JP6655436B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
近年、シリコンカーバイド化合物半導体(SiC)素子等の化合物半導体素子のような次世代半導体素子を搭載したパワー半導体モジュールの開発が進められている。SiC素子は、従来のシリコン半導体(Si)素子に対して絶縁破壊電界強度が高いことから高耐圧であり、また不純物濃度をより高く、活性層をより薄くすることができることから高効率且つ高速動作が可能な小型のパワー半導体モジュール(半導体装置とも呼ぶ)を実現することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開2015−201947号公報
しかしながら、次世代半導体素子のインテリジェント化において、シャント抵抗、変流器(CT)、サーミスタ等、半導体素子の動作状態をセンシングするセンサの実装が問題となる。従来の半導体素子ではセンサは半導体素子内に実装されるところ、次世代半導体素子は小型化が要請され、センサを半導体素子内に実装することが難しい。また、センサを実装できない場合、誤動作時に半導体素子を保護すること、例えば過電流が半導体素子に通電した際にこれを高速でオフ(すなわち、ソフトシャットダウン)するなどの動作制御を単体ですることができない。
本発明の第1の態様においては、絶縁板及び第1回路層を有する絶縁基板と、第1回路層に固着され、主電極を有する半導体素子と、第1回路層に固着される外部端子と、第1回路層に一面を対向して設けられ、第2回路層と、半導体素子の主電極及び第1回路層の少なくとも一方と第2回路層とを接続する導電ポストと、外部端子が挿入される第1貫通孔と、を有する第1プリント基板と、第1プリント基板における第2回路層が設けられた面に一面を対向して設けられ、第1プリント基板側の一面に磁気センサが搭載され、外部端子が挿入される第2貫通孔と、第2回路層と磁気センサとの間隔を一定に保持する支持体と、を有する第2プリント基板と、を備える半導体装置が提供される。
本発明の第2の態様においては、回路層付絶縁基板の第1回路層に、接合材及び半導体素子を搭載する工程と、外部端子を第1回路層に固着する工程と、第1プリント基板に形成された第2回路層に導電ポストを固着させ、第1プリント基板の第1貫通孔に外部端子を挿入し、導電ポストを半導体素子の主電極及び第1回路層に接続する工程と、第2プリント基板に磁気センサ及び磁気センサの周囲に支持体を固着させる工程と、第2プリント基板の第2貫通孔に外部端子を挿入し、第2プリント基板を第1プリント基板上に載置する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る半導体装置の回路系の断面構成を、図2における基準線AAに関する側面視において示す。 本実施形態に係る半導体装置の回路系の構成を、図1の基準線BBに関する平面視において示す。 本実施形態に係る半導体装置の回路系の構成を、図1の基準線CCに関する平面視において示す。 本実施形態に係る半導体装置の回路系の構成を、図1の基準線DDに関する平面視において示す。 半導体装置の回路系の等価回路図を示す。 本実施形態に係る半導体装置の回路系の構成を、図1の基準線EEに関する平面視において示す。 磁気センサ素子の感度曲線の一例を示す。 磁気センサ素子の時間応答の一例を示す。 半導体装置の制御系の構成を示す。 駆動電圧に対する磁気センサ素子の時間応答の一例を示す。 駆動電圧に対する磁気センサ素子の感度曲線の一例を示す。 通常動作時における磁気センサ素子の時間応答の一例を示す。 半導体装置の製造手順のフローを示す。 半導体装置の製造工程における絶縁基板の製造を示す。 半導体装置の製造工程における第1プリント基板の製造を示す。 半導体装置の製造工程における第2プリント基板の製造を示す。 半導体装置の製造工程における回路系の組み立てを示す。 半導体装置の製造工程における第3プリント基板の製造を示す。 半導体装置の製造工程における検出系の組み立てを示す。 半導体装置の製造工程における回路系及び検出系のパッケージングを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本実施形態に係る半導体装置100は、SiC素子等の化合物半導体素子を搭載したパワー半導体モジュールをインテリジェントパワーモジュール(IPM)化した装置であり、半導体素子とともにその動作状態をセンシングするセンサをモジュール内のセンシング対象に対して位置精度良く組み込み、そのセンサの出力を用いて半導体素子を高速で動作制御することを目的とする。本実施形態では、一例として、半導体素子の動作状態を示す状態量としてこれに通電される電流の量を採用し、半導体素子の動作制御としてこれをソフトシャットダウン(単にシャットダウンとも呼ぶ)することを考える。
なお、本明細書において、用語「接続」は、特に断らない限り、被接続部材が電気的に接続対象に接続されることを意味し、被接続部材が直接、接続対象に接続されるだけでなく、はんだ、金属焼結材等の導電性接合材を介して接続されることも含む。
半導体装置100は、回路系10、検出系20、パッケージ29、及び制御系30を備える。
図1は、半導体装置100の回路系10及び検出系20の断面構成を、図2における基準線AAに関する側面視において示す。回路系10は、半導体素子を組み入れて回路を構成するシステムであり、絶縁基板11、半導体素子12及び13、第1プリント基板14、導電ポスト15、第2プリント基板16、導電ポスト17、並びに外部端子19を含む。
絶縁基板11は、半導体素子12及び13がはんだ等の接合材を介して固着される基板であり、例えばDCB(Direct Copper Bonding)基板、AMB(Active Metal Blazing)基板等を採用することができる。絶縁基板11は、絶縁板11a、回路層11b、及び回路層11cを含む。絶縁板11aは、例えば窒化アルミニウム、窒化珪素、酸化アルミニウム等の絶縁性セラミックスから構成される矩形状の板状部材である。回路層11bは、例えば銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて、絶縁板11aの主面(本実施形態では上面)に設けられている。回路層11cは、回路層11bと同様に銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて、絶縁板11aの裏面(本実施形態では下面)に設けられている。
図2は、図1の基準線BBに関する平面視における回路系10の構成、すなわち絶縁基板11の上面上の構成(特に、絶縁板11aの主面上に設けられた回路層11bの構成)を示す。回路層11bは、第1〜第5領域11b〜11bを有する。
第1領域11bは、矩形状を有し、絶縁板11a上における図面上側約3分の2の領域内に設けられている。第1領域11b上の中央に、後述する半導体素子12及び13が図面横方向に並設されている。第1領域11bの図面上側の2つの角部近傍に、後述するドレイン端子19Aが立設されている。
第2〜第5領域11b〜11bは、それぞれ、矩形状を有し、絶縁板11a上における図面下側約3分の1の領域内に図面横方向に並設されている。第2領域11bは、絶縁板11a上の図面左側に位置し、後述する導通ポスト15F及びソース端子19Bが立設されている。第3領域11bは、第2領域11bに隣接し、後述する導電ポスト15D及びゲート端子19Cが立設されている。第4領域11bは、第3領域11bに隣接し、後述する導電ポスト15E及び補助ソース端子19Dが立設されている。第5領域11bは、第4領域11bに隣接して絶縁板11a上の図面右側に位置し、後述する導通ポスト15F及びソース端子19Bが立設されている。
半導体素子12は、本実施形態の半導体装置100に組み込まれるスイッチング素子であり、例えば、表面及び裏面のそれぞれに電極が設けられた縦型の金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等を採用することができる。なお、半導体素子12は、縦型の素子に限らず、表面にのみ電極が設けられた横型の素子であってもよい。
半導体素子12は、MOSFET(又はIGBT)の場合に、表面にソース電極(又はエミッタ電極)及びゲート電極、裏面にドレイン電極(又はコレクタ電極)を有する。半導体素子12は、ドレイン電極(又はコレクタ電極)をはんだ等の接合材18により回路層11bの第1領域11bに接続することで、その裏面にて絶縁基板11上に固定される。
半導体素子13は、本実施形態の半導体装置100に組み込まれる素子あり、一例として、半導体素子12に逆並列に接続されるダイオードを採用することができる。半導体素子13は、表面にアノード電極、裏面にカソード電極を有する。半導体素子13は、カソード電極をはんだ等の接合材18により回路層11bの第1領域11bに接続することで、その裏面にて絶縁基板11上に固定される。なお、回路層11bの第1領域11bにより、半導体素子13のカソード電極は半導体素子12のドレイン電極に接続される。
第1プリント基板(単にプリント基板とも呼ぶ)14は、半導体素子12及び13の表面電極を外部端子19に接続する回路基板であり、図1に示すように、絶縁板14a及び回路層14bを有する。絶縁板14aは、例えばガラスエポキシ材等から構成されるリジッド基板又はポリイミド材等から構成されるフレキシブル基板を採用することができる。絶縁板14aには、外部端子19及び導電ポスト15を通す複数の貫通孔14hが設けられている。外部端子19を通す貫通孔14hは、外部端子19によりプリント基板14に設けられている導電ポストと半導体素子12及び13の電極とを位置決めするために使用される。回路層14bは、回路層11bと同様に、銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて、絶縁板14aの表面(本実施形態では上面)に設けられている。プリント基板14は、その裏面を絶縁基板11の表面(すなわち、絶縁板11aの主面)に対向して絶縁基板11と平行に配置されている。
なお、プリント基板14は、後述する導電ポスト15により支持されて絶縁基板11上に固定されている。ここで、導電ポスト15とともに又はこれに代えて支持部材(不図示)により支持することで、プリント基板14を絶縁基板11上に固定することとしてもよい。
図3は、図1の基準線CCに関する平面視における回路系10の構成、すなわちプリント基板14の上面上の構成(特に、絶縁板14aの上面上に設けられた回路層14bの構成)を示す。回路層14bは、第1領域14b及び第2領域14bを有する。
第1領域14bは、逆向きの略U字状に成形され、上面視において、半導体素子12のソース電極、半導体素子13のアノード電極、並びに絶縁基板11の回路層11bの第1領域11b、第4領域11b、及び第5領域11bのそれぞれに少なくとも部分的に重なる。
第2領域14bは、横向きの略L字状に成形され、上面視において、第1領域14bの内側に位置して、半導体素子12のゲート電極及び絶縁基板11の回路層11bの第3領域11bに少なくとも部分的に重なる。
なお、第1領域14b及び第2領域14bは、絶縁板14aの上面上の多くの領域を占めて大面積に成形してもよい。それにより、インダクタンスの低減が図られる。また、第1領域14b及び第2領域14bの両方を絶縁板14aの表面に設けるに限らず、裏面に設けてもよいし、一方を表面及び他方を裏面に設けてもよい。
導電ポスト15は、絶縁基板11とプリント基板14との間に設けられ、それらの間で通電するための導電部材であり、一例として銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて円柱状に成形されている。導電ポスト15は、導電ポスト15A及び15B、導電ポスト15C及び15D、導電ポスト15E、及び導電ポスト15Fを含む。
導電ポスト15Aは、半導体素子12のソース電極(またはこれに繋がる端子)上に立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、ソース電極を回路層14bの第1領域14bに接続する。導電ポスト15Bは、半導体素子13のアノード電極(またはこれに繋がる端子)上に立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、アノード電極を回路層14bの第1領域14bに接続する。導電ポスト15A、第1領域14b、及び導電ポスト15Bにより、半導体素子12のソース電極と半導体素子13のアノード電極とが相互に接続される。
導電ポスト15Cは、半導体素子12のゲート電極(またはこれに繋がる端子)上に立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、ゲート電極を回路層14bの第2領域14bに接続する。導電ポスト15Dは、回路層11bの第3領域11b上に立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、第3領域11bを回路層14bの第2領域14bに接続する。導電ポスト15C、第2領域14b、及び導電ポスト15Dにより、半導体素子12のゲート電極と回路層11bの第3領域11bに接合されているゲート端子19Cとが接続される。
導電ポスト15Eは、回路層11bの第4領域11b上に立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、第4領域11bを回路層14bの第1領域14bに接続する。
導電ポスト15Fは、回路層11bの第2領域11b及び第5領域11b上にそれぞれ立設され、絶縁板14aの貫通孔14hを介して上方に延伸して、第2領域11b及び第5領域11bを回路層14bの第1領域14bに接続する。
なお、導電ポスト15A〜15Fは、その下端をはんだ等の接合材18により半導体素子12及び13並びに回路層11bに接続することでそれらの上に立設され、その上端をはんだ、ロウ付け、又はカシメにより第1プリント基板の回路層14bに接続される。
なお、導電ポスト15A〜15Fは、1つに限らず複数又は2つに限らずそれ以上の数、設けることとしてもよい。例えば、3以上の導電ポスト15Aを、半導体素子12のソース電極と回路層14bの第1領域14bとの間に設けてもよい。同様に、3以上の導電ポスト15Bを、半導体素子13のアノード電極と回路層14bの第1領域14bとの間に設けてもよい。同様に、複数の導電ポスト15Cを、半導体素子12のゲート電極と回路層14bの第2領域14bとの間に設けてもよい。
第2プリント基板(単にプリント基板とも呼ぶ)16は、半導体素子12の表面電極を外部端子19に接続するとともに半導体素子12に通電する電流を取り出す回路基板であり、図1に示すように、絶縁板16a及び回路層16bを有する。絶縁板16aは、絶縁板14aと同様に、例えばガラスエポキシ材等から構成されるリジッド基板又はポリイミド材等から構成されるフレキシブル基板を採用することができる。絶縁板16aには、外部端子19及び導電ポスト17を通す複数の貫通孔16hが設けられている。回路層16bは、回路層11b及び回路層14bと同様に、銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて、絶縁板16aの表面(本実施形態では上面)に設けられている。プリント基板16は、その裏面をプリント基板14の表面に対向してプリント基板14と平行に配置されている。
なお、プリント基板16は、後述する導電ポスト17及び支持体(不図示)により支持することで、プリント基板14上に固定されている。
図4は、図1の基準線DDに関する平面視において回路系10の構成、すなわちプリント基板16の上面上の構成(特に、絶縁板16aの上面上に設けられた回路層16bの構成)を示す。回路層16bは、逆向きの略Y字状に成形され、上面視において、半導体素子12のソース電極並びに絶縁基板11の回路層11bの第2領域11b、第4領域11b、及び第5領域11bのそれぞれに少なくとも部分的に重なる。
回路層16bは、上面視において半導体素子12のソース電極と重なる一端と絶縁基板11の回路層11bの第2領域11b、第4領域11b、及び第5領域11bと重なる他端との間に、一定の幅を有する電流路16bを含む。電流路16bには、半導体素子12のソース電極から出力される電流が通過する。
なお、プリント基板16の裏面に、半導体素子12又は半導体素子13の電磁シールドとしての金属層(不図示)を設けてもよい。金属層は、例えば銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて裏面上の広い範囲に、ただし後述する外部端子19及び導電ポスト17と非接触で設けることができる。
なお、電流路16bを含む回路層16bは、プリント基板16上に設けるに限らず、プリント基板14の絶縁板14a上に回路層14bとともに設けてもよい。係る場合、回路系10はプリント基板16を含まないで構成することができる。
導電ポスト17は、プリント基板14及び16の間に設けられ、それらの間で通電するための導電部材であり、一例として銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて円柱状に成形されている。導電ポスト17は、導電ポスト17A、導電ポスト17E、及び導電ポスト17Fを含む。
導電ポスト17Aは、プリント基板14の回路層14bの第1領域14b上に立設され、絶縁板16aの貫通孔16hを介して上方に延伸して、導電ポスト15Aにより第1領域14bに接続されている半導体素子12のソース電極を回路層16bに接続する。
導電ポスト17Eは、プリント基板14の回路層14bの第1領域14b上に立設され、絶縁板16aの貫通孔16hを介して上方に延伸して、導電ポスト15Eにより第1領域14bに接続されている回路層11bの第4領域11bを回路層16bに接続する。
導電ポスト17Fは、プリント基板14の回路層14bの第1領域14b上に立設され、絶縁板16aの貫通孔16hを介して上方に延伸して、導電ポスト15Fにより第1領域14bに接続されている回路層11bの第2領域11b及び第5領域11bを回路層16bに接続する。
なお、導電ポスト17A,17E及び17Fは、その下端をはんだ等の接合材18により回路層14bの第1領域14bに接続することでその上に立設され、その上端をはんだ、ロウ付け、又はカシメにより回路層16bに接続される。
なお、導電ポスト17A,17E及び17Fは、1つに限らず複数又は2つに限らずそれ以上の数、設けることとしてもよい。例えば、3以上の導電ポスト17A、複数の導電ポスト17E、或いは3以上の導電ポスト17Fを、回路層14bの第1領域14bと回路層16bとの間に設けてもよい。
外部端子19は、半導体素子12及び13から出力される電流を半導体装置100外に出力する又は半導体装置100外から半導体素子12及び13に信号を入力するための端子である。外部端子19は、例えば銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて円柱状に成形されている。外部端子19は、ドレイン端子19A、ソース端子19B、ゲート端子19C、及び補助ソース端子19Dを含む。
ドレイン端子19Aは、絶縁基板11の回路層11bの第1領域11bの2つの角部上に各1つ立設されている。ドレイン端子19Aは、第1領域11bを介して、半導体素子12のドレイン電極及び半導体素子13のカソード電極に接続する。
ソース端子19Bは、2つの端子を含む。一方の端子は、絶縁基板11の回路層11bの第2領域11b上に立設され、第2領域11bを介して、導電ポスト15F、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト17A及び17F、並びに回路層16bに接続される。他方の端子は、絶縁基板11の回路層11bの第5領域11b上に立設され、第5領域11bを介して、導電ポスト15F、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト17A及び17F、並びに回路層16bに接続される。それにより、ソース端子19Bは、順に、回路層11bの第2領域11b及び第5領域11b、導電ポスト15F、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト15A及び15Bを介して、又は、回路層11bの第2領域11b及び第5領域11b、導電ポスト15F、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト17F、回路層16b、導電ポスト17A、回路層14bの第1領域14b、及び導電ポスト15A及び15Bを介して、半導体素子12のソース電極及び半導体素子13のアノード電極に接続する。
ゲート端子19Cは、絶縁基板11の回路層11bの第3領域11b上に立設され、順に、回路層11bの第3領域11b、導電ポスト15D、回路層14bの第2領域14b、及び導電ポスト15Cを介して、半導体素子12のゲート電極に接続する。
補助ソース端子19Dは、絶縁基板11の回路層11bの第4領域11b上に立設され、第4領域11bを介して、導電ポスト15E、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト17A及び17E、並びに回路層16bに接続される。それにより、補助ソース端子19Dは、順に、回路層11bの第4領域11b、導電ポスト15E、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト15A及び15Bを介して、又は、回路層11bの第4領域11b、導電ポスト15E、回路層14bの第1領域14b、導電ポスト17E、回路層16b、導電ポスト17A、回路層14bの第1領域14b、及び導電ポスト15A及び15Bを介して、半導体素子12のソース電極及び半導体素子13のアノード電極に接続する。
外部端子19は、接合材による接合、超音波接合、圧入、又は溶接により絶縁基板11の回路層11b上に立設することができる。また、外部端子19をプリント基板14及び16のそれぞれの貫通孔14h及び16h並びに後述するプリント基板21の貫通孔21hに通すことで、プリント基板14、16、及び21を絶縁基板11に対して平行に位置決めすることができる。
図5は、半導体装置100の回路系10の等価回路図を示す。本実施形態の半導体装置100は、入力信号をゲート端子19C(並びに回路層11bの第3領域11b、導電ポスト15D、回路層14bの第2領域14b、及び導電ポスト15C)を介して半導体素子12に入力することで、ドレイン端子19Aから電流Idが導かれ、その電流が順に半導体素子12、導電ポスト15A及び17Aを介して、プリント基板16の回路層16bの電流路16bに流れ、導通ポスト17F(又は導通ポスト17E)、回路層14bの第1領域14b、及び導通ポスト15F(又は導通ポスト15E)、回路層11bの第2領域11b及び第5領域11b(又は第4領域11b)、並びにソース端子19B(又は補助ソース端子19D)から出力される。ここで、電流路16bに流れる電流Idが、磁気センサ22により検知される。
検出系20は、回路系10に組み込まれた半導体素子の動作状態をセンシングするシステムであり、プリント基板21、磁気センサ22、及び制御端子23を含む。
第3プリント基板(単にプリント基板とも呼ぶ)21は、半導体素子12に通電する電流を検出する磁気センサ22を搭載する回路基板であり、図1に示すように、絶縁板21a及び回路層21bを有する。絶縁板21aは、絶縁板14a及び16aと同様に、例えばガラスエポキシ材等から構成されるリジッド基板又はポリイミド材等から構成されるフレキシブル基板を採用することができる。絶縁板21aには、外部端子19及び制御端子23を通す複数の貫通孔21hが設けられている。また、絶縁板21aに、後述する制御端子23が立設されている。回路層21bは、回路層11b並びに回路層14b及び16bと同様に、銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて、絶縁板21aの表面(本実施形態では下面)に設けられている。プリント基板21は、磁気センサ22が搭載される表面をプリント基板16の上面に対向してプリント基板16と平行に配置されている。また、磁気センサ22の周囲には、センシング対象である電流路16bと磁気センサ22との位置関係を所定に保持するための支持体24が設けられている。支持体24は、銅、アルミニウム等の導電性金属を用いてもよいが、好ましくはセラミック、樹脂等の絶縁体材料等から構成される。
なお、プリント基板21は、外部端子19を貫通孔21hに通すことでプリント基板16の表面に対して平行な面において正確に位置決めされ、磁気センサ22の周囲に設けられた支持体24によってプリント基板16に対して平行に位置決めされる。なお、支持体24は、磁気センサ22の周囲に設けるだけでなく、プリント基板21の外周部に設けてもよい。また、支持体24は、プリント基板16上に設けられてもよく、支持体24に大径部を設け、支持体24が設けられた位置に対応した貫通孔をプリント基板21に設け、貫通孔に挿入し係止することでプリント基板16に対して平行に位置決めしても良い。
図6は、図1の基準線EEに関する平面視において回路系10の構成、すなわちプリント基板21の下面上の構成(特に、後述する磁気センサ22の配置及び回路層21bの構成)を示す。絶縁板14aの表面(すなわち、下面)上において、プリント基板16の回路層16bに含まれる電流路16bと重なる位置に、後述する磁気センサ22が設置されている。回路層21bは、複数(本実施形態では8つ)の配線を含み、それぞれの一端を磁気センサ22に接続し、図面上側に延びて他端を制御端子23に接続する。
なお、回路層21bは、絶縁板21aの下面に限らず上面に設けてもよい。係る場合、絶縁板21aに貫通穴を設け、これに例えば導電性金属を通すことで、絶縁板21aの上面に設けられた回路層21bを下面に設置された磁気センサ22に接続する。或いは、回路層21bは、絶縁板21aの下面と上面との両方に設けてもよい。係る場合、絶縁板21aに貫通穴を設け、これに例えば導電性金属を通すことで、絶縁板21aの下面と上面とのそれぞれに設けられる回路層を接続する。ここで、絶縁板21aの下面に第1配線を設けてこれを磁気センサ22に接続し、第1配線に対して交差して第2配線を上面に設けて制御端子23に接続してもよい。これにより、磁気センサ22の入出力を制御端子23に含まれる任意の端子に接続することができる。
磁気センサ22は、プリント基板16の回路層16bに含まれる電流路16bに電流が流れることにより発生する磁場を検知して、半導体素子12に通電される電流の量を検出するセンサである。磁気センサ22は、2つの磁気センサ素子22A及び22Bを含む。
磁気センサ素子22A及び22Bは、それぞれ個別のチップ内に構成され、平面視において図面横方向、すなわちプリント基板16の回路層16bの電流路16bにおいて電流が流れる方向に対して直交する方向に、電流路16bの中心に対して対称な位置に並設されている。なお、磁気センサ素子22A及び22Bは、単一のチップ内に構成してもよい。係る場合、それぞれの感磁部を、電流路16bにおいて電流が流れる方向に対して直交する方向に、電流路16bの中心に対して対称な位置に並設することとする。磁気センサ素子22A(22B)は、回路層21bに含まれる4つの配線(残りの4つの配線)を介して制御端子23に含まれる各2つの制御端子23a及び23b(23c及び23d)に接続されている。
磁気センサ素子22A及び22Bとして、例えば、GMR(Giant Magnetic Resistance)センサを採用することができる。磁気センサ素子22A(22B)は、ブリッジ接続された4つのGMR素子を有し、ブリッジに含まれる4つの接点のうち対向する2つの接点に制御端子23a(23c)を介して駆動電圧を供給することで磁場を検知し、その検知信号を対向する残りの2つの接点から制御端子23b(23c)を介して出力する。
図7は、磁気センサ素子22A及び22Bの感度曲線の一例を示す。GMR素子の特徴より、磁気センサ素子22A及び22Bの出力VGMRは、強度B以下の磁場に対して小さい感度を有し、強度B以上且つ強度B(>B)以下の磁場に対して大きな感度を有し、強度B以上の磁場に対して小さい感度を有する。つまり、出力VGMRは、被検出磁場の強度Bの増大に対して、強度B以下では緩やかに増大し、強度B以上且つ強度B以下では急激に増大し、強度B以上では緩やかに増大し、そして飽和する。ここで、強度B以上且つ強度B以下の強度範囲を反応領域と呼ぶ。そこで、被測定電流に対して過電流を検出するための閾値をその閾値の被測定電流により発生する磁場の強度が反応領域内に位置するように、例えば被測定電流が流れる電流路と磁気センサ素子22A及び22Bと間の距離を定める、電流路16bの幅を増減する、或いは電流路と磁気センサ素子22A及び22Bとの間に適当な磁気シールドを設けるなどにより、センサが検知する被測定電流から発生する磁場の強度を最適化する。それにより、磁気センサ素子22A及び22Bにより、被測定電流に対して閾値を超える過電流を高速で検出することが可能となる。
図8は、半導体素子12の短絡時における最適化された磁気センサ素子22A及び22Bの時間応答の一例を示す。上段は、半導体素子12の短絡時において、そのソース電極から出力されて電流路16bに流れた電流Idの時間変化を示す。時刻tにて半導体素子12が短絡した後、電流Idは時間tとともに増大し、ピークを呈し、そして振動を繰り返しつつ減衰する。下段は、この電流Idに対する磁気センサ素子22A及び22Bの出力VGMRの時間変化を示す。なお、磁気センサ素子22A及び22Bの駆動電圧は、有限の電圧値に最適化されているものとする。出力VGMRは、電流Idの増大にすぐさま反応し、半導体素子12が短絡した時刻tから時間τ経過後に極大を呈している。時間τは、例えば500ナノ秒程度である。従って、磁気センサ素子22A及び22Bにより、被測定電流に対して閾値を超える過電流を高速で検出できることがわかる。また、出力VGMRの極大値は、例えば1ボルトのオーダーである。従って、出力VGMRを増幅することなく処理でき、ひいては制御系30を簡素に構成することができる。
なお、GMRセンサに限らず、上述のような特性を有する他の磁気センサを磁気センサ素子22A及び22Bとして採用してもよい。
制御端子23は、磁気センサ22に駆動電圧を供給し、磁場の検知結果を出力するための端子である。制御端子23は、例えば銅、アルミニウム等の導電性金属を用いて円柱状に成形されている。制御端子23は、本実施形態では8つの端子(各2つの制御端子23a,23b,23c、及び23d)を含む。なお、先述の通り、2つの制御端子23a(23c)は、磁気センサ素子22A(22B)においてブリッジ接続された4つのGMR素子に、対向する2つの接点を介して共通の駆動電圧を供給するため、対向する2つの接点に配線接続される共通の1つの制御端子に置き換えてもよい。制御端子23は、プリント基板21の絶縁板21aに設けられた貫通孔21hを介して一端を絶縁板21aの下面に設けられた回路層21bに含まれるいずれかの配線に接続し、他端を上方に延伸して、プリント基板21上に立設されている。
パッケージ29は、回路系10の構成各部を封止する部材である。パッケージ29は、例えば絶縁性の熱硬化性樹脂の封止材を用いて、半導体素子12及び13が実装された絶縁基板11、導電ポスト15により半導体素子12及び13と接続されたプリント基板14、導電ポスト17により半導体素子12に接続する電流路16bを有するプリント基板16、及び磁気センサ22が搭載されたプリント基板21を内部に、半導体素子12及び13から出力される電流を半導体装置100外に出力する外部端子19及び磁気センサ22に駆動電圧を供給するとともに検知信号を出力する制御端子23をその上端を外部に突出して残りを内部に、封止する。
図9は、半導体装置100の制御系30の構成を示す。制御系30は、磁気センサ22から検知信号を受信して半導体素子12を動作制御するシステムであり、生成部31、比較部32、及び制御部33を含む。なお、制御系30は、例えば制御プログラムを実行することにより、生成部31、比較部32、及び制御部33を発現するマイクロコンピュータとしてもよいし、差分器、比較器、基準電源等の回路素子から構成されるアナログ回路としてもよい。
生成部31は、磁気センサ22が出力する検知信号に基づいて、電流路16bに流れる電流の量に応じた電流センス信号を生成するユニットである。生成部31は、制御端子23a及び23cを介して互いに異なる第1及び第2駆動電圧Vdd1,Vdd2をそれぞれ磁気センサ22に含まれる磁気センサ素子22A及び22Bに供給する。磁気センサ素子22A及び22Bは、それぞれ第1及び第2駆動電圧Vdd1,Vdd2の供給を受けて、それらに応じた出力信号Vout1,Vout2を出力する。
図10は、駆動電圧Vddに対する磁気センサ素子22A及び22Bの時間応答の変化の一例を示す。上段は、半導体素子12の短絡時において、そのソース電極から出力されて電流路16bに流れた電流Idの時間変化を示す。時刻0にて半導体素子12が短絡した後、電流Idは時間tとともに2つの極大を呈して増大し、飽和し、そして急激に減衰してゼロになる。
中段は、この電流Idに対して、(a)0V、(b)15V、及び(c)25Vの駆動電圧Vddにより駆動された磁気センサ素子22A及び22Bの出力Voutの時間変化を示す。出力Voutは、駆動電圧Vddが増大すると、それに応じて振幅を増大する。ただし、0Vの駆動電圧Vddに対しても、出力Voutは有限の振幅を呈している。
下段は、(a)0Vの駆動電圧Vddに対する出力Vout(0V)を基準としてデカップリングした(b)15V及び(c)25Vの駆動電圧Vddに対する出力Vout、すなわち(d)dVout(15V)=Vout(15V)−Vout(0V)及び(e)dVout(25V)=Vout(15V)−Vout(0V)の時間変化を示す。いずれの出力dVout(15V)及びdVout(25V)も、電流Idの増大に追従して急速に立ち上がり、電流Idの減少に追従して急速に立ち下がる。出力dVoutの立ち上がり時間τは500ナノ秒程度である。ここで、出力dVout(15V)及びdVout(25V)の振幅は、駆動電圧Vddにほぼ比例して増大している。
図11は、駆動電圧Vddに対する磁気センサ素子22A及び22Bの感度曲線、すなわち図10上段に示した電流Idに対する図10下段に示した出力(d)dVout(15V)及び(e)dVout(25V)の変化を示す。いずれの出力も、電流Idの増大に対して反応領域で急激に増大し、飽和する。その飽和値に対して例えば90%程度またはそれ以下の基準値を定める、すなわち(e)dVout(25V)の飽和値1.00(任意単位)として、例えば(d)dVout(15V)に対して0.62、(e)dVout(25V)に対して0.88と基準値を定めることで、電流Idの過電流検出が可能となることがわかる。
そこで、生成部31は、2つの基準電源及び差分器(いずれも不図示)を有し、2つの基準電源により低駆動電圧Vdd1及び高駆動電圧Vdd2を生成してそれぞれ磁気センサ素子22A及び22Bに供給し、それらの出力信号Vout1,Vout2を差分器に入力して電流センス信号dVout=Vout2(Vdd2)−Vout1(Vdd1)を生成する。ここで、低駆動電圧Vdd1は一例として0V、高駆動電圧Vdd2は一例として15V又は25Vとする。なお、これらの駆動電圧Vdd1及びVdd2は一例であり、過電流検出の基準値とともに適宜定めてよい。例えば、低駆動電圧Vdd1は0Vに限らず、高駆動電圧Vdd2より低い他の電圧値としてよい。また、高駆動電圧Vdd2は、後述する比較部32により電流センス信号を処理するのに適当な電圧値とするとよい。
比較部32は、生成部31に接続されて、これから入力される電流センス信号を基準値と比較するユニットである。比較部32は、基準電源及び比較器(いずれも不図示)を含み、基準電源により過電流検出の基準値に対応する基準電圧を生成し、これと電流センス信号とを比較器に入力して比較結果を表す信号を生成する。
制御部33は、比較部32に接続されて、これから入力される比較結果に基づいて半導体素子12を動作制御する。制御部33は、比較結果より電流センス信号が基準値を超えたこと、すなわち過電流の検出に応じてオフ信号Vを生成し、ゲート端子19Cを介して半導体素子12のゲート電極に入力する。それにより、半導体素子12がオフされて通電が止められ、半導体装置100が例えば500ナノ秒程度で高速でソフトシャットダウンされる。
なお、制御部33は、比較結果より電流センス信号が基準値を下回り、過電流が解消されたことに応じてオン信号Vを生成し、ゲート端子19Cを介して半導体素子12のゲート電極に入力することで、半導体素子12を動作回復することとしてもよい。
図12は、通常動作時における磁気センサ素子22A及び22Bの時間応答の一例を示す。上段は、通常動作時において、半導体素子12のソース電極から出力されて電流路16bに流れた電流Idの時間変化を示す。電流Idは、時刻0にて半導体素子12がオンされると急激に立ち上がってほぼ一定になり、一定時間の経過後に半導体素子12がオフされると急激に立ち下がってゼロになる。ここで、電流Idの最大は、過電流検出の閾値よりも十分小さい。
下段は、(a)0Vの駆動電圧Vddに対する出力Vout(0V)を基準としてデカップリングした(b)15V及び(c)25Vの駆動電圧Vddに対する出力Vout、すなわち(d)dVout(15V)=Vout(15V)−Vout(0V)及び(e)dVout(25V)=Vout(15V)−Vout(0V)の時間変化を示す。いずれの出力dVout(15V)及びdVout(25V)も、電流Idの変化に追従して変化せず、ほぼノイズのみを示している。ここで、出力dVout(15V)及びdVout(25V)の振幅の最大は、それぞれ、0.44及び0.35(任意単位)であり、それぞれの基準値に対して十分なマージンが得られている。従って、通常動作時において、過電流時に動作保護するよう構成された制御系30が誤って動作制御して、半導体装置100がソフトシャットダウンされるおそれはほぼないことがわかる。
半導体装置100の製造方法について説明する。図13に、半導体装置100の製造方法の手順を示す。なお、次の説明において用いる図14から図20は、各工程に係る半導体装置100の構成要素を図2における基準線AAに関する側面視において示す。
ステップS1では、半導体素子12及び13を搭載する絶縁基板11が製造される。図14に示すように、絶縁基板11は、絶縁板11aの主面及び裏面にそれぞれ回路層11b及び回路層11cを設けることで製造される。さらに、回路層11bの第1領域11bに半導体素子12及び13が、はんだ等の接合材18により実装される。また、外部端子19が、絶縁基板11上の回路層11bにはんだ等の接合材を介して立設される。なお、外部端子19は、絶縁基板11上の回路層11bに設けられた凹部に圧入等することによって立設されてもよい。
ステップS2では、第1プリント基板14が製造される。図15に示すように、プリント基板14は、絶縁板14aの表面に回路層14bを設け、複数の貫通孔14hを形成することで製造される。さらに、回路層14bの第1領域14bに導電ポスト15がはんだ、ロウ付け、圧入又はカシメを用いて接続される。
ステップS3では、第2プリント基板16が製造される。図16に示すように、プリント基板16は、絶縁板16aの表面に半導体素子12に流れる電流を通電する電流路16bを含む回路層16bを設け、複数の貫通孔16hを形成することで製造される。さらに、回路層16bに導電ポスト17がはんだ、ロウ付け、圧入又はカシメを用いて接続される。
ステップS4では、絶縁基板11、プリント基板14及び16から回路系10が組み立てられる。
図17に示すように、まず、絶縁基板11上に立設された外部端子19をプリント基板14の貫通孔14hに通して絶縁基板11の主面にプリント基板14の裏面を対向し、プリント基板14に接続された導電ポスト15の下端をはんだ、ロウ付け、又はカシメにより絶縁基板11の回路層11b、半導体素子12及び13の電極等に接続する。
次に、絶縁基板11上に立設された外部端子19をプリント基板16の貫通孔16hに通してプリント基板14の表面にプリント基板16の裏面を対向し、導電ポスト17の下端をはんだ、ロウ付け、又はカシメによりプリント基板14の回路層14bに接続する。それにより、プリント基板14及び16が、絶縁基板11上に積層される。
最後に、加熱炉等を用いて接合材18をリフローすることで、絶縁基板11上に半導体素子12及び半導体素子13が接合され、さらに絶縁基板11、プリント基板14及び16が接合されて、回路系10が構成される。
ステップS5では、磁気センサ22を搭載する第3プリント基板21が製造される。図18に示すように、プリント基板21は、絶縁板21aの表面に回路層21bを設け、複数の貫通孔21hを形成することで製造される。さらに、絶縁板21aの表面に磁気センサ22が実装される。また、絶縁板21aの表面に、磁気センサ22を周囲して、支持体24がはんだ、ロウ付け、圧入又はカシメを用いて接続することで立設される。なお、支持体24は、検出する電流値によって磁気センサ22との位置を調整できるように、支持体長さ又は第3プリント基板へ圧入する量が調整される。このため、支持体は、略円錐形状、雄ネジ状の略円柱状の形態等であって、圧入量が調整可能な形状であってもよい。本実施形態では、磁気センサ22と第2プリント基板16の第2回路層16bとの距離は、1mm〜10mmの範囲が望ましい。
ステップS6では、プリント基板21及び制御端子23から検出系20が組み立てられる。図19に示すように、プリント基板21の複数の貫通孔21hにそれぞれ制御端子23を通し、その一端を回路層21bに含まれる配線に接続し、他端をプリント基板21の裏面側に延伸することで、プリント基板21上に制御端子23が立設される。
ステップS7では、回路系10及び検出系20をパッケージングする。図20に示すように、回路系10のプリント基板16の表面から上方に延伸する外部端子19を検出系20のプリント基板21の複数の貫通孔21hに通してプリント基板21の表面をプリント基板16の表面に対向させ、プリント基板21に立設された支持体24によりプリント基板21をプリント基板16上に支持することで、検出系20が回路系10上に支持される。
ここで、外部端子19をプリント基板21の複数の貫通孔21hに通すことで検出系20に含まれるプリント基板21が回路系10に含まれるプリント基板16に対して図面横方向に位置決めされ、さらにプリント基板21上に磁気センサ22を周囲して立設された支持体24によりプリント基板21がプリント基板16に対して図面縦方向に位置決めされ、それにより磁気センサ22が電流路16bから離間(すなわち電流路16bと非接触)するとともに電流路16bに対して精度良く位置決めされる。ここでは、プリント基板21に実装された磁気センサ22の磁気センサ素子22A及び22Bが、プリント基板16の回路層16bの電流路16bにおいて電流が流れる方向に対して直交する方向に、電流路16bの中心に対して対称な位置に配置される。
この状態において、封止材を用いてパッケージ29を形成することで、回路系10及び検出系20の構成各部が内部に、ただし外部端子19及び制御端子23の上端を外部に露出して、封止される。ここで、制御系30を構成するマイクロコンピュータ又はアナログ回路はパッケージ29外に設けられ、制御端子23に接続される。なお、制御系30を構成するマイクロコンピュータ又はアナログ回路を含めてパッケージ内に封止してもよい。係る場合、外部端子19の上端のみを外部に露出する。
なお、本実施形態に係る半導体装置100において、半導体素子12は、SiCから構成されるSiC素子に限らず、Siから構成されるSi素子であってもよい。また、半導体素子12は、MOSFET及びIGBTに限らず、スイッチング動作が可能な単一の半導体素子又は複数の半導体素子の組み合わせであってもよい。
なお、本実施形態に係る半導体装置100では、半導体素子12の過電流を検出する1つの磁気センサ22(一組の磁気センサ素子22A及び22B)を組み込んだが、これに限らず、例えば過電流を検出する半導体素子又は回路素子の数に応じて複数の磁気センサ22を組み込んでもよい。係る場合、過電流を通電する電流路16bをプリント基板16に複数設け、これに対応して磁気センサ22をプリント基板21上に複数設ける。
なお、本実施形態に係る半導体装置100では、デカップリングのために、1つの磁気センサ22に2つの磁気センサ素子22A及び22Bを組み込み、それぞれに異なる電圧値を有する2つの駆動電圧を供給し、それぞれの出力の差分を生成してデカップリングすることで電流センス信号を生成することとしたが、これに限らず、1つの磁気センサ22に3以上の磁気センサ素子を組み込み、それぞれに異なる電圧値を有する3以上の駆動電圧を供給し、それぞれの出力を任意に組み合わせてデカップリングすることで電流センス信号を生成してもよい。
また、1つの磁気センサ22に1つの磁気センサ素子のみを組み込んでもよい。係る場合、磁気センサ22は、磁気センサ素子に供給する駆動電圧Vddを少なくとも低駆動電圧Vdd1及び高駆動電圧Vdd2の間で切り換える切替部をさらに有し、生成部31は、第1駆動電圧Vdd1を供給したことに応じて磁気センサ素子が出力する信号と第2駆動電圧Vdd2を供給したことに応じて磁気センサ素子が出力する信号とに基づいて、電流センス信号を生成する。
なお、本実施形態に係る半導体装置100は、半導体素子12の動作制御として、その過電流を検出して高速でソフトシャットダウンするよう構成したが、これに限らず、半導体素子12を通電する電流を検出し、その検出結果に基づいて、例えば電流量が過大な場合にこれを減少し、過少な場合にこれを増大することで電流を安定化するなど、半導体素子12を任意に動作制御することとしてもよい。
なお、本実施形態に係る半導体装置100の検出系20において採用した磁気センサ22について、電流路16bに流れる電流を高精度で検出するために、磁気センサ素子22A及び22Bを、磁気シールドを用いてカバーしてもよい。磁気センサ素子22A及び22Bは、例えばSi基板の上面を絶縁膜により覆い、その上に磁気センサ素子を構成するGMR素子を実装し、GMR素子を含めてSi基板の上面をさらに絶縁層により覆い、GMR素子の上面を含むSi基板上の範囲に例えば強磁性体を用いて磁気シールドを設ける。磁気シールドにより磁気センサ素子を外部磁場から遮蔽するとともに、電流路16bに流れる電流により生じる強い磁場を適度に遮蔽することで、磁気センサ素子22A及び22Bにより電流路16bに流れる電流を高い感度で検出することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10…回路系、11…絶縁基板、11a…絶縁板、11b…回路層、11b…第1領域、11b…第2領域、11b…第3領域、11b…第4領域、11b…第5領域、11c…回路層、12,13…半導体素子、14…プリント基板、14a…絶縁板、14b…回路層、14b…第1領域、14b…第2領域、14h…貫通孔、15,15A,15B,15C,15D,15E,15F…導電ポスト、16…プリント基板、16a…絶縁板、16b…回路層、16b…電流路、16h…貫通孔、17,17A,17E,17F…導電ポスト、18…接合材、19…外部端子、19A…ドレイン端子、19B…ソース端子、19C…ゲート端子、19D…補助ソース端子、20…検出系、21…プリント基板、21a…絶縁板、21b…回路層、21h…貫通孔、22…磁気センサ、22A…磁気センサ素子、22B…磁気センサ素子、23,23a,23b,23c,23d…制御端子、24…支持体、29…パッケージ、30…制御系、31…生成部、32…比較部、33…制御部、100…半導体装置。

Claims (14)

  1. 半導体素子を搭載する基板と、
    前記基板における前記半導体素子を搭載する面に固着される外部端子と、
    前記基板における前記半導体素子を搭載する面に対向して設けられ、前記半導体素子の主電極と電気的に接続された配線パターン、および前記外部端子が挿入される第1貫通孔を有する第1プリント基板と、
    前記第1プリント基板における前記配線パターンが設けられる面に対向して設けられ、前記配線パターンと対向する面に搭載された磁気センサ、および前記外部端子が挿入される第2貫通孔を有する第2プリント基板と、
    前記第1プリント基板および前記第2プリント基板の間に設けられ、前記第1プリント基板および前記第2プリント基板の間を一定間隔に維持する支持体と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記支持体は、前記磁気センサを囲むように前記第2プリント基板に設けられる請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記配線パターンと前記磁気センサとの間隔を、前記支持体によって調整可能とした請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記支持体は、絶縁体である請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記磁気センサは、前記第1プリント基板の前記配線パターンに対向するように前記第2プリント基板に搭載される請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記磁気センサは、前記配線パターンとの間に設けられる磁気シールドを有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記磁気センサは、
    第1駆動電圧の供給を受けて第1信号を出力する第1磁気センサ素子と、
    第2駆動電圧の供給を受けて第2信号を出力する第2磁気センサ素子と、
    を有し、
    前記第1信号及び前記第2信号に基づいて、前記配線パターンに流れる電流に応じた電流センス信号を生成する生成部をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記磁気センサは、
    磁気センサ素子と、
    前記磁気センサ素子に供給する駆動電圧を、第1駆動電圧及び第2駆動電圧の間で切り替える切替部と、
    を有し、
    前記磁気センサ素子に前記第1駆動電圧を供給したことに応じて前記磁気センサ素子が出力する第1信号及び前記磁気センサ素子に前記第2駆動電圧を供給したことに応じて前記磁気センサ素子が出力する第2信号に基づいて、前記配線パターンに流れる電流に応じた電流センス信号を生成する生成部をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記生成部は、前記第1信号及び前記第2信号の差に基づいて、前記電流センス信号を生成する請求項7又は8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1駆動電圧及び前記第2駆動電圧の一方は、0Vである請求項7から9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記電流センス信号を基準値と比較する比較部と、
    前記電流センス信号が、基準値を超えたことに応じて、前記半導体素子をオフ状態とする制御部と、
    をさらに備える請求項7から10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 一端が前記基板上の前記半導体素子に電気的に接続され、前記第1プリント基板に設けられた貫通孔を通して延伸する導電ポストを更に備える請求項1から11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記半導体素子は、SiC半導体素子である請求項1から12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 回路層付絶縁基板の第1回路層に、接合材及び半導体素子を搭載する工程と、
    外部端子を前記第1回路層に固着する工程と、
    第1プリント基板に形成された第2回路層に導電ポストを固着させ、前記第1プリント基板の第1貫通孔に前記外部端子を挿入し、前記導電ポストを前記半導体素子の主電極及び前記第1回路層に接続する工程と、
    第2プリント基板に磁気センサ及び前記磁気センサの周囲に支持体を固着させる工程と、
    前記第2プリント基板の第2貫通孔に前記外部端子を挿入し、前記第2プリント基板を前記第1プリント基板上に載置する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
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