JP6660564B2 - エアブロー式洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアブロー式洗浄装置に関する。
例えば、特開2007−245126号公報には、処理対象を保持する保持台を有する除塵室と、処理対象に対して空気を吹き付ける空気噴射装置と、除塵室から塵を吸引する負圧発生装置とを有する除塵装置に関する発明が開示されている。
特開2007−245126号公報
ところで、本発明者は、二次電池の製造において、金属のワークを洗浄する工程において、エアブロー式洗浄装置を採用することを検討している。例えば、電池ケースのケース本体や蓋、端子などの金属性の部材は、加工時に生じる微小な金属片が付着している場合がある。本発明者は、二次電池の製造では、100μm程度のサイズの異物についても可能な限り除去したいと考えている。このような部材をエアブロー式洗浄装置によって洗浄する場合、ワークに空気を吹き付けてワークに付着した微小な金属片を空気で吹き飛ばすことになる。微小な金属片は、洗浄室の壁面で跳ね返るなどして、再びワークに付着するような事象が生じうる。
ここで提案されるエアブロー式洗浄装置は、洗浄室と、洗浄室内に配置された保持材と、洗浄室内に上から下に向けて空気の流れを生じさせる送風装置と、保持材に保持されるワークに向けて空気を吹き付けるブロー装置とを備えている。そして、洗浄室の内壁には、複数の突起または複数の凹部が上下方向に沿って予め定められた間隔で設けられている。このエアブロー式洗浄装置では、ブロー装置によって、保持材に保持されたワークから吹き飛ばされた異物の速度が、洗浄室の内壁に設けられた複数の突起または複数の凹部によって遅くなる。そして、送風装置によって、洗浄室内に上から下に向けて空気の流れが生じている。このため、速度が遅くなった異物は、ワークに再び付着しにくく、洗浄室の下部に落下して回収されやすくなる。
内壁は、例えば、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて洗浄室内に突出するように設けられた複数の平板を有していてもよい。この場合、平板は、内壁に対して直交する方向に延びていてもよい。この場合、内壁に対して直交する方向において、平板の長さは、例えば、30mm以上60mm以下であるとよい。この場合、内壁の上下方向に沿った縦断面において、複数の平板のうち、上下方向において隣り合う平板の間で区切られる空間のアスペクト比は、2以上3以下であってもよい。
例えば、好適な一つの形態として、内壁に対して直交する方向において、平板の長さは、40mm以上50mm以下であるとよい。そして、内壁の上下方向に沿った縦断面において、複数の平板のうち、上下方向において隣り合う平板の間で区切られる空間のアスペクト比は、1以上3以下であるとよい。
また、洗浄室の内壁に設けられた複数の突起または複数の凹部は、かかる形態に限定されない。例えば、内壁に対して直交する方向において長い平板と短い平板とが、内壁の上下方向に沿って順に配置されていてもよい。
また、複数の突起または複数の凹部は、上部と下部を除く内壁において上下方向に予め定められた間隔をあけて洗浄空間内に突出するように設けられた複数の突条で構成されていてもよい。この場合、突条は、先端ほど細くなっていてもよい。
図1は、エアブロー式洗浄装置を模式的に示す断面図である。 図2は、空間A1を図示した拡大図である。 図3は、アスペクト比(L1/W1)と、内壁12c、12dで減速された後の異物の速度および内壁12c、12dでの異物の反射回数の関係を示すグラフである。 図4は、平板31の長さL1と、アスペクト比(L1/W1)と、渦流の発生の有無との関係を示す表である。 図5は、それぞれ他の実施形態における内壁12cの縦断面図である。 図6は、それぞれ他の実施形態における内壁12cの縦断面図である。
以下、ここで提案されるエアブロー式洗浄装置の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。また、各図は、模式図であり、必ずしも実際の実施品が忠実に反映されたものではない。
図1は、エアブロー式洗浄装置を模式的に示す断面図である。エアブロー式洗浄装置10は、図1に示すように、洗浄室12と、保持材14と、送風装置16と、ブロー装置18とを備えている。
洗浄室12は、図1に示すように、ワークWを洗浄する洗浄空間を有しており、洗浄空間を画する側壁を有している。図1に示す形態では、洗浄室12は、略直方体の洗浄空間を有している。図1では、正面側の側壁が除かれ、洗浄室12の内部が見えるように図示された縦断面図である。
保持材14は、洗浄室12内に配置されており、洗浄するワークWを保持する部材である。ここで、保持材14は、ブロー装置18によって吹き付けられる空気を阻害しないように、ワークWを保持しうる構造を備えているとよい。例えば、ワークWを掴む把持部を有するロボットアームのような構造を有していてもよい。図1では、ワークWは、洗浄室12の略中央に配置されている。ワークWが配置される位置は、洗浄室12の中央に限定されない。
送風装置16は、洗浄室12内に上から下に向けて空気の流れを生じさせる装置である。この実施形態では、洗浄室12のうち、天井12aには、天井12aを貫通した複数の空気流入口12a1を有している。床12bには、床12bを貫通した複数の空気流出口12b1を有している。床12bの外側には、複数の空気流出口12b1を覆うようにチャンバー12b2が設けられている。チャンバー12b2には、チャンバー12b2内に負圧を形成する負圧形成装置12b3が設けられている。負圧形成装置12b3は、例えば、チャンバー12b2の空気を外部に送り出す送風機であるとよい。
この実施形態では、負圧形成装置12b3によって、チャンバー12b2内に負圧が形成される。チャンバー12b2内に負圧が形成されると、床12bに形成された複数の空気流出口12b1を通じてチャンバー12b2に、洗浄室12内の空気が流出する。洗浄室12内の空気がチャンバー12b2に流出すると、天井12aに形成された複数の空気流入口12a1から空気が流入する。この結果、洗浄室12内に上方から下方へ向かう空気の流れが形成される。
送風装置16によって形成される上方から下方へ向かう空気の流れは、例えば、4m/s以上8m/s以下の風速(この実施形態では、6m/s)を有しているとよい。かかる風速は、洗浄室12内の複数の位置に配置された風力センサによって測定される風速の平均値として評価されうる。なお、ここでは、この実施形態における送風装置16を説明している。送風装置16は、洗浄室12内に上から下に向けて空気の流れを生じさせる装置であるとよく、かかる構造に限定されない。
ブロー装置18は、保持材14に保持されるワークWに向けて空気を吹き付ける装置である。ブロー装置18は、例えば、送風ファンを備えた送風機で構成されているとよい。ここでは、粒径が100μm程度の微小な異物を吹き飛ばすために、ブロー装置18の風速は、例えば、ノズルの出口速度において160m/s以上であるとよい。図1では、ワークWに対してブロー装置18が一つであるが、ブロー装置18は、複数設けられていてもよい。例えば、ワークWに対して複数設けられ、それぞれ異なる角度からワークWに対して空気を送る構造を備えていてもよい。また、図示は省略するが、ブロー装置18は、ワークWに対して、空気の吹き出し口の位置や向きが変えられるように移動機構を介在させて取り付けられていてもよい。なお、異物の粒径は、例えば、レーザ散乱・回折法に基づく粒度分布測定装置に基づいて測定した値(例えば、D50の平均値)である。
洗浄室12の内壁に複数の突起または複数の凹部が上下方向に沿って予め定められた間隔で設けられている。この実施形態では、洗浄室12の内壁12c,12dは、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて洗浄室12内に突出するように設けられた複数の平板31を有している。複数の平板31は、洗浄室12の上下方向に沿って延びた側壁の内側に配置されている。なお、図1において、図示されていないが、洗浄室12の左右両側の内壁12c,12dだけでなく、正面側および背面側の内壁にも複数の平板31が設けられていてもよい。この実施形態では、複数の平板31は、それぞれ内壁12c,12dに対して直交する方向に延びている。
図2は、複数の平板31のうち、上下に隣り合う平板31およびその間に形成される空間A1を図示した拡大図である。図1および図2に示すように、ブロー装置18によって吹き付けられた空気によってワークWから飛ばされた異物は、洗浄室12の内壁12c,12dにおいて、上下に隣り合う平板31の間に形成される空間A1に捕捉される。つまり、ワークWから勢いよく異物が吹き飛ばされた場合でも、洗浄室12の内壁12c,12dで、上下に隣り合う平板31の間に形成される空間A1に入ると、当該空間A1で、異物が跳ね返るうちに勢いがなくなり、当該空間A1に捕捉される。このため、空気によってワークWから飛ばされた異物は、再びワークWに付着しにくい。この実施形態では、平板31の厚さは、2mmである。平板31の厚さは、例えば、2mm以上5mm以下であるとよい。
また、この実施形態では、洗浄室12内には、送風装置16によって、上から下に向かう空気の流れが生じている。また、ブロー装置18によってワークWに吹き付けられる空気も洗浄室12に気流を生じさせる。このような空気の流れの一部は、上下に隣り合う平板31の間に形成される空間A1に入り、当該空間A1に渦流を生じさせる。平板31の間に形成される空間A1に生じる渦流は、ワークWから飛ばされた異物が空間A1に入った際の勢いを衰えさせる。また、当該空間A1に渦流が生じているので、当該平板31の間に形成される空間A1で捕捉された異物は、渦流によって空間A1から徐々に排出される。
このように、空間A1から排出される異物は、送風装置16によって生じる洗浄室12内の上から下への空気の流れによって、成り行きで洗浄室12の下部に落ちていき洗浄室12の下部で回収される。この実施形態では、例えば、洗浄室12の下部に形成された複数の空気流出口12b1を通じてチャンバー12b2に空気が流れていく。異物は、この空気の流れに乗ってチャンバー12b2内で回収される。また、異物を回収するため、複数の空気流出口12b1に集塵フィルターを設けてもよい。
本発明者の知見によれば、平板31の長さおよび上記空間A1のアスペクト比を調整することによって、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1に適度な渦流が発生する。空間A1のアスペクト比(L1/W1)は、例えば、平板31の長さL1と、上下方向において隣り合う平板31の距離W1との比(L1/W1)で規定される。上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1に適度な渦流が発生することによって、当該空間A1に入った異物を当該空間A1内に留め、当該異物の速度を減速させることができる。そして、送風装置16によって生じる洗浄室12内の上から下への空気の流れによって、空間A1から出た異物を洗浄室12の下部に落下させることができる。
ここで、本発明者は、上下方向において隣り合う平板31の距離W1および平板31の長さL1を変えて、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1のアスペクト比(L1/W1)が異なる内壁12c、12dを有する洗浄室12を作成した。そして、当該アスペクト比(L1/W1)と、当該内壁12c、12dで減速された後の異物の速度と、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1内で異物が反射する回数との関係を調べた。ここで、内壁12c、12dで減速された後の異物の速度は、換言すると、内壁12c、12dに当たった後で、内壁12c、12dから離れていく異物の速度である。
ここで、洗浄室12および平板31は、透明なアクリル板で作製するとよい。そして、洗浄室12内に予め定められた形状のワークを配置し、所定量の異物を載せて、エアブローによって異物を吹き飛ばすと良い。
そして、内壁12c、12dおよびその周辺部分を高速度カメラで撮影するとよい。そして、高速度カメラにて撮影された動画を基に、内壁12c、12dで減速された後の異物の速度および内壁12c、12dでの異物の反射回数を測定するとよい。また、上記空間A1に渦流が発生しているか否かは、例えば、粒子イメージ流速計測法(PIV:Particle Image Velocimetry)を利用した微粒子可視化装置によって検知するとよい。ここで、微粒子可視化装置には、例えば、西華デジタルイメージ株式会社社製の粒子画像流速計が用いられうる。また、アルミ製の所定の平板形状のワークを用意し、洗浄室12内で保持材14によってワークを水平に保持すると共に、ワークの平板部分に所定量の異物を配置した。ワークに再付着する異物は、ワークから異物が吹き飛ばされる条件でブロー装置18から空気を吹き付けるとともに、ワークに光を当てつつ、異物が再び付着したか否かを目視にて観測した。
ここで、図3は、アスペクト比(L1/W1)と、内壁12c、12dで減速された後の異物の速度および内壁12c、12dでの異物の反射回数の関係を示すグラフである。図3に示すグラフでは、上下方向において隣り合う平板31の距離W1を50mmとし、平板31の長さL1を変えて、上記空間A1のアスペクト比(L1/W1)が変えられている。そして、送風装置16によって生じる、洗浄室12内で上から下に向かう空気の流れを6m/sとした。そして、ノズルの出口速度を160m/sに調整したブロー装置18によって空気をワークWに吹き付けた。
B1のグラフに示すように、この条件では、アスペクト比(L1/W1)が増加するにつれて、反射回数が多くなる。B2のグラフに示すように、内壁12c、12dで減速された後の異物の速度が遅くなることが確認された。特に、アスペクト比(L1/W1)が1以上では、ワークに異物が再付着する事象も確認されなかった。
図4は、平板31の長さL1と、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1のアスペクト比(L1/W1)と、渦流の発生の有無との関係を示す表である。ここでは、平板31の長さL1および上下方向において隣り合う平板31の距離W1を変えて、上記の空間A1での渦の発生の有無を調べた。
かかる観点において、内壁12c、12dに対して直交する方向における、平板31の長さL1は、例えば、30mm以上60mm以下であるとよい。本発明者の知見によれば、平板31の長さが30mm以上60mm以下であることによって、平板31の間の空間A1に渦流が生じやすくなり、ワークWから飛ばされた異物を捕捉しやすくなる。さらに、内壁12c、12dの上下方向に沿った縦断面において、複数の平板31のうち、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1のアスペクト比(L1/W1)は、2以上3以下であるとよい。本発明者の知見によれば、このようなアスペクト比(L1/W1)になるように、空間A1を形成することによって、ワークWから飛ばされた異物がさらに捕捉しやすくなる。本発明者の知見によれば、特に、内壁12c、12dに対して直交する方向において、平板31の長さが40mm以上50mm以下である場合には、上述した空間A1のアスペクト比は、1以上でもよい。
このように洗浄室12の内壁12c、12dには、複数の突起または複数の凹部が上下方向に沿って予め定められた間隔で設けられているとよい。このような内壁12c、12dは、ブロー装置18によって吹き飛ばされた異物の飛散速度を低減させる。内壁12c、12dに衝突する異物が反射する回数が、少なく抑えられる。この場合、複数の突起または複数の凹部は、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて洗浄室12内に突出するように設けられた複数の平板31によって形成されていることに限定されない。また、この実施形態では、複数の平板31は、それぞれ内壁12c,12dに対して直交する方向に延びているが、平板31が延びる方向もこれに限定されない。
以上のとおり、内壁12c、12dに設けられる複数の突起または複数の凹部は、ワークWから吹き飛ばされる異物の速度を減速させる機能を有するとよい。かかる観点において、内壁12c、12dに設けられる複数の突起または複数の凹部は、上述した形態に限定されない。例えば、図5および図6は、それぞれ他の実施形態における内壁12cの縦断面図である。洗浄室12の内壁12cは、図5に示すように、内壁12cに対して直交する方向において長い平板32と短い平板33とが、内壁12cの上下方向に沿って順に配置されていてもよい。また、図6に示すように、内壁12cの複数の突起または複数の凹部は、上下方向に予め定められた間隔をあけて洗浄空間内に突出するように設けられた複数の突条34で構成されていてもよい。この場合、突条34は、先端ほど細くなっていてもよい。
以上、ここで提案されるエアブロー式洗浄装置10の一実施形態を説明した。ここで提案されるエアブロー式洗浄装置10は、図1に示すように、洗浄室12と、保持材14と、送風装置16と、ブロー装置18を備えているとよい。ここで、保持材14は、洗浄室12内に配置されており、ワークWを保持する部材である。送風装置16は、洗浄室12内に上から下に向けて空気の流れを生じさせるための装置である。ブロー装置18は、保持材14に保持されるワークWに向けて空気を吹き付けるための装置である。ここで、洗浄室12の内壁12c、12dには、複数の突起または複数の凹部が上下方向に沿って予め定められた間隔で設けられている。このエアブロー式洗浄装置10では、ブロー装置18によって保持材14に保持されたワークWから吹き飛ばされた異物の速度が、洗浄室12の内壁12c、12dに設けられた複数の突起または複数の凹部によって減速する。そして、送風装置16によって、洗浄室12内に上から下に向けて空気の流れが生じている。このため、速度が減速した異物は、ワークWに再び付着しにくく、かつ、洗浄室12の下部に落下して回収されやすい。内壁12c、12dに複数の突起または複数の凹部が設けられる間隔は、予め定められているとよく、一定でもよいし、ランダムに設定されてもよい。
ここで、内壁12c、12dは、図1に示すように、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて洗浄室12内に突出するように設けられた複数の平板31を有していてもよい。この場合、複数の平板31のうち上下に隣接する平板31の間の空間A1によって、吹き飛ばされた異物の速度が減速される。
この場合、平板31は、内壁12c、12dに対して直交する方向に延びているとよい。また、内壁12c、12dに対して直交する方向において、平板31の長さは30mm以上60mm以下であるとよい。この場合、上記の空間A1に渦流が生じやすく、異物の速度が減速されやすい。この場合、内壁12c、12dの上下方向に沿った縦断面において、複数の平板31のうち、上下方向において隣り合う平板31の間で区切られる空間A1のアスペクト比(L1/W1)は、2以上3以下であるとよい。
なお、内壁12c、12dに対して直交する方向において、平板31の長さが40mm以上50mm以下である場合には、上記の空間A1のアスペクト比は、1以上3以下であってもよい。この場合、特に上記の空間A1に渦流が生じやすく、異物の速度が減速されやすい。また、図6に示すように、洗浄室12の内壁12c、12dに設けられる、複数の突起または複数の凹部は、図1に示されるような平板31に限定されない。
以上、ここで提案されるエアブロー式洗浄装置について、種々説明したが、特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた実施形態および実施例は、本発明を限定しない。
10 エアブロー式洗浄装置
12 洗浄室
12a 天井
12a1 空気流入口
12b 床
12b1 空気流出口
12b2 チャンバー
12b3 負圧形成装置
12c,12d 内壁
14 保持材
16 送風装置
18 ブロー装置
31〜33 平板
34 突条
W ワーク

Claims (2)

  1. 洗浄室と、
    前記洗浄室内に配置された保持材と、
    前記洗浄室内にから向けて空気の流れを生じさせる送風装置と、
    前記保持材に保持されるワークに向けて空気を吹き付けるブロー装置と
    を備え、
    前記洗浄室の内壁は、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて前記洗浄室内に、前記内壁に対して直交する方向に突出する複数の平板を有し、
    前記内壁に対して直交する方向において、前記平板の長さは30mm以上60mm以下であり、かつ、
    前記内壁の上下方向に沿った縦断面において、前記複数の平板のうち、上下方向において隣り合う平板の間で区切られる空間のアスペクト比は、2以上3以下である、
    エアブロー式洗浄装置。
  2. 洗浄室と、
    前記洗浄室内に配置された保持材と、
    前記洗浄室内にから向けて空気の流れを生じさせる送風装置と、
    前記保持材に保持されるワークに向けて空気を吹き付けるブロー装置と
    を備え、
    前記洗浄室の内壁は、上下方向に沿って予め定められた間隔をあけて前記洗浄室内に、前記内壁に対して直交する方向に突出する複数の平板を有し、
    前記内壁に対して直交する方向において、前記平板の長さが40mm以上50mm以下であり、かつ、
    前記内壁の上下方向に沿った縦断面において、前記複数の平板のうち、上下方向において隣り合う平板の間で区切られる空間のアスペクト比は、1以上3以下である、
    エアブロー式洗浄装置。
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