JP6660247B2 - 車両の変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の変速機に関する。
従来、車両においてエンジンの回転数の変動(以下、エンジン回転変動とも称する。)によって生じる振動を抑制するために、エンジンの回転に応じて回転することにより、回転エネルギを蓄積可能な質量体を駆動系に設ける技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、小さなマス径で大きなイナーシャ量を確保するために、エンジンから出力されるトルクが伝達される変速機のアウトプットシャフトの回転力によりマス部材を回転させ、当該アウトプットシャフトを含む回転系の固有振動周波数を変更するイナーシャ装置において、当該アウトプットシャフトと当該マス部材との間に遊星歯車機構を介装することによって、当該アウトプットシャフトからの入力回転を増速して当該マス部材に出力する技術が開示されている。
特開2009−014022号公報
近年、燃費を向上させる目的で、車速が略一定に維持される定常走行時において、エンジンの回転数を低減させる制御が行われる場合がある。当該制御によれば、エンジンの回転数の低下に応じて、単位時間あたりにエンジンから出力されるトルク(以下、出力トルクとも称する。)が増大される。それにより、出力トルクの変動が増大されるので、エンジン回転変動によって生じる振動が増大される。このような場合に、上述したように回転エネルギを蓄積可能な質量体を駆動系に設けることによって、振動を抑制することが考えられる。
しかしながら、回転エネルギを蓄積可能な質量体を駆動系に設けることによって、車両の加速性能が低下する場合がある。例えば、特許文献1に開示された技術では、質量体の回転数は、エンジンの回転数が上昇するにつれて、高くなる。ゆえに、質量体に蓄積される回転エネルギは、エンジンの回転数が上昇するにつれて、高くなる。それにより、車両の加速の応答性が低下し得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車両の加速性能を確保しつつ、振動を抑制することが可能な車両の変速機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、遊星歯車機構と、エンジンから出力される駆動力が入力され、前記遊星歯車機構のサンギヤに連結された第1回転軸と、変速機構を介して伝達された前記エンジンからの駆動力を駆動輪側へ伝達し、前記遊星歯車機構のキャリアに連結された第2回転軸と、を備え、前記遊星歯車機構のリングギヤには、一体又は別体に質量体が設けられる、車両の変速機が提供される。
前記変速機構の変速比を制御することにより、前記第1回転軸の回転数及び前記第2回転軸の回転数を制御可能な制御装置をさらに備えてもよい。
前記制御装置は、前記車両の発進時に、前記質量体の回転数が所定の値より低くなるように前記変速比を制御してもよい。
前記制御装置は、前記車両の発進時に、前記第1回転軸の回転数に対する前記第2回転軸の回転数の割合を、前記サンギヤの歯数と前記リングギヤの歯数の比に応じて設定される所定の割合に維持してもよい。
前記制御装置は、車速が略一定に維持される定常走行時に、前記第1回転軸の回転数を、前記車速が略一定に維持されていない場合と比較して、低減させてもよい。
前記制御装置は、前記車両の走行中における低加速度での加速時に、前記第1回転軸の回転数を維持してもよい。
前記制御装置は、前記車両の走行中における高加速度での加速時に、前記第1回転軸の回転数を増大させてもよい。
前記変速機構は、無段変速機構であってもよい。
以上説明したように本発明によれば、車両の加速性能を確保しつつ、振動を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両の変速機の概略構成の一例を示すスケルトン図である。 同実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る制御装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 定常走行時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。 定常走行時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。 発進時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。 走行中における低加速度での加速時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。 走行中における高加速度での加速時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。 走行中における高加速度での加速時の遊星歯車機構の挙動を説明するための共線図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.変速機の概要構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る変速機100の概要構成について説明する。図1は、本実施形態に係る変速機100の概略構成の一例を示すスケルトン図である。図1に示したように、変速機100において、トルクコンバータ110と、本発明に係る遊星歯車機構に相当する遊星歯車機構190と、前後進切替クラッチ140と、本発明に係る変速機構に相当するCVT(Continuously Variable Transmission)50と、トランスファクラッチ160と、がエンジン10の出力側に連設されている。
エンジン10と前後進切替クラッチ140との間にはトルクコンバータ110、ギヤ列116、及び遊星歯車機構190が設けられる。エンジン10から出力される駆動力は、トルクコンバータ110、ギヤ列116、及び遊星歯車機構190を介して前後進切替クラッチ140に伝達される。また、前後進切替クラッチ140の出力側に、CVT50が設けられる。トルクコンバータ110、ギヤ列116、及び遊星歯車機構190を介して前後進切替クラッチ140に伝達されるエンジン10の駆動力は、回転方向を前進方向又は後退方向に切り替えられてCVT50に伝達される。
トルクコンバータ110は、エンジン10のクランクシャフト11にフロントカバー113を介して連結されるポンプインペラ112と、ポンプインペラ112に対向するとともにタービン軸114に連結されるタービンライナ111とを備える。トルクコンバータ110内には作動油が供給されており、作動油を介して、ポンプインペラ112からタービンライナ111にエンジン10の駆動力が伝達される。また、トルクコンバータ110内には、エンジン10のクランクシャフト11とタービン軸114とを直結するロックアップクラッチ115が設けられている。
遊星歯車機構190は、トルクコンバータ110と前後進切替クラッチ140との間に設けられる。遊星歯車機構190は、本発明に係る遊星歯車機構の一例である。ギヤ列116を介してタービン軸114に接続された入力軸147が、遊星歯車機構190のサンギヤ191に連結される。入力軸147は、エンジン10から出力される駆動力が入力され、遊星歯車機構190のサンギヤ191に連結された本発明に係る第1回転軸の一例である。具体的には、入力軸147には、エンジン10から出力される駆動力が、トルクコンバータ110及びギヤ列116を介して、入力される。また、入力軸147は、遊星歯車機構190の出力側に設けられた前後進切替クラッチ140に接続される。
遊星歯車機構190のキャリア193には、後述する前輪出力軸171が連結される。具体的には、前輪出力軸171は、前輪出力軸171に設けられたギヤ175を介して、遊星歯車機構190のキャリア193に連結される。また、遊星歯車機構190のリングギヤ195には、質量体60が設けられる。質量体60は、リングギヤ195に一体として設けられてもよく、リングギヤ195に別体として設けられてもよい。質量体60は、例えば、環状の部材であってもよく、リングギヤ195の外周部に沿って設けられてもよい。質量体60の質量は、車両の各種設計仕様に応じて適宜設定され得る。本実施形態では、このような遊星歯車機構190により、入力軸147、前輪出力軸171、及び質量体60の回転数が所定の関係性を有することによって、車両の加速性能を確保しつつ、振動を抑制することが実現される。このような、遊星歯車機構190の挙動の詳細については、後述する。
前後進切替クラッチ140は、遊星歯車機構141と、前進クラッチ143と、後退ブレーキ145とを備える。前進クラッチ143及び後退ブレーキ145を制御することにより、CVT50のプライマリ軸127の回転方向が切り替え可能になっている。後退ブレーキ145が開放され前進クラッチ143が締結されることにより、ギヤ列116を介してタービン軸114に接続された入力軸147がプライマリ軸127に対して直結されるため、プライマリ軸127が正転方向に回転し、車両の前進走行が可能となる。また、前進クラッチ143が開放され後退ブレーキ145が締結されることにより、入力軸147が遊星歯車機構141を介してプライマリ軸127に連結されるため、プライマリ軸127が逆転方向に回転し、車両の後退走行が可能となる。なお、前進クラッチ143及び後退ブレーキ145がともに開放されることにより、前後進切替クラッチ140はプライマリ軸127にエンジン10の動力を伝達しないニュートラル状態になる。
CVT50は、本発明に係る変速機構の一例である。CVT50は、プライマリプーリ120と、セカンダリプーリ130と、プライマリプーリ120とセカンダリプーリ130との間で動力を伝達する動力伝達部材としてのチェーン129とを備える。
プライマリプーリ120は、プライマリ軸127に連結された固定シーブ121及び可動シーブ123を有する。固定シーブ121及び可動シーブ123は、プライマリ軸127を回転軸として、プライマリ軸127と一体として回転可能である。固定シーブ121は、例えば、プライマリ軸127と一体に形成されてもよい。可動シーブ123は、プライマリ軸127に対する相対的な回転が規制されるとともに、プライマリ軸127に沿って移動可能に構成される。ゆえに、可動シーブ123は、固定シーブ121と同期して回転可能である。
また、セカンダリプーリ130は、セカンダリ軸137に連結された固定シーブ131及び可動シーブ133を有する。固定シーブ131及び可動シーブ133は、セカンダリ軸137を回転軸として、セカンダリ軸137と一体として回転可能である。固定シーブ131は、例えば、セカンダリ軸137と一体に形成されてもよい。可動シーブ133は、セカンダリ軸137に対する相対的な回転が規制されるとともに、セカンダリ軸137に沿って移動可能に構成される。ゆえに、可動シーブ133は、固定シーブ131と同期して回転可能である。
CVT50には、可動シーブ123を固定シーブ121側へ押圧する押圧機構125が設けられる。押圧機構125により可動シーブ123へ付加される押し付け力は、固定シーブ121及び可動シーブ123によってチェーン129を挟持するためのクランプ力として働く。また、CVT50には、可動シーブ133を固定シーブ131側へ押圧する押圧機構135が設けられる。押圧機構135により可動シーブ133へ付加される押し付け力は、固定シーブ131及び可動シーブ133によってチェーン129を挟持するためのクランプ力として働く。
可動シーブ123のプライマリ軸127の軸方向の位置及び可動シーブ133のセカンダリ軸137の軸方向の位置は、押圧機構125及び押圧機構135によりそれぞれ可動シーブ123及び可動シーブ133へ付加される押し付け力、チェーン129に掛かる遠心力、並びに各部材間の摩擦力等、その他の力のつり合いが保たれるような位置となる。ゆえに、変速機100では、押圧機構125により可動シーブ123へ付加される押し付け力及び押圧機構135により可動シーブ133へ付加される押し付け力を調整することによって可動シーブ123及び可動シーブ133の位置を調整することができる。押圧機構125及び押圧機構135は、例えば、油圧によって駆動される。
CVT50へ供給される作動油は、バルブユニット172を介してオイルポンプ170から送られる。オイルポンプ170は、クランクシャフト11に、ギヤ列173を介して、連結されるギヤ式のポンプである。オイルポンプ170は、エンジン10から伝達される駆動力によって駆動される。バルブユニット172は、オイルポンプ170から送られた作動油を押圧機構125、押圧機構135、及びその他の箇所へ分配する。バルブユニット172は、制御装置70からの動作指示に基づいて駆動される。
具体的には、バルブユニット172には、押圧機構125及び押圧機構135の各々へ供給される油圧を制御するための制御弁が設けられる。当該制御弁として、例えば、比例電磁制御弁が用いられ、制御装置70によって通電される電流値が制御されることによって、各押圧機構へ供給される油圧が制御される。それにより、各押圧機構により各可動シーブへ付加される押し付け力が制御される。制御装置70は、バルブユニット172を介して、各押圧機構により各可動シーブへ付加される押し付け力を制御することにより、各可動シーブの位置を制御可能である。ゆえに、制御装置70は、CVT50の変速比を制御可能である。また、制御装置70は、CVT50の変速比を制御することにより、入力軸147の回転数及び前輪出力軸171の回転数を制御可能である。
制御装置70は、具体的には、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する記憶素子であるROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)等で構成される。制御装置70は、CAN通信を用いて各センサと通信を行ってもよい。なお、制御装置70が有する機能は複数の制御装置により分割されてもよく、その場合、当該複数の制御装置は、CAN等の通信ラインを介して、互いに接続されてもよい。制御装置70は、車両の走行状態に基づいて、CVT50の変速比を制御してもよい。このような制御装置70の詳細については、後述する。
チェーン129は、プライマリプーリ120とセカンダリプーリ130との間に巻き掛けられ、プライマリプーリ120とセカンダリプーリ130との間で動力を伝達する。プライマリプーリ120及びセカンダリプーリ130において、各固定シーブ及び各可動シーブの互いに対向する面には円錐形状の動力伝達面が形成されており、チェーン129は、各固定シーブ及び各可動シーブの互いに対向する動力伝達面の間に挟持される。それにより、プライマリプーリ120及びセカンダリプーリ130における各固定シーブと各可動シーブとの距離に相当するシーブ幅を変化させることによって、各プーリについてのチェーン129の巻き掛け径を変化させることができる。具体的には、シーブ幅が狭いほど、チェーン129の巻き掛け径は大きくなる。CVT50では、各プーリのシーブ幅が連続的に変更可能に構成されるので、プライマリプーリ120の回転数とセカンダリプーリ130の回転数との比である変速比を無段階に変更することができる。
このようにCVT50は、変速比を無段階に変更可能な無段変速機構であるが、本発明に係る変速機構は係る例に限定されない。例えば、本発明に係る変速機構として、変速比を段階的に切り替え可能な変速機構が適用されてもよい。
セカンダリ軸137にはギヤ列139を介して出力軸149が連結されており、出力軸149には、ギヤ列150を介して前輪出力軸171が連結されている。前輪出力軸171の端部(図中の左端)には、フロントデファレンシャル機構180を介して前輪(駆動輪)40が連結されている。また、上述したように、前輪出力軸171は、前輪出力軸171に設けられたギヤ175を介して、遊星歯車機構190のキャリア193に連結される。前輪出力軸171は、変速機構を介して伝達されたエンジン10からの駆動力を駆動輪側へ伝達し、遊星歯車機構190のキャリア193に連結された本発明に係る第2回転軸の一例である。具体的には、前輪出力軸171へは、エンジン10からの駆動力が変速機構としてのCVT50を介して伝達され、当該駆動力は、前輪出力軸171により駆動輪としての前輪40側へ伝達される。
また、出力軸149にはトランスファクラッチ160を介して後輪出力軸31が連結されている。トランスファクラッチ160は、後輪出力軸31への駆動力の伝達の可否を切り替える。後輪出力軸31には、図示しないプロペラシャフトやリヤデファレンシャル機構を介して後輪(駆動輪)30が連結されている。
<2.制御装置>
続いて、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る制御装置70の詳細について説明する。
[2−1.機能構成]
まず、図2を参照して、本実施形態に係る制御装置70の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る制御装置70の機能構成の一例を示す説明図である。図2に示したように、制御装置70は、走行状態判定部72と、CVT制御部74と、を含む。
走行状態判定部72は、各種状態量に基づいて、車両の走行状態を判定し、判定結果をCVT制御部74へ出力する。当該判定結果は、CVT制御部74が行う処理において、用いられる。例えば、走行状態判定部72は、車両に設けられる各センサから制御装置70へ出力される検出結果に基づいて、各種状態量を取得してもよい。走行状態判定部72は、このように取得された各種状態量に基づいて、車両の走行状態を判定し得る。なお、制御装置70の機能構成から走行状態判定部72は、省略されてもよい。その場合、制御装置70と異なる他の制御装置が各種状態量に基づいて、車両の走行状態を判定し、判定結果を制御装置70へ出力されるように構成され得る。それにより、制御装置70は、車両の走行状態を示す情報を取得し得る。
走行状態判定部72は、具体的には、車両の走行状態として、車速が略一定に維持される定常走行が行われている状態であるか否かを判定してもよい。走行状態判定部72は、例えば、車両に設けられる車速を検出するセンサから出力された検出結果に基づいて、車速を示す情報を取得し得る。また、走行状態判定部72は、例えば、車両に設けられるアクセル開度を検出するセンサから出力された検出結果に基づいて、アクセル開度を示す情報を取得し得る。走行状態判定部72は、取得された車速を示す情報及びアクセル開度を示す情報に基づいて、定常走行が行われている状態であるか否かを判定し得る。具体的には、制御装置70の記憶素子には、転がり抵抗や空気抵抗等の走行抵抗と加速力とが釣り合うようなアクセル開度の各車速に対する特性を示すマップが記憶されてもよい。この場合、走行状態判定部72は、当該マップを参照して、現在のアクセル開度が現在の車速について走行抵抗と加速力とが釣り合うようなアクセル開度である場合に、定常走行が行われている状態であると判定してもよい。
また、走行状態判定部72は、車両の走行状態として、発進のための加速が行われている状態であるか否かを判定してもよい。走行状態判定部72は、例えば、取得された車速を示す情報及びアクセル開度を示す情報に基づいて、発進のための加速が行われている状態であるか否かを判定し得る。具体的には、走行状態判定部72は、車速が0となる停車中において、アクセル開度が所定の値より高い値となった場合に、発進のための加速が行われている状態であると判定してもよい。当該所定の値は、アクセル開度が発進に必要な加速力を発生させ得る値であるか否かを判定し得る値に設定される。
また、走行状態判定部72は、車両の走行状態として、走行中において低加速度での加速が行われている状態であるか否かを判定してもよい。走行状態判定部72は、例えば、取得された車速を示す情報及びアクセル開度を示す情報に基づいて、走行中において低加速度での加速が行われている状態であるか否かを判定してもよい。具体的には、走行状態判定部72は、車速が0より大きい値となる走行中において、アクセル開度が低加速度での加速に対応する加速力を発生させ得る値となった場合に、走行中において低加速度での加速が行われている状態であると判定してもよい。後述するように、低加速度での加速時において、例えば、騒音の抑制を重視した走行状態を実現するための制御が行われる。ゆえに、低加速度の上限値は、加速時における騒音の抑制を優先する度合いに応じて適宜設定し得る。
また、走行状態判定部72は、車両の走行状態として、走行中において高加速度での加速が行われている状態であるか否かを判定してもよい。走行状態判定部72は、例えば、取得された車速を示す情報及びアクセル開度を示す情報に基づいて、走行中において高加速度での加速が行われている状態であるか否かを判定してもよい。具体的には、走行状態判定部72は、車速が0より大きい値となる走行中において、アクセル開度が高加速度での加速に対応する加速力を発生させ得る値となった場合に、走行中において高加速度での加速が行われている状態であると判定してもよい。後述するように、高加速度での加速時において、例えば、加速の応答性の向上を重視した走行状態を実現するための制御が行われる。ゆえに、高加速度の下限値は、加速時における加速の応答性の向上を優先する度合いに応じて適宜設定し得る。
CVT制御部74は、CVT50の変速比を制御することにより、入力軸147の回転数及び前輪出力軸171の回転数を制御する。具体的には、CVT制御部74は、バルブユニット172へ動作指示を出力することにより、バルブユニット172を介して、CVT50の変速比を制御する。
CVT制御部74は、走行状態判定部72によって判定された車両の走行状態に基づいて、CVT50の変速比を制御してもよい。具体的には、CVT制御部74は、車両の走行状態に基づいて、CVT50の変速比の指令値を算出し、当該指令値に応じた動作指示をバルブユニット172へ出力することにより、CVT50の変速比が当該指令値となるように制御する。なお、エンジン10の各気筒へ供給される吸気の量を調整可能なスロットルバルブの開度は、制御装置70と異なる他の制御装置によって、制御される。車両の走行状態に基づいて、CVT50の変速比が制御される場合において、当該他の制御装置は、車両の走行状態に基づいて、スロットルバルブの開度を制御してもよい。
CVT制御部74は、具体的には、定常走行時に、入力軸147の回転数を、車速が略一定に維持されていない場合と比較して、低減させてもよい。この場合、エンジン10の出力を一定に維持するために、制御装置70と異なる他の制御装置によって、スロットルバルブの開度が増大され、出力トルクが増大される。ゆえに、定常走行が維持される。このように、定常走行時において、エンジン10の回転数を低減させることによって、エンジン10の各気筒における単位時間あたりのピストンの往復回数を低減させることができる。よって、ピストンの往復運動に伴う摩擦抵抗によるエネルギ損失を低減させることができる。また、定常走行時において、スロットルバルブの開度を増大させることによって、吸気抵抗によるエネルギ損失を低減させることができる。従って、定常走行時において、燃費を向上させることが可能となる。
また、CVT制御部74は、車両の発進時に、質量体60の回転数が所定の値より低くなるようにCVT50の変速比を制御してもよい。具体的には、CVT制御部74は、車両の発進時に、入力軸147の回転数に対する前輪出力軸171の回転数の割合を、遊星歯車機構190のサンギヤ191の歯数と遊星歯車機構190のリングギヤ195の歯数の比に応じて設定される所定の割合に維持してもよい。
また、CVT制御部74は、車両の走行中における低加速度での加速時に、入力軸147の回転数を維持してもよい。この場合、エンジン10の出力を増大させるために、制御装置70と異なる他の制御装置によって、スロットルバルブの開度が増大され、出力トルクが増大される。それにより、加速時において、エンジン10の回転数が増大することによるエンジン回転変動の増大を抑制することができるので、騒音の抑制を重視した走行状態を実現することができる。
また、CVT制御部74は、車両の走行中における高加速度での加速時に、入力軸147の回転数を増大させてもよい。それにより、加速時において、エンジン10の出力の上昇の応答性を向上させることができるので、加速の応答性の向上を重視した走行状態を実現することができる。
[2−2.動作]
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る制御装置70が行う処理の流れについて説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置70が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示したように、まず、制御装置70が、各センサから出力された検出結果に基づいて、各種状態慮を取得する(ステップS502)。次に、走行状態判定部72は、各種状態量に基づいて、車両の走行状態を判定し(ステップS504)、判定結果をCVT制御部74へ出力する。次に、CVT制御部74は、車両の走行状態に基づいて、CVT50の変速比の指令値を算出する(ステップS506)。そして、CVT制御部74は、当該指令値に応じた動作指示をバルブユニット172へ出力し(ステップS508)、図3に示した処理は終了する。
<3.各走行状態における遊星歯車機構の挙動>
続いて、図4〜図9を参照して、各走行状態における遊星歯車機構190の挙動について、詳細に説明する。図4〜図9は、各走行状態における遊星歯車機構190の挙動を説明するための共線図である。各共線図において、遊星歯車機構190サンギヤ191、キャリア193、及びリングギヤ195にそれぞれ対応する入力軸147、前輪出力軸171、及び質量体60の各走行状態における回転数が示されている。以下では、理解を容易にするために、キャリア193の回転数と前輪出力軸171の回転数が同一であるものとして説明する。なお、実際には、キャリア193の回転数と前輪出力軸171の回転数との比率は、キャリア193と前輪出力軸171に設けられるギヤ175とのギヤ比に応じた比率となる。
ここで、遊星歯車機構190についての共線図上において、サンギヤ191、キャリア193、及びリングギヤ195の回転数は、直線上に並ぶ関係にある。ゆえに、本実施形態では、入力軸147、前輪出力軸171、及び質量体60の回転数も同様に、図4〜図9に示す共線図において、直線上に並ぶ関係性を有する。当該共線図において、サンギヤ191、キャリア193、及びリングギヤ195の回転数を示す各縦軸の間隔は、サンギヤ191の歯数とリングギヤの歯数195との比に応じて定められる。
[3−1.定常走行時]
まず、図4及び図5を参照して、定常走行時の遊星歯車機構190の挙動について説明する。定常走行時において、車速は略一定に維持されるので、図4に示したように、車速と相関を有する前輪出力軸171の回転数は維持される。また、定常走行時において、上述したCVT制御部74による制御が行われる場合、図4に示したように、入力軸147の回転数は低下する。この場合、上述したように、スロットルバルブの開度が増大されることにより、出力トルクが増大される。
本実施形態に係る遊星歯車機構190によれば、定常走行時において、図4に示したように、入力軸147の回転数の低下に伴い、質量体60の回転数が上昇する。質量体60に蓄積される回転エネルギは質量体60の回転数の二乗に比例するので、質量体60の回転数が上昇することによって、質量体60に蓄積される回転エネルギが増大される。ここで、図5に示したように、入力軸147の回転数は、エンジン10の回転変動に伴い、実際には、平均回転数を中心とする変動幅に対応する回転変動を伴う。本実施形態では、遊星歯車機構190を介して入力軸147と質量体60とが接続されているので、質量体60に蓄積される回転エネルギが大きいほど、入力軸147の回転変動は抑制される。それにより、エンジン回転変動が抑制される。ゆえに、エンジン10の回転数の低下に応じて出力トルクが増大される定常走行時において、エンジン回転変動によって生じる振動を抑制することができる。
[3−2.発進時]
次に、図6を参照して、発進時の遊星歯車機構190の挙動について説明する。上述したCVT制御部74によれば、発進時において、質量体60の回転数が所定の値より低くなるようにCVT50の変速比が制御される。当該所定の値は、発進時における加速の応答性を効果的に向上させ得る値に、車両の各種設計仕様に応じて適宜設定し得る。このような制御が行われることにより、例えば、図6に示したように、質量体60の回転数を所定の許容幅内の値に維持しながら、入力軸147及び前輪出力軸171の回転数を上昇させることができる。
具体的には、発進時において、CVT制御部74は、上述したように、入力軸147の回転数に対する前輪出力軸171の回転数の割合を、遊星歯車機構190のサンギヤ191の歯数と遊星歯車機構190のリングギヤ195の歯数の比に応じて設定される所定の割合に維持してもよい。ここで、共線図において、サンギヤ191及びキャリア193の回転数を示す各縦軸の間隔と、キャリア193及びリングギヤ195の回転数を示す各縦軸の間隔との比は、リングギヤ195の歯数とサンギヤ191の歯数の比と等しい。CVT制御部74は、例えば、図6に示したように、入力軸147の回転数に対する前輪出力軸171の回転数の割合を、サンギヤ191の歯数とリングギヤ195の歯数との和に対するサンギヤ191の歯数の割合に維持する。それにより、発進時において、質量体60の回転数を許容幅内の値に維持しながら、加速を行うことができる。ゆえに、発進時において、質量体60に蓄積される回転エネルギが比較的低い状態を維持することができる。よって、発進時において、加速の応答性を向上させることができる。
[3−3.走行中における低加速度での加速時]
次に、図7を参照して、走行中における低加速度での加速時の遊星歯車機構190の挙動について説明する。走行中における低加速度での加速時において、上述したCVT制御部74による制御が行われる場合、図7に示したように、入力軸147の回転数は維持される。この場合、上述したように、スロットルバルブの開度が増大されることにより、出力トルクが増大される。それにより、エンジン10の出力が増大されるので、車両が加速することに伴い、図7に示したように、前輪出力軸171の回転数は上昇する。
本実施形態に係る遊星歯車機構190によれば、走行中における低加速度での加速時において、図7に示したように、前輪出力軸171の回転数の上昇に伴い、質量体60の回転数が上昇する。ゆえに、質量体60に蓄積される回転エネルギが増大される。それにより、エンジン回転変動が抑制される。ゆえに、騒音の抑制を重視した走行状態を実現するための制御が行われる低加速度での加速時において、エンジン回転変動によって生じる振動を抑制することができる。
[3−4.走行中における高加速度での加速時]
次に、図8及び図9を参照して、走行中における高加速度での加速時の遊星歯車機構190の挙動について説明する。走行中における高加速度での加速時において、上述したCVT制御部74による制御が行われる場合、図8に示したように、まず、入力軸147の回転数が上昇する。本実施形態に係る遊星歯車機構190によれば、図8に示したように、入力軸147の回転数の上昇に伴い、質量体60の回転数が低下する。その後、車両が加速することに伴い、図9に示したように、前輪出力軸171の回転数が上昇する。
走行中における高加速度での加速時において、加速の開始に先立って、質量体60の回転数を低下させることにより、質量体60に蓄積される回転エネルギを低下させることができる。それにより、質量体60に蓄積される回転エネルギが比較的低い状態において、加速を開始することができる。さらに、加速の開始に先立って、入力軸147の回転数を増大させることにより、加速が継続されている間において、質量体60に蓄積される回転エネルギが急激に上昇することを防止することができる。ゆえに、加速の応答性の向上を重視した走行状態を実現するための制御が行われる高加速度での加速時において、加速の応答性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る変速機100によれば、各走行状態に応じて、質量体60に蓄積される回転エネルギが適切に調整される。具体的には、エンジン回転変動によって生じる振動を抑制することが望まれる走行状態において、質量体60に蓄積される回転エネルギが増大されることにより、振動が抑制される。また、加速の応答性を向上させることが望まれる走行状態において、質量体60に蓄積される回転エネルギが低減されることにより、加速の応答性が向上される。よって、車両の加速性能を確保しつつ、振動を抑制することが可能となる。
<4.むすび>
以上説明したように、本実施形態に係る変速機100は、遊星歯車機構190を備える。また、遊星歯車機構190のサンギヤ191には、エンジン10から出力される駆動力が入力される入力軸147が連結される。また、遊星歯車機構190のキャリア193には、CVT50を介して伝達されたエンジン10からの駆動力を駆動輪側へ伝達する前輪出力軸171が連結される。また、遊星歯車機構190のリングギヤ195には、一体又は別体に質量体60が設けられる。それにより、各走行状態に応じて、質量体60に蓄積される回転エネルギが適切に調整される。よって、車両の加速性能を確保しつつ、振動を抑制することが可能となる。
上記では、本発明に係る第2回転軸として前輪出力軸171を適用した例について説明したが、本発明の技術的範囲は係る例に限定されない。第2回転軸は、変速機構を介して伝達されたエンジン10からの駆動力を駆動輪側へ伝達する軸であればよく、第2回転軸として、例えば、図1に示したセカンダリ軸137、出力軸149、又は後輪出力軸31が適用されてもよい。
また、入力軸147、前輪出力軸171、及び質量体60は、それぞれサンギヤ191、キャリア193、及びリングギヤ195と1以上のギヤを介して連結されてもよい。そのような場合であっても、入力軸147、前輪出力軸171、及び質量体60の回転数は、それぞれサンギヤ191、キャリア193、及びリングギヤ195の回転数と相関を有するので、本発明と同様の効果を奏する。
また、図1に例示した変速機100における各構成の配置は、一例に過ぎない。例えば、前輪出力軸171は、遊星歯車機構190より前方又は後方に位置してもよい。その場合、前輪出力軸171と遊星歯車機構190のキャリア193とは、前後方向に延在する回転軸を介して、連結され得る。また、前輪出力軸171の中心軸と遊星歯車機構190の中心軸とは、互いに直交してもよい。その場合、前輪出力軸171と遊星歯車機構190のキャリア193とは、例えば、かさ歯車を介して、連結され得る。
また、本明細書においてフローチャートを用いて説明した処理は、必ずしもフローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 エンジン
11 クランクシャフト
30 後輪(駆動輪)
31 後輪出力軸
40 前輪(駆動輪)
50 CVT
60 質量体
70 制御装置
72 走行状態判定部
74 制御部
100 変速機
110 トルクコンバータ
111 タービンライナ
112 ポンプインペラ
113 フロントカバー
114 タービン軸
115 ロックアップクラッチ
120 プライマリプーリ
121、131 固定シーブ
123、133 可動シーブ
125、135 押圧機構
127 プライマリ軸
129 チェーン
130 セカンダリプーリ
137 セカンダリ軸
140 前後進切替クラッチ
141 遊星歯車機構
143 前進クラッチ
145 後退ブレーキ
147 入力軸
149 出力軸
160 トランスファクラッチ
170 オイルポンプ
171 前輪出力軸
172 バルブユニット
180 フロントデファレンシャル機構
190 遊星歯車機構
191 サンギヤ
193 キャリア
195 リングギヤ

Claims (8)

  1. 遊星歯車機構と、
    エンジンから出力される駆動力が入力され、前記遊星歯車機構のサンギヤに連結された第1回転軸と、
    変速機構を介して伝達された前記エンジンからの駆動力を駆動輪側へ伝達し、前記遊星歯車機構のキャリアに連結された第2回転軸と、
    を備え、
    前記遊星歯車機構のリングギヤには、一体又は別体に質量体が設けられる、
    車両の変速機。
  2. 前記変速機構の変速比を制御することにより、前記第1回転軸の回転数及び前記第2回転軸の回転数を制御可能な制御装置をさらに備える、請求項1に記載の車両の変速機。
  3. 前記制御装置は、前記車両の発進時に、前記質量体の回転数が所定の値より低くなるように前記変速比を制御する、請求項2に記載の車両の変速機。
  4. 前記制御装置は、前記車両の発進時に、前記第1回転軸の回転数に対する前記第2回転軸の回転数の割合を、前記サンギヤの歯数と前記リングギヤの歯数の比に応じて設定される所定の割合に維持する、請求項3に記載の車両の変速機。
  5. 前記制御装置は、車速が略一定に維持される定常走行時に、前記第1回転軸の回転数を、前記車速が略一定に維持されていない場合と比較して、低減させる、請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両の変速機。
  6. 前記制御装置は、前記車両の走行中における低加速度での加速時に、前記第1回転軸の回転数を維持する、請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両の変速機。
  7. 前記制御装置は、前記車両の走行中における高加速度での加速時に、前記第1回転軸の回転数を増大させる、請求項2〜6のいずれか一項に記載の車両の変速機。
  8. 前記変速機構は、無段変速機構である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両の変速機。
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