JP6655454B2 - センサ装置 - Google Patents

センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6655454B2
JP6655454B2 JP2016078640A JP2016078640A JP6655454B2 JP 6655454 B2 JP6655454 B2 JP 6655454B2 JP 2016078640 A JP2016078640 A JP 2016078640A JP 2016078640 A JP2016078640 A JP 2016078640A JP 6655454 B2 JP6655454 B2 JP 6655454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
detection signal
unit
receiving
sensor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016078640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017191804A (ja
Inventor
田中 和也
和也 田中
坂倉 弘晃
弘晃 坂倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP2016078640A priority Critical patent/JP6655454B2/ja
Publication of JP2017191804A publication Critical patent/JP2017191804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6655454B2 publication Critical patent/JP6655454B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

本発明は、センサ装置に関するものである。
静電容量センサと光センサの機能を有するセンサ装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、センサ装置は、発光素子と受光素子とを基板上に実装した光検知センサと、所定の形状に形成される透孔性シートの表裏面に固定される静電容量センサの電極とを有する。
静電容量センサの電極は表裏で網目状となるように配置され、光透過性が確保される。
特開2013-58117号公報
しかし、上述した従来例において、透孔性シートの光透過性が静電容量センサの電極により妨げられるために、光センサとしての精度が劣るという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、光センサとしての性能を劣化することなく静電容量センサ機能を付加することのできるセンサ装置の提供を目的とする。
また本発明の他の目的は、上記センサ装置を使用した車両のドア開閉制御装置の提供にある。
本発明によれば上記目的は、
センサケース1内に収容される受発光素子2、3を備え、発光素子2の照射光に対する検知対象による反射光の受光素子3による受光により光検出信号を出力する光センサ部4と、
前記センサケース1に設けられる受発光光に対する光通過窓部5に配置される電極6への接近を検出した際に静電センサ検出信号を出力する静電容量センサ部7と、
前記光センサ部4からの光センサ検出信号を所定時間保持し、所定期間内に静電容量センサ部7からの静電検出信号を受領した場合には静電検出信号を出力し、静電容量センサ部7からの静電検出信号の出力がなかった場合に光センサ検出信号を出力する出力制御部14とを有し、
前記静電容量センサ部7の電極6には、受発光素子2、3の光軸に対する直交面への前記対応する各受発光素子2、3の正射投影点を中心とする所定面積の光透過開口8が開設されるセンサ装置を提供することにより達成される。
本発明において、センサケース1内に光センサ部4と静電容量センサ部7とが収容され、光センサ部4の発光素子2からの照射光、および受光素子3への入射光を取り入れるためにセンサケース1に開設される光通過窓部5には、静電容量センサ部7の電極6が配置される。
電極6には、受発光素子2、3に対応して光透過開口8が開設されており、センサケース1から、あるいはセンサケース1内への検出光の導入、導出が確保される。光透過開口8が受発光素子2、3の光軸(OA)(受光素子3においては、受光素子3の法線方向、あるいは指向特性における最大受光方向)に対する直交面への正射投影点が中心となるように配置されるために、受光効率を可及的に高めることができる。
したがって本発明において、静電容量センサとして必要な電極6に受発光素子2、3のセンサケース1内への光導入、導出開口となる光透過開口8を開設したので、光センサとしての性能を劣化させることなく、静電容量センサとしても機能させることができる。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記光センサ部4は、単一の受光素子3と、該受光素子3の周りに配置される複数の発光素子2とを有し、
前記光通過窓部5には、各光透過開口8に対応する受発光素子2、3に焦点位置を一致させた複数の小凸レンズ面9を素子対向面に、反対面に曲率中心が前記受光素子3の光軸(OA)軸線上に位置する単一の大凸レンズ面10を一体に形成した導光体11が配置されるセンサ装置を構成することができる。
本発明において、複数の発光素子2からの照射光は、小凸レンズ面9により平行光とされた後、大凸レンズ面10の焦点位置に集焦するために、焦点位置近傍に設定された検出領域27への供給光量を大きくすることが可能になる。この結果、光透過開口8の総面積を小さくしても、検出領域27への供給光量を大きくし、結果、反射光量も大きくすることができる上に、光透過開口8から導光体11内に導入された反射光は、導光体11内で反射を繰り返して受光素子3に供給されるために、光センサ部4、および静電容量センサ部7の双方の検出精度が向上する。
さらに、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
発光素子2からの照射光を光通過窓部5から投光する発光部12、前記発光部12からの照射光を光通過窓部5から受光する受光素子3を備えた受光部13を有し、前記受光部13における発光部12からの照射光の検出により光検出信号を出力する光センサ部4と、
前記発光部12または受光部13のいずれか一方の光通過窓部5に配置された電極6への接近を検出した際に静電センサ検出信号を出力する静電容量センサ部7と、
前記光センサ部4からの光センサ検出信号を所定時間保持し、所定期間内に静電容量センサ部7からの静電検出信号を受領した場合には静電検出信号を出力し、静電容量センサ部7からの静電検出信号の出力がなかった場合に光センサ検出信号を出力する出力制御部14とを有し、
前記静電容量センサ部7の電極6には、対応する受発光素子2、3の光軸に対する直交面への前記対応する各受発光素子2、3の正射投影点を中心とする所定面積の光透過開口8が開設されるセンサ装置を構成することができる。
本発明において、センサ装置は、発光部12と受光部13からなる光センサ部4と、発光部12、または受光部13のいずれか一方の光通過窓部5に電極6を配置した静電容量センサ部7とを有する。図11に示すように、発光部12と受光部13とを別体で形成することが可能であり、透過型光センサ装置として利用することができる。
この場合、前記光通過窓部5には、光透過開口8に対応する受発光素子2、3に焦点位置を一致させた複数の小凸レンズ面9を素子対向面に一体に形成した導光体11が配置されるンサ装置を構成することにより、光透過開口8からの照射、あるいは導入光を効率よく利用することが可能になるために、光センサ部4、および静電容量センサ部7の双方の検出精度が向上する。
図11(a)に示すように、受光部13に電極6を配置し、各受光素子3に集焦する小凸レンズ面9を配置し、さらに、前側焦点位置を発光部12の発光素子2位置近傍に設定した大凸レンズ面10を設けた導光体11を配置することが可能であり、このように構成すると、発光素子2からの照射光は大凸レンズ面10により平行光とされた後、小凸レンズ面9により各受光素子3に集焦されるために、光透過開口8から導入された検出光を有効に利用することができる。
また、図11(b)に示すように、発光部12に電極6を配置し、導光体11に発光素子2に集焦する衝突レンズ面9を形成した場合には、発光素子2からの照射光を平行光にして受光部13に供給することができる。この場合においても、導光体11に受光部13の受光素子3近傍を後側焦点位置とする大凸レンズ面10を形成すると、発光部12からの照射光を受光素子3において集焦するビームとして供給することができる。
さらに、以上の発明は、
前記光センサ部4からの光センサ検出信号を所定時間保持し、所定期間内に静電容量センサ部7からの静電検出信号を受領した場合には静電検出信号を出力し、静電容量センサ部7からの静電検出信号の出力がなかった場合に光センサ検出信号を出力する出力制御部14を備える。
光センサ部4と静電容量センサ部7とを混在させて静電容量センサ部7による検出を目的とする操作を行った場合、光センサ部4による検出が先行するために、本発明によるセンサ装置を使用して制御を行う場合には、静電容量センサによる検出を待つための適宜の制御が別途必要となる。
これに対し、光センサ部4からの出力に対して遅延をかける出力制御部14を備えた本発明において、別途の制御を要することなく双方を識別した最終出力を出力することができるために、制御構造を簡単にすることが可能になる。
さらに、上記センサ装置を車両15に装着することにより、
車両15の外壁に取り付けられたセンサ装置と、
前記センサ装置の光センサ検出信号の受領により駆動装置16を駆動して車両15のドア19を開放させるドア開放制御部17と、
前記静電容量センサ部7からの静電検出信号の受領により前記ドア開放制御部17の動作を停止させるキャンセル制御部18とを有する車両のドア開閉制御装置を構成することができる。
本発明において、車両15の外壁に固定されたセンサ装置の光センサ部4から照射される発光素子2からの検出光を遮るようにして荷物等の被検出体を位置させると、該被検出体からの反射光が受光素子3により受光され、所定時間経過後、光センサ検出信号を出力し、ドア19が開放される。
一方、複数の指先等でセンサ装置の光透過窓に触れると、光センサ検出信号が出力され、ドア開放制御部17の動作が停止され、この後、所定の条件が充足されるまで、光センサ検出信号が出力されてもドア19が開放操作されることがなくなる。
この結果、荷物等を翳すことによるドア開放操作を簡単にキャンセルすることが可能になるために、ドア開放操作が非常に簡単になる。
この場合、前記キャンセル制御部18のキャンセル機能が、静電容量センサ部7からの静電検出信号の受領毎にON-OFF反転するように構成することができる。
キャンセル制御部18におけるキャンセル動作は所定時間後に自動的に解除されるように構成することも可能であるが、本発明のように、静電容量センサ部7からの静電検出信号を受領する毎に有効、無効の間を反転させると、利用者の意思をより忠実に反映することができるために、使い勝手が向上する。
本発明によれば、光センサとしての性能を劣化することなく静電容量センサ機能を付加することができる。
センサ装置を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の1B方向矢視図である。 図1の断面図で、(a)は図1(a)の2A-2A線断面図、(b)は図1(b)の2B-2B線断面図である。 隔壁部材を示す図で、(a)は斜視図、(b)は隔壁部材への実装基板、導光体、および電極の組み付け状態を示す図である。 導光体を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の4B方向矢視図、(c)は(b)の4C-4C線断面図である。 実装基板、導光体、および電極の位置関係を示す図で、(a)は受発光素子と導光体の小凸レンズ面との関係を示す図、(b)は導光体の小凸レンズ面と電極の光透過開口との関係を示す図である。 静電容量センサ部の電極を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 フォトセンサユニットの検出領域を示す図である。 本発明が適用された車両を示す図で、(a)は車両を後方から見た図、(b)は車両の側面図、(c)は(a)の8C-8C線断面図である。 ドア開閉制御装置のブロック図である。 ドア開放制御装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明を示す図で、(a)は受光部に静電容量センサ部を配置した状態を示す図、(b)は発光部に静電容量センサを配置した図を示す。
図1以下に本発明のセンサ装置(A)を示す。センサ装置(A)は、車両15に固定されるセンサケース1と、センサケース1内に格納される光センサ部4と、静電容量センサ部7と、上記光センサ部4、静電容量およびセンサ部出力制御部14が実装される実装基板20とを有して構成される。
センサケース1は、固定用フランジ21aを備えたブラケット21と、ブラケット21に固定されるインナーケースとから構成される。インナーケース22は透明な合成樹脂材等により一端が閉塞された筒形状に形成されており、ブラケットの前端開口から開放端を挿入して装着される。
上記光センサ部4は、赤外線LEDからなる発光素子2と、フォトダイオードからなる受光素子3とを有し、これら受発光素子2、3は同一の実装基板20上に実装される。
図3に示すように、上記受光素子3は実装基板20の中心部に配置されるとともに、発光素子2は、上記受光素子3を中心とする円周上に等間隔で複数個(本例においては4個)配置される。
上記発光素子2からの照射光(検出光)が直接受光素子3に入射することを防止するために、センサケース1内には隔壁部材23が装着される。図3(a)に示すように、隔壁部材23は、不透明な合成樹脂材により形成され、外周が実装基板20の外周にほぼ一致する矩形枠部23aと、矩形枠部23aの中心に配置されて上下に開放された遮蔽筒部23bと、遮蔽筒部23bを矩形枠部23aに連結するための仕切り壁23cとを有する。
図5(a)に示すように、上記隔壁部材23を実装基板20に装着した状態において受光素子3の周囲が遮蔽筒部23bに囲まれており、被検知体24からの反射光用の通過空間としてセンサケース1内の他の空間から区画される。図2に示すように、遮蔽筒部23bの内周壁面には、受光素子3が実装される実装基板20上から上方に行くに従って漸次拡径されるテーパ部25が形成されており、遮蔽筒部23b内壁でのミラー効果による反射光の集光効率の向上が図られる。
一方、センサケース1内の矩形枠部23a内の空間は、仕切り壁23cにより区画されて発光素子2から照射される検出光の通過空間として使用される。本例において、検出光の通過空間は発光素子2の数量に合わせて4個形成され、発光素子2は各通過空間の中心部に配置される。
さらに、図2に示すように、上記隔壁部材23の下端面にはOリング26が装着されて隔壁部材23と実装基板20との境界部からの漏光が完全に防止され、結果、受光素子3の実装面から、隔壁部材23の前端までの領域は、発光素子2の投光光により照射される領域から完全に隔離される状態となるために、投光光が直接受光素子3に入ることが確実に防止される。
また、上記隔壁部材23の上端部には導光体11が装着される。
図4に示すように、導光体11はアクリル樹脂により平面視正方向形状に形成されており、隔壁部材23に形成された位置決め支柱23dに四隅部を当接させることにより位置決めされた所定位置に保持される。
上記導光体11には、上面側(対物側)に表面のほぼ全面にわたって単一の大凸レンズ面10が、反対面(光源側)に小凸レンズ面9が一体に形成される。
これら大小凸レンズ面9、10は球面により形成されており、大凸レンズ面10は、法線が受光素子3の光軸(OA)に一致する位置に配置されており、受光素子3に対応する小凸レンズ面9は受光素子3に集光するように形成される。また、その他の小凸レンズ面9は、各々対応する発光素子2に集光するように形成される。
さらに、発光素子2に対応する小凸レンズ面9と受光素子3に対応する小凸レンズ面9との境界部には、溝11aが形成されており、発光素子2に対応する小凸レンズ面9から導入された照射光の受光素子3に対応する領域への侵入が防止される。
したがって、本例において、発光素子2からの照射光は、対応する小凸レンズ面9により平行光に変換されて導光体11内を進行した後、大凸レンズ面10により屈折され、インナーケース22の底壁部(光通過窓部5)から放出されて大凸レンズ面10の後側焦点位置に集光される。
この結果、図7に示すように、センサ装置(A)を固定した状態で大凸レンズ面10の後側焦点位置近傍に検出領域27を設定しておくと、該検出領域27の検出光の光量を増加させることが可能で、かつ、当該検出領域27に進入した被検知体24からの反射光は、大凸レンズ面10、および小凸レンズ面9により集光されて受光素子3に効率的に供給されるために、高い検出精度を実現することができる。
また、後述するように、光通過窓部5の一部が静電容量センサ部7の不透明な電極6により覆われる結果、外部からセンサケース1内への導光部は、電極6に開設された光透過開口8に限られる本例において、光透過開口8から導入された被検知体24からの反射光は、直接受光素子3に向かわないものであっても、適宜導光体11内で反射した後、受光素子3に供給されるために、反射光を効率よく利用して検出精度を高めることができる。
一方、上記静電容量センサ部7は、実装基板20上に実装される図外のコントローラ部と電極6とを有する。図6に示すように、電極6は、薄板状の導電性を有する板材により上述した導光体11と同様に正方形状に形成され、一側縁から垂下されたリード片6aを実装基板20に接続することによりコントローラ部に電気的に接続される。
また、電極6には、導光体11の小凸レンズ面9に対応して光透過開口8が開設される。光透過開口8は、光透過面積、および残余の導電領域の双方を可及的に大きくすることができるように、小凸レンズ面9の膨隆領域に比してやや大径で、かつ、相互に非連結状態となるように形成される。
受光素子3の周りに発光素子2が配置される本例において、発光素子2に対応する光透過開口8と受光素子3に対応する光透過開口8との境界部には、中心部における光透過開口8同士の連結を防止して中心部における電極6領域の欠落を防止し、さらに、全体の機械的強度向上のために、ブリッジ部6bが残される。
以上の電極6は、四隅部を隔壁部材23の位置決め支柱23dに当接させた状態で導光体11とインナーケース22の底壁部との間に挟みこまれるように配置される(図2参照)。
この状態で、図5に示すように、各光透過開口8の中心は、発光素子2の光軸(OA)に対する直交面(本例においては光通過窓部5)への正射投影点に一致し、各小凸レンズ面9の外周を囲むように位置する。
さらに、実装基板20上には出力制御部14が実装される。図9に示すように、出力制御部14は遅延時間を計測するためのタイマー14aを有しており、以下のように動作する。すなわち、センサ装置(A)の光センサ部4が光検出信号を出力すると、タイマー14aがセットされ、予め設定された遅延時間内に静電用センサ部からの静電検出信号が出力されるかを監視し、遅延時間内に静電検出信号が出力されなかった場合、出力制御部14は光検出信号を出力する。これに対し、遅延時間内に静電検出信号が出力された場合には、出力制御部14は光検出信号を出力することなく、静電検出信号のみを出力する。
したがって本例において、図7に示すように、稼働状態において、発光素子2からの照射光は検出領域27近傍において集光し、この検出領域27近傍に荷物等の被検知体24を進入させると、該被検知体24からの反射光が受光素子3により検出され、所定の遅延時間が経過した後、出力制御部14から光検出信号が出力される。
これに対し、手28でセンサ装置(A)の光通過窓部5を触れると、まず、光センサ部4から光検出信号が出力された後、光通過窓部5への接触が所定の遅延時間内に行われると、出力制御部14は静電検出信号を出力する。
なお、以上において、光センサ部4は、受光素子2の周囲に受光素子3を配置する場合を示したが、受光素子3の周りに受光素子2を配置することも可能であり、この場合、受光素子2を並列接続するなどして各受光素子2の出力電流を加算して出力電流とすることができる。
次に、以上のセンサ装置(A)を使用したドア開閉制御装置を示す。
図8、9に示すように、ドア開閉制御装置は、ダンパ装置等の駆動装置16により駆動されるパワーバックドア19の開閉動作を制御するためのバックドア制御装置として構成されるもので、車両15のバックドア19に固定されるセンサ装置(A)と、駆動装置16を制御するためのドア開放制御部17と、キャンセル制御部18と、認証部32と、これらを制御する制御部33とを有する。
図8に示すように、センサ装置(A)は、ライセンスプレートフィニッシャ29に囲まれたライセンスプレート取り付け凹部30の天井壁部に固定される。本例において、センサ装置(A)の検出領域27の中心をライセンスプレート取り付け凹部30内に位置させるために、検出光の光軸(OA)はやや車両15内方側に傾けられる(角度θ)。これにより、ライセンスプレート取り付け凹部30外での検出能が低下するために、車両15に利用者以外のヒト、動物、ゴミ等が接近した状態でセンサ装置(A)が不用意に反応することが防止できる。なお、図8において31はライセンスプレートを示す。
上記ドア開放制御部17は、上記センサ装置(A)が光検出信号を出力し、かつ、利用者が所持する電子キーに対する認証部における認証が成立している状態であるときにドライブ信号を出力してバックドア19の開放操作を行なう。
一方、キャンセル制御部18は、センサ装置(A)からの静電検出信号を受領すると、上記ドア開放制御部17の動作を停止し、所定期間、光検出信号の受領にかかわらず、バックドア19の開放操作が行われないように動作する。キャンセル制御部18によるドア開放制御部17の機能停止期間は、例えば、機能停止開始からの経過時間等により適宜決定することが可能であるが、本例においては、一旦ON、すなわち、ドア開放制御部17に対するキャンセル機能が作動した後、再びセンサ装置(A)からの静電検出信号の受領によりOFF、すなわち、ドア開放制御部17を動作させるトグル制御が行われる。
したがって、本例において、車両15周辺での作業等に先立って、まず、センサ装置(A)の光通過窓部5に触れてキャンセル制御部18をON状態としておくと、作業中に荷物等を光センサ部4の検知領域に進入させても不用意にバックドア19が開放されることがなくなり、作業性を向上させることができる。
また、周辺作業後、再び光通過窓部5に触れてキャンセル制御部18をOFF状態に遷移させて荷物等の被検知体24を光センサ部4の検出領域27に進入させることにより、バックドア19の開放操作を行うことが可能になり、荷積み作業性が向上する。
図10にドア開閉制御装置の制御部33の動作フローを示す。まず、制御部33の動作が開始されると、制御用変数の初期化、静電容量センサ部7、あるいは光センサ部4の駆動等の初期化処理が実行された後(ステップS1)、静電容量センサ部7からの静電検出信号の出力の有無を検出する(ステップS2)。
ステップS2において静電検出信号が出力されていなかった場合、光センサ部4からの光検出信号の有無を確認する(ステップS3)。外乱要因による光検出信号の出力を排除するために、光検出信号出力の判定は、所定時間光検出信号が出力されていることを条件とする(ステップS4)。
ステップS3、S4において光検出信号の出力が確認されると、電子キー32aによる認証成立を確認した後(ステップS5)、キャンセル制御部18の出力を確認し、キャンセル制御部18におけるキャンセル機能がOFFの場合(ステップS6)、ドア開放制御部17による駆動装置16の駆動を開始してバックドア19を開放させ(ステップS7)て制御を終了する。
これに対し、ステップS3からS6のいずれかおいて条件が充足しなかった場合には、ステップS2に制御を戻す。
さらに、ステップS2において静電容量センサ部7からの静電検出信号の出力が検出されると、外乱による誤検出を排除するために、静電信号出力時間を計測する(ステップS2-1)。ステップS2-1において規定時間の経過が判定されると、キャンセル制御部18のキャンセル機能を反転し(ステップS2-2)、反転の結果キャンセル機能がOFFとなった場合(ステップS2-3)、ステップS3以下を実行する。
これに対し、ステップS2-1、S2-3において条件が充足しなかった場合には、ステップS2に制御を戻す。
したがって本例において、荷物等で手がふさがっている状態であっても、検出領域27として設定されたライセンスプレート取り付け凹部30内、あるいはその近傍に荷物等を近付けるだけでセンサ装置(A)は荷物等を被検知体24として検出し、バックドア19の開放操作が行えるために、利便性が向上する。
また、バックドア19近傍でのバックドア19開放操作を伴わない作業、あるいは洗車等の場合には、予めセンサ装置(A)に触れることにより光センサ部4による検出をキャンセルすることができ、この状態で検出領域に荷物等が進入しても、バックドア19が不用意に開放することがない。
さらに、この状態で、再びセンサ装置(A)を触れると、キャンセル機能が復活するために、以後、検出領域への荷物等の挿入によりバックドア19の開放操作を行うことができる。
1 センサケース
2 発光素子
3 受光素子
4 光センサ部
5 光通過窓部
6 電極
7 静電容量センサ部
8 光透過開口
9 小凸レンズ面
10 大凸レンズ面
11 導光体
12 発光部
13 受光部
14 出力制御部
15 車両
16 駆動装置
17 ドア開放制御部
18 キャンセル制御部
19 ドア
OA 光軸

Claims (6)

  1. センサケース内に収容される受発光素子を備え、発光素子の照射光に対する検知対象による反射光の受光素子による受光により光検出信号を出力する光センサ部と、
    前記センサケースに設けられる受発光光に対する光通過窓部に配置される電極への接近を検出した際に静電センサ検出信号を出力する静電容量センサ部と、
    前記光センサ部からの光センサ検出信号を所定時間保持し、所定期間内に静電容量センサ部からの静電検出信号を受領した場合には静電検出信号を出力し、静電容量センサ部からの静電検出信号の出力がなかった場合に光センサ検出信号を出力する出力制御部とを有し、
    前記静電容量センサ部の電極には、受発光素子の光軸に対する直交面への前記対応する各受発光素子の正射投影点を中心とする所定面積の光透過開口が開設されるセンサ装置。
  2. 前記光センサ部は、単一の受光素子と、該受光素子の周りに配置される複数の発光素子とを有し、
    前記光通過窓部には、各光透過開口に対応する受発光素子に焦点位置を一致させた複数の小凸レンズ面を素子対向面に、反対面に曲率中心が前記受光素子の光軸軸線上に位置する単一の大凸レンズ面を一体に形成した導光体が配置される請求項1記載のセンサ装置。
  3. 発光素子からの照射光を光通過窓部から投光する発光部、前記発光部からの照射光を光通過窓部から受光する受光素子を備えた受光部を有し、前記受光部における発光部からの照射光の検出により光検出信号を出力する光センサ部と、
    前記発光部または受光部のいずれか一方の光通過窓部に配置された電極への接近を検出した際に静電センサ検出信号を出力する静電容量センサ部と、
    前記光センサ部からの光センサ検出信号を所定時間保持し、所定期間内に静電容量センサ部からの静電検出信号を受領した場合には静電検出信号を出力し、静電容量センサ部からの静電検出信号の出力がなかった場合に光センサ検出信号を出力する出力制御部とを有し、
    前記静電容量センサ部の電極には、対応する受発光素子の光軸に対する直交面への前記対応する各受発光素子の正射投影点を中心とする所定面積の光透過開口が開設されるセンサ装置。
  4. 前記光通過窓部には、光透過開口に対応する受発光素子に焦点位置を一致させた複数の小凸レンズ面を素子対向面に一体に形成した導光体が配置される請求項3記載のセンサ装置。
  5. 車両の外壁に取り付けられた請求項1からの4のいずれかに記載のセンサ装置と、
    前記センサ装置の光センサ検出信号の受領により駆動装置を駆動して車両のドアを開放させるドア開放制御部と、
    前記静電容量センサ部からの静電検出信号の受領により前記ドア開放制御部の動作を停止させるキャンセル制御部とを有する車両のドア開閉制御装置。
  6. 前記キャンセル制御部のキャンセル機能が、静電容量センサ部からの静電検出信号の受領毎にON-OFF反転する請求項5記載の車両のドア開閉制御装置。
JP2016078640A 2016-04-11 2016-04-11 センサ装置 Active JP6655454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078640A JP6655454B2 (ja) 2016-04-11 2016-04-11 センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078640A JP6655454B2 (ja) 2016-04-11 2016-04-11 センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017191804A JP2017191804A (ja) 2017-10-19
JP6655454B2 true JP6655454B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=60086440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016078640A Active JP6655454B2 (ja) 2016-04-11 2016-04-11 センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6655454B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7379339B2 (ja) 2018-08-07 2023-11-14 株式会社小糸製作所 センサシステム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4295006B2 (ja) * 2003-05-16 2009-07-15 シロキ工業株式会社 バックドア開閉システム
JP5105307B2 (ja) * 2008-05-28 2012-12-26 Toto株式会社 人体検出装置及びそれを用いた水栓装置
JP5316768B2 (ja) * 2009-01-15 2013-10-16 株式会社北電子 スロットマシン及びメダル検出装置
JP2014122800A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Alpha Corp フォトセンサユニット
US20150361711A1 (en) * 2014-06-13 2015-12-17 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Hallstadt Method and system for positioning a vehicle door

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017191804A (ja) 2017-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6214552B2 (ja) 光電子モジュールおよびそれを備える装置
JP5915921B1 (ja) 粒子検出センサ、ダストセンサ、煙感知器、空気清浄機、換気扇及びエアコン
KR101581061B1 (ko) 물체 검출을 위한 광 배리어 및 방법
JP2013113666A (ja) 光学式測距装置およびそれを搭載した電子機器
JP6971420B1 (ja) 操作ボタンスイッチ、操作装置、エレベータおよび自動運転車両
JP6327863B2 (ja) モーションセンサ
JP2003504631A (ja) ガラスの湿り具合検出のためのセンサ装置
JP6655454B2 (ja) センサ装置
KR101759497B1 (ko) 도파광을 이용하여 조사광을 제어하는 자외선 경화장치
JPH1145155A (ja) タッチスイッチ装置
JP2000193586A (ja) 光学式雨滴検出装置
JP5978316B2 (ja) フォトセンサユニット
JP2014071029A (ja) レーザレーダ装置
JP6833449B2 (ja) 測定装置および測定方法
JP6036116B2 (ja) レーザレーダ装置
JP5947404B2 (ja) フォトセンサユニット
CN109728803B (zh) 按键部件和电子设备
TWM469688U (zh) 光學指向模組
JP2022087993A (ja) 押しボタンスイッチ
JPWO2004068175A1 (ja) 物体検知装置
JPH0567418A (ja) 光センサ
JPH0588791B2 (ja)
JP2016040617A (ja) プロジェクター
JPH0389310A (ja) タッチセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160411

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6655454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250