JP6655210B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
(1)コアと、その周囲に設けられた樹脂製カバーと、前記樹脂製カバーの外側において前記コアの周囲に配置されたコイルを備える。
(2)前記コイルは、表面に自己融着層が形成された導線を備え、前記自己融着層によって隣接する導線同士が接着されている。
(3)前記樹脂製カバーは、その一部に設けられて前記コイルの端部に対向する接着部を備え、前記接着部において前記コイルの端部が前記樹脂製カバーに対して前記自己融着層により接着されている。
(1)前記接着部が、前記樹脂製カバーに設けられた壁部であり、この壁部に対して、前記コイルの端部が接着されている。
(2)前記壁部には、接着した導線の一部が露出する開口部が形成されている。
(3)前記接着部が、前記樹脂製カバーにおけるコイル端部との対向面に形成され、両者の隙間を埋める傾斜部であり、この傾斜部に対して前記コイルの端部が接着されている。
(4)前記導線が平角線であり、平角線の平面が前記樹脂製カバーの接着面に接着されている。
(5)前記樹脂製カバーの内部に、前記コアの少なくとも一部が埋め込まれている。
(1)構成
本実施形態のリアクトルは、環状コア1と、その周囲を覆う第1と第2の樹脂製カバー21,22と、コア1の脚部に装着されたコイル3とから構成されている。環状コア1は、純鉄、センダスト、Fe−Si合金などの圧粉磁心、フェライト磁心、又は積層鋼板などの磁性体から構成される。
本実施形態のリアクトルは、次のように製造する。
まず、表面に自己融着層を形成した平角線をエッジワイズ巻きして、左右の巻回部3a,3bと接続部3cを有するコイル3を形成する。この場合、平角線の巻回作業は常温で行い、表面の自己融着層が溶融せず、隣接する平角線が接着しないようにする。
本実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
本実施形態は、図5に示すように、コイル3を構成する導線の最終ターンと共に導線の引き出し部3d,3eの位置に合わせて、樹脂製カバー21,22に設ける壁部2d,2eを延長したものである。このようにすると、導線の最終ターンだけでなく、コイル3から突出した引き出し部3d,3eについても壁部2d,2eに接着することか可能になり、導線の固定がより強固となる。その結果、引き出し部3d,3eと端子との接続部が離れていても、引き出し部の振動を効果的に抑制できる。
このように、本発明においては、引き出し部3d,3eの方向や端子との接続部の位置に応じて、接着部となる壁部2d,2eの位置や形状を変更できる。
本実施形態は、図6に示すように、接着部として、樹脂製カバー21の上面の壁部2d,2eに加えて、リアクトルの側面に導線の引き出し部3d,3eを支持する壁部2hを設けたものである。すなわち、導線の引き出し部3d,3eの位置は、外部の電気回路と接続する端子の位置に合わせて種々の態様が考えられるが、それに応じて、本実施形態のように壁部2hの位置も適宜変更することが可能である。
本実施形態は、図7に示すように、樹脂製カバー21の上面に、導線の引き出し部3d,3eを重ね合わせる平坦面2i,2jを形成し、その平坦面2i,2jを引き出し部3d,3eとの接着部としたものである。この場合、平坦面2i,2jは、引き出し部3d,3eの延長方向に沿って設けるものであり、コイルの軸方向に沿って設けてもよいし、コイルの軸方向と直角の方向に設けてもよい。また、図示のように、平坦面2i,2jを、樹脂製カバー21の上面よりも1段下がった溝の底面とすることもできる。このように、溝状の平坦面2i,2jに引き出し部を配置することで、引き出し部3d,3eと樹脂製カバー21との接着強度をより向上させることができる。
本実施形態は、図8に示すように、樹脂製カバー21,22におけるコイル端面との対向面に、両者の間に生じる段差を埋めるように、樹脂を肉盛りして接着面積を増加させたものである。すなわち、コイル3の最終ターン部は、導線を巻回して形成されていることから樹脂製カバー21,22の表面に対して傾斜している。そのため、両者を単に重ね合わせただけでは、隙間が生じる。そこで、本実施形態では、樹脂製カバー21,22におけるコイル端面との対向面に、コイル3の導線の角度に合わせた傾斜部2kを接着部として形成している。
本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、次のような他の実施形態も包含する。
(1)コイル3を構成する導線は、平角線に限定されるものではなく、丸線や四角線を使用することができる。コイル3の巻回方法も、エッジワイズ巻きに限定されるものではなく、α巻きなど他の方法も採用可能である。
11a,11b、12a,12b13a,13b…I字形コア
14c,14d…ブロック状コア
15a,15b…スペーサ
21,22…樹脂製カバー
2a,2b…ボビン
2c…被覆部
2d,2e,2h…壁部
2f…開口部
2g…リブ
2i,2j…平坦面
2k…傾斜部
2m…フランジ
3…コイル
3a,3b…巻回部
3c…接続部
3d,3e…引き出し部
Claims (6)
- コアと、その周囲に設けられた樹脂製カバーと、前記樹脂製カバーの外側において前記コアの周囲に配置されたコイルと、
前記コイルは、表面に自己融着層が形成された導線を備え、前記自己融着層によって隣接する導線同士が接着され、
前記樹脂製カバーは、その一部に設けられて前記コイルの端部に対向する接着部を備え、前記接着部において、前記コイルの端部が前記樹脂製カバーに対して前記自己融着層により接着されていることを特徴とするリアクトル。 - 前記接着部が、前記樹脂製カバーに設けられた壁部であり、この壁部に対して、前記コイルの端部が接着されている請求項1に記載のリアクトル。
- 前記壁部には、接着した導線の一部が露出する開口部が形成されている請求項2に記載のリアクトル。
- 前記接着部が、前記樹脂製カバーにおけるコイル端部との対向面に形成され、両者の隙間を埋める傾斜部であり、この傾斜部に対して前記コイルの端部が接着されている請求項1に記載のリアクトル。
- 前記導線が平角線であり、平角線の平面が前記樹脂製カバーの接着面に接着されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアクトル。
- 前記樹脂製カバーの内部に、前記コアの少なくとも一部が埋め込まれている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリアクトル。
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