JP4920089B2 - エッジワイズコイル及びインダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、エッジワイズコイル及びインダクタに関し、特に、コイル部材の両端部の位置決めを容易に行うことができ、かつ、位置ずれを容易に防止することができるエッジワイズコイル及び当該エッジワイズコイルを備えるインダクタに関する。
従来より、チョークコイル等のインダクタの構成部品として、エッジワイズコイルが利用されている。一般的なエッジワイズコイルは、断面長方形の平角線材を、その断面の長辺が放射方向に延在するように螺旋状に巻回される部材である。エッジワイズコイルは断面長方形の平角線材を用いることにより扁平に構成可能であるため、高さの低い低背型の構成が要求される環境において好まれる。このエッジワイズコイルを利用した従来のチョークコイル及びインダクタンスが、引用文献1に開示されている。
従来のチョークコイルは、エッジワイズコイルを支持及び固定する円筒状のボビンと、ボビンの外周面に螺旋状に巻回されるエッジワイズコイルと、ボビンをその長手方向に挟み込むように保持する一組の上方及び下方コアとから構成されている。また、ボビンやエッジワイズコイル等の各構成部品は、それぞれ異なる製造元からアセンブリメーカに供給され、アセンブリメーカがチョークコイルを組み立て、電源基板等への実装を行うことがある。
特開2005−45119号公報
エッジワイズコイルをアセンブリメーカに搬送する際、その両端部は固定されていない。従って、アセンブリメーカが、エッジワイズコイルをボビンやコアに組み付ける際、さらに、チョークコイルを電源基板等に実装する際に、エッジワイズコイルの両端部を所定位置に正確に位置決めする必要がある。従って、エッジワイズコイルの組み付け及びチョークコイルの実装という両工程において、エッジワイズコイルの両端部を位置決めする作業が必要となり、従来のエッジワイズコイルの構造では、現状の作業時間をさらに短縮することが難しい。また、エッジワイズコイルの平角線材は扁平であることから、コアに対して、エッジワイズコイルが傾いて組み付けられたり、エッジワイズコイルが組み付けられたチョークコイル自体が傾くことによって、低背型への要求を満たすことができないことがある。
また、電子部品の微小化に伴い、エッジワイズコイルの厚さが非常に薄くなっている。このようなエッジワイズコイルの両端部を固定しない状態で搬送すると、振動や衝撃等によりエッジワイズコイルのコイル部が割れたり、切断する恐れや、自由に動く状態である両端部が曲がってしまう等の恐れがある。また、エッジワイズコイルのコイル部が輸送時の振動や衝撃等により傾くと、搬送後に行う両端部の回路基板等に対する電気的な連結が十分に行えない恐れがある。
さらに、従来のチョークコイルのように、ボビンを利用してエッジワイズコイルの両端部を位置決めすることも考えられるが、ボビンの寸法の分、チョークコイルが大きくなり、結果としてチョークコイルの低背型及び小型化の要請に応えることが難しい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で両端部の位置決め及び回路基板に対する導通を正確かつ確実に行うことができ、小型化が可能なエッジワイズコイル及び当該エッジワイズコイルを備えるインダクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のエッジワイズコイルは、基材と、両端部が前記基材に固定され、前記基材に載置される外部巻き線部と、前記基材内に延材する内部巻き線部と、を有するコイル部材と、を備え、前記外部巻き線部の一端部及び前記内部巻き線部の一端部が前記基材に固定され、前記外部巻き線部の他端部が前記内部巻き線部の他端部に電気的に連結されていることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記外部巻き線部と前記内部巻き線部とは、直列に電気的に連結されていることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記外部巻き線部の他端部と、前記内部巻き線部の他端部とは、前記基材に設けられている導通領域を介して連結されていることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記外部巻き線部の巻回軸心と、前記内部巻き線部の巻回軸心とは、同心であることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記外部巻き線部の一端部は、前記基材の位置決め凹部に絶縁部材を介して連結され、前記外部巻き線部の一端部及び前記内部巻き線部の一端部は、前記基材の同一面側に配置されていることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記コイル部材は、平角線から構成され、前記外部巻き線部の長辺面は、前記基材に対して接着剤により固定されていることを特徴とする。
本発明のエッジワイズコイルによれば、前記外部巻き線部の巻き径と、前記内部巻き線部の巻き径とが、同じであることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するための本発明のインダクタは、上述のいずれか1のエッジワイズコイルと、前記エッジワイズコイルを挟み込むように保持するコアと、を備えることを特徴とする。
本発明のインダクタによれば、前記コアは、前記コイル部材の両端部が前記コアの外部へ露出する形状であることを特徴とする。
本発明によれば、コイル部材の一部を基材内に延在し、コイル部材の両端部が基材に固定されるエッジワイズコイル及び当該エッジワイズコイルを備えるインダクタであるので、後工程において、両端部を電気部品に組み付ける際にも、改めて両端部の位置決めを行う必要がなく、正確かつ確実に両端部を回路基板に連結させることができる。特に、エッジワイズコイルの両端部が基材に固定されることから、エッジワイズコイル及び当該エッジワイズコイルを備えるインダクタに対して振動や衝撃が加えられた場合であっても、両端部の位置がずれてしまうことが無く、無用な位置決め作業の発生が防止可能である。
また、従来のインダクタでは必要であったボビンが不要となり、インダクタの低背型及び小型化を実現できる。
(a)は、本発明の実施形態に係るインダクタの外観を示す斜視図であり、(b)は、図1(a)の底面図である。 図1のインダクタの分解図である。 (a)は、図2のエッジワイズコイルを示す斜視図であり、(b)は、図3(a)のIII矢視部の拡大図である。 図2のエッジワイズコイルの裏面図である。 図2のエッジワイズコイルを構成する積層基板の積層状態を示す斜視図である。 図5の積層基板内の導通の経路を概念的に示す斜視図である。 図1のインダクタの電源基板への実装方法を示す斜視図である。
〔インダクタの構成〕
以下に、本発明の実施形態に係るエッジワイズコイル3を適用したインダクタ1について図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1(a)は、本発明の実施形態に係るインダクタ1の外観を示す斜視図、図1(b)は、図1(a)の底面図、図2は、図1のインダクタ1の分解図、図3(a)は、図2のエッジワイズコイル3を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)のIII矢視部の拡大図、図4は、図2のエッジワイズコイル3の裏面図である。なお、図面の明瞭化のため、図3(b)に示す電気絶縁接着剤20を図3(a)から割愛した。
図1及び図2に示すように、インダクタ1は、エッジワイズコイル3と、上部コア5と、下部コア7と、を備え、エッジワイズコイル3のコイル部材11が巻回される巻回軸心X方向において上部コア5及び下部コア7によりエッジワイズコイル3が挟持されている。
図3(a)に示すように、エッジワイズコイル3は、基材である積層基板9と、積層基板9に両端部13、45(図4参照。)が固定されるコイル部材11と、を備え、コイル部材11は、積層基板9に載置される外部巻き線部11aと、積層基板9内に延在する内部巻き線部11bと、を有する。即ち、内部巻き線部11bは、積層基板9内に収納されている。外部巻き線部11aは、その断面が矩形状(長方形)である銅製の平角線材から構成され、平角線材の短辺が内径面及び外径面を形成し、巻回軸心X回りに長辺が放射方向に延在するように螺旋状に巻回されている。
なお、コイル部材11を構成する外部巻き線部11aの始端部15の裏面は、積層基板9の内部巻き線部11bの上端部35(図5参照。)に半田部材17により電気的に連結されている。外部巻き線部11aを構成する平角線材は、積層基板9に固定されている始端部15から図2及び図3中の上方に向かい巻回されている。外部巻き線部11aの最上層巻部19は、積層基板9にほぼ平行に延び、積層基材9に対して垂直方向で積層基板9に近づくように延びる垂直部18に連続し、さらに、積層基板9に平行に延びる終端部13に連続する。
また、図3(b)に示すように、外部巻き線部11aの垂直部18の裏面18aは、積層基板9の縁部の切欠きである位置決め凹部10に対して電気的に絶縁できる電気絶縁接着剤16等の固定手段により固定される。従って、終端部13は、この位置決め凹部10への接着により固定され、接着後の位置ずれ等が防止される。
[積層基板の構成]
本実施形態の内部巻き線部11bは、積層基板9内に形成されている銅箔パターンにより構成される。積層基板9について主として図5及び図6を用いて説明する。図5は、図2のエッジワイズコイルを構成する積層基板9の積層状態を示す斜視図、図6は、図5の積層基板9内の導通の経路を概念的に示す斜視図である。図5(a)〜(g)の基板構成部材21〜31は、それぞれ略環状の薄板部材から形成され、その順番に重ね合わせ接合することにより、内部巻き線部11bが形成される。
積層基板9の最上層である第1の基板構成部材21は、積層基板9の表面9aを構成するものであって、レジスト層の薄膜であり、後述する第2の基板構成部材23の上面に塗布(被覆)されるものである。その厚さ方向に貫通する貫通口33が設けられている。矩形状の貫通口33を介して、外部巻き線部11aの始端部15が、半田部材17等により後述する第2の基板構成部材23の導電領域35に連結される(導電領域35が露出する)(図1〜3参照。)。第1の基板構成部材21の下層に配置されるのは、第2の基板構成部材23である。第2の基板構成部材23は、織物等に半硬化の熱硬化性樹脂を予め含浸させたシートから成るプリプレグ層と、プリプレグ層の第1の基板構成部材21と接する表面に銅箔により形成されている銅箔パターンと、を有する。銅箔パターンは、略L字形状の導電領域35と、略矩形状の導電領域37と、から構成されている。なお、銅箔パターンには、メッキ処理がなされている。
第2の基板構成部材23の下層に配置されるのは、第3の基板構成部材25である。第3の基板構成部材25は、プリプレグ層と、プリプレグ層の第2の基板構成部材23が接触する表面に対向する裏面に、その基板構成部材25の周縁に沿って延在する略C字形状の銅箔パターンである導電領域39と、を有する。第2及び第3の基板構成部材23、25を積層すると、略C字形状の導電領域39の一端部39aは、第2の基板構成部材23の略L字形状の導電領域35に、後述するスルーホール46aを介して導通する。
第3の基板構成部材25の下層に配置されるのは、コア基板層である第4の基板構成部材26である。
第4の基板構成部材26の下層に配置されるのは、第5の基板構成部材27である。第5の基板構成部材27は、第3の基板構成部材25と同様に、プリプレグ層と、プリプレグ層の第4の基板構成部材26が接触する表面に形成された銅箔パターンである導電領域39と、を有する。略C字形状の導電領域41は、第3の基板構成部材25の導電領域39と同一寸法及び同一形状(構成)である。
第5の基板構成部材27の下層に重ねられるのは、第6の基板構成部材29である。第6の基板構成部材29は、プリプレグ層と、プリプレグ層の第5の基板構成部材27に接触する表面と対向する裏面に、銅箔により形成されている銅箔パターンと、を有する。銅箔パターンは、略矩形状の導電領域43から構成されている。なお、銅箔パターンには、メッキ処理がなされている。
さらに、第6の基板構成部材29の下層に重ねられるのは、第7の基板構成部材31である。第7の基板構成部材31は、積層基板9の裏面9cを構成するものであって、基材9の最下層を構成するレジスト層の薄膜であり、第6の基板構成部材29の下面に塗布(被覆)されるものである。最上層である第1の基板構成部材21と同様に、第7の基板構成部材31の厚さ方向に貫通する略矩形状の貫通口45が設けられている。この貫通口45を介して、第6の基板構成部材29の矩形状の導電領域43が後述する電源基板51の導通パッド55に導通できる構成である。従って、導電領域43は、本実施形態におけるコイル部材11の一端部を構成する。
さらに、上記の第1〜第7の基板構成部材21〜31には、同一寸法、同一形状、同一位置で厚さ方向に貫通する複数のスルーホール46(46a、46b、46c)が、前述の各導電領域35〜43の形成後に穿孔されるとともに、メッキ処理が施されている。従って、積層基板9は、スルーホール46を介して基板構成部材の所定の導電領域間で導通できる構成となっている。
例えば、第2の基板構成部材23の略L字状の導電領域35は、スルーホール46aを介して、第3及び第5の基板構成部材25、27の導電領域39、41の一端部39a、41aの各々に導通している。また、第3及び第5の基板構成部材25、27の導電領域39、41の他端部39b、41bは、スルーホール46b、46cを介して、第2の基板構成部材23の略矩形状の導電領域37と第6の基板構成部材29の略矩形状の導電領域43に導通している。
また、第1〜第7の基板構成部材23〜29は、スルーホール46を除いて互いに導通しない構成である。従って、図6に示すように、第1〜第7の基板構成部材21〜31(積層基板9)の内部には、電流が流れる導通経路(一点鎖線で示す)32である内部巻き線部11bが形成される。
なお、本実施形態では、上記の通り、第3及び第5の基板構成部材25、27の略C形状の導電領域39、41の導電パターンは並列に連結されているが、本発明は特にこの構成に限定されることはない。すなわち、内部巻き線部の形状、巻数、寸法、巻回方向等は、所望のインダクタンス容量に応じて適宜変更できる。また、本実施形態では、内部巻き線部のインダクタンス容量は、外部巻き線部の1ターン分のインダクタンス容量と等価になるように設定している。
[コアの構成]
上記構成のエッジワイズコイル3は、図1及び図2に示すように、同一寸法、同一形状である上方コア5及び下方コア7により保持される。従って、下方コア7のみについて説明する。平面視で瓢箪の如き形状の基部7aと、基部7aのほぼ中央部で、巻き線軸線X方向に沿って突出する円柱状の支持部7dと、基部7aの両端部から、支持部7dと同方向に隆起する突出部7b及び図7cと、を備える。
支持部7dの外径は、積層基板9の内周面49の直径より若干小さくなるように寸法付けされ、積層基板9の開口内に支持部7dが位置するように、積層基板9を下方コア7dに装着すると、下方コア7の積層基板9に対する位置決めがなされる。突出部7b、7cの湾曲面7f、7gと、積層基板9の円弧状部の外周面9bとは、曲率半径がほぼ同じように寸法付けされ、積層基板9の下方コア7dへの組み付け性を向上させている。
また、下方コア7と上方コア5は、下方コア7の支持部7dと上方コア5の支持部5dとを対面させて突き合わせると、エッジワイズコイル3を上方及び下方コア5、7間に保持しつつ、下方コア7の支持部7dの先端部にある当接面7eが、上方コア5の支持部5dの当接面5eに対向するような寸法関係を有する。
また、図4に示すように、エッジワイズコイル3の一方の端部は、基材9の裏面9cの貫通口45から露出した内部巻き線部11bの導電領域43(コイル部材11の端部)であり、エッジワイズコイル3の他方の端部は、裏面9cと同一平面上に延在するコイル部材3の端部、すなわち外部巻き線部11の終端部13である。すなわち、エッジワイズコイル3の両端部が、積層基板の同一面側に配置される構成である。
〔インダクタの電源基板への実装方法〕
図1、図2、図4及び図7を参照しつつ、インダクタ1を電源基板51へ実装する工程について説明する。図7は、図1のインダクタ1の電源基板51への実装方法を示す斜視図である。
インダクタ1が装着される電源基板51は、不図示の導電パターンが表面に形成されている板状部材である。また、電源基板51には、その厚さ方向に貫通する貫通穴51aが穿孔され、貫通穴51aは、平面視において、下方コア7の基部7aの外形と相補的な形状を呈している。下方コア7が貫通穴51aに挿入されると、積層基板3の裏面9cの部位中の、上方及び下方コア5、7から外部に露出している実装支持部9d(図1(b)及び図7参照。)が、貫通穴51aの幅寸法を狭くするように延びる一対の突出部51bに当接する。
電源基板51の突出部51bの一方の近傍には、2つの矩形状の導通パッド53、55が離間して配置されている。導通パッド53、55は、不図示の導電パターンに電気的に連結している。また、インダクタ1が貫通穴51a内に挿入され、実装支持部9dが突出部51bに当接すると、導通パッド53、55は、エッジワイズコイル3の両端部(導電領域43、終端部13)に接触するように構成されている。上記構成のインダクタ1の実装は、実装支持部9dが、突出部51bに接着剤等で固定されるとともに、外部巻き線部11aの終端部13が導通パッド53に半田付けされ、内部巻き線部11bの導電領域43が導通パッド55に半田付けされると完了する。
前述の通り、エッジワイズコイル3のコイル部材11の両端部(導電領域43、終端部13)が、積層基板9に固定されていることから、エッジワイズコイル3を組み込んだインダクタ1を、電源基板51等の回路基板に実装する場合であっても、エッジワイズコイル3の積層基板9である基材を回路基板に対して位置決めを行うだけで、エッジワイズコイル3の両端部を回路基板の導電パターンへ導通させることができる。従って、実装工程においてエッジワイズコイル3の両端部を位置決めするという、従来の煩雑な作業が不要になる。なお、インダクタが実装される回路基板の形状に従って、エッジワイズコイル3の両端部の位置を、積層基板の任意の位置に変更できることは言うまでもない。
さらには、エッジワイズコイル3自体又はインダクタ1に対して振動や衝撃が加えられた場合であっても、エッジワイズコイル3の両端部13、45が積層基板9に固定されていることから、両端部13、45の位置がずれてしまうことがなく、無用な位置決め作業の発生を防止可能である。
なお、本実施形態では、外部巻き線部11aの積層基板9と接触する、最下層巻き部の裏面(長辺面)を、接着剤により積層基板9に固定し、外部巻き線部11aの振動や衝撃に対する形状保持性を向上させている。また、本実施形態では、外部巻き線部11aは、隣接する長辺面同士が互いに接触し螺旋状に巻回する構造のコイル部材となっている。そのため、エッジワイズコイル及び当該エッジワイズコイルが組み付けられたインダクタの低背化を促進できる。
さらに、本実施形態では、内部巻き線部を支持する基材9上に外部巻き線部11aを載置する構成としたが、本発明は、この構成に限定されない。例えば、基材の表面及び裏面に外部巻き線部を載置する構成としても良く、少なくも基材の内部に延在する内部巻き線部と基材の外部に延在する外部巻き線部を有するエッジワイズコイルであれば、種々の態様を選択できる。
さらに、本実施形態では、外部巻き線部11a及び内部巻き線部11bの巻き径が同じに設定しているが、本発明は、この構成に限定されることなく適宜変更できる。また、本実施形態のエッジワイズコイル3は、その巻回軸心Xが積層基板9に対して垂直に延在する構成であるが、本発明はこの構成に限定されることなく適宜変更できる。基材には、複数の積層基板構成部材が複数重ね合わされた積層基板9を用いたが、単層の基材を用いたり、エッジワイズコイルが組み付けられるインダクタの形状に合わせて、湾曲した形状や、凹凸を有する形状の基材を用いることもできる。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 インダクタ
3 エッジワイズコイル
5 上部コア
7 下部コア
9 積層基板(基材)
10 位置決め凹部
11 コイル部材
11a 外部巻き線部
11b 内部巻き線部
13、15 端部
16 電気絶縁接着剤
17 半田部材
18 垂直部
18a 接着剤
19 最上層巻部
21〜31 基板構成部材
32 導通経路
33、45 貫通口
35〜43 導電領域
46 スルーホール
51 電源基板
53、55 導通パッド

Claims (9)

  1. 基材と、
    両端部が前記基材に固定され、前記基材に載置される外部巻き線部と、前記基材内に延材する内部巻き線部と、を有するコイル部材と、を備え
    前記外部巻き線部の一端部及び前記内部巻き線部の一端部が前記基材に固定され、前記外部巻き線部の他端部が前記内部巻き線部の他端部に電気的に連結されていることを特徴とするエッジワイズコイル。
  2. 前記外部巻き線部と前記内部巻き線部とは、直列に電気的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のエッジワイズコイル。
  3. 前記外部巻き線部の他端部と、前記内部巻き線部の他端部とは、前記基材に設けられている導電領域を介して連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエッジワイズコイル。
  4. 前記外部巻き線部の巻回軸心と、前記内部巻き線部の巻回軸心とは、同心であることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち、いずれか1に記載のエッジワイズコイル。
  5. 前記外部巻き線部の一端部は、前記基材の位置決め凹部に絶縁部材を介して連結され、前記外部巻き線部の一端部及び前記内部巻き線部の一端部は、前記基材の同一面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち、いずれか1に記載のエッジワイズコイル。
  6. 前記コイル部材は、平角線から構成され、前記外部巻き線部の長辺面は、前記基材に対して接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち、いずれか1に記載のエッジワイズコイル。
  7. 前記外部巻き線部の巻き径と、前記内部巻き線部の巻き径とが、同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち、いずれか1に記載のエッジワイズコイル。
  8. 請求項1乃至請求項のうち、いずれか1に記載のエッジワイズコイルと、
    前記エッジワイズコイルを挟み込むように保持するコアと、を備えることを特徴とするインダクタ。
  9. 前記コアは、前記コイル部材の両端部が前記コアの外部へ露出する形状であることを特徴とする請求項に記載のインダクタ。
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