JP6662110B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明具と光ファイバー織物とをまとめて光源の数を減らすことができる照明装置に関する。
従来、車室内照明として、ドアトリム、ルーフトリム及び小物部品等に光源を備える照明具を設けていた。これらの照明具は、それぞれの光源を個別に点灯して用いられる。
また、光ファイバーを織り込んだ織布が知られている。例えば、アクリル系樹脂を主成分とするコア層を有する光ファイバー及びそれを備える布帛であって、コア層に与える損傷を抑えてクラッド層が除去されているとともに、その露出位置が精密に加工された光ファイバー及びそれを備えた布帛が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、経糸又は緯糸として光ファイバーと普通糸とが織られた光ファイバー織物と、光ファイバーの少なくとも一端部に光を照射する光源とを備え、光源からの光を光ファイバー内に入光させ、光ファイバーの周面から漏光させることにより、織物全体を発光させることができ、自動車用内装部品や装飾類、衣類、表示装置等の照明装置として利用することができる光ファイバー照明装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−39287号公報 特開2010−262573号公報
このように車室内照明は、照明具を用いた照明と、光ファイバー織物を用いた照明が知られており、両方を用いることもできる。しかし、両方の照明を配設すると、各照明の光源に接続する配線が増えて、配設のための工数が増加したり、配線の重量が増えて車両の重量が増えたりするという問題がある。このため、両方の照明を用いつつ、全体の光源数を減らす手段が望まれていた。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、照明具と光ファイバー織物とをまとめて光源の数を減らすことができる照明装置を提供することを目的とする。
前記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、光ファイバーが構成糸として織り込まれた織布と、前記織布の一端側に隣接している照明具と、前記織布の他端側に配設されている光源と、を備えており、前記照明具は、前記光源からの光を出射させる開口部を具備し、複数の前記光ファイバーの一端側は前記織布の前記一端側から露出し且つ前記照明具の前記開口部に配設されており、各前記光ファイバーは、その他端側の端面に前記光源からの光を入射させ、各前記光ファイバーの前記一端側の端面及び端部側周面の少なくとも一方から前記開口部へ漏光させて、前記漏光させた光を前記開口部から出射させることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において各前記光ファイバーの前記一端側は束状又は帯状に集束されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において前記照明具は凹部を備え、前記開口部は前記凹部の側面に形成されており、前記光ファイバーの前記一端側は、前記開口部に挿入固定されており、前記光ファイバーの前記一端側の端面は、前記凹部の内部側に向けられて固定されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2において前記照明具の前記開口部は透光性を備える透光部材が嵌め込まれ、各前記光ファイバーの前記一端側の端部側が前記開口部全域にわたって固定され、前記端部側の周面から漏光した光が前記透光部材を透過して出射することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて前記光ファイバーとして、側面発光型の光ファイバーが用いられていることを要旨とする。
本発明は、織布の一端側に照明具を隣接させ、光ファイバーの一端側の端面及び端部側周面の少なくとも一方から漏光させて、漏光させた光を開口部から出射させるため、1つの光源で照明具及び光ファイバー織布を用いることができる。また、光ファイバーの端部から出射される光を照明具の光源として有効に利用することができる。照明具及び光ファイバー織布は、通常隣り合って配設されているため、照明具と光ファイバー織布との間に導光手段を設ける必要がない。
各前記光ファイバーの前記一端側が束状又は帯状に集束されている場合は、照明具に複数の光ファイバーを接続することで光量を大きくすることができ、且つ集束した状態による出射により光束を揃えてバラツキの少ない照射を行うことができる。
前記照明具は凹部を備え、前記開口部は前記凹部の側面に形成されており、前記光ファイバーの前記一端側は、前記開口部に挿入固定されており、前記光ファイバーの前記一端側の端面は、前記凹部の内部側に向けられて固定されている場合は、照明具の凹部を照らして間接照明とすることができ、光ファイバーの端面を直接目視することがない照明を行うことができる。
前記照明具の前記開口部は透光性を備える透光部材が嵌め込まれ、各前記光ファイバーの前記一端側の端部側が前記開口部全域にわたって固定され、前記端部側の周面から漏光した光が前記透光部材を透過して出射する場合は、開口部の面積にかかわらず、全域を容易に発光させることができ、バラツキの少ない照明を行うことができる。
前記光ファイバーとして、側面発光型の光ファイバーが用いられている場合は、光源からの光を、他端側露出部の端面からだけでなく、光ファイバーの織り込まれた織布の表面からも出射することができるため、意匠性や演出効果をより高めることができる。
照明装置を説明するための模式断面図である。 照明装置を説明するための模式斜視図である。 照明装置を説明するための模式断面図である。 照明装置を説明するための模式斜視図である。 光ファイバーの一端側を束状に集束した状態を説明するための模式斜視図である。 光ファイバーの一端側を帯状に集束した状態を説明するための模式斜視図である。 ドアトリムに配設されている照明装置を説明するための模式斜視図である。 ルーフトリムに配設されている照明装置を説明するための模式斜視図である。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係る照明装置は、光ファイバー(3)が構成糸として織り込まれた織布(5)と、織布(5)の一端側に隣接している照明具(6)と、織布の他端側に配設されている光源(7)と、を備えている。照明具(6)は、光源(7)からの光を出射させる開口部(61)を具備する。また、複数の光ファイバー(3)の一端側(31)は、織布(5)の一端側から露出し且つ照明具(6)の開口部(61)に配設されている(図1〜4を参照)。
上記織布(5)は、構成糸(タテ糸及びヨコ糸)によって製織された布帛であり、その織り組織は特に限定されない。具体的には、例えば、平織り、綾織り、朱子織り等の種々の織り組織を採用することができる。
織布(5)の構成糸には、光ファイバー(3)が少なくとも用いられている。
光ファイバー(3)としては、芯(コア層)と鞘(クラッド層)との芯鞘構造(多層構造)を有し、コア層とクラッド層との屈折率が異なっている種々の光ファイバーを採用することができる。尚、柔軟で曲げ衝撃等に優れ、容易に製織することができるという観点から、光ファイバー(3)は樹脂製であることが好ましい。
光ファイバー(3)が樹脂製の場合、コア層には、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、及びポリオレフィン系樹脂等の優れた透明性を有する樹脂を採用することができる。更に、クラッド層には、例えば、フッ化ビニリデン樹脂、フッ化ビニリデンテトラフルオロエチレン共重合樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、及びトリフルオロイソプロピルメタクリレート樹脂等の優れた透明性を有する樹脂を採用することができる。
また、光ファイバー(3)は、一端側から入射された光が他端側から出射される端面発光型の光ファイバーであってもよいし、一端側から入射された光が端面並びに周面の一部又は全体から出射される側面発光型の光ファイバーであってもよい。
特に、光ファイバー(3)として、側面発光型の光ファイバーが用いられている形態の場合、光源(7)からの光を、一端側(31)の端面からだけでなく、光ファイバー(3)の織り込まれた織布(5)内で光ファイバー(3)の周面から漏光し、織布(5)の表面からも出射することができるため、意匠性や演出効果をより高めることができる。
光ファイバー(3)の直径は特に限定されないが、製織性や汎用性の観点から、0.25〜3mmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜1mmである。
光ファイバー(3)は、織布(5)を構成するタテ糸及びヨコ糸の少なくとも一方に用いられており、特に、ヨコ糸に用いられた形態とすることができる。
光ファイバー(3)がタテ糸として用いられている場合、タテ糸としての光ファイバーの割合は、全てのタテ糸の本数を100%とした場合に、10%以上90%以下であることが好ましく、より好ましくは20%以上80%以下、更に好ましくは30%以上70%以下である。
また、光ファイバー(3)がヨコ糸として用いられている場合、ヨコ糸としての光ファイバーの割合は、全てのヨコ糸の本数を100%とした場合に、10%以上90%以下であることが好ましく、より好ましくは20%以上80%以下、更に好ましくは30%以上70%以下である。
光ファイバー(3)の一端側は集束されている。光ファイバー(3)の一端側を集束させるときの形状は任意に選択することができ、図5に例示するように束状に束ねてもよいし、1列の帯状(図6を参照。)又は2列以上の帯状に束ねてもよい。また、全ての光ファイバー(3)を1つに集束してもよいし、2以上に分けて集束してもよい。
織布(5)を構成する光ファイバー(3)以外の構成糸(以下、「他の構成糸」ともいう)の種類は特に限定されないが、植物系及び動物系の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、合成樹脂からなる合成繊維等を材料とするものを採用することができる。
合成繊維を構成する樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂等が挙げられる。
尚、織布(5)を構成する他の構成糸において、タテ糸及びヨコ糸には、同一の糸が用いられていてもよいし、異なる糸が用いられていてもよい。また、タテ糸に用いられる他の構成糸は、1種のみであってもよいし、2種以上が併用されていてもよい。同様に、ヨコ糸に用いられる他の構成糸は、1種のみであってもよいし、2種以上が併用されていてもよい。
本織布(5)は、自動車等の内装部品(例えば、インストルメントパネル、ドアトリム、ルーフトリム、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム、リヤパーセルシェルフ、パッケージトレー、ピラーガーニッシュ、スイッチベース、クオーターパネル、アームレスト、シート等)の表皮材又はその一部として用いることができる。
上記「照明具」とは、光を発する部位を備え、発した光による照明やイルミネーションを行うことができるものである。このような照明具(6)は、自動車、鉄道車両等の内装部品として好適に利用することができる。具体的には、インサイドハンドルやアシストグリップ、パワーウィンドウスイッチ等の操作部品を納めて且つ照明を備える収納具、カーテシランプ、バニティランプ、マップランプ、演出用ランプ等の照明器具等を挙げることができる。
これら照明具(6)は、織布(5)の一端側に隣接している。この一端側は、光ファイバー(3)の一端側が露出している織布(5)の端の側であれば良く、織布(5)の外側の任意端部でもよいし、織布(5)の一部が切り抜かれた孔部の任意端部でもよい(図7を参照)。
照明具(6)は、光源(7)からの光を外部へ出射させるための開口部(61)を備える。この開口部(61)の形状及び大きさは特に問わない。また、開口部(61)は、空洞になっていてもよいし、透光性を備える透光部材(64)が嵌め込まれていてもよい(図3を参照)。更に、透光部材は、合成樹脂又はガラス等の透光性を備える材質からなる部材であってもよいし、網や連通孔体等の光が通過する構造を備える部材であってもよい。また、透光部材は光の拡散剤を分散させたり、光を拡散させる模様を形成したりすることにより、出射する光を拡散させてもよい。
照明具(6)は任意形状の凹部(62)を備え、その凹部(62)内に開口部(61)を備えることができる。例えば、前記収納具は、前記操作部品を納める凹部を備え、その凹部内に開口部(61)を備えることができる。開口部(61)を設ける具体的な位置は特に問わないが、例えば凹部(62)の側面(図2における右側、左側、正面側及び背面側をいう。)、底面(図2における上側をいう。)を挙げることができる。
尚、照明具(6)は凹部(62)を備えずに、平坦であってもよいし、突出していてもよい。
開口部(61)に光ファイバー(3)の一端側(31)を配設する形態は特に問わない。例として図1及び図2に示すように、開口部(61)に光ファイバー(3)の一端側(31)を挿入及び固定し、光ファイバー(3)の一端側(31)の端面は、凹部(62)の内部側に向けられて固定することを挙げることができる。このように一端側(31)の端面が開口部(61)に露出する場合は、開口部(61)が凹部(62)の側面に設けられていることが直視して眩惑しない点で好ましい。
また、図3及び図4に示すように、開口部(61)の全域にわたって光ファイバー(3)の一端側(31)が覆うように、一端側(31)を帯状に配列させて固定することを挙げることができる。このように固定することで端部側の周面から漏光した光が開口部(61)から出射することができる。
開口部(61)に光ファイバー(3)の一端側(31)を固定する手段は特に問わず、開口部(61)により光ファイバー(3)を挟持する、接着剤や粘着剤等により開口部(61)に光ファイバー(3)を接着固定する等を挙げることができる。
また、光ファイバー(3)の一端側(31)は複数に分けて集束され、各束をそれぞれ異なる照明具に設けてもよい。
この形態の場合、1つの光源で複数の照明具から光を出射することができ、設計自由度や意匠性をより高めることができる。更には、従来必要であった光源(7)の数を減らしたりすることができ、省スペース化や低コスト化につながる。
上記光源(7)の種類は、光ファイバー(3)の一端側に光を入射できるものである限り特に限定されず、例えば、LED等を採用することができる。
また、光源(7)の数は特に限定されず、1つであっても、複数であってもよい。
光源(7)の光ファイバー(3)の他端側(32)に対する配置は、その他端側(32)の端面に光源(7)からの光を入射させることができる限り特に限定されない。具体的には、例えば、複数本の光ファイバー(3)の他端側(32)を織布(5)から露出して、その一端側の露出部を光源(7)の数に応じて束ねて、その端面と対向する位置に光源(7)を配置する形態を挙げることができる。
また、本実施形態に係る照明装置(1)において、織布(5)を構成する光ファイバー(3)の一端側(31)は、織布(5)から露出している。そして、複数本の光ファイバー(3)の一端側(31)を照明具(6)の開口部(61)に配設し、一端側(31)の端面及び端部側周面の少なくとも一方から出射する光源(7)からの光を、開口部(61)に入射させている。
尚、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
(1−1)照明装置の構成
本発明の照明装置1は、図7に示すように自動車のドアトリム20の表皮材24及びインサイドハンドル部27の照明装置である。また、図1及び図2に示すように、ドアオーナメントの表皮材24(図7における斜線部分)である織布5と、インサイドハンドル部27である照明具6と、ドアトリム内部に配設されている図示されないLED光源である光源7を備えている。また、織布5(表皮材24)の一端側には照明具6(インサイドハンドル部27)が隣接し、織布5の他端側には光源が設けられている。
照明具6(インサイドハンドル部27)は、インサイドハンドル28を収容するための凹部62が形成されており、車両の上方側に位置する凹部62の側面63(図1、2における右側の側面)に開口部61を備える。
織布5(表皮材24)は、ポリエステル製フィラメントのタテ糸(図示せず)と、ヨコ糸とによって形成されている。ヨコ糸は、側面発光型の光ファイバー3及びポリエステル製フィラメントからなる。
光ファイバー3は、その一端側31及び他端側32が織布5から露出している。一端側31の複数の光ファイバー3は、図5に例示するように束状に集束されており、その先端側が照明具6の開口部61に挿入固定されている。そして、光ファイバー3の一端側31の端面は、凹部62内に向けられている。
各光ファイバー3の他端側32は、1つに束ねられた状態で光源7に接続されている。
(1−2)照明装置の作用効果
本照明装置1では、光源7から光ファイバー3の他端側32の端面に光を入射することで、インサイドハンドル部27である照明具6の開口部61に設けられている光ファイバー3の一端側31の端面から光が出射され、凹部62内を照らすことができる。更には、光ファイバー3として、側面発光型のものが用いられているため、織布5の表面からも光を出射させることができる。そのため、ドアトリム20の表皮材24である織布5がイルミネーションとして機能し、意匠性が高く、優れた演出効果を発揮できる。
また、光ファイバー3の端部から出射される光を照明具6の光源として有効に利用できるため、1つの光源7で照明具6及び織布5が照明として機能させることができる。そして、照明具6及び織布5は、隣り合って配設されているため、照明具6と織布5との間に導光手段を設ける必要がない。更に、開口部61が凹部62の車両上方側の側面に設けられているため、乗員が、開口部61に設けられている光ファイバー3の端面を直視することがなく、光ファイバー3の端面から出射する光を直視して眩惑することがない。
また、この照明装置1では、織布5における光ファイバー3の織り込み方を調整したり、光源7を配する位置や個数を調整したりすることで、織布5を介して、その周囲に光の出射部を自在に配することができる。そのため、照明装置1を配設する際の設計自由度に優れている。
<実施例2>
実施例2として、実施例1の照明具6の凹部62の開口部61が車両側面方向に設けられている例を説明する(図3、4参照)。
(2−1)照明装置の構成
本照明装置1’は、照明具6の凹部62の開口部61が車両側面方向に設けられている。また、開口部61は、透光性の合成樹脂で作製されており、且つその裏面に光拡散用の格子模様が形成されている透光部材である拡散部64が設けられている。また、拡散部64の裏面の全域にわたって複数の光ファイバー3の一端側31が帯状に集束した状態で配列し、接着固定されている。
尚、織布5の他端側、及び光源7の構成は実施例1と同じであるため説明を省略する。
(2−2)照明装置の作用効果
本照明装置1’では、実施例1の本照明装置1と同様に、光源7から光ファイバー3の他端側32の端面に光を入射することで、インサイドハンドル部27である照明具6の開口部61に設けられている光ファイバー3の一端側31の周面から光が出射され、凹部62内を照らすことができる。更には、光ファイバー3として、側面発光型のものが用いられているため、織布5の表面からも光を出射させることができる。
また、開口部61が車両側面方向に設けられており、且つ開口部61の拡散部64が設けられているため、直視しても拡散光であるためまぶしさが軽減されており、眩惑することがない。
<実施例3>
実施例3として、上記実施例2の照明装置1’を、自動車用ルーフトリムに適用する例を説明する(図8参照)。
(3−1)ルーフトリムの構成
図8のルーフトリム80では、実施例2の照明装置1’における織布5(図3参照)が天井表皮材81として配され、実施例2の照明装置1’における照明具6が車両前方側に2つのフロントバニティランプ83として隣接配置されている。各フロントバニティランプ83の開口部(図示しない)は、それぞれ異なる複数の光ファイバー3(図示しない)の一端側が配設されており、各光ファイバー3に入射する光源7からの光を出射する。
尚、実施例1の照明装置1における、光源7は、ルーフトリム80内に設けられているため図示しない。
(3−2)ルーフトリムにおける照明装置の作用効果
実施例3によれば、1つの光源7(図3参照)からの光を、各フロントバニティランプ83の開口部に設けられている光ファイバーの一端側の周面から出射させることで、各フロントバニティランプ83を各々発光させることができる。そのため、従来のルーフトリムでは、フロントバニティランプ83毎に必要であった光源の数を減らすことができ、省スペース化や低コスト化につながるとともに、設計自由度や意匠性をより高めることができる。
また、天井表皮材81の表面からも光を出射させることができるため、意匠性や演出効果をより高めることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例えば、上記実施例1では、光ファイバーとして、側面発光型の光ファイバーを用いた例を説明したが、この例に限定されず、周面が発光しない端面発光型の光ファイバーを用いることができる。
また、上記実施例1では、織布の構成糸(他の構成糸)として、ポリエステル製フィラメントを用いた例を説明したが、この例に限定されず、他の素材のものを用いることができる。
更に、上記実施例1では、光源を1つのみ用いた例を説明したが、この例に限定されず、光源を複数用いることができる。
前述の記載は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態を挙げて説明したが、本発明の記述及び図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく、説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料及び実施形態を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、寧ろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形又は変更が可能である。
本発明は、織布を介して光源から離れた部位を照明することができるとともに、表皮となる織布表面からも光を出射させることができるため、種々の用途に用いられる表皮材や照明装置の技術分野において利用することができる。特に、ドアトリム、ルーフトリム等の車両内装材の表皮材等の技術分野において有用である。
1、1’;照明装置、3;光ファイバー、31;一端側光ファイバー、32;他端側光ファイバー、5;織布、6;照明具、61;開口部、62;凹部、63;側面、64;拡散部、7;光源、20;ドアトリム、24;表皮材、27;インサイドハンドル部、28;インサイドハンドル、80;ルーフトリム、81;天井表皮材、83;フロントバニティランプ。

Claims (7)

  1. 内装部品の表皮材の全体又はその一部であり、且つ光ファイバーが構成糸として織り込まれた織布と、前記表皮材と同一面で隣接する内装部品であって前記織布の一端側に隣接している照明具と、前記織布の他端側に配設されている光源と、を備えており、
    前記照明具は凹部及び前記凹部の縁部に配設されている鍔状部を具備し、前記光源からの光を出射させる開口部を前記凹部に具備し、
    複数の前記光ファイバーの一端側は前記織布の前記一端側から露出し且つ前記照明具の前記開口部に配設されており、
    各前記光ファイバーは、その他端側の端面に前記光源からの光を入射させ、各前記光ファイバーの前記一端側の端面及び端部側周面の少なくとも一方から前記開口部へ漏光させて、前記漏光させた光を前記開口部から出射させることを特徴とする照明装置。
  2. 前記織布の一部は、前記照明具の前記鍔状部から前記開口部まで前記照明具の背面側に沿って配設されている請求項1記載の照明装置。
  3. 各前記光ファイバーの前記一端側は束状又は帯状に集束されている請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記開口部は前記凹部の側面に形成されており、
    前記光ファイバーの前記一端側は、前記開口部に挿入固定されており、
    前記光ファイバーの前記一端側の端面は、前記凹部の内部側に向けられて固定されている請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記照明具の前記開口部は透光性を備える透光部材が嵌め込まれ、
    各前記光ファイバーの前記一端側の端部側が前記開口部全域にわたって固定され、前記端部側の周面から漏光した光が前記透光部材を透過して出射する請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  6. 内装部品の表皮材の全体又はその一部であり、且つ光ファイバーが構成糸として織り込まれた織布と、前記表皮材と同一面で隣接する内装部品であって前記織布の一端側に隣接している照明具と、前記織布の他端側に配設されている光源と、を備えており、
    前記照明具は凹部及び前記凹部の周縁に配設されている鍔状部を具備し、前記光源からの光を出射させる開口部を前記凹部に具備し、
    複数の前記光ファイバーの一端側は前記織布の前記一端側から露出し且つ前記照明具の前記開口部に配設されており、束状又は帯状に集束され、
    各前記光ファイバーは、その他端側の端面に前記光源からの光を入射させ、各前記光ファイバーの前記一端側の端面及び端部側周面の少なくとも一方から前記開口部へ漏光させて、前記漏光させた光を前記開口部から出射させ、
    前記織布の一部は、前記照明具の前記鍔状部から前記開口部まで前記照明具の背面側に沿って配設されており、
    前記開口部は前記凹部の側面に形成されており、
    前記光ファイバーの前記一端側は、前記開口部に挿入固定されており、
    前記光ファイバーの前記一端側の端面は、前記凹部の内部側に向けられて固定されていることを特徴とする照明装置。
  7. 内装部品の表皮材の全体又はその一部であり、且つ光ファイバーが構成糸として織り込まれた織布と、前記表皮材と同一面で隣接する内装部品であって前記織布の一端側に隣接している照明具と、前記織布の他端側に配設されている光源と、を備えており、
    前記照明具は凹部及び前記凹部の周縁に配設されている鍔状部を具備し、前記光源からの光を出射させる開口部を前記凹部に具備し、
    複数の前記光ファイバーの一端側は前記織布の前記一端側から露出し且つ前記照明具の前記開口部に配設されており、束状又は帯状に集束され、
    各前記光ファイバーは、その他端側の端面に前記光源からの光を入射させ、各前記光ファイバーの前記一端側の端面及び端部側周面の少なくとも一方から前記開口部へ漏光させて、前記漏光させた光を前記開口部から出射させ、
    前記織布の一部は、前記照明具の前記鍔状部から前記開口部まで前記照明具の背面側に沿って配設されており、
    前記照明具の前記開口部は透光性を備える透光部材が嵌め込まれ、
    各前記光ファイバーの前記一端側の端部側が前記開口部全域にわたって固定され、前記端部側の周面から漏光した光が前記透光部材を透過して出射することを特徴とする照明装置。
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