッター装置1の構成をそのまま適用することができるものについては符号もそのまま利用する。
シャッター装置1Bでは、発電装置26Bは巻取りシャフト23の軸に設けられた第2シャフトスプロケット23b、及びこれと発電機スプロケット26Baを掛け渡して配置された連動チェーン27Bを備えている。これによれば巻取りシャフト23の回動により直接発電装置26Bが回動して発電がおこなわれる。
シャッター装置1、1A、1Bでは、発電装置26、26A、26Bで発生した電力を直接に座板感知装置30に供給する構成としたが、蓄電手段を介して電力を供給するものであってもよい。これは発電装置26、26A、26Bに電気的に連結され、該発電装置26、26A、26Bにより得られた電力を蓄積することができる手段である。蓄電手段自体は蓄電の目的を有する通常の手段である例えばコンデンサによる回路等を用いることが可能である。これにより発電装置26、26A、26Bで発電された電力を効率よく利用することができ、例えばシャッターカーテン14が停止している状態で巻取りシャフト23が回転していない場合にも蓄電手段から電力を供給することが可能となる。
図9(a)〜図9(e)には第二〜第六実施形態に係る本発明のシャッター装置101、201、301、401、501を説明するための模式図を示した。図9に示した各実施形態では、通常にシャッター装置が備える基本的構造(例えば開閉部、巻取り部)は第一実施形態のシャッター装置1と同じなので、記載及び説明は上記のものが該当し、ここでは省略する。第一実施形態のシャッター装置1では、発電装置26を座板感知装置30に用いたシャッター装置1を提供する例について詳しく説明した。これに加え、当該発電装置26により生じた電力を利用してシャッター装置に関する様々な装置を動作させることができる。これらはいずれもシャッターカーテン14の上昇及び降下時における巻取りシャフト23の回動により発生する電力を用いるので、商用電力が供給されない非常時等にでも動作し、利便性を向上させることができる。以下に詳しく説明する。
図9(a)は第二実施形態に係るシャッター装置101を説明するための模式図である。シャッター装置101によれば、シャッター装置1と同様の方法で発電装置126に生じた電力を蓄電手段144を介して、又は直接に、ブザー130に供給することができる。ここでブザー130はシャッターカーテン14の降下時に警報を発するので近くにいる人にシャッターカーテン14が降下していることへの注意を喚起することが可能となる。商用電源が遮断されている場合であっても適切にブザーが鳴るので安全性を向上させることができる。
図9(b)は第三実施形態に係るシャッター装置201を説明するための模式図である。シャッター装置201によれば、シャッター装置1と同様の方法で発電装置226に生じた電力を蓄電手段244を介して、又は直接に、音声装置230に供給することができる。ここで音声装置230はシャッターカーテン14の降下時に緊急事態の警告やシャッターカーテン14が降下している旨の警告を音声で知らせることができ、近くにいる人に注意を喚起することが可能となる。これも商用電源が遮断されている場合であっても適切に警告がされるので安全性を向上させることができる。
図9(c)は第四実施形態に係るシャッター装置301を説明するための模式図である。シャッター装置301によれば、シャッター装置1と同様の方法で発電装置326に生じた電力を蓄電手段344を介して、又は直接に、照明装置330に供給することができる。ここで照明装置330はシャッターカーテンの降下時に視覚により緊急事態の警告やシャッターカーテンが降下している旨の警告をすることができ、近くにいる人に注意を喚起することが可能となる。また、照明であることから足元や周囲を明るく照らすこともできるのでかかる観点からも安全性を向上させることができる。照明の種類は特に限定されるものではないが、消費電力の観点からLEDを用いることが好ましい。また、この場合も同様に商用電源が遮断されているときでも適切に警告がされる。
図9(d)は第五実施形態に係るシャッター装置401を説明するための模式図である。シャッター装置401によれば、シャッター装置1と同様の方法で発電装置426に生じた電力を蓄電手段444を介して、又は直接に、注意灯430に供給することができる。ここで注意灯430は第四実施形態の照明装置330と同様シャッターカーテン14の降下時に視覚により緊急事態の警告やシャッターカーテン14が降下している旨の警告をすることができ、近くにいる人に注意を喚起することが可能となる。また、照明を伴うものであるから足元や回りを明るく照らすこともでき、かかる観点からも安全性を向上させることができる。また、この場合も同様に商用電源が遮断されているときでも適切に警告がされる。
図9(e)は第六実施形態に係るシャッター装置501を説明するための模式図である。シャッター装置501によれば、シャッター装置1と同様の方法で発電装置526に生じた電力を非常用バッテリ530に供給することができる。ここで非常用バッテリ530は通常時において発電装置526で生じた電力を都度蓄える。そして非常時に当該蓄えられた電力を利用することができる。これにより非常用電源を通常のシャッター装置501の開閉によって充電しておくことができ、利便性を向上させることができる。
第二〜第六実施形態では座板感知装置30の有無に限定はない。
以上、現時点において、もっとも実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うシャッター装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
第一実施形態に係るシャッター装置の正面視模式図である。 シャッターカーテンにおける座板近傍の構成を説明するための図である。 図1にAで示した部分の拡大図である。 図3を上方から見た図である。 通常時におけるシャッターカーテン閉鎖動作のフロー図である。 非常時におけるシャッターカーテン閉鎖動作のフロー図である。 1つの変形例に係るシャッター装置のうち図4に対応する図である。 他の変形例に係るシャッター装置のうち図4に対応する図である。 第二〜第六実施形態に係るシャッター装置を説明するための模式図である。
符号の説明
1 シャッター装置
10 開閉部
11 ガイドレール
12 ガイドレール
13 まぐさ
14 シャッターカーテン
15 スラット
16 座板
20 巻取り部
21 ケース
22 電動開閉機
23 巻取りシャフト
24 駆動チェーン
25 制御装置
26 発電装置
27 連動チェーン
28 操作パネル
29 熱煙感知機
30 座板感知装置
31 障害物感知センサ
32 ケース
33 感知スイッチ
35 コード
36 コードリール

Claims (2)

  1. シャッターカーテンの巻取りにより開口部を開放し、及び前記シャッターカーテンが巻き戻されることにより前記開口部が閉鎖されるシャッター装置であって、
    前記シャッターカーテンが前記巻取り及び巻き戻される軸である巻取りシャフトと、
    前記巻取りシャフトの回動に直接又は間接的に連動して回動される軸により発電する発電装置と、
    前記シャッターカーテンの下端に設けられ、該シャッターカーテンの移動の軌道上に存する障害物を検知する障害物感知センサと、
    前記障害物感知センサからの感知信号を有線で伝達するコードと、
    前記コードを介して前記感知信号を取得し前記シャッターカーテンの巻き戻しを停止する指令を発信する制御装置と、
    前記制御装置からの前記停止する指令を受けて前記シャッターカーテンの巻き戻しを禁止するブレーキ装置と、を備え、
    少なくとも前記障害物感知センサは前記発電装置で生じた電力により動作することを特徴とするシャッター装置。
  2. 請求項1に記載のシャッター装置が前記発電装置により発生した電力の少なくとも一部を蓄積可能とする蓄電手段が備えられることを特徴とするシャッター装置。
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