JP6658945B1 - 光導波路、光モジュールおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) コア部を含むコア層と、前記コア層を介して積層されている第1クラッド層および第2クラッド層と、前記第1クラッド層を貫通し前記コア部に到達する空洞部と、互いに表裏の関係を有する第1面および第2面と、を有し、前記空洞部が前記第1面に開口するとともに、前記空洞部の内面により前記コア部の光路が変換される導光部と、
前記第1面に設けられ、前記空洞部の開口を覆っているカバー層と、
前記第1面と前記カバー層との間に設けられ、シリコーン系樹脂を主材料とし、厚さが25μm以下であり、かつ、粘着力が1.0N/10mm以上である粘着剤層と、
を有することを特徴とする光導波路。
前記第1クラッド層の前記コア層とは反対側に設けられている第1保護層と、
前記第2クラッド層の前記コア層とは反対側に設けられている第2保護層と、
を有し、
前記空洞部は、前記第1保護層も貫通している上記(1)に記載の光導波路。
前記シリコーン系樹脂における前記シリコーンゴムと前記シリコーンレジンの質量比は、100:130〜100:200である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の光導波路。
(5) 前記カバー層の全長は、前記導光部の全長より短い上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光導波路。
前記空洞部の内面と光学的に接続されている光素子と、
を有することを特徴とする光モジュール。
さらに、本発明によれば、信頼性の高い電子機器が得られる。
まず、実施形態に係る光導波路および実施形態に係る光モジュールについて説明する。
さらに、制御素子4としては、例えば、ドライバーIC等が挙げられる。
次に、光導波路1について説明する。
2.1 コア層
図3に示すコア層13中に形成されているコア部14は、その側面が、側面クラッド部15およびクラッド層11、12で囲まれている。そして、コア部14の屈折率は、側面クラッド部15やクラッド層11、12の屈折率よりも高くなっている。これにより、コア部14に光を閉じ込めて伝搬させることができる。なお、側面クラッド部15と、クラッド層11、12のうちのいずれか一方または双方と、が一体になっていてもよい。
クラッド層11、12の平均厚さは、それぞれ1〜200μm程度であるのが好ましく、3〜100μm程度であるのがより好ましく、5〜60μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、光導波路1が必要以上に厚膜化するのを防止しつつ、クラッド層11、12としての機能が確保される。
図3および図4に示す光導波路1では、下側保護層17および上側保護層18がコア層13やクラッド層11、12を保護し、外部環境等に起因したコア部14の伝送効率の低下を抑制することができる。
導光部100は、前述したように、コア層13を貫通する凹部160を備えている。凹部160の内面に設けられた反射部16は、コア部14の光路P1に対して傾斜する面である。この反射部16の傾斜角度に応じて、光路P1と光路P2とのなす角度を調整することができる。
本実施形態に係る光導波路1は、粘着剤層192を介して上面101に設けられたカバー層191を有している。カバー層191は、凹部160を覆うように設けられている。これにより、異物の侵入や外部環境から反射部16を保護することができる。その結果、反射部16の光反射率が低下するのを抑制することができ、光路変換に伴う損失を抑制することができる。
本実施形態に係る光導波路1は、粘着剤層192を有している。粘着剤層192を介してカバー層191を上側保護層18に固定することにより、接着剤を用いることなくカバー層191を固定することができる。これにより、硬化収縮に伴う反射部16の変形等の発生を防止することができ、光路変換に伴う損失が増大するのを抑制することができる。
上述したような光導波路1は、カバー層191を固定する粘着剤層192に含まれた粘着剤の染み出しを抑制するとともに、カバー層191が剥離しにくい、という効果を奏する。このため、かかる光導波路1では、反射部16での光路変換に伴う損失を小さくすることができ、光通信において高いS/N比(信号対雑音比)を実現することができる。
1.光導波路の作製
(実験例1)
まず、図4に示す光導波路を作製した。具体的には、コア層を挟んで2つのクラッド層を積層した後、これらを挟むように2つの保護層(上側保護層および下側保護層)を積層し、積層体を得た。なお、積層体の製造条件は、以下の通りである。
・コア層の厚さ :50μm
・クラッド層の構成材料 :環状オレフィン系樹脂
・クラッド層の厚さ :5μm
・各保護層の構成材料 :ポリイミド系樹脂
・各保護層の厚さ :25μm
なお、粘着剤層およびカバー層の製造条件は、以下の通りである。
・カバー層の厚さ :25μm
・粘着剤層の主材料 :シリコーン系樹脂
・粘着剤層の厚さ :10μm
・粘着剤層の粘着力 :0.3N/10mm
光導波路の製造条件を、それぞれ表1に示すように変更した以外は、実験例1と同様にして光導波路を得た。
2.1 耐剥離性の評価
次に、各実験例で得られた光導波路について、保護層とカバー層とが固定されている部分(以下、「固定部分」という。)に対し、耐剥離性の評価試験を行った。具体的には、固定部分に対し、カバー層側から、切り込み線を入れた。この切り込み線は、カバー層および粘着剤層を貫通し、保護層に達する深さになるように設定した。また、切り込み線の線形は、直線、および、半径1mmの曲線(真円形)とした。
A:気泡が認められない
B:直線の切り込み線には気泡が認められなかったが、曲線の切り込み線には気泡が認められた
C:少なくとも直線の切り込み線に気泡が認められた
評価結果を表1に示す。
次に、各実験例で得られた光導波路について、導光部からカバー層を強制的に引き剥がした。
A:付着物が認められた反射部の個数が0個である
B:付着物が認められた反射部の個数が1個または2個である
C:付着物が認められた反射部の個数が3個以上である
評価結果を表1に示す。
2 電気基板
4 制御素子
5 レンズアレイ
7 筐体
9 光ファイバー
10 積層体
11 クラッド層
12 クラッド層
13 コア層
14 コア部
15 側面クラッド部
16 反射部
17 下側保護層
18 上側保護層
21 絶縁基板
22 導電層
23 接点
31 発光素子
51 底部
52 壁部
53 内部空間
54 レンズ
61 レセプタクル
62 MT型光コネクター
81 電気配線
82 電気コネクター
91 光ファイバー
92 MPO型光コネクター
100 導光部
101 上面
102 下面
140 光入出射面
160 凹部
191 カバー層
192 粘着剤層
611 MT型受容部
612 MPO型受容部
1000 光モジュール
L1 全長
L2 全長
P1 光路
P2 光路
Claims (7)
- コア部を含むコア層と、前記コア層を介して積層されている第1クラッド層および第2クラッド層と、前記第1クラッド層を貫通し前記コア部に到達する空洞部と、互いに表裏の関係を有する第1面および第2面と、を有し、前記空洞部が前記第1面に開口するとともに、前記空洞部の内面により前記コア部の光路が変換される導光部と、
前記第1面に設けられ、前記空洞部の開口を覆っているカバー層と、
前記第1面と前記カバー層との間に設けられ、シリコーン系樹脂を主材料とし、厚さが25μm以下であり、かつ、粘着力が1.0N/10mm以上である粘着剤層と、
を有することを特徴とする光導波路。 - 前記導光部は、
前記第1クラッド層の前記コア層とは反対側に設けられている第1保護層と、
前記第2クラッド層の前記コア層とは反対側に設けられている第2保護層と、
を有し、
前記空洞部は、前記第1保護層も貫通している請求項1に記載の光導波路。 - 前記カバー層は、ポリイミド系樹脂を主材料とする請求項1または2に記載の光導波路。
- 前記シリコーン系樹脂は、構成成分としてシリコーンゴムおよびシリコーンレジンを含み、
前記シリコーン系樹脂における前記シリコーンゴムと前記シリコーンレジンの質量比は、100:130〜100:200である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記カバー層の全長は、前記導光部の全長より短い請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光導波路。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光導波路と、
前記空洞部の内面と光学的に接続されている光素子と、
を有することを特徴とする光モジュール。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光導波路を備えることを特徴とする電子機器。
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