JP2017125956A - レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器 - Google Patents

レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017125956A
JP2017125956A JP2016005351A JP2016005351A JP2017125956A JP 2017125956 A JP2017125956 A JP 2017125956A JP 2016005351 A JP2016005351 A JP 2016005351A JP 2016005351 A JP2016005351 A JP 2016005351A JP 2017125956 A JP2017125956 A JP 2017125956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical waveguide
optical
distance
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016005351A
Other languages
English (en)
Inventor
雄眞 北添
Yuma Kitazoe
雄眞 北添
幹也 兼田
Mikiya Kaneda
幹也 兼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2016005351A priority Critical patent/JP2017125956A/ja
Publication of JP2017125956A publication Critical patent/JP2017125956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】接着層を介して光素子が搭載されたとき光素子とレンズとの距離を容易かつ厳密に制御可能なレンズ付き光導波路および光電気混載基板、ならびに、光素子と光導波路との光結合効率が高く光通信の品質が高い光モジュールおよび電子機器を提供すること。【解決手段】レンズ付き光導波路6は、層状をなす光導波路1と、その上面に積層されたレンズ21とそれを支持する支持部22とを備えるレンズシート2(レンズ構造体)と、光導波路1の上面に積層された固体状の接着シート50(接着層)と、を有し、光導波路1の上面から接着シート50の表面までの距離は、光導波路1の上面から支持部22の表面までの距離よりも大きくなるように構成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器に関するものである。
光導波路では、コア部の一端から導入された光が、クラッド部との境界で反射しながら他端に搬送される。光導波路の入射側には半導体レーザー等の発光素子が配置され、出射側にはフォトダイオード等の受光素子が配置される。発光素子から入射された光は光導波路を伝搬し、受光素子により受光され、受光した光の明滅パターンまたは強弱パターンに基づいて通信を行う。
このような光導波路により電気配線が置き換えられると、電気配線特有の問題が解消され、信号処理の高スループット化が可能になる。
ところで、電気配線を光導波路に置き換える際には、電気信号と光信号との相互変換を行うべく、発光素子と受光素子とが用いられるとともに、これらの素子間を光導波路で光学的に接続する必要がある。
例えば、特許文献1には、プリント基板と、プリント基板上に搭載された受光素子と、プリント基板の下面側に設けられた光導波路と、を有する光インターフェースが開示されている。そして、光導波路と受光素子との間は、プリント基板に形成された、光信号を伝送するための貫通孔であるスルーホールを介して光学的に接続されている。
特開2005−294407号公報
しかしながら、上述したような光インターフェースでは、受光素子と光導波路との光結合において、光結合損失が大きいことが課題となっている。具体的には、光導波路を伝搬した信号光が、光導波路に形成されたミラーおよびプリント基板に形成されたスルーホールを介して受光素子に入射する際、信号光が放射状に発散してしまうため、全ての信号光を受光素子に入射させることができない。このため、信号光の一部は光通信に寄与せず、光結合損失の増加を招いている。
そこで、受光素子と光導波路との間にレンズを設けることにより、信号光を集束させ、光結合効率を高めることが提案されている。
しかしながら、集束された信号光を受光素子に対して確実に入射させ、光結合効率を高めるためには、レンズと受光素子との距離をレンズの焦点距離に応じて最適化する必要がある。
本発明の目的は、接着層を介して光素子が搭載されたとき光素子とレンズとの距離を容易かつ厳密に制御可能なレンズ付き光導波路および光電気混載基板、ならびに、光素子と光導波路との光結合効率が高く光通信の品質が高い光モジュールおよび電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明により達成される。
(1) コア部と、前記コア部の光路を変換する光路変換部と、を備え、層状をなす光導波路と、
前記光導波路の一方の面側に設けられ、前記光路変換部を介して前記コア部と光学的に接続されているレンズと、前記レンズに隣接するとともに前記レンズを支持する支持部と、を備えるレンズ構造体と、
前記光導波路の一方の面側に設けられ、固体状の接着層と、
を有し、
前記光導波路の一方の面から前記接着層の表面までの距離が、前記光導波路の一方の面から前記支持部の表面までの距離よりも大きいことを特徴とするレンズ付き光導波路。
(2) 前記光導波路の一方の面から前記支持部の表面までの距離は、前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい上記(1)に記載のレンズ付き光導波路。
(3) 前記支持部は、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも小さい基部と、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい突起部と、を備えており、
前記光導波路の一方の面の法線方向から平面視されたとき、前記突起部が前記レンズを取り囲んでいる上記(2)に記載のレンズ付き光導波路。
(4) 前記支持部は、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも小さい基部と、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい突起部と、を備えており、
前記光導波路の一方の面の法線方向から平面視されたとき、前記突起部が前記レンズを介して対向する少なくとも2か所に設けられている上記(2)に記載のレンズ付き光導波路。
(5) 前記支持部は、前記光導波路の一方の面と平行な面で切断されたとき、前記光導波路側に向かうにつれて切断面の面積が大きくなるように構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のレンズ付き光導波路。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のレンズ付き光導波路と、
電気回路を備え、前記接着層を介して前記光導波路と接着されている電気基板と、
を有し、
前記支持部と前記電気基板とが接触していることを特徴とする光電気混載基板。
(7) 上記(6)に記載の光電気混載基板と、
前記電気基板に設けられ、前記電気回路と電気的に接続されているとともに、前記レンズと光学的に接続されている光素子と、
を有することを特徴とする光モジュール。
(8) 前記電気基板は、貫通孔を備えており、
前記レンズと前記光素子との間は、前記貫通孔を介して光学的に接続されている上記(7)に記載の光モジュール。
(9) 上記(8)に記載の光モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
本発明によれば、接着層を介して光素子が搭載されたとき光素子とレンズとの距離を容易かつ厳密に制御可能なレンズ付き光導波路および光電気混載基板が得られる。
また、本発明によれば、光素子と光導波路との光結合効率が高く光通信の品質が高い光モジュールおよび電子機器が得られる。
本発明の光モジュールの実施形態を示す断面図である。 図1に示す光導波路を示す(一部透過して示す)斜視図である。 図1に示すレンズシートを示す上面図である。 図3に示すレンズシートの変形例を示す上面図である。 図3に示すレンズシートの変形例を示す上面図である。 図3に示すレンズシートの変形例を示す断面図である。 図3に示すレンズシートの変形例を示す断面図である。 図3に示すレンズシートの変形例を示す上面図である。 図1に示す光モジュールを製造する方法を説明するための図である。 図1に示す光モジュールを製造する方法を説明するための図である。 図1に示す光モジュールを製造する方法を説明するための図である。
以下、本発明のレンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<光モジュール>
まず、本発明の光モジュールの実施形態について説明する。また、以下の説明では、併せて本発明の光電気混載基板の実施形態についても説明する。
図1は、本発明の光モジュールの実施形態を示す断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1の上方を「上」、下方を「下」という。
図1に示す光モジュール1000(本発明の光モジュールの実施形態)は、光導波路1と、その上面に積層されたレンズシート2と、その上面に積層された電気基板3と、その上面に搭載された光素子4と、を有している。また、光導波路1と電気基板3との間が、接着部5を介して接着されている。以下、各部の構成について順次説明する。
(光導波路)
まず、光導波路1について説明する。
図2は、図1に示す光導波路を示す(一部透過して示す)斜視図である。なお、図2では、図1に示す光導波路を上下逆にして図示している。
図2に示す光導波路1は、細長い層状(帯状)をなしており、その長手方向の一端部と他端部との間で光信号を伝送し、光通信を行うことができる。
図2に示す光導波路1は、下側からクラッド層11、コア層13およびクラッド層12を積層してなる導光部10を備えている。コア層13中には長尺状のコア部14とその側面に隣接して設けられた側面クラッド部15とが形成されている。
また、図2に示す光導波路1は、導光部10の下面に積層された導光部保護層161と、導光部10の上面に積層された導光部保護層162と、を備えている。
図2に示す光導波路1は、コア部14と外部との間で光路変換を可能にする光路変換部17を備えている。また、光導波路1は、光路変換部17とは異なる位置に設けられ、コア部14に対して光の入出射を可能にする光入出射部(図示せず)を備えている。これにより、光路変換部17と光入出射部との間で光通信を行うことができる。
図2に示す光路変換部17は、導光部保護層162の上面に開口し、導光部保護層162および導光部10を貫通する凹部170を備えている。この凹部170は、内面としてコア部14を斜めに横断する傾斜面171を含んでいる。この傾斜面171は、コア部14の光路を変換するミラーとして機能し、このミラーを介してコア部14と外部(他の光学部品)とを光学的に接続することができる。例えば、図1に示すコア部14を左側から右側へ延びる光路Pは、傾斜面171で上方に反射され、導光部保護層161を透過して光導波路1の外部に導かれる。
また、光導波路1は、導光部保護層162の下面に設けられ、凹部170を塞ぐ凹部保護層18を備えている。凹部170が凹部保護層18で塞がれることにより、凹部170内に埃や水等の異物が侵入するのを防止することができる。これにより、傾斜面171の汚染を防止し、傾斜面171における反射損失の増大を抑制することができる。
一方、図示しない光入出射部は、いかなる構成であってもよい。例えば、導光部10の端面であってもよく、光路変換部が設けられていてもよく、光コネクターが装着されていてもよい。
以下、光導波路1の各部についてさらに詳述する。
−コア層−
図1に示すコア層13中に形成されているコア部14は、クラッド部(側面クラッド部15および各クラッド層11、12)で囲まれており、コア部14に光を閉じ込めて伝搬することができる。
コア層13における幅方向の屈折率分布は、いかなる形状の分布であってもよい。この屈折率分布は、屈折率が不連続的に変化したいわゆるステップインデックス(SI)型の分布であってもよく、屈折率が連続的に変化したいわゆるグレーデッドインデックス(GI)型の分布であってもよい。SI型の分布であれば屈折率分布の形成が容易であり、GI型の分布であれば屈折率の高い領域に信号光が集まる確率が高くなるため伝送効率が向上する。
また、コア部14は、平面視で直線状であっても曲線状であってもよい。さらに、コア部14は途中で分岐していてもよい。
なお、コア部14の横断面形状は特に限定されず、例えば、真円、楕円形、長円形等の円形、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形であってもよいが、四角形(矩形状)であることにより、コア部14を形成し易い利点がある。
また、コア層13中には、複数のコア部14を並列して、あるいは互いに交差するように形成することができる。光導波路1中に形成されるコア部14の数は、特に限定されないが、1〜100本程度であるのが好ましい。なお、コア部14の数が多い場合は、必要に応じて、光導波路1を多層化してもよい。具体的には、図1に示すクラッド層11上に、さらにコア層とクラッド層とを交互に重ねることにより多層化することができる。
また、コア部14の幅および高さ(コア層13の厚さ)は、特に限定されないが、それぞれ1〜200μm程度であるのが好ましく、5〜100μm程度であるのがより好ましく、10〜70μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、光導波路1の伝送効率の低下を抑えつつコア部14の高密度化を図ることができる。
上述したようなコア層13の構成材料(主材料)は、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、PETやPBTのようなポリエステル、ポリエチレンサクシネート、ポリサルフォン、ポリエーテル、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料等を用いることができる。なお、樹脂材料は、異なる組成のものを組み合わせた複合材料であってもよい。
−クラッド層−
クラッド層11、12の平均厚さは、コア層13の平均厚さの0.05〜1.5倍程度であるのが好ましく、0.1〜1.25倍程度であるのがより好ましい。具体的には、クラッド層11、12の平均厚さは、それぞれ1〜200μm程度であるのが好ましく、3〜100μm程度であるのがより好ましく、5〜60μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、光導波路1が必要以上に厚膜化するのを防止しつつ、クラッド部としての機能が確保される。
また、クラッド層11、12の構成材料としては、例えば、前述したコア層13の構成材料と同様の材料を用いることができるが、特に(メタ)アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、およびポリオレフィン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましく、(メタ)アクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂がより好ましい。
また、光導波路1の厚さ方向の屈折率分布についても、特に限定されず、例えばSI型、GI型の分布が挙げられる。
光導波路1の幅は、特に限定されないが、2〜100mm程度であるのが好ましく、5〜50mm程度であるのがより好ましい。
なお、クラッド層11は、必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。この場合、外気(空気)がクラッド層11と同等の機能を有する。
−導光部保護層−
図2に示す光導波路1は、導光部10の一方の面に導光部保護層161を、他方の面に導光部保護層162を、それぞれ備えている。これにより、導光部10が保護され、導光部10の光伝送効率の低下を抑制することができる。また、凹部保護層18を光伝送に直接寄与しない導光部保護層162に対して固定することが可能になるため、固定に伴う影響が導光部10に及ぶのを抑制することができる。
導光部保護層161、162の構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリイミド、ポリアミド等の各種樹脂を含む材料が挙げられる。
導光部保護層161、162の平均厚さは、特に限定されないが、5〜500μm程度であるのが好ましく、10〜400μm程度であるのがより好ましい。これにより、導光部保護層161、162は、導光部10を保護するのに必要かつ十分な機械的特性を有するものとなる。また、光導波路1は、適度な可撓性を有するものとなり、湾曲または屈曲させた状態でも高い信頼性を示すものとなる。
なお、導光部保護層161と導光部保護層162とは、互いに同じ構成であっても互いに異なる構成であってもよい。例えば互いに異なる構成にすることで、光導波路1を特定の一方に曲げ易くなるといった効果が得られる。
また、導光部10と導光部保護層161との間、および、導光部10と導光部保護層162との間は、それぞれ双方またはいずれか一方の粘着力により接着されていてもよく、あるいは、接着剤、粘着剤、接着シート、粘着シート等の部材を介して、または熱圧着により接着されていてもよい。
なお、導光部保護層161、162は、それぞれ必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。
−凹部−
光路変換部17は、図1に示すように、導光部保護層162および導光部10を貫通する凹部170を備えている。この凹部170は、コア部14の長手方向の途中に位置している。凹部170の内面の一部は、コア部14の光軸に対して傾斜する傾斜面171になっている。換言すれば、コア層13の下面に対して傾斜面171が傾斜しつつ交差している。このような傾斜面171は、コア部14の光路を変換するミラーとして機能する。
また、図1に示す凹部170は、コア層13の下面に直交しかつコア部14の光軸を含む平面で切断されたときの断面形状を示しており、下底の長さが長く、上底の長さが短い台形をなすように構成されている。
また、傾斜面171は、図1に示すように、導光部保護層162からクラッド層12およびコア層13を経てクラッド層11に至るまでの間に連続して形成された平坦面である。また、凹部170の内面のうち、傾斜面171に対向する位置には、別の傾斜面172が設けられている。この傾斜面172も、傾斜面171と同様、導光部保護層162からクラッド層12およびコア層13を経てクラッド層11に至るまでの間に連続して形成された平坦面である。
一方、凹部170の内面のうち、コア部14の光軸とほぼ平行な2つの面は、それぞれクラッド層11の下面に対してほぼ垂直な直立面173、174である。
このような2つの傾斜面171、172と2つの直立面173、174とにより、凹部170の内側面が構成されている。
なお、凹部170の形状は、図1、2に示す形状に限定されず、いかなる形状であってもよい。
また、傾斜面171は、ミラーとして機能するものであるため、コア部14の光路Pを変換すべき方向に応じてその傾斜角度が適宜設定されるが、図1に示すコア層13の下面を基準面としたとき、基準面と傾斜面171とがなす角度(鋭角側)は、30〜60°程度であるのが好ましく、40〜50°程度であるのがより好ましい。傾斜角度を前記範囲内に設定することにより、傾斜面171においてコア部14の光路Pを効率よく変換し、光路変換に伴う損失を抑制することができる。
なお、コア層13に複数本のコア部14が形成されている場合、図2に示すように1本のコア部14に対して1つの凹部170が設けられていてもよいが、複数本のコア部14に対してこれらに跨るように1つの凹部170が設けられていてもよい。
また、複数個の凹部170を形成する場合、それらの形成位置は、コア部14の長手方向において互いに同じ位置であっても、互いにずれていてもよい。
また、凹部170の最深部の位置(台形の上底の位置)は、図1に示す位置に限定されず、例えば、コア層13の途中であってもよく、クラッド層11の途中であってもよく、導光部保護層161の途中であってもよい。さらには、凹部170は、導光部保護層161を貫通していてもよい。
また、図2に示す光導波路1では、コア部14の長手方向の途中に凹部170が形成されているが、この形成位置は限定されるものではなく、コア部14の延長線上であってもよい。すなわち、コア部14がコア層13の端面に露出せずに途中で途切れるように形成されており、その途切れた部位に側面クラッド部15が形成されている場合、この側面クラッド部15のうちコア部14の延長線上に位置する部位に凹部170が設けられていてもよい。
−凹部保護層−
図1に示す光導波路1は、導光部保護層162の下面に設けられ、凹部170を塞ぐ凹部保護層18を備えている。これにより、凹部170は、凹部保護層18によって塞がれることとなる。その結果、凹部170内は外部と隔離された空間となり、傾斜面171に埃や水分等の異物が付着し難くなる。
また、凹部保護層18は凹部170を塞ぐように設けられることにより、凹部170近傍を補強することとなる。すなわち、凹部170が形成されることにより、導光部10の厚さが部分的に薄くなって機械的強度が低下するところ、凹部保護層18が設けられることにより、凹部170近傍を補強することができる。これにより、例えば傾斜面171と発光素子や受光素子とを光結合させる際、凹部170近傍に荷重が加わって傾斜面171が歪んでしまい、傾斜面171における反射損失が増大するのを防止することができる。換言すれば、凹部保護層18がクッション層として機能し、加えられた荷重が傾斜面171の歪みにつながるのを抑制することができる。その結果、荷重の影響を受け難く、例えば光導波路1に発光素子や受光素子を光結合させる作業の容易性を高めることができる。
ここで、図1に示す凹部保護層18は、基層181と、導光部保護層162に対して基層181を接着または粘着させる粘接着層182と、を含んでいる。このような凹部保護層18は、基層181の材質によらず、導光部保護層162に対して基層181を強固に固定することができる。
このうち、基層181の構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリイミド、ポリアミド等の各種樹脂を含む材料が挙げられる。
また、基層181の平均厚さは、特に限定されないが、5〜500μm程度であるのが好ましく、10〜400μm程度であるのがより好ましい。
一方、粘接着層182の構成材料としては、例えば、シリコーン系粘着剤、ポリ塩化ビニル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、エラストマー系粘着剤、ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混合物が用いられる。
なお、凹部保護層18は、必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。
(レンズシート)
次に、レンズシート2について説明する。
図3は、図1に示すレンズシート2を示す上面図である。すなわち、図3は、図1に示す光導波路1の上面の法線に沿って上方からレンズシート2を平面視したときの平面図である。
図3に示すレンズシート2は、平面視形状が円形をなすレンズ21と、レンズ21の外側に設けられレンズ21を支持する支持部22と、を有している。また、図3に示す支持部22は、図1に示すように、その厚さがレンズ21よりも薄い基部221と、基部221の表面よりも突出しその厚さがレンズ21よりも厚い突起部222と、を備えている。
レンズシート2の全体は、平面視において円形をなしている。また、レンズシート2の全体の平面視形状は、特に限定されず、例えば四角形、六角形のような多角形、楕円、長円のような円形であってもよい。
レンズ21は、図1の上方に突出する球面または非球面を有する凸レンズである。非球面の例としては、放物線回転面、双曲線回転面、多次関数曲線回転面等が挙げられる。
図1に示すレンズ21は、下面が平面になっており、いわゆる平凸レンズであるが、これに限定されるものではなく、両凸レンズであってもよい。
支持部22は、図3に示すように、レンズ21の外縁を取り囲むように設けられている。これにより、レンズ21が支持部22によって保護されることとなり、レンズ21にキズが付き難くなる。
また、支持部22がレンズ21を取り囲むように存在しているため、異物の侵入等からレンズ21を保護することができる。これにより、レンズ21に異物が付着するのを抑制することができる。
また、このような形状の突起部222は、レンズシート2における任意の位置を正確に特定しレンズシート2の位置合わせを可能にするアライメントマークとして機能する。すなわち、突起部222がレンズ21を取り囲むように存在するため、突起部222の平面視形状は環状となる。このため、突起部222には、内側の縁部(輪郭)と外側の縁部(輪郭)が存在することとなり、視覚的にコントラストの高い領域を多く含むこととなる。その結果、突起部222を視認する際、これら内外の縁部が容易に特定可能になることで、突起部222の視認性(特定容易性)が向上することとなる。
このようにして突起部222の視認性が向上すると、光導波路1の傾斜面171に対してレンズ21を位置合わせする際、視認性が良好な突起部222を位置基準にしつつ位置合わせすることができる。これにより、高い精度で位置合わせをすることができる。その結果、光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。
突起部222の厚さは、特に限定されないが、0.5〜2500μm程度であるのが好ましく、1〜1500μm程度であるのがより好ましい。支持部22の厚さを前記範囲内に設定することにより、支持部22は十分な剛性を有するものとなるため、レンズ21を安定的に保持することができる。
また、基部221からの突起部222の突出高さは、特に限定されないが、0.3〜1200μm程度であるのが好ましく、0.5〜1000μm程度であるのがより好ましい。これにより、突起部222がアライメントマークとして機能するとき、その視認性をより高めることができる。
なお、レンズシート2では、レンズ21と支持部22とが一体であっても、別体同士を接着したものであってもよい。なお、一体であることにより、両者の位置精度をより高めることができるので、光路Pに対してレンズ21の位置をより正確に合わせることができる。
レンズシート2の構成材料は、透光性を有する材料であれば特に限定されないが、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料の他、石英ガラス、ホウケイ酸ガラスのような各種ガラス材料、サファイア、水晶のような各種結晶材料等が挙げられる。
なお、レンズシート2の表面には、必要に応じて、反射防止膜、多層膜コーティング等の各種コーティングを施すようにしてもよい。
また、レンズシート2の表面には、必要に応じて、微小な凹凸を形成するようにしてもよい。この際、凹凸のピッチや深さ(高さ)を、レンズ21に入射する光の波長以下にすることで、凹凸が形成された領域の屈折率を、空気の屈折率とレンズ21の構成材料の屈折率との中間の値としてみなすことができるようになるので、レンズ21に入射する光の反射が抑制され、光の入射効率を高めることができる。
(電気基板)
次に、電気基板3について説明する。
電気基板3は、絶縁性基板31と、その表面に設けられた電気配線32と、を有している。
絶縁性基板31としては、例えば、樹脂基板、セラミックス基板、ガラス繊維と樹脂材料とを複合化した複合基板等が用いられる。
また、電気配線32の構成材料としては、例えば、銅、アルミニウム、銀、金、ニッケルのような金属単体またはこれらの金属を含む合金等が挙げられる。
また、電気基板3は、厚さ方向に貫通する貫通孔33を有している。この貫通孔33は、レンズ21の位置に対応する位置に設けられている。換言すれば、レンズ21を通過する光路Pに合わせて貫通孔33が設けられている。これにより、光路Pは、レンズ21および貫通孔33を介して光導波路1と光素子4とを光学的に接続する。このとき、貫通孔33は、比較的簡単な構造であるにもかかわらず、効率が高い光結合を実現する。
このような電気基板3は、図1に示すように、レンズシート2の支持部22の上面に載置されている。換言すれば、支持部22を介して光導波路1と電気基板3とが積層されている。これにより、支持部22がスペーサーとして機能し、図1の上下方向におけるレンズシート2と電気基板3との位置関係を容易かつ正確に決めることができる。その結果、電気基板3の上面に光素子4が搭載されたとき、光素子4とレンズ21との距離を容易かつ厳密に制御することができる。例えば、レンズ21の焦点距離に応じて電気基板3の厚さを適宜選択することによって、光素子4とレンズ21との距離が容易かつ厳密に決まるため、光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。その結果、光モジュール1000において高品質な光通信が可能になる。
なお、電気基板3は、貫通孔33に代えて、透光性を有する透光部を備えていてもよい。
また、電気基板3は必要に応じて設けられればよく、例えば電気基板3以外の部材によって光素子4に対する通電が図られる場合には、電気基板3を省略することができる。この場合、支持部22に対して光素子4が接するように配置される。その結果、光素子4とレンズ21との距離が容易かつ厳密に決まるため、光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。
(光素子)
次に、光素子4について説明する。
光素子4は、図1に示すように、素子本体40と、素子本体40の下面に設けられた受発光部41と、素子本体40から下方に突出するバンプ42と、を備えている。なお、受発光部とは、受光部または発光部、あるいはその双方の機能を有する部位を指す。
光素子4としては、例えば、面発光レーザー(VCSEL)、発光ダイオード(LED)、有機EL素子等の発光素子、フォトダイオード(PD、APD)等の受光素子が挙げられる。
なお、電気基板3には、必要に応じて、光素子4以外の電気素子が搭載されていてもよい。電気素子としては、例えば、IC、LSI、RAM、ROM、コンデンサー、コイル、抵抗、ダイオード等が挙げられる。
(接着部)
次に、接着部5について説明する。
接着部5は、図1に示すように、光導波路1と電気基板3との間に介挿され、これらを接着している。
このような接着部5は、後述する接着シートを硬化させることにより、接着性が発現してなるものである。したがって、接着部5は、樹脂材料の硬化物を主材料としている。
図1に示す接着部5は、光導波路1の上面のうち、レンズシート2を取り囲む領域に設けられている。これにより、レンズシート2の上面に積層されている電気基板3を光導波路1に対して確実に接着するとともに、レンズシート2が図1の左右方向あるいは上下方向に移動するのを規制することができる。その結果、光路Pとレンズ21との位置関係、および、光素子4とレンズ21との距離を、容易かつ厳密に制御することができる。
また、接着部5がレンズシート2を取り囲む領域に設けられていることで、異物や外気がレンズシート2に接触するのを抑制することができる。このため、レンズシート2の光学特性が低下するのを抑制し、光結合効率の低下を抑制することができる。
さらに、接着部5には、図1に示すように、電気基板3の一部がめり込んでいてもよい。これにより、電気基板3と光導波路1との間をより強固に接着することができる。
なお、接着部5が設けられている領域は、特に限定されず、光導波路1と電気基板3とを接着し得る領域であれば、いかなる領域に設けられていてもよい。
また、図1に示す光モジュール1000のうち、光素子4を除く部分が光電気混載基板100(本発明の光電気混載基板の実施形態)である。すなわち、光電気混載基板100は、光導波路1と、その上面に積層されたレンズシート2と、その上面に積層された電気基板3と、を有している。また、光導波路1と電気基板3との間が、接着部5を介して接着されている。
かかる光電気混載基板100は、前述したように、電気基板3がレンズシート2の支持部22の上面に載置されている。このため、支持部22がスペーサーとして機能し、図1の上下方向におけるレンズシート2と電気基板3との位置関係を容易かつ正確に決めることができる。その結果、光電気混載基板100に光素子4が搭載されたとき、光素子4とレンズ21との距離を容易かつ厳密に制御することができる。例えば、レンズ21の焦点距離に応じて電気基板3の厚さを適宜選択することによって、光素子4とレンズ21との距離が容易かつ厳密に決まるため、光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。その結果、光モジュール1000において高品質な光通信が可能になる。
なお、本発明の光電気混載基板および本発明の光モジュールは、上記の他に、任意の構造体、例えば光コネクター、電気コネクター等を備えていてもよい。
<レンズシートの変形例>
次に、図3に示すレンズシート2の変形例について説明する。
図4は、図3に示すレンズシート2の変形例を示す上面図である。
このうち、図4に示すレンズシート2は、その全体の平面視形状が長方形をなしている。
また、図4に示す支持部22の突起部222は、図3に示す突起部222と同様、レンズ21を取り囲むように設けられている。また、図4に示す突起部222は、外形が長方形の環状をなしている。
以上が異なる以外、図4に示すレンズシート2は、図3に示すレンズシート2と同様である。
さらに、突起部222とレンズ21との間、および、突起部222の外側は、それぞれ基部221で占められている。
このようなレンズシート2が用いられた場合でも、図3に示すレンズシート2が用いられた場合と同様の効果が得られる。
図5も、図3に示すレンズシート2の変形例を示す上面図である。
図5(a)および図5(b)に示すレンズシート2は、それぞれ支持部22の形状が異なる以外、図3に示すレンズシート2と同様である。
このうち、図5(a)に示す支持部22の突起部222は、レンズ21を介して対向する2か所にそれぞれ設けられている。また、図5(a)に示す突起部222の平面視形状は、それぞれ長方形をなしている。また、2つの突起部222の長辺は、互いに平行である。
このような突起部222は、その平面視形状の長辺がレンズ21に臨んでいるため、レンズ21を保護し易い。また、レンズ21の近くで電気基板3をバランスよく支持することができるので、光素子4とレンズ21との距離を容易かつ厳密に制御することができる。
一方、図5(b)に示す突起部222は、レンズ21を中心にした四方にそれぞれ設けられている。また、図5(b)に示す突起部222の平面視形状は、それぞれレンズ21よりも小さい円形をなしている。
このような突起部222は、その平面視における面積が小さいため、電気基板3との接触面積を小さくすることができる。このため、突起部222と電気基板3との間に生じる応力を小さくすることができ、応力集中に伴う不具合の発生を抑制することができる。
図6は、図3に示すレンズシート2の変形例を示す断面図である。
図6に示す支持部22の突起部222は、図1に示す光導波路1の上面と平行な面で切断されたとき、光導波路1側に向かうにつれて切断面の面積が大きくなるように構成されている。すなわち、突起部222の縦断面形状は、図6の上方に向かうにつれて幅が徐々に細くなる形状である。このような相違点以外、図6に示すレンズシート2の構成は、図3に示すレンズシート2の構成と同様である。
このような突起部222は、凸レンズ様の形状をなしていることになり、突起部222を透過する光を集光させる。このため、図6に示すレンズシート2を上方から見たとき、突起部222(支持部22)の存在をより明瞭に視認することができる。したがって、突起部222(支持部22)は、前述したアライメントマークとしての機能をより高度化させることができ、レンズシート2を位置合わせする際の精度をさらに高めることができる。
図7は、図3に示すレンズシート2の変形例を示す断面図である。
図7に示すレンズ21は、両凸レンズになっている。これにより、平凸レンズよりもレンズ21の光学性能を高めることができる。また、図7に示す突起部222は、基部221の上面側のみでなく、下面側にも突出している。このような相違点以外、図7に示すレンズシート2の構成は、図3に示すレンズシート2の構成と同様である。
また、図7に示すレンズシート2では、レンズ21の上方のみでなく、下方にも空隙が形成される。
図8は、図3に示すレンズシート2の変形例を示す上面図である。
図8(a)および図8(b)に示すレンズシート2は、それぞれ、その全体の形状が異なること、および、複数のレンズ21を備えていること以外、図3に示すレンズシート2と同様である。
このうち、図8(a)に示すレンズシート2には、複数のレンズ21と、基部221と各レンズ21に対応する突起部222とを含む支持部22と、が設けられている。また、各レンズ21に対応する突起部222は、基部221を介して相互に連結されている。すなわち、支持部22は、一体的に構成されている。
一方、図8(b)に示すレンズシート2には、複数のレンズ21と、基部221と複数のレンズ21をまとめて取り囲む突起部222とを含む支持部22と、が設けられている。また、レンズ21同士の間、レンズ21と突起部222との間、および突起部222の外側は、それぞれ基部221で占められている。
このようなレンズシート2は、並列する複数のコア部14を備えた光導波路1に対して、複数のレンズ21を同時に配置することを可能にする。このため、各コア部14と各レンズ21との間で高い光結合効率を実現したレンズ付き光導波路6が得られる。そして、複数のコア部14を備えたレンズ付き光導波路6に対して、複数の受発光部41を備えた光素子4を搭載するとき、各受発光部41と各レンズ21との間で高い光結合効率を実現することができる。
以上のような各変形例に係るレンズシート2においても、図3に示すレンズシート2と同様、支持部22をスペーサーとして機能させることができる。このため、図1の上下方向におけるレンズシート2と電気基板3との位置関係を容易かつ正確に決めることができる。その結果、電気基板3に光素子4が搭載されたとき、光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。
なお、1つのレンズシート2に設けられるレンズ21の数は、光導波路1に形成されるコア部14の数に応じて設定され、特に限定されないが、例えば1〜100個程度とされる。
<光モジュールの製造方法>
次に、図1に示す光モジュール1000を製造する方法、および、本発明のレンズ付き光導波路の実施形態について説明する。
図9〜図11は、それぞれ図1に示す光モジュール1000を製造する方法を説明するための図である。
図9に示す光モジュール1000は、[1]レンズ付き光導波路6を用意する工程と、[2]レンズ付き光導波路6に電気基板3を積層し、光電気混載基板100を得る工程と、[3]光電気混載基板100に光素子4を搭載し、光モジュール1000を得る工程と、を有する。以下、各工程について順次説明する。
[1]まず、レンズ付き光導波路6(本発明のレンズ付き光導波路の実施形態)を用意する。
図9に示すレンズ付き光導波路6は、層状をなす光導波路1と、その上面(一方の面)に積層されたレンズシート2(レンズ構造体)と、光導波路1の上面(一方の面)に積層された固体状の接着シート50(接着層)と、を有している。
接着シート50は、常温において固体状をなしているが、加熱により溶融し、その後、硬化に至る。これにより、接着性を発現させ、図1に示す接着部5を形成する。
接着シート50の構成材料としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂のようなビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のようなノボラック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタントリグリシジルエーテル等のような芳香族エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等の各種エポキシ樹脂のほか、ポリイミド、ポリアミドイミドのようなイミド樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせたものを含む材料が用いられる。
また、接着シート50の構成材料は、上記の熱硬化性樹脂の他に、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、反応性末端カルボキシル基NBR(CTBN)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエン、アクリルゴム等のゴム成分、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ビニルウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂のような熱可塑性樹脂を含んでいてもよい。これらのゴム成分および熱可塑性樹脂の含有率は、熱硬化性樹脂100質量部に対して10〜200質量部程度であるのが好ましく、20〜150質量部程度であるのがより好ましい。
さらに、接着シート50の構成材料は、必要に応じて、アミン系硬化剤、フェノール系硬化剤のような各種硬化剤、硬化促進剤、シランカップリング剤、フィラー等の添加物を含んでいてもよい。これらの添加物の含有率は、熱硬化性樹脂100質量部に対して0.05〜50質量部程度であるのが好ましく、0.1〜30質量部程度であるのがより好ましい。
また、接着シート50に含まれる熱硬化性樹脂は、少なくとも一部が半硬化状態または未硬化状態にある。このため、この熱硬化性樹脂は、加熱によって一旦溶融し、その後、硬化に至る。溶融した状態では、適度な流動性を示すため、後述する工程においてレンズ付き光導波路6に電気基板3が積層されたとき、それらの間に流動して高い接着力を発生させる。
また、接着シート50は、加熱溶融された後、硬化前における溶融粘度が、100℃において200〜30000Pa・s程度であるのが好ましく、300〜20000Pa・s程度であるのがより好ましい。溶融粘度を前記範囲内に設定することにより、溶融した接着シート50が十分な流動性と、ある程度の保形性と、を両立させたものとなる。このため、接着シート50が溶融したとき、後述する工程において、電気基板3と光導波路1との間に溶融物が適度に広がる一方、レンズシート2の支持部22と電気基板3との隙間には浸入し難くなる。その結果、光導波路1と電気基板3との離間距離は、支持部22の厚さに基づいてより高精度に規制されるとともに、光導波路1と電気基板3との間に溶融物が充填され、両者をより強固に接着する。このため、後述する工程において電気基板3に光素子4が搭載されると、光素子4とレンズ21との距離をレンズ21の焦点距離に応じて特に最適化することができるとともに、接着部5の信頼性をより高めることができる。
なお、接着シート50の溶融粘度は、回転式粘弾性測定装置(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製、商品名「ARES−RDA」)を用いて測定することができる。
また、接着シート50は、熱硬化型(熱接着型)の接着シート以外のもの、例えば光硬化型(光接着型)の接着シートであってもよい。
[2]次に、図10に示すように、レンズ付き光導波路6に電気基板3を積層する。これにより、図1に示す光電気混載基板100が得られる。
この工程では、まず、レンズ付き光導波路6の接着シート50の上面に電気基板3を載置する。常温では、接着シート50には接着性が発現していないので、接着シート50の上面に電気基板3を仮置きしても、その後、位置の修正を容易に行うことができる。このため、レンズシート2が小さい場合でも、レンズシート2の支持部22と電気基板3とが重なるように位置合わせを効率よく行うことができる。
ここで、光導波路1の上面(一方の面)を基準面Sにしたとき、基準面Sから接着シート50の表面50a(上面)までの距離L1は、基準面Sから支持部22の表面22a(上面)までの距離L2よりも大きくなるよう設定されている。換言すれば、接着シート50には、その厚さが支持部22よりも厚いものが選択される。これにより、レンズ付き光導波路6に電気基板3を積層したとき、接着シート50と電気基板3とを確実に接触させることができる。このため、接着シート50を介して電気基板3を確実に接着することができる。
また、接着シート50が溶融する際、あるいは、硬化収縮する際には、接着シート50の収縮に伴って電気基板3が光導波路1側に引っ張られることとなる。そして、電気基板3がレンズシート2の支持部22の表面22aに接すると、それ以上、光導波路1側に移動することが規制される。その結果、光導波路1と電気基板3との離間距離は、支持部22の厚さに基づいた所定の距離に収束する。
したがって、後述する工程において電気基板3に光素子4が搭載されると、光素子4とレンズ21との距離をレンズ21の焦点距離に応じて容易に最適化することが可能になる。その結果、レンズ21を介した光導波路1と光素子4との間の光結合効率をより高めることができる。
また、図9に示す支持部22は、その厚さがレンズ21よりも薄い基部221と、基部221の表面よりも突出しその厚さがレンズ21よりも厚い突起部222と、を備えている。
基準面Sから支持部22(突起部222)の表面22aまでの距離L2は、基準面Sからレンズ21の表面21aまでの距離L3よりも大きくなるよう設定されている。換言すれば、突起部222の突出高さがレンズ21の突出高さよりも高くなるように設定される。これにより、支持部22の表面22aよりもレンズ21の表面21aが凹むことになるので、レンズ21の表面21aがキズつき難くなり、より取り扱い易いレンズ付き光導波路6が得られる。また、レンズシート2に電気基板3が重ねられたとき、レンズ21と電気基板3との間に空隙が形成されることになる。このため、レンズ21の表面において十分な屈折率差を確保することができ、集光性能を確保することができる。
なお、突起部222の厚さは、レンズ21の厚さと同じであっても、レンズ21の厚さより薄くてもよい。例えば、基部221の厚さと突起部222の厚さが同じ、つまり、突起部222が突出していなくてもよい。
レンズ付き光導波路6に電気基板3を載せ、位置合わせをした後、接着シート50を加熱すると、接着シート50が一旦溶融し、その後、硬化することにより、接着性が発現する。これにより、レンズ付き光導波路6と電気基板3との間を、接着シート50の硬化物である接着部5(図1参照)を介して接着することができる。その結果、光電気混載基板100が得られる。
接着シート50の加熱温度は、接着シート50を溶融させ得る温度であれば特に限定されないが、一例として80〜170℃程度とされる。また、加熱時間は、一例として1〜240分程度とされる。
また、接着シート50を加熱する際には、必要に応じて接着シート50を厚さ方向に加熱するようにしてもよい。この場合の加圧力は0.1〜10MPa程度であるのが好ましい。
さらに、加熱処理を複数回に分けるようにしてもよく、その場合、1回ごとに加熱条件を変更するようにしてもよい。
なお、基準面Sから接着シート50の表面50aまでの距離L1は、基準面Sから支持部22の表面22aまでの距離L2よりも大きければよいが、1.01倍以上であるのが好ましく、1.1倍以上5倍以下であるのがより好ましく、1.2倍以上4倍以下であるのがさらに好ましい。換言すれば、基準面Sが平坦面である場合には、接着シート50の厚さが支持部22の厚さよりも厚ければよく、好ましくは1.01倍以上とされ、より好ましくは1.1倍以上5倍以下とされ、さらに好ましくは1.2倍以上4倍以下とされる。これにより、接着シート50が溶融したり硬化収縮したりしたとしても、接着シート50と電気基板3とが接した状態を確実に維持することができる。すなわち、接着シート50の溶融や硬化収縮によって厚さが減少し過ぎて接着シート50と電気基板3との間が離間したり、反対に、接着シート50の厚さがあまり減少せず電気基板3と支持部22とが接触しなかったりする不具合の発生を防止することができる。
また、接着シート50は、電気基板3よりも広い範囲に設けられていてもよい。
[3]次に、図11に示すように、光電気混載基板100に光素子4を搭載する。これにより、図1に示す光モジュール1000が得られる。
光素子4の搭載方法は、特に限定されず、例えば光素子4が備えるバンプ42と電気基板3の電気配線32との間を金属接合により電気的に接続する方法、導電性シートを介して電気的に接続する方法等が挙げられる。
<電子機器>
上述したような本発明の光モジュールは、光素子と光導波路との光結合効率が高いため、高品質の光通信を行うことが可能である。したがって、本発明の光モジュールを備えることにより、高品質の光通信を行い得る信頼性の高い電子機器(本発明の電子機器)が得られる。
本発明の光モジュールを備える電子機器としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、ゲーム機、ルーター装置、WDM装置、パソコン、テレビ、ホーム・サーバー等の電子機器類が挙げられる。これらの電子機器では、いずれも、内部において大量のデータが高速で伝送される。したがって、このような電子機器が本発明の光モジュールを備えることにより、電気配線に特有なノイズ、信号劣化等の不具合が解消され、その性能の飛躍的な向上が期待できる。
また、光導波路部分では、電気配線に比べて発熱量が大幅に削減される。このため、冷却に要する電力を削減することができ、電子機器全体の消費電力を削減することができる。
以上、本発明のレンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、本発明のレンズ付き光導波路は、前記各実施形態に対して任意の構造物が付加されたものであってもよい。
1 光導波路
2 レンズシート
3 電気基板
4 光素子
5 接着部
6 レンズ付き光導波路
10 導光部
11 クラッド層
12 クラッド層
13 コア層
14 コア部
15 側面クラッド部
17 光路変換部
18 凹部保護層
21 レンズ
21a 表面
22 支持部
22a 表面
31 絶縁性基板
32 電気配線
33 貫通孔
40 素子本体
41 受発光部
42 バンプ
50 接着シート
50a 表面
100 光電気混載基板
161 導光部保護層
162 導光部保護層
170 凹部
171 傾斜面
172 傾斜面
173 直立面
174 直立面
181 基層
182 粘接着層
221 基部
222 突起部
1000 光モジュール
L1 距離
L2 距離
L3 距離
P 光路
S 基準面

Claims (9)

  1. コア部と、前記コア部の光路を変換する光路変換部と、を備え、層状をなす光導波路と、
    前記光導波路の一方の面側に設けられ、前記光路変換部を介して前記コア部と光学的に接続されているレンズと、前記レンズに隣接するとともに前記レンズを支持する支持部と、を備えるレンズ構造体と、
    前記光導波路の一方の面側に設けられ、固体状の接着層と、
    を有し、
    前記光導波路の一方の面から前記接着層の表面までの距離が、前記光導波路の一方の面から前記支持部の表面までの距離よりも大きいことを特徴とするレンズ付き光導波路。
  2. 前記光導波路の一方の面から前記支持部の表面までの距離は、前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい請求項1に記載のレンズ付き光導波路。
  3. 前記支持部は、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも小さい基部と、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい突起部と、を備えており、
    前記光導波路の一方の面の法線方向から平面視されたとき、前記突起部が前記レンズを取り囲んでいる請求項2に記載のレンズ付き光導波路。
  4. 前記支持部は、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも小さい基部と、前記光導波路の一方の面から表面までの距離が前記光導波路の一方の面から前記レンズの表面までの距離よりも大きい突起部と、を備えており、
    前記光導波路の一方の面の法線方向から平面視されたとき、前記突起部が前記レンズを介して対向する少なくとも2か所に設けられている請求項2に記載のレンズ付き光導波路。
  5. 前記支持部は、前記光導波路の一方の面と平行な面で切断されたとき、前記光導波路側に向かうにつれて切断面の面積が大きくなるように構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレンズ付き光導波路。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレンズ付き光導波路と、
    電気回路を備え、前記接着層を介して前記光導波路と接着されている電気基板と、
    を有し、
    前記支持部と前記電気基板とが接触していることを特徴とする光電気混載基板。
  7. 請求項6に記載の光電気混載基板と、
    前記電気基板に設けられ、前記電気回路と電気的に接続されているとともに、前記レンズと光学的に接続されている光素子と、
    を有することを特徴とする光モジュール。
  8. 前記電気基板は、貫通孔を備えており、
    前記レンズと前記光素子との間は、前記貫通孔を介して光学的に接続されている請求項7に記載の光モジュール。
  9. 請求項8に記載の光モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
JP2016005351A 2016-01-14 2016-01-14 レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器 Pending JP2017125956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005351A JP2017125956A (ja) 2016-01-14 2016-01-14 レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005351A JP2017125956A (ja) 2016-01-14 2016-01-14 レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017125956A true JP2017125956A (ja) 2017-07-20

Family

ID=59364748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005351A Pending JP2017125956A (ja) 2016-01-14 2016-01-14 レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017125956A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052067A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 沖電気工業株式会社 光導波路モジュール
JP2020071386A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日本電気株式会社 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
JP2020181120A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 住友ベークライト株式会社 光導波路、光モジュールおよび電子機器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007076888A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-12 Fci Optical coupling device
JP2014102399A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Fujitsu Ltd 光モジュールおよびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007076888A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-12 Fci Optical coupling device
JP2014102399A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Fujitsu Ltd 光モジュールおよびその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052067A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 沖電気工業株式会社 光導波路モジュール
JP2020071386A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日本電気株式会社 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
JP7279338B2 (ja) 2018-10-31 2023-05-23 日本電気株式会社 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
JP2020181120A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 住友ベークライト株式会社 光導波路、光モジュールおよび電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100546856B1 (ko) 수발광 소자 내장 광전기 혼재(混載) 배선 모듈과 그 제조방법 및 그 실장체
US7627210B2 (en) Manufacturing method of optical-electrical substrate and optical-electrical substrate
US20130177277A1 (en) Optical waveguide, method for producing optical waveguide, optical waveguide module, method for producing optical waveguide module, and electronic apparatus
WO2012023430A1 (ja) 光導波路モジュールおよび電子機器
US20150301290A1 (en) Optical wiring part and electronic device
US9146348B2 (en) Optical-electrical composite flexible circuit substrate including optical circuit and electrical circuit
JP2017125956A (ja) レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器
JP5692581B2 (ja) 光電変換モジュール、及び、光電変換モジュールの製造方法
TW201506481A (zh) 光模組用構件、光模組及電子機器
JP2015114390A (ja) 接着シート、接着シート付き光導波路、光電気混載基板、光電気混載基板の製造方法、光モジュールおよび電子機器
JP6277740B2 (ja) 光モジュール、光モジュールの製造方法および光信号送受信機
JP7031125B2 (ja) 光導波路、光導波路接続体および電子機器
JP6561517B2 (ja) 光配線部品、端面保護部材付き光配線部品、端面保護部材付き光配線部品の製造方法および電子機器
JP4227471B2 (ja) 受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法
US10877216B2 (en) Optical waveguide substrate, method of manufacturing optical waveguide substrate, and method of repairing optical waveguide substrate
JP2004302345A (ja) 光電気プリント配線板とその製造方法
JP6711011B2 (ja) レンズ付き光導波路、光電気混載基板、光モジュールおよび電子機器
JP7031124B2 (ja) 光導波路、光導波路接続体および電子機器
JP7279338B2 (ja) 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
US9459419B2 (en) Opto-electric hybrid module
US9122023B2 (en) Optical waveguide device and method of manufacturing the same
JP6137971B2 (ja) 光導波路付きフレキシブルプリント配線板、およびその製造方法
JP6268932B2 (ja) 光導波路、インプリント用型、光導波路の製造方法、光電気混載基板および電子機器
JP6393975B2 (ja) 光導波路、光電気混載基板および電子機器
US20180088291A1 (en) Optical transmission substrate and optical transmission module

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200324