JP6659086B2 - 像ブレ補正装置、光学機器、撮像装置および制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態の構成例を示す図である。
図1に示す撮像装置100は、本実施形態の像ブレ補正装置を備える光学機器の一例である。この例では、撮像装置100は、ビデオカメラである。なお、本発明は、ビデオカメラの他にもカメラ付きの携帯電話、ゲーム機、パーソナルコンピュータなど、撮像装置が組み込まれた、もしくは内蔵された光学機器にも適用できる。
像ブレ補正量演算部114が備えるハイパスフィルタ(HPF)125は、角速度センサ112が検出した角速度データのDC成分または低周波数成分を除去する。HPF125が出力した角速度データは、積分器126において角速度データを1階積分することにより角変位データに変換される。ここで行われる積分演算は、飽和を防止するために不完全積分となっており、一般的に知られている1次LPFで演算される。
補正量分割制御部115が備える乗算器129は、像ブレ補正量演算部114で算出された像ブレ補正量に所定の倍率K1を乗じて、光学補正量変換部116に供給する。ここで、K1は、以下の(式1)となるような倍率として設定される。
0≦K1≦1 ・・・(式1)
補正量分割制御部115は、像ブレ補正量演算部114が算出した像ブレ補正量に応じて、光学補正量変換部116、電子補正量変換部117へ像ブレ補正量を割り振る比率を、図4のグラフが示すように変更する。図4のグラフでは、横軸が、像ブレ補正量(像ブレ補正量演算部114の出力)の絶対値である。縦軸が、補正光学系103の補正量の絶対値である。
K1=Tilt1・・・(式2)
で算出される。
K1=((|P|−Th1)* Tilt2+(Th1* Tilt1))/|P|
・・・(式3)
K1=((|P|−Th2)* Tilt3+((Th2−Th1)* Tilt2)+(Th1* Tilt1))/|P|・・・(式4)
また、Tilt1、Tilt2、Tilt3は、図4のグラフから明らかなように、Tilt3<Tilt2<Tilt1となるように設定されている。
像ブレ補正量が大きくなるほど、K1の値が小さくなる。像ブレ補正量の絶対値がリミッタ127に設定されている値と等しい場合にK1の値は最小となる。光学補正量変換部116の補正範囲をPois、電子補正量変換部117の補正範囲をPeisとすると、K1=Pois/(Pois+Peis)となる。
図6に示すように、像ブレ補正量演算部114の出力が小さいときは、補正量分割制御部115は、K1を大きくして、補正光学系103の制御に割り振る比率を大きくし、画像切り出し制御部107の制御に割り振る比率を小さくする。像ブレ補正量が所定の閾値以下である場合は、像ブレ補正量の全てを補正光学系103の制御に割り振るようにしてもよい。また、像ブレ補正量演算部114の出力が大きいときは、補正量分割制御部115は、K1を小さくして、補正光学系103の制御に割り振る比率を小さくし、画像切り出し制御部107の制御に割り振る比率を大きくする。
図7(A)は、像ブレ補正量演算部114が算出する、歩行時に発生する像ブレを補正するための像ブレ補正量を示す。通常、歩行時には、振幅が大きく、周波数1〜2Hz程度の補正量となる。図7(A)は、角速度センサ112で検出した振れをそのまま積分した振れ角度ではなく、フレーミング制御部128によってフレーミング制御が施された像ブレ補正量を示す。
図8(A)は、歩行時に生じる像ブレを補正するための像ブレ補正量を示す。図8(B)は、像ブレ補正量を光学式像ブレ補正に割り振る制御の一例を示す。従来の撮像装置においては、光学式像ブレ補正に像ブレ補正量をまず割り振り、像ブレ補正量が光学式像ブレ補正の補正範囲を超えたときに初めて電子式像ブレ補正に割り振る制御が行われる。従って、図8(B)に示すように、像ブレ補正量が光学式像ブレ補正の補正範囲を超えたところで光学式像ブレ補正の補正量の連続性が失われる。図8(c)は、図8(B)の補正量に基づいて補正光学系103を駆動させたときの、実際のレンズ位置(位置検出部118の出力)を示す。図8(C)に示すように、像ブレ補正量が光学式像ブレ補正の補正範囲を超え、光学式像ブレ補正の補正量(補正光学系103の駆動目標位置)の連続性が失われたところで補正光学系103の追従性が失われ、大きくオーバーシュートする。これにより、撮像画像に装置の振れによる像ブレとは別の像ブレが生じ、画質が劣化するという問題が発生する。
本実施例の像ブレ補正装置は、像ブレ補正量に応じて、光学式像ブレ補正と電子式像ブレ補正の補正量の比率を変更し、速度の速い振れによる像ブレを光学式像ブレ補正によって補正することで、蓄積ブレの発生を抑えることができる。これにより、光学式像ブレ補正と電子式像ブレ補正を併用した場合であっても、蓄積ブレの発生を抑制することができ、適切な像ブレ補正制御を実現することが可能な撮像装置を提供することができる。
次に、実施例2について説明する。実施例2の撮像装置の全体構成は、図1を参照して説明した撮像装置100と同じ構成で実現可能である。
実施例2では、補正量分割制御部115は、像ブレ補正量演算部114で算出された像ブレ補正量を微分器132に供給する。微分器132は、像ブレ補正量、即ち角変位データを微分演算し、角速度データに変換して比率変更制御部131に供給する。比率変更制御部131は、供給された角速度データに応じて、光学式像ブレ補正と電子式像ブレ補正の補正量の比率を変更するようにK1を算出する。なお、像ブレ補正量演算部114による像ブレ補正量の演算は、実施例1と同じ制御を用いるので、説明は省略する。
まず、ステップS101において、比率変更制御部131が、微分器132が算出した角速度データSを取得する。続いて、ステップS102において、比率変更制御部131が、角速度データの絶対値を算出してSabsとする。
K1=(Sabs/S_limit)*(1−K_offset)+K_offset
・・・(式5)
図11(A)は、歩行時の装置の振れによって生じる像ブレを補正するための補正量を図示したグラフである。横軸は時間、縦軸は像ブレ補正量を示す。通常、歩行時には、振幅が大きく周波数1Hz〜2Hz程度の補正量となる。なお、図11(A)は、角速度センサ112で検出した振れをそのまま積分した振れ角度ではなく、フレーミング制御部128によってフレーミング制御が施された像ブレ補正量を示す。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
115 補正量分割制御部
Claims (4)
- 複数の像ブレ補正手段を制御して撮像画像の像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、
振れ検出信号に基づいて、積分器において前記撮像画像の像ブレを補正するための像ブレ補正量を演算する演算手段と、
前記像ブレ補正量を、光学式の像ブレ補正手段の制御と電子式の像ブレ補正手段の制御とに割り振る制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記像ブレ補正量が第1の閾値より小さく且つ前記像ブレ補正量の変化量が第2の閾値よりも大きい場合、前記像ブレ補正量が前記第1の閾値より大きく且つ前記像ブレ補正量の変化量が前記第2の閾値よりも小さい場合に比べて、前記像ブレ補正量を前記光学式の像ブレ補正手段の制御に割り振る比率を大きくし、前記像ブレ補正量を前記電子式の像ブレ補正手段の制御に割り振る比率を小さくする
ことを特徴とする像ブレ補正装置。 - 請求項1に記載の像ブレ補正装置を備える光学機器。
- 請求項1に記載の像ブレ補正装置を備える撮像装置。
- 複数の像ブレ補正手段を制御して撮像画像の像ブレを補正する像ブレ補正装置の制御方法であって、
振れ検出信号に基づいて、積分器において前記撮像画像の像ブレを補正するための像ブレ補正量を演算する演算工程と、
前記像ブレ補正量を、光学式の像ブレ補正手段の制御と電子式の像ブレ補正手段の制御とに割り振る制御工程とを有し、
前記制御工程では、前記像ブレ補正量が第1の閾値より小さく且つ前記像ブレ補正量の変化量が第2の閾値よりも大きい場合、前記像ブレ補正量が前記第1の閾値より大きく且つ前記像ブレ補正量の変化量が前記第2の閾値よりも小さい場合に比べて、前記像ブレ補正量を前記光学式の像ブレ補正手段の制御に割り振る比率を大きくし、前記像ブレ補正量を前記電子式の像ブレ補正手段の制御に割り振る比率を小さくする
ことを特徴とする制御方法。
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