JP6660705B2 - 包装用緩衝トレイ - Google Patents

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この発明は、桃や梨、リンゴや柿、トマトのような球状の果実を包装する際に使用する包装用緩衝トレイに関するものである。
桃や梨、リンゴや柿、トマトのような果実は、店頭陳列時や運搬時に傷などが付かないようにするため、しばしば、発泡合成樹脂シートを皿状に成形してなる包装用トレイなどの上に載置して包装された状態で店頭に並べられている。
ところで、桃や梨、リンゴや柿、トマトのような果実は、比較的重量があるため、上記のような包装用トレイに包装されていても、包装された状態が長時間継続すると、果実の自重がかかり、果実の包装用トレイとの接触面側が傷みやすいという問題がある。
この点、特開平11−349073において提案された包装用トレイのように、トレイ底面に環状凸部を形成するなどして果実と包装用トレイとの接触面積を小さくすることにより、上記した果実の傷みを可及的に抑えることが考えられる。
特開平11−349073
しかしながら、シート状素材を真空成形してなる包装用トレイにあっては、底部に形成された環状凸部は強度が弱く、比較的重量のある果実を収容すると潰れてしまうため、十分な緩衝機能を得ることができない。
このような凸部に強度を持たせるためには、凸部を肉厚にすることも考えられるが、シート状素材を成形して包装用トレイを製造する場合にあっては、容器底面に肉厚部を形成することは非常に困難である。
また、シート状素材を用いず、他の成形方法(例えばインジェクション成形など)によって凸部を肉厚に成形する場合には、使用する材料が多くなり、コストが高くなるという問題がある。
この発明は、発泡合成樹脂シートを成形してなる包装用緩衝トレイにおいて、果実底面との接触面積を小さくしながらも十分な強度と緩衝効果とを備えた包装用緩衝トレイを得ることを課題とする。
この発明は、発泡合成樹脂シートを成形してなる包装用緩衝トレイであって、底部と、この底部の周縁から立設された周壁とからなる収容部を備え、前記底部には、前記周縁との間に肩部を介して凹陥部が形成され、前記凹陥部を載置した状態で前記収容部の周壁に下向きの力が加わると、前記肩部が弾性変形して前記周縁部側が押し下げられ、前記凹陥部の周壁と前記肩部の凹陥部側とが前記凹嵌部の底面及び前記底部の周縁側に対して相対的に隆起することで断面鋭角状の凸リブが形成されるようにして構成する。
前記包装用緩衝トレイに用いられる発泡合成樹脂製シートは、例えば、PS(Polystyrene)やPE(Polyethylene)、PP(Polypropylene)等を原材料とするものが考えられるが、柔軟性と弾性とを備えたものであればよく、これらの原材料に限られるものではない。
前記収容部は、果実等を収容するための構成であり、収容する果実等の数量に応じて一つだけ形成してもよいし、複数形成してもよい。また、前記凹陥部は、前記収容部の底部に一つ形成する。
前記周壁に加えられる下向きの力は、果実を収容部に収容した際、果実が周壁に当接するなどして果実の重量が周壁に伝わることによって生じるものである。
請求項2の発明は、前記収容部底部の肩部と凹陥部周壁との間の外面側に、折り曲げ予定線を形成して構成する。この折り曲げ予定線は、前記肩部を凹陥部周壁側に折れ曲がり易くするための構成であり、例えば、肩部に対して凹陥部周壁を直角に設ける等、前記肩部と前記凹陥部周壁との境界を曲面による連続した面ではなく、不連続な面として構成することによって設けることが考えられる。
請求項3の発明は、前記収容部周壁に、周壁上縁から縦方向の切り込みを形成して構成する。この切り込みは、収容部周壁に、例えばスリットとして形成したり、抉り部として形成することが考えられる。
この発明によれば、発泡合成樹脂シートを成形してなる包装用緩衝トレイであって、底部と、この底部の周縁から立設された周壁とからなる収容部を備え、前記底部には、前記周壁との間に肩部を介して凹陥部が形成され、前記凹陥部を載置した状態で前記周壁に下向きの力が加わると、前記肩部が弾性変形して前記周縁側が押し下げられ、前記凹陥部の周壁と前記肩部の凹陥部側とが前記凹嵌部の底面及び前記底部の周縁側に対して相対的に隆起することで断面鋭角状の凸リブが形成されるように構成したので、収容部のサイズと同サイズ以上の果実を収容部に収容すると、果実の重さが収容部周壁に伝わり、肩部が弾性変形して底部に断面鋭角状の凸リブが形成される。この凸リブの上部は凹陥部周壁と肩部とによって略二重構造のものとして形成されるので、凸リブの強度を高めることができる。また、この凸リブにかかる果実の重さを肩部方向と凹陥部周壁方向に分散することができる。そして、素材に発泡性合成樹脂シートを用いていることから、凸リブが断面鋭角状であっても緩衝効果を得ることができる。
これにより、比較的重量のある果実を収容した場合でも、果実底面との接触面積を小さくしながら十分な強度と緩衝効果を得ることができ、果実の自重による傷みの発生を可及的に抑えることができる。
請求項2の発明によれば、前記収容部底部の肩部と凹陥部周壁との間の外面側に折り曲げ予定線が形成されているので、前記凹陥部を載置した状態で前記収容部の周壁に下向きの力が加わると、この折り曲げ予定線に従って前記肩部が折り曲げられるので、容易に凸リブを形成することができる。
請求項3の発明によれば、前記収容部の周壁上縁から縦方向の切り込みを形成したので、収容する果実が収容部の径より大きい場合に前記周壁の切り込みが開き、当該果実を収容部に収容することが可能となる。
この発明の実施例の概要を示す斜視図 同じく側面図 同じく側面断面図 同じく果実を収容した状態の側面断面図 同じく凸リブが形成された状態を示す斜視図
図1ないし3は、この発明の包装用緩衝トレイの概要を示す図である。
ポリスチレン製の発泡合成樹脂シート(PSシート)を真空成形してなる包装用緩衝トレイ1は、底部2と、この底部2の周縁から立設された周壁3とからなる収容部4を二つ備えており、各収容部4の底部2には、底部2の周縁との間に肩部21を介して凹陥部22が形成されている。底部2は、肩部21を上底、凹陥部22の底を下底とする二段底構造となっている。
凹陥部22の周壁23は、肩部21に対して略直角に設けられており、周壁23と肩部21の接続部は、内面側が曲面で連続的に構成されているのに対し、外面側は折り曲げ予定線24が形成され、不連続なものとして構成されている。
また、収容部4の周壁3には、その上縁から中腹にかけて下向きの切り込みとしての抉り部31が、隣接する収容部に対して3時、6時、9時の方向にそれぞれ一つずつ形成されている。
この実施例において、包装用緩衝トレイ1の収容部4は内径約70mm、高さ約45mm、肩部21は幅約15mm、凹陥部周壁23は高さ約5mm、としてある。
また、包装用緩衝トレイ1の厚さは、収容部周壁3の上部側が3〜4mm程度あるが、底部2側は上部側よりもやや肉薄で2mm程度の厚さとなっている。これは、真空成形の際にPSシートが底面2側においてより引き延ばされることに起因するものである。
図4は、この包装用緩衝トレイ1に果実を収容した状態を示す側面断面図である。
収容部4の径よりもやや大きな径の果実Fを収容部4に収容すると、収容部4の周壁3に形成された切り込み部31が拡がり、周壁3に接しながら果実Fが収容部4に収容される。
そして、果実Fの重さによって周壁3には下向きの力が加わり、肩部21の外縁側が下方に押し下げられる。このとき、包装用緩衝トレイ1は柔軟性と弾性とを備えているので、肩部21が、収容部周壁3と肩部21との境界部(収容部底部2の周縁部)及び凹陥部周壁23と肩部21との境界部において弾性変形し、肩部21に加わる下向きの力が凹陥部周壁23に伝達されることなく、肩部21の外縁側のみが下方に押し下げられる。ここで、肩部21と凹陥部周壁23との境界には折り曲げ予定線24が形成されているので、この折り曲げ予定線24に従って肩部21が容易に折り曲げられる。これにより、肩部21と凹陥部周壁23とからなる断面鋭角状の凸リブ5が、収容部底部2に相対的に隆起して形成される。
この凸リブ5は、断面鋭角状としてあるため、凸リブ5上部の折曲部において凹陥部周壁23と肩部21との距離が近く略二重壁構造となり、凸リブ5上部の強度を高めることができる。
この包装用緩衝トレイ1に果実Fを収容すると、果実Fの底面は、収容部底部2に形成される凸リブ5の上に載置されることとなるが、この凸リブ5は、断面鋭角状に形成されているので、略二重壁構造によって凸リブ5上部の強度を高めながら、果実Fと接触する面積を小さくすることができる。
そして、この凸リブ5にかかる果実Fの重さは、その一部が傾斜した肩部3の方向に分散されることとなる。
さらには、この包装用緩衝トレイ1は、発泡性合成樹脂シートで構成されており、柔軟性と弾性とを備えているので、緩衝作用が得られるものである。
すなわち、この包装用緩衝トレイ1によれば、比較的重量のある果実を収容する場合であっても、果実底面との接触面積を小さくしながら十分な強度と緩衝効果を得ることができる。
この発明は、桃や梨、リンゴや柿、トマトのような球状の果実を包装する際に使用する包装用緩衝トレイに関するものであり、産業上の利用可能性を有するものである。
1 包装用緩衝トレイ
2 底部
21 肩部
22 凹陥部
23 凹陥部周壁
24 折曲予定線
3 周壁
31 切り込み
4 収容部
5 凸リブ

Claims (3)

  1. 発泡合成樹脂シートを成形してなる包装用緩衝トレイであって、
    底部と、この底部の周縁から立設された周壁とからなる収容部を備え、
    前記底部には、前記周縁との間に肩部を介して凹陥部が形成され、
    前記凹陥部を載置した状態で前記収容部の周壁に下向きの力が加わると、前記肩部が弾性変形して前記周縁側が押し下げられ、前記凹陥部の周壁と前記肩部の凹陥部側とが前記凹嵌部の底面及び前記底部の周縁側に対して相対的に隆起することで断面鋭角状の凸リブが形成されるようにした、
    包装用緩衝トレイ。
  2. 肩部と凹陥部周壁との間の外面側には、折り曲げ予定線が形成された、請求項1記載の包装用緩衝トレイ。
  3. 収容部周壁には、周壁上縁から縦方向の切り込みが形成された、請求項1又は2記載の包装用緩衝トレイ。
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