JP6661365B2 - インクジェットインク並びに有機薄膜太陽電池の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、インクジェットインクに関する。
従来、導電性ポリマーやフラーレンといった機能性有機材料を用いた光電変換素子、いわゆる有機薄膜太陽電池が知られている。このような有機薄膜太陽電池の製造において、光電変換層は、機能性有機材料を有機溶媒に溶解させてなるインクを用いて成膜している。
特開2010−205976号公報
本発明が解決しようとする課題は、有機溶媒を含むインクをインクジェット法で塗布する場合に、インクジェットヘッドのノズルの詰まりを抑制することができるインクジェットインクを実現することにある。
実施形態によれば、p型有機半導体材料およびn型有機半導体材料を含む溶質と、クロロベンゼン、および、テトラリンを含む溶媒とを含むインクジェットインクであって、溶質の濃度は、1mg/mL以下であり、溶媒中のテトラリンの含有率は、36質量%以上であるインクジェットインクが提供される。
他の実施形態によれば、基材に支持された第1の電極上に、上述のインクジェットインクを用いて光電変換層を形成することと、前記光電変換層上に第2の電極を形成することとを含んだ有機薄膜太陽電池の製造方法が提供される。
また、他の実施形態によれば、上述のインクジェットインクを収容し、インクジェットインクを基材に向けて吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドおよび前記基材を相対的に移動させる移動機構とを具備した有機薄膜太陽電池の製造装置が提供される。
実施形態に係る有機薄膜太陽電池を概略的に示す断面図。 実施形態に係る有機薄膜太陽電池の製造装置を概略的に示す図。 インクジェットヘッドのノズル及びその近傍を示す断面図。 インクジェットインクの吐出を停止してから所定時間経過後のインクジェットヘッドのノズル及びその近傍を示す断面図。 インクジェットヘッドを概略的に示す図。
以下、実施形態について、必要に応じて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
〔インクジェットインク〕
まず、インクジェットインクについて詳細に説明する。
本実施形態に係るインクジェットインクは、溶質と溶媒とを含有する。以下に、本実施形態に係るインクジェットインクの各構成成分について、詳細に説明する。
(1)溶質
本実施手形態に係るインクジェットインクが含む溶質は、p型有機半導体材料とn型有機半導体材料とを含有する。インクジェットインクにおける溶質の濃度は、1mg/mL以下であり、0.1mg/mL以下が好ましい。この濃度が過剰に高い場合、ノズルの詰まりを十分に抑制できない。他方、この濃度が極端に低い場合、十分な厚さの光電変換層を形成するには、インクジェットインクを用いた成膜を多数回繰り返さなければならない。
(1−1)p型有機半導体材料
p型有機半導体材料は、電子供与性の材料である。p型有機半導体材料としては、例えば、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリピロールおよびその誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体、オリゴチオフェンおよびその誘導体、ポリビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリシランおよびその誘導体、側鎖または主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサン誘導体、ポリアニリンおよびその誘導体、フタロシアニン誘導体、ポルフィリンおよびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ならびに、ポリチエニレンビニレンおよびその誘導体等を挙げることができ、これらを併用してもよい。また、これらの共重合体を使用してもよい。そのような共重合体としては、例えば、チオフェン−フルオレン共重合体およびフェニレンエチニレン−フェニレンビニレン共重合体等が挙げられる。
好ましいp型有機半導体材料は、π共役を有する導電性高分子であるポリチオフェンおよびその誘導体である。ポリチオフェンおよびその誘導体は、優れた立体規則性を有することができ、溶媒への溶解性が比較的高い。ポリチオフェンおよびその誘導体は、チオフェン骨格を有する化合物であれば特に限定されない。ポリチオフェンおよびその誘導体の具体例としては、ポリ3−メチルチオフェン、ポリ3−ブチルチオフェン、ポリ3−ヘキシルチオフェン、ポリ3−オクチルチオフェン、ポリ3−デシルチオフェン、およびポリ3−ドデシルチオフェン等のポリアルキルチオフェン;ポリ3−フェニルチオフェンおよびポリ3−(p−アルキルフェニルチオフェン)等のポリアリールチオフェン;ポリ3−ブチルイソチオナフテン、ポリ3−ヘキシルイソチオナフテン、ポリ3−オクチルイソチオナフテン、およびポリ3−デシルイソチオナフテン等のポリアルキルイソチオナフテン;ならびに、ポリエチレンジオキシチオフェン等が挙げられる。
また、近年では、カルバゾール、ベンゾチアジアゾールおよびチオフェンからなる共重合体であるポリ[N−9”−ヘプタデカニル−2,7−カルバゾール−アルト−5,5−(4’,7’−ジ−2−チエニル−2’,1’,3’−ベンゾチアジアゾール)](PCDTBT)などの誘導体が、優れた光電変換効率を得られる化合物として知られている。このような化合物も、p型有機半導体材料として使用することができる。
(1−2)n型有機半導体材料
n型有機半導体材料は、電子受容性の材料である。n型有機半導体材料としては、例えば、フラーレンおよびその誘導体が好適に使用される。ここで使用されるフラーレン誘導体は、フラーレン骨格を有する誘導体であれば特に限定されない。具体的には、C60、C70、C76、C78、C84等を基本骨格として構成される誘導体が挙げられる。フラーレン誘導体は、フラーレン骨格における炭素原子が任意の官能基で修飾されていてもよく、この官能基同士が互いに結合して環を形成していてもよい。フラーレン誘導体には、フラーレン結合ポリマーも含まれる。溶剤に親和性の高い官能基を有し、溶媒への可溶性が高いフラーレン誘導体が好ましい。
フラーレン誘導体における官能基としては、例えば、水素原子;水酸基;フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基;シアノ基;メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;フェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基、チエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基等が挙げられる。具体的には、C6036、C7036等の水素化フラーレン、C60、C70等のオキサイドフラーレン、フラーレン金属錯体等が挙げられる。
上述した中でも、フラーレン誘導体として、60PCBM([6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステル)または70PCBM([6,6]−フェニルC71酪酸メチルエステル)を使用することが特に好ましい。
未修飾のフラーレンを使用する場合、C70を使用することが好ましい。フラーレンC70は、光キャリアの発生効率が高く、有機薄膜太陽電池に使用するのに適している。
p型有機半導体材料の質量Mとn型有機半導体材料の質量Mとの比M:Mは、p型半導体材料がP3HT(ポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル))系でn型有機半導体材料が60PCBMの場合、1:0.8乃至1:1の範囲内とすることが好ましい。
(2)溶媒
本実施形態に係るインクジェットインクが含む溶媒は、塩素原子を含有し、且つ、六員環構造を有する化合物(以下、「塩素含有六員環化合物」という)と、テトラリンとを含有する。
(2−1)塩素含有六員環化合物
塩素含有六員環化合物は、上述した溶質を高い濃度で溶媒に溶解させるために使用する。
塩素含有六員環化合物は、六員環の置換基に塩素原子を有する化合物である。塩素含有六員環化合物としては、例えば、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、p−ジクロロベンゼン、1,2,3−トリクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼン、1,3,5−トリクロロベンゼン、1,2,3,4−テトラクロロベンゼン、1,2,3,5−テトラクロロベンゼン、1,2,4,5−テトラクロロベンゼン、ペンタクロロベンゼン、ヘキサクロロベンゼンが挙げられる。塩素含有六員環化合物は、クロロベンゼンが好ましい。
塩素含有六員環化合物の含有率は、全溶媒中、64質量%以下であり、15質量%以下が好ましい。また、塩素含有六員環化合物の含有率は、全溶媒中、15質量%以上が好ましい。この含有率が大きい場合、インクジェットヘッドのノズルの詰まりを生じやすい。この含有率が小さい場合、上述した溶質を高い濃度で溶媒に溶解させることが難しい。
(2−2)テトラリン(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン)
テトラリンは、インクジェットヘッドのノズルの詰まりを抑制するために使用する。
溶媒中のテトラリンの含有率は、36質量%以上であり、85質量%以上が好ましい。また、テトラリンの含有率は、全溶媒中、85質量%以下が好ましい。この含有率が小さい場合、インクジェットヘッドのノズルの詰まりを十分に抑制できない。この含有率が大きい場合、上述した溶質を高い濃度で溶媒に溶解させることが難しい。
他の実施形態は、上述のインクジェットインクを用いて光電変換層を形成する有機薄膜太陽電池の製造方法である。以下に、有機薄膜太陽電池及びその製造方法について詳細に説明する。
〔有機薄膜太陽電池及びその製造方法〕
図1に示すように、本実施形態に係る有機薄膜太陽電池1は、基材10と、第1の電極11と、第2の電極12と、光電変換層13と、正孔輸送層14と、電子輸送層15とを含んでいる。
以下に、この有機薄膜太陽電池1の各構成部材について説明する。
(1)基材
基材10は、電極や光電変換層といった他の構成部材を支持する。基材10は、電極の形成および熱や有機溶剤によって変質しないものが好ましい。基材10の材料としては、例えば、無アルカリガラス、石英ガラス等の無機材料、ポリエチレン、PET、PEN、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマー等のプラスチック、高分子フィルム、SUS、シリコン等の金属基板等が挙げられる。基材10は、透明であっても不透明であっても特に限定されるものではない。ただし、基材10が不透明の場合、第2の電極12は透明または半透明であることが好ましい。基材10の厚さは、その他の構成部材を支持するために十分な強度があれば、特に限定されない。
(2)第1の電極
第1の電極11は、基板10上に形成されている。第1の電極11は陽極である。
第1の電極11の材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されない。通常は、透明または半透明の導電性を有する材料を使用する。
第1の電極11の材料として、例えば、導電性の金属酸化物膜、半透明の金属薄膜が挙げられる。具体的には、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、およびそれらの複合体であるインジウム・スズ・オキサイド(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等からなる導電性ガラスを用いて作製された膜(NESA等)や、金、白金、銀、銅等が挙げられる。第1の電極11の材料として、特に、ITOまたはFTOが好ましい。また、第1の電極11の材料として、有機系の導電性ポリマーであるポリアニリンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体等を用いてもよい。
第1の電極11は、単層であってもよく、仕事関数が異なる材料で構成された層を積層したものであってもよい。
第1の電極11又はこれを構成する各層は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等で成膜する。
第1の電極11の膜厚は、特に限定されないが、例えばITOの場合、30〜300nmであることが好ましい。30nmより薄くすると、導電性が低下して抵抗が高くなり、光電変換効率低下の原因となることがある。300nmよりも厚くすると、ITOに可撓性がなくなり、応力が作用するとひび割れてしまうことがある。第1の電極11のシート抵抗は可能な限り低いことが好ましく、10Ω/□以下であることが好ましい。
(3)正孔輸送層
正孔輸送層14は、第1の電極11上に形成されている。正孔輸送層14の機能は、下部の電極の凹凸をレベリングして太陽電池素子の短絡を防ぐこと、正孔のみを効率的に輸送すること等である。正孔輸送層14は、省略することができる。
正孔輸送層14の材料、すなわち、正孔輸送材料としては、例えば、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホネート)(PEDOT/PSS)等のポリチオフェン系ポリマー、ポリアニリン、ポリピロール等の有機導電性ポリマーが挙げられる。ポリチオフェン系ポリマーの代表的な製品としては、特開2013−069805号公報の段落0043及び0044では、スタルク社のClevios PH500、Clevios PH、Clevios PV P Al 4083、Clevios HIL1.1が挙げられている。
正孔輸送材料としてClevios PH500を使用する場合、正孔輸送層14の膜厚は20〜200nmであることが好ましい。薄すぎる場合は、下部電極の短絡を防止する作用がなくなり、ショートが発生してしまうことがある。厚すぎる場合は、正孔輸送層14が抵抗体として作用し、電圧降下を招くことがある。
正孔輸送層14の成膜方法は、薄膜を形成できる方法であれば特に限定されないが、例えばインクジェット法やスピンコート法を使用することが可能である。正孔輸送層14の材料を含んだ塗工液を所望の膜厚に塗布した後、この塗膜を加熱乾燥する。
(3)光電変換層
光電変換層13は、正孔輸送層14上に形成されている。本実施形態に係る有機薄膜太陽電池は、バルクへテロ接合型の太陽電池である。バルクヘテロ接合型の太陽電池は、p型半導体とn型半導体が光電変換層中で混合してミクロ層分離構造をとる。バルクへテロ接合型は、混合されたp型半導体とn型半導体が光電変換層内でナノオーダーのサイズのpn接合を形成し、接合面において生じる光電荷分離を利用して電流を得る。
光電変換層13の材料として、上述のインクジェットインクが用いられる。光電変換層13を形成するに際しては、まず、インクジェット法により塗膜を形成する。次いで、この塗膜を加熱乾燥する。
(4)電子輸送層
電子輸送層15は、光電変換層13上に形成されている。電子輸送層15は、正孔をブロックして電子のみを効率的に輸送する機能等を有する。電子輸送層15は、省略することができる。
電子輸送層15の材料、すなわち、電子輸送材料としては、通常、透明または半透明の材料を使用する。電子輸送材料としては、例えば、Alqなどのキノリン類、BCPなどのフェナンスロリン誘導体、BNDやPBDさらにはOXDなどのオキサジアゾール誘導体、オキサジアゾール二量体、スターバーストアキサジアゾール、トリアゾール誘導体、フェニルキノキサリン誘導体、シロール誘導体、無機物としては酸化チタン、フラーレン類、フッ化リチウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物、酸化物等を挙げることができる。
電子輸送層15は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等で成膜する。
電子輸送層15の適正膜厚は材質により大きく異なるため調整が必要であるが、一般的には0.1nm〜100nmの範囲である。膜厚が上記範囲より薄い場合は、正孔ブロック効果が減少してしまい、効率的に電流を取り出すことができないことがある。膜厚が厚い場合には、電子輸送層が抵抗体として作用し、電圧降下を招くことがある。また、電子輸送層15の成膜に長時間を要し、有機層にダメージを与えて性能が劣化してしまう可能性がある。さらに、材料を大量に使用するため、成膜装置の占有時間が長くなり、コストアップにつながる。
(5)第2の電極
第2の電極12は、電子輸送層15上に形成されている。第2の電極12は陰極である。
第2の電極12の材料としては、通常、透明または半透明の導電性を有する材料を使用する。第2の電極12の材料としては、例えば、導電性の金属酸化物膜、金属薄膜等が挙げられる。第2の電極12には仕事関数の低い材料を用いることが好ましい。仕事関数の低い材料としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属等が挙げられる。具体的には、例えば、Li、In、Al、Ca、Mg、Sm、Tb、Yb、Zr、Li、Na、K、Rb、Cs、Sr、Ba等を挙げることができる。
第2の電極12は、単層であってもよく、仕事関数が異なる材料で構成された層を積層したものであってもよい。また、第2の電極12の材料は、仕事関数の低い材料のうちの1つ以上と、金、銀、白金、銅、マンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、および錫などの1つ以上との合金でもよい。合金の例としては、例えば、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−マグネシウム合金、リチウム−インジウム合金、マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合金、マグネシウム−アルミニウム合金、インジウム−銀合金、カルシウム−アルミニウム合金等が挙げられる。
第2の電極12又はこれを構成する各層は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等で成膜する。
第2の電極12の膜厚は、好ましくは1nm〜500nm、より好ましくは10nm〜300nmである。膜厚が上記範囲より薄い場合は、抵抗が大きくなりすぎ、発生した電荷を十分に外部回路へ伝達できないことがある。膜厚が厚い場合には、第2の電極12の成膜に長時間を要し、有機層にダメージを与えて性能が劣化してしまう可能性がある。さらに、材料を大量に使用するため、成膜装置の占有時間が長くなり、コストアップに繋がるおそれがある。
以上、第1の電極11が陽極であり、第2の電極12が陰極である有機薄膜太陽電池について説明したが、第1の電極11は陰極であり、第2の電極12は陽極であってもよい。
他の実施形態は、上述のインクジェットインクを使用し、上述の有機薄膜太陽電池を製造する製造装置である。以下に、有機薄膜太陽電池の製造装置について詳細に説明する。
〔有機薄膜太陽電池の製造装置〕
ここで説明する有機薄膜太陽電池の製造装置は、基材に対してインクジェットインクを吐出して、基材上に光電変換層を形成するものである。
図2に示す有機薄膜太陽電池の製造装置2は、インクジェットヘッド21と移動機構22とを含んでいる。なお、図2において、参照符号Sは、上述した有機薄膜太陽電池1から、第2の電極12と光電変換層13と電子輸送層15とを省略した構造(以下、「積層体」という)を表している。
インクジェットヘッド21は、上述したインクジェットインクを収容し、移動機構22上の積層体Sに対して液滴、つまりインク滴を吐出する。インクジェットヘッド21は、インクを吐出するための図示しない複数のノズルを有している。インクジェットヘッド21は、例えば、駆動素子として機能するPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)製の圧電素子を有している。圧電素子に電圧を印加すると、圧電素子は変形してノズルに対応する圧力室の内部の圧力を増加させる。これによって、ノズルから積層体Sに向かって、液滴が吐出される。
移動機構22は、インクジェットヘッド21および積層体Sを相対的に移動させる。例えば、移動機構22は、積層体Sをその主面に対して平行なY方向へ移動させるとともに、インクジェットヘッド21を積層体Sの主面に対して平行であり且つY方向に対して垂直なX方向へ移動させる。この場合、移動機構22は、例えば、積層体SをY方向へ移動させるための搬送ローラまたは搬送ベルト及びこれを駆動するモータと、インクジェットヘッド21をX方向へ移動可能に支持するレール、インクジェットヘッドに取り付けられたベルト、及びこのベルトを駆動するモータとを含む。
図3はインクジェットヘッド21のノズル212及びその近傍を示す断面図である。ノズルプレート211には、貫通孔としての複数のノズル212が設けられている。インクジェットヘッド21の内部空間は、ノズル212を介してインクジェットヘッド21の外部空間と連絡している。
インクジェットヘッド21の内部には、インクジェットインク213が充填されている。インクジェットインク213は、上述したように、溶質と溶媒とから構成される。ノズル212の位置で、インクジェットインク213が含んでいる溶媒は揮発し、揮発溶媒214として外部へ拡散する。その結果、ノズル212の位置では、不揮発成分である溶質の濃度が高まる。そのため、ノズル212内に位置したインクジェットインク213には、インクジェットヘッド21の内部に位置したインクジェットインク213から溶媒が供給される。この溶媒の供給量よりもノズル212の位置における溶媒の揮発量が大きい場合、ノズル212の位置において、インクジェットインク213の溶質濃度は高くなる。
図4は、インクジェットインク213の吐出を停止してから所定時間が経過したインクジェットヘッド21のノズル212及びその近傍を示す断面図である。所定時間が経過すると、溶質濃度は飽和状態となり、溶質の一部は、固化溶質215としてノズル212の位置で析出する。ノズル212に固化溶質215が生じると、インクジェットヘッド21の内部から圧力を加えても、固化溶質215からなる固体膜を破ってノズル212からインクジェットインク213を溢れさせることは困難である。
上記の通り、ここで使用するインクジェットインク213は、溶媒として、塩素含有化合物とテトラリンとを含んでいる。このようなインクジェットインク213を使用すると、溶質の溶媒への優れた溶解性を実現できるのに加え、インクジェットヘッド21のノズル212の詰まりを抑制することができる。例えば、インクジェットインク213における溶質の濃度が1mg/mLである場合、製造装置2を24時間に亘って停止したとしても、ノズル212の詰まりは生じない。また、インクジェットインク213における溶質の濃度が0.1mg/mLである場合、製造装置2を72時間に亘って停止したとしても、ノズル212の詰まりは生じない。
〔インクジェットインクの調製〕
50質量部のp型有機半導体であるポリ3−ヘキシルチオフェンと、50質量部のn型有機半導体材料である[6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステルとを混合して、半導体材料の混合物を得た。次に、塩素含有六員環構造化合物としてのクロロベンゼンと、テトラリンとを表1に示す混合比で混合して、混合溶媒を調製した。
次に、上記混合溶媒と上記半導体材料の混合物とを表1に示す混合比でサンプル瓶の中に加えた。これを加温、撹拌することにより、インクジェットインクを得た。
〔インクジェットヘッドのノズルの詰まりの評価〕
インクジェットヘッドのノズルの詰まりの有無は次のように試験した。
はじめに、図5に示すインクジェットヘッド21に、そのインク供給口に取り付けられた供給用チューブ217を介してインクジェットインク213を供給する。インクジェットインク213は、インクジェットヘッド21の内部の図示しないインク供給路を経由して、図示しない圧力室を充填する。圧力室内がインクジェットインク213で満たされると、インク排出口に取り付けられた排出用チューブ218を介して、インクジェットヘッドから余剰のインクジェットインク213が排出される。インクジェットインク213が排出されると、直ちにクリップ219で供給用チューブ217および排出用チューブ218を挟む。このとき、インクジェットインク213の表面張力のため、多数のノズルからなるノズル列216からインクジェットインク213が溢れることはない。
クリップ219で供給用チューブ217および排出用チューブ218を挟んでから所定時間経過後、供給用チューブ217側のクリップ219のみを開き、供給用チューブ217を介して圧力室内のインクジェットインク213に圧力を加える。ノズルの詰まりを生じていない場合は、ノズル列216からインクジェットインク213が溢れる。ノズル列216からインクジェットインク213が溢れた場合をノズルの詰まり無し(○)と評価し、インクジェットインク213が溢れない場合をノズルの詰まり有り(×)と評価する。
評価結果を表1乃至表8に示す。表1は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給した直後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表2は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから1時間経過後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表3は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから2時間経過後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表4は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから24時間経過後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表5は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから48時間経過後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表6は、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから72時間経過後におけるノズル詰まりの有無を示す表である。表7および8は、表1乃至表6に示す結果をまとめたものである。
表1、表7および表8に示すように、溶質濃度を5mg/mL以上とした場合、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給した直後からノズル詰まりを生じた。
表2、表7および表8に示すように、テトラリン濃度を19質量%以上とした場合、溶質濃度を0.1mg/mL以下とすれば、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから1時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。また、テトラリン濃度を36質量%以上とした場合、溶質濃度が1mg/mLであっても、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから1時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。
表3、表7および表8に示すように、テトラリン濃度を19質量%以上とした場合、溶質濃度を0.1mg/mL以下とすれば、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから2時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。また、テトラリン濃度を85質量%以上とした場合、溶質濃度が1mg/mLであっても、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから2時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。
表4、表7および表8に示すように、テトラリン濃度を53質量%以上とした場合、溶質濃度を0.1mg/mL以下とすれば、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから24時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。また、テトラリン濃度を85質量%以上とした場合、溶質濃度が1mg/mLであっても、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから24時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。
表5、表7および表8に示すように、テトラリン濃度を85質量%以上とした場合、溶質濃度を1mg/mL以下とすれば、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから48時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。
表6、表7および表8に示すように、テトラリン濃度を85質量%以上とした場合、溶質濃度を1mg/mL以下とすれば、インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給してから48時間経過後におけるノズル詰まりを抑制することができた。
なお、テトラリン濃度を100質量%以上とした場合、溶質濃度を1mg/mL以下としても、溶質を十分に溶解することができなかった。このインクジェットインクを用いて有機薄膜太陽電池の光電変換層を形成したところ、光電変換層を均質に形成することができなかった。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]
p型有機半導体材料およびn型有機半導体材料を含む溶質と、
塩素原子を含有し、且つ、六員環構造を有する化合物、および、テトラリンを含む溶媒と
を含むインクジェットインクであって、
前記溶質の濃度は、1mg/mL以下であり、
前記溶媒中のテトラリンの含有率は、36質量%以上であるインクジェットインク。
[2]
前記溶質の濃度は、0.1mg/mL以下であり、
前記溶媒中のテトラリンの含有率は、85質量%以上である[1]に記載のインクジェットインク。
[3]
前記p型有機半導体材料は、ポリ3−ヘキシルチオフェンであり、前記n型有機半導体材料は、[6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステルである[1]又は[2]に記載のインクジェットインク。
[4]
基材に支持された第1の電極上に、[1]乃至[3]のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用いて光電変換層を形成することと、
前記光電変換層上に第2の電極を形成することと
を含んだ有機薄膜太陽電池の製造方法。
[5]
[1]乃至[3]のいずれか1項に記載のインクジェットインクを収容し、前記インクジェットインクを基材に向けて吐出するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドおよび前記基材を相対的に移動させる移動機構と
を具備した有機薄膜太陽電池の製造装置。
1…有機薄膜太陽電池、2…有機薄膜太陽電池の製造装置、10…基材、11…第1の電極、12…第2の電極、13…光電変換層、14…正孔輸送層、15…電子輸送層、21…インクジェットヘッド、22…移動機構、211…ノズルプレート、212…ノズル、213…インクジェットインク、214…揮発溶媒、215…固化溶質、216…ノズル列、217…供給用チューブ、218…排出用チューブ、219…クリップ、S…積層体

Claims (5)

  1. p型有機半導体材料およびn型有機半導体材料を含む溶質と、
    クロロベンゼン、および、テトラリンを含む溶媒と
    を含むインクジェットインクであって、
    前記溶質の濃度は、1mg/mL以下であり、
    前記溶媒中のテトラリンの含有率は、36質量%以上であるインクジェットインク。
  2. 前記溶質の濃度は、0.1mg/mL以下であり、
    前記溶媒中のテトラリンの含有率は、85質量%以上である請求項1に記載のインクジェットインク。
  3. 前記p型有機半導体材料は、ポリ3−ヘキシルチオフェンであり、前記n型有機半導体材料は、[6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステルである請求項1又は2に記載のインクジェットインク。
  4. 基材に支持された第1の電極上に、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用いて光電変換層を形成することと、
    前記光電変換層上に第2の電極を形成することと
    を含んだ有機薄膜太陽電池の製造方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットインクを収容し、前記インクジェットインクを基材に向けて吐出するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドおよび前記基材を相対的に移動させる移動機構と
    を具備した有機薄膜太陽電池の製造装置。
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