JP6656691B2 - 衣類 - Google Patents

衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP6656691B2
JP6656691B2 JP2019530290A JP2019530290A JP6656691B2 JP 6656691 B2 JP6656691 B2 JP 6656691B2 JP 2019530290 A JP2019530290 A JP 2019530290A JP 2019530290 A JP2019530290 A JP 2019530290A JP 6656691 B2 JP6656691 B2 JP 6656691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
wearer
arm
left sleeve
right sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019530290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019016896A1 (ja
Inventor
生央 虎谷
生央 虎谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORATANI CO Ltd
Original Assignee
TORATANI CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TORATANI CO Ltd filed Critical TORATANI CO Ltd
Publication of JPWO2019016896A1 publication Critical patent/JPWO2019016896A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6656691B2 publication Critical patent/JP6656691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D27/00Details of garments or of their making
    • A41D27/10Sleeves; Armholes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Description

本発明は、衣類に関する。
着用者の上半身の少なくとも一部を覆うことができる衣類が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−196587号公報
人は、例えば、スマートフォン等の携帯機器を利用するとき、前記携帯機器の操作のために、前記携帯機器をもつ腕が当該人の正面中央側にまわるように肩が所定の姿勢とる場合に比べて当該人の前方に出てしまう姿勢をとりやすい(所謂巻き肩になりやすい)。この姿勢は、頻繁にまたは連続して長時間にわたって保持された場合、人に肩こりまたは姿勢の悪化等の問題をもたらし得る。
なお、ここでの所定の姿勢とは、一般的に知られている正しい姿勢である。この正しい姿勢とは、具体的には例えば、平坦面に起立している人をその真横から見た場合に、その人の首のつけ根、肩、ひじ、くるぶしが略一直線上に位置するような姿勢である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、着用者の姿勢の矯正のために、着用者が、腕が正面中央側にまわるように肩が前方に出てしまう姿勢をとることを抑制できる衣服の提供を目的とする。
本発明は、
着用者の上半身に装着され得る衣類において、
前身頃、および、前記前身頃に設けられた後身頃を含む身頃と、
前記身頃に設けられた右袖と、
前記身頃に設けられた左袖と、
前記後身頃と前記右袖との間に存在する第1境界部分が前記左袖側へ引っ張られ得るように、かつ、前記後身頃と前記左袖との間に存在する第2境界部分が前記右袖側へ引っ張られ得るように、前記後身頃に設けられた矯正引張部とを備えるものである。
この構成によれば、着用者が前記衣類を着用したとき、前記矯正引張部が、前記第1境界部分を前記左袖側へ引っ張るとともに、前記第2境界部分を前記右袖側へ引っ張ることが可能となる。そのため、この際、着用者の右腕および左腕の各々を着用者の背面中央側に向かって移動させようとする力を、前記矯正引張部により、前記右袖を介して着用者の右腕ひいては右肩に常に加えるとともに、前記左袖を介して着用者の左腕ひいては左肩に常に加えることができる。
よって、前記衣類によれば、当該衣類を着用した着用者が、右腕および左腕がそれぞれ着用者の正面中央側にまわるように着用者の右肩および左肩の各々が前方に出てしまう姿勢を頻繁にまたは連続して長時間にわたってとりづらくなるようにすることができる。結果、着用者が、前記衣類を着用する際、常に前記姿勢をとろうとすること(所謂、巻き肩になること)を抑制でき、着用者の姿勢を矯正できる。
本発明の別の態様によれば、
前記右袖は、当該右袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有し、かつ、当該右袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有し、
前記左袖は、当該左袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有し、かつ、当該左袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有する。
なお、前記右袖および前記左袖の各々の伸長力(25cN)、更に特許請求の範囲に記載された伸長力とは、製造に用いられる生地等の素材を、幅2.5cm、長さ(生地把持間隔)10cmの状態で、引張り速度30cm/分で所定方向に10%伸長させた時の伸長力の意味である。
この構成によれば、着用者による前記衣類の着用時、前記矯正引張部および前記右袖により、前記第1境界部分に、これを着用者の後方(着用者の背面中央側)へ移動させようとする強い力を付与できることが新たに知見された。また、この際、前記矯正引張部および前記左袖により、前記第2境界部分に、これを着用者の後方(着用者の背面中央側)へ移動させようとする強い力を付与できることが新たに知見された。
そのため、着用者の右腕および右肩と左腕および左肩とに、後方への高い負荷をかけることが可能となる。したがって、右腕および左腕がそれぞれ正面中央側にまわるように右肩および左肩の各々が前方に出てしまう前記姿勢を、着用者にとって更にとりづらいものにできる。よって、着用者が巻き肩になることをより効果的に抑制でき、着用者の姿勢の矯正効果を高めることができる。しかも、既に巻き肩になった人に対しても優れた矯正効果を得ることができる。
本発明の更なる態様によれば、
前記右袖は、当該右袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように当該右袖の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、当該右袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有し、
前記左袖は、当該左袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように当該左袖の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、当該左袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有する。
この構成によれば、着用者による前記衣類の着用時、前記矯正引張部および前記右袖により、前記第1境界部分に、これを着用者の背面中央側へ移動させようとする強い力を付与できることが新たに知見された。また、この際、前記矯正引張部および前記左袖により、前記第2境界部分に、これを着用者の背面中央側へ移動させようとする強い力を付与できることが新たに知見された。
そのため、着用者の右腕および右肩と左腕および左肩とに、後方への高い負荷をかけることが可能となる。したがって、右腕および左腕がそれぞれ正面中央側にまわるように右肩および左肩の各々が前方に出てしまう前記姿勢を、着用者にとって更にとりづらいものにできる。よって、着用者が巻き肩になることをより効果的に抑制でき、着用者の姿勢の矯正効果を高めることができる。しかも、既に巻き肩になった人に対しても優れた矯正効果を得ることができる。
本発明のまた別の態様によれば、
前記右袖が、前記着用者の右腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖であり、
前記左袖が、前記着用者の左腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖である。
この構成によれば、着用者による前記衣類の着用時、前記右袖を着用者の右腕の上腕と前腕の少なくとも一部とに応じて伸長させて、この右腕の比較的広範囲な部分に対する密着度を高めることが可能となる。また、この際、前記左袖を着用者の左腕の上腕と前腕の少なくとも一部とに応じて伸長させて、この左腕の比較的広範囲な部分に対する密着度を高めることが可能となる。
したがって、前記右袖が着用者の右肩に向かってずり上がりすぎることを防止できる。前記左袖が着用者の左肩に向かってずり上がりすぎることを防止できる。よって、前記身頃と前記右袖との境目部分が着用者の右脇付近に食い込んだり、前記身頃と前記左袖との境目部分が着用者の左脇付近に食い込んだりすることを阻止して、前記右袖、前記左袖またはこれら双方のずり上がりに起因する前記衣類の着用感の悪化を回避できる。
本発明のまた別の態様によれば、
前記右袖が、前記着用者の右腕における上腕を覆う半袖であり、
前記左袖が、前記着用者の左腕における上腕を覆う半袖である。
本発明によれば、着用者の姿勢の矯正のために、着用者が、腕が正面中央側にまわるように肩が前方に出てしまう姿勢をとることを抑制できる衣服を提供できる。
本発明の一実施形態に係る衣類の正面図である。 図1の衣類の背面図である。 図1の衣類が着用され状態を示す模式平面図である。 本発明の別実施形態に係る衣類の背面図である。
本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る衣類1の正面図を示す。図2に、衣類1の背面図を示す。なお、図1および図2においては、平らに広げられた通常状態にある衣類1を示す。
図1、図2に示すように、衣類1は、着用者の上半身に装着され得るものである。詳しくは、衣類1は、肌着として着用され得るもの(インナウェア)、または、肌着の上に着用される中衣もしくは上着として着用され得るもの(アウターウェア)である。本実態形態において、衣類1は、着用者の上半身の略全体を覆うことができるシャツである。衣類1は、着用者の上半身に対してフィットした状態で装着される。
衣類1は、身頃2と、右袖3と、左袖4とを備えている。身頃2は、前身頃11と、前身頃11に設けられた後身頃12とを含んでいる。そしてこの身頃2に、右袖3および左袖4がそれぞれ設けられている。なお、身頃2は、本実施形態においては前身頃11と後身頃12とを別体に構成したものとしているが、前身頃11と後身頃12とを一体に構成したものとしてもよい。
本実施形態において、身頃2は、伸縮性を有している。身頃2は、衣類1の上下方向を軸方向とする筒状体である。前身頃11は、衣類1を着用した着用者の身体(上半身)の正面に対応する部分であり、着用者の上半身の概ね正面全部を覆うことができるように構成されている。後身頃12は、衣類1を着用した着用者の身体(上半身)の背面に対応する部分であり、着用者の上半身の概ね背面全部を覆うことができるように構成されている。
身頃2において、前身頃11と後身頃12とは、襟ぐり6、裾7、右袖ぐり8および左袖ぐり9が形成されるように接続されている。裾7は、身頃2の上下方向(高さ方向)に関して襟ぐり6の下方に配されている。右袖ぐり8は、身頃2の左右方向(幅方向)に関して襟ぐり6の右側に配されている。左袖ぐり9は、身頃2の左右方向に関して襟ぐり6の左側に配されている。
詳しくは、前身頃11と後身頃12とは、襟ぐり6、裾7、右袖ぐり8および左袖ぐり9となる各開口部分が形成され得るように、かつ、前後方向に並ぶように筒状を呈し得るように縫合されている。これにより、身頃2は、襟ぐり6および裾7の各々を開口部として有する筒形状を呈し、着用者の上半身の概ね全部を覆うことができるようになっている。また、前身頃11と後身頃12とは、それぞれ、本実施形態においては略左右対称な形状を有している。
右袖3は、着用者の右腕に対してフィットしつつ装着され得るように構成されている。右袖3は、本実施形態においては身頃2から延びるように右袖ぐり8に接続されている。より詳しくは、右袖3は、伸縮性を有するとともに、身頃2に連通するように接続された筒状体である。右袖3は、その長さ方向(軸方向、図1における矢印33方向)の所定範囲にわたって、着用者の右腕に直接または間接的に接触する(フィットする)ように伸長しつつ、着用者の右腕を包み得るようになっている。
左袖4は、着用者の左腕に対してフィットしつつ装着され得るように構成されている。左袖4は、本実施形態においては身頃2から延びるように左袖ぐり9に接続されている。より詳しくは、左袖4は、伸縮性を有するとともに、身頃2に連通するように接続された筒状体である。左袖4は、その長さ方向(軸方向、図1における矢印35方向)の所定範囲にわたって、着用者の左腕に直接または間接的に接触する(フィットする)ように伸長しつつ、着用者の左腕を包み得るようになっている。
また、衣類1は、矯正引張部20を備えている。矯正引張部20は、後身頃12と右袖3(詳しくは、その背面部)との間に存在する第1境界部分21が前記左袖4側へ引っ張ら得るように、かつ、後身頃12と左袖4(詳しくは、その背面部)との間に存在する第2境界部分22が右袖3側へ引っ張られ得るように、後身頃12に設けられている。
本実施形態において、矯正引張部20は、ゴム部材(弾性体)から構成されている。矯正引張部20は、身頃2のうち右袖ぐり8および左袖ぐり9の各々の上端から下端までに対応する上側領域13に納まる大きさを有している。矯正引張部20は、略平坦な矩形板状に形成されている。
矯正引張部20は、後身頃12のうち上側領域13に対応する第1の部分25において、後身頃12の左右方向(身頃2の周方向)に延在するように配される。そして、矯正引張部20は、後身頃12における第1の部分25に、第1境界部分21および第2境界部分22の各々に対する引張性能が損なわれないように縫着または接着等により取り付けられている。
詳しくは、矯正引張部20の右端部27が、第1境界部分21付近に存在する後身頃12の第1取付箇所に取り付けられている。矯正引張部20の左端部28が、第2境界部分22付近に存在する後身頃12の第2取付箇所に取り付けられている。
なお、矯正引張部20の右端部27は、例えば、右袖3に備えられた第3取付箇所に取り付けてもよいし、前記第1取付箇所および前記第3取付箇所の双方に取り付けてもよい。矯正引張部20の左端部28は、例えば、左袖4に備えられた第4取付箇所に取り付けてもよいし、前記第2取付箇所および前記第4取付箇所の双方に取り付けてもよい。
このようにして、矯正引張部20は、着用者による衣類1の着用後に衣類1の左右方向に関して着用者の身体に応じて伸長するとともに、着用者による衣類1の着用後または衣類1の着用前および着用後に後身頃12の左右方向に関して収縮作用を発揮できるように、後身頃12に設けられている。
なお、矯正引張部20は、後身頃12の第1の部分25において第1境界部分21と第2境界部分22との間の左右幅が後身頃12の上下位置によって異なるように設定されている場合には、第1の部分25のうちその左右幅が最小となる部分で収縮作用を発揮できるように設けるのが好ましい。
このような構成により、衣類1が着用者により着用されたとき、衣類1を着用者の上半身に対してフィットさせて、矯正引張部20を後身頃12の左右方向(身頃2の周方向)に伸長させた状態にできる。そのため、この際には、矯正引張部20が収縮作用を発揮することとなり、この収縮作用が矯正引張部20の引張作用として第1境界部21および第2境界部22に対して働く。
したがって、矯正引張部20が、第1境界部分21を左袖4側(図3中の矢印45方向)へ引っ張るとともに、第2境界部分22を右袖3側(図3中の矢印46方向)へ引っ張ることになる。すなわち、着用者の右腕および左腕の各々を着用者の後方(着用者の背面中央側)に向かって移動させようとする力が、矯正引張部20により右袖3を介して着用者の右腕ひいては右肩に常に加わるとともに、左袖4を介して着用者の左腕ひいては左肩に常に加わることになる。
よって、衣類1によれば、図3に示すような腕が正面中央側にまわるように右腕につながる右肩および左腕につながる左肩の各々が前方に出てしまう姿勢60を、衣類1を着用した着用者51が頻繁にまたは連続して長時間にわたってとりづらくなるようにすることができる。結果、着用者が、衣類1を着用する際、常に姿勢60をとろうとすること(所謂、巻き肩になること)を抑制でき、着用者の姿勢を矯正できる。さらに、既に巻き肩になった人に衣類1を着用させた場合でも、その巻き肩を矯正することができる。
なお、矯正引張部20は、本実施形態においては単体のゴム部材から構成されたものとしているが、これに限定するものではなく、例えば、図4に示すように、複数のゴム部材31・32から構成されたものとしてもよい。
また、本実施形態において、右袖3は、右袖3の長さ方向(図1における矢印33方向)の10%伸長時に25cN以上300cN以下となる長さ方向の伸長力を有している。右袖3は、更に、右袖3の周方向(図1における矢印34方向)の10%伸長時に25cN以上300cNとなる周方向の伸長力を有している。
左袖4は、左袖4の長さ方向の10%伸長時に25cN以上300cNとなる長さ方向(図1における矢印35方向)の伸長力を有している。左袖4は、更に、左袖4の周方向の10%伸長時に25cN以上300cNとなる周方向(図1における矢印36方向)の伸長力を有している。
ここでの伸長力とは、右袖3および左袖4に関して、それぞれの製造に用いられる素材(生地)を、定速伸長形引張試験機により、約20℃(18℃〜22℃)の環境下において、幅2.5cm、長さ(生地把持間隔)10cmの状態で、引張り速度30cm/分で所定方向に10%伸長させた時の伸長長力である。本件では定速伸長形引張試験機として島津製作所製AGS−Xを採用し、これを用いて測定した伸長力を記載している。
このような構成により、着用者による衣類1の着用時、矯正引張部20および右袖3により、第1境界部分21に、これを(着用者の背面中央側)へ移動させようとする強い力を付与できることが可能となる。また、この際、矯正引張部20および左袖に4より、第2境界部分22に、これを(着用者の背面中央側)へ移動させようとする強い力を付与できることが可能となる。
すなわち、着用者の右腕および右肩と左腕および左肩とに、後方への高い負荷をかけることが可能となる。したがって、前述の姿勢60を、着用者にとって更にとりづらいものにできる。よって、着用者が巻き肩になることをより効果的に抑制でき、着用者の姿勢の矯正効果を高めることができる。しかも、既に巻き肩になった人に対して優れた矯正効果を得ることができる。
なお、右袖3の長さ方向の伸長力は、右袖3の長さ方向の10%伸長時に40cN以上300cN以下となるものが好ましく、右袖3の長さ方向の10%伸長時に60cN以上300cN以下となるものがより好ましい。右袖3の周方向の伸長力は、右袖3の周方向の10%伸長時に40cN以上300cN以下となるものが好ましく、右袖3の周方向の10%伸長時に60cN以上300cN以下となるものがより好ましい。
左袖4の長さ方向の伸長力は、左袖4の長さ方向の10%伸長時に40cN以上300cN以下となるものが好ましく、左袖4の長さ方向の10%伸長時に60cN以上300cN以下となるものがより好ましい。左袖4の周方向の伸長力は、左袖4の周方向の10%伸長時に40cN以上300cN以下となるものが好ましく、左袖4の周方向の10%伸長時に60cN以上300cN以下となるものがより好ましい。
また、右袖3は、前述の構成に代えて、右袖3の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように右袖3の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、右袖3の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有するものとしてもよい。
左袖4は、前述の構成に代えて、左袖4の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように左袖4の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、左袖4の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有するものとしてもよい。
また、本実施形態において、右袖3は、衣類1の着用者の右腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖である。左袖4は、衣類1の着用者の左腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖である。ここでの長袖とは、着用者の上腕と前腕の略全部とを覆う本実施形態のような袖に加えて、着用者の上腕と前腕の一部とを覆う袖、例えば七分袖を含む。
このような構成により、着用者による衣類1の着用時、右袖3を着用者の右腕の上腕および前腕の少なくとも一部に応じて伸長させて、この右腕の比較的広範囲な部分に対する密着度を高めることとなる。また、この際、左袖4を着用者の左腕の上腕および前腕の少なくとも一部に応じて伸長させて、この左腕の比較的広範囲な部分に対する密着度を高めることとなる。
したがって、右袖3が着用者の右肩に向かってずり上がりすぎることを防止できる。左袖4が着用者の左肩に向かってずり上がりすぎることを防止できる。よって、身頃2(右袖ぐり8)と右袖3との境目部分が着用者の右脇付近に食い込んだり、身頃2(左袖ぐり9)と左袖4との境目部分が着用者の左脇付近に食い込んだりすることを阻止して、右袖3、左袖4またはこれら双方のずり上がりに起因する衣類1の着用感の悪化を回避できる。
なお、本発明に係る衣類は、本実施形態においては長袖である右袖3と長袖である左袖4とを備える衣類1としているが、これに限定するものではなく、着用者の右腕における上腕を覆う半袖である右袖と着用者の左腕における上腕を覆う半袖である左袖とを備える衣類であってもよい。
上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 衣類
2 身頃
3 右袖
4 左袖
11 前身頃
12 後身頃
20 矯正引張部
21 第1境界部
22 第2境界部

Claims (4)

  1. 着用者の上半身に装着され得る衣類であって、
    前身頃、および、前記前身頃に設けられた後身頃を含む身頃と、
    前記身頃に設けられた右袖と、
    前記身頃に設けられた左袖と、
    前記後身頃と前記右袖との間に存在する第1境界部分が前記左袖側へ引っ張られ得るように、かつ、前記後身頃と前記左袖との間に存在する第2境界部分が前記右袖側へ引っ張られ得るように、前記後身頃に設けられた矯正引張部と
    を備え、
    前記右袖は、当該右袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有し、かつ、当該右袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有し、
    前記左袖は、当該左袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有し、かつ、当該左袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有する、衣類
  2. 着用者の上半身に装着され得る衣類であって、
    前身頃、および、前記前身頃に設けられた後身頃を含む身頃と、
    前記身頃に設けられた右袖と、
    前記身頃に設けられた左袖と、
    前記後身頃と前記右袖との間に存在する第1境界部分が前記左袖側へ引っ張られ得るように、かつ、前記後身頃と前記左袖との間に存在する第2境界部分が前記右袖側へ引っ張られ得るように、前記後身頃に設けられた矯正引張部と
    を備え、
    前記右袖は、当該右袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように当該右袖の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、当該右袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有し、
    前記左袖は、当該左袖の長さ方向の10%伸長時に25cN以上となる長さ方向の伸長力を有さないように当該左袖の長さ方向に伸びない素材から構成されるとともに、当該左袖の周方向の10%伸長時に25cN以上となる周方向の伸長力を有する、衣類
  3. 前記右袖が、前記着用者の右腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖であり、
    前記左袖が、前記着用者の左腕における上腕と前腕の少なくとも一部とを覆う長袖である、
    請求項1または請求項2に記載の衣類。
  4. 前記右袖が、前記着用者の右腕における上腕を覆う半袖であり、
    前記左袖が、前記着用者の左腕における上腕を覆う半袖である、
    請求項1または請求項2に記載の衣類。
JP2019530290A 2017-07-19 2017-07-19 衣類 Active JP6656691B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/026124 WO2019016896A1 (ja) 2017-07-19 2017-07-19 衣類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019016896A1 JPWO2019016896A1 (ja) 2019-12-12
JP6656691B2 true JP6656691B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=65015898

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019530290A Active JP6656691B2 (ja) 2017-07-19 2017-07-19 衣類
JP2019530955A Active JP6651181B2 (ja) 2017-07-19 2018-07-04 衣類の上半身部

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019530955A Active JP6651181B2 (ja) 2017-07-19 2018-07-04 衣類の上半身部

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP6656691B2 (ja)
WO (2) WO2019016896A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104517U (ja) * 1980-01-16 1981-08-15
JPS62160924U (ja) * 1985-11-13 1987-10-13
JP5053345B2 (ja) * 2009-09-07 2012-10-17 株式会社新和 姿勢矯正具及び衣類
JP5002727B1 (ja) * 2011-12-07 2012-08-15 株式会社シャルレ 衣類
JP5293844B2 (ja) * 2012-01-26 2013-09-18 東レ株式会社 衣服
JP6391200B2 (ja) * 2015-12-11 2018-09-19 美津濃株式会社 スポーツ用ウェア

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019017204A1 (ja) 2019-01-24
WO2019016896A1 (ja) 2019-01-24
JPWO2019016896A1 (ja) 2019-12-12
JPWO2019017204A1 (ja) 2019-12-12
JP6651181B2 (ja) 2020-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6406463B2 (ja) カップ部を有する衣類
JP6696661B2 (ja) 衣料の上半身部
JP6727639B1 (ja) 衣料の上半身部
JP6656691B2 (ja) 衣類
JP6516315B2 (ja) 衣類
JP6656690B2 (ja) 衣類
JP6516314B1 (ja) 衣料の上半身部
JP6816910B2 (ja) 衣料の上半身部
JP6704135B1 (ja) 衣料の上半身部
JP6696663B1 (ja) 衣料の上半身部
US1666823A (en) Garter
JP5161392B1 (ja) 衣類
JP2021113380A (ja) たるんだタートルネックを復元させるベルト
JP2018204154A (ja) エプロン

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190802

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190802

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6656691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250