JP2013148130A - 車両駆動装置 - Google Patents

車両駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013148130A
JP2013148130A JP2012007266A JP2012007266A JP2013148130A JP 2013148130 A JP2013148130 A JP 2013148130A JP 2012007266 A JP2012007266 A JP 2012007266A JP 2012007266 A JP2012007266 A JP 2012007266A JP 2013148130 A JP2013148130 A JP 2013148130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
clutch
transmission
output shaft
rotational power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012007266A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Morio
俊之 森尾
Yoshiyuki Onimaru
義幸 鬼丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2012007266A priority Critical patent/JP2013148130A/ja
Publication of JP2013148130A publication Critical patent/JP2013148130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

【課題】変速中の加速感喪失を回避しつつ変速ショックを抑えることができる車両駆動装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関2と、内燃機関2からの回転動力の断接を行う第1クラッチ5と、第1クラッチ5からの回転動力が入力される入力軸21の回転を変速して出力軸28に伝達可能であるとともに、切換機構36〜38により複数の変速段に切換可能な変速機6と、出力軸28からの回転動力が入力されるとともに左右の車輪8、9に向けて差動可能に回転動力を出力する差動装置7と、内燃機関2からの回転動力を変速して出力軸28に向けて出力するプラネタリギヤセット4と、を備え、プラネタリギヤセット4は、セット内の所定のギヤ(例えば、4e)の慣性を調節可能な機能を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両を駆動する車両駆動装置に関する。
従来、内燃機関を動力源とする車両駆動装置においては、内燃機関と車輪との間に変速可能な有段歯車変速機と、係合・切断動作する機械的なクラッチ装置とを有するものがある。かかる車両駆動装置では、変速時のクラッチが切断されている間、内燃機関からのトルクが車輪に伝達されていないため、運転者が加速を要求している場合でも車両の加速が0になり、加速感喪失の問題があった。また、変速動作の後期のクラッチ係合動作時に、内燃機関の吹き上がり等による内燃機関の回転数と変速機の入力軸回転数の差に起因して過大な変速ショックが発生するといった問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1に記載の動力伝達装置では、内燃機関の回転動力をプラネタリギヤ及びカウンタギヤを介して変速機の出力軸に伝達可能な構成を有し、当該プラネタリギヤにおけるリングギヤを制動するブレーキで制御することで、変速中にも内燃機関の回転動力により車輪の駆動を行なえるようにしている。また、特許文献2に記載の動力伝達装置では、変速中にモータジェネレータを駆動することで、変速中にも車輪の駆動を行なえるようにしている。さらに、特許文献3に記載の動力伝達装置では、内燃機関の回転動力をカウンタギヤ及びプラネタリギヤを介して変速機の出力軸に伝達可能な構成を有し、該プラネタリギヤにおけるサンギヤをフライホイールと一体に回転するようにして、変速中にも内燃機関の回転動力により車輪の駆動を行なえるようにしている。
国際公開第2011/010928号パンフレット 国際公開第2010/059041号パンフレット
E. Galvagno, M. Velardocchia, A. Vigliani, "A model for a flywheel automatic assisted manual transmission", Mechanism and Machine Theory 44 (2009) 1294-1305
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、特許文献1に記載の動力伝達装置では、プラネタリギヤのリングギヤをブレーキで制動した時にサンギヤとキャリアとの間で構成されるギヤ比によって、内燃機関からプラネタリギヤを介して変速機の出力軸に伝達される動力の遮断が必要になってしまう変速機のギヤ段がある。また、特許文献2に記載の動力伝達装置では、変速中にモータジェネレータにより変速中にも車輪の駆動を行なえるが、実際には内燃機関の回転動力は変速中に車輪に伝達されないので、変速中の内燃機関の慣性が持っているエネルギが無駄になる。さらに、特許文献3に記載の動力伝達装置では、変速時にサンギヤとフライホイールとが一体に回転するため、変速機の出力軸側での意図しないトルク変動が発生し、変速ショックが発生する可能性がある。
本発明の主な課題は、変速中の加速感喪失を回避しつつ変速ショックを抑えることができる車両駆動装置を提供することである。
本発明の一視点においては、車両駆動装置において、内燃機関と、前記内燃機関からの回転動力の断接を行う第1クラッチと、前記第1クラッチからの回転動力が入力される入力軸の回転を変速して出力軸に伝達可能であるとともに、切換機構により複数の変速段に切換可能な変速機と、前記出力軸からの回転動力が入力されるとともに左右の車輪に向けて差動可能に回転動力を出力する差動装置と、前記内燃機関からの回転動力を変速して前記出力軸に向けて出力するプラネタリギヤセットと、を備え、前記プラネタリギヤセットは、セット内の所定のギヤの慣性を調節可能な機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、変速中でも内燃機関の回転動力がプラネタリギヤセットを介して変速機の出力軸に伝達できるため、変速中の加速感喪失を回避することができる。また、変速時にセット内の所定のギヤの慣性を調整することで、出力トルクの変動を減らし、かつ、シフトアップ時には内燃機関の回転数を早く引き下げて(シフトダウン時には内燃機関の回転数を速く引き上げて)、早く変速を完了することができるので、変速ショックを抑えることができ、燃料消費を改善することができる。
本発明の実施例1に係る車両駆動装置の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施例1に係る車両駆動装置における駆動装置の構成を模式的に示したスケルトン図である。 本発明の実施例1に係る車両駆動装置の各走行パターンを模式的に示した表である。 本発明の実施例1に係る車両駆動装置の1速から2速へシフトアップ変速するときの制御動作を模式的に示したタイムチャート図である。 本発明の実施例1に係る車両駆動装置の2速から1速へシフトダウン変速するときの制御動作を模式的に示したタイムチャート図である。
[実施形態の概要]
本発明の実施形態に係る車両駆動装置では、内燃機関(図2の2)と、前記内燃機関からの回転動力の断接を行う第1クラッチ(図2の5)と、前記第1クラッチからの回転動力が入力される入力軸(図2の21)の回転を変速して出力軸(図2の28)に伝達可能であるとともに、切換機構(図2の36〜38)により複数の変速段に切換可能な変速機(図2の6)と、前記出力軸からの回転動力が入力されるとともに左右の車輪(図2の8、9)に向けて差動可能に回転動力を出力する差動装置(図2の7)と、前記内燃機関からの回転動力を変速して前記出力軸に向けて出力するプラネタリギヤセット(図2の4)と、を備え、前記プラネタリギヤセットは、セット内の所定のギヤ(例えば、図2のサンギヤ4e)の慣性を調節可能な機能を有する。
本発明の前記車両駆動装置において、前記プラネタリギヤセットは、前記内燃機関からの回転動力が入力されるリングギヤと、前記リングギヤの内側で公転可能に前記リングギヤと噛み合うピニオンギヤと、前記ピニオンギヤを回転可能に支持するとともに、前記リングギヤに対して前記ピニオンギヤが公転した時の回転動力を前記出力軸に向けて出力するキャリアと、外側で前記ピニオンと噛み合うサンギヤと、回転可能に配されたフライホイールと、前記サンギヤと前記フライホイールとの断接を行う第2クラッチと、を備えることが好ましい。
本発明の前記車両駆動装置において、前記プラネタリギヤセットは、前記変速機のどの変速段で回転しているときにも前記サンギヤの回転速度がゼロ以上になり、かつ、最低の変速段で回転しているときに前記サンギヤ回転速度がゼロになるように、前記リングギヤ、前記ピニオンギヤ、及び前記サンギヤの各歯数が設定されていることが好ましい。
本発明の前記車両駆動装置において、前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び、前記変速機を制御する電子制御装置を備えることが好ましい。
本発明の前記車両駆動装置において、前記電子制御装置は、前記変速機の変速段を切り換える際、前記第1クラッチを接から断にし、かつ、前記変速機の変速段を切り換え、その後、前記第2クラッチを断から接にし、かつ、前記第1クラッチを断から接にし、その後、前記第1クラッチが接になることにより前記第2クラッチを接から断にするように制御することが好ましい。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。以下、実施例について図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施例1に係る車両駆動装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の構成を模式的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施例1に係る車両駆動装置における駆動装置の構成を模式的に示したスケルトン図である。
図1を参照すると、車両駆動装置1は、動力源として、燃料の燃焼エネルギーにより回転動力を出力するエンジン2を備える車両を駆動する装置である。車両駆動装置1は、エンジン2と車輪8、9との間の動力伝達経路上に第1フライホイール3、プラネタリギヤセット4、エンジン用クラッチ5、変速機6、及び差動装置7を有する。車両駆動装置1は、エンジン2、プラネタリギヤセット4、エンジン用クラッチ5、及び変速機6の制御系として、エンジン制御装置10と、変速機制御装置11と、センサ12と、を有する。
エンジン2は、例えば、燃料(例えば、ガソリン、軽油などの炭化水素系)の燃焼により、クランクシャフト2aから回転動力を出力する内燃機関である(図1、図2参照)。クランクシャフト2aには、第1フライホイール3が固定されており、第1フライホイール3と一体に回転する。クランクシャフト2aの回転動力は、プラネタリギヤセット4のリングギヤ4a、及び、エンジン用クラッチ5の入力側部材に伝達される。エンジン2は、各種センサ(エンジン回転センサ等)、アクチュエータ(インジェクタ、スロットルバルブを駆動するアクチュエータ等)を有し、エンジン制御装置10に通信可能に接続されており、エンジン制御装置10によって制御される。
第1フライホイール3は、エンジン2のクランクシャフト2aと一体に回転する慣性体である(図1、図2参照)。第1フライホイール3は、エンジン2とプラネタリギヤセット4との間に配され、クランクシャフト2aに固定されている。
プラネタリギヤセット4は、変速中のエンジン用クラッチ5が断のときにもエンジン2からの駆動力を変速機6の出力軸28に伝達可能にするための歯車機構である(図1、図2参照)。プラネタリギヤセット4は、セット内の所定のギヤ(図2ではサンギヤ4e)の慣性を調節可能な機能を有する。プラネタリギヤセット4は、リングギヤ4aと、ピニオンギヤ4bと、キャリア4cと、ドライブギヤ4dと、サンギヤ4eと、第2フライホイール4fと、フライホイール用クラッチ4gと、を有する。リングギヤ4aは、エンジン2のクランクシャフト2aと一体に回転するリング状の内歯の歯車である。ピニオンギヤ4bは、リングギヤ4aの内側にて公転可能に噛み合う外歯の歯車であり、キャリア4cに回転可能に保持されている。キャリア4cは、複数のピニオンギヤ4bを回転可能に保持する部材であり、リングギヤ4aの内側でピニオンギヤ4bが公転した時の回転動力を出力するドライブギヤ4dと一体に回転する。ドライブギヤ4dは、外歯のリング状の歯車であり、変速機6の出力軸28と一体に回転するドリブンギヤ35と噛み合っている。サンギヤ4eは、プラネタリギヤセット4の中心に配された外歯の歯車であり、外側にてピニオンギヤ4bが公転するようにピニオンギヤ4bと噛み合っている。サンギヤ4eは、フライホイール用クラッチ4gを介して慣性体となる第2フライホイール4fと接続可能な構成となっている。
フライホイール用クラッチ4gは、サンギヤ4e及び第2フライホイール4fとの間の動力伝達経路上に配設されるとともに、サンギヤ4eから第2フライホイール4fへの回転動力を断接可能な装置である(図2参照)。フライホイール用クラッチ4gの係合/非係合動作は、変速機制御装置11によって駆動制御されるアクチュエータ(図示せず)によって行われる。
エンジン用クラッチ5は、エンジン2及び変速機6との間の動力伝達経路上に配設されるとともに、エンジン2から変速機6への回転動力を断接可能にする装置である(図1、図2参照)。エンジン用クラッチ5は、クランクシャフト2aと入力軸21との間の動力伝達経路上において、クラッチ部5a及びダンパ部5bを有する。クラッチ部5aは、クランクシャフト2aと一体に回転する入力側部材と、ダンパ部5bの入力側に接続される中間部材と、が係合することで、入力側部材から中間部材へ回転動力を伝達する部分である。エンジン用クラッチ5の係合/非係合動作は、変速機制御装置11によって駆動制御されるアクチュエータ(図示せず)によって行われる。ダンパ部5bは、クラッチ部5aの出力側に接続される中間部材と、変速機6の入力軸21と一体に回転する出力側部材と、の間に生じた変動トルクを弾性力によって吸収する部分である。
変速機6は、エンジン2からの回転動力を変速して差動装置7に向けて出力する歯車機構である(図1、図2参照)。変速機6は、入力軸21、及び、入力軸21に略平行に配置された出力軸28を有し、かつ、前進5速段に切換可能な平行2軸5速変速機構を有する。変速機6は、入力軸21と、第1ドライブギヤ22と、第2ドライブギヤ23と、第3ドライブギヤ24と、第4ドライブギヤ25と、第5ドライブギヤ26と、リバースドライブギヤ27と、出力軸28と、第1ドリブンギヤ29と、第2ドリブンギヤ30と、第3ドリブンギヤ31と、第4ドリブンギヤ32と、第5ドリブンギヤ33と、出力ドライブギヤ34と、ドリブンギヤ35と、第1切換機構36と、第2切換機構37と、第3切換機構38と、リバースドリブンギヤ39と、リバースアイドラギヤ40と、を有する。
入力軸21は、エンジン2からの回転動力が入力される軸であり、エンジン用クラッチ5の出力側部材と一体に回転する(図1、図2参照)。入力軸21の外周には、エンジン用クラッチ5側から順に、第1ドライブギヤ22、リバースドライブギヤ27、第2ドライブギヤ23、第3ドライブギヤ24、第2切換機構37、第4ドライブギヤ25、第5ドライブギヤ26、第3切換機構38が配されている。入力軸21は、変速機6のハウジング(図示せず)に回転可能に支持されている。入力軸21は、第1ドライブギヤ22、リバースドライブギヤ27、及び、第2ドライブギヤ23と一体に回転する。入力軸21は、第3ドライブギヤ24、第4ドライブギヤ25、及び、第5ドライブギヤ26を空転可能に支持する。入力軸21は、第2切換機構37によって、第3ドライブギヤ24又は第4ドライブギヤ25と選択的に連結可能である。入力軸21は、第3切換機構38によって、第5ドライブギヤ26と選択的に連結可能である。
第1ドライブギヤ22は、第1ドリブンギヤ29を駆動する1速用のギヤである(図2参照)。第1ドライブギヤ22は、入力軸21と一体に回転する。第1ドライブギヤ22は、第1ドリブンギヤ29と噛合っている。第1ドライブギヤ22の径は、第2〜第5ドライブギヤ23〜26の径よりも小さい。
第2ドライブギヤ23は、第2ドリブンギヤ30を駆動する2速用のギヤである(図2参照)。第2ドライブギヤ23は、入力軸21と一体に回転する。第2ドライブギヤ23は、第2ドリブンギヤ30と噛合っている。第2ドライブギヤ23の径は、第1ドライブギヤ22の径よりも大きく、かつ、第3〜第5ドライブギヤ24〜26の径よりも小さい。
第3ドライブギヤ24は、第3ドリブンギヤ31を駆動する3速用のギヤである(図2参照)。第3ドライブギヤ24は、入力軸21に空転可能に支持されている。第3ドライブギヤ24は、第2切換機構37において、入力軸21と連結可能に構成されている。第3ドライブギヤ24は、第3ドリブンギヤ31と噛合っている。第3ドライブギヤ24の径は、第1、第2ドライブギヤ22、23の径よりも大きく、かつ、第4、第5ドライブギヤ25、26の径よりも小さい。
第4ドライブギヤ25は、第4ドリブンギヤ32を駆動する4速用のギヤである(図2参照)。第4ドライブギヤ25は、入力軸21に空転可能に支持されている。第4ドライブギヤ25は、第2切換機構37において、入力軸21と連結可能に構成されている。第4ドライブギヤ25は、第4ドリブンギヤ32と噛合っている。第4ドライブギヤ25の径は、第1〜第3ドライブギヤ22〜24の径よりも大きく、かつ、第5ドライブギヤ26の径よりも小さい。
第5ドライブギヤ26は、第5ドリブンギヤ33を駆動する5速用のギヤである(図2参照)。第5ドライブギヤ26は、入力軸21に空転可能に支持されている。第5ドライブギヤ26は、第3切換機構38において、入力軸21と連結可能に構成されている。第5ドライブギヤ26は、第5ドリブンギヤ33と噛合っている。第5ドライブギヤ26の径は、第1〜第4ドライブギヤ22〜25の径よりも大きい。
リバースドライブギヤ27は、リバースアイドラギヤ40と噛み合ったときに、リバースアイドラギヤ40を介してリバースドリブンギヤ39を駆動するリバース用のギヤである(図2参照)。リバースドライブギヤ27は、入力軸21と一体に回転する。リバースドライブギヤ27は、リバースアイドラギヤ40と断接可能に噛合っている。
出力軸28は、変速機6に入力され変速された回転動力を差動装置7に向けて出力する軸である(図1、図2参照)。出力軸28の外周には、エンジン側(図2の左側)から順に、ドリブンギヤ35、出力ドライブギヤ34、第1ドリブンギヤ29、第1切換機構36(リバースドリブンギヤ39を含む)、第2ドリブンギヤ30、第3ドリブンギヤ31、第4ドリブンギヤ32、第5ドリブンギヤ33が配されている。出力軸28は、変速機6のハウジング(図示せず)に回転可能に支持されている。出力軸28は、第1ドリブンギヤ29及び第2ドリブンギヤ30を空転可能に支持する。出力軸28は、第3ドリブンギヤ31、第4ドリブンギヤ32、第5ドリブンギヤ33、出力ドライブギヤ34、及び、ドリブンギヤ35と一体に回転する。出力軸28は、第1切換機構36によって、第1ドリブンギヤ29又は第2ドリブンギヤ30と選択的に連結可能である。出力軸28は、第1切換機構36においてスプライン係合するスリーブに取り付けられたリバースドリブンギヤ39と一体に回転する。
第1ドリブンギヤ29は、第1ドライブギヤ22によって駆動される1速用のギヤである(図2参照)。第1ドリブンギヤ29は、出力軸28に対して同軸で空転可能に支持されている。第1ドリブンギヤ29は、第1切換機構36によって、出力軸28と連結可能に構成されている。第1ドリブンギヤ29は、第1ドライブギヤ22と噛合っている。第1ドリブンギヤ29の径は、第2〜第5ドリブンギヤ30〜33の径よりも大きく構成されている。
第2ドリブンギヤ30は、第2ドライブギヤ23によって駆動される2速用のギヤである(図2参照)。第2ドリブンギヤ30は、出力軸28に対して同軸で空転可能に支持されている。第2ドリブンギヤ30は、第1切換機構36によって、出力軸28と連結可能に構成されている。第2ドリブンギヤ30は、第2ドライブギヤ23と噛合っている。第2ドリブンギヤ30の径は、第1ドリブンギヤ29の径よりも小さく、かつ、第3〜第5ドリブンギヤ31〜33の径よりも大きく構成されている。
第3ドリブンギヤ31は、第3ドライブギヤ24によって駆動される3速用のギヤである(図2参照)。第3ドリブンギヤ31は、出力軸28と一体に回転する。第3ドリブンギヤ31は、第3ドライブギヤ24と噛合っている。第3ドリブンギヤ31の径は、第1、第2ドリブンギヤ29、30の径よりも小さく、かつ、第4、第5ドリブンギヤ32、33の径よりも大きく構成されている。
第4ドリブンギヤ32は、第4ドライブギヤ25によって駆動される4速用のギヤである(図2参照)。第4ドリブンギヤ32は、出力軸28と一体に回転する。第4ドリブンギヤ32は、第4ドライブギヤ25と噛合っている。第4ドリブンギヤ32の径は、第1〜第3ドリブンギヤ29〜31の径よりも小さく、かつ、第5ドリブンギヤ33の径よりも大きく構成されている。
第5ドリブンギヤ33は、第5ドライブギヤ26によって駆動される5速用のギヤである(図2参照)。第5ドリブンギヤ33は、出力軸28と一体に回転する。第5ドリブンギヤ33は、第5ドライブギヤ26と噛合っている。第5ドリブンギヤ33の径は、第1〜第4ドリブンギヤ29〜32の径よりも小さく構成されている。
出力ドライブギヤ34は、出力軸28の回転動力を差動装置7のリングギヤ7cに向けて出力するギヤである。出力ドライブギヤ34は、出力軸28と一体に回転する。出力ドライブギヤ34は、リングギヤ7cと噛合っている。
ドリブンギヤ35は、ドライブギヤ4dによって駆動されるギヤである(図2参照)。ドリブンギヤ35は、出力軸28と一体に回転する。ドリブンギヤ35は、ドライブギヤ4dと噛合っている。
第1切換機構36は、出力軸28に対して第1ドリブンギヤ29又は第2ドリブンギヤ30を選択して連結及びその解除を切り換える機構である(図2参照)。第1切換機構36は、第1ドリブンギヤ29と第2ドリブンギヤ30との間に配されている。第1切換機構36は、出力軸28とスプライン係合するスリーブを「L」側に移動して第1ドリブンギヤ29とスプライン係合することで出力軸28と第1ドリブンギヤ29とを連結して出力軸28と第1ドリブンギヤ29とを一体回転するようにする。第1切換機構36は、出力軸28とスプライン係合するスリーブを「R」側に移動して第2ドリブンギヤ30とスプライン係合することで出力軸28と第2ドリブンギヤ30とを連結して出力軸28と第2ドリブンギヤ30とを一体回転するようにする。第1切換機構36のスリーブには、リバースドリブンギヤ39が固定されており、リバースドリブンギヤ39と一体に回転する。第1切換機構36の切換動作は、アクチュエータ(図示せず)によって行われる。アクチュエータ(図示せず)は、変速機制御装置11によって駆動制御される。
第2切換機構37は、入力軸21に対して第3ドライブギヤ24又は第4ドライブギヤ25を選択して連結及びその解除を切り換える機構である(図2参照)。第2切換機構37は、第3ドライブギヤ24と第4ドライブギヤ25との間に配されている。第2切換機構37は、入力軸21とスプライン係合するスリーブを「L」側に移動して第3ドライブギヤ24とスプライン係合することで入力軸21と第3ドライブギヤ24とを連結して入力軸21と第3ドライブギヤ24とを一体回転するようにする。第2切換機構37は、入力軸21とスプライン係合するスリーブを「R」側に移動して第4ドライブギヤ25とスプライン係合することで入力軸21と第4ドライブギヤ25とを連結して入力軸21と第4ドライブギヤ25とを一体回転するようにする。第2切換機構37の切換動作は、変速アクチュエータ(図示せず)によって行われる。変速アクチュエータ(図示せず)は、変速機制御装置11によって駆動制御される。
第3切換機構38は、入力軸21と第5ドライブギヤ26との連結及びその解除を切り換える機構である(図2参照)。第3切換機構38は、入力軸21とスプライン係合するスリーブが第5ドライブギヤ26とスプライン係合することで第5ドライブギヤ26と入力軸21とを連結して第5ドライブギヤ26と入力軸21とを一体回転するようにし、当該スリーブを第5ドライブギヤ26とのスプライン係合を解除することで第5ドライブギヤ26と入力軸21との連結を解除して第5ドライブギヤ26と入力軸21とを相対回転可能にする。第3切換機構38の切換動作は、変速アクチュエータ(図示せず)によって行われる。変速アクチュエータ(図示せず)は、変速機制御装置11によって駆動制御される。
リバースドリブンギヤ39は、リバースアイドラギヤ40と噛合ったときに、リバースドライブギヤ27によってリバースアイドラギヤ40を介して駆動されるリバース用のギヤである(図2参照)。リバースドリブンギヤ39は、後退するときにリバースアイドラギヤ40と噛み合い、後退以外のときにリバースアイドラギヤ40と噛み合わない。リバースドリブンギヤ39は、第1切換機構36において出力軸28とスプライン係合するスリーブに取り付けられており、当該スリーブ及び出力軸28と一体に回転する。
リバースアイドラギヤ40は、リバースドライブギヤ27及びリバースドリブンギヤ39と噛合ったときに、リバースドライブギヤ27の回転駆動を受けてリバースドリブンギヤ39を駆動するギヤである(図2参照)。リバースアイドラギヤ40は、変速機6のハウジング(図示せず)に対して軸方向に移動可能であり、後退するときにリバースドライブギヤ27及びリバースドリブンギヤ39の両方と噛み合い、後退以外のときにリバースドライブギヤ27及びリバースドリブンギヤ39の両方と噛み合わず空転可能となる。リバースアイドラギヤ40は、変速機6のハウジング(図示せず)に回転可能かつ軸方向移動可能に支持されている。リバースアイドラギヤ40の軸方向の移動は、変速アクチュエータ(図示せず)によって行われる。変速アクチュエータ(図示せず)は、変速機制御装置11によって駆動制御される。
差動装置7は、変速機6の出力軸28から入力された回転動力を差動可能に車輪8、9に伝達する装置である(図1、図2参照)。差動装置7は、出力ドライブギヤ34と噛合うリングギヤ7cを有する。差動装置7は、リングギヤ7cから入力された回転動力を、差をつけて車軸7a、7bに振り分けることが可能である。車軸7aは、車輪8と一体に回転する。車軸7bは、車輪9と一体に回転する。
エンジン制御装置10は、エンジン2の動作を制御するコンピュータ(電子制御装置)である(図1参照)。エンジン制御装置10は、エンジン2に内蔵された各種アクチュエータ(図示せず;例えば、スロットルバルブ、インジェクタ等を駆動するアクチュエータ)、各種センサ(図示せず;例えば、エンジン回転センサ等)、及び、変速機制御装置11と電気的に接続されている。エンジン制御装置10は、変速機制御装置11との間でデータのやり取りが可能である。エンジン制御装置10は、所定のプログラム(データベース、マップ等を含む)に基づいて制御処理を行う。
変速機制御装置11は、プラネタリギヤセット4におけるフライホイール用クラッチ4g、エンジン用クラッチ5、及び変速機6の動作を制御するコンピュータ(電子制御装置)である(図1参照)。変速機制御装置11は、各種アクチュエータ(図2の切換機構36〜38を含む)、及び、各種センサ(図示せず;例えば、回転センサ等)と電気的に接続されている。変速機制御装置11は、エンジン制御装置10との間でデータのやり取りが可能である。変速機制御装置11は、所定のプログラム(データベース、変速マップ等を含む)に基づいて制御処理を行う。
以上のような車両駆動装置において、プラネタリギヤセット4では、変速機6の1速から5速で回転しているときにサンギヤ4eの回転速度がゼロ以上となり、かつ、1速で回転しているときにサンギヤ4eの回転速度がゼロになるように、サンギヤ4e、ピニオンギヤ4b、及び、リングギヤ4aの歯数が設定される。このとき、ドリブンギヤ35の回転速度をZ、キャリア4cの回転速度をZ、第1ドリブンギヤ29の回転速度をZ(1)、第1ドライブギヤ22の回転速度をZ(1)、リングギヤ4aの回転速度をZ、サンギヤ4eの回転速度をZとすると、[数式1]のような関係が成り立つ。
[数式1]
Figure 2013148130
このとき、出力トルクTは、出力ドライブギヤ34の回転速度をZd1、リングギヤ7cの回転速度をZd2、フライホイール用クラッチ4gのトルクをTcfw、エンジン用クラッチ5のトルクをTとすると、[数式2]のようになる。
[数式2]
Figure 2013148130
[数式2]より、フライホイール用クラッチ4gの作動時に出力トルクに影響を及ぼさない条件(T=0)では、[数式3]のようになる。
[数式3]
Figure 2013148130
エンジン回転数Iωは、第1フライホイール3のトルクをTef、入力軸21の回転速度をZ、出力軸28の回転速度をZとすると、[数式4]のようになる。
[数式4]
Figure 2013148130
以上の関係から、変速時のフライホイール用クラッチ4gの作動時にサンギヤ4eと第2フライホイール4fとの間のフライホイール用クラッチ4gのトルクを調整することで、出力トルクの変動を減らし、かつ、エンジン回転数を早く引き下げて、早く変速を完了できるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の各走行パターンについて図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の各走行パターンを模式的に示した表である。
パターン(1)のニュートラルでは、エンジン用クラッチ5がOFF(非係合)、第1切換機構36がOFF(ニュートラル)、第2切換機構37がOFF(ニュートラル)、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がOFF(リバースアイドラギヤ40がリバースドライブギヤ27及びリバースドリブンギヤ39と非噛合)である。
パターン(2)の前進1速では、エンジン用クラッチ5がON(係合)、第1切換機構36がL側でON(出力軸28と第1ドリブンギヤ29とが連結)、第2切換機構37がOFF、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がOFFである。
パターン(3)の前進2速では、エンジン用クラッチ5がON、第1切換機構36がR側でON(出力軸28と第2ドリブンギヤ30とが連結)、第2切換機構37がOFF、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がOFFである。
パターン(4)の前進3速では、エンジン用クラッチ5がON、第1切換機構36がOFF、第2切換機構37がL側でON(入力軸21と第3ドライブギヤ24とが連結)、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がOFFである。
パターン(5)の前進4速では、エンジン用クラッチ5がON、第1切換機構36がOFF、第2切換機構37がR側でON(入力軸21と第4ドライブギヤ25とが連結)、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がOFFである。
パターン(6)の前進5速では、エンジン用クラッチ5がON、第1切換機構36がOFF、第2切換機構37がOFF、第3切換機構38がON(入力軸21と第5ドライブギヤ26とが連結)、リバースアイドラギヤ40がOFFである。
パターン(7)のリバースでは、エンジン用クラッチ5がON、第1切換機構36がOFF、第2切換機構37がOFF、第3切換機構38がOFF、リバースアイドラギヤ40がON(リバースアイドラギヤ40がリバースドライブギヤ27及びリバースドリブンギヤ39と噛合い)である。
次に、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の動作について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の1速から2速へシフトアップ変速するときの制御動作を模式的に示したタイムチャート図である。図5は、本発明の実施例1に係る車両駆動装置の2速から1速へシフトダウン変速するときの制御動作を模式的に示したタイムチャート図である。
1速から2速へシフトアップ変速する場合について説明する。図4を参照すると、変速機制御装置11は、1速から2速へシフトアップ変速の指示があると、エンジン用クラッチ5を接から断になるように制御し、かつ、変速機6の変速段を1速から2速になるように制御する(ステップA1;図4のT1−T2間参照)。その後、変速機制御装置11は、エンジン用クラッチ5を断から接に制御し、かつ、フライホイール用クラッチ4gを断から接に制御する(ステップA2;図4のT2−T3間参照)。ステップA2では、車輪8、9にはエンジン2から増速させようとする方向にトルクがかかるが、それと同時に第2フライホイール4fから減速される方向にトルクがかかるため、両方のトルクを制御して出力トルクをコントロールする。このとき、エンジン回転数は引き下げられ、第2フライホイール回転数は引き上げられる。その後、変速機制御装置11は、エンジン用クラッチ5が接になると、フライホイール用クラッチ4gを接から断に制御して終了する(ステップA3;図4のT3以降参照)。
2速から1速へシフトダウン変速する場合について説明する。図5を参照すると、変速機制御装置11は、2速から1速へシフトダウン変速の指示があると、エンジン用クラッチ5を接から断になるように制御し、かつ、変速機6の変速段を2速から1速になるように制御する(ステップB1;図5のT1−T2間参照)。その後、変速機制御装置11は、エンジン用クラッチ5を断から接に制御し、かつ、フライホイール用クラッチ4gを断から接に制御する(ステップB2;図5のT2−T3間参照)。ステップB2では、車輪8、9にはエンジン2から増速させようとする方向にトルクがかかるが、それと同時に第2フライホイール4fから減速される方向にトルクがかかるため、両方のトルクを制御して出力トルクをコントロールできる。このとき、エンジン回転数は引き上げられ、フライホイール回転数は引き下げられる。その後、変速機制御装置11は、エンジン用クラッチ5が接になると、フライホイール用クラッチ4gを接から断に制御して終了する(ステップB3;図5のT3以降参照)。
実施例1によれば、変速中でもエンジン2の回転動力がプラネタリギヤセット4を介して変速機6の出力軸28に伝達できるため、変速中の加速感喪失を回避することができる。また、変速時のフライホイール用クラッチ4gの作動時にサンギヤ4eと第2フライホイール4fとの間のクラッチトルクを調整することで、出力トルクの変動を減らし、かつ、シフトアップ時にはエンジン回転数を早く引き下げて(シフトダウン時にはエンジン回転数を速く引き上げて)、早く変速を完了することができるので、変速ショックを抑えることができ、燃料消費を改善することができる。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 車両駆動装置
2 エンジン(内燃機関)
2a クランクシャフト
3 第1フライホイール
4 プラネタリギヤセット
4a リングギヤ
4b ピニオンギヤ
4c キャリア
4d ドライブギヤ
4e サンギヤ
4f 第2フライホイール(フライホイール)
4g フライホイール用クラッチ(第2クラッチ)
5 エンジン用クラッチ(第1クラッチ)
5a クラッチ部
5b ダンパ部
6 変速機
7 差動装置
7a、7b 車軸
7c リングギヤ
8、9 車輪
10 エンジン制御装置
11 変速機制御装置
12 センサ
21 入力軸
22 第1ドライブギヤ
23 第2ドライブギヤ
24 第3ドライブギヤ
25 第4ドライブギヤ
26 第5ドライブギヤ
27 リバースドライブギヤ
28 出力軸
29 第1ドリブンギヤ
30 第2ドリブンギヤ
31 第3ドリブンギヤ
32 第4ドリブンギヤ
33 第5ドリブンギヤ
34 出力ドライブギヤ
35 ドリブンギヤ
36 第1切換機構(切換機構)
37 第2切換機構(切換機構)
38 第3切換機構(切換機構)
39 リバースドリブンギヤ
40 リバースアイドラギヤ

Claims (5)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関からの回転動力の断接を行う第1クラッチと、
    前記第1クラッチからの回転動力が入力される入力軸の回転を変速して出力軸に伝達可能であるとともに、切換機構により複数の変速段に切換可能な変速機と、
    前記出力軸からの回転動力が入力されるとともに左右の車輪に向けて差動可能に回転動力を出力する差動装置と、
    前記内燃機関からの回転動力を変速して前記出力軸に向けて出力するプラネタリギヤセットと、
    を備え、
    前記プラネタリギヤセットは、セット内の所定のギヤの慣性を調節可能な機能を有することを特徴とする車両駆動装置。
  2. 前記プラネタリギヤセットは、
    前記内燃機関からの回転動力が入力されるリングギヤと、
    前記リングギヤの内側で公転可能に前記リングギヤと噛み合うピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤを回転可能に支持するとともに、前記リングギヤに対して前記ピニオンギヤが公転した時の回転動力を前記出力軸に向けて出力するキャリアと、
    外側で前記ピニオンと噛み合うサンギヤと、
    回転可能に配されたフライホイールと、
    前記サンギヤと前記フライホイールとの断接を行う第2クラッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の車両駆動装置。
  3. 前記プラネタリギヤセットは、前記変速機のどの変速段で回転しているときにも前記サンギヤの回転速度がゼロ以上になり、かつ、最低の変速段で回転しているときに前記サンギヤ回転速度がゼロになるように、前記リングギヤ、前記ピニオンギヤ、及び前記サンギヤの各歯数が設定されていることを特徴とする請求項2記載の車両駆動装置。
  4. 前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、及び、前記変速機を制御する電子制御装置を備えることを特徴とする請求項2又は3記載の車両駆動装置。
  5. 前記電子制御装置は、前記変速機の変速段を切り換える際、
    前記第1クラッチを接から断にし、かつ、前記変速機の変速段を切り換え、その後、前記第2クラッチを断から接にし、かつ、前記第1クラッチを断から接にし、その後、前記第1クラッチが接になることにより前記第2クラッチを接から断にするように制御することを特徴とする請求項4記載の車両駆動装置。
JP2012007266A 2012-01-17 2012-01-17 車両駆動装置 Pending JP2013148130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012007266A JP2013148130A (ja) 2012-01-17 2012-01-17 車両駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012007266A JP2013148130A (ja) 2012-01-17 2012-01-17 車両駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013148130A true JP2013148130A (ja) 2013-08-01

Family

ID=49045821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012007266A Pending JP2013148130A (ja) 2012-01-17 2012-01-17 車両駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013148130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160072697A (ko) * 2014-12-15 2016-06-23 현대자동차주식회사 차량의 변속장치
JP2017203510A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社Subaru 車両の変速機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525178A (ja) * 2003-05-08 2006-11-09 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 特にモーター車両用の伝動システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525178A (ja) * 2003-05-08 2006-11-09 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 特にモーター車両用の伝動システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN7015002592; E. Galvagno, M. Velardocchia, A. Vigliani: 'A model for a flywheel automatic assisted manual transmission' Mechanism and Machine Theory 44 (2009) 1294-1305 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160072697A (ko) * 2014-12-15 2016-06-23 현대자동차주식회사 차량의 변속장치
KR101703576B1 (ko) 2014-12-15 2017-02-07 현대자동차 주식회사 차량의 변속장치
US9573456B2 (en) 2014-12-15 2017-02-21 Hyundai Motor Company Power transmission apparatus for vehicle
JP2017203510A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社Subaru 車両の変速機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5312481B2 (ja) ハイブリット車両の動力伝達装置
JP4942212B2 (ja) ハイブリッド動力装置
US9366321B2 (en) Planetary gear transmission and electric vehicle
EP2530356B1 (en) Vehicle drive system
JP5178845B2 (ja) ハイブリット車両の動力伝達装置
CN104364109A (zh) 双速传动装置和电动车辆
JP5860140B2 (ja) 自動変速機装置
JP5659553B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
KR101063506B1 (ko) 자동차의 더블 클러치 변속기
JP2015140127A (ja) ハイブリッド車両用変速機
CN105782358B (zh) 用于车辆的动力传动装置
US10598259B2 (en) Transmission for a motor vehicle
JP2011509379A (ja) 遊星ギアセット及びこれを用いた動力伝達装置
JP5569651B2 (ja) 4輪駆動車用のトランスファ
CN106838188B (zh) 一种双离合器自动变速器传动装置
WO2018000961A1 (zh) 动力驱动系统和车辆
JP5276272B2 (ja) 産業車両用変速機
JP5772223B2 (ja) 車両駆動装置
JP5824875B2 (ja) 車両駆動装置
CN104514850A (zh) 多级变速器
JP2013148130A (ja) 車両駆動装置
KR101408465B1 (ko) 전기 차량용 이단 변속기
JP6665567B2 (ja) 多段変速機
WO2018079844A1 (ja) 車両用駆動伝達装置
JP7042841B2 (ja) 自動車用変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160301